「七兵衛」の使い方、ほかの品詞の結びつき

七兵衛だけがときどき食べものを運んで来た　　七兵衛が来ての　　七兵衛を知ってる　　七兵衛の船は石碑のある　　七兵衛の船は七兵衛が乗って　　七兵衛はさながら棲息して　　七兵衛は空を仰いで　　七兵衛は腰を撓めて　　七兵衛は胸が轟いて　　七兵衛の手に残して　　七兵衛が船に助けられて　　七兵衛が台所にずらりと懸って　　七兵衛はなおしおらしい目から笑を溢して　　七兵衛は笑傾け　　七兵衛と謂う　　七兵衛は孫をつかまえて　　七兵衛は口を尖がらかして　　七兵衛はその時から怪んで今も真前に目を着けたが　　七兵衛はさりとも知らず　　七兵衛ちっとも透さず　　七兵衛は気を替えて　　七兵衛はずいと立って　　七兵衛は勝手の戸をがらりと開けた　　七兵衛は鯛と一緒に頂戴した　　七兵衛は答えた　　七兵衛はいかにものびやかな顔をして　　七兵衛はさっきから黙って聞いていたが　　七兵衛はまた訊いた　　七兵衛は無言で娘を招くと　　七兵衛は少しせいた　　七兵衛は立ちあがった　　七兵衛にせき立てられて　　七兵衛の顔には抑え切れない　　七兵衛は四谷の忍町に五代つづきの　　七兵衛も費用を惜しまずに　　七兵衛は思った　　七兵衛は多分の礼金を彼にあたえて別れた　　七兵衛は少しく眉をよせた　　七兵衛はそれを信じない　　七兵衛は言った　　七兵衛の衾の袖をつかんで　　七兵衛も察した　　七兵衛の耳に鼠の足音を聞いた　　七兵衛は床の上に起き直って　　七兵衛も待ちかねた　　七兵衛は起きあがった　　七兵衛の注意をひいた　　七兵衛はしずかに訊いた　　七兵衛は自分の耳を疑うほどに驚かされた　　七兵衛も我ながら腹が立つやら　　七兵衛もいろいろ考えた　　七兵衛も思案にあぐんだ　　七兵衛も言った　　七兵衛は諦めた　　七兵衛はいっさいの罪を自分にひき受けて　　七兵衛は路用として十両の金をわたした　　七兵衛に入れてある　　七兵衛から借りた　　七兵衛と申します　　七兵衛は思わず小首を傾けながら　　七兵衛は思わず自分のふところを撫でてみる　　七兵衛はなんと考え直したか　　七兵衛は丁寧に頭を下げて　　七兵衛とお松の面を等分に見比べておりますと　　七兵衛はお松を引合わせると　　七兵衛は店先へ腰を下ろして　　七兵衛のかげに　　七兵衛とお松はハッと面を見合せましたが　　七兵衛の前へ進み出で　　七兵衛の前へ突き出すと　　七兵衛はここで紙包をポンと突き返して　　七兵衛を見ます　　七兵衛の鋭い権幕を見て　　七兵衛は煙管をポンと叩いて　　七兵衛の言い分が巽上りになって　　七兵衛は小包を解いて　　七兵衛は煙管を筒の中に納めて　　七兵衛はお松を促して連れて行く　　七兵衛がまだ返答もしきらない　　七兵衛とお松は煙に捲かれて　　七兵衛とお松とを店頭から追い払った　　七兵衛は冷やかに笑って　　七兵衛は変った　　七兵衛を呼びつけて　　七兵衛が来たら切らぬまでも　　七兵衛は来ない　　七兵衛はいないか　　七兵衛が見えました　　七兵衛は平気な面でやって来て　　七兵衛は抜からず　　七兵衛は自分の家へ帰って　　七兵衛も大分弱った　　七兵衛は固くなった　　七兵衛の大罪を知る　　七兵衛に助けられた　　七兵衛の手からお松を預かった　　七兵衛から貰った　　七兵衛が最初この家へ入った　　七兵衛は妻恋坂から本郷元町の山岡屋の前まで来る　　七兵衛の面を仰ぎ　　七兵衛は気味の悪い紙屑買いと思いながらも　　七兵衛はジロリと紙屑買いの面を見ると　　七兵衛は懐中から取り出した　　七兵衛は紙屑買いの手を取って　　七兵衛は紙屑買いの手を捻じ上げると　　七兵衛が首筋を締め上げると　　七兵衛の足は直ぐに京都へ飛ぶであろう　　七兵衛の風情を見比べて　　七兵衛は丁寧にお辞儀をして　　七兵衛は振返りました　　七兵衛が通された　　七兵衛は教育を受けられなかった　　七兵衛は手枕で横になり　　七兵衛はお松の身受けに来た　　七兵衛は身を起して　　七兵衛はお松の侍女時代を知らなかったから　　七兵衛の眼もなんとなしに潤うてきます　　七兵衛も悲しくなる　　七兵衛は腕を組んで　　七兵衛にしても　　七兵衛は胸算用をはじめました　　