「ゐる」の使い方、ほかの品詞の結びつき

日本語コロケーション辞典 テストバージョンです。
青空文庫 約12,000作品を対象に、品詞単位で分別し、ほかの品詞との結びつきを一覧で表示できます。
分析対象が50年以上前の作品であるため、用例にも古さを感じます。これを解決するため、今後新しい文章を追加、もしくは入れ替る予定です。
プログラムを用いて生成しているため、不適切なキーワードが含まれる場合があります。
ご了承ください。(これについても精度を上げていきます)
動詞

~ ゐる[動詞]
飄々乎としてゐる  うちにひそませてゐる  葛藤にまきこまれて悩み苦しんでゐる  ことを示してゐる  横行してゐる  計算がつくされてゐる  扱はれてゐる  皮膚をひんむかれてゐる  醜悪だと感じてゐる  小説に描かれたりしてゐる  空想的偏見に捕はれてゐる  外貌を呈してゐる  理知をもつてゐる  とらはれてゐる  救はれてゐる  ハバをきかしてゐる  温泉なぞ歩いてゐる  描写をさけてゐる  要をつくしてゐる  働きをしてゐる  味はひを出してゐる  記録されてゐる  人々のゐる  不足してゐる  加へてゐる  徒然に悩んでゐる  一と話してゐる  調子で書かれてゐる  複雑が隠されてゐる  つて、然うならしめられてゐる  彼が思ひ惑うてゐる  味を持つてゐる  過去とを思ひ比べてゐる  花を咲かせてゐる  んだと力んでゐる  後悔してゐる  何を探してゐる  何でも咲いてゐる  暗誦してゐる  反響してゐる  意識してゐる  誌されてゐる  頭が見えてゐる  妾に似てゐる  傍見してゐる  彼女に似てゐる  注意してゐる  自分に似てゐる  誦じてゐる  五六間もおくれてゐる  好意に溢れてゐる  白黒させてゐる  あなたに似てゐる  常軌を脱れてゐる  凭つて楽譜を読んでゐる  限りもなく続いてゐる  約束してゐる  洞察から動いてゐる  小説は平然と書きのめしてゐる  ものであらうと考へてゐる  表はしてゐる  一度もないし、これからもないだらうと考へてゐる  生活を見出してゐる  それだけを心がけてゐる  文章を書いてゐる  西洋人を感じてゐる  変遷してゐる  のではないかと考へてゐる  衰弱をきたしてゐる  発達してゐる  四人称に限られてゐる  痛感しつつもはや長く悩まされ通してゐる  はつてゐる  真実感をだしてゐる  なつてゐる  我物としてゐる  考案したいと考へてゐる  のが表れてゐる  使駆されてゐる  行はれてゐる  彼等をよく見てゐる  虚空に突き立ててゐる  ぢつと見つめてゐる  耳を傾けてゐる  心を奪はれてゐる  着物をきてゐる  綺麗にしてゐる  木の葉を浮べてゐる  僕が引き止めてゐる  面をしてゐる  僕が求めてゐる  名を連ねてゐる  病気で寝てゐる  上神経が恐ろしく疲れてゐる  自分の考へてゐる  今寝てゐる  解釈してゐる  一二篇づゝ載つてゐる  一幕を書いてゐる  本質をつかんでゐる  ことを望んでゐる  躊躇してゐる  ギラギラしてゐる  許にのみ暮してゐる  キヨトンとしてゐる  部分を占めてゐる  成功を示してゐる  一つぽつんと立つてゐる  散歩をしてゐる  雪をかぶつてゐる  ことを考へてゐる  ところで待つてゐる  野兎のゐる  山麓に散らばつてゐる  酷似してゐる  來てゐる  それと合してゐる  名前がつけられてゐる  覺えてゐる  出來てゐる  少女のゐる  いつまでも見惚れてゐる  いくつも落ちてゐる  周りにゐる  孃さんの住んでゐる  結婚を申込んでゐる  提供してゐる  運轉してゐる  乘つかつてゐる  毎年氣をつけて見てゐる  牧師の長く住んでゐる  若い奧さんのゐる  蜜蜂がゐる  まん中におつぽり出されてゐる  ドイツ人が住んでゐる  はしげに暮らしてゐる  つてざわざわしてゐる  其處にゐる  いま讀んでゐる  ざまをしてゐる  つて寢てゐる  いまおれのはふり出されてゐる  木からぶらさがつてゐる  嘘で固まつてゐる  俺の信じてゐる  男であると考へてゐる  立膝をしてゐる  鼻水を垂らして泣いてゐる  半面をもつてゐる  掩ひ隠されてゐる  つて路を歩いてゐる  ものに悩み苦しんでゐる  安心をしてゐる  ことができるであらうと信じてゐる  閉ぢこもつてゐる  疾患を持つてゐる  叡智とをもつてゐる  欺されてゐる  楽隊にはやし立てられてゐる  呼吸に生きてゐる  単純に考へてゐる  つきのすぐれてゐる  私は信じてゐる  蠅も移つてきてゐる  さまつてゐる  拵らへて、待つてゐる  萩が咲きみだれてゐる  やつてきてゐる  安心してゐる  萩が咲きこぼれてゐる  ぼつてゐる  ろぎを聴いてゐる  私は出てゐる  落葉はわるくない、掃いてゐる  期待してゐる  世話になりすぎると思うてゐる  私に尽し足らないと考へてゐる  萩さいてゐる  火を燃やしてゐる  毎日待つてゐる  けふ歩いてゐる  実をもつてゐる  莟つけてゐる  日向ぼつこしてゐる  月を見てゐる  気分に堕してゐる  改良されてはゐる  墓へ急いでゐる  持参してゐる  鮮人から買うてゐる  前で動いてゐる  病気を持つてゐる  意義を持つてゐる  ぼんやりしてゐる  犠牲にしてゐる  如実に示してゐる  それを眺めてゐる  やう、遊んでゐる  ぎの声をきいてゐる  経をあげてゐる  げものびてゐる  朝をむかへてゐる  むしやくしやして寝てゐる  むしやくしやしてゐる  んだ、生きてゐる  以上は生きてゐる  夢遊病者に似てゐる  第一歩を歩んだと信じてゐる  見物してゐる  がんでゐる  枝は枯れてゐる  風にふきまくられてゐる  いふ科学記事を読んでゐる  虫も鳴いてゐる  びまはつてゐたが、読んでゐる  留守にあがりこんで寝ころんでゐる  人に対してゐる  つて咳嗽で苦しんでゐる  三つ四つしぐれてゐる  ぢつとしてゐる  対坐してゐる  なほ柿もいでゐる  三味線弾いてゐる  落葉を掃いてゐる  稲こぐひゞきの牡丹咲いてゐる  頭部がつるりとしてゐる  飛びまはつてゐるこうろぎも、もう孕んでゐる  撫子が咲き残つてゐる  上で待つてゐる  石をみがいてゐる  私が持つてゐる  知つてくれてゐる  柿をもぐより食べてゐる  もみずつてゐる  秋晴半日逍遙してゐる  蝗があそんでゐる  十一月六日朝寝した、晴れてゐる  親しみを持つてゐる  そこらで啼いてゐる  トンビをきてゐる  酔態を観てゐる  花をむしつてゐる  私とはよく似てゐる  やうにして待つてゐる  坊ちやんがついてゐる  着物を改めてゐる  労れてはゐる  微醺を帯びてゐる  いつしよに寝てゐる  冬のきてゐる  常用してゐる  菜葉ばかり食べてゐる  冬がきてゐる  私が出てゐると思ふ、待つでもないで待つてゐる  五六本並んでゐる  ことを知りぬいてゐる  みそさざいのゐる  ことをねがつてゐる  から来てゐる  信頼を寄せてゐる  自覚してゐる  ことはゐる  肝に銘じてゐる  暴露してゐる  野蛮に追ひ込んでゐる  それが営まれてゐる  精力を費してゐる  決心をしてゐる  ことにしてゐる  趣味をもつてゐる  没頭してゐる  やうに考へてゐる  仕事に追はれてゐる  一緒にゐる  言葉で呼んでゐる  平気でゐる  気を腐らせられてゐる  会話を聞いてゐる  日頃考へてゐる  露出してゐる  生活を送つてゐる  日常生活を脅かさうとしてゐる  隙を与へてゐる  実行してゐる  対立してゐる  拝してゐる  社会生活に最も欠けてゐる  民間でも考へられてゐる  ところ殆どハルビンに限られてゐる  仕事を続けて行かうかと悩んでゐる  モデルン劇場に出てゐる  修業を経てゐる  光景を眺めてゐる  照してゐる  底に坐つてゐる  くらをしてゐる  息を殺して待ち構えてゐる  ぼんやりと訪れて来てゐる  孔雀を凝つと見てゐる  顔付をしてゐる  室で黙つてゐる  孔雀と戯れてゐる  ために黙つてゐる  なつて坐つてゐる  さを堪えてゐる  眼を瞑つてゐる  やつてゐる  渦が巻いてゐる  噺をきいてゐる  あなたは何故そんなに泣いてゐる  さうに泣いてゐる  前に引出されてゐる  姫がそんなに泣いてゐる  心配してゐる  欺さうとしてゐる  的にチラチラしてゐる  当惑してゐる  行衛を探してゐる  ことが控えてゐる  私はもじもじしてゐる  指導に依て奏されてゐる  恍惚としてゐる  私の坐つてゐる  綺麗に澄み渡つてゐる  前に動いてゐる  つて下を向いてゐる  前に坐つてゐる  嬉し涙をこぼしてゐる  声で呟いてゐる  法悦に浸つてゐる  あなたがさうしてゐる  つては飽きてゐる  貴方に話してゐる  こだましてゐる  伝ふてゐる  掉さしてゆかんとしてゐる  瞶めてゐる  ものを考へてゐる  ために写し出されてゐる  管絃楽を聞いてゐる  やうとしてゐる  空想に耽つてゐる  室に坐つてゐる  芝居を見て悦んでゐる  瞑目をしてゐる  表情を保つてゐる  使はれてゐる  曖昧にされてゐる  言はれてゐる  於て最も欠けてゐる  肉付きは既に出来てゐる  症状を呈してゐる  品位について思ひを致してゐる  惹起してゐる  深味をもつてゐる  苦労してゐる  誰かが怒鳴つてゐる  言はず下を向いてゐる  原因がひそんでゐる  私はもつとともしく暮してゐる  小説を書いてゐる  さへ見えてゐる  つながりを持つてゐる  痛感してゐる  男が跪いてゐる  表紙絵のついてゐる  何を読んでゐる  ことを覚えてゐる  長崎にゐる  玉を突いてゐる  玉をねらつてゐる  将棋をさしてゐる  煙草をふかしてゐる  唾を飲んでゐる  岸田少尉がゐる  勢力を占めてゐる  退屈にしてゐる  努力してゐる  見物もゐる  憶へてゐる  留学してゐる  外国にゐる  幸福に恵まれてゐる  芝居を観てゐる  月々執筆されてゐる  月々愛読してゐる  立脚してゐる  私が落ちついてゐる  友として持つてゐる  虫がおしつぶされてゐる  あれこれ考へてゐる  かな陽が射してゐる  雨をためてゐる  たしかに生きてゐる  ことを信じてゐる  味方に似せてゐる  ケチケチしたり、ニヤニヤしたりしてばかりゐる  落葉して濡れてゐる  かい寝床を持つてゐる  夜ふかく煙らしてゐる  ふつてゐる  そのまま枯れてゐる  葉の枯れてかさかさ鳴つてゐる  労れてゐる  気のきいてゐる  さうに眺めてゐる  冬夜の音をさせてゐる  信仰心を持つてゐる  虫の生きてゐる  ぶん冷える、何もかも凍つてゐる  雪の下からのぞいてゐる  イタについてゐる  奇績を待つてゐる  燻ぶつてゐる  憤慨してゐる  活気を残されてゐる  腹をへらして待つてゐる  事してゐる  枯草をやいてゐる  娘さんがあつてきりぼしきざんでゐる  紙反古もほつたらかして寒う住んでゐる  郵便屋さんを待つてゐる  ちよがきてゐる  土つけてきてゐる  ものより、よく出来てゐる  ゆつたりしてゐる  あとの凍つてゐる  雪がつんでゐる  暈をかぶつてゐる  読書してゐる  とつてゐる  疳の虫が出てきてゐる  恐縮してゐる  耳をかたむけてゐる  ヘタクソ唄をうたつてゐる  ものがある、聞いてゐる  運命を負うてゐる  いつまでも口笛ふいてゐる  冬が包んでゐる  ちよがゐる  下にも並んで立つてゐる  貧乏に苦しんでゐる  要求してゐる  藪椿もう落ちてゐる  やまみちのきはまればわいてゐる  水が流れてゐる  ましくしてゐる  飼はれてゐる  寒い百舌鳥がまだないてゐる  竹をきつてゐる  反感を持つてゐる  水仙は折れて咲いてゐる  ふきのとうひらいてゐる  ハムばかり食べてゐる  蓮を掘つてゐる  三月一日くもつてはゐる  野山がかすんでゐる  鳥がゐる  森かげかそけく枯れてゐる  ちよがきてないてゐる  街を歩いてゐる  三月十三日雪がつんでゐる  没入しようとしてゐる  ちやに寝てゐる  電球がきれてゐる  橋ができてゐる  虫が死んでゐる  春夜の虫のもう死んでゐる  鐘をきいてゐる  やつて来てゐる  たくさん死んでゐる  一家見を持つてゐる  恥をさらしてゐる  右往左往してゐる  後始末してゐる  雨がたたへてゐる  木の実たべにきてゐる  桜はふくらんだ、とつぶやいてゐる  此頃はなまけてゐる  湯ばかり飲んでゐる  蓬摘んでゐる  藁塚ならんでゐる  桜も咲いてゐる  のは落ちてゐる  てつぺんで啼いてゐる  ねつしんに見てゐる  そのまま咲いてゐる  日向ぼこしてゐる  実の食べられてゐる  ほのかふくれてゐる  うごいてゐる  草の芽ぶいてゐる  虫がゐる  木の実のゆれてゐる  歯がへしてゐる  四月九日まだ降つてゐる  花見のさわぎを聞いてゐる  甲羅を干してゐる  花が咲いてゐる  やつてきてないてゐる  ひとりで寝てゐる  四月十六日寝てゐる  陽がさしてゐる  相応してゐる  女の子がうまれてゐる  らぎ、何やら咲いてゐる  顔をしてゐる  しづもりを咲いてゐる  らへて待つてゐる  姿を観てゐる  椿ぽとりとゆれてゐる  けが見つめてゐる  花の咲いてゐる  草をとりつつ待つてゐる  筍も安いといひつつ掘つてゐる  君は悩み苦しみ焦立つてゐる  からたちの咲いてゐる  唱へをはれば明けてゐる  機械も休んでゐる  みんな芽ぶいてゐる  興奮してゐる  相当してゐる  鳥へ寝ころんでゐる  山がかすんでゐる  五月七日晴、待つてゐる  月のたたへてゐる  あれこれしてゐる  人を待つてゐる  巡拝してゐる  洒掃してゐる  さはこたえた、しかし、のんべんだらりと坐つてゐる  人と休んでゐる  浮袋を持つてゐる  充実してゐる  文通を交してゐる  質問を発してゐる  夢を見て楽しんでゐる  夙くに失はれてゐる  憑りゐる  後期王朝に出来てゐる  事を示してゐる  今日我々の見馴れてゐる  様に書いてゐる  事物が座りこんでゐる  考へに這入つてゐる  形は違うてゐる  右のはたっくと似よつてゐる  代物と考へてゐる  へたもの、と考へてゐる  諸国から貢進せられてゐる  分布してゐる  了うてゐる  裾を曲がりくねってゐる  形を作ってゐる  ベルトがたるみ切ってゐる  乍ら話が始まってゐる  時奉公に行ってゐる  やうになって働いてゐる  仕掛に出来てゐる  勝太はさう話してゐる  茶屋女をしてゐる  のらくらしてゐる  日を待ってゐる  着物を着せられてゐる  割合寛大に置かれてゐる  隔ってゐる  手を振って笑ってゐる  名もついてゐる  壁に向って佇んでゐる  壁に向ってゐる  遠慮ばかりしてゐる  うっかりしてゐる  女房に死なれてゐる  稼ぎに出たりして、堅く切り詰めて暮してゐる  暮しを立ててゐる  余になってゐる  申訳許りに伸びてゐる  大分止ってゐる  ヒョロヒョロ伸び立ってゐる  日中に凋んでゐる  鍬が古くて錆び切ってゐる  草を削ってゐる  錆色をして溜ってゐる  蓼が茂ってゐる  自分の佇んでゐる  伝統を持ってゐる  石でも入ってゐる  グジャグジャに汚れてゐる  下男として働いてゐる  返済を迫られてゐる  儘になってゐる  誰か使ってゐる  畑にゐる  ときが立ってゐる  位置になってゐる  隣家は大方隠れてゐる  妹が縁づいてゐる  さへ痩せ切ってゐる  葉を茂らせてゐる  一部落づつ形成してゐる  檜苗が生々しく育ってゐる  学校へ行ってゐる  機運が動いてゐる  雨が降りつづいてゐる  毒から来てゐる  蚕は透き切ってゐる  愚図愚図云ってゐる  相手にもしないでゐる  顔で飼ってゐる  蚕がさわぎ立ってゐる  あてにしきってゐる  逼迫してゐる  供繭してゐる  幾列もならんでゐる  利国のがならんでゐる  めじろはきてゐる  孤独感からきてゐる  解つてはゐる  覚悟は持つてゐる  ひとりでゐる  梅咲いてゐる  風にふかれてゐる  霙となりおもひうかべてゐる  雪を見てゐる  灯がついてゐる  星もうるめいてゐる  火の燃えてゐる  人がきてゐる  大根を刻んだりしてゐる  妻君にこづかれてゐる  九州を歩いてゐる  しんみりと立つてゐる  みちいつもおとしてゐる  無事持ち帰つてゐる  鴉がきてゐる  気にかけてゐる  新聞を読んでゐる  菜の花を売つてゐる  トンビをもらつて着てゐる  井師がよく出てゐる  赤ん坊が生れてゐる  正比例してゐる  虎もねむつてゐる  手伝してゐる  春がきてゐる  金魚が遊んでゐる  草は枯れてゐる  木の枯れてゐる  御馳走を食べてゐる  水仙が咲いてゐる  春が来てゐる  雲雀が出てきてあるいてゐる  みちはいつしか咲いてゐる  蛙よ、うれしいか、とんでゐる  目高なら泳いでゐる  冬がのこつてゐる  鴉があるいてゐる  なか酔うて寝てゐる  猿のたはむれ見てゐる  しづかに読書してゐる  吹聴してゐる  精通してゐる  興味を持つてゐる  炎えてゐる  日を送つてゐる  自信を持つてゐる  学問嫌ひと来てゐる  ことにそんなに悩まされてゐる  此処に離れてゐる  碌々してゐる  自分は覚えてゐる  心を馳せてゐる  ことでも考へてゐる  記者などをしてゐる  悲しみに満ちてゐる  状態に陥つてゐる  気に病んでゐる  切端詰つた顔つきをしてゐる  密生してゐる  大変に疲れてゐる  先生にされてゐる  私も考へてゐる  研究論文でも書いてゐる  口吻を洩してゐる  ことをしてゐる  彼方へ離れてゐる  此方で暮してゐる  傍にゐる  酒を飲んでゐる  勉強してゐると称してゐる  概念でも持つてゐる  研究してゐる  頭でも悪くしてゐる  やうに点いてゐる  親父が乗つてゐる  陸から眺めてゐる  軽蔑でもしてゐる  灯を見てゐる  科学者をもつて任じてゐる  性質を持つてゐる  一本たつてゐる  斯うしてゐる  そこにさうしてゐる  君はふざけてゐる  囚はれてゐる  研究をしてゐる  嘲笑はれてゐる  沈黙に浸つてゐる  ものを読んでゐる  見得をつくらうとしてゐる  何か呟いてゐる  気を取られてゐる  ムツとしてゐる  何をしてゐる  大分凝つてゐる  間に建つてゐる  鍵が降りてゐる  馬鹿にしてゐる  疊を凹ましてゐる  間に白く浮き出してゐる  世話してゐる  勸めてゐる  裏を覗き込んでゐる  靈魂を打ち込んでゐる  兵兒帶に毒々しく絡んでゐる  氣質を呑み込んでゐる  現はしてゐる  父に酷く似てゐる  身に着けてゐる  糸に操られてゐる  壓されてゐる  一時嘲弄はれてゐる  自分が怒られてゐる  兒のゐる  四時にならうとしてゐる  あたりを走つてゐる  事を働いてゐる  話をしてゐる  纏はれてゐる  大垣に停つてゐる  額に垂れてゐる  樂んでゐる  俺がゐる  勵んでゐる  取締役をしてゐる  十分過ぎてゐる  湖水に沿うて走つてゐる  朗かに聞えてゐる  伊達卷きを締めてゐる  例もの鞄を下げてゐる  ものかと考へてゐる  都合にしてゐる  四十分にならうとしてゐる  高張提灯が輝いてゐる  寢てゐる  そればかりを考へてゐる  形体をもつてゐる  溌剌としてゐる  巧みに出来てゐる  群をなしてゐる  活躍してゐる  謂はれてゐる  習性は解らないといつてゐる  白銀色をもつてゐる  情報が来てゐる  彷彿としてゐる  環境に恵まれてゐる  そこを流してゐる  何処にでもゐる  惣菜を稼いでゐる  野趣があつてのんびりしてゐる  一つ忘れてゐる  集中してゐる  からやつてゐる  名人がゐる  渓谷にゐる  ヤマメがゐる  水にゐる  形をしてゐる  山にもゐる  魚がゐる  釣りに凝つてゐる  云々してゐる  近くに躍り跳ねてゐる  それを見てゐる  柳へ芽ぶいてゐる  木の実ころころつながれてゐる  身心はやぶれてゐるけれどからりとしてゐる  若い友達と話してゐる  ぴつたりと生きてゐる  ほうれん草も咲いてゐる  事を考へるともなしに考へてゐる  記憶してゐる  誰やら来てゐる  五月十二日まだ降つてゐる  秋風の、腹立つてゐる  綿入を着てゐる  一昨日ちやんと成り立つてゐる  豚は、食べてゐる  豚も寝てゐる  粗食してもゐる  シヤンがゐる  雀が来て遊んでゐる  あさのみちの、落ちてゐる  晴々と囀つてゐる  何物かを待つてゐる  クローバーを摘んでゐる  喰はれてゐる  銭は持つてゐる  薬も飲んではゐる  花をつけてゐる  から参じてゐる  天地にあふれてゐる  くそよいでゐる  養はれてゐる  頬白が囀り合うてゐる  竹をきる濡れてゐる  雨ふる生えてゐる  虫がいそがしく動いてゐる  寝返りを繰り返してゐる  それから街を歩いてゐる  からんでゐる  いふ俳句を作らうと念じてゐる  虫がきてゐる  鴉はないてゐる  風を聴いてゐる  人間が生きてゐる  どこかにひそんでゐる  うちに動いてゐる  蜂がきてゐる  どこか病んでゐる  蝶はもう寝てゐる  鶏に話しかけてゐる  夾竹桃がもう咲いてゐる  耳傾けてゐる  時計がとまつてゐる  花をうけてゐる  何か待つてゐる  たかわたしはやすんでゐる  草も咲いてゐる  豚が食べてゐる  つてはゐる  さへあると自惚れてゐる  漫読してゐる  味うてゐる  駅まで見送る、待つてゐる  留守中に何とかいつてきてゐる  さを持つてゐる  油をしぼられてゐる  旧道は荒れてゐる  筍を観てゐる  山野に満ちてゐる  街を歩く、持つてゐる  ヤツコよう冷えてゐる  ころりと死んでゐる  働らいてゐる  声は濁つてゐる  鼠もきてゐる  握手してゐる  ゆふなぎを、とんでゐるてふねてゐる  生存してゐる  やうにしてゐる  人も濡れてゐる  てふてふきてゐる  田舎娘に似てゐる  酒もある待つてゐる  ほうてゐる  しめやかにとんでゐるてふねてゐる  正門前で待つてゐる  街をぶらついてゐる  いつまでも見てゐる  声の濁つてゐる  ものがゐる  昨日から寝つづけてゐる  たまは冴えてゐる  さをしみじみ生き伸びてゐる  木槿咲いてゐる  何かを待つてゐる  湛へてゐる  鼓が鳴つてゐる  気分で、寝ころんでゐる  秋季収穫がはじまつてゐる  風をみてゐる  菜はもう芽生えてゐる  何だかすまなさうにしよんぼりしてゐる  飯を食べてゐる  腹たててゐる  しづくしてゐる  火君はねむつてゐる  庵、待ちあぐんでゐる  鶏頭の咲いてゐる  虫がないてゐる  こと考へてゐる  到達してゐる  そばのさいてゐる  泥酔してゐる  犬は戻つてきてゐる  紅葉してゐる  身心は荒んでゐる  人が住んでゐる  信頼してゐる  子が泣いてゐる  から私は生き残つてゐる  中に書いてゐる  死ぬるまで死なないでゐる  ひとり寝てゐる  持続せしめてゐる  善意を持ちすぎてゐる  買ひ被られてゐる  鞭を望んでゐる  熱望してゐる  草の枯れてゐる  朝からけぶらしてゐる  姿を待つてゐる  友情にめぐまれすぎるほどめぐまれてゐる  襲はれてゐる  月はもう出てゐる  ものをやめてゐる  雨で増して濁つてゐる  日光を浴びてゐる  お祭気分があふれてゐる  佐波川は昔ながらに流れてゐる  卒塔婆を持つてゐる  ぼうばくとしてゐる  あなたを待つてゐる  せつかく小鳥は楽しく啼きかはして遊んでゐる  御飯を炊いてゐる  かくも生かされてはゐる  不思議にしやんとしてゐる  私が生かされてゐる  月を感じてゐる  日さまのぞくとすやすや寝てゐる  豚の餓えてゐる  ライクロフトにいはせてゐる  個人主義者として徹してゐる  傀儡師に伝へられてゐる  ジットリ滲んでゐる  遊離してゐる  同一視してゐる  美徳に富んでゐる  世間が夙に認めてゐる  掲載してゐる  答へ尽したと信じてゐる  生々としてゐる  呼吸をしてゐる  櫛をさしこんでゐる  あじあはせてゐる  やうにおぼえてゐる  具合に結べてゐる  帶をキチンと結んでゐる  はりを示してゐる  くつつけてゐる  覺にめかしてゐる  失敗を、繰返してばかりゐる  毎日身につけてゐる  あべこべに着られてゐる  あたしの求めてゐる  與へられてゐる  着物とついてゐる  着物も生きてゐる  女がもくろんでゐる  縁台に涼んでゐる  順序で並んでゐる  大問屋許り並んでゐる  酒屋の並んでゐる  一ぱいにしてゐる  大事にしてゐる  くつてゐる  連載してゐる  仕事をしてゐる  リルケを讀んでゐる  話を聞いてゐる  花はぽつぽつと吹き出してゐる  のを辛抱強く待つてゐる  いま僕の住んでゐる  つて見てゐる  續いてゐる  存在してゐる  母に抱かれてでもゐる  老外人の連れてゐる  怪我をしてゐる  椿おちてゐる  ほげば咲いてゐる  あらはしてゐる  私も生きてゐる  鶏をむしつてゐる  ことに傾いてゐる  炬燵で読んだり考へたりしてゐる  百手二百手を含んでゐる  ものを持つてゐる  アテにしてゐる  生活情調を持つてゐる  花に遊んでゐる  温泉にひたつてゐる  生活をしてゐる  味うてゐるだけでも、生きてゐる  がたの着ぶくれてゐる  餅ばかりたべてゐる  餅ばかり食べてゐる  餅をもらうてゐる  春がうごいてゐる  雪を観てゐる  生活気力があらはれてゐる  やつぱり出てゐる  私の生きてゐる  散歩、歩いてゐる  六日寝てゐた、寝てゐる  労働してゐる  鶯も啼いてゐる  友情で生きてゐる  友情で生かされてゐる  蟻が出て来て歩いてゐる  女がゐる  年をとるほど、生きてゐる  ものは生きてゐる  炎天に曝されてゐる  納まつてゐる  中に立つてゐる  眼から血が出てゐる  水道が出てゐる  全裸体でゐる  あちこちしてゐる  頁をまくれて落ちてゐる  床を塞いでゐる  上に投出してゐる  道路に出てゐる  泣喚いてゐる  息が烈しく吹きまくつてゐる  上に頑張つてゐる  顔は、見てゐる  自分が生きながらへてゐる  己れが生きてゐる  火が燃えてゐる  喚叫してゐる  一様にやられてゐる  シヤツも引裂かれてゐる  つて藻掻いてゐる  子供のことを案じてゐる  ごとを持つてゐる  女であるしるしを残してゐる  お湯を呑んでゐる  刈上げられてゐる  髪が焼きとられてゐる  水を呑み耽つてゐる  訴へてゐる  河原にとり残されてゐる  方はまだ熾んに燃えてゐる  合掌してゐる  それに絡んでゐる  兵隊は、余程ひどく傷ついてゐる  壊れものを運んでゐる  爪跡が印されてゐる  ちよろちよろ出てゐる  保護されてゐる  対面してゐる  一時間位は待たされてゐる  ひよこひよこ動いてゐる  私達の寝転んでゐる  水を求めては呻いてゐる  今はこときれてゐる  大分馴らされてゐる  人はそわそわ歩いてゐる  バンドを締めてゐる  そこから液体が流れてゐる  置換へられてゐる  リズムを含んでゐる  転倒してゐる  死臭に満ちてゐる  郊外に出ても崩れてゐる  ガラス窓がひどく壊れてゐる  妻の勤めてゐる  斃れてゐる  河岸に懸つてゐる  儘硬直してゐる  全滅してゐる  転々してゐる  中へ紛れ込んでゐる  それを聴いてゐる  路傍に倒れてゐる  宿直室に寝てゐる  側に寝てゐる  思つて土手を歩いてゐる  から鳴つてゐる  声をあげてゐる  ボンヤリしてゐる  しづかにおちついてゐる  近くに持つてゐる  間にあへばよいが、と案じてゐる  中にゐる  ぼうとしてゐる  酒を持つて来てくれた、飲んでゐる  何を待つてゐる  蕾を持つてゐる  不眠、読んだり考へたりしてゐる  酒に憑かれてゐる  句に憑かれてゐる  支配してゐる  傷害してゐる  鼠が来てゐる  きり白髪がふえてゐる  水底にゐる  此頃何となく労れてゐる  買ひかぶられてゐる  彷徨してゐる  誰もが苦しんでゐる  味もこもつてゐる  悪癖に悩んでゐる  足が腫れてゐる  賀状を書きつづけてゐる  都会にゐる  田舎にゐる  つぶやきつぶやき殺してゐる  ナムアミダブツといつてゐる  意志だけ持つてゐる  蕗のとうが出てゐる  はりを歩いてゐる  たまをのぞけてゐる  何となく悄然としてゐる  つて酒宴が開かれてゐる  幸福をめぐまれてゐる  さりしてゐる  白船君は落ちついてゐる  記事を読んでゐる  やうでおつとりしてゐる  興奮するよりも、読んでゐる  朝月が冴えてゐる  すべて生きものが生きてゐる  観賞する、生きてゐる  龍膽も咲いてゐる  執着してゐる  憂欝に堪へてゐる  酒を飲みながら考へてゐる  関頭に立つてゐる  君はどうしてゐる  目さむるばかりである、生きてゐる  悔恨に責められてゐる  装ひしてゐる  食傷してゐる  ぢつと待つてゐる  雪が積んでゐる、降ってゐる  精神は落ちついてゐる  どよめきを聴いてゐる  生存苦になやまされてゐる  つて困つてゐる  報道されてゐる  やうに光ってゐる  晴嵐がまき起ってゐる  脚をかがめながら笑ってゐる  欲してゐる  私は持つてゐる  沈黙を守る、落ちついてゐる  炭もなくならうとしてゐる  方へ歩いてゐる  臥床、生きてゐる  てゐたが、もう生きてゐる  胃とがある、生きてゐる  麦とを持つて戻り、ほつとしてゐる  金に苦しめられてゐる、跪いてゐる  焚火してゐる  すべてが餓え渇いてゐる  ことは覚えてゐる  やうやく開かうとしてゐる  米もなくならうとしてゐる  存在はつながれてゐる  草が咲いてゐる  物情何となく騒然としてゐる  思案してゐる  今夜も眠れない、疲れてはゐる  ために泣いてゐる  新聞が来てゐる  旅をしてゐる  旅、かなしくも生きてゐる  雨にぶつかつてゐる  人がゐる  一人所在なく起きてゐる  二角を見下してゐる  寢しづまつてゐる  手足を伸ばしてゐる  空を見てゐる  ハツキリしてゐる  奧深くにばかりゐる  腹にひかへてゐる  すべりつこをしてゐる  錢を出しあつてゐる  顏を出して見てゐる  カラカラ響かせてゐる  抱へてゐる  慾ばつたことをいつてゐる  そこにゐる  聽いてゐる  鉢卷をしてゐる  搾取に甘んじてゐる  綺麗に零れてゐる  寵愛してゐる  の子は近頃どうしてゐる  退屈してゐる  うちはしてゐる  一面茫々と生えてゐる  月にさしつけて、透してゐる  掬つて喰べてゐる  生命が溢れてゐる  矛盾してゐる  掃除をしてゐる  引取られてゐる  僕の考へてゐる  恍惚に浸つてゐる  散歩してゐる  行為をしてゐる  一家をあげて連れて来てゐる  混雑してゐる  泡盛やら飲みすぎて、ふらついてゐる  煙吐いてゐる  誤解してゐる  物みなあえいでゐる  身心はやぶれてゐる  水が濁つてゐる  樹明君から来書、読んでゐる  まことによく似てゐる  水の濁つてゐる  蕪も芽生えてゐる  蕾をつけてゐる  ものだと待つてゐる  支へられて生き残つてゐる  知つた顔、聞いてゐる  心を考へてゐる  使者を書いてゐる  私は醜い、醜いが故に生きてゐる  徃訪しようとしてゐる  来訪、しんみり飲んでゐる  仕事に精出してゐる  人形が笑うてゐる  終篇を読む、読んでゐる  私をたたきつけてゐる  誰も悩んでゐる  おかみさんたちが集めてゐる  柳はいちはやく芽ぐんでゐる  線香の立ちのぼるけむりを見詰めてゐる  べりしてゐる  空がどことなく霞んでゐる  相手に飲んでゐる  待ちうけてゐる  ためようとしてゐる  やうに説いてゐる  子供達はどうしてゐる  そこらに遊んでゐる  池に浮いてでもゐる  ひきかせてゐる  間にゐる  情をまぎらしてゐる  おもしろおかしく話してゐる  便所に落ちたといつて騒いでゐる  子を叱つてゐる  知らないオヤヂが座り込んでゐる  長大息してゐる  ひでりにあえいでゐる  朝湯を楽しむ、生きてゐる  謹慎を余儀なくされてゐる  緊張してゐる  湯田にひきつけてゐる  やつぱり停滞してゐる  私はどうかしてゐる  しようとしてゐる  月が出てゐる  暖かみを感じてゐる  親しみをもたれてゐる  中にかじかんでゐる  夕べに暮れてゐる  食欲色欲ばかりで生きてゐる  ウロツイてゐる  血が染みてゐる  用心してゐる  取立てを勤めてゐる  家で唸つてゐる  やり取りしてゐる  庭に向いてゐる  のを待つてゐる  坂の下まで来てゐる  花咲いてゐる  中に曝されてゐる  信用してゐる  酒を受けてゐる  小声で話してゐる  云つて、怒つてゐる  高原を眩しく拡げてゐる  泛んでゐる  一人走つてゐる  邸にゐる  人物がゐる  郷里にゐる  片寄つた教育を受けてゐる  約束されてゐる  疑問をもつてゐる  気性がひそんでゐる  ヒゲを剃つてゐる  菜種で埋まつてゐる  腰を下ろして休んでゐる  塩加減がひどく利き過ぎてゐる  破滅はきまつてゐる  凡器が、かくまはれてゐる  うに見まもつてゐる  掌面に載せられてゐる  捜り出してゐる  ままにしてゐる  秘蔵してゐる  押へつけられてゐる  鑑定が誤つてゐる  根拠してゐる  云つてなまけてゐる  のを仰いでゐる  真直ぐに降つてゐる  襞から襞にかけておりてゐる  為事をしなれてゐる  雨がしとしと降つてゐる  昨日から降つてゐる  こと遊んでゐる  迎へゐる  いつか根を下してゐる  日記をつけてゐる  万葉集を見てゐる  猿蓑を見てゐる  歌をも見てゐる  ら人のゐる  大胆を誇つてゐる  雋鋭を弄んでゐる  みを伝へてゐる  想はせてゐる  息吹きを吹きこんでゐる  通はせてゐる  具へてゐる  女人を現してゐる  西方より来てゐる  恩恵を蒙つてゐる  模倣を試みてゐる  腰を下してゐる  理解に根ざしてゐる  独自性をにじませてゐる  表現に志してゐる  リズムを打つて流れてゐる  海彼にゐる  何かを見てゐる  姿さへ写されてゐる  麦酒を飲んでゐる  薫ゆらせてゐる  峡湾を見下してゐる  昔に消えてゐる  耳に鳴り渡つてゐる  真理を含んでゐる  円光を頂いてゐる  真似ばかりしてゐる  美徳を持ち合せてゐる  大軍を斬り崩してゐる  罪悪としてゐる  意識を抱いてゐる  岩見重太郎を愛してゐる  彼岸に立つてゐる  豪傑を愛してゐる  人身御供を貪つてゐる  銀座通りを歩いてゐる  同一に出来てゐる  陳列されてゐる  短尺をぶら下げてゐる  拵へてゐる  天下を睨んでゐる  命を保つてゐる  垢じみてゐる  やうに殺気立つてゐる  やうに煮え返つてゐる  態さへ帯びてゐる  数節の示してゐる  才力を負うてゐる  恣にしたと伝へられてゐる  一拶を与へてゐる  露はしてゐる  風を示してゐる  のと似てゐる  徹底を愛してゐる  豪奢を誇つてゐる  所以を示してゐる  旅先にゐる  径を通じてゐる  逸趣に富んでゐる  東京にゐる  一室にゐる  牛などは、生きてゐる  つもりでゐる  眼は、怒つてゐる  家がたてこんでゐる  壁は落ち、傾いてゐる  肉を売つてゐる  それに応じてゐる  新京極辺で働いてゐる  オミクヂばかり睨んでゐる  景気に浮かされてゐる  ぢかに着てゐる  顔をして、暮してゐる  尻に敷かれてゐる  やうに飛び出してゐる  一室にくすぶつてゐる  給されてゐる  先生がゐる  カードを読んでゐる  コップ酒を呷つてゐる  端唄を唸つてゐる  インチキ薬を売つてゐる  刑事を怖れてゐる  眼付をしてゐる  笑ひ痴れてゐる  客が来てゐる  石屋を営んでゐる  碁盤をふいたりしてゐる  掃除までしてゐる  晩は行かずにゐる  話をきかせてゐる  ヘッヘッヘ、いや、どうも、と喜んでゐる  誇りを一々つぶしてゐる  言訳してゐる  隣に坐つてゐる  酒色に費してゐる  人が、余程、どうかしてゐる  大根幹を為してゐる  ビリしてゐる  顔で睨んでゐる  八ツ橋を作らせてゐる  暮しに老いこんでゐる  ぢこんでゐる  説明してゐる  幾箇に化けてゐる  頭を集めてゐる  支那服を着てゐる  打水をしてゐる  運轉手のゐる  後までつづいてゐる  花がにほつてゐる  家にゐる  敵意を見せてゐる  敵意が溢れてゐる  けが子供に祈つてゐる  実在してゐる  僕にともなく呟いてゐる  痙攣してゐる  羽交締にしてゐる  食ひついてゐる  急所まで心得てゐる  親子喧嘩を見てゐる  身をうねらせてゐる  チャンと心得てゐる  人生を含んでゐる  構成してゐる  率直に投げだしてゐる  主婦はこぼしてゐる  配達に歩いてゐる  やうに結んでゐる  綺麗だけれども、痩せてゐる  かいな、と冷やかしてゐる  碁を打つてゐる  辛酸表裏を知りつくしてゐる  婿にと心掛けてゐる  娘をどれほど愛してゐる  友達二人教師をしてゐる  名簿を睨んで唸つてゐる  本能的に避けてゐる  ギャングのゐる  凝視めてゐる  途方にくれてゐる  そこまで来てゐる  さまようてゐる  侘び住居へ忍び寄つてほろりとしてゐる  歯ぎしりしてゐる  住人を持つてゐる  好敵手がゐる  ものありとうぬ惚れて、共に張り切つてゐる  對局振を如何にも評し得てゐる  所まで似てゐる  隱退してゐる  憐憫さへ感じてゐる  名だけは聞いてゐる  号してゐる  竹内と似てゐる  間が険しく狭つてゐる  肉の落ちてゐる  酒気も帯びてゐる  贅をつくしてゐる  充血してゐる  恣にしてゐる  つて生きてゐる  句ももう覚えてゐる  書斎で暮してゐる  世界に住んでゐる  孤独地獄に苦しめられてゐる  ことは忘れてゐる  性情の奥深く潜んでゐる  先天的にまゐつてゐる  中天にかかつてゐる  べつ甲蜂がひよつくり飛んでゐる  覚へてゐる  附与されてゐる  感に打たれてゐる  游泳してゐる  脚で可笑しく歩いてゐる  囁きを交してゐる  据ゑ込んでゐる  半身を乗り出してゐる  つて流れてゐる  あたりに流れてゐる  ことに慣れてゐる  つて寝てゐる  悪声を放つてゐる  勉強ばかりしてゐる  なにゆるゆると見えてゐても絶えず流れてゐる  シヤッタアを切らうとしてゐる  渦巻を描いてゐる  ぱをひとりで歩いてゐる  内職にしてゐる  ことを叫んでゐる  腕組をしてゐる  父さんが持つてゐる  味はひ尽してゐる  魂が潜んでゐる  悶掻いてゐる  何を考へてゐる  尾を引いてゐる  土をば見てゐる  殊勝らしく向いてゐる  なにも、怒つてゐる  神主のゐる  水を飲んでゐる  甲羅を着てゐる  祝詞を上げてゐる  廻つてあるいてゐる  蛇がゐる  毒蛇がどつさり住んでゐる  かなり永く住んでゐる  毒蛇がゐる  二十ぴき以上もゐる  どこにゐる  雨が止んでゐる  二時間はたつてゐる  門燈がうすく映つてゐる  中で動かしてゐる  煙草をのんでゐる  詩を書いてゐる  思ひ出してゐる  専念してゐる  仕事にしてゐる  一つ二つの思ひ出は持つてゐる  唱へてゐる  腰をかけてゐる  云ふまで、黙り続けてゐる  顔を見てゐる  前にすわつてゐる  背を打たせてゐる  名の出てゐる  室をあけて待つてゐる  名も出てゐる  妻君はどうしてゐる  同居してゐる  境を流れてゐる  抱擁してゐる  混入してゐる  北歐人に似てゐる  足跡を延ばしてゐる  木の生えてゐる  眼前にゐる  代用教員を勤めてゐる  留置所にゐる  主人が年老いてゐる  滿ちてゐる  心情がにじみ出てゐる  魂を宿してゐる  翁において生かされ、輝かされてゐる  記憶に遺つてゐる  瞑目端座してゐる  專心してゐる  續篇など書いてゐる  告發を受けてゐる  追求してゐる  お話を聞いてゐる  册を成して世に出てゐる  冠つて街を歩いてゐる  放浪してゐる  事務を執つてゐる  立番してゐる  惡事をはたらいてゐる  東京監獄にゐる  敵意を持つてゐる  からおとなしく引つこんでゐる  沒頭してゐる  諸方を探してゐる  聲は少しくうるんでゐる  模範が示されてゐる  誰でも気がついてゐる  相として示されてゐる  不足から来てゐる  結果が生じてゐる  響をもつてゐる  ものも含まれてゐる  自ら社交的と信じてゐればゐる  自分では知らずにゐる  毛にさはりながら歩いてゐる  添つて歩いてゐる  飛沫をあげてゐる  一緒に歩いてゐる  つて、また、歩き出してゐる  眼をとほしてゐる  心配ばかりしてゐる  様子を見てゐる  店先きでもぞもぞしてゐる  伝記は、立つて読んでゐる  金をせびらせてゐる  雨が降つてゐる  爪印ではどうかと尋ねてゐる  のを聞いてゐる  小馬鹿にしてゐる  呪はれてゐる  影がへばりついてゐる  雨の降つてゐる  父をたしなめてゐる  年中カバンをぶらさげて歩いてゐる  訪問してゐる  機嫌などもとりつけてゐる  娘のゐる  技師をしてゐる  漂はしてゐる  食事を運んでゐる  燃える言葉を吐いてゐる  一緒にくらしてきてゐる  手をふり、叫んでゐる  風が吹いてゐる  雪がチラついてゐる  名句を思ひださうとしてゐる  首をひねつてゐる  名をさがしてゐる  風呂敷を包み直してゐる  茶をついでゐる  身をまかしてゐる  鶯が啼いてゐる  雪が降つてゐる  今も、吹いてゐる  時機をまつてゐる  生き甲斐を見てゐる  ぢてはゐる  苦心してゐる  ものが入りみだれてゐる  心掛けでゐる  分りきつてゐる  一分間ぐらゐ、平伏してゐる  まさか、泣いてゐる  声がきこえてゐる  どこにでもゐる  子供は、泣いてゐる  ボールを投げてゐる  ハモニカを吹いてゐる  ろいてゐる  水面を眺めてゐる  女をみつめてゐる  さを、みつめてゐる  何事が分つてゐる  瘋癲人が、うろついてゐる  安穏に暮してゐる  生計を営んでゐる  維持し得てゐる  夢を捨てきれずにゐる  板についてゐる  それぐらゐの所だらう、と呑みこんでゐる  愁を吹きあげてゐる  畑を耕してゐる  奴だ、といきまいてゐる  狐が化けてゐる  ちやんと判りきつてゐる  楽しみにしてゐる  辺に落ちてゐる  話も聞いてゐる  目あてにしてゐる  何時来て見ても泣いてゐる  一日なまけてゐる  のをまつてゐる  黒坊ばかりゐる  鳥もゐる  真剣に取組んでゐる  精神から外れてゐる  願望を抱いてゐる  腰を降して並んでゐる  昼寝をしてゐる  屹度菜の花が咲いてゐる  甘味を持つてゐる  相談してゐる  馬鹿気てゐる  何うかしてゐる  勲章を持つてゐる  アスフアルトが弛んでゐる  なかに霞んでゐる  同人を持つてゐる  仕事を持つてゐる  相を映してゐる  書くことにきまつてゐる  くれない人がゐる  こと自身時代ばなれがしてゐる  努力を阻んでゐる  云はれてゐる  はつきりと覚えてゐる  民衆がゐる  多分に残してゐる  きれいな料理鍋で輝いてゐる  子供等が受けてゐる  子供達の受けてゐる  ものしか与へられないで、いつも飢えてゐる  私達はどんなに悦んでゐる  歌はれてゐる  云はうとしてゐる  ことばかりを待つてゐる  計画してゐる  書くことに努めてゐる  二階から見降ろしてゐる  日を切に夢見てゐる  元気を盛り返してゐる  従事してゐる  のだ、などと自惚れたりしてゐる  さつきから空を見上げ続けてゐる  鬼ごつこでもしてゐる  熱心に見守つてゐる  首将と共に励まれてゐる  骨髄に徹してゐる  活気に充ちてゐる  樹を駈けあがりかけ下りたりしてゐる  大事にされてゐる  かい令嬢のゐる  たくさん丸善に来てゐる  七八つの女の子をつれてゐる  枕もとに坐つてゐる  汽船會社に勤めてゐる  懸命に働いてゐる  留守をしてゐる  事をしてゐる  愚圖愚圖してゐる  戰地で働いてゐる  どこに置いてゐる  新聞を讀んでゐる  私もおとなしくしてゐる  穴をあけてゐる  幅を利かせてゐる  世間一般に信じてゐられると信じてゐる  言を並べてゐる  いつまでも幅を利かせてゐる  不公平を極めてゐる  歌集に出てゐる  読者のゐる  進歩してゐる  歌集などを読んでゐる  数等優れてゐる  足が触れてゐる  調和してゐる  絶え間なく渦巻いてゐる  想ひに耽つてゐる  回想してゐる  饒舌つたりしてゐる  何に憧れてゐる  歩き振りをしてゐる  空を見あげてゐる  歌つた恋歌を奏でてゐる  流行してゐる  中に群れつどうてゐる  花火が散つてゐる  下を目指してゐる  遵奉してゐる  同乗してゐる  永遠に憎み合うてゐる  つて毒気を浴せかけてゐる  沾うてゐる  杜絶えてゐる  横顔にも似てゐる  兎でもぶらさげてゐる  やつぱり袋をつまみあげてゐる  靴ばかりを履き慣れてゐる  こいつがまた折れてゐる  壁に包まれてゐる  名残を見出してゐる  秘密にしてゐる  蔵されてゐる  変質性が潜んでゐる  犯罪性に憧れてゐる  顔を埋めてゐる  はつきりと憶えてゐる  一ト昔も超えてゐる  祖母と話してゐる  金文字が並んでゐる  薬を持つてゐる  見當が付かなかつたが、聞いてゐる  なにかをごそごそ擦つてゐる  大根卸を拵えてゐる  菓子さへ禁じられてゐる  寐てゐる  のか、考へてゐる  何かしてゐる  今誰がゐる  栓を捩つてゐる  窓があいてゐる  一夜にも似てゐる  猫やなぎなどが伸びてゐる  潮流が定まらなかつたりしてゐる  完全に居続けてゐる  居候を続けてゐる  職と心得てゐる  腕をこまねいてゐる  夢をおさへてゐる  潮が流れ込んでゐる  悠やかになびいてゐる  具合だけで、走つてゐる  解つてゐればゐる  此処で働いてゐる  それに就いては訊ねもしないので、黙つてゐる  当分此方にゐる  小脇にしてゐる  平行に進んでゐる  二人が歩いてゐる  何処にでも潜んでゐる  得々としてゐる  高言してゐる  彼処に立つてゐる  何か話してゐる  垂してゐる  釣りをしてゐる  蔭を歩いてゐる  展望室と名づけてゐる  展望室にゐる  乾盃してゐる  オーミング・アップを試みてゐる  今書きかけてゐる  験べて見ると、悉く盗まれてゐる  扮してゐる  外套を着てゐる  すつかり出来てゐる  馬車も来て待つてゐる  友達がゐる  メイちやんがゐる  マーガレットがゐる  近くに進んでゐる  村にゐる  のは解りきつてゐる  問ひ返してゐる  お金を沢山借りてゐる  川が流れてゐる  つて海ばかり眺めて暮してゐる  今朝から海ばかり眺めてゐる  人に責められてゐる  歌はうとしてゐる  悩みをふくんでゐる  眼で待つてゐる  智を食べてゐる  御用をきいてゐる  ぼんやりとすわつてゐる  物音に負かされてゐる  なかへうもれてゐる  消ししてゐる  専念に待つてゐる  犬だまつて聴いてゐる  花のにほひが漂うてゐる  威嚇者がおどろいてゐる  魂へついてゐる  はりをとりまいてゐる  息をふいてゐる  ことをのぞんでゐる  頼り気をなびかしてゐる  鳥はけむりを焚いてゐる  くさりがついてゐる  太鼓をならしてゐる  ことなくねころんでゐる  風琴をひいてゐる  媚がとがつてゐる  やうにはねてゐる  馬銜をかんで繋がれてゐる  はとのつかつてゐる  金色にかがやいてゐる  二つの眼がとびでて黒くひかつてゐる  すきとほつてゐる  羂につつまれてゐる  足をみがいてゐる  ふつくりとしてゐる  涙をながしてゐる  袋をかくしてゐる  わたしにそむかうとしてゐる  ままにまかせてゐる  わたしがいつも愛してゐる  肌にねむつてゐる  やうにうかんでゐる  眼ふはふはうかんでゐる  ものをみつめてゐる  息にぬれてゐる  かくがのこつてゐる  岡のうへにないてゐる  馬をつれてこようとしてゐる  くさりにつながれ、ほそいうめきをたててゐる  さらさらと鳴つてゐる  からだにしなしなとふるへついてゐる  言葉がにほつてゐる  なめらかさを持つてゐる  背中でほえてゐる  ぼうとほえてゐる  とあるいてゐる  つゆをやどしてゐる  あまい唾をためてゐる  ひかりはやはらかにもえてゐる  はりにうごいてゐる  やうにゆれてゐる  なかでたはむれてゐる  影をよみながらあるいてゐる  からこぼれてゐる  やうにはにかんでばかりゐる  ひかりとでしなしなとふるへてゐる  しまつた葉かげのしげりにひそんでゐる  歓び指をおもうてゐる  そよめいてゐる  雪が待つてゐる  雪がまつてゐる  やうに輝いてゐる  霧をまとうてゐる  わたしはのぞんでゐる  はてなさにおぼれてゐる  ひかりのはねをたたいてゐる  なかにゐる  供へてゐる  方に向いてゐる  人達がゐる  立派に持つてゐる  ために載せてゐる  筋肉との持つてゐる  方を眺めて鳴いてゐる  安心とに生きてゐる  對して犯してゐる  氣持でゐる  ほんとうに生きてゐる  あらはし申してゐる  一首も貫かれてゐる  脈を引いてゐる  言外にこもつてゐる  聲をあげてゐる  意味してゐる  三首收録せられてゐる  神社にゐる  意も含まつてゐる  題で載つてゐる  研究せられてゐる  説経節の伝へてゐる  霊を慰めてゐる  相手に慰んでゐる  血を吐いて悶えてゐる  北谷にゐる  風が出来たと説いてゐる  禁札が立つてゐる  禁制が、書かれてゐる  加へられてゐる  細工としてゐる  唐崎で死なせてゐる  消息を洩してゐる  背景としてゐる  経としてゐる  蔵してゐる  一部に最よく似てゐる  栗太郡に接してゐる  両方に分けてゐる  条に似てゐる  胚胎してゐる  理由を見せたに止まつてゐる  其常型は破つてゐる  物語に通じてゐる  両端を引きあうてゐる  問題としてゐる  両家に分けてゐる  原型を引いてゐる  露に見せてゐる  姓を持つてゐる  暗示を得てゐる  小松姫と共に住んでゐる  変つて来てゐる  つて伝へられてゐる  凡そ悪魔に憑かれてゐる  何ものかを欠いてゐる  うち興じてゐる  全体をふくらましてゐる  代り、泣いてゐる  ものが潜んでゐる  ところでかう書いてゐる  小さな子供みたいにしてゐる  私が愛してゐる  非常に愛してゐる  子供たちを見守つてゐる  眼に表はれてゐる  作を書いてゐる  籠められてゐる  隅々までを知り尽してゐる  中に映つてゐる  ものではないにきまつてゐる  