七兵衛もそぞろ物の哀れを感ずる　　七兵衛はここで時間を少しよけいに費したい　　七兵衛の方へ持って来て　　七兵衛と小間物屋と話のきっかけが出来る　　七兵衛は小間物屋の面を見ながら　　七兵衛なにげなくそれを受けて　　七兵衛と一献を取交して出て行ってしまった　　七兵衛はようやく飯を食いはじめながら　　七兵衛が目星をつけておいた　　七兵衛は飯を食い終って　　七兵衛が行けば　　七兵衛が魚をとる　　七兵衛に来る　　七兵衛が盗んで来た　　七兵衛が斬られて　　七兵衛が覘った　　七兵衛を不審がらせた　　七兵衛はちょっとした羽織を引っかけて　　七兵衛は喜んで　　七兵衛は尻を端折った　　七兵衛の来る　　七兵衛は影を見せない　　七兵衛ではないかと思って駈け出して見たけれども　　七兵衛待遠しさに眠れないので　　七兵衛の宿というのを聞いておかなかったから　　七兵衛は屋根と屋根とを蝗のように飛び越えて行ってしまいました　　七兵衛の方で竜之助に気のつかなかった　　七兵衛の眼を外れた　　七兵衛が腰をかけた　　七兵衛は饅頭を食いながら　　七兵衛もちょっとした刀の鑑定ぐらいはできる　　七兵衛はこの刀を抜いて　　七兵衛は目釘を外して　　七兵衛は思う　　七兵衛は忙しく懐中へ手を入れて　　七兵衛と申す　　七兵衛は笠をとりながら　　七兵衛はジリジリと押しつめる　　七兵衛がやや冷笑を含んで言い放つと　　七兵衛がなお何をか言わんとする　　七兵衛を捨てて　　七兵衛は早く兵馬に知らせたい　　七兵衛を呼び留めました　　七兵衛は何も知らない　　七兵衛を怪しい者と認めたらしく　　七兵衛のうしろから差向けて　　七兵衛の右の頬のわきおよそ一尺ぐらいのところを風を切って通ります　　七兵衛も驚いた　　七兵衛の姿は見えない　　七兵衛は針ヶ別所に近い或る山の上に立って　　七兵衛が下りて行った　　七兵衛が水を呑みに下りて来た　　七兵衛やお松がどうしてここへ来るかを知らねばなりませんけれど　　七兵衛やお松の姿はここには見えませんでした　　七兵衛に相違ありません　　七兵衛は過ぎて行く　　七兵衛はこれだけの話を聞いて　　七兵衛がこうして隠　　七兵衛は先を急ぐ　　七兵衛が少しく身をかわしたから　　七兵衛の肉へは透らないで　　七兵衛は急に焦れったがって　　七兵衛に打たれて　　七兵衛の跡を逐いかけます　　七兵衛の名を借りて　　七兵衛はムク犬と一緒にどこへか駈けて行ってしまった　　七兵衛と向い合いに　　七兵衛をジロリと見ました　　七兵衛は壺焼の代を払おうとします　　七兵衛は百文ばかりの銭を抛り出して出ると　　七兵衛をやり過ごして　　七兵衛を通り抜いてしまう　　七兵衛は返事をしたものの　　七兵衛は足に速力を加えて歩くと　　七兵衛と押並ぶ　　七兵衛より後にもならず　　七兵衛に挨拶して　　七兵衛もなんだか一杯食わされた　　七兵衛は思いました　　七兵衛もまた大きな石へ腰をかける　　七兵衛の眼がピッタリ合う　　七兵衛は承知をしたともしないとも言わずに　　七兵衛をして　　七兵衛も坐り込んで　　七兵衛がする　　七兵衛が待っている　　七兵衛が短いのを引いて　　七兵衛の枕許へ来た　　七兵衛は起き上る　　七兵衛は身仕度を解しはじめる　　七兵衛が多年の老巧を以てして　　七兵衛はこう言う　　七兵衛がめざして来た　　七兵衛が笑いながら　　七兵衛がどうしました　　七兵衛に出し抜かれて　　七兵衛の魂胆を喋ってしまいたいと思いますが　　七兵衛の方はお前様にお近づきがある　　七兵衛はあの先生を尋ねる　　七兵衛が今どこにいるか　　七兵衛の方へついて　　七兵衛の友達といったからって　　七兵衛と打合せがしてあって　　七兵衛が行って　　七兵衛の駈けて行った　　七兵衛の野郎を出し抜いた　　七兵衛のような気味の悪い男に跟けられたり　　七兵衛は兵馬と一緒に歩く　　七兵衛が言う　　七兵衛が兜を脱いでしまいます　　七兵衛が上から棒で突き流すと　　七兵衛はその片腕を棒の先で砂洲の上へ掻き上げて　　七兵衛はなお川上を見る　　七兵衛は棒の先で砂場へ穴を掘って　　七兵衛は見ている　　七兵衛は細引をやめて　　七兵衛は述懐めいた　　七兵衛は兵馬が書いた　　七兵衛の素姓をよく知らない　　七兵衛とおっしゃると　　七兵衛は平らな岩の上に立って　　七兵衛は蔽いかぶさった　　七兵衛は深く覗き込んで　　七兵衛は兵馬を残して　　七兵衛は声のする　　七兵衛もいささか毒気を抜かれます　　七兵衛はこの子供にまくし立てられてしまい　　七兵衛も少し乗　　七兵衛はついにそれより以上の要領を得なかったから　　七兵衛が岩を飛び越えて　　七兵衛はそれを知りながら　　七兵衛ははたから穿かせてやって　　七兵衛の挙動に不審の点を発見してきました　　七兵衛の挙動に合点のゆかぬ　　七兵衛には置手紙をしただけで出かけてしまって　　七兵衛もそれを賛成したのに　　七兵衛なる者に対する疑点が深くなりました　　七兵衛はかなり忠作をからかっていたが　　七兵衛がここで姪と言うた　　七兵衛は二度ばかり訪ねてくれたけれども　　七兵衛が来る　　七兵衛が待っていました　　七兵衛が暫く考えていましたが　　七兵衛と別れて　　七兵衛の合図を待つ　　七兵衛の合図ばかりを待っていると　　七兵衛は山下の銀床へ帰りました　　七兵衛は笑っているが　　七兵衛とがんりきとはこんな問答をして　　七兵衛はこの銀床を立ち　　七兵衛は考えながら歩きましたが　　七兵衛の面を睨みました　　七兵衛の面を見返しました　　七兵衛の信用を得て　　七兵衛もおかしくもあり　　七兵衛に焚きつけられた　　七兵衛はお角を嗾しかけました　　七兵衛はその有様を見て　　七兵衛は自分が見え隠れにこの女連を守護して行く　　七兵衛を通してお角から聞いてもらった　　七兵衛が意見をしておきました　　七兵衛は米友に向って　　七兵衛もお絹も一致しているが　　七兵衛が助けると言って出かけたが　　七兵衛はそれを押えて　　七兵衛はお松にことわって　　七兵衛は鍋焼うどんを慰めました　　七兵衛はかなり重味のある　　七兵衛は上り端へ腰をかけて　　七兵衛は米友を顧みて　　七兵衛もまた明るくなる　　七兵衛がお松の耳に口を当ててささやくと　　七兵衛が窓から投げ込んで行った　　七兵衛は兵馬の消息を知りたい　　七兵衛やがんりきが通って来たと　　七兵衛に尋ねてみる　　七兵衛が首を左右に振りました　　七兵衛の面を見る　　七兵衛は煮えきらない　　七兵衛はそれを気にかけないで　　七兵衛は少しばかり行って踏みとどまり　　七兵衛は普請場の方へ行こうとした　　七兵衛は微笑みました　　七兵衛のいる　　七兵衛は少しばかり泡を食って　　七兵衛はその下を潜ろうか　　七兵衛も同じように腰をかけて　　七兵衛はいざ知らず　　七兵衛をも尻目にかけながら　　七兵衛もムッとして　　七兵衛の眼の前へ突きつけた　　七兵衛の前へ並べて　　七兵衛はこう言って　　七兵衛らしくあります　　七兵衛が面を出したという　　七兵衛が島原の遊廓附近に彷徨うて　　七兵衛の胆を冷させた　　七兵衛は山崎譲につかまって　　七兵衛は得意の微笑を浮べると　　七兵衛の手に抓み上げた　　七兵衛は山崎譲にその合鍵の輪を渡して　　七兵衛から促されて　　七兵衛が草鞋の紐を結んでいると　　七兵衛は草鞋の紐を結び換えながら　　七兵衛から借受けた　　七兵衛の敵ではありません　　七兵衛が先に立っての　　七兵衛からこう言って尋ねかけられた　　七兵衛のおじさんが来てくれたならと　　七兵衛がこういうと　　七兵衛のいう　　七兵衛は確信あるものの如く　　七兵衛は神社の表へ廻り　　七兵衛と共にいず　　七兵衛が箱を抱えて　　七兵衛も呆れ　　七兵衛の出て来た　　七兵衛が叱りつけると　　七兵衛の沽券が下る　　七兵衛がこう言って　　七兵衛が取り上げておしいただいてから　　七兵衛に向って　　七兵衛は苦笑いをしながら　　七兵衛も納得したらしい　　七兵衛があざ笑いました　　七兵衛が面白がって　　七兵衛が面白半分に頭をひねって　　七兵衛は山崎を案内して　　七兵衛も傍から覗き込みました　　七兵衛と共に歩いて行った　　七兵衛の奴が後ろに隠れていてやった　　七兵衛ではありません　　七兵衛に似た　　七兵衛の奴とばかり思っていた　　七兵衛が附いて　　七兵衛にお聞かせ下さいまし　　七兵衛も感心致しました　　七兵衛の手で出来れば　　