Cognoscoergosumだといつてゐる  自分は観てゐる  とき自分が生きてゐる  厭ひながらも生きてゐる  やうに歩いてゐる  涼風をただよはせてゐる  肝胆を砕いてゐる  森閑としてゐる  箱を開きかけてゐる  づと鳴つてゐる  煙草売り、ゐる  咽喉もかわいてゐる  唄をくちずさんでゐる  南が吹いてゐる  四囲は晴れてゐる  臭い風が鳴つてゐる  五郎ちやんは、いまごろどうしてゐる  自由でのんびりしてゐる  ばさんの寝てゐる  眼が澄んでゐる  やうに暑くなりかけてゐる  粉を焼いてゐる  団扇をつかつてゐる  ガスが出てゐる  爪を磨いてゐる  戸籍調べを始めてゐる  ことこと煮えてゐる  籍を置いてゐる  限定されてゐる  鹿児島にゐる  どんどん売つてゐる  なかに愛されてゐる  暮しをしてゐる  迷論を飛ばしてゐる  大切にしてゐる  省線が走つてゐる  値段がついてゐる  吸収されようとしてゐる  まにまに涼やかに鳴つてゐる  神さんが呼んでゐる  愛読してゐる  気質からも来てゐる  痕が錆びてゐる  底に目覚めてゐる  時を待つてゐる  擾れてゐる  光栄に曝されてゐる  強力に泣いてゐる  転移を聴いてゐる  ごつごつ曝らされてゐる  秘密や喚いてゐる  邀はふとしてゐる  むざんに噛んでゐる  天幕は醒めてゐる  必死と握つてゐる  人を喚んでゐる  声を聴いてゐる  手をあげてゐる  管をまいてゐる  皮膚を噛みくだいてゐる  幽霊について喚いてゐる  道に溢れて流れてゐる  呼止め、いろいろ話してゐる  者がゐる  雲がしきりに動いてゐる  牛のゐる  のなども見えてゐる  逡巡してゐる  方へ越えようとしてゐる  慾望をも満たさうともせずにゐる  目前を流れてゐる  手をなめてゐる  まつてゐる  わたしをまつてゐる  顫へてゐる  空へのびてゐる  やうに慌ててゐる  ゆぴとが現代的に泣いてゐる  所にめざめてゐる  十字架に繋がれてゐる  惜まず鳴いてゐる  插してゐる  畫んでゐる  方がすぐれてゐる  建築よりもすぐれてゐる  プロレタリア的イデオロギイに貫かれてゐる  分裂を生ぜしめてゐる  中心としてまき起されてゐる  現在もつてゐる  名前で呼んでゐる  参照してゐる  意図を抱いてゐる  それをもつてゐる  あらはされ過ぎてゐる  やうに祭られてゐる  から成立してゐる  結合されてゐる  関連してゐる  ものを欠いてゐる  のは全くあやまつてゐる  姿が現はれてゐる  マルクス主義的批評をしてゐる  文芸批評をしてゐる  ものだと信じてゐる  世間を騒がせてゐる  側にゐる  引用されてゐる  引用してゐる  私の見てゐる  問題とされてゐる  苦悶に悩んでゐる  墓についても悩んでゐる  教徒にとり巻れてゐる  自ら責めてゐる  待伏してゐる  白らみ果ててゐる  白らんでゐる  寂としてゐる  中に現はれてゐる  此人気を見てゐる  女房子供を連れて来てすわり込んでゐる  器械油の附いてゐる  さに浮かれてゐる  平生ひつそりしてゐる  たか、知らずにゐる  模様の見えてゐる  楽んでゐる  札を持つてはゐる  心配をしてゐる  席にゐる  貧乏人を羨んでゐる  跳らせてゐる  兎に角皆気がいらつて来てゐる  気が利いてゐる  屹立してゐる  中で揉まれてゐる  双方共背後から押されてゐる  一番前にゐる  火消番の立つてゐる  がちがち云はせてゐる  そこに止まつてゐる  自分の持つてゐる  ことにはならないし、求めてゐる  やうに佇んでゐる  水面に出てゐる  ものと信じてゐる  京阪に生きてゐる  事に考へてゐる  成り立ちが似てゐる  交叉してゐる  脊との合うてゐる  遊んだことを覚えてゐる  用語例に、たしなむを使うてゐる  存してゐる  清水組にゐる  意とし、その使うてゐる  のを避けようとしてゐる  関係を繋いでゐる  逆に見せてゐる  通俗的に解して、最もよく知られてゐる、或は最もありふれてゐる  代表とされてゐる  から成立つてゐる  から伝承されてゐる  伝播してゐる  転訛してゐる  暗示してゐる  助けを求めてゐる  註文したりしてゐる  標準語を話してゐる  ものと考へてゐる  創作をさへ試みてゐる  ところ/″\咲いてゐる  物にあふれてゐる  魂を牽きつけようと企んでゐる  音を奏でてゐる  何だか夢の中ででも見てゐる  搜しまはつてゐる  落着いてゐる  窓硝子がところどころ破れてゐる  ひつそりと垂れてゐる  時からそつくりそのままにされてゐる  二階へ通じてゐる  生返事をしてゐる  呆氣にとられてゐる  腹を立ててでもゐる  彼等を見上げてゐる  濃やかににじみでてゐる  つて感心してゐる  本ばかり讀んでゐる  ものをよく讀んでゐる  話をきいてゐる  飜譯してゐる  轉車があいてゐる  小説に通じてゐる  ものなら大抵讀んでゐる  小説を好んでゐる  行ツてゐる  ツてゐる  睨合をしてゐる  知ツてゐる  隨分道具あつかひされてゐる  思ツてゐる  意味からいふと葬られてゐる  書生もゐる  下婢もゐる  やうと心掛けてゐる  陰氣にしてゐる  立ツてゐる  憬てゐる  智識慾に渇してゐる  守ツてゐる  喧嘩をしてゐる  養ツてゐる  蹂躙され苦しめられてゐる  罵倒してゐる  安全にしてゐる  待ツてゐる  辛而露命を繋いでゐる  ぢくれてゐる  基因してゐる  家が何時もごたすたしてゐる  持ツてゐる  體を憎むでゐる  徳性が、どつさり、あふれてゐる  上にゐる  手袋がはまつてゐる  先がやけおちてゐる  徳性をどつさりもつてゐる  ぶつてゐる  息をしてゐる  酔を充たしてゐる  客がゐる  イ泣いてゐる  編輯してゐる  ステツキを売つてゐる  世間に知られてゐる  方へと走つてゐる  十二時を過ぎてゐる  一人で歩いてゐる  幸福が待つてゐる  下宿でもしてゐる  間借をしてゐる  天井から垂れてゐる  そつと来てゐる  此処にゐる  姿が彫り込まれてゐる  暇をたまらなく持て余してゐる  衰褪から全く免れてゐる  警戒してゐる  子がゐる  まま立つてゐる  背伸びをしてゐる  感受性が現はれてゐる  形は、すらつとしてゐる  言ふより寧ろ瘠せてゐる  はつきりと顕れてゐる  方向に気づいてゐる  内容を持つてゐる  肉体だけで立つてゐる  確かに握りしめてゐる  視線をまかせてゐる  陳列窓を覗いてゐる  頸に咲いてゐる  生活を織り始めてゐる  昂奮から遠ざからせてゐる  上に立つてゐる  感激してゐる  血のにじんでゐる  冷笑が響いてゐる  哀調をさへ帯びてゐる  痲痺してゐる  貧乏でも溌溂としてゐる  自分が信じてゐる  感服してゐる  中に細々と生きてゐる  やうにふりまいてゐる  タガを入れてゐる  用意してゐる  言はないで愛してゐる  蛙が泳いでゐる  メダカがピンピン泳いでゐる  人生ぢやありませんか全く生きてゐる  善魔がゐる  あゆつくり話しませうまだ生きてゐる  ヒヨコヒヨコ歩いてゐる  肩を叩いてゐる  卵ばかり生んでゐる  笑ひを投げあつてゐる  月さんをかすめてゐる  道へ立つてゐる  つて車を押してゐる  窓を叩いてゐる  空へぶちまけてゐる  鍵を持つてゐる  ウヨウヨしてゐる  廻転椅子にすがりついてゐる  荒神山の上で呼んでゐる  空高く空高く呼んでゐる  鷄が鳴いてゐる  湯気を見てゐる  鎖大根畑が白く凍つてゐる  朝米をといでゐる  ぢつとふれあつてゐる  狐が走つてゐる  月に開いてゐる  やうに立つてゐる  三里ほど離れてゐる  沿つて並んでゐる  都會は汚れてゐる  自分の歩いてゐる  のどをうならせてゐる  雨が全く止んでゐる  ツてでもゐる  肩をしてゐる  前をふさいでゐる  雨にぬれてゐる  役人がゐる  カーブしてゐる  源吉の立つてゐる  眼かくしされてゐる  かけ合ひでもしてゐる  息だけはしてゐる  鰓だけが動いてゐる  ひつつかまれてゐる  荷物をおろしてゐる  畑で働いてゐる  上で働いてゐる  河が曲りくねつてゐる  その後を見送つてゐる  ハシケを引張つてゐる  つて、進んでゐる  由が隣りに坐つてゐる  焚火をしてゐる  つた頬骨の出てゐる  のが剥げてゐる  餘程離れてゐる  鏡臺についてゐる  半分出てゐる  仕方がないから、待つてゐる  太鼓を打つてゐる  機械をふんでゐる  ばたん、動かしてゐる  帶にかけてゐる  女は、ふくらんでゐる  乳房を抑へつけられてゐる  日本髮につけてゐる  冬が待つてゐる  誰がどうしてゐる  金がまだ生きてゐる  裏を流れてゐる  來られてゐる  靴をはいて歩いてゐる  貧乏してゐる  小便をしてゐる  事でもしてゐる  外につもつてゐる  殘してゐる  今吹雪いてゐる  話が出てゐる  しりしてゐる  むつちり考へこんでゐる  貧窮してゐる  手を通してゐる  是非遊んでゆけと、着かけてゐる  窓から熊が覗いてゐる  そつちの方をすかして見てゐる  イヤになるほど疲れてゐる  いふ工場で働いてゐる  セキをしてゐる  落付いてゐる  待遇をうけてゐる  びつくりしてゐる  そつちではどうして暮してゐる  それをきいてゐる  芳を憎んでゐる  あはれんでゐる  考へ込んでゐる  飮んでゐる  結果を待つてゐる  話をきいたりしてゐる  眼をつけてゐる  一杯くつついてゐる  べつてゐる  今起らうとしてゐる  つてついてゐる  百姓達が待つてゐる  つて續いてゐる  身體に着いてゐる  一散に走つてゐる  四十をずつと過ぎてゐる  のが、いきり立つてゐる  人が立つてゐる  ちの方を見てゐる  返事をしてゐる  何が何やら分らずにゐる  三人もついてゐる  上ずつてゐる  床についてゐる  粘土でもぬられてゐる  ものをつかんでゐる  幕でも降ろされてゐる  身體をゆすつたりしてゐる  くみ合はせてゐる  外套についてゐる  慘めに暮してゐる  手紙を待つてゐる  來ようとしてゐる  云つて歩いてゐる  土間から續いてゐる  澤山積まさつてゐる  芳がゐる  かすかに動いてゐる  根性を責めてゐる  立場にも置かれてゐる  誰も、もう歩いてゐる  發しながら燃えてゐる  人や、立つて見てゐる  消防をしてゐる  添つて並んでゐる  手を振つてゐる  騷いでゐる  時には一寸、何故生きてゐる  気持がしたが、俯いてゐる  ジツと見てゐると、生きてゐる  緑を映してゐる  弟を宥めすかしてゐる  沈黙が続いてゐる  お話ししてゐる  云つて呉れてはと、周章ててゐる  喫茶店で待つてゐる  喫茶店にゐる  それは猶信じてゐる  ゴマ化されてゐる  概念作用を持つてゐる  ジツと視てゐる  弟の寝てゐる  私がゐる  死を待つてゐる  兄弟がゐる  二階にゐる  煙草を吹かしてゐる  地鳴りでも聞いてゐる  声もなく呟いてゐる  弟は既に旅立つてゐる  ビールを飲んでゐる  帰つて来てゐる  十分に罰せられてゐる  ことには馴れてゐる  乞食はゐる  乞食もゐる  嘲弄されてゐる  道路を走つてゐる  一かたまりづゝぽっつりと置き忘れられてゐる  其上幾万か生きてゐる  ほうとしても立ち止らず、まだ歩き続けてゐる  くり返されてゐる  移つて来てゐる  本位とせられてゐる  紊れてゐる  加へて来てゐる  発達から来てゐる  五所より遅れてゐる  祓へ去らうとしてゐる  鎮花祭によく似てゐる  近代までもさうせられてゐる  条件が忘れられてゐる  庭に出てゐる  年よりが、うろついてゐる  特殊神事とせられてゐる  外見に包まれてゐる  脱却せられてゐる  信仰に基いてゐる  言つた用例を残してゐる  部分が、まだ多く壊れないでゐる  聯絡を持つてゐる  事を表してゐる  先がある、と考へてゐる  関係してゐる  水に絡んでゐる  物から出てゐる  相撲の絡んでゐる  人を見れば挑みかけるとしてゐる  記憶が出てゐる  風俗さへ添うてゐる  露骨にしてゐる  事を見せてゐる  霊などを分けてゐる  印象を書いてゐる  行事がとりこまれてゐる  此をおとりこしと言うてゐる  十一月にとり越してゐる  附随してゐる  訓んでゐる  神とせられてゐる  のだとしてゐる  増殖と解してゐる  無意識ながらとりこんでゐる  意をも持つてゐる  発想法をしてゐる  酔ふてゐる  けが存在してゐる  事を考へてゐる  前に懸つてゐる  私の考へてゐる  始めやうとしてゐる  通りに怒つてゐる  唱歌を聞いてゐる  照り添ふてゐる  ピアノを弾いてゐる  音を聞いてゐる  身を案じてゐる  やうに流れてゐる  今宵は絶えてゐる  さうして眺めてゐる  私に怒つてゐる  今想像してゐる  職業にしてゐる  心を尽してゐる  目醒めてゐる  ばかにしてゐる  承知してゐる  オールマイテイーとを握つてゐる  女王を持つてゐる  一枚もつてゐる  兵士を持つてゐる  女王を握つてゐる  印象を残してゐる  そこらにゐる  酒には、かなり手古摺つてゐる  酒ばかり飲んでゐる  彳んでゐる  内に、ほんのりと浮いてゐる  漂ふてゐる  無駄書きをしてゐる  ツ伏して睡てゐる  間佇んだりしてゐる  おけらの泣いてゐる  藻掻いたりしてゐる  翻弄してゐる  態度をしてゐる  咥へながらわめき立てたりして歩いたりしてゐる  半分腐りかけてゐる  顏ばかりまじまじと眺めてゐる  肉附きをもつてゐる  默り込んでゐる  隨分綻びてゐる  晝間はあそんでゐる  すきから此方をさし覗いてゐる  夢でも見てゐる  來るんで困つてゐる  音色がひそんでゐる  顏をしてゐる  商賣をしてゐる  少女時代から切り苛なまれてゐる  しとやかさを持つてゐる  あたりがやや弛んで窪んでゐる  餘響してゐる  外から手をかけてゐる  しろに現はれてゐる  のを眺めたりしてゐる  縫物してゐる  騷騷しくわめき立てたりしてゐる  前に立つと、いつも出てゐる  金がかかつてゐる  性格をもつてゐる  上に腰かけてゐる  ベンチに腰かけてゐる  下にでもゐる  聲で啼いてゐる  乘りかかつてゐる  病氣をもつてゐる  のをきいてゐる  心からしみじみと話してゐる  病人がゐる  やうに睡つてでもゐる  諦らめとを有してゐる  ゴミゴミしてゐる  女は心から苦しめられてゐる  肉體をもつてゐる  家もわかつてゐる  一しよにゐる  此男はまだ疑つてゐる  匿まつてゐると疑つてゐる  晩までゐる  羽子をついたりしてゐる  誓ひながらゐる  姿勢とを正しく保つてゐる  故郷の空氣が引つかかつてゐる  無意味に塗りつぶしてゐる  戰いでゐる  電柱をとりまいてゐる  門口を見守つてゐる  目をなげながらゐる  炭火にあたつてゐる  ちやんと着てゐる  變温かくて喜んでゐる  言つて探してゐる  匿まつてゐる  やうに思はれてゐる  見張りしてゐる  隨分貧乏してゐる  みんな貧乏してゐる  やうに生きてゐる  苦にもしないでゐる  何かに繋がれてゐる  氣もちでゐる  中がしつかりとしてゐる  客をよんでゐる  唏いてゐる  やつて泣いてゐる  此麼ところにゐる  目がいつの間にか見てゐる  目が見てゐる  お前さんも然うしてぶらぶらしてゐる  曇つた聲がつづいてゐる  壓しつけられてゐる  顫えてゐる  下にでも組みしいてどやしつけてゐる  灰を掻き廻してゐる  仕草をつづけてゐる  全面を覆ふてゐる  やうに、噎せ返つてゐる  聳立してゐる  威嚴をもつてゐる  彈力をもつてゐる  鬼にならうとは、かうして眺めてゐる  濳んでゐる  思つて見てゐる  挨拶をしてゐる  襟もとから覗いてゐる  默つてお針をしてゐる  から此方にきてゐる  君のゐる  引摺られてゐる  お客をとらうとしてゐる  私の問うてゐる  言はうとしてゐる  諦らめて稼いでゐる  加はつてゐる  滑らかさを持つてゐる  あたりに漂うてゐる  習ひにきてゐる  お話してゐる  胴を拭いたりしてゐる  顏が大きく映つてゐる  決心を仄めかしてゐる  のを見てゐる  ものを含んでゐる  感情がたぎつてゐる  火にかざしてゐる  藻掻いてゐる  さに充ちてゐる  二階に借りてゐる  つてあるいてゐる  たびも繰り返へされてゐる  誰かが呼んでゐる  ぶん汚なくしてゐる  室も片づいてゐる  顏を見てゐる  綟れ込んでゐる  どこへ勤めてゐる  さが澄んでゐる  澄してゐる  ぢっと見てゐる  なほ天井を見つめてゐる  うちにひろげてゐる  女になって歩いてゐる  自由に楽しく歩いてゐる  葉の寝てゐる  前に戦慄いてゐる  窓にてりつけてゐる  日光が輝いてゐる  銀色に冷たく光ってゐる  医師たちがいかめしく歩いて来てゐる  のも知ってゐる  人看護婦などが見守ってゐる  やうに、ふるへてゐる  頃彼女の寝てゐる  一人でゐる  幸福に咲いてゐる  日光浴をしてゐる  表現されてゐる  濕つた薪にも似てゐる  作を甚だ讀みづらくさせてゐる  話を持つてゐる  含蓄を持つてゐる  場所も憶えてゐる  稽古を重ねてゐる  つて出てゐる  それを信じてゐる  風に吹き曝されてゐる  ものを常に感じてゐる  僕は待つてゐる  残存してゐる  繼いで流れてゐる  用意をしてゐる  戰場で聞えてゐる  湯谷ホテルと呼んでゐる  經營してゐる  咲きしだれてゐる  岩を穿つて流れてゐる  ばようしないにきまつてゐる  山が高々と聳えてゐる  何處を流れてゐる  雲が流れてゐる  流を見下してゐる  眼下を見てゐる  聲が起つてゐる  下草をなしてゐる  尾根から傳つて歩いてゐる  末を消してゐる  景色を眺めてゐる  上にちらちら輝いてゐる  鳥が頻りに啼いてゐる  のだが、待つてゐる  迫つた調子を持つてゐる  中に包んでゐる  複雜さを持つてゐる  よそ鴨に似てゐる  換へて啼いてゐる  一聲二聲と聞いてゐる  耳を澄ましてゐる  ために動いてゐる  漠としてゐる  帆に懸けてゐる  言つた意味に使うてゐる  様に説いてゐる  解釈は伴うてゐる  今も言うてゐる  語に訳してゐる  意思を試してゐる  方に踏みこんでゐる  用語例を持つてゐる  加つて来てゐる  から言うてゐる  から変化してゐる  民譚を止めてゐる  転化は経て来てゐる  共通してゐる  方法と観られてゐる  用ゐてゐる  態度を含んでゐる  責任を負うてゐる  形を見せてゐる  逆に書かれてゐる  真否を誓うてゐる  神意から出てゐる  神慮に叶うてゐる  一つに扱うてゐる  言つた用語例が助けてゐる  傾向を見せてゐる  おだてる意を持つて来てゐる  倫理観を伴うて来てゐる  説を記しつけてゐる  理窟は立つてゐる  方に傾いてゐる  非難もあると書かれてゐる  樂しみに待つてゐる  合ひをしてゐる  輕蔑されてゐる  自分を待つてゐる  せいとが待つてゐる  ひつてゐる  競漕ぶりを見てゐる  靜かにほの白く輝いてゐる  滯在してゐる  ことにきまつてゐる  なにまで美しく燃えてゐる  彼女等から離れて暮してゐる  ものにしてゐる  今、溢れ流れてゐる  今頃ひとりでどうしてゐる  斯うして離れてゐる  今、尖がり過ぎてゐる  状態にまで進んでゐる  請求してゐる  思つてゐたが、どうかしてゐる  互ひに好いて好かれてゐる  潜在して、悶えてゐる  同感してゐる  默つて聽いてゐる  涙を溜めてゐる  燒かれてゐる  混つた臭い啖汁を吐いてゐる  酌に出てゐる  神經を傷めてゐる  路普請にかかつてゐる  土砂を崩したりしてゐる  一部分掻き濁してゐる  一日一日が延ばされてゐる  意外に進んでゐる  征服されてゐる  他家へ嫁いでゐる  氣にしてゐる  いくらでも採れたといつてゐる  紛々と散つてゐる  具合よくいつてゐる  ゆふがた木曾に着くまでにはとおもつてゐる  乗つた汽車の走つてゐる  薄日がさして来だしてゐる  相槌を打つてゐる  話し方をしてゐる  本を読みつづけてゐる  本ばかり読んでゐる  簇がらせてゐる  花がさいてゐる  くつつけて眺めてゐる  くつきりと立つてゐる  やうにぽたぽたと落ちてゐる  一緒に住んでゐる  クシヤミをしてゐる  格子窓が開いてゐる  長身をもてあましてゐる  はつきりそれと覚えてゐる  教務主任をしてゐる  貫禄を示してゐる  わが国にも知られてゐる  つて引摺られてゐる  現在つかはれてゐる  現在用ひられてゐる  癖がついてゐる  芍薬の咲いてゐる  肌色をなしてゐる  はりに附いてゐる  彼女等は干からびてゐる  記入されてゐる  岐れてゐる  古蹟と呼ばれてゐる  割拠してゐる  角度から伝説は充たしてゐる  ものから飛翔してゐる  綜合感から出発してゐる  半面についてゐる  慄へてゐる  芍薬作りなどして遊んでゐる  限り、動いてゐる  顔をみつめてゐる  鉋をかけてゐる  私どもの住んでゐる  ユキから聞かされてゐる  前を歩いてゐる  穗を吹いてゐる  蔽はれてゐる  拾ひ讀んでゐる  蝋燭のともつてゐる  切符を賣つてゐる  親しくしてゐる  戲れてゐる  橋上を歩いてゐる  眼を落してゐる  胡坐をかいてゐる  喰んでゐる  つて欠伸をしてゐる  日向ぼつこをしてゐる  控へてゐる  焦躁が燃え立つてゐる  つた水にきたならしく打ち上げられてゐる  釣を垂れてゐる  どこか似てゐる  詩人等に似てゐる  が床てゐる  労れてもゐる  噂をしてゐる  三田文学に出てゐる  芝居に臨んでゐる  顔を見られてゐる  見物席に充ち満ちてゐる  知識欲に駆られ過ぎてゐる  芝居を見てゐる  ことが、どうかしてゐる  原本をもつと活きて掴んでゐる  ことは聞いてゐる  発生を経てゐる  あたりに聳えてゐる  裝で、列んでゐる  移動してゐる  入口を塞いでゐる  後に待たされてゐる  呈出されてゐる  腐蝕してゐる  引力が働いてゐる  ために、たとへばひどく疲れてゐる  狼に追はれてゐる  山になってゐる  ひとりで空うそぶいたりしてゐる  何かどなってゐる  両手に載せて睡ってゐる  肩をならべてゐる  冠ぐらゐをかぶって、きちんとすましてゐる  平らにしようとしてゐる  野火をみつめてゐる  力が残ってゐる  やつもよく睡ってゐる  夢を見てゐる  お前は忘れてしまってゐる  工合に泣いてゐる  夕方歩いてゐる  ために歩いてゐる  一年も歩いてゐる  から踊ってゐる  喰ひ込んでならんでゐる  ためにかくれてゐる  化石してゐる  吸はれてゐる  包囲してゐる  水を呑んでゐる  チュウチュウ水を呑んでゐる  びちょびちょ水を呑んでゐる  手もとを見つめてゐる  電線にとまつてゐる  あんが死にかけてゐる  坊やが泣いてゐる  火をおこしてゐる  窓をみてゐる  好条件に恵まれてゐる  庭に生えてゐる  町に勤めてゐる  三本立つてゐる  はけ口が無いのでひきとらずにゐる  戯作世界にゐる  ものだと考へてゐる  みんな中間が欠けてゐる  ことが忘れられてゐる  根本に欠けてゐる  ものだと思ひこんでゐる  心にふれてゐる  ことを切に欲してゐる  呪ふどころか愛し喜んでゐる  人間苦を見つめてゐる  予期してゐる  一つ一つ頭に書入れてゐる  雰囲気からハミ出してゐる  熱狂してゐる  軽蔑と同時に憎んでもゐる  闘してゐる  日頃忿懣を語りあつてゐる  のと唸つてゐる  唄声が入り乱れてゐる  威勢はよいがよろけてゐる  やうによろけてゐる  海に似てゐる  キミ子を待つてゐる  上で焼かれてゐる  キミ子に思ひを寄せてゐる  寝床の敷かれてゐる  ことが絡みついてゐる  頭にからみついてゐる  友情を裏切つてゐる  人間がゐる  計量せられてゐる  否定してゐる  黙殺してゐる  それから一週間前ぐらゐにも二三度来てゐる  急所を外れてゐる  眼もうるんでゐる  濡縁にしよんぼり立つてゐる  春も終らうとしてゐる  冷然と見下してゐる  虱がゐる  さを測つてゐる  力がまだ生きてゐる  キミ子を犯してゐる  ぢてゐる  無視してゐる  キミ子は嗅ぎつけてゐる  キミ子がゐる  苦悶を見つめてゐる  両手で押してゐる  トランクを眺めて暮してゐる  腰をくねらせたりして見てゐる  キミ子に似てゐる  はつきりとしてゐる  私は覚えてゐる  遊びをしてゐる  隅にとまつてゐる  何里も離れてゐる  まり大振りをせずに乗つてゐる  弾動を保つてゐる  見物なんてしてゐる  昔からさうよびなれてゐる  あたしは考へてゐる  ぴつたりと絶たれてゐる  熱中してゐる  噂してゐる  家に住んでゐる  電車が通じてゐる  胎内にゐる  別に隠してゐる  日本人ばなれがしてゐる  べつたりしてゐる  ここにゐる  肩を並べて坐つてゐる  構へてゐる  胃ケイレンを起して騒いでゐる  宿をしてゐる  美術史を受け持つてゐる  手を出されてゐる  甥夫婦から、よく承つてゐる  ことに努めてゐる  経営してゐる  相手にしてゐる  知らないでゐる  のを聞き馴れてゐる  肩を怒らしてゐる  默つて煙草を吸うてゐる  思ひ出に耽らうとしてゐる  ことを忘れかけてゐる  彼方に、吹き飛ばされてでもゐる  のを忘れかけてゐる  若い妻とはどうしてゐる  閉ぢ籠められてゐる  信玄袋を提げてゐる  一面に散らばつてゐる  逗留してゐる  何處かで腐つてゐる  自炊をしてゐる  其處に見えてゐる  上を歩いてゐる  上に坐つてゐる  一手に引き受けてゐる  後姿を見てゐる  秋風が吹いてゐる  突つ立つてゐる  竹ときまつてゐる  丁寧にやり過ぎてゐる  皮とに痩せてゐる  餘白に現はれてゐる  ことを忘れてゐる  水を撒いてゐる  中途半端でゐる  大陸放浪から來てゐる  寢姿でゐる  境地として過してゐる  姿を見てゐる  仕立てを頼んだりしてゐる  勘定してゐる  好意を持つてゐる  若い娘はあつかひつけてゐる  鼠がさわぎたててゐる  何かを考へてゐる  獨りでゐる  話がついてゐる  只事ではないにきまつてゐる  やうにすんなりとしてゐる  むしかへされてゐる  二千七百圓ほど取つてゐる  からかつたりしてゐる  群をみてゐる  通用してゐる  指示しようとしてゐる  映画的手法を漫然と取入れてゐる  関連はしてゐる  直接結びついてゐる  僕は讀んでゐる  河童がゐる  眼をあけてゐる  ぢつとこつちを見てゐる  帰りを待つてゐる  彼がまだ寝てゐる  誤りばかりに充ちてゐる  間違へてゐる  ものだといつてゐる  其処にのみあるといつてゐる  散文でつないでゐる  主張してゐる  断言してゐる  二様に考へられてゐる  言葉で表されてゐる  ごろつきから出世してゐる  機会に述べてゐる  手を借りてゐる  腕貸しをしてゐる  山伏しの影を止めてゐる  名を持つてゐる  手を焼いてゐる  法力を持つてゐる  膾炙してゐる  讃美してゐる  生活から発生してゐる  つて了うてゐる  様に見てゐる  今日一般が考へてゐる  価値を持つてゐる  一般が考へてゐる  力を致してゐる  屬してゐる  鬱憂性に傾いてゐる  しづかに動いてゐる  そこに坐つてゐる  影を見てゐる  心でゐる  しづかに浪を見てゐる  寢ころんでゐる  恐れにふるへてゐる  憂鬱をつつんでゐる  くそよそよとうごいてゐる  壁にさむくもたれてゐる  かいでゐる  浮雲がながれてゐる  ひとりで遊んでゐる  蝶類が飛んでゐる  遠くにかがやいてゐる  輝やいてゐる  曲線がもつれあつてゐる  影をみつめて泣いてゐる  光がてらしてゐる  川邊川邊で鳴つてゐる  空にのぼつてゐる  外で鳴いてゐる  もの景色はあかるくかがやいてゐる  夜空にけむりを吹きあげてゐる  亡靈のゐる  象たちがぞろりぞろりと歩いてゐる  草を見てゐる  日ざしがかげつてゐる  ぜんとしてゐる  考へこんでゐる  刷毛で塗られてゐる  ゆらゆらと動いてゐる  鷄が見てゐる  匂ひも行手にちかくそよいでゐる  わたしを眺めてゐる  漂泊してゐる  上になやんでゐる  向うで吠えてゐる  犬は病んでゐる  窓で見てゐる  地面におよいでゐる  草に投げ出してゐる  なにを眺めてゐる  拍節を踏んでゐる  なつて流れてゐる  詩に求めてゐる  觀念から超越してゐる  散漫してゐる  形體に示されてゐる  拍節を示してゐる  重視されてゐる  メロヂイをもつてゐる  社會に住んでゐる  低迷してゐる  使用されてゐる  精神から流出してゐる  優勢を示してゐる  寢ぼけてゐる  日のあたつてゐる  前にしてゐる  見事に溶け込まされてゐる  苦心慘憺してゐる  奧深くでしてゐる  あくがれてゐる  心から誦經してゐる  俯してゐる  和泉式部は考へてゐる  清らかに照らしてゐる  口を開いて待つてゐる  心理のみが死ぬまで続いてゐる  釘づけにされてゐる  つて行くので困つてゐる  颯爽と歩いてゐる  創作は残らず読んでゐる  互ひに許してゐる  奇麗に脱してゐる  書くことに追はれてゐる  これだけで充分まとまつてゐる  のはかくれてゐる  愛読はしてゐる  中で叫んでゐる  大概読んでゐる  ことが書かれてゐる  全体が生き返つてゐる  程に語られてゐる  つて効果をもたらせてゐる  のですつかり読んでゐる  完成を示してゐる  詩的情緒を滲ませてゐる  終してゐる  大概自然に運ばれてゐる  作者が堪へてゐる  ユーモアを出てゐる  性格をようく見ぬいてゐる  承認してはゐる  此作に現れてゐる  徹底して書かれてゐる  感情に殉じて進んでゐる  可成り穿つて描かれてゐる  鮮かに描かれてゐる  ところなどはよく描けてゐる  別れた妻に呼びかけてゐる  はつきりと浮び出てゐる  酔はされてゐる  酔はされてはゐる  態度を保つてゐる  はつきりしてゐる  融和されてゐる  温みに包まれてゐる  処々に現されてゐる  親密さを抱いてゐる  結婚生活にゐる  気持がかなり細かく描かれてゐる  芝居沁みてゐる  気持を描いてゐる  方が優れてゐる  一寸面白く出てゐる  感情に走つてゐる  露骨に現してゐる  腰を掛けてゐる  普通に弾いてゐる  熱心に聴いてゐる  やうに腰かけてゐる  小声でうたってゐる  マントを着てゐる  掛声を入れてうたってゐる  二つ持ってゐる  冠ってゐる  色をしてゐる  剃刀を当ててゐる  賛美歌をうたってゐる  うたひ続けてゐる  さうに唄ってゐる  バカにしてゐる  喜びを知ってゐる  どこをどうしてゐる  モヅモヅ呟きながら、ノロノロと歩き廻ってゐる  銭がたまってゐる  ひとり言を言って歩いてゐる  ことを知ってゐる  五九郎に似てゐる  おまんまにありついてゐる  笑ひに揺れてゐる  前に落ちてゐる  親分もゐる  ッついてゐる  意見してゐる  目的を達し得てゐる  手を動かしてゐる  作用してゐる  手搜りしてゐる  咳をしてゐる  ステイムで蒸されてゐる  眼を大きく見ひらいてゐる  ぢつと睨みつけてゐる  咳をしつづけてゐる  一人きりで暮してゐる  手にしてゐる  背革が傷んでゐる  足に似てゐる  掩はれてゐる  寢呆けてゐる  燿いてゐる  おれを待つてゐる  髣髴させてゐる  番號がつけられてゐる  違ひを生じてゐる  うろと歩いてゐる  内部から血のにじみ出てゐる  露臺に向いてゐる  運動してゐる  ようとしてゐる  胸を躍らせてゐる  支那兵が倒れてゐる  おれを落し入れようとしてゐる  瞞されてゐる  四五寸埋めてゐる  壞されてゐる  露臺に通じてゐる  いま生きてゐる  眞似してゐる  時刻にはいつもまだ眠れないでゐる  つて、まだ眠れずにゐる  發してゐる  誰かがうな垂れてゐる  枕もとにうな垂れてゐる  熱がひどく出てゐる  驚愕してゐる  若葉を出してゐる  療養所にゐる  足ばかり出してゐる  義足でもしてゐる  ステツキを持つてゐる  歡迎してゐる  凭りかかつてゐる  宣教師をしてゐる  ちよこんとしてゐる  手がとれかかつてゐる  探偵小説ばかりを讀んでゐる  觀察をしてゐる  向側にゐる  我慢して起きてゐる  耳を傾けて聞いてゐる  話ばかりしてゐる  ぼんやり凭りかかつてゐる  それからもう歩き疲れてゐる  血が滲み出てゐる  西洋人がさう叫んでゐる  宙に持ち上げられてゐる  介抱してくれてゐる  遊戲かなんぞをしてゐる  ところに集めてゐる  頭の痺れてゐる  匂ひに似てゐる  氣持は、丁度このにほひを嗅いでゐる  叔母が叫んでゐる  噴煙をむくむくと持ち上げてゐる  中にでもゐる  さうにしてゐる  指環によく似てゐる  名のついてゐる  調和が憩うてゐる  静まつてゐる  手紙を書いてゐる  隙間から天井を濡らしてゐる  ソファに起きてゐる  その間ぢゆう睡つてゐる  万年筆で書いてゐる  支度をしたりしてゐる  形を描いてゐる  光を持つてゐる  吸ひとられずに生きてゐる  影を持つてゐる  現在生きてゐる  調和を形づくつてゐる  づつ陰影を許し与へてゐる  幼児であるかを書いてゐる  恢復期を賢く暮してゐる  籠めて書いてゐる  契約してゐる  天を眺めてゐる  陥穽に満ちてゐる  海が持つてゐる  波やを見てゐる  啓示に満ちてゐる  海が揺れてゐる  外を眺めてゐる  すべては流れてゐる  風が流れてゐる  樹立が流れてゐる  薄青く流れてゐる  方がずつと適してゐる  おぼろげながら気がついてゐる  絵具が溶かされてゐる  今描いてゐる  奥につつましく流されてゐる  アンファーズに満ちてゐる  遊びに来てゐる  お話をしてゐる  料理をしたりしてゐる  アングルを読んだりしてゐる  晴々としてゐる  心一ぱいに微笑んでゐる  私を待つてゐる  生活してゐる  喰ツてゐる  眼を通してゐる  熾に燃えてゐる  突ツ立ツてゐる  睨付けてゐる  侮辱してゐる  やうに説かれてゐる  術に長けてゐる  術にも長けてゐる  備へてゐる  變ツてゐる  貢獻しようとしてゐる  住ツてゐる  何か考へてゐる  ツたりしてゐる  雜沓を極めてゐる  物思に沈むでゐる  波を打せてゐる  方を流れてゐる  泡立ツてゐる  悦とに輝いてゐる  其にも似てゐる  繃帶されてゐる  鬱勃としてゐる  息してゐる  街から出てゐる  手に持つてゐる  さんのゐる  型をしてゐる  鳥のゐる  戀ひてゐる  ぐづ/″\言れてばかりゐる  籠から出てゐる  茫つとしてゐる  彈いてゐる  考へ出さうとしてゐる  ぐづ/″\してゐる  べつとり附いてゐる  何かを聞かれてゐる  入口に覗いてゐる  目から隱れてゐる  脱落してゐる  隱してゐる  べた/″\附いてゐる  室に入れられてゐる  以つて天井際から蔽はれてゐる  人の這入つてゐる  冷吉のゐる  默つて傷がどんなに被はれてゐる  だれかゐる  來て附いてゐる  何だかもう長くかうして居着いてゐる  着物を着てゐる  裂つて渡してゐる  もので結んでゐる  ぢれさせてゐる  平生贅澤ばかりしてゐる  となりにゐる  事を禁じられてゐる  ものか、じつとしてゐる  發作的に低く立つてゐる  とき/″\並んで坐つてゐる  冷吉は馬鹿げてゐる  部屋に固まつてゐる  繃帶をされてゐる  つて罨法をしてゐる  寢てばかりゐる  ところにゐる  ぐづり/″\いつまでも附けてゐる  のだから、考へればまだゐる  ぐにや/″\してゐる  弄つて坐つてゐる  默り込んでばかりゐる  默つて極り惡さうにじつとしてゐる  前からゐる  雨樋を直してゐる  方でぶりきを叩いてゐる  いふ人がゐる  やつたりしてゐる  隣にゐる  入院してゐる  ものもあるし、出るなら出てゐる  うしてゐるだけだから、附いてゐる  掩うてゐる  母がゐる  ベンチに待つてゐる  一人暗く見捨てられてゐる  物を考へてゐる  三等室に固まつてゐる  こをしてゐる  事をしてふざけてゐる  戀してゐる  赤い鳥と聞いてゐる  私の着てゐる  絹を、悲しく纏うてゐる  やうに泣いてゐる  考へ沈んでゐる  側に立つてゐる  外に出てゐる  點いてゐる  みんな寢てゐる  氣附いてゐる  自分を包んでゐる  あそこにゐる  隱れてゐる  壞れてゐる  椅子にかけてゐる  やつぱりこの病院にゐる  みんな記憶してゐる  みんな覺えてゐる  目を借りてゐる  あれきり人がゐないで空いてゐる  日夜にゐる  カーテンが懸つてゐる  日向に向けてゐる  下で呼んでゐる  可愛い子供を持つてゐる  お父さんお母さんを苦しめてゐる  彼に最も欠けてゐる  誰よりも心得てゐる  譯されてゐる  Stockと呼んでゐる  序文を書いてゐる  難じてゐる  前にはただ走つてゐる  のに秀でてゐる  それを讀んでゐる  ツウルに住んでゐる  繪で埋まつてゐる  衰へかかつてゐる  頬に浮かんでゐる  波に、浮き、ゆらめいてゐる  眼を見上げてゐる  下を、向いてゐる  色映えてゐる  窓から外ばかり眺めてゐる  試合をしたりさせたりしてゐる  ひねもすそれを眺めてゐる  雰囲気がつくられてゐる  之を着込んでゐる  うごきを眺めてゐる  緋奈子を呼んでゐる  影を呼んでゐる  ぼんやり天井を睨んでゐる  静かに並べてゐる  岸を見てゐる  なかに浸つてゐる  街に棲んでゐる  うちに送つてゐる  満足してゐる  文字に見とれてゐる  二人佇んでゐる  誰かゐる  ひとり朝寝をしてゐる  いつまで寝てゐる  通勤してゐる  近所に棲んでゐる  留守をあづかつてゐる  光に射られて紅く燃えてゐる  荷造を始めてゐる  調停者がゐる  つて聴いてゐる  間、離れてゐる  危機に晒されて、まだまだ変らうとしてゐる  艦載機来襲を刻々と告げてゐる  観察してゐる  ことを続けてゐる  浪費してゐる  ものまで運んでゐる  披いてゐる  ことを尋ねてゐる  狂はしてゐる  疎開してゐる  終戦の日を祈つてゐる  みんなそれぞれ遣繰をしてゐる  嵐に揉みくちやにされて墜ちてゐる  近くで叫んでゐる  朝寝なんかしてゐる  予習に来てゐる  出し合ひをしてゐる  陶酔してゐる  気持を持てあましてゐる  やうに咲乱れてゐる  天井から吊されてゐる  プランが出来てゐる  そのまま蓋の開いてゐる  蓋から喰みだしてゐる  疎開にかまけてゐる  修繕をしてゐる  憂鬱な目ざしを落してゐる  二階では、せつせつと立働いてゐる  憮然と歩いてゐる  土地を歩いてゐる  広島に来てゐる  下に晒されてゐる  いくらでもゐる  三をおどろかしてゐる  眼には、いつも見馴れてゐる  そつて流れてゐる  上に拡がつてゐる  占有してゐる  汽車がのろのろ走つてゐる  うかうかしてゐる  正三はぴんと立つてうまく歩いてゐる  犇いてゐる  跛をひいてゐる  靴をはいてゐる  玄関さきに来てゐる  枠に嵌めこまれてゐる  了へてゐる  路に投げてゐる  先頭にゐる  ひとりで逃げてゐる  立罩めてゐる  照燈が揺れ動いてゐる  話をきかされてゐる  帰宅を急いでゐる  散歩して見憶えてゐる  ラジオをきいてゐる  ままでゐる  気をとられてゐる  鼾で睡つてゐる  鼾をかいてゐる  二枚重ねて着てゐる  ビツシヨリしてゐる  方にゐる  事務室にゐる  会社に勤めてゐる  兵隊がゐる  糸を垂れてゐる  ままにされてゐる  僞傳されてゐる  筆の及んでゐる  一卷が遺つてゐる  ことを載せてゐる  なつたと記してゐる  附加されてゐる  意味を有してゐる  皆死んでゐる  書の記してゐる  墨子が説いてゐる  言及してゐる  尊稱を以て名いつてゐる  言の載つてゐる  爲してゐる  支持としてゐる  卑んでゐる  道としてゐる  斷じてゐる  世に臨まんとしてゐる  兼愛其物であるとしてゐる  ものと認めてゐる  もので無いとしてゐる  淵源してゐる  可であるとしてゐる  可なりとしてゐる  ことを説いてゐる  称ばれてゐる  直ちに一致してゐる  万全を期してゐる  倦怠を覚えてゐる  極点に達してゐる  流動してゐる  中でばかり生きてゐる  なつたりしてゐる  どこかへ持ち去られてゐる  土間はべとべとしてゐる  事変色を呈してゐる  下を歩いてゐる  誇りにしてゐる  生命を信じてゐる  服裝してゐる  波の碎けてゐる  藻掻き苦しんでゐる  疲れた頭をやすめてゐる  切つて占ひごとをしてゐる  存在を助けてゐる  さうに瞬たいてゐる  蚊が落ちてゐる  目下家を追ひ立てられてゐる  斯う並んでゐる  云つて頼んでゐる  悲劇を見下してゐる  作品にぶつかつてゐる  卒業してゐる  長閑にしてゐる  かんかん射しこんでゐる  ことを書いてゐる  笑はせてゐる  上海に住んでゐる  躯をしてゐる  ンだか、泣いてゐる  やうにかんだかく鳴いてゐる  衣裳を見立ててゐる  小説を讀んでゐる  腹をたててゐる  疊へ放り出してゐる  蝶ネクタイをしてゐる  何となくおつとりしてゐる  女中と並んでゐる  あいさつを交してゐる  誰よりも美しく輝いてゐる  話なんかを持ち出してゐる  無作法を見てゐる  かまぼこをもりもりと食べてゐる  來てもゐる  人として心にのこつてゐる  迷つてばかりゐる  うちで恥づかしさうにうんうん唸つてゐる  腕をぶるぶるふるはしてゐる  客はさう混んでゐる  つて来たりしてゐる  特にさう思ひ思ひして来てゐる  流れが激しく白く泡立つたりしてゐる  音もなく速く流れてゐる  水に濡れてゐる  向う岸に渡らうとしてゐる  恰好で、取り附いてゐる  呼吸に波打つてでもゐる  一所を見つめてゐる  凝視してゐる  今渡らうとしてゐる  流れをなしてゐる  そなへてでもゐる  枝さへ垂らしてゐる  意志が働いてゐる  突入してゐる  征服しようとしてゐる  何かが住んでゐる  類がひそんでゐる  ことを繰り返してゐる  赤蛙は落ち込んでゐる  彼の浮いてゐる  彼を引きずり込まうとしてゐる  帰趨を見守つてゐる  行動してゐる  目的意志ででもあるかに考へてゐる  注意を集めてゐる  汲々としてゐる  発表してゐる  心掛けをもつてゐる  使ふかに気づいてゐる  文学者が試みようとしてゐる  決意が示されてゐる  ひそかに考へてゐる  やうにできてゐる  戯談をいつてゐる  いくらもゐる  仕事をやり遂げてゐる  事実がひそんでゐる  道徳的に勝れてゐる  十が住んでゐる  手傳ひに出てゐる  汗をふいてゐる  澁團扇を持つて立つてゐる  茶を出してゐる  ぼんやりと立つてゐる  なにしろ這奴がよく馴染んでゐる  見物をきめてゐる  手を持つてゐる  つて働いてゐる  晝間寢てゐる  片棒をかついでゐる  斯うして働いてゐる  一日寢そべつてゐる  兄弟揃つて出てゐる  夫婦ながら唯見てゐる  みんな出てゐる  ことは禁ぜられてゐる  人を乗せてゐる  手段として残されてゐる  パリに来てゐる  人が知らずにゐる  勉強してゐる  人間がいくぶんでも持つてゐる  絵具代がないといつて困つてゐる  絵筆を捨てずにゐる  パリにはゐる  下にゐる  オーヴァーを持つてゐる  遠く自分の住んでゐる  休息してゐる  油絵が示してゐる  色調を帯びさせてゐる  石橋の下をば絶えず動いてゐる  ほとりに入乱れて遊んでゐる  東京に住んでゐる  影を描いてゐる  ぼんやり物思ひに沈んでゐる  黄色に濁つてゐる  そなへてゐる  閉いでゐる  内側に潜んでゐる  趣きを異にしてゐる  趣きから遠ざかり過ぎてゐる  危険にしてゐる  からんと論じてゐる  賑はし始めてゐる  事務所長をしてゐる  盛装してゐる  何が来てゐる  男がゐる  満洲に来て働いてゐる  本社から嘱託されてゐる  失望してゐる  終夜一睡もせずに起きてゐる  起臥してゐる  真直に続いてゐる  馭してゐる  私が戻つて来てゐる  力を持つて生きてゐる  不確かにゆらいでゐる  かぎりなくつづいてゐる  僕の汲んでゐる  だれがゐる  腰かけそこに見つめてゐる  微笑が浮んでゐる  小鼻を撫でまわしてゐる  前からここにゐる  アパートに暮してゐる  病院にゐる  移つて来て住んでゐる  一人で暮してゐる  たちのゐる  牛乳配達にも似てゐる  椿が枯れかけてゐる  ひだは生きてゐる  事ではない、生きてゐる  唱へられてゐる  過去をもつてゐる  田辺両氏がゐるにはゐる  尻ごみをしてゐる  知らない部分にひそんでゐる  興味をもつてゐる  意見をもつてゐる  出現しないと信じてゐる  用意されてゐる  現代日本に欠けてゐる  演劇文化を是非とも育て上げようとしてゐる  卵を覗いてゐる  五月の風が吹いてゐる  悟入してゐる  花と咲いてゐる  考へを持つてゐる  移つても咲いてゐる  ビールなら冷えてゐる  痕かたもなく片づいてゐる  対座してゐる  自任してゐる  温情を抱いてゐる  交際してゐる  記念してゐる  弥吉が眺めてゐる  楽屋を共にしてゐる  わたしも黙つてゐる  思つて、案じてゐる  用意して来てゐる  醤油罎などを運ばせつけてゐる  改名してゐる  拘泥してゐる  礼儀に欠けてゐる  増長してゐる  正義感にでも燃えてゐる  副社長夫人を夢見てゐる  作法とでも心得てゐる  中断されてゐる  騒ぎをなだめようとしてゐる  決心してゐる  灯りのついてゐる  迷惑をかけてゐる  遥かに悠然たる慈しみに充ちてゐる  調和とやらをはかつてゐる  帰郷してゐる  わらつてなどゐる  いらいらとしてゐる  たかはせてゐる  天井を睨めてゐる  ぼんやりと眺めてゐる  つて星空を見あげてゐる  瞑想に沈んでゐる  志望を抱いてゐる  からかはれてでもゐる  張つて、まるで憤つてでもゐる  名前を考へてゐる  同人として数へてゐる  閉ぢてゐる  突つ伏して悩んでゐる  唇を噛んでゐる  容子を眺めてゐる  口が悪いと来てゐる  蹲まつて、倒れてゐる  突つ伏してゐる  ごとに耽つてゐる  ソフアに凭れてゐる  たしかに睡つてゐる  順風が立つてゐる  初歩だけは修めてゐる  信仰をもつてゐる  人生を信じてゐる  現実を信じてゐる  相をしてゐる  いふ人生を探し求めてゐる  つてわかつてゐる  一部として信じてゐる  現実さへも、信じられずにゐる  ことを既に疑つてゐる  享け容れてゐる  ことが正しいかどうかを疑つてゐる  おれはほんとに苦しんでゐる  ほんとうに楽しんでゐる  救ひを求めてゐる  おれが求めてゐる  人生に対してゐる  人生を観てゐる  腹に持つてゐる  自分がもうそれ程迄におそれられてゐる  街頭に引き出されてゐる  客を呼んでゐる  一方にゐる  突つ立つていかめしく睨んでゐる  喫かしてゐる  子供とが遊んでゐる  一道を既に掴まへてゐる  顕著に出てゐる  悠々自適してゐる  破れ芭蕉の乱れてゐる  自信してはゐる  事にしてゐる  下を向いてゐる  事が分つてゐる  跡を見送つてゐる  行列を盗み見てゐる  彼が住んでゐる  沿つて彎曲してゐる  水準にまで擡げてゐる  大広間を取り巻いてゐる  普通和蘭屋敷と呼ばれてゐる  奉行から遣はされてゐる  嘘にきまつてゐる  それに書かれてゐる  賠はれると思ひ込んでゐる  者だつてまだゐるにはゐる  つて分つてゐる  商売をしてゐる  商売をさせてゐる  齢取つてゐる  言葉をつかつてゐる  上り、沈んだらしく黙り込んでゐる  処に迄化けて這入りこんでゐる  中に生きてゐる  誰がけがれてゐる  自分程良心の汚れてゐる  軽蔑してゐる  眼で見守つてゐる  ぼんやり彼女等を見送つてゐる  からかつてゐる  物を持つてゐる  滅入込んでゐる  懐ろにしてゐる  全体に現はれてゐる  鵜呑みにしてゐる  嘘ですよ。