七兵衛は少しく膝を進ませて　　七兵衛は弁天様にちょっと御挨拶をしてから　　七兵衛は池尻の松の大樹の林の中を鍬を提げて歩いて行き　　七兵衛が苦りきっていうと　　七兵衛が鍬をついて　　七兵衛の掘り出した　　七兵衛は頭を振って　　七兵衛が取合わないで　　七兵衛はその後ろ影を見送って　　七兵衛が笠もかぶらず　　七兵衛の手から出たという　　七兵衛の言葉もろくろく耳には入らない　　七兵衛はなお念を入れて　　七兵衛と袂を別ってしまいました　　七兵衛に別れた　　七兵衛の手から出た　　七兵衛の言葉の端をたどって　　七兵衛のおじさんは旅にばかりいて　　七兵衛なり或いはがんりきの百蔵なりに頼むべき　　七兵衛はよくそれを呑込んでいる　　七兵衛もまたつくづくその真理であることを感ずる　　七兵衛の邪道を行く　　七兵衛も相槌を打ちますと　　七兵衛はおおよろこびで　　七兵衛の目に残りました　　七兵衛が自分を歯痒く思った　　七兵衛としては妙な心に動かされました　　七兵衛は旅仕度をととのえて　　七兵衛の飯綱権現信仰の心持はわかりませんが　　七兵衛も思わず立ちどまって　　七兵衛が仰いで見ますと　　七兵衛も惜しいものだという気になって　　七兵衛を見ました　　七兵衛はなお立去らず　　七兵衛は沈黙してしまいました　　七兵衛には少しもわかりませんから　　七兵衛にいわせると　　七兵衛はいよいよ驚かされました　　七兵衛のように諸国を飛び歩いている　　七兵衛が早くもかんづきました　　七兵衛はよく知っている　　七兵衛がこれらの連中と枕を並べて寝た　　七兵衛をながめ　　七兵衛はギクリとしましたけれど　　七兵衛は同行しながらも　　七兵衛がいいますと　　七兵衛は一歩しりぞいて　　七兵衛とが通りかかったので　　七兵衛と泊り合わせた　　七兵衛も驚きました　　七兵衛が苦い面をしました　　七兵衛の耳に入りました　　七兵衛が気取った　　七兵衛が江戸への往還の道だからよく知ってはいるが　　七兵衛は再びこの松に落ちつく　　七兵衛も思案して　　七兵衛は早くも本堂の天井裏に身をひそませて　　七兵衛が疑い出した　　七兵衛が胸を打ちました　　七兵衛が天井裏でニッと笑いました　　七兵衛がその婦人たちの横顔をうかがうと　　七兵衛にもわからない　　七兵衛はソロソロと天井裏を這い出して　　七兵衛が天井裏で眺めていた　　七兵衛が先刻の裸蝋燭へ火をつけた　　七兵衛がドッカとみこしを据えてしまいました　　七兵衛の物笑いの種となるばかりでなく　　七兵衛と一緒に住んでいる　　七兵衛も寝巻姿で飛出して来たが　　七兵衛はすでに息を引取っていた　　七兵衛は町内の走使いをしていたから　　七兵衛はまた一枚の小判を取って　　七兵衛は抜からぬ　　七兵衛は得意になって　　七兵衛が胸算用をしては　　七兵衛はそういいながら　　七兵衛の金を蔵う手つきまでが堪らなく　　七兵衛の運ぶ　　七兵衛はすました　　七兵衛も気が知れない　　七兵衛の奴が珍しくどこかへ出かけてしまいました　　七兵衛の籠っていた　　七兵衛が金銀の山を築いていた　　七兵衛が帰って来たら　　七兵衛は帰って来ませんでした　　七兵衛は帰って来ない　　七兵衛が帰らないので　　七兵衛が帰って来た　　七兵衛がヌッと立って　　七兵衛を見返りながら　　七兵衛は表向いて　　七兵衛は神尾の急を救う　　七兵衛は七兵衛としての一つの大望がありました　　七兵衛は神尾主膳に向って　　七兵衛がいうには　　七兵衛は真顔になって　　七兵衛がいう　　七兵衛も呆れながら飽かず眺めておりました　　七兵衛の姿が見えなくなりました　　七兵衛は暗いところから睨めているらしい　　七兵衛は心得たけれど　　七兵衛があやしみました　　七兵衛も固唾を呑んで　　七兵衛はほほえみました　　七兵衛のある　　七兵衛のツイ眼と鼻の先へ来て　　七兵衛も苦笑をしない　　七兵衛が呆れる　　七兵衛が呆れ返って　　七兵衛がこうして納まり返っているけれども　　七兵衛が思わず口走った　　七兵衛は煙管を取落して　　七兵衛をめいらせる　　七兵衛は常々そう思っている　　七兵衛も今はそれを考えて　　七兵衛が考え出しました　　七兵衛のした　　七兵衛にして　　