貴方だつて実は信じてゐる  癖を持つてゐる  儼存してゐる  性質を与へられてゐる  つた生活をしてゐる  つて万人共通的に作られてゐる  探りに来てゐる  みんな人が点けてゐる  遠巻きに燻し立ててゐる  天に向けてゐる  儘だらんとぶらさげられてゐる  垂れ下げられてゐる  達とが並んで坐らせられてゐる  頸背をひかれてゐる  鼻は塞がれてゐる  後ろにゐる  精神によつて生きてゐる  人間が生かされてゐる  突つ立てられてゐる  事を求めてゐる  彼の忘れかけてゐる  者ときめてゐる  ものを見てゐる  役人丈けが持つてゐる  場所へ来てゐる  変つて、落ちついてゐる  光つてひつつれてゐる  人の住んでゐる  つて許りゐる  此方を見てゐる  焚き火をしてゐる  捕縛しに来てゐる  余裕綽々としてゐる  凡てを見抜いてゐる  与力が来てゐる  蜿々と突き出てゐる  独身でゐる  事を怖れてゐる  お話が始まつてゐる  後にゐる  試煉を受けてゐる  繩を持つてゐる  手から血を流してゐる  雪で濡れてゐる  真剣に生きてゐる  町を照らしてゐる  それがよく出来てゐる  吉三郎がついてゐる  御無沙汰してゐる  悪戯気に富んでゐる  十二分持つてゐる  手がついてゐる  此処に来てゐる  それは分つてゐる  作に現はれてゐる  理由にはなつてゐる  反映してゐる  湯に浸つてゐる  居眠りでもしてゐる  気分家面なんてしてゐる  嘲弄してゐる  ずんでゐる  嘘をついてゐる  灑いでゐる  一杯輝いてゐる  眼を視開いてゐる  教へてゐる  把持してゐる  鬱積させてゐる  大胆を装うてゐる  策略とを持つてゐる  心を動かせてゐる  柱に懸つてゐる  独りで暮してゐる  切望してゐる  車が付いてゐる  熱を吹いてゐる  起伏してゐる  先を急いでゐる  厭に黙つてゐる  格構を考へてゐる  空想してゐる  足を早めてゐる  何となく風船に乗つてゐる  襟にまだ滲んでゐる  一所に置いてゐる  翻訳をしてゐる  誰にことわつて、寝てゐる  ちやんと分つてゐる  玄関で休んでゐる  室に寝てゐる  赤ん坊を覗いてゐる  夫婦の寝てゐる  大変うなされてゐる  彼奴が来てゐる  張つて抱いてゐる  のを読んでゐる  大概始めから続けて読んでゐる  屹度読んでゐる  自由に動いてゐる  これを書いてゐる  近頃世間に騒がれてゐる  人生観が織りこまれてゐる  放散させてゐる  雑誌に載つてゐる  調子が潜んでゐる  微笑してゐる  化粧をしてゐる  事まで覚えてゐる  文句を書いてゐる  事を話してゐる  妹もゐる  従兄と、話してゐる  掠奪で持つてゐる  癖此処にゐる  へん草が生えてゐる  怯づ怯づ彼のゐる  返事ばかりしてゐる  愛に飽き足りてゐる  涙に濡れてゐる  覚悟はもつてゐる  われわれは信じてゐる  陣頭に進めてゐる  戦闘を眺め暮してゐる  石家荘とやらはもう落ちてゐる  つて桟橋を見おろしてゐる  歓呼を浴びてゐる  時日が限られてゐる  乗客がひと纏めに集められてゐる  占拠してゐる  一卓が与へられてゐる  人のみてゐる  歌へと責めてゐる  なんでも呑み込んでゐる  大連にゐる  会はずにゐる  工作に乗り出さうとしてゐる  私は聴いてゐる  沖を走つてゐる  曖昧にしてゐる  やう俗に考へられてゐる  かじつて饑を凌いでゐる  敬服してゐる  自分の属してゐる  着物がちらついてはゐる  さらされ、赤く錆びついてゐる  並び倒されてゐる  茂つた樹が立ち並んでゐる  これこそ殺気立つてゐる  兵隊があふれてゐる  札が並んでゐる  後ろに待たせてゐる  斜に太く走つてゐる  明りが漏れてはゐる  面白い対照をなしてゐる  合つて立つてゐる  ひとつの鍵が秘められてゐる  風貌を浮びあがらせてゐる  自分の捜してゐる  そこに並んでゐる  らさうしてゐる  蓋についてゐる  形を現してゐる  上着を脱いではゐる  何処にゐる  出方をみてゐる  呼吸をはずませてゐる  囲つた急造便所ができてゐる  暢気さうに投網をしてゐる  白骨をさらしてゐる  ひとつ持つて来てゐる  子供も遊んでゐる  私の提げてゐる  看板の出てゐる  運転手台にゐる  術はないかと念じてゐる  古巣に戻つて来てゐる  北門の聳えてゐる  扉は重く鎖されてゐる  蜿蜒と続いてゐる  月が白く浮び出てゐる  先導をしてゐる  舞ひ戯れてゐる  土地にはひり込んで来てゐる  云ふところを聴いてゐる  もんはどうかと勧めてゐる  コロニイが出来てゐる  一二度は出てゐる  橋がかかつてゐる  札が立つてゐる  働きを示してゐる  腰をひん曲げてゐる  許しを得てゐる  つて、もう寝てゐる  部屋空いてゐる  一緒に乗り込んでゐる  ものもゐる  一人二人はゐる  立木が、ところどころに生えてゐる  色が沁み込んでゐる  味とをもつてゐる  さつきから飽かず眺めてゐる  所謂敗残兵がまだうろうろしてゐる  なにを待つてゐる  ことはわかつてゐる  ところどころに建つてゐる  一目散に走つてゐる  上へ話しかけてゐる  一人特務兵がゐる  応戦してゐる  前にゐる  薯を焼いてゐる  兵士がゐる  ところを飛んでゐる  膝をついてゐる  吸ひついてゐる  きり出てゐる  満載してゐる  何かが動いてゐる  宿営してゐる  専門的で、手が込んでゐる  停車場司令部はごつた返してゐる  声をからしてゐる  大船に乗つてゐる  標札の出てゐる  挨拶を述べてゐる  門を鎖してゐる  食事をしてゐる  はりをうろうろしてゐる  用意をして来てゐる  散乱してゐる  口髭も生やしてゐる  一台立往生をしてゐる  愚図愚図してゐる  煙を吐いてゐる  ぢつと坐つてゐる  風呂敷を抱いてゐる  それぞれに照れてゐる  自分の隣りにゐる  上に聳えてゐる  西洋建築がたち並んでゐる  あちこちに立つてゐる  軒を並べてゐる  店を開けてゐる  燃え立つてゐる  四方からのぞいてゐる  批判を含んでゐる  幼年学校にゐる  辺にゐる  歩哨に立つてゐる  のは、少しは齧つてゐる  堀内氏は泣いてゐる  地図をにらんでゐる  報告をしてゐる  舎営してゐる  食堂もできてゐる  発表されてゐる  家に限られてゐる  下士も気がついてゐる  一名潜入してゐる  奴がゐる  点検をしてゐる  命令一下を待つてゐる  ためか、ひどく傷んでゐる  汗がにじんでゐる  気にしてゐる  何が待つてゐる  籌らされてゐる  ことを記し、などしてゐる  部隊長を待つてゐる  方々を歩いてゐる  殺到してゐる  見張りをしてゐる  交渉してゐる  内地にゐる  うに顔をゆがめてゐる  いま北京にゐる  ことをひどくおそれてゐる  のみ使はれてゐる  信念をもつてゐる  非常時局を形づくつてゐる  空気はどよめき立つてゐる  親しみをもつてゐる  習慣でさうなつてゐる  出発を見合せてゐる  瞬きをせずに見てゐる  油断をしてゐる  機関士に話しかけてゐる  相当に疲れてはゐる  戦地にゐる  なかを掻きまはしてゐる  さうに焼けてゐる  発揮されてゐる  信仰に燃えてゐる  教へられてゐる  風習に慣らされてゐる  きれぎれに浮んでゐる  部落が映つてゐる  国旗がはためいてゐる  判断してゐる  われわれとかけ離れてゐる  口をあけてゐる  敵精神に燃えてゐる  物の本にも現れてゐる  混りあひを示してゐる  上を悠々と走つてゐる  私がのぞいてゐる  バスが待つてゐる  効果の少い同じ骨折りを繰り返してゐる  役目を果してゐる  日本人を見あきてゐる  やうに長く続いてゐる  茶を飲んでゐる  番をしてゐる  細君にしてゐる  のをみてゐる  貰つて来てゐる  知つてはゐる  舞台を眺めてゐる  一節が物語られてゐる  舞台裏から平気でこつちをのぞき込んでゐる  名海外に知られてゐる  ものと心得てゐる  流離してゐる  性格を近づけてゐる  今日まで信じられてゐる  接近を示してゐる  私はおぼえてゐる  放送局からニユースを聴かうとしてゐる  上に淋しく立つてゐる  題がついてゐる  なかに建てられてゐる  指導をしてゐる  周囲を取巻いてゐる  南からは睨まれてゐる  永久に生きてゐる  日本にゐる  ところに達してゐる  二人立つてゐる  そばにゐる  思想的立場をもつてゐる  戦禍を免れてゐる  認識してゐる  前途を憂へてゐる  ダンスがはじまつてゐる  それを忘れてゐる  機会を待つてゐる  漂はせてゐる  ひよろひよろと立つてゐる  船を待つてゐる  そこで切れてゐる  旅行を通じて、生きてゐる  酩酊してゐる  のしめつた地に咲き枝垂れてゐる  風にそよいでゐる  茎を埋められて咲いてゐる  日かげを宿してそよいでゐる  いふがゐる  時計虫とも呼ばれてゐる  響に似てゐる  月並化されてゐる  田舎住ひをしてゐる  標識が附いてゐる  グルデンフイツシユも休んでゐる  綱で繋がれてゐる  横腹に開いてゐる  聖ニコラウスを祭らうとしてゐる  魚蝋が燃えてゐる  音を立ててゐる  持主シツペから舟を預けられてゐる  間見てゐる  音をさせてゐる  照し出されてゐる  天井に印してゐる  時は、やさしく、はにかんでゐる  やうに染まつてゐる  手為事を見詰めてゐる  上に並べてゐる  輪切にしてゐる  蝋で煮てゐる  部屋に附いてゐる  溲起してゐる  店に出してゐる  きりと画かれてゐる  背にしてすわつてゐる  溜息をしてゐる  貧乏に暮してゐる  限り走つてゐる  街燈の並んでゐる  蛾が飛んでゐる  頭にゐる  やうにゆるがせてゐる  合図をしてゐる  黒に流れてゐる  俯して見てゐる  掛かつてゐる  産をし掛けてゐる  松明を向けてゐる  屏めてゐる  血を滴らせてゐる  渦巻き泡立つてゐる  尾で鞭打つてゐる  滔々として流れてゐる  岸に泳ぎ附かうとしてゐる  やうにして、泳いでゐる  ドルフのゐる  コオフイイ豆を磨りつぶしてゐる  襟に附いてゐる  リイケを見てゐる  うめき声を出してゐる  料理屋にゐる  面に落ちてゐる  響をさせてゐる  けが喧伝せられてゐる  今日分明してゐる  形式を玩んでゐる  凌駕してゐる  讃歎してゐる  代表してゐる  悶々としてゐる  成功してゐる  字句もよく利いてゐる  鶯を聞いてゐる  想像に描いてゐる  中に入れてゐる  表現せられてゐる  響をさへ帯びてゐる  いま成就しようとしてゐる  洵によくあらはれてゐる  値をつけてゐる  背中から下が裂けてゐる  さき羽織を著てゐる  美人が泣いてゐる  春はいま終らうとしてゐる  処なく美しくあらはれてゐる  昼夜寝続けてゐる  歌さへ作られてゐる  姿勢で寝つづけてゐる  つて継承せられてはゐる  紐がついてゐる  蟋蟀がしきりに鳴いてゐる  紀子さんは持つてゐる  儘を示してゐる  今死なうとしてゐる  歌碑も建つてゐる  中心が置かれてゐる  誇示してゐる  成立させてゐる  生命を分けてゐる  情景を浮び上らせてゐる  モチイフを為してゐる  やうにはつきり現はれてゐる  頃一碧湖といはれてゐる  種類に属してゐる  家と結ばれてゐる  心情のにじみ出てゐる  花簪でもさしてゐる  静かに濡れてゐる  鐘がしきりに鳴つてゐる  効果をあげてゐる  しづかれてゐる  多数歌はれてゐる  標準が示されてゐる  網羅されてゐて、欠けてゐる  歌にあらはれてゐる  言外に強く響いてゐる  多数詠まれてゐる  それに似てゐる  ものを作れといつてゐる  一茶がゐる  効果を挙げてゐる  作が残されてゐる  栄花等にあらはれてゐる  講義を聞いてゐる  手習ひをしてゐる  歌が沢山出来てゐる  遊びにふけつてゐる  自ら含まれてゐる  時出来てゐる  死ぬほどの思ひをしてゐる  ふもとで見てゐる  しろにぴんとのびてゐる  つて泣いてゐる  そこらをうろうろあるいてゐる  眼を診てゐる  やつぱりじつと眼を見てゐる  潜りがあいてゐる  しりはめてゐる  遠くへ行つてながめてゐる  いつかきちんと立つてゐる  つぼを、ふさふさ振つてゐる  札がついてゐる  みんなふはふは飛び出して、見てゐる  やすんでゐる  どこから敵が見てゐる  空に流れてゐる  うまい工合にはこんだり、書いてゐる  頭がつつまれたりしてゐる  患者達に飲まされてゐる  折紙のついてゐる  牛もゐる  人達は誇つてゐる  草を食んでゐる  首をすくめてゐる  前にぽつねんと立つてゐる  群生してゐる  春がすでに動いてゐる  始まつてゐる  遊び戲れてゐる  づつ溶けてゐる  顔が似てゐる  とき、泣いてゐる  ごとをしてゐる  色々に考へてゐる  笑はれたり蔑まれたりしてゐる  点を認められてゐる  才能がめぐまれてゐる  ヴァレリイなどを読んでゐる  ヤア、ゐる  信助は出掛けてゐる  蒲鉾ときまつてゐる  節は売つてゐる  つてもまだ生きてゐる  上をもつれ歩いてゐる  相を示してゐる  誕生してゐる  恋をしてゐる  焼芋をたべてゐる  アルコールを飲んでゐる  看護婦が叫んでゐる  払つて遇してゐる  コップを握つてゐる  やうに焼けてゐる  お前の飲んでゐる  ふりをしてゐる  目盛に合せて注いでゐる  殺気が含まれてゐる  十分の一目ぐらゐは置いてゐる  身構へてゐる  衰へ、息づかひは荒々しく乱れてゐる  フットワークを忘れてゐる  間断なく繰りだしてゐる  波を打つてゐる  はず吐いてゐる  花は泣いてゐる  やうに降つてゐる  粉末を散らしてゐる  やうに慈しむでゐる  カンナから七歩も離れてゐる  波を上げてゐる  羽虫が沢山集ってぶっつかったりよろけたりしてゐる  辺一面浮んで咲いてゐる  鳥だか沢山とまって睡ってゐる  みんなお互に争ってゐる  一ぱいに置き美しくひらめいてゐる  河本さんだけ起きてゐる  渉ってゐる  愕いてよろよろしてゐる  それから怒ってゐる  がわらひをしてゐる  洋傘を開いて立ってゐる  虹がたってゐる  中にぐらりぐらりとゆらいでゐる  誰かが云ってゐる  上に印してゐる  君恩に報い奉らうとしてゐる  寓意を含んでゐる  ふところからも来てゐる  単刀直入だけは心得てゐる  人物もゐる  弁疏に満ちてゐる  恋々としてゐる  重大性を帯びて来てゐる  行き倒れがゐる  これ以上寝てゐる  側で聴いてゐる  迎へられてゐる  指導しようと試みてゐる  目的を達してゐる  薀蓄を傾けてゐる  まことに堂々としてゐる  それが語られてゐる  意識しすぎてゐる  好みが傾いてゐる  心としてゐる  底に沈んでゐる  条件が欠けてゐる  於ても、語られてゐる  精神につながつてゐる  さを示してゐる  なかにひそんでゐる  はつきり伝へてゐる  藁縄をもつてゐる  ためにゐる  いふ人もゐる  後ろ鉢巻をしてゐる  肩にぶらさげてゐる  大坪のゐる  ぢつと眺めてゐる  方をにらみながら、もじもじしてゐる  今寝ころんでゐる  蛙が沢山ゐる  風に戦いでゐる  水に映つてゐる  鳴きくらしてゐる  為にゐる  辯じてゐる  木がゆれてゐる  兄さんのゐる  蛙がゐる  汽車を走らせてゐる  大変疲れてゐる  とつて遊んでゐる  雨蛙がゐる  蛙は疲れてゐる  まばたきしてゐる  ゴム靴ばかり見てゐる  はだしでぞろりとならんでゐる  工合も実によく似てゐる  中へおっこってゐる  勃興してゐる  気でゐる  彼は悲しんでゐる  ぢめられてゐる  かすかに赤らんでゐる  同級生に愛されてゐる  館にゐる  やうに坐つてゐる  途方に暮れてゐる  炊き出しをしてゐる  ピクニツクでもしてゐる  燃えのこつてゐる  石油の浮いてゐる  文學をやらうとしてゐる  ことを話してゐる  女の肖像畫を見てゐる  少女もしてゐる  一人きりでゐる  やうにして立つてゐる  とき彼の空いてゐる  小説を書かうとしてゐる  亢奮してゐる  ペンを走らせてゐる  ものをしてゐる  石を蹴つたりしてゐる  顏つきをしてゐる  通ひ出してゐる  むきに立つてゐる  ぢいつと立つてゐる  からないでゐる  娘を愛してゐる  それを結んだりほどいたりしてゐると信じてゐる  影響してゐる  遠くにゐればゐる  赤インクのついてゐる  きらきらしてゐる  方をのぞきこんでゐる  呼吸を切らせてゐる  氣をつけてゐる  ぢくつてゐる  寢坊してゐる  奴はよくゐる  君は永くゐる  枕に沈んでゐる  何か怒ってゐる  人並以上のものをもつてゐるにはゐる  覚悟ができてゐる  素質を恵まれてゐる  発揮してゐる  ものが開かれてゐる  つて諸君に指し示されてゐる  眼で見られてゐる  待遇を受けてゐる  婚期が、もはや含まれてゐる  自然に恵まれてゐる  手合がゐる  真面目が示されてゐる  内容と共に忘れられようとしてゐる  つて現れてゐる  日本語が乱れてゐる  光輝を放つてゐる  家政とか呼ばれてゐる  実践してゐる  工場などに働いてゐる  制服のできてゐる  誰が待つてゐる  用意して待つてゐる  粗末だとか、汚れてゐる  軌を一にしてゐる  つて形づくつてゐる  一般に生じてゐる  運動だと解してゐる  そこでは取りあげられてゐる  形でやられてゐる  方法がとられてゐる  言葉が与へられてゐる  目標をおいてゐる  ものとされてゐる  充満してゐる  整へられてゐる  ポスターとして掲げられてゐる  身につけてゐる  問題にしてゐる  それに向いてゐる  県下に知れ渡らうとしてゐる  無駄話をしてゐる  別にふざけてなどゐる  自分はかうして働いてゐる  彼を求めて輝いてゐる  富貴子はどうしてゐる  ものが漏れてゐる  後から来て住んでゐる  なつて来てゐる  男もゐる  所有してゐる  民主平等論を奉じてゐる  著述に励んでゐる  タイプに属してゐる  知識はもつてゐる  熊川忠範は考へてゐる  芽を出しかけてゐる  熊川忠範がゐる  もう一度肥料をやらうとしてゐる  半ば霜をおいてゐる  日張博士よりもずつと若々しく、ピチピチしてゐる  いふ風にしてゐる  一つにしてゐる  去年から試作をさせてゐる  けなげに暮してゐる  日課にしてゐる  廻つてみてゐる  日張博士は、訊かなくてもわかつてゐる  日張家から月々三千円もらつてゐる  うち千円づつは貯金をしてゐる  無理にきまつてゐる  中で暮してゐる  雲をながめてゐる  二本並んでゐる  つて考へてばかりゐる  時懐手をしてゐる  別物扱ひにしてゐる  理智のひらめきを見せてゐる  先見をもつてゐる  肯定してゐる  實證してゐる  興味をおぼえてゐる  力をもつてゐる  独りで力んでゐる  詩に現れてゐる  天分を恵まれてゐる  家人に渡してゐる  指導してゐる  彼の抱いてゐる  つて日夜奮闘努力してゐる  中で作りあげてゐる  計画に含まれてゐる  本来「夢」に生きてゐる  期待がかけられてゐる  勃然として目覚めてゐる  疑念を深めてゐる  多としてゐる  げに運んでゐる  いま、現に立つてゐる  世の中にゐる  創造が企てられてゐる  風に信じてゐる  ことの遅きを悔いてゐる  恋愛をしてゐる  胸をふくらませてゐる  秋の七草と呼ばれてゐる  沈潜してゐる  これ等はその生えてゐる  枝幹をなびかせてゐる  枝葉を拡げてゐる  メランコリーを二つながら持つてゐる  心遣ひが行き届いてゐる  簇してゐる  冷酷さを示してゐる  こゝろにふかく沁みついてゐる  岐路に立つてゐる  上に築かれてゐる  想ひ描いてゐる  理想が含まれてゐる  これに気づかうとしてゐる  手を拱いてゐる  痛切に感じてゐる  うちに満ち満ちてゐる  普通用ゐてゐる  のであるが、読んでゐる  ところを歩いてゐる  話は、きまつてゐる  抱懐してゐる  話以上に貧しく荒れはててゐる  寝起きしてゐる  枯死しかけてゐる  自尊心を傷つけられてゐる  家さへ建ててゐる  花一つ一つを、見れば見るほど、よく出来てゐる  震へてゐる  いのち限りに咲いてゐる  にこにこ笑ひながら立つてゐる  言つて、うなだれてゐる  密着してゐる  士を以て任じてゐる  行儀よく出来てゐる  介在してゐる  時子の寝てゐる  方を見てゐる  上に落ちてゐる  自分の弱ってゐる  繁吉は、丁度寝てゐる  家に行かうとしてゐる  時子のゐる  ぢっと坐ってゐる  裏口をあけたりしてゐる  間でもはなれてゐる  鏡にうつってゐる  人にのみ知られてゐる  首を出してゐる  記憶にのこってゐる  涙によごれてゐる  時子が泣いてゐる  苦笑してゐる  すゝり上げてゐる  何か云ってゐる  絵を見てゐる  凭つてこれを書いてゐる  運動を試みてゐる  恋にでも焦れてゐる  しだなど生えてゐる  男を愛してゐる  徘徊してゐる  幾時間でも黙つてゐる  方で黙つてゐる  夢に見て楽しんでゐる  神経質に徹してゐる  諧謔的精神は少からず持ち合せてゐる  作品を読んでゐる  硝子の破れてゐる  ぢつと聞いてゐる  日々演じてゐる  腕を組んで静止してゐる  筒抜けてゐる  海水浴をしてゐる  動作を裏づけてゐる  苦にしてゐる  一つ凸出してゐる  想ひ浮べてゐる  やうに突き出てゐる  承知してゐて且つ恥ぢてゐる  想ひをはせてゐる  縫物などをしてゐる  小言を呟いでゐる  云つてうつかりしてゐる  夫を持つてゐる  独言を呟いてゐる  真似をしてゐる  次郎が出かけてゐる  辺でも廃れてゐる  用ひてゐる  寄り道をしてゐる  彼が未だふざけてゐる  組織されてゐる  身動きせずにゐる  折つたり伸したりしてゐる  常としてゐる  大勢まじへてゐる  威儀を正してゐる  グラスなどを動かしてゐる  渡し守は堂堂としてゐる  僕自身も痩せてゐる  舞台へかかつてゐる  註文を並べてゐる  看過してゐる  披露してゐる  女形も少しは見てゐる  耳だけあけてゐる  道を心得てゐる  神経は持ち合せてゐる  いつか耳を傾けてゐる  のに苦しんでゐる  のを感じてゐる  従つて向うの気づかずにゐる  腕をのばしてゐる  都から来てゐる  切つて銀座通りを押し歩いてゐる  相談でもしてゐる  片隅で待つてゐる  使用してゐる  谷間を駆けてゐる  野良で働いてゐる  受付に陣どつてゐる  胴あげをされてゐる  鉄砲を磨いてゐる  腕を振りあげてゐる  此処までも来てゐる  文芸雑誌を読んでゐる  しまはつてゐる  口にくわへてゐる  書斎を移してゐる  創作生活を続けてゐる  まり馬鹿気てゐる  やうに繰り返してゐる  横を向いて、聞いてゐる  づと含まれてゐる  空が好く晴れてゐる  名前が付いてゐる  大変喜んでゐる  光線が落ちてゐる  んでゐる  方に忍びこんでゐる  口もきかないでゐる  原稿とが這入つてゐる  前に大きく拡げられてゐる  ことを考へ続けてゐる  一面を忘れてゐる  否定しようとしてゐる  君が考へてゐる  つて聞いてゐる  やうに白く光らせてゐる  何処に住んでゐる  街に住んでゐる  光線が差し込んでゐる  泊り木に巻きついてゐる  盛んに囀つてゐる  一杯に詰まつてゐる  肩を震はせてゐる  さいかち淵で泳いでゐる  ぼくらの魚を、ぐちゃぐちゃ掻きまはしてゐる  やうに鳴いてゐる  方へ動いてゐる  頭をあつめて聞いてゐる  みんなは、ひそひそはなしてゐる  みんなのゐる  小学校長が青くなってゐる  変へてゐる  赤にしてゐる  にごり酒だから濁ってゐる  心底がわかってゐる  ちゃんとわかってゐる  密告者がまじってゐる  ちゃんときまってゐる  やうにわかってゐる  ていはきまってゐる  二斗でなしにつくってゐる  どこから出来てゐる  床下をほるかなんかしても少し大きくやってゐる  醸造に適してゐる  月一石づつつくってあちこちへ四五升づつ売ってゐる  密造所がたってゐる  毎月三四石づつ出してゐる  上につき出てゐる  そこでやってゐる  据ゑつけられてゐる  こっちへ入って来てゐる  やうになって倒れてゐる  アセチレン燈もまだ持ってゐる  きれいに照ってゐる  証拠があがってゐる  ちゃんとできてゐる  中に入れられてゐる  協議してゐる  酒盛りをやってゐる  日から四日たってゐる  ことを実際に考へてゐる  苦労をしてゐる  画が並んでゐる  玄関に待つてゐる  想像してゐる  埒にむれゐる  まり漠としてゐる  ベンチも濡れてゐる  臥てゐる  角笛が頻に呼んでゐる  歸れと呼んでゐる  交つて見てゐる  動悸を見せてゐる  中庭に眠てゐる  處女に見せかけてゐる  自分を愛してゐる  息に跳ねてゐる  とろとろ煮てゐる  なるたけ高く賣らうとしてゐる  半死んでゐる  薫神神しく、まるで生きてゐる  眼つきをしてゐる  咲き亂れてゐる  皮に流れてゐる  鈍染んでゐる  皮肉を播いてゐる  日傘ですらりと立つてゐる  夢を捧げてゐる  通夜をしてゐる  窩を貫いて咲いてゐる  溜息を嘲つてゐる  夢ばかりみてゐる  思出を恐れてゐる  混乱に陥つてゐる  目標を誤つてゐる  支配されてゐる  眼顔で知らせてゐる  今なほ続けてゐる  染めかへられようとしてゐる  つて組立てられてゐる  から、よく書けてゐる  用意ができてゐる  間からのぞいてゐる  ぼんやり考へ込んでゐる  その男を信じてゐる  今でも信じてゐる  何かが妨げてゐる  お前が苦しんでゐる  男も苦しんでゐる  お前のそれほど信じてゐる  その男に、なんにも知らせないでゐる  親類にゐる  交際ひしてゐる  つていふ覚悟をきめてゐる  ことをさせて見てゐる  学校にゐる  野心に燃えてゐる  ことは、生きてゐる  日本がおかれてゐる  忠実であらうとしてゐる  三つ手際よく引抜かれてゐる  常陸風土記にも見えてゐる  噂ばかりしてゐる  交通を絶つて暮してゐる  平野町に住んでゐる  桂屋にゐる  營んでゐる  願書を書いてゐる  眞先にゐる  光景を呈してゐる  警固してゐる  默つて顏を見てゐる  憑いてゐる  女中部屋に起きてゐる  笑つて見てゐる  觸れようとしてゐる  やうと勤めてゐる  私に近づかう近づかうとしてゐる  雜誌を片附けてゐる  顏ばかりしてゐる  積りにしてゐる  使を頼まれてゐる  震はしてゐる  自分の憎んでゐる  默つて頷いてゐる  ッぱり默つて袖を噛みながら頷いてゐる  いふ相談でも既に起つてゐる  実を挙げてゐる  から気づかれてゐる  徹底してゐる  確信とができてゐる  双方満足してゐる  徹底させてゐる  航海してゐる  それを見守つてゐる  星を見詰めてゐる  空想を与へてゐる  信号し続けてゐる  ぢつと見詰めてゐる  体をしてゐる  素足でゐる  独木舟に乗つてゐる  魔者の住んでゐる  十九世紀頃には知られてゐる  公認されてゐる  はつきり輝いてゐる  星を眺めてゐる  鮮やかに輝いてゐる  位置にゐる  白光を帯びてゐる  北極星を眺めてゐる  風に靡いてゐる  木綿不足で困つてゐる  魅力を感じてゐる  ミレンを残してゐる  教育訓練されてゐる  訓練を受けてゐる  弄してゐる  ものだときめてゐる  ものにきまつてゐる  安物にきまつてゐる  根幹をなしてゐる  争ひをしてゐる  物思ひに沈んでゐる  樹が立つてゐる  草みたいに濡れてゐる  鼻をかんでゐる  やうに見えてゐる  夫に先立たれてゐる  表現してゐる  皆見てゐる  運動を繰り返してゐる  物をこらへてゐる  間に据わつてゐる  やうに凝坐してゐる  アウグステが据わつてゐる  隅に注がれてゐる  ナイフを握つてゐる  ペン軸を持つてゐる  署名しようとしてゐる  ナイフは握られてゐる  殆ど息もしないでゐる  端にゐる  スウプを啜つてゐる  拵へて置かうとしてゐる  競走をさせてゐる  自信を有してゐる  ひつそりと黙つてゐる  食卓にゐる  目をしてゐる  割合に古びずにゐる  二つ並んでゐる  頬張つて噬んでゐる  合せようとしてゐる  二つの椅子を取り巻いて見てゐる  解決を待つてゐる  冷淡に黙つてゐる  数へ立ててゐる  ヰツク様から恩給を戴いてゐる  控鈕の附いてゐる  中を見廻してゐる  下に隠れてゐる  給仕をしてゐる  挙動を見てゐる  事は認めてゐる  世間話をしてゐる  退治てゐる  十一度繰り返してゐる  集注してゐる  誰一人唇を動かしてゐる  のが分かつてゐる  見事に生かされてゐる  感動が少し浮いてゐる  作者はどう解してゐる  苦心したりしてゐる  歌をいかに愛してゐる  中で書いてゐる  生命としてゐる  變化に富んでゐる  佛體がつくねんと立つてゐる  誰かに似てゐる  心もち裾をからげてゐる  足もとに流れてゐる  處にも絶えず繰返されてゐる  そり亡くなつてゐる  ほこりとしてゐる  用意せられてゐる  みな国語を愛してゐる  国語を愛してゐる  それは信じてゐる  原住民が生きてゐる  子供に限られてゐる  ことをまちこがれてゐる  ふところ手をしてゐる  根を下ろしてゐる  さを見てゐる  作品をも見てゐる  負はされてゐる  實母の肖像が生まなましく描かれてゐる  灰色をしてゐる  一番私に似てゐる  砂埃りにまみれてゐる  事を書いてゐる  多分に持つてゐる  影が落ちてゐる  呼吸し得てゐる  谷崎潤一郎を論じてゐる  傾倒してゐる  傾向を持つてゐる  相似てゐる  調和しようとしてゐる  事を感じてゐる  中から採つてゐる  中に採つてゐる  苦しみを描いてゐる  利己主義を描いてゐる  厭世主義的傾向が強く出てゐる  方も頗る似てゐる  ポイントを置いてゐる  ために生きてゐる  ふり返つてゐる  要求を強く持つてゐる  龍之介はあきらめてゐる  位置を占めてゐる  面目を異にしてゐる  題材を得てゐる  對照させてゐる  傑作としてゐる  模してゐる  分野をなしてゐる  形式で書かれてゐる  型を全く脱してゐる  自然主義的小説に近づいてゐる  アンダアラインしてゐる  組み立てから成り立つてゐる  小説から彼自身を切り離してゐる  新機軸を出し得てゐる  效果を持つてゐる  繼いでゐる  境地に達してゐる  作品以上に、盛られてゐる  傑作たらしめてゐる  いふ一特色が強く現はれてゐる  作品に出てゐる  肉迫してゐる  鞭を受けてゐる  墮ちてゐる  童話の持つてゐる  メリメに似てゐる  指摘してゐる  描寫されてゐる  指摘されてゐる  斷言してゐる  藝術の持つてゐる  作品に一々結び付けてゐる  時を同じくしてゐる  與へてゐる  彼の書いてゐる  敬意を感じてゐる  悔恨を感じてゐる  彩つた少年を描いてゐる  眞似をしてゐる  透き徹つた神經だけが生き生きと動いてゐる  わたしの持つてゐる  殆どデツサンなしに仕上げてゐる  小説を仕上げてゐる  ものは、死に似てゐる  いふ對話をしてゐる  堅固に描き出されてゐる  一家を築き上げてゐる  嚴然と聳え立つてゐる  當してゐる  美を誇つてゐる  才能を棄ててゐる  效果を得てゐる  リアリズムに根ざしてゐる  要素をなしてゐる  役をなしてゐる  たかをも示してゐる  諷刺されてゐる  中で最もよく描かれてゐる  やうに呻きつづけてゐる  僕の持つてゐる  しまつて生きてゐる  げに、語られてゐる  直線的に貫かれてゐる  人間離れをしてゐる  兩極に似てゐる  一しよに持つてゐる  孤獨地獄に苦しめられてゐる  神を信じようともがいてゐる  交はしてゐる  彼を描いてゐる  彼は又書いてゐる  背負はされてゐる  宗教を説いてゐる  それに近づけてゐる  影を落さうとしてゐる  力を持つてゐる  夜中に必ずかう祈つてゐる  往来を眺めてゐる  何を見てゐる  誰が住んでゐる  商売にしてゐる  一人立つてゐる  用なぞは、聞かなくてもわかつてゐる  微笑さへ浮べてゐる  あすこにゐる  懲り懲りしてゐる  ぼんやり浮き上らせてゐる  我慢しても、睡らずにゐる  鍵穴から、覗いてゐる  妙子が実際睡つてゐる  火がめらめら燃えてゐる  毫光でもかかつてゐる  つてお婆さんがゐる  下へ仰向きに倒れてゐる  ことを心得てゐる  京都にゐる  馬脚を現してゐる  向かつたり、歩いてゐる  バクロしつづけてゐる  ら諧謔をなしてゐる  イツハリ、かくされ、祈られてゐる  硝子戸がはまつてゐる  砂を含んでゐる  通しにしてゐる  冬を越さうとしてゐる  くつきりと伸びてゐる  口に含んでゐる  カーテンを懸けてゐる  布などを引いてゐる  支配さへ出来兼ねてゐる  此処に坐つてゐる  浴してゐる  片影が出てゐる  批評もあたつてゐる  下に住んでゐる  錆の出てゐる  頃神戸に住んでゐる  みんな葉を落しきつてゐる  カーテンだけに囲まれてゐる  其処を吹いてゐる  カチカチと鳴してゐる  ペンで書いてゐる  諷諭だと解してゐる  悪魔が坐つてゐる  顔を持つてゐる  何事かに深く思ひ悩んでゐる  悪魔に魅入られてゐる  煤ぶりながらともつてゐる  今見てゐる  入江も見えてゐる  忠実に挙げてゐる  一つに住んでゐる  危険を持つてゐる  聖霊の歩いてゐる  事実にもとづいてゐる  そこにも動いてゐる  国を見おろしてゐる  陰影を感じてゐる  現にしてゐる  必要としてゐる  意味を与へられてゐる  つけ加へてゐる  天才を示してゐる  一生を貫いてゐる  恐怖を抱いてゐる  一面にも露はれてゐる  苦しみを感じてゐる  情熱を感じてゐる  肩を並べてゐる  位してゐる  源を発してゐる  上に臨んでゐる  故郷にしてゐる  岩むらの聳えてゐる  ことを現してゐる  明らかにしてゐる  軽蔑も忍びこんでゐる  冷笑を与へてゐる  ことを伝へてゐる  そこに潜んでゐる  中に忍びこんでゐる  円光を輝かせてゐる  数へてゐる  憐憫とに溢れてゐる  伝説的色彩を与へてゐる  理解してゐる  手易いと信じてゐる  王を嘲つてゐる  叛逆してゐる  全然趣を異にしてゐる  たかを示してゐる  幸福を見出してゐる  変つたのを見てゐる  彼自身を示してゐる  中に佇んでゐる  解剖してゐる  合ひを取つて住まつてゐる  上にも充ち満ちてゐる  髯を抜いてゐる  変化してゐる  挨拶をかはせてゐる  問答してゐる  事実を孕んでゐる  生命の取遣りをしてゐる  世界にゐる  何をたくらんでゐる  僕は眺めてゐる  発生してゐる  身を躱してゐる  やうに眺めまはしてゐる  吐息に満ちてゐる  宣言してゐる  細君がゐる  僕の穿いてゐる  二人が話しあつてゐる  雰囲気を絶えず掻き乱してゐる  廊下で隔てられてゐる  咳だけきいてゐる  身動きしてゐる  上を爪立ちながら飛歩いてゐる  声でひどく調子づいてゐる  つて細君と喋りあつてゐる  感心してゐる  いつまでも坐り込んでゐる  何かぶつぶつ呟いてゐる  やうに喚いてゐる  僕を脅かしてゐる  なつて並んでゐる  身についてゐる  反りかへしてゐる  方向へ流されてゐる  僕の踏んでゐる  意欲の如くつづいてゐる  惨劇が繰返されてゐる  あたりまで来てゐる  押流されてゐる  足どりで歩いてゐる  ところに流れてゐる  こちらを射てゐる  意志の如くつづいてゐる  ここから弾き出さうとしてゐる  蠢めいてゐる  怯気づいてゐる  期限に追はれてゐる  話は急いでゐる  何かに追つめられてゐる  あちらから背負つて運んでゐる  何しろ相手は急いでゐる  音は寝てゐる  小便をさせてゐる  弾みを持つてゐる  部屋にゐる  子をいびり殺さうとしてゐる  部屋に満ちてゐる  愚弄しようとしてゐる  気持にされてゐる  ひつそりとしてゐる  君に呼びかけてゐる  低下を余儀なくされてゐる  愛誦してゐる  角をもつてゐる  二人に化けて住んでゐる  蝙蝠がゐる  ことほんとにしてゐる  ことをいつてゐる  きらきらと浮いてゐる  そこらを見まはしてゐる  そこを游いでゐる  そりと覗かせてゐる  私は見てゐる  やうに醜く描いてゐる  溌刺さをのみ見てゐる  つて、いまだに忘れられないでゐる  酒をのんでゐる  卓はみがかれてゐる  今晩かなしげに、かうして沈んでゐる  轉車が走つてゐる  數軒ならんでゐる  中のすいてゐる  まごまごしてゐる  金太郎は聞いてゐる  しろへ流れてゐる  體をしてゐる  自分は生きてゐる  周圍をめまぐるしく走つてゐる  景色を眺めてでもゐる  故意に考えてゐる  隅に咲いてゐる  為に苦しむでゐる  勝手に焦れてゐる  顔を曝してゐる  速断してゐる  物質的に恵まれてゐる  相手に求めようと試みてゐる  造も黙つてゐる  鳥渡でも別れてゐる  感化されてゐる  会はないでゐる  くつついてゐる  延子がすましてゐる  延子に恋してゐる  今日可成り持つてゐる  つて持つてゐる  西岡にも見え透いてゐる  あの花が咲いてゐる  どこかへ出て行かうと考へてゐる  幹事になってゐる  川が烈しく鳴ってゐる  空がツンツンと光ってゐる  雨の降ってゐる  銀座を歩いてゐる  やうにすらりとしてゐる  姿は着てゐる  婦人雑誌に書かれてゐる  片手を托してゐる  鼻毛を伸してゐる  無精をきめてゐる  いつしよに暮してゐる  ぶん間がぬけてゐる  人どもあつまりゐる  僕がほんとに書かうとしてゐる  自問自答してゐる  基調を成してゐる  実物を見てゐる  三君が考へてゐる  所有に帰してゐる  小説に書かれてゐる  至当であると考へてゐる  人生とかけはなれてゐる  全然逆に考へてゐる  人生を歩いてゐる  私は固く信じてゐる  人々に常に捧げてゐる  吹れてゐる  雨に降られてゐる  のをおぼえてゐる  雨だれをみてゐる  意見を持つてゐる  保護とを受けてゐる  コスモポリタンだと信じてゐる  居住してゐる  離脱してゐる  桜の樹の下には屍体が埋まつてゐる  爛漫と咲き乱れてゐる  一つ一つ屍体が埋まつてゐる  液をたらたらとたらしてゐる  暫らく歩いてゐる  水溜を残してゐる  一面に浮いてゐる  光彩を流してゐる  青に煙らせてゐる  憂欝に渇いてゐる  腋の下を拭いてゐる  酒宴をひらいてゐる  ことを心掛けてゐる  一切を語らせてゐる  聡明にしてゐる  脳裡に刻みつけられてゐる  常々ひそんでゐる  つて夢を見てゐる  表現出来てゐる  佛像を見て歩いたりしてゐる  尊敬を以て讀まれてゐる  たかが知れてゐる  寫眞が出てゐる  まり身近かにゐる  心をふるひたたしめてゐる  自ら負うてゐる  殊にパリへ流れ込んで来てゐる  部分は立つてゐる  のがゐる  出品したといつてゐる  身を任してゐる  ぢしてゐる  途中でつかへてゐる  外を見てゐる  噂をのこしてゐる  一つ宛持つてゐる  弁解しようとしてゐる  ジヤツキイ、待ち切れないで出かけてゐる  お前に働かせてゐる  好評を博してゐる  眼を寄せられてゐる  軍用列車を送つてゐる  野に出てゐる  吾から自慢してゐる  首にかけて結んでゐる  中止してゐる  友達が乗つてゐる  琴を弾いてゐる  弾奏に耽つてゐる  練習してゐる  戦死を待つてゐる  自慢にしてゐる  戦さをしてゐる  こせこせとしてゐる  仇名をつけてゐる  白酒などを酌み交してゐる  色刷を繰り拡げてゐる  写真が出てゐる  小雨が降つてゐる  自信を抱いてゐる  眼を集めてゐる  何時までも囁いてゐる  扉口に来てゐる  自己を忘れて戦ひ抜いてゐる  言葉が綴られてゐる  念願を持つてゐる  静かに書いてゐる  ところから話しかけてゐる  左うしてゐる  俺達に寄せてゐる  皆な待つてゐる  臥んでゐる  石垣の続いてゐる  涙を流してゐる  茶屋酒を酌み交してゐる  現を抜かしてゐる  寢食を忘れてゐる  帶びて來てゐる  中を歩いてゐる  まつ青にさしてゐる  目をまばたいてゐる  はしごが下りてゐる  梯子が下りてゐる  二人は泣いてゐる  謡を聞いてゐる  星は泣いてゐる  男の子は聞いてゐる  私がついてゐる  きりと泣いてゐる  夜どほし泣いてゐる  私が寝てゐる  森にゐる  つて、泣いてゐる  さうに水を浴びてゐる  助かつてゐる  云ひあつてゐる  ところへ立寄つてゐる  禿がゐる  ものを探し求めてゐる  その後立派に助かつてゐる  揃ひ、ピンピンしてゐる  八幡村から立去らうと考へてゐる  地に描かれてゐる  歩みを停めてゐる  首を振つてゐる  空に挙げてゐる  由し合せてゐる  肖像画が懸つてゐる  口調を伝へてゐる  蔭に沈まうとしてゐる  酒倉が立ち並んでゐる  権利を持つてゐる  亭々と聳えてゐる  合図を待つてゐる  作業に慣れてゐる  つて案内をいそがせてゐる  誌を付してゐる  債権を有してゐる  上もなく怒つてゐる  首垂れてゐる  盃を重ねてゐる  経験を持つてゐる  頤を伸してゐる  涙を滾してゐる  なに凄まじく眠り込んでゐる  望みを持つてゐる  やうに飲み下してゐる  アッパーカットを閃かしてゐる  ヂッと飲んでゐる  身体がゆれてゐる  舞妓がゐる  コマッチャクれてゐる  目にしみてゐる  固定してゐる  心理的欠陥を有してゐる  性格を示してゐる  洗足するを見てゐる  洗足さしてゐる  かんがへてゐる  列載してゐる  突出てゐる  波動してゐる  民衆は跪いてゐる  靉いてゐる  威徳を見つめてゐる  威嚇してゐる  材木を伐つて売つてゐる  金塊が一杯つまつてゐる  打出の小槌を持つてゐる  喰ひしてゐる  物らしく思はせてゐる  一人で見てゐる  心で泣いてゐる  花も咲いてゐる  水の青いを見てゐる  渦がまいてゐる  角豆畑に啼いてゐる  寒い風が吹いてゐる  イと啼いてゐる  河原さ出てるきつと忘れてゐる  顔をあててしくしく泣いてゐる  ぢつと見つめて泣いてゐる  糸誰かに引かれてゐる  横に求めてゐる  ものだとは信じてゐる  珍重されてゐる  取扱を受けてゐる  ことを知らずにゐる  梶棒を握つてゐる  あるかの如く感心してゐる  つて横を向いてゐる  心を離れずにゐる  つて月を眺めてゐる  月を眺めてゐる  やうに仲よくしてゐる  雀が見てゐる  烏が見てゐる  生れつき怒つてゐる  誰がゐる  感情を深くしてゐる  後者に属してゐる  今も、時にやりかけてゐる  働きもしてゐる  就て懐いてゐる  熟知してゐる  真実は常に逃してゐる  体験が閃いてゐる  真髄だけは握り得てゐる  彼に握らせてゐる  今眺めてゐる  形を廻してゐる  釉掛けを繰返してゐる  速やかに動いてゐる  何も打ち忘れてゐる  ものを知りぬいてゐる  足許から彼等の知りぬいてゐる  身であるから、貧しく着、慎ましく暮してゐる  素朴に暮してゐる  徳が現れてゐる  それを動かしてゐる  過去に流れようとしてゐる  阻止してゐる  美が許されてゐる  雑器と呼ばれてはゐる  彼を托してゐる  玉座についてゐる  下に埋もれてゐる  大庭笑ひながら聞いてゐる  妥協を申出てゐる  生活を楽しんでゐる  余生を送つてゐる  望遠鏡ばかりのぞいてゐる  言葉を送つてゐる  辛棒してゐる  僕が務めてゐる  雑作に出来てゐる  無知に馴れてゐる  三分の一をしめてゐる  音をさせてとり囲んでゐる  何を観てゐる  何を調べてゐる  耕やしてゐる  もちやを持つてゐる  はりをとりまいて働いてゐる  穴が穿いてゐる  喞へて運んでゐる  住居を掘つてゐる  処で掘つてゐる  中に通じたりしてゐる  下で働いてゐる  蟻が働いてゐる  麦殻はゆがんでゐる  地面についてゐる  捉んでゐる  土を運んでゐる  其処にゐる  引きずつてゐる  牝牛がゐる  ミルクを運んでゐる  一杯にしてゐる  漏れ出してゐる  牝牛共のゐる  緑色をしてゐる  競争してゐる  秣をたべてゐる  木虱のゐる  御馳走をたべてゐる  熱心に働き続けてゐる  腹の中につまつてゐる  蟻がうんとゐる  何十とゐる  それよりもつと沢山ゐる  程沢山ゐる  事にきまつてゐる  球をころがして大きくしてゐる  王様の持つてゐる  お前をたべて生きてゐる  特別につくられて生れて来てゐる  つて後へ脹れてゐる  間でもがいてゐる  呑気にたべつづけてゐる  木虱をねらつてゐる  様子をしてゐる  一ぱいにされてゐる  木虱はゐる  彼等を待つてゐる  体をおいてゐる  云つて待つてゐる  研究に費してゐる  木理を持つてゐる  木はそんなに古くなるまで生えてゐる  木で知られてゐる  時から四百五十年もたつてゐる  程落雷に打たれてゐる  今もまだ活きてゐる  千年もたつてゐる  ものを噴き出してゐる  グルリと覆ふてゐる  木として知られてゐる  間生きてゐる  お前を待つてゐる  生涯を与へてゐる  牛がゐる  準備してゐる  注意から免れてゐる  内側を輝かしてゐる  一日中叩いてゐる  本性を持つてゐる  外に持つてゐる  抵抗力も持つてゐる  みんな独特の光りを持つてゐる  日に干してゐる  暖まつてゐる  抵抗力を持つてゐる  接触してゐる  廻はしてゐる  やうに巻いてゐる  便利に出来てゐる  もので覆はれてゐる  づつ散らばつてゐる  金属が含まつてゐる  石で出来てゐる  運命を待つてゐる  僕が着てゐる  丈夫にしてゐる  生命で生きてゐる  何もしないでゐる  の着てゐる  糸で出来てゐる  沢山栽培されてゐる  魂の住んでゐる  年と共に黒ずんではゐる  つて落ちてゐる  キヤラコにして着てゐる  糸を紡いでゐる  中から拾ひ上げたぼろきれなどで出来てゐる  事を聞いてゐる  稽古をしてゐる  台を持つてゐる  箱が並んでゐる  定規を持つてゐる  活字から出来てゐる  無知でゐる  触角を持つてゐる  嘴を持つてゐる  上を飛んでゐる  斑とを持つてゐる  翅に持つてゐる  云はれてはゐる  形態をしてゐる  総称で呼ばれてゐる  事を覚えてゐる  幹に住んでゐる  翼を持つてゐる  将来に懸つてゐる  交へてゐる  姿で住んでゐる  かなぶんが飛んでゐる  大変よく似てはゐる  中に住んでゐる  方にはねてゐる  食慾を授けられてゐる  匂をさせてゐる  貢献してゐる  つめで塞いでゐる  栽培に当てられてゐる  づつの糸を出してゐる  事を続けてゐる  見かけをしてゐる  横に折り畳まれてゐる  透きとほつてゐる  鼻を持つてゐる  みんな持つてゐる  動物の持つてゐる  足を震はせてゐる  こともわかつてゐる  処を持つてゐる  役目をつとめてゐる  餌食にしてゐる  つた網は、飛んでゐる  毛虫が持つてゐる  千もの糸が含まれてゐる  叔父さんを見つめてゐる  自分のゐる  智慧を持つてゐる  それが優れてゐる  科学に通じてゐる  それは生れると同時に持つてゐる  本能によつて持つてゐる  準備をしてゐる  何が、揺れてゐる  綱へと出てゐる  真中にゐる  張り拡げてゐる  死んだふりをしてゐる  蛛網を掛けてゐる  十分活きてゐる  武器としてゐる  貯へて持つてゐる  ちよつと似てゐる  人に恐がられてゐる  意見でゐる  のをおそれてゐる  毒をもつてゐる  十分に知られてゐる  武器として与へられてゐる  お前がおとなしくしてゐる  蜜を持つてゐる  昆虫の持つてゐる  端についてゐる  静かに休んでゐる  中にとほつてゐる  中に停まつてゐる  喜こんでゐる  熟練を持つてゐる  他に持つてゐる  日向に寝てゐる  点が見えてゐる  蝮がゐる  大急ぎで出したり入れたりしてゐる  間から非常に速く飛び出さしてゐる  為めに持つてゐる  一つは持つてゐる  一つ持つてゐる  上顎についてゐる  住居にゐる  蛇が走つてゐる  蠍より恐れられてゐる  武装してゐる  場所にゐる  内にさへもゐる  処を走つてゐる  餌をさがしてゐる  云つて呼んでゐる  部分についてゐる  入口に持つてゐる  てゐて、休んでゐる  中に隠してゐる  上顎に持つてゐる  螫を持つてゐる  下に生えてゐる  刺で覆はれてゐる  針を持つてゐる  光つた帯で飾られてゐる  葉を食べてゐる  皮膚を持つてゐる  つて住んでゐる  格好をしてゐる  区画に分れてゐる  漏斗形に開いてゐる  彼方此方に分れてゐる  加減してゐる  指揮してゐる  行列をしてゐる  頭を上げたり下げたりしてゐる  頭を下げてゐる  膠づけにしてゐる  それから頭を上げてゐる  それぞれに歩いてゐる  行列虫はどんなにまがりくねつてゐる  虫を含んでゐる  先頭に立つて進んでゐる  楔形に並んでゐる  行進してゐる  僕の指してゐる  半分むしられてゐる  歯であんなに荒らされてゐる  中に固まつてゐる  中心にゐる  私達を包んでゐる  思つて待つてゐる  真中に生きてゐる  それを持つてゐる  静かにしてゐる  私の話してゐる  物は別段によくかくれてゐる  気持よささうにしてゐる  火は燃えてゐる  のを覚えてゐる  電気の起きてゐる  電気を起してゐる  銅線に触れてゐる  励磁機を持つてゐる  端に吊されてゐる  輪を描いてゐる  実験でもしてゐる  分量でゐる  電気が満されてゐる  のならゐる  保証をしてゐる  中に含まれてゐる  堆積してゐる  普通に用ゐられてゐる  速力で走つてゐる  移動をしてゐる  安全だと信じてゐる  沿ふて走つてゐる  のに適してゐる  空中を透して見てゐる  変つた形をしてゐる  色も見てゐる  水蒸気で出来てゐる  色をして、堪らなくふうわりしてゐる  私達のゐる  実相を隠してゐる  溜まつてゐる  処を飛んでゐる  上に浮いてゐる  一緒に固つてゐる  方角に吹いてゐる  近所で起つてゐる  名がついてゐる  雨を降らしてゐる  国では晴れてゐる  雲に包まれてゐる  雲の上にゐる  大雨が降つてゐる  遠くにゐる  石を刻んでゐる  三哩以上離れてゐる  雷は落ちてゐる  処に浮いてゐる  風に出来てゐる  こんどは湿れてゐる  着物についてゐる  水をかけてゐる  湿地と接してゐる  水面とも接してゐる  表面とも接してゐる  加減で多く飲んだり、少く飲んだり、何時も腹一杯飲んでゐる  水気を持つてゐる  水を含んでゐる  外側を滑り落ちてゐる  稀薄でそして散らばつてゐる  儘でゐる  胆を潰してゐる  大概休んでゐる  煙を噴いてゐる  しかし、其の休んでゐる  穴を満たしてゐる  射撃してゐる  爆音を聞いてゐる  進行を眺めてゐる  地に止まつてゐる  皆んなが逃げてゐる  鶴嘴で掘り出されてゐる  事務員の坐つてゐる  のだと信じてゐる  自分で走つてゐる  逃げ路を遮つてゐる  石炭を投げ込んでゐる  つて出口が開いてゐる  中で、進んだり退いたりしてゐる  機関手とが乗つてゐる  押へてゐる  距離をなくなさしてゐる  ために働いてゐる  軍艦をも動かしてゐる  木が走つてゐる  自分達が動いてゐる  不思議ですねえ、走つてゐる  何んにもしないでゐる  自分の動いてゐる  我々は動いてゐる  方向に動いてゐる  ものも動いてゐる  星は動いてゐる  のを見守つてゐる  周りに廻してゐる  小川に泳いでゐる  果てで止まつてゐる  さでゐる  夜中入つて隠れてゐる  一疋止まつてゐる  表面にゐる  上にとまつてゐる  上に止まつてゐる  空中に泳いでゐる  四方から取り巻いてゐる  上に載つてゐる  象の背中に載つてゐる  中を泳いでゐる  それは黙つてゐる  支へてゐる  地球を吊つてゐる  空中を泳いでゐる  まり離れてゐる  処にゐる  舟に乗つてゐる  のを眺めてゐる  方法を持つてゐる  空気は動かずにゐる  掩ふてゐる  底に住んでゐる  動物も生きてゐる  お蔭で生きてゐる  先づ空気によつて生きてゐる  水中に住んでゐる  混つて融けてゐる  上に生えてゐる  海の底に動いてゐる  路を照らしてゐる  鉄床で叩いてゐる  そとを見てゐる  まり遠くに離れてゐる  三千八百万里離れてゐる  熱を与へてゐる  太陽の光線にさらしてゐる  之を向けてゐる  真直に立つてゐる  鯨を乾してゐる  群が嘶いてゐる  十二ヶ月に分れてゐる  そこだけは動かないでゐる  国に住んでゐる  人間の住んでゐる  空中を走つてゐる  時間を指してゐる  声で泣いてゐる  云はせてゐる  つて死にかけてゐる  ふだん尊敬してゐる  死を悼んでゐる  子でゐる  毒を持つてゐる  さくらんぼに似てゐる  どこかを見詰めてゐる  指に似てゐる  特性を持つてゐる  まり好く似てゐる  球根が出てゐる  紫色をしてゐる  真中から出てゐる  色で飾られてゐる  薔薇色をしてゐる  部分に分れてゐる  かたまつてゐる  垣根に生えてゐる  二つに割れてゐる  花弁がくつついてゐる  萼片を持つてゐる  はつきり分れてゐる  構造に出来てゐる  数がきまつてゐる  数で出来てゐる  やうに出来てゐる  蕾を包んでゐる  雫一つ中に浸みこませない程確りとくつついてゐる  人はこんなに着て居るとか、あんなに着てゐる  頭についてゐる  もので湿れてゐる  下に垂れてゐる  羽がついてゐる  一つ家に住んでゐる  花を咲きかけてゐる  さの膨らみを持つてゐる  リボンに似てゐる  茎についてゐる  方に咲いてゐる  機械的に、さうしてゐる  花から花へと飛んでゐる  さうに飛び廻つてゐる  用をしてゐる  かも堅く閉されてゐる  庭で見てゐる  木の下に生えてゐる  つて安心して食べてゐる  一生を捧げてゐる  十分信じてゐる  地上に生えてゐる  幾年も費してゐる  きのこは食べないでゐる  ものに包まれてゐる  糸から出来てゐる  群つて生えてゐる  馬鹿者がゐる  子房を持つてゐる  名をつけられてゐる  もので出来てゐる  紙一面に落ちてゐる  栽培されてゐる  底から出てゐる  地面を押してゐる  袋をつけてゐる  眼を持つてゐる  幹にしつかりとくつついてゐる  匂ひに誘はれて、その埋れてゐる  肉をしてゐる  なつて話してゐる  暴風雨でも起つてゐる  地上に住んでゐる  船に乗つてゐる  度毎に、実際は動かないでゐる  雲が、烈しく動いてゐる  一ぱいつまつて動いてゐる  足蹴にしたり、まだ生きてゐる  何処にもゐる  入口にゐる  温度を持つてゐる  殆ど沸騰してゐる  雪に埋もれてゐる  谷から噴き出してゐる  大砲を撃つてゐる  距てられてゐる  波を動かしてゐる  なりで、動かないでゐる  黒人のゐる  いくらかは似てゐる  蔵はれてゐる  地中海にゐる  陸上にばかりゐる  貝殻を持つてゐる  後頭に載つてゐる  鼻よりもどんなに勝れてゐる  鼻を抓まんで避けてゐる  短かい角を持つてゐる  色で輝いてゐる  色を持つてゐる  財産を持つてゐる  御殿を持つてゐる  動物が住んでゐる  船にゐる  呼吸を止めてゐる  飾窓に輝いてゐる  流れを選んで棲んでゐる  部分を覆ふてゐる  つて休んでゐる  線で区切られてゐる  根を波打つてゐる  づつ傾いてゐる  さを保つてゐる  大水をいつも続いてゐる  太陽が輝いてゐる  海に穿たれてゐる  物質が溶け込んでゐる  のどがかはいて苦しんでゐる  水に溶け込んでゐる  一番沢山に含んでゐる  つて溶け込んでゐる  塩を含んでゐる  塩分を含んでゐる  大洋に含まれてゐる  やうなのだのゐる  のもゐる  体を被ふてゐる  はさみをもつてゐる  ものが棲んでゐる  ものは、どうして生きてゐる  中に棲んでゐる  海に流れ込んでゐる  海へ注ぎ込んでゐる  みんなが続いてゐる  海へ注いでゐる  蟹のゐる  水を受けてゐる  他へ流し出してゐる  海から来てゐる  水を造られてゐる  水蒸気が接してゐる  事を繰り返してゐる  淵を測つてゐる  それから離れてゐる  みんな其処に固まつてゐる  先きに落ちついてゐる  そつとしておいて、おとなしく見てゐる  処をさがしてゐる  巣を見つけてゐる  中にもゐる  蜂がどうしてゐる  職人がゐる  ひつつき合つてついてゐる  剣を持つてゐる  武器を剥ぎ取られてゐる  蜂がついてゐる  飛びまはつて取り入れをしてゐる  外へ出てゐる  従つて経験をつんでゐる  固持してゐる  三つの階級に決められてゐる  規則を持つてゐる  ひつつき合つて出来てゐる  一つが怠けてゐる  背中合はせに、塞がつてゐる  側に開いてゐる  垂直に吊されてゐる  隙間を残して並んでゐる  つて右左から開いてゐる  間に出来てゐる  彼方此方を歩いてゐる  謀が出来てゐる  蜜房がどうして出来てゐる  間で揉まれてゐるし、きれてもゐる  蜜蝋でつくられてゐる  利用してゐる  事だと認めてゐる  行つて一つづつ花を訪ねて働いてゐる  蜂が持つてゐる  器物を持つてゐる  毛が逆立つてゐる  一つの窪みがふちどられてゐる  つて粘りついてゐる  中に詰まつてゐる  中につまつてゐる  遠足を繰り返してゐる  注意されてゐる  ちやんと持つてゐる  ゆびぬきの形をしてゐる  つて制禦されてゐる  心を傾けてゐる  外に飛び出して見ようとしてゐる  警衛に立つてゐる  それを聞いてゐる  内乱が起つてゐる  幼虫のゐる  若い女王が生きてゐる  親しみもついてゐる  由来も知ってゐる  学生であったと聞いてゐる  私の知ってゐる  今でもはっきり覚えてゐる  土地になってゐる  北海道を見たいと言ってゐる  土地と違ってゐる  土地に寄せてゐる  夢を托してゐる  土地を残してゐる  しびれを切らしてゐる  調和させてゐる  私はつねづね念じてゐる  眼にまだはっきり残ってゐる  識ってゐる  それぞれに分ちもってゐる  さによって彩られてゐる  何か書きつけてゐる  珠を躍らしてゐる  言ひ懸けてゐる  ツて待つてゐる  やおや君は泣いてゐる  反へしてゐる  納屋が立つてゐる  屋根をもつてゐる  この世に生きてゐる  霊智に依つて知らされてゐる  星を見てゐる  め地上に生きてゐる  歌つて花のにほひを添えてゐる  顔を見せてゐる  海を眺めてゐる  二本つかみ出し、弄んでゐる  今何を読んでゐる  航空学をきいてゐる  格闘してゐる  町にゐる  喜びに恵まれてゐる  奇麗に晴れてゐる  金魚が浮いてゐる  留守居しながら聞いてゐる  後方に見えてゐる  今どこを飛んでゐる  水の見えてゐる  熱心に探してゐる  意外に遠く離れてゐる  二十四号機がどうしてゐる  ものかと困つてゐる  格納庫につながれてゐる  所で働いてゐる  役目を持つてゐる  飛行してゐる  七八キロもつき出てゐる  影だけが動いてゐる  ノルゲ号に乗つてゐる  やうに渦巻いてゐる  太陽の光が輝かしくさしてゐる  氷原を照らしてゐる  だいたい人に知られてゐる  上を照らしてゐる  日に照らされて輝いてゐる  故障もなく働いてゐる  北極と呼ばれてゐる  指定されてゐる  濃霧が渦巻いてゐる  雪が降りしきつてゐる  海岸に高くつき出てゐる  なつて現はれてゐる  ノーム町を目指して飛んでゐる  上に永く留まつてゐる  仕度をしてゐる  蒐集してゐる  山島民譚集に尽してゐる  緋鯉がゐる  日がさしてゐる  違へを知らずにゐる  作品が、古くならずにゐる  小説なぞ書いてゐる  稽古でもしてゐる  今かうして坐つてゐる  遺伝が潜んでゐる  金が欲しかつたりしてゐる  それも怠つてゐる  言葉が、善かれ悪しかれ満ちてゐる  屎臭を放つてゐる  落ちつきとを見せてゐる  すべてに行渡つてゐる  ことを祈つてゐる  うに働いてゐる  象徴してゐる  鰻をさきながら焼いてゐる  ぢいさんと呼ばれてゐる  うりものにしてゐる  信条にしてゐる  かたちを持つてゐる  客に持つてゐる  兼業してゐる  道廳に勤めてゐる  大半を占めてゐる  波の寄せてゐる  汽車を眺めてゐる  物などを片付けてゐる  ケロリとしてゐる  外國人の建ててゐる  本を繙いてゐる  手頼にしてゐる  中を調べてゐる  澤山咲き亂れてゐる  眞綿を捲いてゐる  仄のり紅くしてゐる  湯氣が立つてゐる  思つたよりは濡れてゐる  話などをしてゐる  祕密にしてゐる  その間から覗いてゐる  幅を利かしてゐる  光つてぷるぷるぷるぷる顫へてゐる  道庁に勤めてゐる  沢山咲き乱れてゐる  真綿を捲いてゐる  湯気が立つてゐる  小樽に来てゐる  帰つて来て寝ころんでゐる  札幌に来てゐる  失念してゐる  希望してゐる  旅館にゐる  成る程志士的気慨の溢れてゐる  電車も出来てゐる  東西に長く続いてゐる  夜具をたたんでゐる  さうに吹かしてゐる  札幌にゐる  小国露堂氏がゐる  日は暮れてゐる  彼は諦めてゐる  一つ点いてゐる  原則としてゐる  文芸的価値を持つてゐる  事実上ぼんやりしてゐる  それぞれ調べを異にしてゐる  俳人たちに勝つてゐる  黄をしみ出させてゐる  海に開いてゐる  町で塞いでゐる  日でもまだこぼれてゐる  樹が並んでゐる  むき出しに照らされてゐる  沒してゐる  今日利用されてゐる  二本並んで立つてゐる  祠を挾んでゐる  縱にして並んでゐる  貉が住んでゐる  濱邊一帶を白く見せてゐる  花片を出してゐる  土の覗いてゐる  貉だけがゐる  行つて待つてゐる  古狐が死んでゐる  衝突してゐる  ためだと考へてゐる  中に這入つてゐる  路のついてゐる  白粉をつけてゐる  手の付いてゐる  使つて掃いたりしてゐる  行手が待つてゐる  気がしてゐる  涙に富んでゐる  変つてもゐる  月あかりの射してゐる  子供が遊んでゐる  澤山出てゐる  新聞を賣つてゐる  厚着をしてゐる  長をしてゐる  前から宿についてゐる  ストウヴを焚いてゐる  町幅を持つてゐる  理窟では分かつてゐる  日の射してゐる  沿つて一里近く竝んでゐる  雪が載つてゐる  脊中まで濡らしてゐる  殘して氷り附いてゐる  手頼りにしてゐる  藁草履で歩いてゐる  土臺としてゐる  歌をうたつてゐる  枝についてゐる  藍色に染まつてゐる  鑛山で食べてゐる  人のまだ住んでゐる  滯してゐる  往來を歩いてゐる  雜音が威張り散らしてゐる  ギラギラ浮いてゐる  人間を、生きてゐる  全部死んでゐる  これについてゐる  人も忘れてゐる  五十年勤めてゐる  廓者の住んでゐる  火の見梯子の立つてゐる  名残を留めてゐる  堂を留めてゐる  柱の立つてゐる  篇中に委しく描き出されてゐる  狂ひながら流れてゐる  方面に走つてゐる  記憶せられてゐる  叙述せられてゐる  風俗画をなしてゐる  寮に住んでゐる  生活が描かれてゐる  添へてゐる  其形式を異にしてゐる  縦横に延びてゐる  岸に立つてゐる  同棲してゐる  一つ時躊躇してゐる  計画をしてゐる  ひまはしてゐる  尊敬してゐる  氣持を持つてゐる  記憶からはじまつてゐる  滿も持つてゐる  無理をしてゐる  憂鬱にいつも捕はれてゐる  無理を重ねてゐる  淺見君に抱いてゐる  額に浮んでゐる  瞼をとじてゐる  唇につけてゐる  つてしまつて色褪せてゐる  つんつんしてゐる  ごろんごろんとしてゐる  ひつかけてゐる  森としてゐる  ことを凝つと考へてゐる  新聞に出てゐる  長らへてゐる  金に替へてゐる  おしんでゐる  迎へてゐる  吸つたりしてゐる  印象されてゐる  靄でかすんでゐる  いま考へてゐる  梅林を見てゐる  汽車が走つてゐる  眼つきで黙つてゐる  小料理屋の並んでゐる  歩道に突き出てゐる  唄たつてゐる  夜も更けかけてゐる  酌をしてゐる  郊外電車が走つてゐる  帰つて平気で寝てゐる  食ひつないでゐる  客を惹いてゐる  やうに、はあはああえいでゐる  肩を寄せてゐる  自分が生きてゐる  足だけが歩いてゐる  やうにじろじろ眺めてゐる  下を走つてゐる  吃驚してゐる  分別がつきすぎてゐる  空に浮いてゐる  広告球を見てゐる  なか子は起き上ると、黙つてゐる  ひらひらしてゐる  其處に待つてゐる  心々に溢れてゐる  恁して生きてゐる  つて其通りチャンと生きてゐる  其處に立つてゐる  子の泣いてゐる  生徒の服してゐる  氣性の輝いてゐる  平然としてゐる  目に映つてゐる  事を見てゐる  前に立つてゐる  號令壇を兼ねてゐる  種にしてゐる  校長を見てゐる  渠自身に注がれてゐる  學校にゐる  鉛筆を削つてゐる  突ついてゐる  近眼鏡をかけてゐる  學務委員を兼ねてゐる  揉手をしてゐる  邪魔をしてゐる  色が現れてゐる  喫んでゐる  咬へてゐる  預りしてゐる  對手に送つてゐる  消印の逸れてゐる  居間にしてゐる  其処に待つてゐる  恁うして生きてゐる  つて其通りチヤンと生きてゐる  其処に立つてゐる  気性の輝いてゐる  号令壇を兼ねてゐる  何を騒いでゐる  諄々と何やら話し続けてゐる  煙管で突いてゐる  学務委員を兼ねてゐる  呆気にとられてゐる  対手に送つてゐる  雇はれゐる  後悔しかけてゐる  四五間向うに立つてゐる  瞬きもせずに見詰めてゐる  卵を生みつけてゐる  胸に呼びかけてゐる  氣を附けてゐる  すゞ子のおあひてをしてゐる  ひつこめてゐる  ふちから、ねてゐる  すゞちやんの着てゐる  手にもつてゐる  二人が見てしつてゐる  相当酒を楽しんでゐる  眠つてばかりゐる  常識に達してゐる  探偵してゐる  家にばかり住んでゐる  俺はもつてゐる  風にゆられてゐる  上体をゆるがせてゐる  つた口ばかり利いてゐる  心境は、もう抜けてゐる  親爺に似てゐる  森蔭に立ち並んでゐる  仕事してゐる  何だか嘘ばかり口走つてゐる  鏡を持つて来てゐる  写つた物象は悉く歪んでゐる  間姿を写してゐる  詩を考へてゐる  天井を眺めてゐる  何を空とぼけてゐる  兄弟達の住んでゐる  彼が好んで住んでゐる  彼女等は、畳まうとしてゐる  青ずんでゐる  片附いてゐる  針が潜んでゐる  頃一切コレクシヨン嫌ひに陥つてゐる  つたから、坐つてゐる  貴様も好く似てゐる  お金が来てゐる  常識に長けてゐる  新聞社に務めてゐる  知らない間に役に立つてゐる  隅にでもかくれてゐる  口笛を鳴してゐる  散文詩が出てゐる  嫉かれてゐる  得意としてゐる  間で交されてゐる  争ひを聞いてゐる  母に似てゐる  さうに出歩いてゐる  領してゐる  ことも考へてゐる  お金を儲けてゐる  つて遠慮してゐる  英文科に属してゐる  いふ小説を書いてゐる  云つて聞いてはゐる  間から雪景色を眺めてゐる  吾家にゐる  気附かないでゐる  彼が、そんな思ひに耽つてゐる  物にしてゐる  子供等と遊んでゐる  買はうとしてゐる  彼は、にやにやしてゐる  眺いてゐる  眼鏡を覗いてゐる  顔を現さずに凝つとしてゐる  用談をしてゐる  躍動してゐる  返答に困つてゐる  胸を撫で降ろしてゐる  茶屋酒を飲んでゐる  以来それを続けてゐる  不平さうに口を尖らせてゐる  煩さがられてゐる  つて反抗してゐる  雑言を繰り反してゐる  手蹟で、れいれいと書かれてゐる  傍ら著述などに耽つてゐる  答へてゐる  留守ばかりしてゐる  厄介を掛けてゐる  一目置いてゐる  上げ下げしてゐる  塗りの剥げてゐる  悴が話してゐる  事を知られてゐる  俺達を見てゐる  威厳を保つてゐる  チビチビ飲んでゐる  肩を組んだりしてゐる  何処に務めてゐる  思つてもゐる  ことばかりしてゐる  心をもつてゐる  母がしつかりしてゐる  から見てゐる  岸から傍観してゐる  水浴びをしてゐる  抱へて待つてゐる  今もつてそんなに痩せてゐる  やつて飲んでゐる  吹奏してゐる  花でもついてゐる  ことに化けようとしてゐる  鏡を見詰めてゐる  狂つたりしてゐる  名前を覚えられてゐる  なつて演じてゐる  天井を見てゐる  漫画が出てゐる  げを生やしてゐる  苦学をしてゐる  服を著てゐる  目をつけてゐる  為替欄を読みふけつてゐる  演奏を聴きに出かけようとしてゐる  シユニツツラアを論じてゐる  金使ひについて聞かされてゐる  兵隊服を著てゐる  リウマチで、寝たり起きたりしてゐる  民族に属してゐる  腕を差しだしてゐる  生返事をして、空いてゐる  カデツテン・シユウレにゐる  オオグスブルグに住んでゐる  みな疲れてゐる  細君と共に住まつてゐる  これはすこしどうかしてゐる  フオオクを動かしてゐる  腹が空いてゐる  創作してゐる  尻をだしてゐる  尻を撫で廻してゐる  針が刺さつてゐる  矮躯をもたせかけてゐる  議論を戦はしてゐる  慇懃を極めてゐる  協力を求めてゐる  女を連れてゐる  店をだしてゐる  排日派とに分れてゐる  幾人かがゐる  肩書をもつてゐる  てゐないと信じてゐる  日を暮してゐる  私とても生きてゐる  事はなるべく避けてゐる  滿足してゐる  四肢をのばしてゐる  違ないと信じてゐる  亂してゐる  ひとりぼつちでゐる  目的を果してゐる  氣をとられてゐる  卷に通り過ぎながらよく見ると、泣いてゐる  ちやあくよくよと泣いてゐる  方に立つてゐる  つて息を潜めてゐる  死神にとつつかれてゐる  己の取らうとしてゐる  彼女を見てゐる  死なうとしてゐる  陽炎がたつてゐる  靜に息づいてゐる  それらを包んでゐる  清々と美しく輝いてゐる  猿が住んでゐる  手をやいてゐる  日夜をくりひろげてゐる  陰をひろげてゐる  抹殺してゐる  顎から下へ延びて垂れてゐる  年中だらしなく開いてゐる  即座に着てゐる  愛に飢えてゐる  此段が著しくもつれてゐる  のに手間どつてゐる  から出てゐる  此物語に絡んでゐる  山村には持ち続けられてゐる  ものとしてばかり考へてゐる  梟せられてゐる  ものと見られて来てゐる  何人でもゐる  土地にゐる  信仰をずつと持ち続けてゐる  彼女の病んでゐる  何処かで鳴いてゐる  理解を持つてゐる  日頃見慣れてゐる  人だかりがしてゐる  金額を示してゐる  威厳に、充ち満ちてゐる  上に並んでゐる  時から見慣れてゐる  湯気に仄めいてゐる  暗がりに浮んでゐる  何時までも見ずにゐる  基督教を信じてゐる  今でも覚えてゐる  これもくすぶり込んでゐる  ところで拭き取つてゐる  危険とが待ち受けてゐる  日本人に欠けてゐる  朝晩礼拝をしてゐる  熱を吐いてゐる  金ばつか溜めてゐる  自分一人を持てあましてゐる  あいつを憎んでゐる  あいつがゐる  芸者してゐる  略奪して生きてゐる  懸念してゐる  皆の見てゐる  ひつかけようとしてゐる  目高がゐる  指紋がついてゐる  考へつめながら帰ってゐる  混ってゐる  塊りが浮いてゐる  肘に染めてゐる  下を眺めてゐる  温泉に浸ってゐる  おっぱいがぶらぶらしてゐる  今度は寝てゐる  敷石に触れてくくくと云ってゐる  議論してゐる  身体してゐる  紙に書いてゐる  睥んでゐる  ぺちゃぺちゃ枯木を舐めてゐる  ぺちゃくちゃ喋ってゐる  お喋りを聴いてゐる  為事をしてゐる  下宿してゐる  部屋は、借りてゐる  寄生してゐる  本など少し読んでゐる  夜が既に更けてゐる  時節が悪いので大抵塞がつてゐる  南京虫のゐる  自分の今借りてゐる  現在学生が借りてゐる  現在夫婦者がゐる  物を著て歩いてゐる  焚火してあたつてゐる  川柳が生えてゐる  現在借りてはゐる  幾人も附いてゐる  澤山持つてゐる  遺跡を歩いてゐる  墓から出てゐる  本に出てゐる  絲をひいてゐる  平気で咲いてゐる  へとへとに萎びかかつてゐる  太陽を見つめてゐる  呼吸してゐる  率きゐる  上にのつかってゐる  やうに傾いてゐる  夢をみてゐる  破屋に棲んでゐる  なかに咲いてゐる  作品集を読んでゐる  文体、少しは甘えてゐる  文体に憧れてゐる  なかを横切つてゐる  作家なら、ありあまるほどゐる  なかで持ち歩いてゐる  決定されてゐる  手を隠してゐる  飛白を着てゐる  子さんを見てゐる  時によく似てゐる  ブランコを吊つてゐる  縄を結んでゐる  淵子ちやんのゐる  唄をうたつてゐる  鈴なりにつけてゐる  此蟲が飛び跳ねてゐる  車に乗つてゐる  机を並べてゐる  通ふてゐる  活動を見てゐる  体を置いてゐる  手先が見えてゐる  喰付いてゐる  隣にでもゐる  琵琶が鳴つてゐる  所へ出てゐる  兎もさうきいてゐる  面持をしてゐる  先づ理論よりも実際が示してゐる  変化を試みてゐる  づつ変つて来てゐる  訓ませてゐる  物の無い、共にゐる  予想してゐる  用ゐられてゐる  孤独でゐる  移行してゐる  交錯してゐる  幾分づつの変化を来してゐる  増加して来てゐる  違つて来てゐる  縹渺として来てゐる  混へてゐる  つて結びつけられてゐる  語と似てゐる  コップをなめながら腰掛けて見てゐる  銀河が亘ってゐる  山猫博士も来てゐる  さっきから見てゐる  やうに威張り返ってゐる  ことはわかってゐる  形になってしらじらとそらにかかってゐる  下をまはってゐる  筆を絶つてゐる  官学的臭気を放つてゐる  もつてゐる  はまゐつてゐる  買つて來て眺めてゐる  團欒してゐる  全幅にあふれてゐる  近隣づきあひをしてゐる  店に出てゐる  息をぬいてゐる  肺病で死んでゐる  住居してゐる  そよ風に爪立つてゐる  ツ組み合つて密集してゐる  虚空をぴたりと抑へつけてゐる  霜が下りてゐる  中をうろついてゐる  生々と描いてゐる  侵入者を追ひ返さうとしてゐる  ひつ追はれつ、入り乱れてゐる  圧力を感じてゐる  ガランとしてゐる  ぼうと立つてゐる  興に乗れば着てゐる  中にこもつてゐる  乎辛抱してゐる  便所にばかり立つてゐる  二人が打つてゐる  対局してゐる  そこから一生懸命覗いてゐる  れつして呑んでゐる  さを忘れかねてゐる  嘆じてゐる  風に見えてゐる  契機としてゐる  此が欠けてゐる  宿命を持つてゐる  面影を止めてゐる  意味を異にしてゐる  為だと考へてゐる  暗示を含んでゐる  柱を残してゐる  明らかに示してゐる  類をつけてゐる  金をかけてゐる  依代の附いてゐる  生活をしてゐると考へられてゐる  称へてゐる  飾りをつけてゐる  放射させてゐる  ものだと伝へてゐる  装飾と考へられてゐる  小正月に行うてゐる  用意をも込めてゐる  信仰に根ざしてゐる  行はれると聞いてゐる  田楽法師の持つてゐる  混同せられてゐる  鎮花祭から起つてゐる  絶え間もなく鳴りつづけてゐる  浮されてゐる  赴任してゐる  ウワ言にまでも繰り返してゐる  名前を保つてゐる  うつつを抜かしてゐる  ペンを構えてゐる  やうにのびてゐる  卓に伏してゐる  云ひつくしてゐる  颯々とうそぶいてゐる  中にかすむでゐる  雄叫びをあげてゐる  空鳴り程にふるへてゐる  彼の住んでゐる  椅子に伸びてゐる  風を追ひかけてゐる  困惑してゐる  後から追ひかけてゐる  型を踏んでゐる  奥儀にすすんでゐる  吐息を呑んでゐる  無理から無理を生ませてゐる  顏が立たぬとかでもちきつてゐる  下品さをふくんでゐる  ものも含んでゐる  奴立から來てゐる  キメはもつてゐる  男を近づけなかつたともいはれてゐる  血をひいてゐる  概念をあたへてゐる  愛敬なのはわかつてゐる  愛稱してもらつてゐる  友だちから愛されてゐる  山にかこまれてゐる  街が死んでゐる  占領されてゐる  学生によつて占められてゐる  縄張りにゐる  女を口説いてゐる  学生向きにできてゐる  本郷に住んではゐる  本郷を歩いてゐる  ことを論じてゐる  大目玉を浴せられてゐる  どこまでも咲いてゐる  筆を執つてゐる  髯が垂れてゐる  熱氣を含んでゐる  傍に立つてゐる  影があらはれてゐる  色がのぞいてゐる  力の働いてゐる  異端視されてゐる  蜥蜴を愛してゐる  夢に耽つてゐる  時から始まつてゐる  感覺で張りきつてゐる  遊び友達を離れてゐる  ひとりであそんでゐる  軒なみにつづいてゐる  つて読んだり書いたりしてゐる  こゑでええんええんと忍びなきをしてゐる  間楽しみながら聴いてゐる  かい袖ひれを泳がしてゐる  金色にそめてゐる  警吏に絶えず追ひつめられてゐる  上を流れてゐる  人間の知らずにゐる  地上を覆つてゐる  家を揺り動かしてゐる  地中へ流れ込んでゐる  ねつてゐる  間に出てゐる  何人も住んでゐる  襖のゆがんでゐる  僕の望んでゐる  結論を引出してゐる  やり方をしてゐる  食つたものがゐる  周囲にもつてゐる  加へさせてゐる  足を引込めたりしてゐる  これを考へてゐる  傑作を生ましめてゐる  寄与をなしてゐる  悪戦苦闘を続けてゐる  俳優がゐる  秘かにやきもきしてゐる  風邪など引きかけてゐる  何処に棲んでゐる  対立感情をもつてゐる  神様などと称せられてゐる  物笑ひを招いてゐる  就て憤りをもらしてゐる  議席から日本を眺めてゐる  人性そのものに根ざしてゐる  対決をもとめてゐる  立場にゐる  提出してゐる  根柢から発展してゐる  性質を示してゐる  度を示してゐる  道学先生から柔弱男子などと罵られてゐる  重量を示してゐる  自我省察が欠けてゐる  さをもつてゐる  痛感せられてゐる  目を見失はうとしてゐる  政党運動に走つてゐる  只今やり出してゐる  樣式のもつてゐる  何度も見てゐる  要約せられてゐる  ところ敬遠してゐる  泥水をどろりと淀ませてゐる  やうに覚えてゐる  愛惜を感じてゐる  一人位は死んでゐる  ことだけは未だにありありと覚えてゐる  現存してゐる  何処へも片付かずにゐる  明治時代そのものを感じてゐる  僕の覚えてゐる  火事にも焼かれずに立つてゐる  何かにでも来てゐる  シヤベルを動かしてゐる  鉄橋を造らうとしてゐる  川蒸汽を待つてゐる  前に乗つてゐる  つた上、立つてゐる  言葉を挾んでゐる  商人の売つてゐる  一面に流れてゐる  二匹未だに住んでゐる  合ひしてゐる  今僕等の歩いてゐる  景色を覚えてゐる  十二階の聳えてゐる  人口過剰に苦しんでゐる  人間のゐる  教育してゐる  界隈に住んでゐる  もの寂びてゐる  移転してゐる  僕に見られてゐる  亀の子は売つてゐる  土の痩せてゐる  影を落してゐる  変孤独に暮らしてゐる  仙人の住んでゐる  一しよに遊んでゐる  奥にゐる  水の上に出てゐる  彼と話してゐる  つたと信じてゐる  繁昌してゐる  つたのを覚えてゐる  友だちを覚えてゐる  暮らしをしてゐる  計画を立ててゐる  肴屋を覚えてゐる  医者を覚えてゐる  見世物にしてゐる  ことも覚えてゐる  建札も示してゐる  若葉を開いてゐる  ずんずん変らうとしてゐる  誰か書き尽してゐる  心持を見せてゐる  做してゐる  穴居してゐる  報告してゐる  枝に隠れて寝てゐる  口の冷えてゐる  乳を含んでゐる  子供を愛してゐる  エヅアアル・ロツクロアはきつとまだ覚えてゐる  意味が分かつてゐる  殆ど世に忘れられてゐる  容をなしてゐる  犬がゐる  ダイアモンドを盗んだと思はれてゐる  訴へられ、又聞き取られてゐる  猿はどんなに宥めても落ち着いてゐる  自分を見てゐる  操練に飽きてゐる  人に見られてゐる  猿に注がれてゐる  稍感動して見てゐる  微笑みながら見てゐる  自分に向けられてゐる  瞳をしてゐる  松の木に住んでゐる  締てゐる  娘さんの立つてゐる  足もとに、しよんぼりとやすんでゐる  頬冠をしてゐる  肩をもつてゐる  頭でぐんぐん動かしてゐる  先にたつて歩いてゐる  柔らかい曲線を見てゐる  しまひには見てゐる  離ればなれになり、着てゐる  男がみつめてゐる  深みが、じつとみつめてゐる  さうにふくれてゐる  からだをゆすぶつてゐる  貴金属でものせてゐる  着物をきて歩いてゐる  やうに動かないでゐる  凝結してゐる  やうに、はちきれるほど肥えてゐる  白眼をつかつてゐる  なかにとけこんでゐる  洗清められてゐる  女に引ずられてゐる  ことも、また凝つとして立ちどまつてゐる  看板が流れてゐる  体操でもしてゐる  がれにかけられてゐる  お祈りでもしてゐる  限界を認めてはゐる  港内に浮んでゐる  上甲板一杯に、並んでゐる  眼についてゐる  高を括つてゐる  げてゐる  上半身の黒くうき出してゐる  あなたに、あの涙ぐんでゐる  何をしようとしてゐる  私自身を指してゐる  罪人にしようとしてゐる  禁錮室にゐる  ものを着てゐる  態度が省みられたりしてゐる  花園みたいにまつてゐる  祭みたいにまつてゐる  みんなをまつてゐる  やうにわいてゐる  草してゐる  下宿住居をしてゐる  どこから來てゐる  淵源がひそんでゐる  すべて例外なく持つてゐる  危くしてゐる  院長をつとめてゐる  旅行してゐる  人が借りてゐる  人が何故に借りてゐる  棒を持つてゐる  ひつかき廻して歩いてゐる  年中フイゴで吹いてゐる  万歳も見てゐる  カケ声をかけてゐる  ハシャイでゐる  本屋をひやかしてゐる  ヤア、どうしてゐる  産報本部につとめてゐる  郡山千冬が務めてゐる  事務所にきまつてゐる  本をだしてゐる  ギッシリ部屋につまつてゐる  余もしほれないでゐる  山一面にさき続いてゐる  密集してゐる  歴史を持つてゐる  二十首許り這入つてゐる  立派に出してゐる  さうに立つてゐる  圓めて、つつ伏してゐる  ろ見まはしてゐる  跡方が無くならうとしてゐる  傳へられてゐる  眼が開いてゐる  火花が映つてゐる  歌もまだ聞えてゐる  喰つてはゐる  四十を越してゐる  一直線に貫いてゐる  其處に遊んでゐる  笑つて立つてゐる  默してゐる  苦痛が刻まれてゐる  開業してゐる  上下を眺めてゐる  呟呻をしてゐる  媾んでゐる  火光が映つてゐる  其処に遊んでゐる  様に黙してゐる  火が消えかかつてゐる  思つて悔いてゐる  彼、と呼んでゐる  あとかたもなく消えうせてゐる  蔭口をきかれてゐる  搜してゐる  ひとつの名詞を忘れてゐる  何を書いてゐる  住ひしてゐる  ていさいをとりつくろつてゐる  うに學校へ出てゐる  不貞を働いてゐる  財産家なので、ぶらぶら遊んでゐる  技倆を持つてゐる  豫感にぬくぬくと温まつてゐる  すべて暗記してゐる  街をあるゐてゐる  底にゐる  煙草をくゆらしてゐる  言葉にみちみちてゐる  めんもなく並べたててゐる  文章は、たけりたけつて書かれてゐる  言はれ、老けてゐる  友人になりきれずにゐる  述懷をもらしてゐる  出版してゐる  頭腦を認められてゐる  無慙にも剥ぎとられてゐる  エンサイクロペヂアと全く似てゐる  エツセンスを持つてゐる  了解してゐる  描冩してゐる  毒を流してゐる  やう祈つてゐる  同情してゐる  不機嫌さうに眉をひそめてゐる  眼つきばかりしてゐる  出発点に立つてゐる  整理してゐる  喰ツついてゐる  神経をつかつてゐる  のか、咽び泣いてゐる  錠がおりてゐる  一枚開いてゐる  好奇心を動かせてゐる  突ツ伏してゐる  間から覗き見してゐる  会話をとり交してゐる  窓下に立つてゐる  二階で待つてゐる  きり信じてゐる  下に、明るくどよめいてゐる  小説を志ざしてゐる  お姫様を待つてゐる  タイキはゐる  篠谷に預けられてゐる  想像を回らせてゐる  自慢してゐる  生きようとしてゐる  凝視を集めてゐる  我家にゐる  日夜滞在してゐる  リラを追ひ廻してゐる  馬車を駆つたりしてゐる  これを飛ばさうとしてゐる  それを待つてゐる  百合子が読んでゐる  ものがついてゐる  上に倒れてゐる  救ひを呼んでゐる  つて映り出てゐる  何方を向いてゐる  遂行してゐる  寝泊りをしてゐる  パンツが続いてゐる  練習をしてゐる  顔なんてしてゐる  と金槌で叩いてゐる  写真も並んでゐる  面影を宿してゐる  夢を追ひかけてゐる  洗はれてゐる  後から翼を拡げて忍び寄つてゐる  世話を焼いてゐる  つて騒いでゐる  渚にゐる  脱けて行かうとしてゐる  封印されてゐる  眼を輝かせてゐる  伴れ戻されてゐる  夢をもくろんでゐる  整理上とても困つてゐる  しまつて知らん顔をしてゐる  囲らせてゐる  水煙を放つてゐる  かな渦を巻いてゐる  叫びを挙げたりしてゐる  ぼんやりと明るくしてゐる  調和をしてゐる  翼を拡げてゐる  滝本は憶えてゐる  庭先に遊んでゐる  雑居してゐる  刀掛けにとまつてゐる  夢に誘はれたりしてゐる  宙を駆けてゐる  大分何うかしてゐる  皆なが待つてゐる  なつて見てゐる  輪郭を遺してゐる  片身の狭い思ひでもしてゐる  ローラを抱きあげてゐる  さうしてゐる  人形に接してゐる  たい希望を持つてゐる  支度をして待つてゐる  魂胆を回らせてゐる  換してゐる  非常に注意深く聞いてゐる  靴を穿いてゐる  つて彎曲してゐる  上へ向いてゐる  景色に似てゐる  事件に追はれてゐる  窮地に陥入れようとしてゐる  お母さんもゐる  ぢさんもゐる  眼から涙が滾れてゐる  一体感違ひしてゐる  蛮風がいくらでも遺つてゐる  ギリヤーク族に似てゐる  移住民がゐる  大口をあけて叫んでゐる  ぐつすりと寝込んでゐる  徹夜を続けてゐる  いき巻いてゐる  鯉を眺めてゐる  変更されてゐる  朝露に濡れてゐる  馬車を曳いたりしてゐる  鳴き立つてゐる  たちで練り歩いてゐる  騎手が足りないで困つてゐる  娘に限られてゐる  人気を負ふてゐる  竹下が伝へようとしてゐる  百合さんに恋してゐる  彼が書き続けてゐる  感違ひでもしてゐる  顔を見守つてゐる  ために売り尽してゐる  心地に打たれてゐる  芝生に覆はれてゐる  渦を巻いてゐる  やうに飛び回つてゐる  風景に見惚れてゐる  胸に包んでゐる  めてゐる  訪れを待つてゐる  低気圧が起らうとしてゐる  戦争が起らうとしてゐる  爭つて新芽をふき出してゐる  裾を引いてゐる  風の吹いてゐる  鹽分を含んでゐる  穴をあけようとかかつてゐる  僕のゐる  僕を苦しめてゐる  切りまくられてゐる  飮むのを待つてゐる  形で待つてゐる  彼女はもう死んでゐる  今働いてゐる  一切さけてゐる  家に預けられてゐる  庭先に立つてゐる  僕を見てゐる  どこを見てゐる  はつきりしてゐて、見てゐる  寢起きしてゐる  昌さんを怒鳴りつけてゐる  皺をよせてゐる  紐を結びつけてゐる  怒りに燃えてゐる  僕は起きてゐる  腕組みをしてゐる  涎を流してゐる  先生が話し込んでゐる  身をくねらせてゐる  通帳を調べてゐる  のに慣れてゐる  西へ折れてゐる  踏切に待つてゐる  品物を照らしてゐる  その間を流れてゐる  歌ひこなせないでゐる  帆を揚げてゐる  舟一ぱいに撒き散らされてゐる  河が流れてゐる  日本海にそそいでゐる  陸軟風の吹いてゐる  枝をさし出してゐる  時釣をしてゐる  夢の中で逃げてゐる  漫々と流れてゐる  藏してゐる  歌を得てゐる  かすかに浮き出させてゐる  結婚をしてゐる  束縛をいくらもうけてゐる  さかつてゐる  掃らつて去らうとしてゐる  青みを帯びてゐる  事跡を持たれてゐる  遺跡として知られてゐる  大国主命をまつるといはれてゐる  散在してゐる  合はせてゐる  安置されてゐる  大洲に恵まれてゐる  停滞してゐる  禅寺に移されてゐる  殷盛を極めてゐる  損をしてゐる  言ひ続けてゐる  愛着してゐる  彼はかう呼んでゐる  次の如く書かれてゐる  金を持つてゐる  如く見えてゐる  程度を異にしてゐる  提示してゐる  言ふに止まつてゐる  言葉を以て呼んではゐる  偏してゐる  洞察し得てゐる  他ならないと見てゐる  精進と見てゐる  ものであると見てゐる  方へ近付いて来てゐる  於て、次々に現はれてゐる  つて来てゐる  所謂思想丈けならば、既に実際に証拠立てられてゐる  具体化されてゐる  象徴化されてゐる  精進してゐる  恋愛がかくされてゐる  此方に来てゐる  苦悶を持つてゐる  包括されてゐる  指示してゐる  すべて皆ニイチェから影響されてゐる  ぢつとつぐまつて浮んでゐる  マントも着てゐる  涙が湧き出ようとしてゐる  つて心の落ちついてゐる  體になれないでゐる  手持無沙汰に立つてゐる  方ばかりを見つめて歩いてゐる  半襟が潜んでゐる  暮れきつてゐる  かくれんぼをしてゐる  ナフキンがかぶさつてゐる  お話を書いてゐる  宿にゐる  中に息づいてゐる  らに出て働いてゐる  從事してゐる  ことも似てゐる  ところも似てゐる  つて救はれてゐる  救ひだしてゐる  やうに出てゐる  圓山川と呼んでゐる  畫で知られてゐる  この世を歩いてゐる  繪葉書などを取りよせて見てゐる  滿たされてゐる  邊に遊んでゐる  對照を見せてゐる  活動してゐる  鹿が住んでゐる  姨捨山といふと似てゐる  一大城廓に似てゐる  汽車を待つてゐる  地としても知られてゐる  岸近くあらはれてゐる  門に似てゐる  鷄二のゐる  學生のゐる  船頭のゐる  高等學校その他に送つてゐる  中を貫いてゐる  樂しいといはれてゐる  そこへ投げ出してゐる  先づ休んで行け、といつてゐる  スケツチしてゐる  蓑をあててゐる  中に投げ出されてゐる  方面から長く延びてゐる  逸話から來てゐる  起りとされてゐる  代理までも勤めてゐる  方を眺めてゐる  町會議員をも兼ねてゐる  言葉をかはして見てゐる  傳説から來てゐる  地方に遺つてゐる  山陰道のものが、日ごろ考へてゐる  若者を待つてゐる  茶室で知られてゐる  朝靄に包まれてゐる  荒魂をうけついだといはれてゐる  お伽話でもして聞かせてゐる  地として知られてゐる  老熟期に達したといはれてゐる  迫つて來てゐる  ものをよく見てゐる  潛んでゐる  前に息づいてゐる  一致してゐる  纏まつてゐる  物をいつてゐる  名が示してゐる  發しようとしてゐる  中に出てゐる  變つてしまつたといはれてゐる  やうに聞いてゐる  趣に似てゐる  接近してゐる  色で、生きてゐる  眼を見てゐる  毎晩來てゐる  近くにゐる  風にゆらいでゐる  雲の浮いてゐる  雑誌など読み耽つてゐる  Bohrから教へられてゐる  さきが尖つてゐる  頂点でくひとめてゐる  人は観てゐる  感情が泳いでゐる  鼻で嗅いでゐる  根にも創られてゐる  香ひぶくろを膨らませてゐる  色で染められてゐる  意味ありげに瞬をしてゐる  小鳥をでも握つてゐる  しかもしつかり握つてゐる  己達のゐる  縫物をしてゐる  赫いてゐる  つて顔を赤くしてゐる  返事を待つてゐる  言ひさうにしてゐる  少年は黙つてゐる  何か気取つてゐる  娘が黙つてゐる  一ぱい溜まつてゐる  しんとしてゐる  出口を捜してゐる  つて息張つてゐる  十二時まで打つて草臥れてゐる  希望の繋がれてゐる  性らしく立つてゐる  上にゆらめいてゐる  もちやにしようとしてゐる  さんぽしてゐる  屋根をこすほど長くのびてゐる  潮鳴りでもしてゐる  音でも聴いてゐる  ところ子供を描いてゐる  作品を見てゐる  音を聴いてゐる  なかを歩いてゐる  纏ひゐる  さへて立つてゐる  ざめた顔をしてゐる  接吻してゐる  Kobenzlへまゐる  幸福がおつこつてゐる  一部をなしてゐる  落付とをもつてゐる  銅像などが立つてゐる  いま閉ぢてゐる  森林に続いてゐる  草が生えてゐる  落葉を見おろしてゐる  方に見えてゐる  だんだん僕のゐる  接吻しようとしてゐる  上に乗りゐる  両手で抱いてゐる  鼻が既に接してゐる  唇とが未だ少しく離れてゐる  穹をなしてゐる  頭をおさへてゐる  肩にかけてゐる  皆微笑してゐる  媼がゐる  接吻を見ない振してゐる  ものを担いでゐる  唇は全く触れて描いてゐる  炬をかかげてゐる  角笛を吹いてゐる  目と目とを合せてゐる  半ば剥げてゐる  訓じてゐる  飾し込んでゐる  バリカンをかけてゐる  一體何處を彷徨いて歩いてゐる  顏を見詰めてゐる  不平を持つてゐる  熟としてゐる  ぱらつて町をあるいてゐる  下に立つてゐる  家を吹き倒さうとしてゐる  投出されてゐる  物を食べてゐる  樹木の立つてゐる  人達がうろうろしてゐる  赤ン坊がどうしたらうと困つてゐる  つて卸売をしてゐる  心持が浮んでゐる  行商でもしてゐる  百姓してゐる  往徠やらでざわついてゐる  外套をきてゐる  おでんが浮いてゐる  顔してゐる  洗濯をしてゐる  書簡が出てゐる  竝んでゐる  腦裡を去らずにゐる  稱のついてゐる  自分の犯してゐる  所に、捨て難いなつかしみを感じてゐる  Pilgrim'sProgressを持つてゐる  Christianが歩いてゐる  詩集を持つてゐる  スコツトに献じてゐる  鮭なぞが、代る代る載つてゐる  間借してゐる  今はなつてゐる  千登世を慈しんでくれてゐる  火のついてゐる  街上に立ちつくしてゐる  何處までも置いてゐる  看護をしてゐる  憊れてゐる  押問答をしてゐる  達者に呑み込んでゐる  仲違してゐる  半分貰ひ泣いてゐる  編物をしてゐる  生業に暮らしてゐる  いくつもついてゐる  靜かに奏でてゐる  風に愛してゐる  言葉が語られてゐる  思考のみを語らうとしてゐる  構造は似てゐる  唯一人生存してゐる  の済んでゐる  一目万両とでも唸つてゐる  飾りものを悦んでゐる  才分に欠けてゐる  山々を染め出してゐる  日ばかりが続いてゐる  凧を眺めてゐる  うしてゐる  ふちに立ちならんでゐる  車を止めてゐる  つて日本語だけで話してゐる  震へを持つてゐる  手綱になれてゐる  馭者台にならんでゐる  背中につけてゐる  心持さうにニコニコしてゐる  ベタベタと金箔を置かれてゐる  煙草を喫してゐる  往復してゐる  今小説を書いてゐる  放縦に慣れてゐる  因果と通じてゐる  空は実に好く澄んでゐる  往来してゐる  戯曲を書いてゐる  惑かれてゐる  武者振りついて喚いてゐる  春に惚れてゐる  足下に落ちてゐる  声を浴せてゐる  口吟んでゐる  ガーンとしてゐる  心待ちにしてゐる  文通してゐる  子供らしく悦んでゐる  夢の中でうつらうつらしてゐる  享楽に耽つてゐる  一本気に欠けてゐる  根性をもつてゐる  意地悪るを続けてゐる  屹度結婚してゐる  境遇に陥つてゐる  如何に欠けてゐる  同意してゐる  夢から、悪く住み慣れてゐる  赤味をつけてゐる  つて腐つてゐる  青々としてゐる  グツシヤリと潰れてゐる  やうに飛び散つてゐる  書き物をつづけてゐる  ぢこもつてゐる  文字一つ書いてゐる  肱掛椅子に埋もれてゐる  ボンヤリ瞶めてゐる  身動きも忘れてゐる  眼をかきまはしてゐる  悪徳が流れてゐる  つて復讐されてゐる  下に埋められてゐる  書き物をしてゐる  特別骨董屋が立ち並んでゐる  一役を務めてゐる  存在しつづけてゐる  存在をつづけてゐる  すつかり疲れてゐる  地と伝へられてゐる  感傷が流れてゐる  家並がひとならび流れてゐる  さまよひ流れてゐる  ことを聞き流してゐる  脚絆をつけてゐる  手にさげてゐる  尻もちをつき、しよんぼりしてゐる  ぼんやり休んでゐる  ぼんやり彳んでゐる  彼方を流れてゐる  磁石が載つてゐる  青葉が輝いてゐる  題かも忘れてゐる  時、輝いてゐる  方に響いてゐる  陽りを一杯含んでキラキラしてゐる  何しろ此方はそんなに速く走つてゐる  炎えたつてゐる  測量技師が働いてでもゐる  ゴクンゴクンと物凄く鳴つてゐる  辺に響いてゐる  湾曲してゐる  くしやみをしたりしてゐる  ことが多過ぎて、飛んだり跳ねたりしてゐる  くしてゐる  二つももつてゐる  商用で出かけて来てゐる  持ものを一々さがしてゐる  血がついてゐる  八千ルーブルもつてゐる  イワンが入れられてゐる  うたがはうとしてゐる  とき/″\だまつてお祈りを上げてゐる  犯人をしつてゐる  下においてゐる  ものからはなれてゐる  両手をふるはせてゐる  あいつはそくざになぐり殺されてしまふにきまつてゐる  悪ものだときめてゐる  名を呼んでゐる  毛を生じてゐる  つたと思ひ込んでゐる  上なく恐しく感じてゐる  氣にかけてゐる  ハツキリ映つてゐる  窓格子に括し付けられてゐる  恩顧を受けてゐる  思つてお勤めしてゐる  評判を取つてゐる  すつかり弱り果ててゐる  奉公に出てゐる  厳かに保つてゐる  絶対に禁ぜられてゐる  つた、とも聞いてゐる  説明せられてゐる  話を伝へてゐる  同様形式を伝へてゐる  紀州海道に面してゐる  外から見てゐる  其が憎まれてゐる  際には、兼ねて憎んでゐる  明らかに知れてゐる  迎へを待つてゐる  から釈迦どんと言うてゐる  処と考へられてゐる  痘痕の続いてゐる  男の子と女の子とが遊んでゐる  先を考へてゐる  相談をしてゐる  前に立たせてゐる  今も出掛けようとしてゐる  海水着を着込んでゐる  蓄音機をかけてゐる  空を眺めてゐる  海水浴場に来てゐる  蟲でも附いてゐる  染物屋にゐる  默つて見てゐる  視線を送つてゐる  滞在してゐる  鮎のゐる  あれによく似てゐる  毎日覗いてゐる  つて待機してゐる  支配人をしてゐる  先代莊左衝門が生きてゐる  氣でゐる  三倍も持つてゐる  待期をしてゐる  といふところに出てゐる  鯤の住んでゐる  木魚を指さしてゐる  階子段までがありありと見えてゐる  瞳孔が散つてゐる  延長してゐる  変化を示してゐる  気に立つてゐる  種を干してゐる  間から夕日のあたつてゐる  方まで続いてゐる  雲が浮んでゐる  日光を浴びながら聳えてゐる  生垣に咲き乱れてゐる  東京で売つてゐる  二三寸芽を出してゐる  わたしの休んでゐる  寐転んでゐる  照しつけられてゐる  身近にゐる  變化を示してゐる  銀線を走らせてゐる  二人かうしてゐる  さうに戦きながら踊ってゐる  毎日、ああ、生きてゐる  斯う覗いてゐる  油斷してゐる  寅五郎を怨んでゐる  コキ使はれてゐる  寢泊りして働いてゐる  腹の中ではうんと怨んでゐる  堅氣で暮してゐる  主人を怨んでゐる  主人をうんと怨んでゐる  一番寅五郎を怨んでゐる  缺け落ちてゐる  却つて喜んでゐる  寅五郎をうんと怨んでゐる  隨分手がけてゐる  ウジウジしてゐる  一生懸命で待つてゐる  伎倆のすぐれてゐる  安住してゐる  熊をせつせと刻んでゐる  ことが出来ると信じてゐる  ヒル氏は、見てゐる  立ちはだかつてゐる  料理はとてもしつかりしてゐる  改まつてゐる  同席してゐる  君に話しかけてゐる  申上げてゐる  術を心得てゐる  感情に生きてゐる  僕のふれてゐる  於ても、通じてゐる  芸術も常に高められてゐる  言ひふらしてゐる  笑ひだしてゐる  なほ地上に生きてゐる  郊外を歩いてゐる  会ふと、そのさがしてゐる  途中に切れてゐる  今日伝へられてゐる  綱をつけてゐる  アハビ貝を探してゐる  小舟が待つてゐる  一人が持つてゐる  釣糸を垂れてゐる  こちらに注いでゐる  やうに浮き出てゐる  身をふるはせてゐる  廻廊を歩いてゐる  月光が降り注いでゐる  物思ひに耽つてゐる  人間ばなれがしてゐる  そなたの考へてゐる  想ひ出してゐる  めて、ひそひそと話してゐる  面もちで腰かけてゐる  いふ名で呼ばれてゐる  距たつてゐる  函を持つてゐる  家を探しあぐねてゐる  釣りをして、細々と暮してゐる  彼女を待つてゐる  お祈りしてゐる  願をかけてゐる  顔を見合せてゐる  腰をもませてゐる  あたしがまだ知らずにゐる  いちばんだと聞いてゐる  一つ二つ持つてはゐる  うねりを眺めてゐる  そばに寝てゐる  托鉢僧が立つてゐる  なにを見てゐる  人物とにらんでゐる  一つ、ついてゐる  つてもう、殺されてゐる  幽閉されてゐる  平和をたのしんでゐる  写し物をしてゐる  見事に斬られてゐる  わたくしは驚いてゐる  慕ひ申しあげてゐる  珠数が垂れてゐる  無心に弄んでゐる  蔭に佇んでゐる  詫びばかりしてゐる  支那人の営んでゐる  物色してゐる  宣教師に見せびらかしてゐる  品々を、並べてみせてゐる  家材道具が運び出されてゐる  指環をはめてゐる  整理をしてゐる  兄弟もゐる  土地にもいくたりかゐる  傍へ来て、立つてゐる  人間ばかりゐる  男と共に乗つてゐる  前庭に続いてゐる  つて満たされてゐる  なに気なく輝いてゐる  われわれの探してゐる  ぢつと比べてみてゐる  とつて、比べてゐる  空気を呈してゐる  戸口に立つてゐる  手入をしてゐる  なかに立つてゐる  前に額づいてゐる  気分を、楽しんでゐる  真珠がついてゐる  感謝してゐる  方を見つめてゐる  腕を組んで歩いてゐる  しづかにないでゐる  輝きを放つてゐる  お話しながら歩いてゐる  うちにゐる  真つすぐに続いてゐる  自動車を待ちうけてゐる  友だち扱ひにしてゐる  提言をしてゐる  方をひき出して来てゐる  古代日本人に似てゐる  語をのり越えて、溢れてゐる  夫を待つてゐる  因縁を説いてゐる  世の中を楽しんでゐる  感じを書いてゐる  所が、好しいまでに出てゐる  堀君がさうして歩いてゐる  方に歩いてゐる  幸福に満ちてゐる  簡単に伝へてゐる  此様に育つてゐる  歌をとり入れてゐる  言つたぐあひに書きあげてゐる  姿の映つてゐる  話が伝へられてゐる  往来へ出て眺めてゐる  