七兵衛はまだ壁の一枚絵を一心にながめてはいるが　　七兵衛を煙にまく　　七兵衛がオドかせば　　七兵衛はうとうとと夢路に迷い込みました　　七兵衛は夢うつつに聞いておりました　　七兵衛から聞いてね　　七兵衛につれられて行って　　七兵衛がよく知っていますよ　　七兵衛の身を以て虎穴を探って来た　　七兵衛でも聞いていた　　七兵衛の七兵衛たるゆえんかも知れない　　七兵衛に限って　　七兵衛には皮肉に響かないで　　七兵衛がさあらぬ　　七兵衛が笑いました　　七兵衛はそれを打消す　　七兵衛もいいかげんに見切りをつけて　　七兵衛が立去った　　七兵衛は騒がない　　七兵衛の姿を見やり　　七兵衛の姿を見ているから　　七兵衛は耳を澄まして　　七兵衛が炉辺で意外な物を見つけて　　七兵衛が何事をか注意し出したのに　　七兵衛のそれといって指した　　七兵衛の前に差出してから　　七兵衛があわてて　　七兵衛の実家を尋ねたという　　七兵衛にすすめると　　七兵衛としておかしいくらいに見えました　　七兵衛にすすめました　　七兵衛もこうなると　　七兵衛がまた気色ばみました　　七兵衛はのっ込んでしまいました　　七兵衛に話すと　　七兵衛はお茶を飲み　　七兵衛は立ち上りながら　　七兵衛は笠を取って　　七兵衛の眼にも露が宿るらしい　　七兵衛もやはりそう見ている　　七兵衛は雇い　　七兵衛の居間へ顔を出した　　七兵衛も顔をしかめた　　七兵衛は苦笑いした　　七兵衛は長火鉢の前でじっと考えていたが　　七兵衛は葺屋町の家を出て　　七兵衛は小田原提灯を双子の羽織の下にかくして　　七兵衛は暗いなかでじっと透かしてみると　　七兵衛はうしろから呼び戻した　　七兵衛は足早にそのあとを追って行った　　七兵衛もはっと立ちひるむ　　七兵衛は先ず足もとに叩き落された　　七兵衛はようようまっすぐに起きあがると　　七兵衛はそれから浅草へ行った　　七兵衛は自分で浅草へ出張って　　七兵衛は路地の入口の荒物屋で訊いた　　七兵衛はそっと声をかけた　　七兵衛は上がり框に腰をかけた　　七兵衛と云って　　七兵衛は手を振って断わった　　七兵衛はまずこう嚇した　　七兵衛は勘次にわかれて帰った　　七兵衛はこれを長火鉢の前によんで　　七兵衛は笑っていた　　七兵衛はやはり笑っていた　　七兵衛は見え隠れにそのあとに付いて　　七兵衛は幾らかの酒手を二人にやって別れた　　七兵衛はかれ　　七兵衛は寒い風に吹かれながら　　七兵衛が死骸をかかえ起して　　七兵衛はその指を鼻紙につつんで　　七兵衛にはそうらしく思われなかった　　七兵衛は子分どもに云いつけて　　七兵衛は一つの手がかりを見つけ出した　　七兵衛は訊いた　　七兵衛は今度の事件に関係のある　　七兵衛も首をふってみせた　　七兵衛がお兼ばあやの給仕で夕飯をくってしまった　　七兵衛も少し不安になった　　七兵衛は可愛く思った　　七兵衛はうす明るい水の上を眺めながら云った　　七兵衛がかれの指さす　　七兵衛は小声で訊いた　　七兵衛は引っ返して　　七兵衛は追いすがって　　七兵衛は笑った　　七兵衛に見あらわされた　　七兵衛がしっかり押え付けてしまった　　七兵衛に召し捕られてしまった　　七兵衛も高上りを致した　　七兵衛とても欲にからんだというばっかりではなく　　七兵衛もまた出直して　　七兵衛の立去った　　七兵衛が立去る　　七兵衛に似ているではありませんか　　七兵衛を知る　　七兵衛の存在を疑う　　七兵衛の真向いに来て　　七兵衛が思わず立ち上る　　七兵衛の面をつくづくと見ている　　七兵衛の方で狼狽する　　七兵衛を見れば　　七兵衛なればこそこの犬の鋭鋒を外して来た　　七兵衛が見て取りました　　七兵衛も同じように挨拶する　　七兵衛が答える　　七兵衛が膝を立てました　　七兵衛といえばわかります　　七兵衛は再び斧を取り上げて　　七兵衛を見まもっていた　　七兵衛に会うの　　七兵衛に手紙を差出して　　七兵衛は炉辺から草履をはいて　　七兵衛の足は外房に向って走りながら　　七兵衛の腰がきまらない　　七兵衛はお辞儀をするばかり　　七兵衛はそのあとに従います　　七兵衛という珍客を一人加えて　　七兵衛は駒井から船を見せられて　　七兵衛は早くもこういうふうに宗旨変えを　　七兵衛は客間へ案内されて　　七兵衛にすすめたが　　七兵衛はこの音で初めて時計に気がついて　　七兵衛も一度は駈け出して見ようかと思いましたが　　七兵衛もあわただしく立って　　七兵衛の心に起りました　　七兵衛は客間へ取って返して　　七兵衛の足だから先廻りをするに　　七兵衛を置いて　　七兵衛の頭から足の先までを見直しました　　七兵衛に向って言いました　　七兵衛に斯様に建議をされたが　　七兵衛にお任せを願われない　　七兵衛にお任せ下されば　　七兵衛の面に眼を注ぎました　　七兵衛と称する　　七兵衛の手渡す　　七兵衛は差出る　　七兵衛も歯痒いように思いました　　七兵衛をなだめる　　七兵衛の得心のゆくまで説いて聞かせました　　七兵衛の頭におのずから熱を伝え　　七兵衛のロマン味をも刺戟する　　七兵衛のいただく　　七兵衛は途中のいずれかで待合わせるという　　七兵衛が現われて来ました　　七兵衛の面を笠の下から見ただけで　　七兵衛に武者ぶりついて　　七兵衛の面を平手でピシャピシャと打ちながら　　七兵衛もさとり　　七兵衛は何かひとり思案を定めた　　七兵衛の稼ぎ　　七兵衛から捲きあげたあぶく　　七兵衛のように資本なしでかき集めて来る　　七兵衛はその間に立廻っての　　七兵衛の頭の中にポカリと穴があいて　　七兵衛はここでもたまらなくなって　　七兵衛は泣いている　　七兵衛はムクの物の気を感じた　　七兵衛が感得しました　　七兵衛にとって驚異でなければならない　　七兵衛はそれを見ると　　七兵衛は危なく身をかわしたけれども　　七兵衛は自分の身になんらの異常を覚えなかったから　　七兵衛は駒井を案内して　　七兵衛を驚かした　　七兵衛と呼応して促す　　七兵衛の姿を認めた　　七兵衛でもがんりきでもありませんから　　七兵衛はガッカリしませんでした　　七兵衛は心配するという　　七兵衛の身に引かされもするし　　七兵衛の迅足をもってしては　　七兵衛には望む　　七兵衛には必ずしもそれを肯定する　　七兵衛の眼を惹くほど　　七兵衛の心を捉えたと　　七兵衛に見せてもらう　　七兵衛が七兵衛にならないではないか　　七兵衛の間違った　　七兵衛は実直な農夫とも見えるが　　七兵衛は耕し　　七兵衛の姿を見なければなりません　　七兵衛の姿を認め得られる　　七兵衛の姿をでもいずれからか発見して　　七兵衛が昼寝をするという　　七兵衛の芝居ごころを刺戟して　　七兵衛は水呑百姓を以て自ら任じている　　七兵衛はすやすやと昼寝をしている　　七兵衛が甘睡の　　七兵衛の面を横倒しに撫でおろした　　七兵衛が夢を破られて　　七兵衛も予想していなかった　　七兵衛の頭を掠めた　　七兵衛の耳へ手に取る　　七兵衛が不安に襲われました　　七兵衛は本当に焦眉の急の思いをしました　　七兵衛は身をもって　　七兵衛でないことはわかっているが　　七兵衛の幽霊ででもありはしないかとさえ疑われるほどの　　七兵衛を信じている　　七兵衛という名をめったに口に出してはいけない　　七兵衛の安否そのものだけは充分だと思った　　七兵衛の逃げた　　七兵衛が帰って来ない　　七兵衛から金銀を捲上げて　　七兵衛が戻ったぞと　　七兵衛に出逢った　　七兵衛は歩きながら　　七兵衛は疲れるという　　七兵衛を難渋させる　　七兵衛の眼はあやまたず　　七兵衛は苦笑いをしてしまいました　　七兵衛とは言いながら　　七兵衛はその小流れを肯定しつつ　　七兵衛が鋭い眼を以て透し眺めると　　七兵衛がまた聞き耳を立てました　　七兵衛が先を打たれてしまった　　七兵衛も内心いよいよ転倒恐縮せしめられていると　　七兵衛はこの一つ家の中へ入りますと　　七兵衛は面憎くその男を見直そうとしたが　　七兵衛グッと癪にさわり　　七兵衛が相当突込んで　　七兵衛も煙にまかれてしまいました　　七兵衛がたどりついている　　七兵衛がハッと気を廻した　　七兵衛も躊躇しました　　七兵衛の存在を顧みる　　七兵衛の存在に気がついた　　七兵衛が仙台侯の御宝蔵から盗み出したと　　七兵衛が考えました　　七兵衛もようやく自分の頭でわかりましたが　　七兵衛が錯覚を起した　　