煤掃をしてゐる  姉が縁付いてゐる  介抱してゐる  手つだひなどをしてゐる  月がよく冴えてゐる  ことは判り切つてゐる  一緒にあるいてゐる  せきは黙つてゐる  数へられてゐる  迷ひ悩んでゐる  憑物がしてゐる  寐ぼけてゐる  それに映つてゐる  口の尖つてゐる  うにきよろきよろしてゐる  彼女を疲らせて、さながら生きてゐる  信仰してゐる  手をあはせて拝んでゐる  化粧してゐる  平気で歩いてゐる  地面に落ちてゐる  唄ひ尽さうとしてゐる  抱蔵してゐる  つて閑々としてゐる  停車してゐる  胴を挟んでゐる  世話をしてゐる  塊つてついてゐる  往来をしてゐる  たくさん並んでゐる  やう切れ目正しくついてゐる  家庭教師に就かされてゐる  生々と浮き出てゐる  草花が染付けられてゐる  大まかに現はれてゐる  恍惚に浸つたりしてゐる  父が生きてゐる  好みを持つてゐる  ゆう涙ぐんでゐる  やうに美しくしてゐる  雪子のゐる  心を寄せかけてゐる  存在をどう考へてゐる  感受性を持つてゐる  弟に対して感じてゐる  喰ひ込まれてゐる  岩吉がゐる  恩に着てゐる  子供をさしあげてゐる  屈托してゐる  迎へに来てゐる  熟睡を盗んでゐる  ランプに明るんでゐる  視詰めてゐる  傾向が萌してゐる  見物人がゐる  眼を据えてゐる  口腔をあけつ放しにしてゐる  威厳をそいでゐる  恰好のものが載つてゐる  ウツシ絵を差し換えてゐる  計画が持ち込まれてゐる  棒切れでも呑んでゐる  真面目さうにぎよろりと輝やかせてゐる  葉巻などを喫してゐる  熱を挙げてゐる  山々がそうしてゐる  かたちに似てゐる  父を、見兼ねてゐる  政府は信じてゐる  星霜が経つてゐる  繕ひをしてゐる  天下靜謐にきまつてゐる  野郎ばかり住んでゐる  叔母さんの住んでゐる  喰はせるほど持つてゐる  金山でも持つてゐる  のも洒落れてゐる  謀叛氣が起きてゐる  愁を含んでゐる  源氏長屋にゐる  から、忘れてゐる  無事に暮してゐる  始末をしてゐる  金があり過ぎて、困つてゐる  當つた野郎もゐる  死骸には馴れてゐる  殘せば、必ず捕まるにきまつてゐる  ところを殺されてゐる  棧も確りしてゐる  佐野松を怨んでゐる  土埃が付いてゐる  當がついてゐる  下男奉公をしてゐる  對してゐる  裕福に暮してゐる  穴があいてゐる  看板を上げてゐる  雜魚寢をしてゐる  棒をしてゐる  御用を勤めてゐる  女將さんはゐる  繩を預つてゐる  俺には、大方わかつてゐる  押へられてゐる  頭が少し出てゐる  葉が知らずにゐる  世を送つてゐる  山々でも眺めてゐる  そればかり考へてゐる  時は、もう斬られてゐる  妖氣が棚引いてゐる  葉姐さんはゐる  退屈しかけてゐる  中を動いてゐる  俺達二人は煙たがられてゐる  往來を眺めてゐる  心持興奮してゐる  窓際にゐる  樂しんでゐる  つた樣子はわかつてゐる  惡企みを考へてゐる  ダラリダラリと調べてゐる  外で待つてゐる  女を待つてゐる  座禪を組んでゐる  雨戸一面に散らばつてゐる  展開してゐる  袖を抑へてゐる  好奇心を燃やしてゐる  ひでも受けてゐる  優越感を持つてゐる  下手人はわかつてゐる  逢引を重ねてゐる  誰か後をつけてゐる  妾とわかつてゐる  我儘は見過ごしてゐる  恩義があるか、脅かされてゐる  尻をつかまれてゐる  杵太郎がゐる  焔を待つてゐる  振舞ひで酒でも呑んでゐる  聲が堂々としてゐる  下手人がちやんとわかつてゐる  曲者がわかつてゐる  格にはまつてゐる  邊を調べてゐる  此處にゐる  顏で見てゐる  杵太郎さんが話してゐる  大罪人がゐる  網が張りめぐらされてゐる  覺悟をしてゐる  不義をしてゐる  逢引をしてゐる  散々ふざけてゐる  弟子を取立ててゐる  つもりでやり通してゐる  膝がどうかしてゐる  処に避けてゐる  気持を察してゐる  此頃こそおとなしくしてゐる  かい顔をしてゐる  蓄音機なんて鳴つてゐる  歌に合せたりしてゐる  気に懸つてゐる  知らぬ顔をしてゐる  つて茶を啜つてゐる  彼が黙つてゐる  態度を取つてゐる  なに散らかつてゐる  綿入を着込んでゐる  ことを考へたりしてゐる  何よりも恐れてゐる  光を放つてゐる  音さへ止んでゐる  耳をすましてゐる  酔ツぱらひには慣れてゐる  間借りをしてゐる  他人が住んでゐる  午過ぎまで寝てゐる  口をあいて寝てゐる  非難されてゐる  行き来してゐる  転換してゐる  生活を持つてゐる  花に戯れてゐる  以上は、生きてゐる  ハンケチをつめ込んで吹き鳴してゐる  洋館に住んでゐる  煙草ばかり喫してゐる  了見を持つてゐる  たしかに今でもゐる  前から書きかけて、そして行き悩んでゐる  閉口してゐる  前から書きかけてゐる  落寞としてゐる  風に媚びたり甘えたりしてゐる  門を叩いてゐる  滝野は、余程飲み過してゐる  さつきから見物してゐる  傍に坐つてゐる  次に居並んでゐる  風情を、鳴き続けてゐる  常々憧れてゐる  蝉が鳴いてゐる  永眠してゐる  蝉は鳴いてゐる  夕陽も射してゐる  内に生きてゐる  自由が失はれてゐる  誇りを感じてゐる  どれだけ役に立つてくれてゐる  世では、忘れられてゐる  功利的に考へてゐる  箇条が顧みられないでゐる  責任の属してゐる  のをどう見てゐる  気持ちを持つてゐる  自覚から出てゐる  文学座にのみ開かれてゐる  ひたすらにボンヤリしてゐる  心持がしてゐる  ボンヤリ毎日を暮してゐる  スリと、寝倒れてゐる  木立に取り囲まれてゐる  ジインと静まり返つてゐる  音が澱んでゐる  戦いだりしてゐる  泪を流してゐる  心を鎮めて伏してゐる  汗にまみれて寝てゐる  乍ら佇んでゐる  ヂッと、考へてゐる  聴えてゐる  壁へ打付けてゐる  医療機械に護られてゐる  必要に迫られてゐる  横を向いてゐる  癇癪を起してゐる  逃げ腰に身構えてゐる  ただ殴られてゐる  グッタリ窓に凭れてゐる  やうに倒れてゐる  俯伏し項垂れてゐる  熱心に塞き止めてゐる  知らずに耽つてゐる  塀のみ長く続いてゐる  静かに流れてゐる  効果を助けてゐる  ひと先づ安心はしてゐる  つて潜んでゐる  姿態までが浮び出てゐる  今いろいろ考へてゐる  波動に裏づけられてゐる  一篇によく現はれてはゐる  木にすまつてゐる  材料で出来てゐる  御殿にゐる  ひとをねたんでゐる  報告書を寄せてゐる  生誕十五年をむかへてゐる  ぢめてゐる  ことはあるまいと述べてゐる  一学生は述べてゐる  張りめぐらしてゐる  曲者に見えてゐる  旅行をしてゐる  国に住まつてゐる  焔が吹き出してゐる  錠をかけて、ぶるぶるふるへてゐる  女中が磨いてゐる  繩に干してゐる  女のゐる  らへてゐる  草をより分けてゐる  ものをつきくだいてゐる  マンドリンをかき鳴らしながら考へてゐる  魔法つかひのゐる  のですが、それでも、怠けてゐる  空の中に住まつてゐる  喰べたり、飲んだりして、話してゐる  勇気があつて、落ちついてゐる  思案にふけつてゐる  中ほどにゐる  今何を考へてゐる  ぼんやり坐つてゐる  のは、馬鹿げてゐる  三つの土筆が出てゐる  方へ流れてゐる  横に振つてゐる  往き来してゐる  境内から見てゐる  だんだん見てゐる  花が沢山咲いてゐる  云つてお祈りをしてゐる  足も、着てゐる  誰やらがこぼしてゐる  男が怒鳴つてゐる  犂返へしてゐる  害られてゐる  労働をしてゐる  やうにへばり着いてゐる  彼を愛してゐる  話を凝つと聞いてゐる  嬉々として戯れてゐる  うまい工合に吹き送られてゐる  生涯を捧げようとまでしてゐる  ぱしから伐り倒してゐる  悲観してゐる  立止つて見てゐる  微風を送つてゐる  三人の話してゐる  沃野が拡がつてゐる  中へと流れ込んでゐる  欣之介のゐる  今何をしてゐる  亢奮を感じてゐる  永遠のものは已に亡びてゐる  形而上学と共に亡び去つてゐる  面目に反してゐる  普通に横行してゐる  ために書かれてゐる  矢は常に飛んでゐる  繁みが落してゐる  燈火の射してゐる  やつつけてゐる  やつつけられてゐる  上に物凄く輝いてゐる  欠伸をしたりしてゐる  迷惑してゐる  煩悶してゐる  内側へ擦り入れてゐる  乍ら勿体ぶつて考へてばかりゐる  三文詩人がゐる  ガタガタ揺さぶつたりしてゐる  パクパク言はせてゐる  舌を撮んだりしてゐる  靴を振つたりしてゐる  博士を虐めてばかりゐる  介抱を受けてゐる  拳を突き出して飛び掛らうとしてゐる  森から草原へかかつてゐる  クククククと呻いてゐる  乍ら行はれてゐて、見てゐる  つてね、黙つてゐる  全霊を傾けてゐる  紐を解いてゐる  訓練が行き届いてゐる  令嬢に惚れてゐる  のを持てあましてゐる  自ら軽蔑し去つてゐる  妄想感を抱いてゐる  オウレリウス流に遡つてゐる  家に親しませてゐる  享けたことを覚えてゐる  相手をさせて、はにかんでゐる  もやもやとしてゐる  さんにでも恋してゐる  微笑を湛えて立ち働いてゐる  双手を挙げて立ち上つてゐる  気に並んでゐる  なに離れてゐる  私を探してゐる  口を利いてゐる  さつき踊りを見てゐる  雪洞に照らされてゐる  眼にでもしてゐる  わやわやとどよめいてゐる  屋根を眺めてゐる  画を描いてゐる  学生が借りてゐる  文通をしてゐる  資格には欠けてゐる  独り決めをしてゐる  共用してゐる  和服を失されてゐる  戦国時代あたりまで遡つてゐる  頭に渦巻いてゐる  無闇に慌ててゐる  生垣に挟まれてゐる  小路を眺めてゐる  私の覗いてゐる  注視してゐる  処から望んでゐる  眼を顰めてゐる  顔に好く似てゐる  倦きてゐる  症状を強ひてゐる  盃を睨んでゐる  自活してゐる  つて身を過つてゐる  長閑に棚引いてゐる  ぼんやりそれを眺めてゐる  軽蔑し続けてゐる  叔父から金を借りてゐる  知らん顔をしてゐる  失恋をしてゐる  つて飛び歩いてゐる  つて空を向いてゐる  歌を詠まうとしてゐる  あたしに恋してゐる  酔ひ痴れてゐる  越しで騒いでゐる  酌婦がゐる  盃を傾けてゐる  ぼんやり立つてゐる  一面に拡がつてゐる  先を歩いてゐる  音が響いてゐる  限りは青々としてゐる  耳で坐つてゐる  村がかくれてゐる  独りで見てゐる  見物をしてゐる  高下駄でも穿いてゐる  なかでも歩いてゐる  お父さんにつかまつてゐる  手まねきしてゐる  ダンスに似てゐる  やうに浮かんでゐる  光つてゐるので、駆けてゐる  氷滑りでもしてゐる  練習と心得てゐる  出方を待つてゐる  消費してゐる  嘘をつくにきまつてゐる  返事は分つてゐる  馬鹿がゐる  全快してゐる  瞞着されてゐる  方に耽つてゐる  言つた言葉は覚えてゐる  目の覚めてゐる  瞑想に耽つてゐる  小言を吐いてゐる  仲間と遊んでゐる  感じが漂うてゐる  風に過してゐる  ゆうゆききしてゐる  恍惚として見あげてゐる  苦労しながら叩いてゐる  権威を持つてゐる  小説を読んでゐる  念を凝らしてゐる  ものとわくわくしてゐる  綺麗にはさまれてゐる  韻を踏んでゐる  端を発してゐる  しぐさを真似てゐる  崖下に立つてゐる  糾合してゐる  讚へてゐる  ざまに力一杯打つてゐる  しまつてゐるが、忘れそびれてゐる  めんどうなのはわかりきつてゐる  生てゐる  二人でゐる  上京せずにゐる  酒を飲まずにゐる  やけ酒を飲んでゐる  直接めんどうみてゐる  今元気でもなければへこたれてゐる  曠野を歩いてゐる  特に自負してゐる  ぐつて、さまようてゐる  審判してゐる  感想を書いてゐる  ものを作り出さうとしてゐる  三年間身にしみて感じてゐる  馬がゐる  番犬がゐる  集団生活が続けられてゐる  家に並んでゐる  ほのぼのにほはせてゐる  人物が動かずにゐる  心はひそひそと曲りくねつてゐる  音に、つぶれて響いてゐる  米を磨いでゐる  眼はうるましてゐる  投身自殺をしてゐる  發表してゐる  電話帳を繰つてゐる  セーターの濡れてゐる  彼女からよく聞かされてゐる  自分が見てゐる  つて立つてゐる  世界に生きてゐる  さいにゐる  國といはれてゐる  國ともいはれてゐる  なり徹底してゐる  區分せられてゐる  稱へられてゐる  噴出したといはれてゐる  南北線につながつてゐる  連絡を取つてゐる  火山列につながつてゐる  北部にゐる  數へられるといはれてゐる  可なり富んでゐる  觀光客を絶えずひきつけてゐる  時機切迫してゐる  ようだとよくいはれてゐる  圓錐形をしてゐる  簇立してゐる  晴雨計と名づけられてゐる  ソムマといはれてゐる  想像されてゐる  完備してゐる  區別してゐる  現在死火山と思はれてゐる  休止してゐる  火と思はれてゐる  状態にありといつてゐる  一といはれてゐる  人が住まつてゐる  竝列してゐる  活動を繰返してゐる  設立されてゐる  現在鬼押出しと名づけてゐる  迷惑がられてゐる  計算せられてゐる  死火山とを有してゐる  場所から一里程も離れてゐる  歴史を有してゐる  輕石の浮んでゐる  貯藏せられてゐる  竝行してゐる  菜の花に似てゐる  パホエホエ式と呼んゐでゐる  光を出したともいはれてゐる  沈積してゐる  採集されたといはれてゐる  貯藏されてゐる  行屆いてゐる  慣例を持つてゐる  例がないといはれてゐる  發賣してゐる  整理せられてゐる  流動性に富んでゐる  功績は偉とすべきでゐる  稱してゐる  ものだらうといはれてゐる  經驗せられてゐる  噴火作用中で最も恐れられてゐる  万歳をさけんでゐる  梯子をかけようといつてさわいでゐる  飛行場にゐる  恰度彼が視てゐる  発明されてゐる  感覚を持たされてゐる  さうに仕事をしてゐる  晴着を著せてゐる  貰つた寄木細工を弄んでゐる  独唱を聴いてゐる  背中を並べてゐる  漠然としてゐる  夜店に晒されてゐる  写生してゐる  私は常に感じてゐる  取扱はれてゐる  傭はれてゐる  ことを描いてゐる  脛の見えてゐる  重要さで活きてゐる  作品を活かしてゐる  戰死してゐる  驚ろいてゐる  みな動いてゐる  組み合はせを企ててゐる  單純化を志してゐる  つて見せたにとどまつてゐる  レアリズムに役立つてゐる  組織化しようとしてゐる  立廻りに置かれてゐる  印象で書かれてゐる  両側にぎつしり家が並んでゐる  さらされてゐる  みんな麻ひしてゐる  終へて、黒くひかつてゐる  愁に沈んでゐる  はつきり現はれてゐる  父は叫んで、ニヤニヤしてゐる  貸家札を探してゐる  苦情を並べてゐる  家探しをしてゐる  のがすばらしく並んでゐる  欄に収められてゐる  一日だけ遅れてゐる  夕刊を売つてゐる  稽古をつけたりしてゐる  拓務大蔵三井三菱へ勤めてゐる  口詰まつてゐる  地位にゐる  勤め口を持つてゐる  親んでゐる  暴露されてゐる  文芸部にゐる  芝居へ勤めてゐる  保障してゐる  保証してゐる  外にゐる  ために着られて来てゐる  森を歩いてゐる  巴里にゐる  奥底を持つてゐる  方法と信じてゐる  畫してゐる  乳を運んでゐる  粉を噴いてゐる  ぱい叫んでゐる  前に坐つて暮してゐる  終つたのでほつとしてゐる  幻を築いてゐる  自ら茨を敷いてゐる  今年一ヶ年は、持つてゐる  光つたりしてゐる  運命を任せてゐる  信頼して、些かの疑も抱かずにゐる  今行はれてゐる  ほど、よく似てゐる  之を眺めてゐる  雅楽は見えてゐる  者とせられてゐる  所がきまつてゐる  姿を見せてゐる  字を書いてゐる  白枝を持つてゐる  寺にゐる  それが出てゐる  祭礼図に見えてゐる  案文が載つてゐる  答申をしてゐる  時期は、しきりに動いてゐる  延期してゐる  伝授を受けてゐる  其形容を留めてゐる  私どもの考へてゐる  一日会はずにゐる  肺病でねてゐる  中には、生きてゐる  目を細くして喜んでゐる  矢田チヱといふ、生きてゐる  私に向けられてゐる  大事にしてくれてゐる  除外されてゐる  激賞してゐる  友達と飲んでゐる  つて乱闘してゐる  私を見つめてゐる  私を憎んでゐる  人を好んでゐる  予感がつきまとつてゐる  狂気にみちてゐる  嫉妬にすら満ちてゐる  矢田津世子に恋してゐる  友人達と話してゐる  私が憎まれてゐる  手紙が来てゐる  顔にはりついてゐる  前に述べられてゐる  ヒネクレてゐる  アマッタレてゐる  ことが、いつも、つきまとつてゐる  鮮明に覚えてゐる  一瞬とまつてゐる  衝動にかられてゐる  泊り歩いてゐる  方が欠けてゐる  女を諦めてゐる  山を歩いてゐる  私のつれてゐる  ハシャいでゐる  それをきいたり見たりしてゐる  風センにして遊んでゐたり、いつも動いてゐる  私を愛してゐる  シンミリしてゐる  奥さん、さぞ怒つてゐる  癇癪だか起してゐる  兎こうしてゐる  任命をうけてゐる  艦に最接してゐる  梢にとまってゐる  翅をひるがへしてゐる  大分厭きてゐる  へんみな興奮してゐる  ふくろふにはおろおろ泣いてゐる  所々雲もうかんでゐる  穂吉さんももうあきらめてゐる  上にとまってゐる  大の字になって寝てゐる  中に捕はれてゐる  眼をつぶってゐる  一人も泣いてはゐませんでしたが怒ってゐる  空さへ高くなったり低くなったりわくわくゆれてゐる  二十本も運んでゐる  むりに向ふを見ようとしてゐる  しづかにかかってゐる  幸子もゐる  生活を搾り上げてゐる  ザワついてゐる  電燈が明るくついてゐる  誰か歩いてゐる  お母さんが殊更に低くしてゐる  戸棚を開けてゐる  横にゐる  折鞄を持つて、探がしてゐる  何を話してゐる  次の間に立つて、こつちを向いてゐる  土間に降りたつてゐる  皆レーニンから來てゐる  何枚も貼りつけられてゐる  身體を支えてゐる  空間を充たしてゐる  雪が凍つてゐる  電燈がともつてゐる  完全に奪はれてゐる  のは分り切つてゐる  恰好に構えてゐる  一番先頭に立つて働いてゐる  ツ立つてゐる  無理に出してゐる  運動をしてゐる  ひつそりしてゐる  前進してゐる  位置をさがしてゐる  由は泣いてゐる  理窟があつて、さうしてゐる  ことか分つてゐる  頼りにしてゐる  中から顏が出てゐる  寢られずにゐる  前に坐つて、泣いてゐる  人達の恐れてゐる  馮かれてゐる  何かにつかまらうとしてゐる  やうに振つてゐる  差止めしてゐる  行先きに急いでゐる  夫達がだまされてゐる  そこに住んでゐる  身もだえをしてゐる  輪廓をぼかして、動いてゐる  ぢつと、さうしてゐる  巾大きく、搖れてゐる  心がついてゐる  疲勞してゐる  這ひ出てゐる  餘程長く延びてゐる  留置場にゐる  効果を持つてゐる  行動をしばりつけてゐる  社會的正義のために俺はしてゐる  者たちはどうしてゐる  子あり、飢えてゐる  淫賣をしてゐる  渡はさう書かれてゐる  次の空いてゐる  畫でも描いてゐる  指先の分れてゐる  顏を見知つてゐる  煙ぶつてゐる  廻りにゐる  來ておとなしくしてゐる  ツつかれてゐる  いふ隱れてゐる  當前から組合にゐる  まり彼の出てゐる  樞をなしてゐる  遠くで呼んでゐる  頁を讀んでゐる  云つてきてゐる  ことで引張られてきてゐる  銀行に勤めてゐる  生活水準にゐる  自分よりはきつともつと悲しんでゐる  火事を見てゐる  片方が引きづられてゐる  巡査のゐる  うつかりしてゐる  靜かにしてゐる  ハツキリ知らされてゐる  から來てゐる  放心してゐる  ハンカチを汚してゐる  襟の折れてゐる  母アはゐる  當にゐる  道を歩いてゐる  不審に見てゐる  監房にゐる  事情をすつかりつかんでゐる  ことが出来ずにゐる  頃は時々ゐる  先達を以て許してゐる  尾を曳いてゐる  結果と称してゐる  誰もが知りぬいてゐる  おぼろげに察してゐる  内閣情報部から発行してゐる  歳月が経つてゐる  日向以来従軍してゐる  県主などに為したまうてゐる  言上し奉つてゐる  中核を成してゐる  達成せられてゐる  調を課せられてゐる  御名が美しく輝いてゐる  遠因をなしてゐる  朝廷に背いてゐる  形成してゐる  崇敬されてゐる  三経義疏と呼ばれてゐる  雌伏してゐる  中に定められてゐる  礼拝してゐる  日本書紀を撰せられてゐる  漢文に依つて書かれてゐる  脈々として流れてゐる  黄金時代としてゐる  芸術を産んでゐる  傑作を残してゐる  俤を伝へてゐる  儘伝へてゐる  粋を集めてゐる  一世紀先に書かれてゐる  漢文を書いてゐる  云つて慨嘆してゐる  之を認めてゐる  起因してゐる  発揚してゐる  鉄槌を下してゐる  忠臣だと信じてゐる  内訌軋轢に悩まされてゐる  からしめてゐる  こと前後十三回に及んでゐる  しみ/″\と感ぜられてゐる  領地にゐる  将軍義輝を弑してゐる  旗下から毛利氏が起つてゐる  三つを挙げてゐる  世人に忘れられてゐる  献金などしてゐる  超然としてゐる  採用してゐる  対峙してゐる  以上に受けてゐる  逼られてゐる  着手してゐる  後年叛かれてゐる  服従させてゐる  印刷させてゐる  刊行させてゐる  研究心から発してゐる  窮乏に苦しんでゐる  遮断してゐる  つて露呈してゐる  はるかに優れてゐる  言つたと伝へてゐる  一貫してゐる  止めしてゐる  誠意を欠いてゐる  地方分権的体裁を示してゐる  警察権をもつてゐる  弊害も生んではゐる  副作用をも起してゐる  誘起してゐる  多方面から寄与してゐる  言葉を遺してゐる  献上してゐる  荒胆をひしいでゐる  吟されてゐる  照し出してゐる  忠勤であると説いてゐる  大義を説いてゐる  四大人と呼ばれてゐる  本質内に含まれてゐる  一定してゐる  ことが出来なくなるし、持つてゐる  南方から日本に迫らうとしてゐる  つて動揺しようとしてゐる  つて、脅かされてゐる  聯繋してゐる  事情を学んでゐる  喝破してゐる  恩沢に恵まれてゐる  衰勢を見せてゐる  露骨に示してゐる  闊歩してゐる  十万石を削らうとしてゐる  威を以て臨まうとしてゐる  つて、沢山死んでゐる  日本を何故忘れてゐる  一つに固まらうとしてゐる  表を奉つてゐる  幕府打倒といきり立つてゐる  謹慎してゐる  幕府援助に乗り出してゐる  一室に退隠してゐる  援助でもするからと、もちかけてゐる  キツパリと断つてゐる  朝廷に奉つてゐる  幕兵一掃といきり立つてゐる  宸翰を賜うてゐる  述懐してゐる  勃発してゐる  ほとばしつてゐる  南下しようとしてゐる  一人耳を傾けてゐる  家で休めてゐる  冷雨が降りしきつてゐる  心を碎いてゐる  記憶は生き生きしてゐる  靴をぬいでゐる  ラヂオなどを聞いてゐる  文壇ジャーナリズムにも遇せられてゐる  的を外れてゐる  捉へられてゐる  うちに生きてゐる  手腕を示してゐる  向上が阻まれてゐる  軽視されすぎてゐる  信念ができてゐる  誤解を生んでゐる  それを見、感じてゐる  風俗が作られてゐる  障碍を感じてゐる  ちやんと心得てゐる  游離させてゐる  増加してゐる  意味において考へられてゐる  只今翼賛会では考へてゐる  つて喧伝せられてゐる  模範村にかぎられてゐる  前から考へてゐる  数年来続けてゐる  論文に出てゐる  影響とを受けてゐる  下に、更にかけられてゐる  語が出てゐる  黒沓をはいてゐる  置せられてゐる  間には出来てゐる  岡はきれてゐる  素質を持つてゐる  作つてか懸けられてゐる  横ぎつてある地点に渡されてゐる  様に出来てゐる  一本梯子を考へてゐる  存続してゐる  上に立てられてゐる  目的を示してゐる  其に持たして考へてゐる  歴然としてゐる  点まで伝へてゐる  あらはにして来てゐる  重言過程を経てゐる  動揺してゐる  意識を含んでゐる  やうに感じてゐる  尚行はれてゐる  列相を示してゐる  後にしてゐる  ことを見せてゐる  傾向が出てゐる  相違が出てゐる  傾向から誘はれてゐる  つて印象せられてゐる  語感を与へてゐる  つて出来てゐる  ことを思はせてゐる  姿を止めてゐる  ほと熟してゐる  普通考へて来てゐる  標示してゐる  満足させてゐる  確かさを示してゐる  機械的に考へてゐる  聯関してゐる  そつくり、ひつくり返つてゐる  飜訳せられてゐる  語序時期が示されてゐる  事実を見せてゐる  対ひあつてゐる  事実を示してゐる  関聯性を著しく見せてゐる  差等観を出してゐる  心に持つてゐる  琉球国諸事由来記その他に伝へてゐる  通例としてゐる  両方に別れてゐる  渉つて用ゐられてゐる  元としてゐる  記録してゐる  神号が絶えてゐる  重複してゐる  上から重んじてゐる  男女に通じてゐる  一に置かれてゐる  存在を示してゐる  呪術的意味を持つてゐる  意義であるかと考へてゐる  先導として出向いてゐる  貴女をあげてゐる  ことも記されてゐる  君嘉那志按司一員が出てゐる  意を示してゐる  勢治荒富が出て来てゐる  名を書いてゐる  録してゐる  古ぶるとして見えてゐる  なほ此語は生きてゐる  まじへてゐる  飛躍をしてゐる  其頃明確度を増して来てゐる  作つて来てゐる  時代をかけて来てゐる  空想に残してゐる  親近性が認められて来てゐる  本を読んでゐる  精養軒にゐる  なに事もいはず、常に怒ってゐる  真面目になってゐる  表情をしてゐる  むっすりと黙ってゐる  遠慮してゐる  程平然としてゐる  己を閉してゐる  自分は恐れかなしんでゐる  思出してゐる  料理屋を営んでゐる  雨がまだ降つてゐる  鎖にぶら下げてゐる  腹巻をしてゐる  不精無精聞いてゐる  外を見つめてゐる  三人で、近々出さうとしてゐる  思潮へ書かうとしてゐる  樹木を見下してゐる  顔を合せてゐる  二人のゐる  短篇にして書いてゐる  顔をして、余り困つてゐる  話を書きかけてゐる  彼自身の占めてゐる  歎を抱いてゐる  頂上へ立たうとしてゐる  愉快に感じてゐる  程度まで含んでゐる  表現を借りてゐる  力が潜んでゐる  多量に持ちすぎてゐる  舞台を見てゐる  馬脚が露れずにすんでゐる  箔をつけてゐる  位気が利いてゐる  古本屋ばかり並んでゐる  末にならうとしてゐる  我々のゐる  顔を埋めながら、乗らうとしてゐる  殊に落着いてゐる  眼がさめてゐる  松岡のゐる  疲を癒してゐる  アントワアヌが控えてゐる  開拓者アントワアヌ氏に負ふてゐる  つた顔をしてゐる  何事かを企んでゐる  心を試してゐる  かまへてゐる  好意を寄せてゐる  好意以上のものをもつてゐる  眼でみてゐる  一番苦にしてゐる  一番望んでゐる  友達を愛してゐる  空を眺めて、忘れかけてゐる  三四台たむろしてゐる  野合にふけつてゐる  地酒をのんでゐる  年中用意されてゐる  肩を並べて歩いてゐる  必死にもがいてゐる  今日は忘れてゐる  父はもはや死んでゐる  残つてはゐる  距離一杯にうろついてゐる  小腰をかがめてゐる  なつてせいぜい甘つたれてゐる  主人を見知つてゐる  看板が出てゐる  さうに佇んでゐる  無愛想を極めてゐる  光を映してゐる  日暦がかかつてゐる  教師をしてゐる  広告の散らかつてゐる  後ろに坐つてゐる  猫に似てゐる  白猫に似てゐる  娘じみてゐる  朝日を捜してゐる  ものが動いてゐる  さうに媚を帯びてゐる  何かを読んでゐる  虫が湧いてゐる  間などを覗いて見てゐる  彼を眺めてゐる  目はおどおどしてゐる  つぶつぶ汗をかいてゐる  修繕に取りかかつてゐる  幸福に溢れてゐる  つた箱もついてゐる  主人と話してゐる  修繕をつづけてゐる  主人に尋ねてゐる  天使の来てゐる  祝福を授けてゐる  ちよいとしかめてゐる  形骸を重ねてゐる  退屈さうに坐つてゐる  きらびやかに並んでゐる  うに赤子をあやしてゐる  女は澄ましてゐる  かすかにかかつてゐる  あひるさんは持つてゐる  時計を持つてゐる  物見遊山と心得てゐる  生活にはいらうとしてゐる  彼に捧げてゐる  一つに融けあってゐる  空に暮してゐる  健康を持ってゐる  自分はかくれてゐる  運命をもってゐる  絶え間なく打たれて躍ってゐる  勝利を得ようとしてゐる  のも覚えてゐる  事ばかりしてゐる  愛を持ってゐる  力を持ってゐる  グッタリしてゐる  彼女は持ってゐる  愛はにごってゐる  確信してゐる  愛を失ってゐる  先を流れてゐる  循還してゐる  今日何うかしてゐる  むづかしい事だと思ってゐる  会話をきいてゐる  愛情がこもってゐる  かげできいてゐる  小柄な、痩せてゐる  うにしてゐる  それに気付いてゐる  人々が押しあひへしあひ流れてゐる  ためにかたくすくんでゐる  火はすでに近づいてゐる  魅力になりだしてゐる  こと、覚えてゐる  何万人も死んでゐる  真実がこもつてゐる  僕を憎んでゐる  とき何を考へてゐる  本性を嗅ぎ当ててゐる  響きもこもつてゐる  私を汚がつたり、憎んでゐる  型をきめてゐる  毒血自体がのたうつてゐる  芯にからみついてゐる  ものだと見てゐる  のは分りきつてゐる  恨み骨髄に徹してゐる  昔から云はれてゐる  絶対的に優れてゐる  特徴をもつてゐる  ものをもつてゐる  反動的批判が含まれてゐる  端的に示してゐる  健康を少からず害してゐる  そこに生れてゐる  人間の生きてゐる  こととされてゐる  自ら戒めてゐる  ものが考へられてゐる  人が見てゐる  何かが欠けてゐる  息子がゐる  生活万般を律してゐる  流布してゐる  態度を示すべきであると説いてゐる  いふ考へをもつてゐる  関与してゐる  一般にひろまつてゐる  楽に読めて、読んでゐる  激越に失してゐる  ために設けられてゐる  栄養も含んでゐる  うんざりさせてゐる  勤務についてゐる  国家が夙に命じてゐる  現象に満ちてゐる  蜻蛉を追ひかけてゐる  歌などを聞いてゐる  書くことを禁じられてゐる  無心に遊んでゐる  大分破れてゐる  浮れてゐる  しらを蹴つてゐる  赤屋根をつかんでゐる  僕が立つてゐる  真向きに射られてゐる  笑つてなんぞゐる  言葉を利いてゐる  誰かに恋してゐる  踊り相手を持つてゐる  君は、はにかんでゐる  海も死んでゐる  背をしてゐる  水を啜つてゐる  傍観してゐる  中にすわつてゐる  頬髯が生えてゐる  酸化してゐる  間ぢつと見てゐる  形をして、少しも動かずに浮いてゐる  沈黙してゐる  一族が住まつてゐる  狐に似てゐる  支配せられてゐる  賦与せられてゐる  わたしは聞いてゐる  手を引つ込めてゐる  疾うから好いてゐる  吭を掴んでゐる  内にゐる  布で巻いてゐる  今でも栄えてゐる  芸術的効果に代へてゐる  光つた一面をもつてゐる  ざらにゐる  公言してゐる  考へをもつてゐる  道に達してゐる  抱へて歩いてゐる  盲探しに動いてゐる  零時十五分を指してゐる  何かを指し示してゐる  小刀を動かしてゐる  船が出来かけてゐる  張物をしてゐる  圭次がよく遊んでゐる  何かせがんでゐる  富子をたしなめてゐる  新芽がのびてゐる  事務を取つてゐる  住所録がついてゐる  大連汽船にゐる  方をしてゐる  上の空で聞いてゐる  つて笑ひかけてゐる  用意が出来てゐる  上に注がれてゐる  箸を運んでゐる  夕刊を読んでゐる  針仕事をしてゐる  絵を描いてゐる  目をとめてゐる  見学してゐる  説明を聴いてゐる  図面を引いてゐる  電燈がついてゐる  九時を指してゐる  顔を並べてゐる  全体的価値を低めてゐる  左右されてゐる  敵にしてゐる  ことを感じてゐる  韻律を奏でてゐる  世に知られてゐる  父と呼ばれてゐる  通つて地中海に注いでゐる  リヴィングストーン一行が生きてゐる  ことを諦めかけてゐますのに、必ずまだ生きてゐる  パリーにゐる  君もかねがね聞いてゐる  どこにどうしてゐる  銃声に驚いてゐる  背が高くやせてゐて、疲れてゐる  土人が立ち並んでゐる  物産に恵まれてゐる  群が悠々と浮んでゐる  うつたりしてゐる  はいつて遊んでゐる  木蔭から微笑んで眺めてゐる  戦争をしてゐる  斧などを持つてゐる  北端に続いてゐる  湖水へ続いてゐる  縦横にわかれてゐる  湖水から流れ出てゐる  湖水に流れ込んでゐる  タンガニイカ湖に流れ込んでゐる  スタンレーは、張りつめてゐる  バングエオロ湖に注いでゐる  花が咲き乱れてゐる  祈祷してゐる  部落にゐる  水に浸つてゐる  服装をしてゐる  丸裸で暮してゐる  勢力をもつてゐる  殊に西方から流れ込んでゐる  湖から流れ出てゐる  待合で遊んでゐる  陶酔を見てゐる  それを抑へてゐる  救ひを感じてゐる  救ひを見てゐる  今はあんなにしてゐる  決意してゐる  共鳴を得てゐる  世間を甘く見てゐる  修業もできてゐる  欠点を示してはゐる  話を覚えてゐる  作品に染みてゐる  つた話に根ざしてゐる  葉を焚いてゐる  色彩を帯びてゐる  念頭に置かれてゐる  若い女がゐる  探偵小説めいてゐる  唇を染めてゐる  匂ひは持つてゐる  雜談に耽つてゐる  牧師をしてゐる  兄はひどく喜んでゐる  牧師でなくては喜ばれぬ程喜んでゐる  言つて歩いてゐる  鵠がゐる  競争をしてゐる  顔が出てゐる  部屋に住んでゐる  其間傍にゐる  沈没してゐる  自分の抱いてゐる  巻煎餅をしつかり握りしめてゐる  シユウ・クリイムと呼んでゐる  落噺もできてゐる  シユウ・ア・ラ・クレエムから来てゐる  対立させてゐる  証明してゐる  蓋を開けたり閉めたりしてゐる  毎年恐れてゐる  耐忍をしてゐる  秋雨が降つてゐる  日和が多いのに、降つてゐる  ニコニコしてゐる  きり聲をたててゐる  上に細かく飛んでゐる  ことが頻りに論ぜられてゐる  女に似てゐる  死別ほどのはあるまいなどといはれてゐる  むづかしい教理がふくまれてゐる  悦びを表してゐる  厭はれてゐる  女人佛になると説かれてゐる  本尊としてゐる  病ならば癒して、よく生きなければいけないといはれてゐる  守護保存してゐる  陰口言はれてゐる  餘儀なくされてゐる  風を受けてゐる  顯れてゐる  學のものに限られてゐる  此所にも出てゐる  四年八月十六日崩御あらせられてゐる  存命あらせられてゐると取つてゐる  日附で書かれてゐる  九行にも繰返されてゐる  一字を以て止めてゐる  之を記してゐる  ことを繰返してゐる  つて書いてゐる  克明に書いてゐる  何を現さうとしてゐる  標題と極似してゐる  出鱈目を書いてゐる  十六行にと組合せてゐる  此中に知られてゐる  知せられてゐる  隨所に現れてゐる  稱に含まれてゐる  殘されてゐる  名が落ちてゐる  慣例としてゐる  下にが脱してゐる  拔かしてゐる  中にも現はれてゐる  伴つて現はれてゐる  前にも出てゐる  殆ど皆漢音で讀んでゐる  神代文字で記してゐる  此文字を説いてゐる  疑問視されてゐる  下に転げ込んでゐる  口笛を吹いてゐる  五日も経つてゐる  軒を連ねて並んでゐる  自らを任じてゐる  満に満ち溢れてゐる  反撥してゐる  塔を昇り降りしてゐる  住家を求めてゐる  意見をしてゐる  称んでゐる  声に慣れてゐる  眼底にやきついてゐる  ぼんやり見あげてゐる  手に渡されてゐる  雫が垂れてゐる  感情を持つてゐる  苦労ばかりを与へてゐる  上を見守つてゐる  鼾を挙げてゐる  乱脈にひつくり返つてゐる  眼が窪んでゐる  名前を呼んでゐる  手を回してゐる  利用されてゐる  自叙伝においては堅く禁じられてゐる  こころが混じてゐる  要求されてゐる  らにじみ出てゐる  見方をしてゐる  ひとつと認められてゐる  日記について書いてゐる  猶予されてゐる  規定されてゐる  歴史文学に属してゐる  必要とされてゐる  見方を含んでゐる  等々のものにしらずしらず結び付いてゐる  危険が含まれてゐる  何ものかが欠けてゐる  裸でゐる  作家がゐる  憾みがあつたとされてゐる  魅力だなどと、書かれてゐる  成る、と書かれてゐる  生前見せてゐる  正月二日、かう書いてゐる  髪をしてゐる  外に垂れてゐる  一筋流れてゐる  床に就いてゐる  速歩で歩いてゐる  タヴレツトを捧げてゐる  相撲に似てゐる  画筆を動かしてゐる  尾を振つてゐる  此方を向いてゐる  牢に這入つてゐる  鯛を口説いてゐる  腕を吊つてゐる  習はせようとしてゐる  祖母へ告げてゐる  窓から百舌鳥の鳴いてゐる  巴旦杏につながれてゐる  金魚が動いてゐる  所在なく見下ろしてゐる  雜話に耽つてゐる  顧客としてゐる  身を置いてゐる  濺いでゐる  情景を助けてゐる  雨にうたれてゐる  嬉々として泳いでゐる  色取られてゐる  燈火が見えてゐる  鞋を締め直してゐる  知つた一筋道を歩いてゐる  演らされてゐる  ことはわかりきつてゐる  さを含んでゐる  愛想をつかしてゐる  眼をしてゐる  一番信頼してゐる  眼に似てゐる  嘲笑ひ、似てゐる  非常によく似てゐる  対蹠関係におかれてゐる  使用法を忘れてゐる  私は、現に生きてゐる  賛意を表してゐる  鍾めてゐるので聞えてゐる  水石の美しいので聞えてゐる  溪谷の多いので聞えてゐる  雲煙の多いので聞えてゐる  一番世に知られてゐる  一番すぐれてゐる  複雜にしてゐる  殊にすぐれてゐる  谷に似てゐる  帝釋山脈と相接してゐる  カラアに富んでゐる  縫つて栗山へと通じてゐる  ぐつとすぐれた眺望を持つてゐる  矢張寺坊にゐる  岩魚がゐる  かじかがゐる  山に住んでゐる  山猪もゐる  澤山にゐる  水面に靡いてゐる  ぼんやりと濡れてかがやいてゐる  添つて旅行してゐる  一番近く平野に落ちてゐる  眺めを成してゐる  眺望のすぐれてゐる  山巒が深く入り込んでゐる  觸らしてゐる  感じを出さうとしてゐる  面影が伝へられてゐる  文体をもつてゐる  ことにあるとされてゐる  親がゐる  発散してはゐる  のが出てゐる  先づ要領を得てゐる  地位を占めてゐる  社会的待遇を受けてゐる  一任されてゐる  厳守されてゐる  客の騒いでゐる  中に描かれてゐる  話を挙げてゐる  追憶記に出てゐる  三年間日本に住んでゐる  哲学などにも通じてゐる  見解を下してゐる  ために殺されてゐる  旅行も試みてゐる  嘆息してゐる  声に似てゐる  匐ひあがつてゐる  二階家がならんでゐる  じんまりしてゐる  峡湾に似てゐる  ところに似てゐる  壁にからんでゐる  賞讃されてゐる  真理にとどまつてゐる  正鵠を得てゐる  ぼんやり煙草をふかしてゐる  笑ひを含みながら腰かけてゐる  麻雀にも耽り親しんでゐる  町にまで及んでゐる  聲に似てゐる  やうに心得てゐる  苦心焦慮するかはいろいろ語られてゐる  二三十年はかかつてゐる  價値を持つてゐる  子供が泣いてゐる  鶏が啼いてゐる  私は坐つてゐる  蟋蟀が鳴いてゐる  雲が浮いてゐる  蝉が啼いてゐる  黄色が浮んでゐる  昼顔が咲いてゐる  てゐた泣いてゐる  やうに疼いてゐる  切つて進んでゐる  群がゐた見てゐる  一人鬼がゐる  袖につかまつてゐる  晩春啼いてゐる  夢に見とれてゐる  陽がもれてゐる  一日やり通してゐる  十一月が晴れてゐる  骨が落ちてゐる  水仙を見てゐる  庭先を見てゐる  いつまでも寝ずにゐる  鞠がころげた見てゐる  私は歩いてゐる  十二月炭をくべてゐる  風がでてゐる  上あたりにせばめてゐる  縁側に寝そべつてゐる  眼を細くしてゐる  ゆはへついてゐる  少女を愛してゐる  内から窓を閉ざしてゐる  から四年経つてゐる  風でじやれてゐる  やうな、心得てゐる  可愛い娘のゐる  行つて汽車を待つてゐる  口を開いてゐる  我慢してゐる  恰好をしてゐる  さを見せてゐる  奔流を苛立たせてゐる  点在してゐる  描出してゐる  真紅に色づいてゐる  点綴してゐる  展開されてゐる  高橋是清翁によく似てゐる  雨に濡れてゐる  庭園を歩いてゐる  林立してゐる  札のついてゐる  云つて懐を撫でまはしてゐる  畔に出て草臥れを休めてゐる  運転してゐる  泥浚へをやらせてゐる  上空を吹いてゐる  香を聞いてゐる  うちに落ちてゐる  やうに降りしきつてゐる  濡れに濡れそぼつて立つてゐる  眼尻にもつてゐる  花とが持つてゐる  花のもつてゐる  誇りとしてゐる  放散してゐる  奥に住んでゐる  屹と来てゐる  酒を飲ましてゐる  かしこまつて坐つてゐる  女と寝そべつて話してゐる  女と離れてゐる  鱗のぎらぎらとしてゐる  山木邸にゐる  中を捜してゐる  收められてゐる  今でも斯く信じてゐる  つて尊敬してゐる  收めてゐる  雨に濡れて困つてゐる  談判に攻められてゐる  強談判を持ちかけてゐる  大体三升と決めてゐる  慾念に絶えず悩まされてはゐる  逃避性からきてゐる  生活を営んでゐる  心底ひそかに燃やしてゐる  二号ときまつてゐる  試験台に乗せられてゐる  もので、要するに騙されてゐる  ことを待ち構えてゐる  心構えにとらはれてゐる  ことも分つてゐる  ことに進んでゐる  気持が隠されてゐる  尻尾をだしてゐる  そこまでいつてゐる  アパアトにゐる  私のゐる  放題に耽らなければ生きてゐる  浮気をしてゐる  しまはうかと考へたりしてゐる  原因から来てゐる  やうにと勧めてゐる  やうにも覚えてゐる  口から洩れてゐる  策謀してゐる  ごとをめぐらしてゐる  感化が行きわたつてゐる  感化があくどく行きわたつてゐる  ことができずにゐる  気休めを弄んでゐる  やうふくのしたにかくしてゐる  のなら、とうに書いてゐる  細君に恋してゐる  女ときれいな交際をしてゐる  僕にはよくわかつてゐる  乙に対して持つてゐる  ちやんとしてゐる  一般に考へてゐる  音に似てゐる  たまを抱いてゐる  一めんに立つてゐる  ゆうらりと動いてゐる  芝なんかにゐる  居候をしてゐる  遇されてゐる  合一せしめてゐる  同情をもつて眺めてゐる  神経をとがらしてゐる  不機嫌におし黙つてゐる  生活を見てゐる  桿にかけて呑んでゐる  疎外されてゐる  性質を帯びてゐる  重大に見てゐる  私は考へてゐる  瀬戸一弥君が住んでゐる  独白を洩らしてゐる  やうにしめつぽく黙りこんでゐる  復讐してゐる  からみつき生きてゐる  做されてゐる  観に来てゐる  一人で観てゐる  舞台を見せてゐる  ろつかせてゐる  考へ悩んでゐる  失礼してゐる  行つたり来たりしてゐる  無性に敷島を吹かしてゐる  幕が開いてゐる  上演してゐる  不満を感じてゐる  損ひかけてゐる  批評が出てゐる  期待をもつてゐる  さへ信じてゐる  戯曲のみを書かうと心掛けてゐる  いふ戯曲を求めてゐる  私たちの求めてゐる  十三名ばかりゐる  聴講してゐる  修得してゐる  力を注いで下さつてゐる  ことを期してゐる  乙字型に流れてゐる  目マルは寝てゐる  顔を眺めてゐる  やうに歪めてゐる  つて一直線に通じてゐる  方に狎れてゐる  大分疲れてゐる  夢が降りかかつてゐる  からかはれながら走つてゐる  乗客を待つてゐる  さで、ふらふらと歩いてゐる  振動してゐる  拭はれてゐる  ぢて確かめたりしてゐる  俺達が頑張つてゐる  ピツチを競うてゐる  翼を伸してゐる  はりと懸つてゐる  跣足で歩いてゐる  上雄鶏などはすましてゐる  雌がゐる  家にばかりゐる  事実詩から離れかけてゐる  私の持つてゐる  詩から離れてゆかうとしてゐる  十分にしつくされてゐる  掛図をかけてゐる  やうに浮いてゐる  電車の走つてゐる  ひとさまがみてゐる  みんなけんくわしてゐる  仕事には馴れてゐる  雪の下にかくされてゐる  土は黒くて、やはらかで、生きてゐる  頭を出してゐる  大胆に生きてゐる  ことにも慣れてゐる  小説ばかりを読んでゐる  耽読してゐる  香りがこびりついてゐる  女もちのものに散らかされてゐる  はなしをしてゐる  つて本を読んでゐる  ことが書き綴られてゐる  あたしに見つかつてゐる  男は好く見知つてゐる  大分手を焼いてゐる  口をあけて眠り込んでゐる  努力も失せてゐる  私が見てゐる  上の空ではなしかけてゐる  芝居見てゐる  芝居に見惚れてゐる  河岸ふちを歩いてゐる  修業が積んでゐる  唄を聞いてゐる  一団が控えてゐる  屯してゐる  欠員を生じてゐる  議が起つてゐる  藏書の富んでゐる  校勘したりなどしてゐる  絶對に止めてゐる  買ひ集めてゐる  開店してゐる  便宜を得てゐる  藏書家といはれてゐる  數代相續してゐる  書くことにしてゐる  同一程度に見てゐる  転々としてゐる  ラムプを灯したりしてゐる  風にはなしながら歩いてゐる  つた夢をふつふつと嘆いてゐる  何を堪えようとしてゐる  逃避してゐる  夜が更けてゐる  館に来てゐる  通つて待つてゐる  電灯がともつてゐる  紛々として乱れてゐる  明りのさしてゐる  庭を埋めてゐる  光がさしてゐる  中に隠されてゐる  しり洋書が詰まつてゐる  鉢合せをしてゐる  つて挂かつてゐる  書棚が並んでゐる  火が動いてゐる  独り坐つてゐる  花さへ腐らせてゐる  制服を着てゐる  微笑を覚えてゐる  芭蕉の戦ぎも覚えてゐる  職分をもつてゐる  納り返つてゐる  不満をもつてゐる  演るのに適してゐる  まり問題外にしてゐる  国に生きてゐる  りすかしたりしてゐる  関聯してゐる  不思議としてのぞいてゐる  運命に置かれてゐる  為に到底書いてゐる  人間の立つてゐる  一つからだに具へてゐる  とつて来て、食べようとしてゐる  ひつ懸りを持つてゐる  雑へてゐる  つて畑を耕してゐる  三分おきに鳴つてゐる  牛が鳴いてゐる  兩親がそろつてゐる  霧笛を鳴らしてゐる  上流がゆるく走つてゐる  默りこくつてゐる  亭々としてゐる  島があり、まるで浮いてゐる  私の立つてゐる  水浴してゐる  山々が流れてゐる  硫黄山麓十五六萬アールに亙つてゐる  噴出してゐる  中へ逃げこんでゐる  躯をもてあましてゐる  頬ばつてゐる  雜談をしてゐる  婦人記者氏も疲れてゐる  から此町には住んでゐる  小さき者へが載つてゐる  つて歩いてゐる  宿で鬱ぎ込んでゐる  確自分が持つてゐる  一面を表してゐる  福原が困つてゐる  鏡に映して見てゐる  ものを心得ゐる  音色はもつてゐる  哀音をもつてゐる  倦怠を感じてゐる  憂鬱を宿してゐる  今でも好く覚えてゐる  彼は覚えてゐる  風に住んでゐる  目的は達してゐる  所まで響いてゐる  波に浮んでゐる  何方が優れてゐる  詭弁とされてゐる  から一時間もすれば忘れてゐる  立証されてゐる  端座をしてゐる  野心をもつてゐる  往復はしてゐる  首を曲げたりしてゐる  細君は、慣れてはゐる  身振りをしてゐる  彼は、別段憤つてゐる  吐息を衝いてゐる  無意に過してゐる  月日を送つてゐる  ごろごろしてゐる  ツとしてゐる  から、起きてゐる  中を漫然と歩き回つてゐる  街を走つてゐる  信用されてゐる  郊外はもつと広々としてゐる  いくつもならんでゐる  夢中で駆けてゐる  云つて胸を叩いたりしてゐる  足さへついてゐる  感が表はれてゐる  現在行はれてゐる  小穴隆一君を得てゐる  関心でゐる  智慧とをもつてゐる  趣味に属してゐる  作者自身の属してゐる  こめなどをたべてゐる  ふうにしてのぞいてゐる  ほうにゐる  状態をつづけてゐる  人々に強ひかけてゐる  題は覚えてゐる  嫌悪を感じてゐる  迎合してゐる  芸風に役立つてゐる  女性になり得るとされてゐる  夜明けが近づかうとしてゐる  それ自らも凍りついてゐる  隣席にねむつてゐる  性慾をもてあましてゐる  二字に尽くされてゐる  処に働いてゐる  様子をみてゐる  階下にねてゐる  女が寝んでゐる  部分を探してゐる  まとまりなく光らしてゐる  流れに浸つてゐる  腕組みでもしてゐる  あたしが待つてゐる  路を歩いてゐる  うして生きてゐる  さうとしてゐる  衰弱が深まつてゐる  ものが通じてゐる  輝やかせながら呟いてゐる  俺が生きてゐる  微笑を浮かべつづけてゐる  雪をつけて並んでゐる  とき満してゐる  海へ低く落ちてゐる  うねりがつづいてゐる  静寂を宿してゐる  どこで死んでゐる  見込、としるされてゐる  月を観てゐる  蚊にくはれてゐる  ぐるるや死なないでゐる  つたからだ掻いてゐる  わたしが歩いてゐる  つた川を渡るぶらさがつてゐる  水が湧いてゐる  うまい水があふれてゐる  薊咲かせてゐる  山茶花も咲いてゐる  山を観てゐる  樹で啼いてゐる  芽蕨がもう売られてゐる  かやのゆれてゐる  ちらしておくいつしか明けてゐる  花冬が来てゐる  みんな咲いてゐる  さくらんぼ熟れてゐる  萩を咲かせてゐる  花いばら散つてゐる  蟻もあるいてゐる  んたうを持つてゐる  