七兵衛は心得て　　七兵衛はそれを取外しました　　七兵衛は心得きって　　七兵衛は直ちに感づきました　　七兵衛が飛び上りました　　七兵衛に於て大いなる余裕がありました　　七兵衛はまた荒野原の闇を走りました　　七兵衛の頭を見ると　　七兵衛らしくない七兵衛だと驚異がらせずには置きません　　七兵衛らしくもないだらしなさを感ずるけれども　　七兵衛が思わず苦笑しましたが　　七兵衛につれられて来た　　七兵衛の帰着を歓迎する　　七兵衛のつれて来た　　七兵衛が笠を振っている　　七兵衛の方へ振向くと　　七兵衛とを見比べていると　　七兵衛から説明されたらわかる　　七兵衛が見送られ　　七兵衛のその後のいで　　七兵衛が言いました　　七兵衛が言ったので　　七兵衛を見惚れさす　　七兵衛の言いつけを聞いて　　七兵衛が貰い受けて来たというよりも　　七兵衛が思わず見とれて　　七兵衛が考えない　　七兵衛はせき立ちました　　七兵衛の頭が乱れます　　七兵衛は自問自答して　　七兵衛のために朝飯をととのえてくれました　　七兵衛だけは異った　　七兵衛の温かい心に非常な感謝の念を持っている　　七兵衛に向っても　　七兵衛の報告を聞いて　　七兵衛が来合わせた　　七兵衛が思いつきました　　七兵衛の爺さんもいた　　七兵衛という者が訪ねて来る　　七兵衛に連れられて来た　　七兵衛とお松に声をかけて　　

老僕の七兵衛だけが　　前から七兵衛を　　船は七兵衛が　　犠を七兵衛の　　髪も壊れず七兵衛が　　船頭で七兵衛と　　功の七兵衛　　梅次郁は七兵衛の　　寝床にいる七兵衛の　　ことを七兵衛も　　今度も七兵衛の　　それを待っていた七兵衛は　　例の七兵衛に　　名は七兵衛という　　裏宿の七兵衛　　これを聞いた七兵衛と　　紙包を受取って七兵衛の　　紙包を七兵衛の　　閑却されていた七兵衛は　　主人が七兵衛を　　前へ七兵衛は　　のを七兵衛は　　それからの七兵衛は　　大菩薩峠で七兵衛に　　裏宿の七兵衛から　　額越しに七兵衛の　　げな七兵衛の　　一貫町を出てから七兵衛は　　横目で七兵衛を　　面を七兵衛の　　小間物屋は七兵衛と　　方から七兵衛に　　それは七兵衛が　　南部屋敷を七兵衛が　　一ぜん飯屋で七兵衛を　　お松は七兵衛の　　人のみをめざした七兵衛の　　裏宿の七兵衛と　　助は七兵衛を　　のが七兵衛　　場合に七兵衛の　　拳銃を七兵衛の　　これには七兵衛も　　ことも七兵衛には　　ところへ七兵衛が　　怪足の七兵衛に　　歯は七兵衛の　　驀然に七兵衛の　　中から七兵衛を　　口を結んで七兵衛と　　奴と七兵衛は　　眼と七兵衛の　　がんりきと七兵衛が　　彼も七兵衛との　　狸寝入りをして待っていた七兵衛の　　がんりきや七兵衛が　　愚痴をこぼすと七兵衛が　　御存じの七兵衛の　　先生や七兵衛が　　私も七兵衛の　　途中から七兵衛が　　身振いをしつつ七兵衛の　　兵馬に向って七兵衛が　　ものを七兵衛が　　宿屋へ泊った七兵衛と　　兵馬は七兵衛の　　口から七兵衛という　　兵馬と七兵衛は　　水を飛び越えて七兵衛は　　言い分で七兵衛も　　ところの七兵衛と　　兵馬と七兵衛と　　宿で七兵衛と　　それを七兵衛は　　山入りも七兵衛には　　恰好と言い七兵衛　　男は七兵衛　　お松は七兵衛と　　夜更けて七兵衛の　　のは七兵衛　　話を纏めておいて七兵衛は　　米友が振返って見ると七兵衛　　米友は七兵衛を　　米友は七兵衛の　　ことに七兵衛も　　人は七兵衛　　それには拘わらず七兵衛は　　方は七兵衛　　日に七兵衛や　　笠越しに七兵衛の　　百蔵と七兵衛と　　それは七兵衛にとっても　　顔をしている七兵衛の　　鼻高々と七兵衛の　　方のは七兵衛　　前なるは七兵衛　　ように飛ぶ七兵衛が　　山崎と七兵衛との　　テンで七兵衛の　　ここへ七兵衛が　　装いをした七兵衛　　崖道を七兵衛と共に　　山崎譲と七兵衛と　　裏宿の七兵衛の　　意外にも七兵衛　　形こそ七兵衛に　　山崎には七兵衛が　　それは七兵衛の　　ものだと七兵衛も　　鍬と七兵衛の　　今日は七兵衛が　　場で七兵衛と　　おじさんの七兵衛の　　のを待って七兵衛は　　眼で七兵衛を　　理由が七兵衛には　　これを七兵衛は　　