やうにと念じてゐる  の子にたたかれてゐる  落葉しづんでゐる  草があれば枯れてゐる  わたしをおいてゐる  へた山が晴れてゐる  酒をたべてゐる  山は枯れてゐる  すすきも濡れてゐる  空を死なずにゐる  しづかな草の生えては咲く生えて伸びて咲いてゐる  秋風の、腹立ててゐる  落葉しようとしてゐる  芽樹が倒れてゐる  蕗のとうなら咲いてゐる  木の芽あかるく伸びるより咲いてゐる  海でたたへてゐる  それで満ち足りてゐる  東京に来てゐる  明けはなれてゐる  音させてゐる  柿をもいでゐる  蔓草の枯れてゐる  まま死んでゐる  わたしがたべてゐる  木をかさねしみじみ生かされてゐる  蕗のとう出てきてゐる  緑平老にかうして生きてはゐる  解つてもらへると信じてゐる  爆撃してゐる  日の丸二つ二人も出してゐる  御飯を食べてゐる  ちり日の丸ふつてゐる  寒鮒みんな泳いでゐる  蝶は死んでゐる  うまいふるさとにゐる  金魚が死んで浮いてゐる  甘受してゐる  悦楽してゐる  歳月を隔ててゐる  汗ためてゐる  大根蒔いてゐる  きりぎりす生きてはゐる  すすきツ穂刈るより掘るより播いてゐる  空襲警報るゐる  どこかのおくで鳴いてゐる  くしが泳いでゐる  冬が来てゐる  厳重過ぎてゐる  ことに定めてゐる  借覧を乞うて見たいと思うてゐる  父は早く死んでゐる  記紀に見えてゐる  一人として列ねられてゐる  御歌と書かれたりしてゐる  対象人物とが知れてゐる  十分に出てゐる  気持ちを見せてゐる  動機は全然違うてゐる  はめがつけられてゐる  力を逞しくしてゐる  違つて解せられてゐる  語感を含んでゐる  けが起つて来てゐる  決定感を帯びてゐる  意識を特に持つてゐる  特殊化してゐる  傾向を示してゐる  謂つたものをすら感じて来てゐる  準拠してゐる  ひもしてゐる  はつきりと告げてゐる  態を残してゐる  略語だと信じてゐる  今も信じられてゐる  あすから出てゐる  並行を続けてゐる  駆使を誇つてゐる  感覚を避けてゐる  暗示を見せてゐる  敏感を示してゐる  用ゐられて来てゐる  感覚を含んで来てゐる  やりとりせられてゐる  使ひ馴れてゐる  ら描写せられてゐる  類として現れてゐる  社会救済事業家を出してゐる  気にしないで来てゐる  孤立してゐる  のを見て来てゐる  用法に遣はれてゐる  混乱してゐる  筋は立つてゐる  纏つて保持せられてゐる  生れつき対立してゐる  九州では、まだ失はれないでゐる  待遇法が出来てゐる  為に遣つてゐる  丁寧法即対話敬語となりきつてゐる  器械的に見えてゐる  感情を持たせようとしてゐる  ことをほのめかさうとしてゐる  上に行きわたつてゐる  貌をしてゐる  命脈を続けてゐる  衰弱してゐる  輸入らしかつたことを思はせてゐる  前時代を、ほの見せてゐる  そこに出て来てゐる  凡変化なく保たれてゐる  びつくりでゐる  関係を持つてゐる  時代に接してゐる  毎日手紙を読んでゐる  所持してゐる  赤ん坊にあやまつてゐる  浪花節であやまつてゐる  違つて返らないと分つてゐる  厭ふてゐる  不快に感じてゐる  趣味としてゐる  どれほど歪められ傷められてゐる  根柢的に誤つてゐる  意力をたたへてゐる  忿懣を懐いてゐる  人々が押しあひへしあひしてゐる  雅致に富んでゐる  光焔をたたへてゐる  肉塊がもりあがつてゐる  日々使用してゐる  浮身をやつしてゐる  井戸端会議に持越してゐる  本分を忘れてゐる  感知してゐる  存在を疑つてゐる  正鵠を射てゐる  色とりどり並んでゐる  喰つてかかつてゐる  腹蔵なく威張つてゐる  八方油断にふけつてゐる  ところを見てゐる  簪さしてゐる  心を痛めてゐる  笑はせたりばかりしてゐる  静かにもえてゐる  それを覆つてゐる  ボタンの付いてゐる  縫ひとりをしてゐる  ひとりで暮してゐる  毎日退屈してゐる  ビールを考へてゐる  許り響かせてゐる  髪につけてゐる  頬骨の出てゐる  通報してゐる  なかに寝てゐる  みんな今夜は喜んでゐる  村を覚えてゐる  君の考へてゐる  名をよく覚えてゐる  ホテルにゐる  療養をしてゐる  紳士から直視されてゐる  奥さんにたしなめられてゐる  歎かれてゐる  先づ喪章の附いてゐる  衣裳をつけてゐる  僕は生きてゐる  夫婦でゐる  生きる喜びを誇つてゐる  ホテルに勤めてゐる  六スウかせいでゐる  失業してゐる  筋肉はたるんでゐる  監理してゐる  日程で生きてゐる  猫と戯れてゐる  容赦なく照してゐる  年中病気をしてゐる  招待されてゐる  抵抗してゐる  寒いくらゐ澄んでゐる  ことを喜んでゐる  イモたちが喜んでゐる  思つて、考へてゐる  のだけは覚えてゐる  上からつり糸を垂れてゐる  破片なぞ散らばつてゐる  振りおとしてゐる  春日に乾されてゐる  記文を載せてゐる  廻送したかとおぼえてゐる  魂に刻んでゐる  喩へてゐる  觀てゐる  跡を絶つてゐる  エキゾオチシズムが潜んでゐる  あれを見てゐる  虚空へ垂れ下げてゐる  目的から為されてゐる  羞らひを感じてゐる  道を照らしてゐる  経験してゐる  無花果の立つてゐる  あたりが霞んでゐる  交際にと入り込んでゐる  何う進んでゐる  非常に悩んでゐる  軽蔑さへしてゐる  女性も来合してゐる  分離してゐる  印度商人から借りてゐる  香水をつけてゐる  砥いでゐる  銅貨が落ちてゐる  優越を感じてゐる  鈴をころばしてゐる  鈴を、ころばして見てゐる  その後母親がどうしてゐる  心が悲しんでゐる悲しんでゐる  知つてでもゐる  女を描いてみてゐる  女を夢みてゐる  やつて来て、見てゐる  草に立つて、見てゐる  飛行機が飛んでゐる  涙にうるんでゐる  錯乱に掠められてゐる  扨、待つてゐる  菜の花畑で吹かれてゐる  顎をしてゐる  海海にゐる  海にゐる  庭に啼いてゐる  今夜とちれてゐる  さらさらと射してゐる  音を立ててもゐる  影を落としてゐる  さらさらと流れてゐる  月光を浴びてゐる  唇も動かしてゐる  影絵でも見てゐる  頭に描いてみてゐる  肩を叩いてくれてゐる  十分弁へてゐる  皮肉を楽しんでゐる  不便が控えてゐる  気になってゐる  云はずに黙つてゐる  私はかねがね考へてゐる  意味も含めてゐる  夢をいかに育んでゐる  一部に止めてはゐる  真中にああずらりと並んでゐる  これを見逃してゐる  階で働いてゐる  決定しようとしてゐる  匿してゐる  宿命を負うてゐる  告白してゐる  問題を含んでゐる  公表されてゐる  アカデミイが当然もつてゐる  出版されてゐる  日記を附けてゐる  丁寧に記されてゐる  大胆に描かれてゐる  捉へてゐる  ぢめつけてゐる  誰よりも知り尽してゐる  感覚で結びつけてゐる  彼等の考へてゐる  のではないにきまつてゐる  辟易してゐる  文学者がゐる  方とを同時にもつてゐる  ものが働いてゐる  手段を含んでゐる  重要部分を占めてゐる  姿を感じてゐる  彼自身に媚びてゐる  事実を伝へてゐる  現実主義的に生き生きしてゐる  同情よりも勝つてゐる  為に起つてゐる  共産主義的精神を持つてゐる  ら本体を露してゐる  利益を占めてゐる  中にも漲つてゐる  人々にかう話したと伝へられてゐる  星を撫でてゐる  問ひかけてゐる  世界中に苦しんでゐる  フアウスト自身に語らせてゐる  度たび繰り返されてゐる  寺院を建ててゐる  処世術を講じてゐる  聖霊の子供を嘲つてゐる  彼自身を慰めてゐる  同情を示してゐる  軽蔑を示してゐる  賛成してゐる  マタイを引いてゐる  彼自身を欺いてゐる  馬脚を露してゐる  事実を記してゐる  面目を露してゐる  神経を示してゐる  頭をのせられてゐる  ものを見出してゐる  甘みを持つてゐる  嫉妬してゐる  中に暮らしてゐる  気の毒に感じてゐる  間に動いてゐる  高だかと聳えてゐる  画集を見てゐる  目金に映つてゐる  馬神のゐる  人力車に乗つてゐる  上に乗つてゐる  彼女と話してゐる  女を愛してゐる  おれは未だに愛してゐる  幾つも散らかつてゐる  道化人形の立つてゐる  盛に持つてゐる  制作慾だけは持つてゐる  悪を見てゐる  彼はひとり寝てゐる  罪を待つてゐる  薄氷にさしてゐる  生きることに飽きてゐる  彼自身の落ち着いてゐる  悪鬼につかれてゐる  虐んでゐる  一枚一枚皺をのばして手放しかねてゐる  負けを喜んでゐる  執着に溢れてゐる  取引を考へてゐる  ぐらゐに考へてゐる  ときには過ぎてゐる  燃えつづけてゐる  人を憎んでゐる  野村に愛されてゐる  私は愛されてゐる  対比してゐる  からだを考へてゐる  家も焼けて崩れて吹きとばされるにきまつてゐる  なつてゐる、とりのぼせてゐる  汗を流してゐる  女を憎んでゐる  前にさしせまつてゐる  覚悟をきめてゐる  可愛がつたり可愛がられたりしてゐる  願望をかくしてゐる  毎日庭を眺めてゐる  芽をふいてゐる  一本まはしてゐる  境遇にゐる  命を吹き込んだと書いてゐる  功を奏してゐる  下に尽きてゐると信じてゐる  とり乱してゐる  悦びに浸つてゐる  ものがごたごたに積み上げられてゐる  まり乾いてゐる  古代とたはむれてゐる  對して抱いてゐる  二十代が終らうとしてゐる  繪にだけすがりついてゐる  瀕してゐる  露西亞人ばかりのゐる  洋書を賣つてゐる  原稿が載つてゐる  話をし出してゐる  ガボリイは書いてゐる  喚起させてゐる  物としてゐる  まま、讀んでゐる  鎧扉の閉まつてゐる  床にならうとしてゐる  校正したり、書き直したりしてゐる  追究してゐる  詩を出してゐる  夕日に照らされてゐる  背後に隠されてゐる  のか分らないでゐる  馬車を駆らせてゐる  足許にまで延びてゐる  演奏されてゐる  經驗を繰り返してゐる  前から死んでゐる  直接に結びつけられてゐる  説明しないでゐる  考へめぐらしてゐる  さうに引きずつてゐる  僕は時々かう考へてゐる  作品を書いてゐる  安定してゐる  新たにしてゐる  綱を与へてゐる  僕等を見出してゐる  食慾を与へてゐる  本能を与へてゐる  情を与へてゐる  反対してゐる  ものを持ち合せてゐる  混乱を生じてゐる  惧れてゐる  から始まつてゐる  逆説的にも潜んでゐる  愛国者に変じてゐる  恋人に変じてゐる  兼模範的恋人として香を焚かれてゐる  城を攻めてゐる  ひとり城を攻めてゐる  ヨツトを走らせてゐる  腕を持つてゐる  精彩を与へてゐる  破綻を生じてゐる  死者達を持つてゐる  確信的で、死んでゐる  郷愁を催してゐる  存在から反映させてゐる  三十一文字に限られてゐる  形式に限られてゐる  シロツプを嘗めてゐる  季に入らうとしてゐる  外を歩いてゐる  眼前に落ち散らばつてゐる  一二顆づゝ着いてゐる  アヲギリ苗が生えてゐる  五枚づゝ集まつてゐる  附着してゐる  保護してゐる  繁茂してゐる  閲て来てゐる  もの見てゐる  いつまでも空を見てゐる  二人きりでゐる  自分だけで考へてゐる  すつかりわかつてゐる  あたしの考へてゐる  独りでゐる  生涯を送つてゐる  満足を感じてゐる  ことを考へ出してゐる  ぼんやり青年を見つめてゐる  中へつつ立つてゐる  十五分前を差してゐる  何時までも起きてゐる  星が飛んでゐる  頬にふきよせてゐる  口にくはへてゐる  ハンドルを握つてゐる  たか子は、散らかつてゐる  戀情を寄せてゐる  讚めてゐる  座にゐる  心のぬけてゐる  吻つとしてゐる  妙にとげとげしてゐる  高等學校にゐる  君の見てゐる  氣持ちでゐる  目を見てゐる  やうに描いてすましてゐる  シヤルムがひそんでゐる  疑惑を抱いてゐる  念を抱いてゐる  一人歩いてゐる  長靴をはいてゐる  半分がたは隠れてゐる  釣竿を伸ばしてゐる  金沢にゐる  会話に似てゐる  誰か起きてゐる  誰が起きてゐる  綿をのばしてゐる  竹が生えてゐる  唯寒い夜に封じられてゐる  書物だけは幾らか集まつてゐる  鋳型に属してゐる  同情を感じてゐる  火がついてゐる  咏んでゐる  全然賛成してゐる  彼も忘れてゐる  我我を動かしてゐる  人物に似てゐる  星が出てゐる  それをちやんと心得てゐる  予防を講じてゐる  時雨に光ってゐる  耳についてゐる  ことばかりに憬れてゐる  上目をつかつてゐる  輪郭が薄ぼやけてゐる  それが、そこで眺めてゐる  ジヨーヂ・ラフトに似てゐる  テンダーをつとめてゐる  自暴酒を飲んでゐる  愛嬌を売つてゐる  皮肉と化してゐる  進呈するといつてゐる  伸縮させてゐる  膝に抱かれてゐる  色をして、大きく浮んでゐる  濛々としてゐる  昇りかけてゐる  人を見てゐる  走り動いてゐる  水の流れてゐる  東裏を流れてゐる  聳かしてゐる  灯を出してゐる  情景を現してゐる  却つてあたりを物淋しくしてゐる  ″\としてゐる  加重を感じてゐる  通過してゐる  大学にゐる  経を聴いたりしてゐる  領分を占めてゐる  娘の片づいてゐる  乳房を含ませてゐる  なかに働いてゐる  顔を覚えてゐる  何ものかを受継いでゐる  陰をもつてゐる  大阪から来てゐる  幾度も入りつけてゐる  間近まで歩み寄つてゐる  いふ趣味をもつてゐる  いつか波のうへにゐる  文字で出てゐる  長椅子にかけてゐる  二組出てゐる  方に聳え立つてゐる  何うして来てゐる  故障の生じてゐる  ベッドに就いてゐる  病人と呼んでゐる  各自担当してゐる  病人でもゐる  とろとろと眠つてゐる  ばつてゐる  神経痛にやられてゐる  連中がずらりと並んでゐる  それが駈けてゐる  癩病院にゐる  病人を眺めながら待つてゐる  唯ぼんやり眺めてゐる  彼も死んでゐる  断末魔の呻きを発してゐる  ベッドにゐる  ガーゼを掴んで喘いでゐる  二列に並んでゐる  中から覗いてゐる  行列を眺め廻してゐる  外部へ出てゐる  氏がゐる  それに這入つてゐる  耳のついてゐる  くつついてぶらぶらしてゐる  方々に飛び散つてくつついてゐる  男のゐる  いのちを守り続けてゐる  揃つて入院してゐる  児童がゐる  姉弟などもゐる  父のゐる  父親の這入つてゐる  本など読んでゐる  切つてガーゼを押し込んだり抜いたりしてゐる  医療をほどこしてゐる  それを蓋してゐる  いふ疑問をもつてゐる  世間ずれがしてゐる  飢えを感じてゐる  上に乗つかつてゐる  朝から齷齪してゐる  つて進んでゐる  寄つて休んでゐる  惱んでゐる  間惱んでゐる  巨利を得てゐる  映画当事者はなんとみてゐる  憧憬を抱いてゐる  耳に伝へられてゐる  洗練されてゐる  ことになると信じてゐる  カムフラジユし得てゐる  表情をもつてゐる  魂が抜けてゐる  厳粛さを欠いてゐる  冷汗をかいてゐる  だって注意してゐる  マネージャーだって知ってゐる  集中されてゐる  線を視てゐる  路が通じてゐる  要素で出来てゐる  完成されてゐる  形で伝へられてゐる  宮中に残されてゐる  女性許りを以て出来てゐる  街に溢れてゐる  動きを見せてゐる  歌舞伎劇のすぐれてゐる  殆ど無視してゐる  私生活を描いてゐる  いふ風に造られてゐる  時黙つてゐる  重点を置いてゐる  思想運動が禁ぜられてゐる  統轄されてゐる  奴を看てゐる  投宿してゐる  目をむいて見たりしてゐる  食を済ましてゐる  老媼などと連立つて歩いてゐる  健在でゐる  交遊をもつてゐる  隣接してゐる  背負つて歩いてゐる  体内にゐる  体外にもゐる  中までも赤くにじんで、ただれてゐる  ものもなく揺れてゐる  ガーゼを当ててじつとしてゐる  焼痕を残してゐる  原因してゐる  太古から發生してゐる  これもしくしく泣きゐる  お茶屋にゐる  蔑にしてゐる  顔をのみながめゐる  役割を持つてゐる  停止せられてゐる  國がおかれてゐる  具體的に示してゐる  意を表してゐる  禁止せられてゐる  文化建設に役立つてゐる  緒についてゐる  體驗してゐる  長所をもつてゐる  能力をもつてゐる  意見を訊かうとしてゐる  技術とを心得てゐる  ことと覚えてゐる  杖をついてゐる  画でも見てゐる  みんなが持つてゐる  生活が始められてゐる  何を目論んでゐる  人にはわかつてゐる  指導者によつて叫ばれてゐる  低下に及んでゐる  持主もゐる  偵察してゐる  二つ三つ空中に浮いてゐる  大様に揺れてゐる  雑草がのぞいてゐる  副業も営んでゐる  発散させてゐる  黴に腐つてゐる  間を生き生きと動いてゐる  年子に困つてゐる  広告を出してゐる  方法を採つてゐる  観を呈してゐる  副業がしからしめてゐる  経営されてゐる  家が傾いてゐる  原因をなしてゐる  スレッパと呼んでゐる  アパートに近づかうとはしてゐる  ガラス障子でくぎられてゐる  発散してゐる  職を持つてゐる  設備からして高いと考へてゐる  風呂でも、出来るだけ汚くしようとしてゐる  こはれてゐる  亭主がゐる  一号室に住んでゐる  養育を託されてゐる  間に飽かず続けられてゐる  女として働いてゐる  毎晩聴きに出かけてゐる  三本も持つてゐる  金に追はれてゐる  うちに見つけ出してゐる  気持の結ぼれを揉みほぐしてゐる  ことを悦んでゐる  ヒゲのはえてゐる  針を廻してゐる  あなたがゐる  居心地よくゐる  決心でゐる  やうに努めてゐる  斑点の出来てゐる  つけうたひ出すぞ、と考へてゐる  枕を外して寝てゐる  一しよに住んでゐる  寝泊りしてゐる  彼は考へてゐる  感情は失はれてゐる  一切無責任だと予め分つてゐる  間にも起つてゐる  彼をひきずりこんでゐる  カフェーに働いてゐる  外泊してゐる  後もずつと続いてゐる  気を寄せてゐる  行為はやはり続けられてゐる  浪費されてゐる  姿を映し出してゐる  手あたり次第にかけてゐる  七号室にゐる  神経質に瞬いてゐる  ものに欠けてゐる  こぼれ流れてゐる  熱情は持つてゐる  店に働いてゐる  さうになりながら、忙しく動いてゐる  頭をのぞけてゐる  聞耳を立ててゐる  自分がしてゐる  一しよに話してゐる  料理人は苦りきつてゐる  八号室にゐる  方で、よく肥えてゐる  ヒゲをのばしてゐる  身綺麗にしてゐる  説明者のつとめてゐる  誇張して考へてゐる  占領してゐる  云ひたさうにしてゐる  結果であると見られてゐる  口喧嘩をしてゐる  さうに唸つてゐる  吹寄せられてゐる  部屋にあたつてゐる  配達もされてゐる  傍聴してゐる  困難を感じてゐる  書に読み耽つてゐる  コップを呑み込んでゐる  閃光を散らして騒いでゐる  結婚を申し込んでゐる  記憶を与へてゐる  風靡してゐる  愛着を感じてゐる  願ひ且つ心掛けてゐる  編年を採つてゐる  一つ物だときめてゐる  遥かに優れてゐる  文庫を含んでゐる  建安十年には出来てゐる  過程は呑み込まれてゐる  づ明らかに見せてゐる  意義から出てゐる  意義を考へて来てゐる  つた様に解してゐる  日本紀が出来てゐる  日本書と記してゐる  物にも見えてゐる  三通りに書き別けられてゐる  みな苦んでゐる  斯うしてくるしんでゐる  大地に根ざしてゐる  人間はねらつてゐる  一念がねらつてゐる  人と小さく動いてゐる  苦痛を共にしてゐる  耕作してゐる  接吻をしてゐる  人間がすんでゐる  中で搖れてゐる  塵埃をあびせかけられてゐる  壯麗に生きてゐる  鋭敏に感じてゐる  ひつ掴まうとしてゐる  きりしてゐる  どこかでゆれてゐる  カーヴを描いてゐる  それをみあげてゐる  絲を引いて走つてゐる  手をかけて窶れてゐる  かんがへてばかりゐる  青空をわすれてゐる  蠢動いてゐる  大空を仰いでゐる  力がこもつてゐる  これをわすれてゐる  ひつ提げてゐる  馬鹿だと罵られてゐる  ひつ提げながらも忘れてゐる  ぱだかでごろりとねてゐる  人間のもつてゐる  偉大それをみてゐる  にこにこしてゐる  そこでわめきうめいてゐる  どん底でうごめいてゐる  なにものかに追ひかけられてでもゐる  氣壓を感じてゐる  搖られてゐる  海は生きてゐる  鍬尖に感じてゐる  何かをもとめてゐる  なかをとんでゐる  のをよろこんでゐる  君達はくるしんでゐる  しろに立つてゐる  前額をふいてゐる  さは生きてゐる  音をきいてゐる  卵をあたため孵へしてゐる  ぱのどこかのかげで啼いてゐる  ぎだせ山のかなたに夕立雲はかくれてゐる  はてに立つてゐる  おんみの道はつきてゐる  それをしつてゐる  崇高さおんみは光りかがやいてゐる  何でもしつてゐる  いま待つてゐる  拜んでゐる  轟轟と吼えてゐる  錨はあかく錆びてゐる  山百合がさいてゐる  苦んでゐる  掌をあはせてゐる  彼方で頻りに待つてゐる  つて都會は生きてゐる  ことでもしつてゐる  銘々にくるしんでゐる  ところで啼いてゐる  自分はさみしく考へてゐる  位置を正しく占めてゐる  自分はひとり考へてゐる  ぴよんぴよん飛んでゐる  驅けまはしてゐる  亂してとんでゐる  何をかたつてゐる  上をしみじみ眺めてゐる  みよ一日はまさに終らんとしてゐる  穀物畠を飽かずながめてゐる  ばなしを聞かせられてゐる  簇生してゐる  百舌鳥がさけんでゐる  中にふかく睡つてゐる  果實をひろつてゐる  こどもはみつけたとんでゐる  かすかになびいてゐる  搖すつてゐる  フオークをならべてゐる  歩行いてゐる  此の凍えてゐる  黎明を感じてゐる  自分は感じてゐる  自分はつよく感じてゐる  それをどんなにのぞんでゐる  山山をみつめてゐる  何かしてあそんでゐる  詩おいらをまつてゐる  人間は生きてゐる  照覽あれ此の生きてゐる  芽をだしてゐるみづくさすんなりとのびてゐる  木木ひらひらしてゐる  水がながれてゐる  意志はあかあかとみよ、うつくしくやけただれてゐる  世界をのぞいてゐる  しづかにまつてゐる  鶸がないてゐる  足を伸ばしてねころんでゐる  たけをみてゐる  雲雀もないてゐる  自分はなみだぐんでゐる  人間はくるしんでゐる  自分もこんなにくるしんでゐる  みんなくるしんでゐる  これにもからみついてゐる  言葉は生きてゐる  卵を孵へさうとしてゐる  いまああしてせはしく働いてゐる  わたしらはすんでゐる  やうにむつまじくくらしてゐる  わたしらはむつまじくくらしてゐる  而もむつまじくくらしてゐる  やうにくらしてゐる  裂目からなにかでてゐる  聲に何もかもききほれてゐる  渚につつ立つてゐる  海を愛してゐる  此の生きてゐる  すつかりわかりきつてゐる  私はけがれてゐる  附着いてゐる  ハンカチーフにちらついてゐる  自分はまだ生きてゐる  へとへとに疲れてゐる  へとへとにつかれてゐる  まつ暗なぬるぬるしてゐる  一ばん鷄がないてゐる  私はひどくけがれてゐる  ぐつたりとつかれてその母もねてゐる  人間にみせてゐる  それをみてゐる  草木がみてゐる  とんぼがみてゐるわんわんがみてゐる  あかんぼがよたよたと歩いてゐる  拍つてよんでゐる  みんなみてゐる  雜草を愛してゐる  こほろぎと一しよに生きてゐる  獅噛みついてゐる  りんごりんごをじつとみてゐる  やうだねむれねむれやせおとろへてはゐる  ことを恥ぢてゐる  確固と掴んでゐる  ものを示してゐる  主義から超越してゐる  雲雀が鳴いてゐる  ジアナリズムを排してゐる  一片として生きてゐる  センチメンタリズムに媚びてゐる  獨り持つてゐる  ものも随分あると聞いてゐる  自ら原始人を以て任じてゐる  快復を信じてゐる  上に寝ころんでゐる  裏通を歩いてゐる  臭であるか、わからずにゐる  風邪を引いてゐる  今、懐かしく嗅ぎ直してゐる  みんな風邪を引いてゐる  時の声に似てゐる  幕の開いてゐる  留守宅に走つてゐる  安倍さんの腰掛けてゐる  ペンを握つてゐる  かな巣を営んでゐる  大男で、いつも憤つとしてゐる  空ばかり向いてゐる  顔ばかりしてゐる  顔つきを保つてゐる  慣用されてゐる  崖下に流れ出てゐる  水が滾れ落ちてゐる  つて厳禁されてゐる  つてばかりゐる  酒の醒めてゐる  畠を塞いでゐる  にのぼつてゐる  いふ人のゐる  祖母に感じてゐる  独り住ひをしてゐる  びこつてそのまま今日にいたつてゐる  つて言はれてゐる  意識されてゐる  調子がふくまれてゐる  気味をさへにほはせてゐる  おこしながら、いつこうどうにもならないでゐる  一番わきまへてゐる  誰もしてゐる  努力はしてゐる  それを知りぬいてゐる  やうに運ばれてゐる  精神が浸みこんでゐる  なかに充ち満ちてゐる  念を起させるにきまつてゐる  巣くつてゐる  ものから成り立つてゐる  欠陥にありとされてゐる  ものと考へられてゐる  別名がついてゐる  徴候とよく似てゐる  やうに見過されてゐる  指示されてゐる  新聞に載つてゐる  歓迎は受けてゐる  輪をかけてゐる  精神を冒してゐる  症状を示してゐる  気分がだいぶ出て来てゐる  帰りをみてゐる  男女が話しながら歩いてゐる  はしとを選んで歩いてゐる  距りをおいてゐる  一風変つた秩序を与へてゐる  電車を待つてゐる  荷物をさげてゐる  煙草かなんかふかしてゐる  気にもとめずにゐる  顔を出してゐる  高笑ひをしてゐる  傍に住まはせてゐる  誰でもが気づいてゐる  それに気づいてゐる  なかに並んでゐる  ぢつと噛みしめてゐる  感覚をとほして語られてゐる  いふ言葉で述べてゐる  非常に疲れてゐる  講義を聴いてゐる  言葉ができてゐる  関心をもつてゐる  声をよしとしてゐる  情をよせてゐる  ものから成立つてゐる  断念してゐる  誇張されてゐる  能力を欠いてゐる  文学に欠けてゐる  野心を示してゐる  世界を形づくつてゐる  理想社会が生れてゐる  笑ひ泣いてゐる  いふ風にみられてゐる  絶望してゐる  強調してゐる  料理が作られてゐる  機能障礙を起してゐる  所以だとあきらめてゐる  解決すると信じてゐる  平衡が保たれてゐる  平衡を失してゐる  ぎつしり並んでゐる  つまり普通にしてゐる  磨滅してゐる  それを強ひてゐる  物言ひをしてゐる  十分に気づいてゐる  風体をこらしてゐる  最近たまたま男がさうしてゐる  権利を抛つてゐる  麻痺状態に陥つてゐる  強調に終始してゐる  ものだと心得てゐる  生活におほひかぶさつてゐる  ことを考へつくしてゐる  ニュアンスをもつてゐる  失つた部分がむしろ目立つてゐる  現象をみせてはゐる  選材をえらんでゐる  説はかなり知られてゐる  注文を掲げてゐる  意見を述べてゐる  云ひそびれたりしてゐる  露はに示してゐる  なほ不用意に受け継がれてゐる  恬然としてはゐる  脅威を感じてゐる  つて営まれてゐる  ものとされてはゐる  中に取り入れられてゐる  事実に気がついてゐる  ためではないにきまつてゐる  何かしらに脅えてゐる  平気でしてゐる  脅迫してゐる  苦痛とをしみじみ感じてゐる  不可能にしてゐる  子供に多いとされてゐる  神妙に諦めてゐる  近所に住んでゐる  きりにしてゐる  一般に考へられてゐる  放棄してゐる  学生服かなんかを着せられてゐる  席に腰かけてゐる  習性をもつてゐる  ことと頗るよく似てゐる  隙をねらつてゐる  すべて自分が見てゐる  ひとも見てゐる  給料に甘んじてゐる  表情にとざされてゐる  からも来てゐる  自分をはみ出させてゐる  荷物をあらかた運んでくれてゐる  感想が述べられてゐる  統一を妨げてゐる  はりにゐる  丸太ん棒で殴つてゐる  それを取り囲んでゐる  こともできないでゐる  ちよいちよい煙草をふかしてゐる  傍若無人をなじつてゐる  われわれ自身がよく心得てゐる  頭をさげてゐる  威厳だけは崩すまいとしてゐる  がたを示してゐる  眼を求めてゐる  がたを映してゐる  理解されずにゐる  潜在的信仰から脱しきれずにゐる  良心がゆすぶられていないと思ひこんでゐる  風流人がゐる  安易に考へられてゐる  私はさがしあぐねてゐる  ものにはわかつてゐる  根本的に欠けてゐる  がたを消してゐる  すべてをすましてゐる  効能について疑ひをさしはさんでゐる  所有物と考へてゐる  尻尾を出してゐる  面白い注文をつけてゐる  小さな男の子を連れて乗つてゐる  合つた座席に腰かけてゐる  雑誌を読みふけつてゐる  それをさせて黙つてみてゐる  わりにすいてゐる  づ一人も立つてゐる  誰かが、立つてゐる  ゆつくり腰かけてゐる  合はしてゐる  なにかがつかへてゐる  行列が作られてゐる  秩序に服さうとしてゐる  例に引いてゐる  民主的たらんと努めてゐる  姿を呈してゐる  仕事を引受けてゐる  どこかへ置き忘れてゐる  うちに育てあげられてゐる  それを取り巻いてゐる  想ひ起してゐる  代表として描きだしてゐる  日本人自身は考へてゐる  無用視されてゐる  義務を掲げてゐる  つて恬然としてゐる  悪質官吏に似てゐる  らひそかに抱いてゐる  表面にさらけ出してゐる  表情を呈してゐる  畸形的人間像をかたちづくつてゐる  部分だけをじつと見つめてゐる  成果をあげてゐる  基礎としてゐる  心持で見送つてゐる  多分に帯びてゐる  教師がゐる  つてのみ計られてゐる  重要性が度々説かれてゐる  ものを甘く考へてゐる  つて蔽ひかくさうとしてゐる  願望をひそませてゐる  意識下にひそんでゐる  ものはないにきまつてゐる  ところに住んでゐる  おぼろげに感じてゐる  眼がいつの間にかゆがめられてゐる  老人がゐる  つて指摘されてゐる  現在われわれが営んでゐる  従来あまりに見せつけられてゐる  未練をもつてゐる  今日叫ばれてゐる  やうがないと思ひ込んでゐる  いま住んでゐる  まさか知らずにゐる  畑を作るといつて騒いでゐる  本箱に並べてゐる  天性を恵まれてゐる  助長させてゐる  供してゐる  先鞭をつけたと称してゐる  スェーターを着てゐる  づまることは目に見えてゐる  ことには慣れてゐる  日常見過してゐる  問題として既に取りあげられてゐる  執着はもつてゐる  抱きしめて日を送つてゐる  道をてくてく歩いてゐる  それを示してゐる  相当に受けてゐる  思考を封じてゐる  形式に縛りつけてゐる  作用をなしてゐる  健全に保たれてゐる  影響を与へてゐる  誰も認めてゐる  障子でつながつてゐる  用を足してゐる  性質を含んでゐる  問題について論じてゐる  ことを述べてゐる  混乱を見まもつてゐる  在り方さへ突きとめられずにゐる  私は心から待ち望んでゐる  身をもつて感じてゐる  蔽はれ、曇らされ、汚されてゐる  ごとに述べてゐる  女がこつちを見てゐる  あまりにも生き生きしてゐる  中にくすぶつてゐる  やうに馴らされてゐる  真剣味が含まれてゐる  ことさへやりかねないと考へてゐる  内攻してゐる  ギュウギュウうなされてゐる  ウンザリしてゐる  多分にもつてゐる  年中オナニズムにふけつてゐる  発展に結びつかうとしてゐる  日本人に忘れられてゐる  これを履きちがへてゐる  うに身につけてゐる  確保してゐる  結果を生んでゐる  氾濫してゐる  人がもつてゐる  つけようとしてゐる  頻々と起つてゐる  注意をひいてゐる  そこにおかれてゐる  世界精神に結びついてゐる  ことを報じてゐる  稍委しく出てゐる  直ちに旅順港にゐる  止宿してゐる  食店にゐる  畳のうへに坐つてゐる  向うを向いてゐる  損害を蒙らずにゐる  殷昌区域内に住んでゐる  一めんに生えてゐる  頑童の遊んでゐる  中にはもう死んでゐる  附帯してゐる  碓氷峠から東京の空が赤く焦げてゐる  警官がひとり立つてゐる  云つてくれてゐる  国にゐる  警戒管制が敷かれてゐる  時を刻んでゐる  調節をしてゐる  下からのぞき出してゐる  コーリヤのかけてゐる  コーリヤの考へてゐる  づッてゐる  ドウーニヤ叔母さんだつて泣くにきまつてゐる  狼がゐる  笛をふいてゐる  ランプをもつてゐる  上であたつてゐる  動物でもゐる  魔法使がゐる  つてなんかゐる  握手をしてはいけないといはれてゐる  支度をしてゐる  粉雪見えてゐる  手があれば、手放してもよいと考へてゐる  玄関に通じてゐる  想像をしてゐる  恰好をつけてゐる  眼を細めてゐる  樺太にゐる  副業にしてゐる  想ひ悩んでゐる  関係から成り立つてゐる  寺男をしてゐる  ぱい積んでゐる  ちやんとつながつてゐる  横から口を出すにきまつてゐる  方がよく呑みこんでゐる  雄弁を振つてゐる  思考に托してゐる  毛嫌ひされてゐる  使用権を狭められてゐる  結果を招いてゐる  一部を生み出し、育ててゐる  国に比べて優れてゐる  ことを、優れてゐる  つて自尊心を撫でまわしてゐる  言葉を引いてゐる  民族的自尊心が含まれてゐる  語感に満ちてゐる  われわれは陥つてゐる  つたものだが、なんにもさせずにやるかやるかと待つてゐる  がちつと強すぎて、どうせさう思はれてゐる  前に浮んでゐる  聴く前に、もうわかつてゐる  仕事を示してゐる  つて何事か喚いてゐる  つて世間から忘れられてゐる  立場を結びつけてゐる  所謂尖端的傾向を取入れてゐる  思想を含んでゐる  演劇化してゐる  マネーヂしてゐる  峠は越えてゐる  詩情は、甚だ多く結びついてゐる  跋渉されてゐる  文学とも結びついてゐる  真面目に書いてゐる  断りがきはしてゐる  紹介してゐる  引合ひに出されてゐる  交渉を残してゐる  団九郎坂と呼ばれてゐる  名前の似てゐる  地位に置かれてゐる  下落してゐる  河童を説いてゐる  異彩を放つてゐる  具備してゐる  問題に取上げられてゐる  伝説を残してゐる  登つて結んでゐる  人々は驚いてゐる  置をしてゐる  何処に営んでゐる  二三行宛抜萃されてゐる  店を持つてゐる  デパートに務めてゐる  大概何処にゐる  辺に務めてゐる  ゴルフが出来てゐる  其処に務めてゐる  思索に陥つてゐる  溜息を衝いたりしてゐる  呼吸を合せてゐる  深呼吸を続けてゐる  それを視詰めてゐる  間隙が生じてゐる  毒牙をといでゐる  働き振りをしてゐる  想ひにばかり打たれてゐる  気附で来てゐる  エレベーター病にとり憑かれてゐる  此方を睨めてゐる  素通りしてゐる  脚を止めてゐる  音などを聞いてゐる  明を通してきてゐる  竝べられてゐる  幾振かを出して見せてゐる  背負つたりして暮してゐる  繪を見てゐる  シクシク泣いてゐる  胸が痛んでゐる  覺悟してゐる  様子が見えてゐる  迎へしてゐる  生活を沢山残してゐる  生活を守り続けてゐる  失つてしまつた人もゐる  これがついてゐる  葉がついてゐる  やつて来られるとみてゐる  自分と似てゐる  それがとりまいてゐる  とりまいてゐる  組合せが出来てゐる  花に対して持つてゐる  中で鳴いてゐる  世界を形作つてゐる  何物もなく、ひそやかにふくれてゐる  類に属してゐる  ものにせばめてゐる  語根をなしてゐる  職分を持つてゐる  動作に移してゐる  用言語尾に接してゐる  ことは知られてゐる  勢力を持つてゐる  理由から出てゐる  責に任じてゐる  希望を以て、お育てしてゐる  形を示してゐる  一つ姿を持つてゐる  威力を持つてゐる  威力を伝へてゐる  今に及んでゐる  貯蔵せられてゐる  古色を帯びてゐる  謂つた関聯を持つてゐる  伝来してゐる  人を考へてゐる  対象としてゐる  修飾発想をしてゐる  伝誦せられてゐる  推測してゐる  聯接してゐる  中に見えてゐる  のしつかりしてゐる  意義を感じてゐる  ものと思はれてゐる  保留してゐる  絶対に信じてゐる  記録せられてゐる  国史に載せられてゐる  文句がついてゐる  形と似てゐる  顕宗天皇に寄せて説いてゐる  上中下三段に分れてゐる  列座してゐる  均整して並んでゐる  凹凸なく葺かれてゐる  様にというてゐる  採用せられてゐる  伝承等が示してゐる  長物語が、少からず載せられてゐる  一つだとして伝へられてゐる  俤を止めてゐる  表現に近寄つてゐる  鎮魂法と考へてゐる  ことを記してゐる  はつきり持つてゐる  庭に平伏してゐる  のみの飼うてゐる  ことが語られてゐる  ところから出てゐる  原因を示してゐる  歌を並べてゐる  姿を示してゐる  つて歴史を説き証さうとしてゐる  呪詞に在る、と見て来てゐる  区画を考へてゐる  作為枉曲を含んでゐる  方角を異にしてゐる  契約を含んでゐる  危く没収を免れてゐる  条件としてゐる  俤を見せてゐる  関聯を持つてゐる  ものが、続々として出て来てゐる  誘導してゐる  伝統的に古く見過ぎてゐる  考へ慣れてゐる  方とを含んでゐる  多くとり入れて来てゐる  演劇分子をも含んでゐる  保存してゐる  ことを、示してゐる  要件としてゐる  所作を主としてゐる  ものとせられてゐる  恋ひであると考へてゐる  風俗は続いてゐる  日本有史時代と考へてゐる  起原をつくつたと考へてゐる  其姿をとどめてゐる  跡を見せてゐる  対照から男性と見て来てゐる  伝説化してゐる  来臨を示してゐる  言ひ落してゐる  代役をしてゐる  形と考へられてゐる  一群を含んでゐる  ものに見えてゐる  中天皇と申してゐる  二様に書き分けてゐる  政と称してゐる  其詞を発してゐる  資格を持つてゐる  完全に含んでゐると考へられてゐる  印象せられてゐる  文献に見え出したと考へられてゐる  根幹としてゐる  事から始まつてゐる  混乱重複して説かれてゐる  散見してゐる  前後してゐる  特異性を示してゐる  密接に続いてゐる  普通正門と考へられてゐる  月のさしてゐる  発想法を交じへてゐる  稍古式を残してゐる  あとを示してゐる  先行してゐる  至つて変化はして来てゐる  印象してゐる  其適例を示してゐる  義に説いてゐる  複雑に伝へてゐる  巫女がゐる  規定してゐる  暗記させてゐる  中に潜んでゐる  祖神と信じられてゐる  精霊が潜んでゐる  発布してゐる  認容してゐる  宣下式をもつてゐる  要素を含んでゐる  やう官などのゐる  第二義としてゐる  寿詞と称してゐる  存在を説いてゐる  纂記から出来てゐる  中にこめられてゐる  影響を受けてゐる  内容を伴うてゐる  私の申してゐる  宣命に多く含まれてゐる  基礎として築き上げられてゐる  漸次知られてゐる  三韓よりも早く開けてゐる  隨分長きに亙つてゐる  形成せられてゐる  殆ど脱せんとしてゐる  關係から來てゐる  われら固く信じてゐる  小説文学が創り出されてゐる  絶してゐる  そこに生かされてゐる  一般に受けつがれてゐる  十分に抱いてゐる  理由として挙げてゐる  人が考へてゐる  包容性をもつてゐる  醜態を極めてゐる  不純さがのぞいてゐる  ものとしてゐる  現象ばかりで成り立つてゐる  嘲笑し、憎んでさへゐる  完全に保たれてゐる  奉仕を含んでゐる  それに徹してゐる  さへ評してゐる  さを消してゐる  籠めてゐる  自分で認めてゐる  つて病弊と化してゐる  いふ風に考へてゐる  程度真剣に思ひをひそめてゐる  さを忘れてゐる  帳簿を調べてゐる  關係を持つてゐる  珍らしがられてゐる  學問せられてゐる  房の書いてゐる  上に現はれてゐる  攻撃してゐる  學者が疑つてゐる  面白い現象が起つてゐる  複譬喩で出来てゐる  叙述してゐる  枕詞と認められてゐる  意識を発してゐる  濫用に傾かうとしてゐる  聯想してゐる  飄々としてゐる  隆坊はどうしてゐる  階段がついてゐる  桑の葉にこびりついてゐる  北方を睨んでゐる  厳然としてとまつてゐる  厳としてゐる  われわれを何と観てゐる  者を愛して楽しんでゐる  別世界にゐる  空を流れてゐる  なかにでも寝てゐる  読経でもしてゐる  出頭してゐる  是を悟つてゐる  水道が来てゐる  洟をかんでゐる  物もいろいろ持つてゐる  十年以上も経つてゐる  入浴してゐる  仮名記録を説いてゐる  事は、勿論許されてゐる  印象から来てゐる  称号を以て示してゐる  衆と呼んだと伝へてゐる  庵室に住んでゐる  俗生活をしてゐる  煩はされてゐる  鴨長明がしたと信ぜられてゐる  法体してゐる  ものに出来てゐる  知識を陳べてゐる  解釈とを試みてゐる  つて物を言うてゐる  のとは、別途に出てゐる  外面的に堕して居ながら、よく出てゐる  歌風とは違うてゐる  姿を考へてゐる  期間が含まれてゐる  弱点を示してゐる  作物より優れてゐる  動きが見えてゐる  本歌に引かれてゐる  呪詞を考へてゐる  効果を収めてゐる  方面へ転じてゐる  言つた風にしてゐる  歌として挙げてゐる  語感を持つてゐる  感覚が写されてゐる  歴史を経てゐる  歌には出て来てゐる  寛けさは欠けてゐる  卑陋とを含んでゐる  ものを列ねてゐる  事を記してゐる  歌心を助け出さうとしてゐる  言語遊戯も見せてゐる  企てを示してゐる  上皇自身直接にもとり入れてゐる  使ひわけてゐる  精神伝承に関してゐる  流義に傾いてゐる  人世観の含められてゐる  逆に取り入れてゐる  情調的には続いてゐる  半分が既にさうなつてゐる  謡はれてゐる  口語律とは別れて来てゐる  水際に来てゐる  誇張せられて出てゐる  考へ落してゐる  中心にしてゐる  見方を授けてゐる  標準としてゐる  解放せられて来てゐる  音律感からも来てゐる  から、主として導かれてゐる  情誼をなつかしんでゐる  不当に苦しめてゐる  僕自身に裁かれてゐる  谷村をやりこめようとしてゐる  一言を浴せかけてゐる  結婚してゐる  悶死をまぬかれてゐる  愛慾をみたし得てゐる  盲目的に営んでゐる  つて距てられてゐる  石投げして遊んでゐる  病弱が決定づけてゐる  生活に堪へてゐる  未来へ歩ませてゐる  融通がついてゐる  蛙によせてゐる  俺を憎んでゐる  やつたと思ひこんでゐる  素子に多く話しかけてゐる  素子に話しかけてゐる  感情を殺してゐる  魂が媚びてゐる  肉体自体が媚びてゐる  男であり、媚びられてゐる  醜悪だけを感じたが、媚びられてゐる  訴へかけてゐるのであつたが、語られてゐる  強烈に話しかけてゐる  弱点をさらけだしてゐる  不快をこらへてゐる  媚態が話しかけてゐる  言ふにきまつてゐる  註釈がついてゐる  実感がこもつてゐる  ことは分りきつてゐる  それを果して信じてゐる  つて話しかけてゐるか、話しかけられてゐる  姿に描き上げてゐる  真理がこもつてゐる  肉体に話しかけてゐる  仁科に対して見せてゐる  ぢめな思ひをさせてゐる  憤懣を吐きだしてゐる  いつか仁科を愛してゐる  何を夢みてゐる  就て知り得てゐる  うちに滲んでゐる  リズムをもつてゐる  宣傳してゐる  衷心から滲み出てゐる  釀されてゐる  簡潔緊張を極めてゐる  對して働いてゐる  發露を鋭く描き出してゐる  はし得てゐる  捉へ得てゐる  のを探してゐる  母さんがよく黙つてゐる  妹がゐる  それをも含んでゐる  現在一緒に暮してゐる  鼠がゐる、ゐる  母さんがゐる  霜をおいて、こごえながら、ふるへてゐる  唯一人帳合をしてゐる  春をよろこんでゐる  猫はお先に来てゐる  たくさん出てゐる  昼御飯でも食べようかとしてゐる  手紙を書いては出してゐる  つて積んでゐる  道後へ出かけようとしてゐる  私を励ましてゐる  ぢつとこらへてゐる  ぐつと抑へつけてゐる  雲が遊んでゐる  二匹捕へて来てゐる  日向で遊んでゐる  ほのかにひかつてゐる  生活をつづけてゐる  貧乏だから死なずにゐる  ものが流れてゐる  雑談してゐる  起、降つてゐる  避易してゐる  蠅が出て来てゐる  身心憂欝、おちついてはゐる  さをよく覚えてゐる  祭をしてゐる  二つを兼ねてゐる  信仰を持ち続けてゐる  供へられてゐる  御社に集まつてゐる  つて食べてゐる  つても穿いてゐる  樣に冷たく澄んでゐる  やうな青白い光りを持つてゐる  さに燃えてゐる  足駄がついてゐる  方に進んでゐる  知らない前に坐ってゐる  死を考へて浸つてゐる  腰を降してゐる  いま自分が見てゐる  五本の指先のみ出てゐる  やうに恐れてゐる  煮物してゐる  のだし生きてゐる  包囲陣をしいてゐる  安易に思ひこんでゐる  悲嘆にくれてゐる  報告をもたらしてゐる  秀吉を見つめてゐる  馬を走らせてゐる  風に吹き流れてゐる  沿道間者を出してゐる  待望してゐる  敗戦してゐる  麾下に属してゐる  古狸が住んでゐる  金言で出来てゐる  意地だと騒いでゐる  妾に並べてゐる  一足天下統一に近づいてゐる  苦に喘いでゐる  亡してゐる  統一に近づいてゐる  美濃路に待つてゐる  美濃路にふてくされて、力んでゐる  ことだと考へてゐる  判断に富んでゐる  ドングリ眼をむいてゐる  秀吉に怖れられ、然し、甘く見くびられてゐる  歯が抜けてゐる  名前が隠されてゐる  旅行であるから近臣数十人をつれてゐる  風になぶらせて、怒鳴つてゐる  番頭をつとめてゐる  奉公励んでゐる  横睨みに控えてゐる  秀吉は心得てゐる  顔はしてゐる  へた打撃深刻を極めてゐる  希んでゐる  厚遇を受けてゐる  つて戦争してゐる  茫然と見まもつてゐる  整備してゐる  信頼を得てゐる  奈辺にあるか見抜いてゐる  諸国に溢れてゐる  取沙汰してゐる  名護屋にゐる  無理に発してゐる  巧妙狡猾を極めてゐる  すゝめられてゐる  掛合はどうしてゐる  簡単明快に考へてゐる  失墜してゐる  無理難題に困つてゐる  さらでも睨まれてゐる  島まで来てゐる  完了してゐる  ツヂツマを合せてゐる  当にしてゐる  問題外だときめてゐる  到着がすでに近づいてゐる  ときいてすでに浮足立つてゐる  目安のついてゐる  如くに見てゐる  勘定が分つてゐる  計算は行届いてゐる  しまふと息まいてゐる  狂奔してゐる  筈ときめてゐる  意をほのめかしてゐる  なぞしてゐる  進歩を示してゐる  経験も欠けてゐる  太閤の最も欲してゐる  思案にくれてゐる  今日現存してゐる  仆れてゐる  敵がゐる  戦争を愛してゐる  憂身をやつしてゐる  戦争をたのしんでゐる  ことが分つてゐる  危険をはらんでゐる  時をはかつてゐる  覚悟をかためてゐる  風をはらんでゐる  やうに見られてゐる  空間がひろがりだしてゐる  執着固定しすぎてゐる  イノチを賭けてゐる  薬を煎じてゐる  今それを考へてゐる  家康きたれと勇みたつて喜んでゐる  つて利用してゐる  自立を読みだしてゐる  ひとつに考へてゐる  彼を残してとつくに通りすぎてゐる  栄光をきざみ残してゐる  殻を負ふてゐる  家康に投じられてゐる  養子にやりたいと考へてゐる  日を待つてゐる  知らないふりをしてゐる  上国に働いてゐる  仕方がないさ、とうそぶいてゐる  焼酎を飲んでゐる  蛙が啼いてゐる  茶の間にゐる  孫にでも聞かせてゐる  土を掘つてゐる  石を並べてゐる  障子が明いてゐる  ひとり洗心亭に、坐つてゐる  彼等のゐる  ブラツシユを動かしてゐる  毎日油画を描き続けてゐる  慰問に飛び歩いてゐる  これに尽きてゐる  現在盛んに述べられてゐる  今も大いに叫ばれてゐる  版畫が懸つてゐる  小包を提げてゐる  男の立つてゐる  用ひられてゐる  問題が含まれてゐる  遙かに進んでゐる  來てはゐる  強烈にあらはれてゐる  奧から放射してゐる  人生問題が包まれてゐる  暗示せられてゐる  新に作りかけてゐる  心持と同じであるとしてゐる  一般に信ぜられてゐる  氣を揉んでゐる  歸つて來てゐる  端緒を見せてゐる  相違してゐる  思つたのであらうと信じてゐる  序文がついてゐる  人間は隠れてゐる  硝子戸が這入つてゐる  交際範囲でばかり生きてゐる  時代に住んでゐる  姿を織り込んでゐる  奇怪な戯れを演じてゐる  跋文に述べてゐる  躍如としてゐる  上演されてゐる  無駄でなかつたと信じてゐる  域に止まつてゐる  心を惹かれてゐる  勇敢に振撒いてゐる  勘定に入れて組み立てられてゐる  人もゐる  場合つけてゐる  はつきりどいるが書いてゐる  支持者をもつてゐる  抱懷せられてゐる  反省をしてゐる  過誤からばかり出てゐる  人々がゐる  人生を暗くしてゐる  ことを、力強く拒んでゐる  變化してゐる  こはいものがゐる  文が載せられてゐる  驚歎してゐる  插繪を描いてゐる  主人公マルテ・ラウリッヅ・ブリッゲを指してゐる  日付をもつてゐる  當惑して立つてゐる  誤りを犯してゐる  二三を知らせてやらうとしてゐる  やうに見棄てられてゐる  ためにすつかり怯えてゐる  頁からはみ出してゐる  一番興味を惹かれてゐる  束縛してゐる  遂行されてゐる  勇気とが欠けてゐる  束縛されてゐる  ものから生れ出てゐる  妥協を排してゐる  生涯を再びまざまざと生きてみせてゐる  急所をついてはゐる  身内に住まはせてゐる  手段が欠けてゐる  伝記をもつてゐる  はつきりさせてゐる  退屈と呼ばれてゐる  ことは決して見落としてゐる  由来してゐる  道徳的にすると考へられてゐる  十八世紀人になりきつてゐる  著者にはできてゐる  ものだと、大いに力んでみせてゐる  フランス人がゐる  自ら慰めてゐる  復讐を試みようとしてゐる  われわれに示してゐる  ぷつりと切れてゐる  臆測を生んでゐる  ゆらゆら動いてゐる  ところに在ると解してゐる  毎日出歩いてゐる  厳重に引きはなされてゐる  耳で聞く、離れてゐる  今あなたに話しかけてゐる  公判が開かれてゐる  座を占めてゐる  方を見下ろしてゐる  被告席に立つてゐる  赤ん坊を抱いてゐる  徳とされてゐる  矢張り黙つてゐる  問答がはじまつてゐる  一つ一つ眺めまはしてゐる  被告に認めさせようとしてゐる  態度を見せてゐる  承認してゐる  完全にはひらうとしてゐる  在廷してゐる  求刑を受けてゐる  充分後悔をしてゐる  貞操を破つてゐる  子供がゐる  その男と通じてゐる  魅力に富んでゐる  乳をふくませてゐる  区別はしてゐる  生彩に富んでゐる  至つては、最も欠けてゐる  不振ならしめてゐる  若い母親がゐる  調子に表はれてゐる  はつきり現はしてゐる  効果をもつてゐる  づさとを生涯背負つて歩いてゐる  妙を心得てゐる  蕪雑を極めてゐる  用意から来てゐる  自分のものにしてゐる  計算に入れてゐる  豊富にしてゐる  話術に負うてゐる  特色を与へてゐる  これをしてゐる  言葉をもつてゐる  「時代」を映してゐる  点を含んでゐる  ことを戒めてゐる  絶対に禁じてゐる  冗談に呼んでゐる  賦与されてゐる  表現に適してゐる  つて塗り代へられてゐる  真を穿つてゐる  底力があり、多少、荒れてゐる  底力がなく澱んでゐる  鼻をつまらせてゐる  色彩とを結びつけてゐる  役割を演じてゐる  足を踏み込んでゐる  条件がついてゐる  方を含んでゐる  自分でも疑ひをもち出してゐる  云へずにゐる  間接に助けてゐる  関係をもつてゐる  はつきり表はしてゐる  意味を含んでゐる  支配を受けてゐる  研究が出来てゐる  類型に陥つてゐる  点で、幾分恵まれてゐる  洗練されてはゐる  時を過してゐる  運命をもつてゐる  十分に活かしてゐる  行はしめてゐる  処で起つてゐる  先が見えてゐる  富沢先生だとか云って囁き合ってゐる  三人も使ってゐる  おれの考へてゐる  死をなげいてゐる  響を立ててゐる  空にのばしてゐる  まま泣いてゐる  恋を妬んででもゐる  子守唄をうたつてゐる  争ひをつづけてゐる  狸が乗つてゐる  近くに浮いてゐる  兎が乗つてゐる  膝をそろへて座ってゐる  洗濯などをさせられてゐる  かたちではたらいてゐる  大分かぶれてゐる  声が高く吹き切れてゐる  橢円形を描いてゐる  眼を凝らしてゐる  役目と課せられてゐる  溜息ばかり吐いてゐる  つて顔を顰めてばかりゐる  まともにあたつてゐる  装填を忘れてゐる  鵞鳥に似てゐる  つて、実にもう溌溂としてゐる  従来行はれてゐる  鼓吹者が信じてゐる  決心がつき兼ねてゐる  芸術的伝統を承け継いでゐる  十五年来欺されてゐる  一度以上書いてゐる  女友達エレン・ケイに宛てて書いてゐる  はりを飛んでゐる  蝶を見つめ出してゐる  いま自分の感じてゐる  欲望を暗くしてゐる  自分を見下してゐる  自殺者を描いてゐる  道程を示してゐる  動機を含んでゐる  道程を描いてゐる  義務を持つてゐる  大体は尽してゐる  縊死してゐる  失つたのを覚えてゐる  可能性を持つてゐる  利益を持つてゐる  さを感じてゐる  投身しようとしてゐる  死を怖れてゐる  今住んでゐる  為に生きてゐる  合つた二十年前を覚えてゐる  父がまだ生きてゐる  口をきいてゐる  批難されてゐる  二つの世界にゐる  暦が載つてゐる  ざつな色に包まれてゐる  ものがふくまれてゐる  田はもう黄ばんでゐる  名前を呼ばれてゐる  猶予を与へて呉れと頼んでゐる  大体系統的には読んでゐる  嘲笑してゐる  半分腰掛けてゐる  陽が射してゐる  三十を越してゐる  顔色を覚えてゐる  岩にせかれてゐる  両側に並んでゐる  何台も走つてゐる  国へ来てゐる  水掻きのついてゐる  大河童もゐる  所を持つてゐる  脂肪を持つてゐる  のを知らずにゐる  金入れを持つたりはしてゐる  お前さんの隠してゐる  全然標準を異にしてゐる  都合ばかり考へてゐる  気兼でもしてゐる  喇叭を吹いてゐる  撲滅してゐる  髪を長くしてゐる  莫迦げてゐる  河童を追ひかけてゐる  戸口にうろついてゐる  誘惑的遁走をしてゐる  妻子を持つてゐる  やうに暮してゐる  耳を澄ませてゐる  トツクが属してゐる  目の敵にしてゐる  旋律を聞いてゐる  一しよに寝てゐる  却つて進歩してゐる  安楽椅子に坐つてゐる  書籍製造会社にばかり起つてゐる  やうに起つてゐる  ゲエルの属してゐる  トツクの属してゐる  上にも及ぼしてゐる  仮設敵にしてゐる  獺のゐる  ことを恐れてゐる  妙にふさいでゐる  やうに暮らしてゐる  子供たちと遊んでゐる  音楽に溢れてゐる  ロツクを恐れてゐる  つて見せてゐる  何を恐れてゐる  冷や汗を流してゐる  股目金に覗いてゐる  阿呆であると信じてゐる  異存を持つてゐる  三者から発してゐる  合理に終始してゐる  顔をじろじろ見てゐる  死亡証明書を持つてゐる  子供は死んでゐる  文明的に出来てゐる  毎日考へてゐる  中を覗いてゐる  嘴の腐つてゐる  熱心に聞いてゐる  像を見知つてゐる  ヴエヌスを見つめてゐる  写真の出てゐる  静かに暮らしてゐる  仕合せに暮らしてゐる  格別生きてゐる  チヤツクはどうしてゐる  機械屋のゐる  ペツプを覚えてゐる  精神病院にゐる  異状を呈してゐる  胸算用に苦しんでゐる  水草ばかり食べてゐる  狙はれてゐる  極端に出てゐる  びしよ/″\と濡れてゐる  椀の沈んでゐる  湧き水に通じてゐる  龍宮へ通うてゐる  機会に書きたいと思うてゐる  河童が住んでゐる  井に沈んでゐる  皆結局がついてゐる  事に止めてゐる  結果だとしてゐる  覗うてゐる  手とも言うてゐる  両手としてゐる  誤用してゐる  いぬのみんつちに似過ぎる程似てゐる  形を顕してゐる  牛ばかりゐる  牛の説かれてゐる  必、ついてゐる  負担から出てゐる  空想化してゐる  復活してゐる  皿を頂いてゐる  宝と共に這入つてゐる  明らかに分れてゐる  神として扱うてゐる  姿をも残してゐる  ものと見てゐる  自ら凹んでゐる  中に隠れてゐる  皿がちやんと載つてゐる  其皿について、仰向いてゐる  頂に伏せられてゐる  姿を持つてゐる  皿を伏せて頂いてゐる  匿されてゐる  多く笠を着てゐる  理由を、多少含んでゐる  意味をも失うてはゐる  暗示に富んでゐる  着眼を示してゐる  全国的に考へてゐる  中にも含まれてゐる  はつきり区別して示されてゐる  活躍してゐるとせられてゐる  嘴の尖つてゐる  思索をしてゐる  斷定を下してゐる  氣がしてゐる  醗酵してゐる  以つて死んでゐる  懷いてゐる  三ノ間とつづいてゐる  太陽を動かしてゐる  亭が立つてゐる  斷されてゐる  皆伸び過ぎてゐる  釣合のとれないほどに高く聳えてゐる  於いて最もよく生きてゐる  名を得てゐる  事務を受けもつてゐる  才能を欠いでゐる  点で嘆いてゐる  良人に対してすら望んでゐる  憂鬱にしてゐる  雑誌一冊でも借りて読まうとしてゐる  団欒してゐる  庭に出て遊んでゐる  咄を聞いてゐる  娯楽としてゐる  はつきり告白してゐる  腕組みをして立つてゐる  研究を怠つてゐる  通り受けてゐる  洗礼を受けてゐる  先き受けようとしてゐる  極端に恐れてゐる  模寫説といはれてゐる  何人にも分つてゐる  普通に行はれてゐる  影をとどめてゐる  精神に現はれてゐる  思想がはたらいてゐる  すべて模寫説であつたと看做してゐる  カントに始まるとさへ見られてゐる  對象としてゐる  うちに含んでゐる  數へてゐる  ロックによつて擧げられてゐる  定義してゐる  否定的關係におかれてゐる  實在であると考へてゐる  知覺されてゐる  印象をもつてゐる  うちにはたらいてゐる  對象を求めてゐる  ものと看做してゐる  排列されてゐる  自然的衝動によつて信じてゐる  段階を辿つてゐる  手を伸してゐる  體をもつてゐる  理由をもつてゐる  具してゐる  覺めてゐる  認識をもつてゐると信じてゐる  論證してゐる  彼は論じてゐる  すべてが含まれてゐる  確實性をもつてゐる  つて繼承されてゐる  音曲に聞きとれてゐる  從つて眞理を目差してゐる  結合を含んでゐる  故郷をもつてゐる  三帝國を形作つてゐる  微小表象として含まれてゐる  隱されてゐる  認識する、といつてゐる  つて基礎附けられてゐる  つて規定されてゐる  能動性が重んじられてゐる  構造を示してゐる  應してゐる  意味をもつてゐる  人間學をもつてゐる  基礎に含んでゐる  人間たらしめてゐる  永遠に形作つてゐる  力を有してゐる  特に言語をもつてゐる  根柢としてゐる  ことなく絶えず繰り返されてゐる  行爲を作り出すに適してゐる  效果を含んでゐる  二つの見方があると述べてゐる  プラグマティズム的見解を抱いてゐる  目的とすると看做されてゐる  ために知らうとしてゐる  物を見てゐる  知的性質を形作つてゐる  聯關を含んでゐる  區別されてゐる  前提してゐる  類似してゐる  立場に立つてゐる  マルクスは記してゐる  言葉のもつてゐる  近代のものであると見られてゐる  明瞭に、現はれてゐる  依存してゐる  研究しようとしてゐる  問題としてとどまつてゐる  理論が含まれてゐる  限界としてとどまつてゐる  道を取つてゐる  理解されてゐる  關係も定められてゐる  方向を示してゐる  上に絶えず投げられてゐる  ら含んでゐる  偏向を含んでゐる  我が家にゐる  家へゐる  奉公してゐる  鎖をかけ渡したりしてゐる  大事に育ててゐる  後妻にまかれてゐる  運輸部に勤めてゐる  虐待されてゐる  思つてくれてゐる  敵意を抱いてゐる  荷を下してゐる  前に歩いてゐる  日が落ちかけてゐる  まん中になるほどふくらんでゐる  土地へ居馴れてゐる  左腕についてゐる  螺鑰が附いてゐる  ぶつちがひに附いてゐる  吸つてばかりゐる  から我慢してゐる  とこへゐる  倉庫の並んでゐる  つてをるか分つてゐる  此所にゐる  旅にゐる  争論でもしてゐる  機嫌を取つてゐる  私は予て聞いてゐる  廻転してゐる  金剛砂砥で研いてゐる  侮蔑を蒙つてゐる  片手ハンマを振つてゐる  案内してゐる  見物させてゐる  ことにのみ努めてゐる  苦労させてゐる  愛情を持つてゐる  慕ふてゐる  伝承されてゐる  松よりも高く立てられてゐる  あしらはれてゐる  全国的にまねられてゐる  葉が挿されてゐる  結ひつけられてゐる  かすかながらでも残してゐる  意味は、もう忘れられてしまうてゐる  ざと言うてゐる  偶然似てゐる  木と言うてゐる  集つて遊んでゐる  由来金沢にゐる  ハツキリと覚えてゐる  切符を求めてゐる  盛んに鳴らしてゐる  ハツキリ覚えてゐる  聳り立つてゐる  名の知れてゐる  小樽にゐる  咽喉がかわき、まだ起きてゐる  横より見てゐる  寝汗出てゐる  圧へられてゐる  快楽に耽けつてゐる  圧へてゐる  葉裏を歩いたりしてゐる  自分を呼んでゐる  涙を呑んで歩いてゐる  一晩中語りあかしてゐる  かんがへになやまされてゐる  聲なども漏れてゐる  藪におつかぶされてゐる  線に波打つてゐる  弟妹もゐる  呑込んでゐる  來、活きてゐる  占ひを信じてゐる  孫を叱つてゐる  書館通ひを始めてゐる  滿ち溢れてゐる  昇降してゐる  却つて安靜を感じてゐる  寢たり起きたりしてゐる  散歩を続けてゐる  声なども漏れてゐる  弟妹が出来てゐる  この世に生れて来、活きてゐる  図書館通ひを始めてゐる  悲哀が満ち溢れてゐる  却つて安静を感じてゐる  詩作を続けようとしてゐる  御朱印のついてゐる  光つて湛へられてゐる  終日長く遊んでゐる  壁の崩れてゐる  さうに住んでゐる  麦を打つてゐる  端坐してゐる  何うしてゐる  女がまだゐる  男女を黒く集めてゐる  前にして坐つてゐる  言つて頭を振つてゐる  それが動いてゐる  中に生きて動いてゐる  中に寝てゐる  婆さんの寝てゐる  間からきこえて来てゐる  朝飯を炊いてゐる  家業にのみいそしんでゐる  意味を持つてゐる  照されてゐる  鋤を動かしてゐる  端座してゐる  解釈を求めてゐる  うに冷して売つてゐる  旗の立つてゐる  向うに見えてゐる  誰も見てゐる  寂然としてかれが坐つてゐる  何処かで繰返されてゐる  ツつり絶えてゐる  滅とを続けてゐる  つて坐つてゐる  経を上げてゐる  経を読んでゐる  行つて見てゐる  庇が落ちてゐる  落附いてゐる  ひとり生活してゐる  飢ゑたがために食を求めてゐる  冒険をしてゐる  肯定されてゐる  行してゐる  雨に濡れて散り込んで来てゐる  庭に落ちて来てゐる  光を保つてゐる  中に怖れ戦いてゐる  血を流してゐる  デカダンと相食んでゐる  牙を磨いてゐる  あらはれてゐる  端坐読経してゐる  下を煽いでゐる  中に坐つてゐる  食はずにゐる  近くに住んでゐる  ために苦しんでゐる  慨いてゐる  つて随喜渇仰してゐる  抱へられてゐる  托鉢して歩いてゐる  調子を持つてゐる  外れに住んでゐる  読経してゐる  帰省してゐる  慈海のゐる  中に、ひとりぽつねんとして坐つてゐる  経ばかりを読んでゐる  塵埃を振つてゐる  経べい読んでゐる  お礼参りを怠つてゐる  集つて経を誦してゐる  旧家として知られてゐる  富を重ねてゐる  小さな赤ん坊がゐる  そうに見守ってゐる  死はいかなるかげにひそんでゐる  心配そうに坐ってゐる  ため息をもらしてゐる  人が歩いてゐる  面を見せてゐる  献げてゐる  やうと試みてゐる  持味を活かしてゐる  皆信じてゐる  人に望んでゐる  針をさしてゐる  なかにばかりゐる  毎年繰返していつてゐる  身をまかせて、佇んでゐる  ベンベンとしてゐる  ことがわかつてゐる  涙にひたつてゐる  ヂヤンヂヤン宣傳してくれるにきまつてゐる  ハイデルベルヒを持つてゐる  ほとりを歩いてゐる  水面をとざしてゐる  底に棲んでゐる  沼に棲んでゐる  ひつそりと拡がつてゐる  さし出てゐる  機宜に適してゐる  正体を掴んでゐる  手伝つてくれてゐる  いふ冗談口には馴れてゐる  つてペンを動かしてゐる  今日ならきつとゐる  あれで、まあ、きつとゐる  舞ひをしてゐる  舞ひを見あげてゐる  極夜の光りを放つてゐる  先を飛んでゐる  菓子が一杯這入つてゐる  画策してゐる  今どこにゐる  彼にもつてゐる  破滅ときまつてゐる  人を愛してゐる  自分を愛してくれてゐる  ことなので、考へてゐる  火をたいてゐる  道を挽き悩んでゐる  夜風にそよいでゐる  微かにしてゐる  塀についてゐる  垠へ出て来てゐる  幸福を感じてゐる  碇泊してゐる  漾ひ流れてゐる  幸福にしようかと悩んでゐる  景色を眺めて争ってゐる  中心になってゐる  実験を続けようとしてゐる  ジクザクとしてゐる  間に挟まれてゐる  唸りを挙げてゐる  問はうといきまいてゐる  うに詫言を述べてゐる  中で働いてゐる  筈はなし、疲れて休んでゐる  妙技に長けてゐる  体が弾んでゐる  小屋にゐる  前に現れてゐる  呶鳴つたり喚いたりしてゐる  もの人が隠れてゐる  理窟はわかつてゐる  交ふてゐる  帯を締めたりしてゐる  教授されてゐる  汀に立つてゐる  瞑目してゐる  耳にしてゐる  自ら吹聴してゐる  伯五郎を口説いてゐる  会議を開いてゐる  小言を呟いてゐる  習慣づけられてゐる  要求が持出されてゐる  発見しようといきまいてゐる  到来を待つてゐる  色彩られてゐる  僕はあきれてゐる  馬が駈けてゐる  合もなく吹き飛ばされてゐる  人間が隠れてゐる  傾聴してゐる  身振りを繰り返してゐる  ぜいたくさうに肥ってゐる  水がちょろちょろ潜ってゐる  前に立ってゐる  さうにあたりをながめてゐる  顏をひたしてゐる  お家にゐる  裾を波立たしてゐる  やうにうねうねと波立つてゐる  廻つて歩いてゐる  やうに、うろうろしてゐる  おとなしかつたので、荒んでゐる  第六感を働かしてゐる  何かひそんでゐる  二年ほどしてゐる  下宿をしてゐる  田畑を持つてゐる  木山のゐる  這つて歩いてゐる  上つたり降りたりして遊んでゐる  身上話をきいてゐる  逼塞してゐる  酒で荒んでゐる  ものを感じてゐる  誰もゐる  中をとりみだしてゐる  どこをうろついてゐる  苛責を受けてゐる  子供たちとたはむれてゐる  二人ですましてゐる  毎日何をしてゐる  妾はスラリとしてゐる  暖か味があふれてゐる  厭がらせを試みてゐる  洋服に適してゐる  三十分も話してゐる  興味があるが、よくよく眺めてゐる  人間離れがしてゐる  如何にしてあんなに黙つてゐる  気嫌でも悪くしてゐる  大方圧倒されてゐる  私が、黙つてゐる  希望を持つてゐる  方で遊んでゐる  監視してゐる  愛想が尽きてゐる  リズムは、常に張り切つてゐる  口を引きしめてゐる  表情を眺めてゐる  心に触れてゐる  女に悩まされてゐる  上滑りをしてゐる  あちこちと歩き回つてゐる  リアリズムを離れてゐる  風に話しをしてゐる  話に耽つてゐる  けが盥を動かなくさせてゐる  この間うちから、かくれて読んでゐる  某雑誌に出てゐる  香が抜けてゐる  悲鳴を挙げてゐる  風に、読んでゐる  子供じみてゐる  苦笑を浮べたりしてゐる  胃を痛めてゐる  体裁で、話してゐる  笑つてばかりゐる  中へ埋めてゐる  文章が続いてゐる  前に控えてゐる  聖人に似てゐる  やつぱり日向ぼつこをしてゐる  海水服を着てゐる  ニユアンスを伝へてゐる  土を待ち侘びてゐる  殆ど知らずにゐる  心から愛し且つ心から憎んでゐる  世間から許されてゐる  缺いてゐる  可きを信じてゐる  根本精神が多少なりとも生きてゐる  理想とが相食んでゐる  頭を擡げてゐる  波紋を織り出してゐる  姿に驚き呆れてゐる  盡されてゐる  河を染めてゐる  手をひいてゐる  手をひかれてゐる  つて喘いでゐる  水銀を眺めてゐる  要求が覗いてゐる  つて巫山戲てゐる  知覺をすら逸してゐる  品卑しく、碎け且つ歪んでゐる  危機に臨んでゐる  妙を極めてゐる  現代生活をしてゐる  痛罵してゐる  其最も求めてゐる  愬へてゐる  女性を罵つてゐる  幸福を知らずにゐる  障子を開けて眺めてゐる  主義としてゐる  ジヤステイフイケーシヨンを持つてゐる  命に溢れてゐる  滿してゐる  裹んでゐる  未來とに汚されてゐる  朋に繋がれてゐる  準備されてゐる  喜びに充ち溢れてゐる  薄弱とを極めてゐる  虎視してゐる  僞名をしてゐる  巫山戲てゐる  自由を望んでゐる  經驗が含まれてゐる  ふところにまで来てゐる  標榜してゐる  大野心がひそんでゐる  それより優れてゐる  論断してゐる  均整美を作り出してゐる  つて本など読んでゐる  黙認してゐる  尊敬されてゐる  癩患者がそんなにゐる  社会的施設がなぜそれほどおくれてゐる  なかにあふれてゐる  皮肉におどろいてゐる  友人にもつてゐる  かたはら東洋語学校で学んでゐる  づれた好奇心をもつてゐる  利用されてばかりゐる  風姿を保つてゐる  ぴり生やしてゐる  半分利用されてゐる  独り住んでゐる  ルーレットに興じてゐる  十分それを楽しんでゐる  身をもつて描いてみせてゐる  身構へが、既にできてゐる  胸につかへてゐる  同僚がゐる  自分が預つてゐる  先が見え、なにかとあせりだしてゐる  思つてうつかりしてゐる  微細に知りつくしてゐる  志村鈴江も、ぐずぐずしてゐる  当人はぐずぐずしてゐる  長年勤めてゐる  現在一番持てあましてゐる  ためにのみ生きてゐる  錯覚からさめてゐる  見舞を怠つてゐる  却つてドギマギしてゐる  はしやいでゐる  そのまま示してゐる  ものにしてみせてゐる  純潔を疑つてゐる  つて悩んでゐる  幻影はまだ続いてゐる  女房に惚れてゐる  やつぱりパリにゐる  あと二年は、ゐる  トオキヨオにゐる  彼女の持つてゐる  軒並に出てゐる  人々を眺めてゐる  病気をしてゐる  勤め先を知られてゐる  二つを考へてゐる  愛情を疑つてゐる  しかにゐる  ぢつと見あげてゐる  そいつは見あきてゐる  ことをよく覚えてゐる  女に対してもつてゐる  ロベエル・コンシャアルが来てゐる  婦人部屋にゐる  口に運んでゐる  吸ひ寄せられてゐる  乞はうとしてゐる  はつきりわかつてゐる  解決してゐる  運命に追ひ込んでゐる  決心はついてゐる  潔白を信じてゐる  それ自体自立してゐる  あんたを辱めてゐる  人まかせにのんびり暮してゐる  連中などで満たされてゐる  太鼓を鳴らしてゐる  声を張り上げてゐる  げにこつちを見てゐる  折つて肩だけゆすつてゐる  物が落ちてゐる  女性が持つてゐる  指で引張つてゐる  のか見てゐる  眼で見てゐる  店を片付けてゐる  二人煙草をのんでゐる  唯腰をかけてゐる  課長をしてゐる  日かげを見詰めてゐる  處へ片付いてゐる  飜してゐる  垣際に立つてゐる  寮にゐる  聲がしてゐる  毛皮一面に張ってゐる  十分之を認めてゐる  積極的價値を持つてゐる  朝夕を案じてはゐる  ものを愛してはゐる  心窃かに喜んではゐる  心理に基いてゐる  眞中に立つて寂しく微笑んでゐる  孤獨を感じてゐる  野次馬がゐる  顏を覗いてゐる  讀者を持つてゐる  參考としてゐる  不安を感じてゐる  これに苦しんでゐる  氣で受けてゐる  忍受してゐる  君を待つてゐる  この間に輝いてゐる  ことを求めてゐる  關係から之を見てゐる  愛に疲れてゐる  苦治に疲れてゐる  風體をしてゐる  骨をかくしてゐる  自分だけが持つてゐる  人が感じてゐる  屈托に就いて思ひ沈んでゐる  中から動き出してゐる  喜び若しくは悲しみを感じてゐる  喜び又は悲しんでゐる  つて動いてゐる  それはつれて動いてゐる  喜びを感じてゐる  他の動いてゐる  絶叫してゐる  勞苦してゐる  昏迷してゐる  底を流れてゐる  地獄にゐる  問題を殺してゐる  勉強を心がけてゐる  上に列んでゐる  摘草をしてゐる  三重塔をじつと見てゐる  對立してゐる  借金をしてゐる  俺に似てゐる  一つにはしてゐる  感情が浮んでゐる  一仕事してゐる  進行させてゐる  今書いてゐる  長生をしてゐる  自覚を持つてゐる  事だと信じてゐる  全力を注いでゐる  影をおとしてゐる  調和を保つてゐる  能力を持つてゐる  妄想を持つてゐる  つて支配されてゐる  つて山上に晒されてゐる  瞰下してゐる  其處に生きてゐる  其處に死んでゐる  今離れてゐる  つた人に離れてゐる  神に行かうとしてゐる  溝渠を感じてゐる  状態にゐる  今最も弛んでだらけてゐる  俺のだらけてゐる  兎に角闇にゐる  意識に苦しめられてゐる  來るほど進んでゐる  歡喜してゐる  自ら救はれてゐる  救ひとを唯求めてゐる  頭を垂れてゐる  闇にゐる  つて緊張してゐる  パースペクテイヴが開けてゐる  俺の求めてゐる  現在獲得してゐる  頭だけで見通し過ぎてゐる  先ばかり急がしてゐる  背だけが延びてゐる  人は苦しんでゐる  公正を持つてゐる  三つが悉く働いてゐる  重きをなしてゐる  心を持つてゐる  ものに溺れてゐる  於いて意味を持つてゐる  今持つてゐる  苦しみ悶えてゐる  コンセントレートされてゐる  自分を睨んでゐる  反復してゐる  誤解を正してゐる  言葉に含まれてゐる  ものとを切り離してばかりゐる  社會とを切り離して考へてばかりゐる  意識を取逃してゐる  眞理を含んでゐる  二句から成立してゐる  現在考へてゐる  社會を考へてゐる  蔓延してゐる  途を求めても亦ゐる  待ちに待つてゐる  鈍麻してゐる  弛緩してゐる  つて現在を活かしてゐる  全然相覆ふてゐる  心に基いてゐる  提携してゐる  對立を成してゐる  生を求めてゐる  再現を求めてゐる  理由を持つてゐる  點を持つてゐる  優越してゐる  惡に充ちてゐる  陷穽から脱れてゐる  遠隔してゐる  一致を求めてゐる  構成されてゐる  狹量から來てゐる  力の溢れてゐる  輪舞してゐる  感覺を持つてゐる  きものを持つてゐる  性情を持つてゐる  應に持つてゐる  十分の信頼を寄せてゐる  他人から呑込まれてゐる  意志から出てゐる  輕蔑してゐる  不善に甘んじてゐる  覺してゐる  底から感じてゐる  矛盾を持つてゐる  つて成立してゐる  迫つゐる  座元を預つてゐる  接續してゐる  合祀されてゐる  最少限度八人とされてゐる  一番古いとされてゐる  保存されてゐる  二曲を持つてゐる  メトオドを持つてゐる  殘をとどめてゐる  暗示されてゐる  のを持つてゐる  隷屬してゐる  淡路から文樂座が生れたと信じてゐる  手足に取りついてゐる  鎌倉初期と考へられてゐる  收藏されてゐる  蛇を持つてゐる  蛇形を示してゐる  傳へてゐる  風に進んでゐる  關係してゐる  結合してゐる  ものとして誇を感じてゐる  者と見られてゐる  成立ちを異にしてゐる  創世説話を持つてゐる  民に限られてゐる  五條近くまで延びてゐる  事が出てゐる  のだと信じられてゐる  なつてしまうてゐる  今は忘れられてゐる  これを描いてゐる  すみ渡つた小川が流れてゐる  うちに抱いてゐる  酸ツぱがる顔を見ようとしてゐる  陽に映えてゐる  かすかにふるへてゐる  つて弁へてゐる  見晴してゐる  立竦んでゐる  ツと立ちどまつてゐる  スタートをあせつてゐる  範囲で慣れてゐる  命を待つてゐる  しまつた機関車にでも乗つてゐる  上で眺めてゐる  それを追ひかけてゐる  感歎してゐる  姿が現れてゐる  葉を拡げてゐる  妹を訪れてゐる  勤めに出てゐる  伴れて来てゐる  結婚談が起つてゐる  沾んでゐる  念が施されてゐる  一番軽蔑してゐる  神妙にしてゐる  品定めをしてゐる  皮肉をいつてゐる  追跡してゐる  ドリアンがゐる  犠牲心位は持つてゐる  色彩に映えてゐる  ドリアンが駆けてゐる  以来ドリアンと暮してゐる  競馬場で暮してゐる  彼奴には恐れてゐる  練習に来てゐる  行つて何か話しかけてゐる  雪子を乗せようとしてゐる  シヤツを着てゐる  点があまりにきは立つてゐる  ドリアンを飛ばしてゐる  未決監にゐる  上から吊るされてゐる  持合してゐる  圍まれてゐる  鎖に取り卷かれてゐる  あちこちへ呼ばれてゐる  から余つ程やきもきしてゐる  休暇で戻つてゐる  写真を贈つてゐる  据ゑられて大目玉を浴せられてゐる  窓を持つてゐる  海辺に住んでゐる  粉砕してゐる  岬は延びてゐる  園のゐる  河部さんがゐる  演らせようとしてゐる  歯を浮かせてゐる  ニツカーをつけてゐる  彼とを凝つと見比べてゐる  上りを待つてゐる  キラキラ輝いてゐる  儘寝転んでゐる  色に見惚れてゐる  彼女はすっかり馴れてゐる  水に浮きゐる  タンクの如く並びゐる  獅子眠りゐる  ごと立ちてゐる  肩を張りゐる  水につかりゐる  拾ひゐる  べそをかきゐる  專ら砂浴びてゐる  木に縋りゐる  鵜は立ちてゐる  影ひそみゐる  髯を吹かせゐる  傍に寝てゐる  不愉快にしてゐる  苦心して寝かしつけようとしてゐる  justifyしてゐる  思つて聞いてゐる  両脚でもがいてゐる  宙に浮いてゐる  なほおびえてゐる  ひそみ切つてはゐる  枕でもしてゐる  餘程落ち着いてゐる  變らず低かつたが、聞いてゐる  餘りに崩れ過ぎてゐる  先生を諷し得てゐる  つて腰掛けてゐる  力が既に兆してゐる  本分を何と心得てゐる  却つて猫又先生に抱いてゐる  胸から胸へ流れてゐる  講義して下されば、聞いてゐる  同感されてゐる  涙が染んでゐる  近所にゐる  粉が白く降り掛かつてゐる  埃に埋もれかけてゐる  シンボライズしてゐる  眼をしばたたいてゐる  日を待ちのぞんでゐる  刻み殘されてゐる  雨脚がみだれてゐる  底をのぞかうとしてゐる  ものたちがゐる  雜布を刺してゐる  薄情をさらけだしてゐる  陰口をきいてゐる  ひさがいつてゐる  斜に坐つてゐる  うなづき、近しくしてゐる  合つて坐つてゐる  つて力んでゐる  ぢーつとひそんでゐる  どこにゐるかをも忘れてゐる  今坐つてゐる  當分ここにゐる  微笑をさへふくんでゐる  暗がりにゐる  彼らがつつ立つてゐる  ぢつと見つめて待つてゐる  酒を酌んでゐる  心をはげましてゐる  寢ずにゐる  話は進んでゐる  むつつりしてゐる  んではゐる  死ぬまでゐる  姑もゐる  血を受けてゐる  何かにつけねらはれてでもゐる  手を叩いてゐる  やうに載つてゐる  胸ははだけてゐる  ぢつと見てゐる  歴史は流れてゐる  記者をしてゐる  才能を生かしてもうかなり儲けてゐる  噂されてゐる  愉快を感じてゐる  體的にどうつかんでゐる  設定されてゐる  ーつとつながつてゐる  約束の日が待つてゐる  むやみに急いでゐる  自分に流れてゐる  ものがはたしてゐる  枕元に坐つてゐる  當面してゐる  彼女ほどに忙しく立働いてゐる  現在に注がれてゐる  眼に射すくめられてゐる  樹てられてゐる  つて喜んでゐる  嗄がれてゐる  襟卷で包んでゐる  とき五分はおくれてゐる  新聞を見てゐる  つけを待つて立つてゐる  氣が挫けると同時に病んでゐる  つて躍つてゐる  ぢつと腰かけてゐる  言葉を濁してゐる  考へでゐる  座敷にゐる  まともに受けてゐる  うつむいてゐる  あれもいろいろと考へてはゐる  何も考へてゐる  邪推してゐる  かいたりしてゐる  武夫の勤めてゐる  いふ仕事をしてゐる  つて書き綴られてゐる  ために喜んでゐる  調子を合せてゐる  言をいつてゐる  本を落してゐる  幾つか開かれてはゐる  かすかな光りを見てゐる  母子が借りてゐる  心が和むでゐる  ままと思ひ諦めてゐる  平和を得てゐる  冷え冷えとしてゐる  ここはあんまり暗くて、あんまりジメジメしてゐる  惡夢を見てゐる  彼を取卷いてゐる  夕飯も食べずに待つてゐる  そこにしばりつけてゐる  そつくりそのまま模倣し出してゐる  脣はまるで生きてゐる  君臨してゐる  にのみ込めてゐる  其實現を求めてゐる  陷れてゐる  殘存してゐる  挫折れてゐる  奧に流れてゐる  奧を流れてゐる  現在俺の見てゐる  發展してゐる  檢査しなほしてゐる  君の求めてゐる  魔誤してゐる  つて擔ぎ上げられてゐる  評價してゐる  自信以上に認められてゐる  自分でも知らずにゐる  絶頂に立つてゐる  はつきり映り過ぎてゐる  緊乎と握つてゐる  大野心を持つてゐる  今俺を苦しめてゐる  空疎を極めてゐる  要求とを持つてゐる  ホアンを志してゐる  自己檢察を許してゐる  異教徒がゐる  此年にならずにとうに死んでゐる  俺を待つてゐる  燦いてゐる  愛を求めてゐる  飽氣にとられてゐる  啓示されてゐる  つて迷路に誘ひ込まうとしてゐる  兄弟達のゐる  斷崖を過つて倒れてゐる  如くにして久しく祈つてゐる  心を引締めてゐる  本質を、包んでゐる  俺に降されてゐる  菌集してゐる  微温を極めてゐる  微小を極めてゐる  脱離してゐる  心は既に決してゐる  痴愚を極めてゐる  執拗を極めてゐる  改宗者が少からずゐる  さが淋しく映つてゐる  やうに湧いてゐる  上に浮出してゐる  心から愛憐を感じてゐる  窒息を感じてゐる  者を愛してゐる  者を憎んでゐる  自由を感じてゐる  事を信じてゐる  享受してゐる  完全を極めてゐる  自らを愛してゐる  薄弱を極めてゐる  渡り兼ねてゐる  經驗してゐる  渇望してゐる  人格に根ざしてゐる  生活に根ざしてゐる  頭に映じてゐる  餘計氣にしてゐる  雀の鳴いてゐる  先ばかり急いでゐる  ことばかり考へてゐる  俺は何時も苦しんでばかりゐる  緑に溢れてゐる  墮落してゐる  日にあててゐる  月がさしてゐる  地上に投げてゐる  憧憬とを持つてゐる  やうに定められてゐる  負傷したりしてゐる  甲羅を持つてゐる  影が薄くて、生きてゐる  死骸に苦しめられてゐる  手に持つて立つてゐる  全然無視してゐる  何處を讀んでゐる  好意とに溢れてゐる  批評家並に見てゐる  應に褒められてゐる  缺點を擧げてゐる  創造しようとしてゐる  惡意を含んでゐる  者に取卷かれてゐる  定論となりかけてゐる  此性質に基いてゐる  品性を持つてゐる  性質を異にしてゐる  性質を片付けてゐる  缺乏を極めてゐる  傍に生きてゐる  交換してゐる  人交ぜをしてゐる  可なり才ばしつてゐる  於いて病を持つてゐる  厭味とを持つてゐる  苦惱を感じてゐる  矛盾を責められてゐる  十分領得してゐる  浮動を警め得てゐる  體正鵠を得てゐる  高揚させてゐる  要求を抱いてゐる  批評を書き散らしてゐる  タレントを持つてゐる  批評を書いてゐる  性癖を持つてゐる  周圍にゐる  批評してゐる  ポツシビリテイを持つてゐる  自ら苦しんでゐる  行き方をしてゐる  答辯してゐる  特權と心得てゐる  やうに押し戻されてゐる  つて浮れ出さうとしてゐる  食としてゐる  關心に背かせてゐる  以つて取扱はれてゐる  固着してゐる  沈默してゐる  全然跡を絶つてゐる  點を避けてゐる  目的を持つてゐる  途が開けてゐる  けげんさうにこっちを見てゐる  清原も見てゐる  灌ぐとこかも知れないと考へてゐる  明らかで光ってそしてそろってゐる  冷笑してゐる  似鳥さんの泊ってゐる  女もゐる  魚を釣ってゐる  昼学校では大抵まぎれて忘れてゐる  子供が云ってゐる  雲が白くて光ってゐる  鳥が啼いてゐる  さがまだ浸み込んで残ってゐる  からすっかりなれてしまってゐる  ぶん人が来てゐる  人はゐるゐる  顔は知ってゐる  たしかに下を流れてゐる  ハタハタと叩いてゐる  あちこちにふくらむでゐる  うつとりとしてゐる  中に泳いでゐる  僕の知り過ぎてゐる  ケースに詰め込んでゐる  彼方此方を見渡してゐる  Kもゐる  Sもゐる  綱を引いてゐる  標札が立つてゐる  窓から出入してゐる  りつけられてゐる  ために営々としてゐる  さっきから沈黙くらべでもしてゐる  いなせに見せてゐる  葉かげを蒸してゐる  一つ隔ててゐる  やつぱり掛行燈のともつてゐる  隣に寝てゐる  行燈が消えてゐる  上隣に寝てゐる  皆起きてゐる  話し声も聞えてゐる  腕まくりをしてゐる  面の売れてゐる  成行きを眺めてゐる  手前たちも覚えてゐる  から、もう見てゐる  酒を飲ませてゐる  風に動いてゐる  麻痺してゐる  何辺か繰返してゐる  ところを眺めてゐる  意が含まれてゐる  さを描いてゐる  空腹を覚えてゐる  花を眺めてゐる  喋舌てゐる  味噌汁を啜つたりしてゐる  以前から心掛けてゐる  箸を忙しく動かしてゐる  お前は寝てゐる  此間うちから遊びに来てゐる  綾子達が見てゐる  ことを努めてゐる  オルガンを弾いてゐる  常々から閉口してゐる  繁代が好んで読んでゐる  落付かないでゐる  これは壊れてゐる  何ぼんやりしてゐる  籐椅子に腰掛けてゐる  口実を考へてゐる  現在閉口してゐる  趣味を持つてゐる  調子で話しかけてゐる  うちに潜んでゐる  音楽を聞かされてゐる  手にして立つてゐる  従妹達も待つてゐる  こはしてゐる  苦痛を忍んでゐる  蓄音機を聞いてゐる  腹くだしはしてゐる  差し換たりなどしてゐる  論文をやりかけてゐる  拍つて喜んでゐる  居眠りをしてゐる  僕自身がゐる  後姿を見送つてゐる  中に浮んでゐる  非常に恐れてゐる  君を愛してゐる  絶望し切つてゐる  北がゐる  彼はいまどうしてゐる  何處へ行かうとしてゐる  夜を待つてゐる  自分で嘲つてゐる  微笑をしてゐる  ことを考へながら歩いてゐる  みんな似てゐる  お前を愛し出してゐる  僕を待つてゐる  そこに立つてゐる  樣子をしてゐる  倦怠をもつて感じてゐる  女に過ぎなくなり出してゐる  方を向いて立ち止つてゐる  誰にも見えないと信じ切つてゐる  悲しみをふるひ落しながら歩いてゐる  敏感に感じてゐる  待伏せてゐる  地點にゐる  音樂を聞いてゐる  一夜を明かしてゐる  練習振りなどを眺めてゐる  大声を挙げたりしてゐる  教師を務めてゐる  発散せしめてゐる  恩を感じてゐる  お方たちに、感じてゐる  隨筆ばかり書いてゐる  蟲がゐる  うらみを忘れずにゐる  何かゆれてゐる  足を開いて投げ出してゐる  縦に突き出てゐる  一杯生えてゐる  みんな黙って歩いてゐる  石ころを拾ってゐる  上流まで通ってゐる  しろでふんふんうなづいてゐる  太田だからよくわかってゐる  杉のついてゐる  影も落ちてゐる  ごろごろ石が落ちてゐる  しろで云ってゐる  眼が血走ってどうかすると泣いてゐる  まねをしてゐる  ジャケツを着てゐる  どこを見てゐるかはっきりしないで黒くてうるんでゐる  黄いろに光ってゐる  雲かげにゐる  服で急いでゐる  鳥も鳴いてゐる  渓がひどく鳴ってゐる  しろで叫んでゐる  四五寸続いてはゐる  滝までずうっと続いてゐる  四人だけ渡ってゐる  苔でぬるぬるしてゐる  ことになってゐる  一かけひろって持ってゐる  水苔も生えてゐる  さらさら水が落ちてゐる  ビチャビチャ云ってゐる  きれいにはえてゐる  ぶんよく似てゐる  色が変ってゐる  条の通ってゐる  菅木がゐる  目をみつめてゐる  お父さんによく似てゐる  水でぬれてゐる  目で待ってゐる  みちを見てゐる  誰か叫んでゐる  ポケットに入ってゐる  陽は射してゐる  ことを云ってゐる  ものがつまってゐる  ものが埋めてゐる  緑簾石もついてゐる  上で叫んでゐる  雑嚢をさげ、ひどくはしゃいで笑ってゐる  水がさあさあ云ってゐる  しみをつけられてゐる  戦々兢々としてゐる  一日二日入れずにゐる  たまるのを楽しんでゐる  存在をとどめてゐる  落第しかけてゐる  扶養者としてあけくれ送つてゐる  ひそかに隠してゐる  勢ひに委せてゐる  ものから逃げ去りたいと、念じたりしてゐる  装つて鈍感でゐる  放逸させてゐる  魂をすりつぶしてゐる  感傷的に思ひ込んでゐる  つては、つづけてゐる  雑然としすぎてゐる  愚弄されてゐる  運命づけられてゐる  疲労困憊してゐる  そんとしてゐる  悔恨に耽つてゐる  こともなく、じつとしてゐる  理窟で分つてゐる  気弱くそつぽを向いてゐる  年の暮れで気忙しくしてゐる  浮浪者のうようよとしてゐる  しろに隠して立つてゐる  男に挟まれてゐる  どん底に生きてゐる  多分に持ち合せてゐる  頭で嘯いてゐる  腹が鳴つてゐる  難渋してゐる  今病んでゐる  別居してゐる  仕送りをしてゐる  噂をされてゐる  ごまかしてゐる  敵意をこめて睨みつけてゐる  関西弁とに隠されてゐる  残骸をさらしてゐる  漂ひ流れてゐる  時に見てゐる  やうでもあるし、現に醒めてゐる  徒費してゐる  ぎつしりと隙間のないまでに積まれてゐる  沢山に集まつてゐる  蟻の歩いてゐる  瞬きをしてゐる  腹が凹んでゐる  眞直に走つてゐる  曠野を覆うてゐる  左に分れてゐる  草に流れてゐる  三方に走つてゐる  唆かされてゐる  男女が歩いてゐる  先刻から一緒に歩いてゐる  何處を歩いてゐる  一人其近間に遊んでゐる  祖父さん鳥がゐる  常よりも深く刻まれてゐる  間に刻まれてゐる  覺などをもつてゐる  餘程違つて來てゐる  違つて來てゐる  延喜式にでてゐる  保持してゐる  キリストを憎んでゐる  荷物をしよひこんでゐる  祕密を包んでゐる  勇者をにくんでゐる  言はずにゐる  雲がながれてゐる  のいてゐる  盡してゐる  救ひをもとめようとしてもがきあがいてゐる  光をみとめてゐる  中にひそんでゐる  それを心から祈つてゐる  つて祈つてゐる  者が住んでゐる  缺けすぎてゐる  魔女が立つてゐる  岸に打ちあげられてゐる  間違へをしてゐる  私は恐れてゐる  私の求めてゐる  少女が立つてゐる  心にいつも悲しく描いてゐる  坂を見てゐる  上にひらけてゐる  媾曳をしてゐる  あこがれにみたされてゐる  やうにして暮してゐる  ちやしてゐる  のにぶらついてゐる  匂ひを嗅いでゐる  むげんにさびしい工場がならんでゐる  ごてごてしてゐる  町通りを歩いてゐる  硝子が小さくはめられてゐる  おかみさんが怒鳴つてゐる  石炭がらを積みあげてゐる  餓鬼が泣いてゐる  亭主もかなしい思ひを感じてゐる  沒落を感じてゐる  貧乏にくらしてゐる  縁側に立ち尽してゐる  運動につれて、伸びたりふくらんだりしてゐる  さうにこちらをみてゐる  言つてはゐる  密かに楽しんでゐる  二人に満ちてゐる  真向ひに腰かけてゐる  胸算用をして歩いてゐる  るい顔も見せないでゐる  キリモミにしてゐる  洋服を着てゐる  ものか、どうかと考へてゐる  中から唄が聞こえてゐる  蛙が鳴いてゐる  やつぱり流れてゐる  パシヤリと落ちてゐる  重量に浸つてゐる  くらゐ積んでゐる  慎しく生きてゐる  ズボンをはいてゐる  男一人でゐる  ホザイてゐる  やうに書いてゐる  のと心得てゐる  彼我相似てゐる  つて片づけてゐる  あなた覚えてゐる  方に入り込んで立つてゐる  持主が住んでゐる  しげみに隠れてゐる  花を充分つけてゐる  叙してゐる  事件をも配してゐる  関聯せしめてゐる  悲しみが潜んでゐる  運動が起つてゐる  衣裳を着けてゐる  ままで立つてゐる  反動的蔑視を受けてゐる  光彩を放つてゐる  おれが生きてゐる  俳優が生れてゐる  機会を与へられてゐる  資格に欠けてゐる  領域を狭くしてゐる  弟子をもつてゐる  下僕を勤めてゐる  道を塞がれてゐる  観察を怠つてゐる  いふ時代は、とうに過ぎ去つてゐる  違ひが生じてゐる  つて信ぜられてゐる  絶対的に誤つてゐる  観客を甘く見てゐる  色づけてゐる  関りを持つてゐる  能から出てゐる  専門を持つてゐる  芝居をくり返してゐる  芸を蝕んでゐる  大をなしてゐる  平行してゐる  つて大成してゐる  音がしてゐる  青年学校にいつてゐる  つの世界にゐる  間みてゐる  随伴してゐる  入門してゐる  いぶしつくされてゐる  跡を次いでゐる  仕事を残してゐる  春陽堂から出てゐる  署名で載つてゐる  絵が組立てられてゐる  先生に対して抱いてゐる  訓戒としてゐる  人の持つてゐる  カンシンしてゐる  髷をのつけてゐる  つて、さう始終洒落てばかりゐる  薄雲太夫に惚れてゐる  贔屓にしてゐる  あいつの噂で持ちきつてゐる  結論されてゐる  起点としてゐる  アスファルトさへ敷かれてゐる  立列んでゐる  臭気が流れてゐる  指先も凍れて痺れてゐる  腕組んでゐる  顔かたちをしてゐる  眉をしかめてゐる  了つてゐたので、その尖つてゐる  名称を忘れずにゐる  路地先まで来てゐる  年月が経つてゐる  故、古びて歪んでゐる  生活がなされてゐる  模様を見てゐる  裏から受けてゐる  気をとられながら、それでは隣りにゐる  客に臨んでゐる  心を失はないでゐる  小説家の坐つてゐる  二階と通じてゐる  観察が誤つてゐる  相手を見てゐる  臭ひがこもつてゐる  光を投げてゐる  一ぱい載せてゐる  無一物で、生きても死んでゐる  空気は淀んで腐つてゐる  宿泊してゐる  倒錯症にかかつてゐる  ものではなく、本当にさう信じてゐる  汚れきつてゐる  道徳的ではないと、されてゐる  やうにして寝てゐる  どれも開いてゐる  筒袖を着、汚れてはゐる  腫物の出てゐる  隅の破れてゐる  二三本生えてゐる  一銭二銭で売つてゐる  火にあたつてゐる  こちらを見てゐる  持合はせてゐる  男が開いてゐる  市役所から出てゐる  ホラ貝に似てゐる  空いちめんに流れてゐる  しまつてひつそりとしてゐる  社長をしてゐる  縫ふてゐる  から朝晩に歩いてゐる  柳が飛び飛びに生えてゐる  別荘へ来てゐる  仕度をして待つてゐる  首を垂れてゐる  所にゐる  から散歩に来て遊んでゐる  のに来てゐる  確かに泣いてゐる  今晩どうかしてゐる  帰りを待ちかねてゐる  気持を持つてゐる  同棲しようとしてゐる  お伽話を読んでゐる  から一二軒女中奉公をしてゐる  右側を歩いてゐる  病人で取込んでゐる  スヰッチをひねつてゐる  底に押し込められてゐる  門燈の点いてゐる  所に立つてゐる  僕は急いでゐる  非常に急いでゐる  野狐がついてゐる  少年を攻めたててゐる  用事がある、ゐる  詮議をしてゐる  西方をながれてゐる  子を連れたりなんかして歩いてゐる  葦切がかしましく啼いてゐる  水泡が流れてゐる  親たちからさう聞かされてゐる  なかには浮いて流れてゐる  出づるところにかたまつて喘いでゐる  毫しも暗指してゐる  つて田畑に働いてゐる  滝瀬をなして流れてゐる  魚類を住まはせてゐる  北へ流れてゐる  川に住んでゐる  ふりしてゐる  行つて、弱り切つてゐる  墓参をも果さずにゐる  十二で死んでゐる  戒名をもつてゐる  星が輝いてゐる  ことをおぼえてゐる  僕は覚えてゐる  狐が死んでゐる  つたことをおぼえてゐる  拵へて食べてゐる  やうについてゐる  朦朧としてゐる  人足に寝そべつてゐる  宮殿を歩いてゐる  食はされてゐる  威圧してゐる  ところから萌えいでてゐる  はつきりして来てゐる  臓腑をつけてゐる  僕はおぼえてゐる  威勢よく湧いてながれてゐる  称へられてゐる  担任してゐる  幽かにおぼえてゐる  追慕してゐる  地面から露出してゐる  つた水がいきほひづいて流れてゐる  つて橋はもう流されてゐる  一ぱい泳いでゐる  鰻のゐる  莞爾してゐる  物を著てゐる  仙台から湯治に来てゐる  弟が生れてゐる  背景をもつてゐる  日牌料七円五十銭も上げてゐる  笑つたのを覚えてゐる  筆と共にゐる  つて笑ふてゐる  つて遺つてゐる  圍まれて立つてゐる  集まつてゐる  聖壇が光り輝いてゐる  生家はさう呼ばれてゐる  槍を持つて仰向いてゐる  途方にくれたりしてゐる  つた砲眼が開いてゐる  コントロオルのとれてゐる  平生から飼ひ馴らされてゐる  何處か浸つてゐる  讀してゐる  ものと似てゐる  何處が似てゐる  とぐろを卷いてゐる  一そう生き生きとしてゐる  方法を採るべきであるとされてゐる  效果を上げてゐる  小品を書いてゐる  ぢつとして立つてゐる  ぬかるみ道を歩いてゐる  つて待つてゐる  此家に住まつてゐる  ぢつとして据わつてゐる  目が附いてゐる  儘行つてしまふが好いか、それとも待つてゐる  むつとしてゐる  部屋に住まつてゐる  不景気に見えてゐる  茶を掻き廻してゐる  二人共黙つてゐる  跡は黙つてゐる  日食つて、飲んで、寝てゐる  我々の少しも考へないでゐる  毛を生やしてゐる  境界にゐる  昔から知れ切つてゐる  知してゐる  のをこらへてゐる  わたくしはさう感じ、さう信じてゐる  宣告を受けてゐる  てゐたくもなく、又待つてゐる  殆ど耳まで裂けてゐる  目をしつかり瞑つてゐる  わたくしは生きてゐる  額が汗ばんでゐる  事に依るともう亡くなつてゐる  ざあざあと降つてゐる  光のさしてゐる  所に燃えてゐる  一本と見えてゐる  暮らしてはゐる  理想なんぞを持つてゐる  大事にして書いてゐる  蹈んでゐる  火を焚いてゐる  促に打つてゐる  風の音がしてゐる  とき風を引いてゐる  壊作用が始まつてゐる  ものが責めさいなまれてゐる  前に燃えてゐる  下へ向いてゐる  ことだけを覚えてゐる  気を揉んでゐる  二三人と立つてゐる  多勢押し込んでゐる  ランプの附いてゐる  戸も広く開いてゐる  皆してゐる  心理状態で遣つてゐる  きり見習士官ゴロロボフが死んでゐる  ソロドフニコフを宥めてゐる  香がしてゐる  夜が明けてゐる  透明に澄んでゐる  空気が湿つてゐる  朝日が出掛かつてゐる  照つて、燃えて、輝いてゐる  薄黄いろく見えてゐる  自分とを結び附けてゐる  やうに、歩いてゐる  酒屋をしてゐる  年賀状さへも絶えてゐる  つて詫びてゐる  幾人も死んでゐる  神経衰弱で寝てゐる  病気で倒れてゐる  感に堪へてゐる  塀を跨いでゐる  対談してゐる  奥に寝てゐる  なつて働いてゐる  やうに黙々として動いてゐる  失業者のあふれてゐる  