ジロリと七兵衛を　　一行と七兵衛とが　　宿坊で七兵衛と　　以前から七兵衛が　　それが七兵衛の　　裏宿の七兵衛が　　兄貴の七兵衛の　　父親の七兵衛と　　いいかげんに七兵衛が　　今日は七兵衛の　　っ放して七兵衛の　　夕方まで七兵衛が　　三日まで七兵衛の　　七兵衛は七兵衛としての　　時の七兵衛も　　もと通りの七兵衛に　　江戸城内を抜け出して来た七兵衛の　　今は七兵衛の　　七兵衛の七兵衛　　それが七兵衛には　　これは七兵衛の　　二杯目を七兵衛に　　茶を注いで七兵衛に　　辺で七兵衛は　　辻占の七兵衛と　　ひとりが七兵衛の　　日がくれてから七兵衛は　　数珠をかけている七兵衛は　　葺屋町の七兵衛と　　併し七兵衛には　　口から七兵衛は　　御用聞きの七兵衛　　少年は七兵衛に　　今度は七兵衛が　　のが七兵衛の　　裏宿の七兵衛という　　正銘の七兵衛　　海道筋を飛び廻る七兵衛を　　裏宿の七兵衛を　　薪を取っている七兵衛の　　これこそ七兵衛の　　これが七兵衛の　　樹に七兵衛の　　ことを七兵衛が　　今日は七兵衛という　　駒井甚三郎は七兵衛を　　ように七兵衛の　　お客に来ている七兵衛という　　田舎の七兵衛という　　旅姿の七兵衛が　　不意に七兵衛が　　温容に七兵衛の　　あれから七兵衛の　　今の七兵衛の　　それも七兵衛には　　特別に七兵衛の　　何か七兵衛の　　これが七兵衛は　　七兵衛が七兵衛に　　ここで七兵衛の　　裏宿の七兵衛は　　はしけに立っている七兵衛の　　北走する七兵衛の　　仙台領を走る七兵衛の　　結びの神たる七兵衛の　　名目が七兵衛の　　カツンと当って七兵衛の　　ことに抜かりのあるべき七兵衛　　洲崎で働いてくれた七兵衛に　　お松が七兵衛を　　山にきて七兵衛が　　宿とかで七兵衛に　　ような七兵衛　　常の七兵衛　　足の七兵衛は　　常人ほどに七兵衛を　　聡明さを持たない七兵衛　　ここでも七兵衛ほどの　　青梅の七兵衛が　　ものでないと七兵衛は　　かくて七兵衛は　　笠を取った七兵衛の　　七兵衛らしくない七兵衛　　歌が七兵衛の　　笠を振る七兵衛の　　主唱者は七兵衛　　委員長も七兵衛　　苦労人の七兵衛が　　二人も七兵衛の　　敵視した七兵衛に　　場へ七兵衛が　　裏店の七兵衛という　　

そろそろ七兵衛　　この七兵衛　　なかなか七兵衛　　やむを得ず七兵衛　　鋭く七兵衛　　もとより七兵衛　　よほど七兵衛　　いくら七兵衛　　もう七兵衛　　みるみる七兵衛　　つと七兵衛　　あの七兵衛　　いちいち七兵衛　　どうか七兵衛　　うっかり七兵衛　　一心に七兵衛　　よく七兵衛　　たしかに七兵衛　　早く七兵衛　　さきほど七兵衛　　とうてい七兵衛　　まず七兵衛　　全く七兵衛　　てっきり七兵衛　　果して七兵衛　　かえって七兵衛　　ひどく七兵衛　　なき七兵衛　　ことに七兵衛　　もしや七兵衛　　とうとう七兵衛　　やがて七兵衛　　まさか七兵衛　　改めて七兵衛　　しげしげと七兵衛　　なく七兵衛　　その七兵衛　　ない七兵衛　　いつも七兵衛　　再び七兵衛　　乏しい七兵衛　　はじめて七兵衛　　思わず七兵衛　　ほとほと七兵衛　　ひとり七兵衛　　

通称七兵衛　　七兵衛天窓　　七兵衛はさ　　用人三浦七兵衛　　用人七兵衛　　若狭守用人三浦七兵衛　　近江屋七兵衛　　七兵衛ら三人　　七兵衛夫婦　　眼ざとい七兵衛　　七兵衛さん　　七兵衛景清　　住吉屋七兵衛　　古屋島七兵衛さん　　ヒョッコリ七兵衛氏　　裏宿七兵衛　　いま七兵衛　　七兵衛自身　　七兵衛地蔵　　七兵衛屋敷　　七兵衛お松　　七兵衛どの　　鷲津七兵衛　　父親七兵衛　　七兵衛初め長屋　　七兵衛の　　七兵衛ひとり　　百姓七兵衛　　怪盗七兵衛　　七兵衛殿　　七兵衛め　　七兵衛兄い　　七兵衛親爺　　七兵衛おじさん　　七兵衛あたり　　田山白雲七兵衛お松登清澄　　七兵衛冥利　　七兵衛おやじ　　七兵衛納　　七兵衛そのもの　　七兵衛七兵衛　　七兵衛方面　　民七兵衛　　七兵衛所有　　七兵衛老爺　　七兵衛一人　　七兵衛おやじそれ　　丸坊主丸坊主丸坊主七兵衛おやじ　　皆さん七兵衛おやじ　　七兵衛おやじの　　七兵衛入道　　七兵衛入道ひとり　　松坂七兵衛北蝦夷漂流記