長男が、一層諦められてゐる  彼が導いてゐる  忠誠を含んでゐる  落葉をかいてゐる  毎日毎日顏を晒してゐる  それをしきりに待つてゐる  顏を撫でまはしてゐる  歌枕見にまゐる  発達して来てゐる  演出が伴うてゐる  様に感じられてゐる  此から変転してゐる  わきを持つてゐる  成立してゐる  田遊びから出てゐる  二つの意味を兼ねてゐる  脇腹から出てゐる  神事から出てゐる  言葉から出てゐる  古動詞から出てゐる  名称と考へてゐる  ことがくり返されてゐる  此約束が忘れられてゐる  誰か来て盗んで行っても知らずにゐる  昼寝してゐる  巡査絶間なく動いてゐる  目を配って、立ってゐる  今はどうしてゐる  行動から、消え失せようとしてゐる  数は目立つてふえてゐる  喫緊事とされてゐる  ことに役立ち得ると信じてゐる  遠方から足だけを眺めてゐる  足だけを見てゐる  月が懸つてゐる  中に浮かんでゐる  空間を満たしてゐる  長柄についてゐる  所で尽きてゐる  宿を借りようとして待つてゐる  磯辺に立つてゐる  狂してゐる  終夜妄執に取りつかれてゐる  光沢を放つてゐる  中心として顕れてゐる  世界をじつと見詰めてゐる  中で泣いてゐる  世界へ顕れてゐる  声を聞いてゐる  群集から眺められたりしてゐる  檜で造られてゐる  下座してゐる  つて心慄いてゐる  祈誓をこめてゐる  破壊してゐる  今日上演されてゐる  熊野がゐる  音律が響いてゐる  美河が流れてゐる  亜米利加にゐる  父の生きてゐる  間は黙つてゐる  提出したいと考へてゐる  観念してゐる  立派に生へてゐる  さんをしてゐる  町を歩いてゐる  勇気を持つてゐる  為に苦しんでゐる  不幸にするのに極まつてゐる  満足すると書いてゐる  兎に角苦しんでゐる  四五日前から寢込んでゐる  中絶してゐる  寡婦たちの住んでゐる  上に懸つてゐる  花を摘んでゐる  うちに溶けあつてゐる  匿名で載つてゐる  數枚載つてゐる  無造作に腰かけてゐる  デッサンに似てするどく痩せてゐる  僕のもつてゐる  掲載せられてゐる  範圍に亙つてゐる  眞摯一點張で通してゐる  樂みをなしてゐる  目標としてゐる  法世を有難く思うてゐる  煙に捲いてゐる  脱出し兼ねてゐる  基礎觀念に取入れられてゐる  救世主であると喚んでゐる  襟して見てゐる  變つてはゐる  經緯をなしてゐる  多く用ひてゐる  自然と見てゐる  氣付いてゐる  ことを認めてゐる  對峙をなしてゐる  處に繰返してゐる  保證を得てゐる  達成しようとしてゐる  通性となしてゐる  特性を有してゐる  我邦にも現はれてゐる  からんとしてゐる  時代の近づいてゐる  つて萎靡を極めてゐる  來してゐる  提唱されてゐる  遲れてゐる  後を追ひかけ廻してゐる  故に苦しんでゐる  挙止を失はないで持つてゐる  ことが近頃叫ばれてゐる  模範村と称せられてゐる  手をつけてゐる  すべてが打ち込まれてゐる  つて蝕まれ醜くされてゐる  全力をあげてゐる  道徳的感覚が鋭く閃いてゐる  農民が控えてゐる  機能とどう結びついてゐる  なにをしてゐる  ところで始まらぬと諦めてゐる  語つてはゐる  混同してゐる  なかで近頃繰返してゐる  調子をつけて読みあげてゐる  夫が打ちこんでゐる  店を出してゐる  帰つて母に話してゐる  豊かにされてゐる  ひとがゐる  あなたからも愛されてゐる  部類だと、信じてはゐる  声はやさしく、澄んでゐる  自尊心をもつてゐる  権利をもつてゐる  看板をかけてゐる  男女がゐる  いちばん出盛つてゐる  鍼を打つてゐる  若い警官がひとり立つてゐる  ぱいに場所を占めてゐる  台所へ通じてゐる  そこについてゐる  勝手その他が続いてゐる  ドア一つで仕切られてゐる  時間になると、うきうきしてゐる  青春は過ぎ去らうとしてゐる  泥を落してゐる  一人人間がゐる  眼に、なにか囁いてゐる  誰も書かないにきまつてゐる  主人もゐる  沈黙を続けてゐる  ハルピンにゐる  避難民などがゐる  思つてゐるにはゐる  矢張商売をしてゐる  ウラジホにゐる  叔母がわかつてゐる  満鉄に出てゐる  お客にはしてゐる  心配もしてゐる  いくらかは惚れてゐる  馬車で走つてゐる  川の流れてゐる  洋々としてゐる  ベカを漕いでゐる  ボートの沢山並んでゐる  十分馴れてゐる  あたりを眺めてゐる  眠つたふりをしてゐる  カメリヤが咲いてゐる  札が出てゐる  行つて孔雀が飛んでゐる  それぞれ出発点を異にしてゐる  戦略をめぐらしてゐる  有たうとしてゐる  素質を示してゐる  以上に感じてゐる  ものが載つてゐる  綿を踏まへてゐる  閉ぢられてゐる  私は感じてゐる  歸らうとしてゐる  自ら得意としてゐる  棒が引かれてゐる  主任をしてゐる  二月分前借してゐる  サヤを取つてゐる  女教師と近頃よく連立つて歩いてゐる  それが未だこじれてゐる  筆つきで記されてゐる  はつきり覺えてゐる  ものが隔ててゐる  能力に負うてゐる  それが失はれてゐる  木をつかんでゐる  俺が考へてゐる  觸感を以て、その働いてゐる  肉體を組立ててゐる  何かに紛れてゐる  樣に考へてゐる  吾がゐる  知悉してゐる  外みんな狐が化けてゐる  世間から引込んでゐる  すつかり離れてゐる  二年も住んでゐる  自己を甘やかしてゐる  傷痕がついてゐる  チャックに似てゐる  職員室にゐる  生徒に説き聞かせてゐる  つてゐると自惚れてゐる  空に懸つてゐる  白つぽく淀んでゐる  風景を眺めてゐる  鉢ごと埋けられてゐる  名が記されてゐる  花を着けてゐる  彼女を慰めてゐる  羅列にそれほどおどかされてゐる  履まうと考へてゐる  御無沙汰をつづけてゐる  原稿を書いてゐる  腰がふらついてゐる  前に腰掛けてゐる  動きから来てゐる  輪郭はまるで生きてゐる  此をじつと見てゐる  まろく浮き出してゐる  いちばん動かないで動き得るかを究めてゐる  動きをしてゐる  事を運んでゐる  水を割つてゐる  間じつとしてゐる  中にじつとしてゐる  きらきらと細かく揺れ動いてゐる  自然に動いてゐる  統一されて動いてゐる  成就してゐる  内包してゐる  関係からも来てゐる  如何に考へてゐる  眼を凹ませて立つてゐる  気韻を殺してゐる  後についてゐる  舞台に現れてゐる  著物なりについてゐる  気分が現はれてゐる  同様に認めてゐる  逐ひつめられてゐる  肉弾を持つてゐる  異に生きてゐる  通してゐましたが、その噛み着いてゐる  住民に馴れてゐる  樹上で囀つてゐる  実現してゐる  任務をつくしてゐる  使命をつくしてゐる  毎日十六時間づゝ働いてゐる  特長を持つてゐる  使命を持つてゐる  現象に充ち満ちてゐる  生を楽しんでゐる  一生懸命に考へてゐる  やうと考へてゐる  人間が生れてゐる  眺望に接してゐる  心持に恵まれてゐる  間に働いてゐる  オツトセイに似てゐる  種族の住んでゐる  ほとりに佇んでゐる  鷺によく似てゐる  今日言はれてゐる  さへ、ある疑ひを持つてゐる  今日農民のおかれてゐる  各自に究めようとしてゐる  眼を挙げてゐる  親父の生きてゐる  心は、さう呟いでゐる  人間の顔を見てゐる  想ひに走つてゐる  ヘンリーに似てゐる  今でも持つてゐる  眼醒めてゐる  鍵がついてゐる  独りで凝つとしてゐる  動きを眺めてゐる  誇張してゐる  おらがついてゐる  俺は、もう飽きてゐる  隅に残してゐる  伴れて戻つて来てゐる  君はいかに見てゐる  何か書いてゐる  ア書きかけてはゐる  小説を書きかけてゐる  フツキレてゐる  もう少しで、書き悩んでゐる  のは、しみつたれてゐる  落ぶれてゐる  酌婦面をしてゐる  四五杯飲んでゐる  頭を重くしてゐる  カフエーなどで凝と待つてゐる  ことなぞ覚えてゐる  此処へ来てゐる  母さんだから、そしてしつかりしてゐる  二人とも済してゐる  方が荒んでゐる  ペンを動かしてゐる  喰ひでもしてゐる  次郎が隣りで聞いてゐる  風邪を引いて寝てゐる  蓆を引いて頑張つてゐる  狸寝入をしてゐる  酒を傾けてゐる  虚勢を信じ切つてゐる  ふところがふくらんでゐる  つた気がしてゐる  仲好くしてゐる  喉笛を握つてゐる  年齢に達してゐる  相対してゐる  さ気に済してゐる  苦笑を浮べてゐる  酔ひに沈んでゐる  列挙されてゐる  家を見てゐる  のは知れてゐる  ことを多くさしていつてゐる  のはきまつてゐる  鞍馬石をもらつてゐる  木組みをしてくれてゐる  水を吹いてゐる  一卷を成してゐる  背景にしてゐる  詩などを書き込んでゐる  趣味に投じようとしてゐる  強引に押通さうとしてゐる  立体化されてゐる  ものをいつてゐる  現代風景を浮び出させてゐる  綿入れを着てゐる  讃辞が捧げられてゐる  藩名を掲げてゐる  愕然としてゐる  不穏の企みをしてゐる  以下続いてゐる  一大飛躍を遂げてゐる  気焔を上げてゐる  奮戦してゐる  つた酷評を下してゐる  一つをだも通しかねてゐる  懷手をして、堅く張り出してゐる  予の立つてゐる  ものも交じつてゐる  鳥田にゐる  田にゐる  學界に鳴りひびいてゐる  ロツクフエラー研究所から通知されてゐる  髮が埋められてゐる  列を正してゐる  内容をもつてゐる  修復してゐる  胡麻鹽頭をしてゐる  氣で見てゐる  遠慮をし過ぎてゐる  隱居所にゐる  矢張大番を勤めてゐる  膨脹と来てゐる  君たちも聞いてゐる  苦情がちらほら出てゐる  尻込みをしてゐる  個人名義で来てゐる  手をひろげてみてゐる  まり効果がないとみてゐる  委託してゐる  方を考へてゐる  ちよつと話し込んでゐる  二同業者もゐる  放題怠けてゐる  策を考へてゐる  人中にゐる  ところを持つてゐる  掃除してゐる  つて燦いてゐる  日が洩れてゐる  静かに充ちてゐる  芒を持つてゐる  進軍してゐる  花を摘み取らうとしてゐる  虎狩してゐる  午前の光りを浴びてゐる  感じの、光りを求め、光りを浴び、光りに戯れてゐる  自分は信じてゐる  切迫してゐる  思つて來てゐる  心持などは、較べてゐる  日を浴び、光りに戯れてゐる  葉は最早朽ちかけてゐる  塩をなめて来てゐる  つもりで話してゐる  我々の考へてゐる  喜平さんが見え、さうしてゐる  中へ這入つてくれてゐる  中に出て来てゐる  思つて来てゐる  此処から出てゐる  万葉集巻一に出てゐる  儀式をしてゐる  非常に多く出てゐる  撞木杖をついてゐる  敬意を表してゐる  戦いでゐる  僕でも心得てゐる  さの湧いてゐる  大抵手足を縮めてゐる  場合は、少くとも信じてゐる  何人も泳いでゐる  変松をうねらせてゐる  酔興に泳いでゐる  空さへ濁らせてゐる  東京を去つてゐる  散文的に出来てゐる  今は惜しんでゐる  相反してゐる  手なづけようとしてゐる  滔々と述べ立ててゐる  賞玩にのみ委ねられてゐる  羅典語で記されてゐる  文学的モニュマンを築き上げてゐる  今日確証されてゐる  姿をしてゐる  七ヶ月は流れてゐる  適従性を持つてゐる  から安心して待つてゐる  殿様がゐる  呆然として黙つてゐる  評定してゐる  宿題してゐる  尊重しゐる  読者を悩ましてゐる  あれこれ思ひ悩んでゐる  主治医が慌てふためいてゐる  完全に冒されてゐる  人情論をしてゐる  娘を急いで呼び寄せてゐる  推定してゐる  頭を低く垂れてゐる  たしかに感じてゐる  生命を終らうとしてゐる  意味で考へられてゐる  担当してゐる  意識が絶えず働いてゐる  左翼的傾向をもつてゐる  今日要求されてゐる  身辺に吹き荒んでゐる  いふ運動に投じようとしてゐる  否定観念をもつてゐる  ものを本当になくしてゐる  精神から出てゐる  身を投じてゐる  方向に既に踏み込んでゐる  閑却されてゐる  熱意を示してゐる  自覚をもつてゐる  点が誤つてゐる  隅に並んでゐる  調べものをしてゐる  やつぱり困つてゐる  調子を合せてでもゐる  ものは、歩いてゐる  かしこまつて坐りこんでゐる  雪駄を穿いてゐる  火葬場に着いてゐる  縱に貫いて通じてゐる  息をはずませてゐる  跡始末をしてゐる  いま泳いでゐる  一二度づつ歩いてゐる  徑とも離れてゐる  男の子にきまつてゐる  行つて休んでゐる  我等父子が休んでゐる  それを繰返してゐる  一緒にしてゐる  ものを案じてゐる  丈夫でゐる  許嫁のゐる  なかに生えてゐる  ちやうど来てゐる  心に流れてゐる  人達の歩いてゐる  爲ないでゐる  物の載つてゐる  詩人文學者にならうとしてゐる  矜を持つてゐる  司配されずにゐる  欲望を充たしてゐる  一册に書き止められてゐる  鼓動してゐる  樣が見えてゐる  前方に注いで立つてゐる  何がなしに羨ましく尊く見てゐる  集結してゐる  ベルリンにゐる  やうに極力努めてゐる  張番をしてゐる  放送されてゐる  兵力が送られてゐる  於いて動員してゐる  幾つか突き出てゐる  戰爭が始まらうとしてゐる  ショファが直してゐる  釣竿をさしだしてゐる  寫眞がいろいろ出てゐる  喧嘩は避けられないにきまつてゐる  強氣に出てゐる  杜絶してゐる  前に列べてゐる  工作してゐる  爆撃を受けてゐる  煙草を吹かしたりしてゐる  方向へ駈けてゐる  物を取り出してゐる  氏が立つてゐる  それをかぶつてゐる  女の子をつれてゐる  中から鑑賞してゐる  戰線があまりにも遠く離れてゐる  防護されてゐる  進行してゐる  占有を目ざしてゐる  人は持つて歩いてゐる  肩身狹く感じてゐる  港外にかかつてゐる  身を委ねてゐる  斜に立つてゐる  己の住んでゐる  微かに照らされてゐる  一番奥に潜んでゐる  中に生きながら埋められてゐる  今どうしてゐる  明りを点けずにゐる  天幕住ひをしてゐる  冬中煖炉を焚き止めずにゐる  谷間に出来てゐる  河を挾んでゐる  離島にゐる  羽を広げてゐる  寒が来さうなので、嘆いてゐる  二ヱルスト位隔たつてゐる  闇に包まれてゐる  火を見詰めてゐる  忠実とが映じてゐる  火の子とを眺めてゐる  場所で吠えてゐる  馬を引き入れてゐる  事は分かつてゐる  一体シベリアに住んでゐる  感じを持つてゐる  念をも持つてゐる  長靴を穿いてゐる  耳まで隠してゐる  人を恐れさせてゐる  前に出てゐる  修養してゐる  憂愁を帯びてゐる  情を起してゐる  趣は現はれてゐる  心掛けを持つてゐる  つた通りに働いてゐる  知人から少し聞き込んでゐる  移住してゐる  心易くしてゐる  所を示してゐる  のを抑へてゐる  今は好く分かつてゐる  尊敬せられてゐる  己を欺かうとしてゐる  自ら押へてゐる  底に持つてゐる  上辺の落ち着いてゐる  茶を入れてゐる  火を見てゐる  煙突から煙の出てゐる  方に住んでゐる  鉱山で稼いでゐる  雪の下に埋もれてゐる  付き合ひに起きてゐる  二人向き合つて坐つてゐる  気楽に暮してゐる  炉にくべてゐる  目がどんよりしてゐる  涙を流して泣いてゐる  航行してゐる  どこまでも続いてゐる  樺太を差して進んでゐる  士官とが立つてゐる  波に映じてゐる  兵卒が取り巻いてゐる  囚人のゐる  二列に付いてゐる  番兵が立つてゐる  廊下を照らしてゐる  閉ぢ込められてゐる  護衛してゐる  取締を受けてゐる  機関室から囚人のゐる  透間にゐる  廊下から差し込んでゐる  蹙めて黙つてゐる  頭を振つてゐる  お前どうかしてゐる  軍艦にゐる  陸にゐる  倍厳しくせられるに極まつてゐる  大勢集まつてゐる  予言をすると、大抵中るに極まつてゐる  幇助せずにゐる  事に極まつてゐる  涙が流れてゐる  外を覗いてゐる  大岩から成立つてゐる  砂に打ち寄せてゐる  一ぱい掛かつてゐる  思をしてゐる  船は白い煙りを吐いてゐる  中で際立つて見えてゐる  前に見えてゐる  予言してゐる  癖が付いてゐる  様子を精しく考へてゐる  方が馴れてゐる  表白してゐる  警戒線を布いてゐる  名が付いてゐる  番兵がゐる  ぼんやりして歩いてゐる  ペトルツシヤアがゐる  跡を務めてゐる  靴の痛んでゐる  大男がゐる  ブランを待つてゐる  囚人仲間一同から尊敬せられてゐる  みんなはもう持つてゐる  一枚づゝ持つてゐる  上着を持つてゐる  言ひながら歩いてゐる  合点合点をしたりしてゐる  たしかに十八ヱルストは歩いてゐる  霧が立つてゐる  番兵は寝てゐる  四十年この方流浪してゐる  つては好く覚えてゐる  上を飛び越えて流れてゐる  皆寝静まつてゐる  煙が立つてゐる  煖炉を焚いてゐる  今お前さんのゐる  田地を持つてゐる  んじてゐる  土人の持つてゐる  みんな用心してゐる  みんなの着てゐる  手で障つてゐる  二重に持つてゐる  天幕が並んでゐる  ナイフを持つてゐる  槍を持つてゐる  矢張り島にゐる  指ざしをしてゐる  わたくし共の寝てゐる  銃剣の尖で防いでゐる  向うに立つてゐる  わたくしにも分からずにゐる  呆気に取られてゐる  ものは極まつてゐる  樺太からシベリアを眺めてばかりゐる  助けにならうと心掛けてゐる  木の下に坐つてゐる  土人にも知れてゐる  漁をしてゐる  顔附は内々喜んでゐる  樺太に遣られてゐる  樺太に葬られてゐる  世渡をしてゐる  貰つて食べてゐる  今時分仲間はどうしてゐる  今時分安心して寝てゐる  半分眠りながら歩いてゐる  牢屋にゐる  薄白く照らしてゐる  囚人が寝てゐる  ランプが点いてゐる  茂みに隠れてゐる  規則通りにしてゐる  自由を得てゐる  うろ付いてゐる  余計に持つてゐる  茶が煮えてゐる  汁が煮えてゐる  懐にゐる  ヂツクマン谷で焚いてゐる  あそこに見えてゐる  何者が焚いてゐる  うだつたら、あの遣つてゐる  先づ様子を見てゐる  年を取つてゐる  評判ばかりしてゐる  誰が生きてゐる  蔭に隠れて見てゐる  氷が解け始めてゐる  森に包まれてゐる  遠方を見廻してゐる  一面に覆つてゐる  際限もなく拡がつてゐる  突出してゐる  沈黙を破つてゐる  周囲に戦いでゐる  つて、乗つてゐる  慕はしいと、切に感じてゐる  物思に沈んでゐる  つて懸かつてゐる  一つ瞬きをしてゐる  中で待ち受けてゐる  上に閃いてゐる  西へ靡いてゐる  東風が吹いてゐる  部落に住んでゐる  ぐら付かせて乗つてゐる  馬に乗つてゐる  中を引き摩られてゐる  往来に出てゐる  一つ方角を見詰めてゐる  先を駆けてゐる  皆輝いてゐる  大声でどなつてゐる  ロシア風に乗つてゐる  上に集まつてゐる  競馬好に極まつてゐる  腰をはたいてゐる  顔を見詰めてゐる  てつきり頭がどうかしてゐる  三羽北を指して飛んでゐる  念が入りすぎてゐる  けつしんしてゐる  りつぱなうでまへを持つてゐる  水がしみこんで、困つてゐる  前からたのまれてゐる  靴のしまつに、困つてゐる  ものが落ちてゐる  光が洩れて来てゐる  日記が焚かれてゐる  かすかに息づいてゐる  舟虫の動いてゐる  百本杭を覚えてゐる  何かに来てゐる  嫉妬ばかり残してゐる  小言を覚えてゐる  つた彼を見上げてゐる  机を覚えてゐる  反響を残してゐる  一節を残してゐる  数行を残してゐる  憎悪を感じてゐる  父を恥ぢてゐる  記憶ばかり残してゐる  高等学校にゐる  花袋を読んでゐる  さの潜んでゐる  少年を映してゐる  愉快としてゐる  彼を嘲つてゐる  憎悪を忘れてゐる  さを伝へてゐる  彼は又はつきりと覚えてゐる  感銘をも覚えてゐる  一行に始まつてゐる  虫を覚えてゐる  探索してゐる  胸ふくらめてゐる  セメン樽ころがしてゐる  冬晴わたしは見てゐる  わたしは写してゐる、食べほれてゐる  わたしはまた、待つてゐる  馬が遊んでゐる  馬、寝てゐる  水をのんでゐる  馬、泳いでゐる  向うを眺めてゐる  何千何百とゐる  馬同志群れてゐる  薄を吹いてゐる  どこにもゐる  一形式にきまつてゐる  奥儀秘伝書に通じてゐる  事を種々集めてゐる  標が付いてゐる  附届をしてゐる  車を引いてゐる  錦が織り出されてゐる  拔いてゐる  大小三室にも別れてゐる  道が走つてゐる  ひだにこうえふしてゐる  以上を見せてゐる  音を立てて流れてゐる  さが一層に引き立ててゐる  彫りにしてゐる  雨がさアと降つてゐる  風呂桶につかつてゐる  ギラギラ五色に輝いてゐる  苔の生えてゐる  雄二がゐる  川へ注いでゐる  げに覗き込んでゐる  舟を見送つてゐる  二岐に分れてゐる  松の生えてゐる  日覆はふわふわ動いてゐる  ドドドドと軽く揺れてゐる  まま川を眺めてゐる  砂の出てゐる  山が覗いてゐる  水に浮んでゐる  筏が止められてゐる  首を覗けて動いてゐる  方へ続いてゐる  砂地を歩いてゐる  流れに溯つてゐる  棹を押してゐる  橋はもう見えてゐる  ところを進んでゐる  道路に出たりしてゐる  頬杖をしてゐる  一人坐つてゐる  感謝をしてゐる  前に待ちもうけてゐる  をちこちと見廻はしてゐる  夢の如く浮び出てゐる  半襟をかけてゐる  手がらをかけてゐる  笑はしてゐる  上に出てゐる  柵に立つてゐる  面を眺めてゐる  遇つた事を覚えてゐる  紫灰銀色の空気に沈んでゐる  縁をでも歩いてゐる  上に寝てゐる  桜が咲いてゐる  中に含んでゐる  普通に傳へられてゐる  體裁を保つてゐる  解釋してゐる  一句に含まれてゐる  解釋をも含んでゐる  解釋を含んでゐる  左傳から始まつてゐる  つたといつてゐる  經書に含まれてゐる  時は勿論、とまつてゐる  それが寝てゐる  痙攣でも起してゐる  毎日寝てゐる  何かをかかへこんでゐる  外に出してゐる  やうではあるが、よく見てゐる  無意味にさうしてゐる  つて警戒してゐる  何かをくはへ込んでゐる  夢想に耽つてゐる  反省してゐる  蒸発し切つてゐる  彼等は仲よくならんでゐる  翅音は立つてゐる  しづみかけてゐる  そとに見えてゐる  住家としてゐる  一時間ばかり歩いてゐる  何を持つてゐる  愛する人が多いといはれてゐる  風景が映つてゐる  翼にしてゐる  インクがこぼれてゐる  乞食をしてゐる  苔が生えてゐる  幽霊に似てゐる  歯齦をしてゐる  別荘をもつてゐる  宿屋生活をしてゐる  家を持つてゐる  つて蕨を採つてゐる  むかしから友だちつきあひをしてゐる  近辺にゐる  今そだつてゐる  明快でてきぱきしてゐる  名残をとどめてゐる  一枚持つてゐる  何處から何處迄丹念に塗り上げてゐる  隱し切れない拙が溢れてゐる  フランス波止場をぶらりぶらりと歩いてゐる  やうに、出てゐる  立札をほとんど見えなくさせてゐる  鋪道にまではみ出してゐる  ペンペン草が生えてゐる  裏をしきりにこすりつけてゐる  それから狂犬もゐる  思ひ出してでもゐる  竝んで坐つてゐる  肩から雙眼鏡をぶらさげてゐる  翼をひろげて、あふむけに浮んでゐる  盛りに咲いてゐる  議論をしてゐる  巡査が立つてゐる  牛が睡つてゐる  髷をかくしてゐる  女どもを喜ばせてゐる  瓦斯会社に出てゐる  物想ひに沈んでゐる  のを忘れてゐる  朽助のゐる  読者が既に認めてゐる  諳誦をしてゐる  澄みわたつてゐる  浮世話に耽つてゐる  眼で眺めてゐる  沾してゐる  去来と向ひあつてゐる  口をしめしてゐる  自身を悼んでゐる  歎いてゐる  涙に咽んでゐる  行脚をしてゐる  唇をしめしてゐる  姿をひそめてゐる  ほとりを流れてゐる  一筋流してゐる  神話を読んでゐる  河が生きてゐる  筏師にでも見とれてゐる  お伴してゐる  鼓動さしてゐる  から女中達のゐる  ものが含まれてゐる  河へ墜ちて死んだと信じ切つてゐる  私はいま架けてゐる  スケールのむらをなしてゐる  前こごみに歩いてゐる  お前はとつくに死んでゐる  何をおまへはまだ探してゐる  先きに附いてゐる  彼方に、少しばかり現はれてゐる  思つて感心してゐる  距つてはゐる  ものを生きてゐる  つたのを持つてゐる  妙を得てゐる  帶してゐる  相手をしてゐる  いつまで勤め人をしてゐる  二年はすぎてゐる  勤め人をしてゐる  むかしからいはれてゐる  展開が待つてゐる  面は憂ひに青ざめてゐる  名も連ねられてゐる  五彩の煙りを吐いてゐる  見物行を考へてゐる  前を走つてゐる  法を結んでゐる  妻に別れて歩いてゐる  荷風を読みしてゐる  天井に上ってゐる  一張羅の着てゐる  生れつきお家にゐる  恙なく暮してゐる  毬をついてゐる  夫はもう死んでゐる  左う思ひ込まされてゐる  風にきいてゐる  気の毒に思ひましたけれども、空いてゐる  くたくたにつかれてゐる  ざぶんとおつこちて、見てゐる  トランクが、のこつてゐる  ジヤガイモのついてゐる  玉ねぎがついてゐる  村に住んでゐる  密談を凝らしてゐる  神様が棲んでゐる  さうに喘いでゐる  やうに強く響いてゐる  似合はず狼狽してゐる  懊悩してゐる  赤ん坊の寝てゐる  敵視されてゐる  表示してゐる  秘密事をしてゐる  ちの寝てゐる  先に立つてゐる  弁当を詰めてゐる  警察にゐる  隅などで泣いてゐる  さうに遊んでゐる  身を悶えて泣いてゐる  一つとしてたのしんでゐる  苦役してゐる  沙をあけてゐる  幾は装うてゐる  収監されてゐる  白雲が飛んでゐる  さに澄み渡つてゐる  腕を載せてゐる  嫉いてゐる  らうとしてゐる  藁をきざんでゐる  甲州路へ出ようとしてゐる  それこそ、まづいにきまつてゐる  私達を訪れてゐる  何者かが潜んでゐる  ツルの着てゐる  仲間でいひならはされてゐる  今までしばしば見てゐる  横木がぬるぬるしてゐる  鉄塔ごと左右に大きくゆれてゐる  酒造家の出してゐる  立看板の出てゐる  気を好くしてゐる  翫弄にされてゐる  飜訳小説に読み耽つてゐる  座席で待つてゐる  立話をしてゐる  殊に気のあつてゐる  気持がしてゐる  晴代も見てゐる  晴代が思ひこんでゐる  明日を夢みてゐる  一緒に並んで歩いてゐる  蔭口を吐いてゐる  商売に出てゐる  何処をふらついてゐる  神と話してゐる  電燈の出てゐる  晴代を見てゐる  汚涜がしみついてゐる  通り出来てゐる  頭脳を悩ましてゐる  酒ばかり呷つてゐる  大凡見当がついてゐる  五六人頭をそろへてゐる  つたが、生きてゐる  一週間ばかり寝てゐる  晴代夫婦に善く懐いてゐる  ものを纏めてゐる  大勢そこに生きてゐる  唐草模様が絡んでゐる  経をよんでゐる  なかで焼けだしてゐる  脈を取つてゐる  つても澱んでゐる  理事をしてゐる  話をじつと聞いてゐる  小耳にはさんでゐる  施策を見てゐる  仙波氏は、にやにやしながら聴いてゐる  はじめ遺族が黙然と坐つてゐる  膝でおとなしくしてゐる  丸テーブルを囲んでゐる  外から形成してゐる  出発しようとしてゐる  後悔に打たれてゐる  鉱物質だけで生きてゐる  想念をこねまはしてゐる  ことはよく覚えてゐる  平生にやにやばかりしてゐる  首をしきりに振りながら、何やらささやき続けてゐる  猛火でつつんでゐる  ひそひそ話をしてゐる  四人のゐる  金井たちのゐる  漂流をひかへてゐる  喰つついてゐる  横腹に対してゐる  悪臭を放つてゐる  機嫌に押し黙つてゐる  うじやしてゐる  顎のせりだしてゐる  こはごは覗いて見たりしてゐる  あだ名のついてゐる  頬をしてゐる  つたるい眼がついてゐる  手伝ひをしてゐる  向うに垂らしてゐる  一心に見つめてゐる  むつてゐる  寄寓してゐる  二人あづかつてゐる  親類から托されてゐる  効能を説いてゐる  小説ぐらゐは読んでゐる  臍を撫でてゐる  議論をつづけてゐる  算盤をはじいてゐる  米をといでゐる  勤務してゐる  つて片隅に坐つてゐる  口へ運んでゐる  息をころしてゐる  自分を感じてゐる  反感をもつたりしてゐる  引立たせてゐる  今年はどうかしてゐる  コメカミに浮いてゐる  きりどきりと脈打つてゐる  世辞をふりまいてゐる  勘定に手間どつてゐる  反感を抱きつづけてゐる  ぴちぴちしてゐる  視線の注がれてゐる  どよめきが鈍く渦巻いてゐる  河でも流れてゐる  女学校を出てゐる  家でぶらぶらしてゐる  羽織がかかつてゐる  三階あたりに寝かされてゐる  本を見てゐる  ぼんやり眺めてゐる  顔をかくしてゐる  ページをひるがへしてゐる  唇をしてゐる  痕がにじんでゐる  匂ひがしみこんでゐる  金文字がところどころ剥げてゐる  児玉家に居ついてゐる  うつ向き加減に歩いてゐる  束を持つてゐる  起居してゐる  相手をして遊んでゐる  つて傍にひかへてゐる  神妙に聞いてゐる  羽織を着てゐる  薬局で遊んでゐる  庭をさし覗いてゐる  退治してゐる  柱にくくりつけられてゐる  そつと覗いてゐる  二三本くはへてゐる  ぢこめられてゐる  展げられてゐる  厭らしいたくらみが潜んでゐる  誘惑を感じてゐる  言ひ聞かせてゐる  横手についてゐる  過労に冒されてゐる  たびに聞かされてゐる  押し殺してゐる  余光がにぶく照らしてゐる  呼吸をととのへてゐる  へぎ声はまだ続いてゐる  夜がつづいてゐる  みんなさりげなく眼をそらしてゐる  うつすらと浮かせてゐる  寝巻に着かへてゐる  八重歯をのぞかせてゐる  一点に凝つてゐる  ぢ貫いてゐる  崇拝してゐる  結局、とうに涸れてゐる  嬉戯してゐる  一部から毛嫌ひされてゐる  何かおびえてゐる  着物を着せられて寝てゐる  面白半分打つてゐる  盆に収められてゐる  熱気をふくんでゐる  しみがついてゐる  合つて、ずしりと並んでゐる  坐禅を組んでゐる  気がつくと、並んで立つてゐる  みんな睡てゐる  憎悪してゐる  孤独に縋りついてゐる  交遊を思ひ信じてゐる  澄江に話しかけられてゐる  少年を見出してゐる  関心を懐いてゐる  感得してゐる  つて講義を進めてゐる  神様は持つてゐる  中に感じてゐる  身体が濡れてゐる  言葉を述べてゐる  微笑で隠してゐる  教会へ現れてゐる  數に生えてゐる  林をなしてゐる  實を摘みためてゐる  からんで枝垂れてゐる  相場がきまつてゐる  利用せられてゐる  さを表してゐる  秀吉をたたきつけてゐる  線に沿うてゐる  間者がゐる  横溢してゐる  人質にでてゐる  我関せずでゐる  影がにじんでゐる  面々が騒いでゐる  アア今それを考へてゐる  話が出来すぎてゐる  関ヶ原で勝つてゐる  つたと片づけてゐる  年中コッピドクたたかれてゐる  野心に賭けられてゐる  誠意にかかつてゐる  皮相ばかりを撫でてゐる  空をさして飛んでゐる  傳されてゐる  描写してゐる  ところを写してゐる  とくに続けさせてゐる  内容が盛られてゐる  やうに負うてゐる  気味を持つてゐる  幾たびも繰返してゐる  健康診断をもしてゐる  生地爭ひをしてゐる  多年憧憬してゐる  携へてゐる  開展してゐる  客を泊めてゐる  親みを抱いてゐる  上下に、生きてゐる  ぎつしり詰まつてゐる  此方を覗いてゐる  顏に少し似てゐる  客を待つてゐる  二人を見下ろしてゐる  坂町を歩いてゐる  一室があいてゐる  二重奏を奏してゐる  レコードをかけてゐる  群が押しかけてゐる  籐椅子に迄もはみ出してゐる  平均足音數を示してゐる  累積してゐる  外に置かれてゐる  思想家やが試みてゐる  町中に暮してゐる  最初に出てゐる  はる病後の思ひがにじむばかりに出てゐる  伊香保言葉が出てゐる  しろ昔ながらの質朴を誇つてゐる  あたりに散らかつてゐる  ステツキをついてゐる  扇子をつかつてゐる  近代母性型、黙つてゐる  のか知らずにゐる  栗鼠がゐる  茂みにゐる  てつぺんを見上げてゐる  ことをして遊んでゐる  吹奏楽がまだ続いてゐる  繃帯をしてゐる  混乱を招いてゐる  自らさうなつてゐる  僕らも気づいてゐる  解剖を試みてゐる  日本人離れがしてゐる  散文的にしてゐる  触感で包んでゐる  ところに逸し去つてゐる  シーンとしてゐる  サアッと降つてゐる  何室でも明いてゐる  水が落ちてゐる  思つたりしてゐる  光に充たされてゐる  ことも睡つてゐる  三時少し過ぎてゐる  眼が見てゐる  ものを観てゐる  描写力を示してゐる  重点がかかつてゐる  ものをちやんと見てゐる  湾を抱いてゐる  温泉の煙りに蒸されてゐる  静寂を保つてゐる  手を差し延べてゐる  感傷に走つてゐる  程度を超えてゐる  雨に降り込められてゐる  町に追はれてゐる  前から滞留してゐる  比喩が正しくあたつてゐる  さに打ち溶けてゐる  何処で売つてゐる  話材にしてゐる  叙情的気分に欠けてゐる  頃たしかに神経衰弱とやらに陥つてゐる  滞留してゐる  方に突き出てゐる  中に消えてゐる  絶壁を見降してゐる  可成り打ち溶けてゐる  欄干から波を見降ろしてゐる  楽しい夢路を辿つてゐる  やうに映つてゐる  往来を歩いてゐる  斯うして投げてゐる  俺達が歩いてゐる  他心は塞がれてゐる  半ばを覆うてゐる  上に突き出てゐる  波が轟々と鳴つてゐる  海に面してゐる  翅を休めてゐる  やうに息づいてゐる  玩具になりさがりたがってゐる  つたのだが、書いてゐる  俺が遊んでゐる  半面が折込まれてゐる  海岸を歩いてゐる  かけらの埋もれてゐる  炭化してはさまってゐる  ものがはさまってゐる  平原になってゐる  縦に埋まってゐる  麦稈帽をかぶったりして歩いてゐる  方を見てすこしわらってゐる  上着を着てゐる  何重もめぐってゐる  それもどうも面白くて聞いてゐる  旗の立ってゐる  雇はれて来てゐる  遊びにしてゐる  まり水を干さうとしたりしてゐる  ところに集ってゐる  こはがってゐる  もっと談してゐる  貰ひたいと話してゐる  めちゃくちゃについてゐる  除草鎌を持って来てゐる  二つつづけて取らうとしてゐる  一生けん命掘り取ってゐる  念を押してゐる  さはりを考へてゐる  らひしてゐる  憧憬をもつてゐる  そふてゐる  未決にゐる  皆んなでゐる  不断から云ひ馴らしてゐる  なんかのゐる  読書をしてゐる  生活には馴れ切つてゐる  親しみをさへ持つてゐる  着物はうんと着てゐる  首領とされてゐる  何方にもよらずさわらずにゐる  一つ家にゐる  拘束されてゐる  態度で話してゐる  事に就いては知りつくしてゐる  間に呼ばれてゐる  ものも充分着てゐる  背負つた女がゐる  彼処にゐる  ように唸いてゐる  別に気に止めてゐる  一心に待つてゐる  朝七時からゐる  お許しの出てゐる  囚人としてゐる  軽蔑をされてゐる  室に這入つてゐる  境遇にあるかなどは考へずにゐる  空気を和らげてゐる  見合はせてゐる  境遇におかれてゐる  さうに身をすくめてゐる  から待つてゐる  顔を見くらべてゐる  控所にゐる  つてどなり散らしてゐる  べりをしてゐる  二言三言返事を与へてゐる  お守りをされながら待つてゐる  函館にゐる  喜びを持つてゐる  曲折を示してゐる  朝寢をしてゐる  つて來てゐる  均整を失してゐる  平生親しくしてゐる  時を忘れてゐる  暴されてゐる  仁王を刻んでゐる  寒山拾得が歩いてゐる  揃つて飯田橋を歩いてゐる  東京を歩いてゐる  先へぶら下げてゐる  噂が立つてゐる  邪道に落ちてゐる  側に仕へてゐる  手足を縮めてゐる  繪を描いてゐる  事は申し上げてゐる  午睡をしてゐる  己の睡つてゐる  糸でもつけて引張つてゐる  娘が待つてゐる  その間、縛られてゐる  食ひこんでゐる  時描いてゐる  冥助を受けてゐる  唯、こんなに馴れてゐる  翼へかけて、きりきりと捲きついてゐる  來事に懲りてゐる  一つ檻にでもゐる  涙を堪へてゐる  戀煩ひをしてゐる  脣を噛みしめてゐる  私には、分りすぎてゐる  程分つてゐる  云ひ、或は又絶えず引き攣つてゐる  肩に縋つてゐる  胸に組んで、佇んでゐる  圓光の如く懸つてゐる  魂を奪はれて、立ちすくんでゐる  天地に吹き荒んでゐる  苔蒸してゐる  名を附けてゐる  列傳に出てゐる  念を持つてゐる  鐵鉢を持つてゐる  默つて立つてゐる  僧の捧げてゐる  年月を送つてゐる  道に志してゐる  ものが進んでゐる  霜が少し降つてゐる  兎に角虎のゐる  向き合つて一しよに食べてゐる  眞赤に燃えてゐる  鍋釜から移してゐる  草履を穿いてゐる  木履を穿いてゐる  畫をおぼえてゐる  はじめから癇癪を起してゐる  中で悲しんでゐる  出来事に懲りてゐる  恋煩ひをしてゐる  唇を噛みしめてゐる  円光の如く懸つてゐる  さまにしぐれてゐる  海をみてゐる  おばあさん炭を焼いてゐる  からだをぽりぽり掻いてゐる  ニンニクたべてゐる  蠅もきてゐる  稲は枯れてゐる  木の実おちてゐる  彼が怒つてゐる  二日間外出しないでゐる  中で死んでゐる  共通に持つてゐる  さはよく分つてゐる  認識できないでゐる  づつ芽ぶき赤らんでゐる  なつてくれてゐる  国語とにしみこんでゐる  私はまだ覚えてゐる  改つたと覚えてゐる  記憶を失はないでゐる  比喩詩の持つてゐる  象徴詩は栄えてゐる  国境外に遠く離れてゐる  訳詩が見せてゐる  気移りしかけてゐる  文体から出来てゐる  一国語から離れすぎてゐる  今使はれてゐる  軽蔑せられてゐる  生命を托してゐる  中にちらばらとはめ込まれてゐる  忌避してゐる  平俗だと考へてゐる  外国語の持つてゐる  古語が取り込まれてゐる  摂取せられてゐる  関係を論じてゐる  想像して来てゐる  古語のもつてゐる  暗示から出てゐる  古語が含んでゐる  藤村が持つてゐる  失はしてゐる  その後四十年以上を経てゐる  意味を失ふと考へられてゐる  内容までも持たしてゐる  解釈をしてゐる  意味してもゐる  所属してゐる  自然主義を含んで来てゐる  外貌を持つてゐる  別にしてゐる  構成するに適してゐる  展示しようとしてゐる  語の持つてゐる  防風木が取卷いてゐる  間に散らばつてゐる  子供もゐる  連中はさう信じてゐる  來たと聞いてゐる  人口三百と記されてゐる  訓へは固く守られてゐる  戰いてゐる  大切にされてゐる  幻でも見てゐる  立停つて暫くじつとしてゐる  飽和して重く淀んでゐる  徑がついてゐる  水浴をしてゐる  簇らせてゐる  一匹ねそべつてゐる  矗として立つてゐる  印度素馨が植わつてゐる  女はまじろぎもせずに見てゐる  乳首をくはへてゐる  表へ出て見たら、まだ濡れてゐる  餘り堂々とし過ぎてゐる  逆に怯えてゐる  今話してゐる  少年に課してゐる  法律が設けられてゐる  小ナポレオンのゐる  盛んに泳いでゐる  のを見下してゐる  島民少年を連れてゐる  顏に現れてゐる  體格をしてゐる  伴つて充分發達してゐる  背中を向けてゐる  獨占してゐる  別を惜しんでゐる  大分離れてゐる  圍んでゐる  ぱらつてよろめいてゐるらしいが、醒めてゐる  翡翠色にまどろんでゐる  貝殼を吹いてゐる  生れかかつてゐる  誘惑しようとしてゐる  實の落ちてゐる  雜居してゐる  形から飛行機鳥と名付けてゐる  容貌を多少恥づかしいと考へてゐる  マリヤンの住んでゐる  巾をきかせてゐる  去勢を受けて萎びてゐる  環境にゐる  十餘年住んでゐる  油斷がならないな、と驚いてゐる  邦譯してゐる  本を讀んでゐる  マリヤンが刈取つてゐる  間にかがんでゐる  私に見られてゐる  今日は又ひどいなりをしてゐる  氣が付かずに吹いてゐる  海と通じてゐる  船は停つてゐる  觀察してゐる  ものだから、少し慌てて聞いてゐる  いふ名で知られてゐる  苔に埋もれてはゐる  果を啄んでゐる  炊事をしてゐる  それ/″\共同宿泊所を設けてゐる  手巾を覗かせてゐる  所に付いてゐる  筵を敷いて住んでゐる  住民がゐる  ギツシリ密生してゐる  澤山地上に落ち、その腐つてゐる  游優嬉戲してゐる  帶を編んでゐる  呆氣に取られてゐる  根元に立つてゐる  服を着てゐる  子供等に似てゐる  寢そべつたりしてゐる  乎と見てゐる  服裝をしてゐる  つて白痴の子を呼んでゐる  肩にかついでゐる  整つたなりをしてゐる  シャツを着てゐるとはいふものの、破れてゐる  所から覗いてゐる  鞄だけは掛けてゐる  腰にさげてゐる  島々に永くゐる  音だけ聞いてゐる  夜の海風にはためいてゐる  嘆きを聞いてゐる  ハツキリ道に落してゐる  家で鳴らしてゐる  積りでゐる  ヂストマがゐると聞いてゐる  繁殖してゐる  連載せられてゐる  燒肴にも出てゐる  部類に這入つてゐる  のをまだ少し憶えてゐる  それが漲ってゐる  安定感を絶えず求めてゐる  鋏で捩取っては喰ってゐる  日向ぼっこしてゐる  空気に浸ってゐる  かたはらで暮してゐる  奥を指してゐる  つて生計を立ててゐる  力量一頭地を抜いてゐる  二段がゐる  烏アゲハを探してゐる  散策してゐる  神田辺で売つてゐる  三円ぐらゐだつたと記憶してゐる  糞尿一切とりあつかつてゐる  始末に困つてゐる  僕がゐる  気焔あげてゐる  ″\見てゐる  気焔をきいてゐる  気焔をあげないので、まだ、きいてゐる  用意をして賣つてゐる  引傾いでゐる  靜かに打つてゐる  鏡さんはゐる  兒をつれてゐる  せこに出てゐる  眼鏡を掛けてゐる  有様が見えてゐる  堅めてゐる  ぢつて遊んでゐる  釣してゐる  川原を歩いてゐる  雨やどりしてゐる  平衡を得てゐる  谺を起してゐる  自身欧羅巴に来てゐる  市が立つてゐる  妻を連れて歩いてゐる  本を売つてゐる  此処は少しく白く濁つてゐる  養成されてゐる  退屈さうに横目を使ってゐる  さうに飛び廻ってゐる  新聞記者をしてゐる  発奮を強ひてゐる  ダンスをしてゐる  ため浄化されてゐる  きものとされてゐる  重きを置くべきであると考へてゐる  句と称されてゐる  前後にふくまれてゐる  今記憶してゐる  真似事をしてゐる  唐詩を読んでゐる  それ位に考へてゐる  意味が含まれてゐる  日用文字としてゐる  そこから起つてゐる  如く考へてゐる  調子を好んでゐる  さを増してゐる  さから免れてゐる  趣を異にしてゐる  護衛に出てゐる  特別に愛せられてゐる  息子のゐる  から成り立つてゐる  立身を望んでゐる  思慮をめぐらしてゐる  一為事始めてゐる  間に割り込まうとしてゐる  世渡をしようとしてゐる  他人扱にしてゐる  女官を勤めてゐる  社会に属してゐる  大事にせられてゐる  為掛けてゐる  ステパンを仰いで見たりしてゐる  純潔を保つてゐる  顛倒とを含んでゐる  目で見てゐる  姿を眺めてゐる  やうに見上げてゐる  お前には分つてゐる  不安を覚えさせてゐる  帝よりも愛してゐる  痙攣を起してゐる  奉公をしてゐる  自分の羨んでゐる  左右してゐる  服従をしてゐる  面白みを感じてゐる  自分を戒めて働いてゐる  目的にしてゐる  今日僧院でしてゐる  余所に逸れてゐる  慰安を得てゐる  利害を感じてゐる  自分に付けられてゐる  思想を持つてゐる  地位を得ようと心掛けてゐる  争闘を閲してゐる  争闘を強く起してゐる  それから祈祷をしてゐる  任務を尽してゐる  何物をも感じまいとしてゐる  軍服を被てゐる  ことは馴れてゐる  驕慢から生じてゐる  心持でゐる  驕慢が消え失せずにゐる  やうにと祈つてゐる  肉を断つてゐる  市中の人を驚かしてゐる  坊さんのゐる  麻綱を動かしてゐる  向き合つて腰を掛けてゐる  自慢話をしてゐる  身を埋めて動かずに坐つてゐる  周囲をうろついてゐる  傍で見てゐる  認識力は持つてゐる  向うにゐる  人のゐる  六年経つてゐる  風に考へてゐる  穿に包まれてゐる  為馴れてゐる  点滴が落ちてゐる  女が立つてゐる  下から見えてゐる  物に驚いてゐる  わたくしは凍えてゐる  遁れて住んでゐる  冠を戴いてゐる  手に握つてゐる  続け様にしてゐる  中でしてゐる  唇まで動いてゐる  臭が充ちてゐる  一番気にしてゐる  殊にひどく濡れてゐる  靴を脱がうとしてあせつてゐる  ぢりながら絶えず微笑んでゐる  のを喜んでゐる  もう少しあんなにしてゐる  多分祈祷してゐる  声がしてゐる  礼をしてゐる  声は激してゐる  耳には何もかも聞えてゐる  のが分つてゐる  一目も見ずにゐる  矢張山籠をしてゐる  庵室内で暮らしてゐる  話をしたりしてゐる  アグニアと呼ばれてゐる  合つて、互に押し退けようとしてゐる  不断は疲れてゐる  感動してゐる  セルギウスに付けられてゐる  役をしてゐる  命を繋いでゐる  セルギウスは聞き飽きてゐる  皆セルギウスには好く分つてゐる  歓迎してゐる  合つて来てゐる  思つても来てゐる  セルギウスにも分つてゐる  平生秩序を好んでゐる  二年立つてゐる  つてしてゐる  事が出来ずにゐる  頭を低れて、動かずにゐる  セルギウスを信じてゐる  安心立命をしてゐる  洞窟から十歩許隔たつてゐる  時代は遠く過ぎ去つてゐる  利目があると信じてゐる  不断斥けてはゐる  事実がさうなつてゐる  評判してゐる  己は愛してゐる  考をしてゐる  外から鎖されてゐる  発育してゐる  此娘を見てゐる  体を見てゐる  灰色に見えてゐる  娘を連れてゐる  なつて暮してゐる  馬鹿でゐる  パシエンカの住んでゐる  心待に待つてゐる  平気で見てゐる  筈がないと信じてゐる  それを止めさせようとしてゐる  帽子を着てゐる  風采は依然としてゐる  答へずにゐる  顔に注がれてゐる  寐入らせようとしてゐる  づし方には馴れてゐる  道を踏んでゐる  何事をも知り抜いてゐる  ワツシヤが生きてゐる  領に巻いてゐる  癪を起してゐる  風にして暮してゐる  パシエンカは坐つてゐる  お寺に参らずにゐる  名誉を求めてゐる  つて附いてゐる  奉公をいたしてゐる  足を留めてゐる  構はずにゐる  泊まつてゐる  彼岸にゐる  東京をはなれて暮してゐる  いまさら悔んでゐる  新風を捲き起さうとしてゐる  合評を試みさせてゐる  截然と別れてゐる  ところにおいて眺めてゐる  私は下してゐる  無力にしてゐる  すすきの中から黒くまつすぐに立つてゐる  しづかに歩いてゐる  ぢつと立つてゐる  気がとられてゐる  所以だと心得てゐる  独立してゐる  北ぐにの冬がつづいてゐる  れんあいをしてゐる  戦災で引つ攣れができてゐる  掘割にかこまれてゐる  ひつそり立つてゐる  つて、見てゐる  アルバイト苦労から一応たすかつてゐる  志願してゐる  学資にあててゐる  扱ひを受けてゐる  病院の帯びてゐる  収容してゐる  三十年にも劣らぬほどの遷り変りを含んでゐる  ピンで留めてゐる  きり千恵がゐる  前こごみに跪いてゐる  方を見あげてゐる  殆ど見わけにくくしてゐる  東南隅にぽつんと立つてゐる  ふつう産児室と呼ばれてゐる  死亡室にでもゐる  大型ベットにゐる  西病棟に寝てゐる  ぼんやりつかまつてゐる  じいつと立つてゐる  いつのまにか立つてゐる  発育はひどく後れてゐる  こはごはじつと見てゐる  かなり大きく開いてゐる  それの向いてゐる  真ん前からさし覗いてゐる  代りにゐる  寝息をたててゐる  眼をあけて、よく寝てゐる  子供でもゐる  相手が見つかつたと内々ほくほくしてゐる  得意さうに輝きだしてゐる  事情にもかなりよく通じてゐる  立ち働らいてゐる  閃光で埋まつてゐる  はつきり覚えてゐる  なかで焼け死んでゐる  一ばん離れてゐる  洗濯物をしてゐる  云つたら、見てゐる  つてもぎらぎら浮いてゐる  中でうごめいてゐる  姿を見守つてゐる  自分を覗きこんでゐる  森かげから覗いてゐる  中に渦巻いてゐる  窓から覗いてゐる  面をみつめてゐる  間じつと見守つてゐる  胸像の立つてゐる  ちやうど覗いてゐる  口もととかの似てゐる  下を向いて黙つてゐる  うつとり見つめてゐる  わたしがゐる  口論しながら歩いてゐる  謎がひそんでゐる  上からしげしげと覗きこんでゐる  盛装をしてゐる  血がにじんでゐる  時間を持てあましてゐる  退屈しのぎをしようとしてゐる  ゆらゆら揺れてゐる  やうに聳えてゐる  ゆつくり流れ落ちてゐる  裾から垂れてゐる  あすこに隠れてゐる  古島さんがゐる  しろから覗きこんでゐる  カンヴァスで埋まつてゐる  互ひにもたれ掛つたり隠しあつたりしてゐる  下から半分ほど覗いてゐる  邪魔してゐる  中有を見つめてゐる  殆どねむつてゐる  間からかすかに漏れてゐる  顔をじつと眺めてゐる  じいつと眺めてゐる  表情に似てゐる  堂内がごうごうと鳴つてゐる  ぱいに渦まいてゐる  そろばんを弾いてばかりゐる  土にまみれてゐる  雨乞ひをしてゐる  病的に怖れてゐる  上を見て歩いてゐる  それを拭きもせずに歩いてゐる  竹筒に入れて持つてゐる  顫はしてゐる  息を吐いてゐる  垂れかかつてゐる  一人何かつぶやいてゐる  梟の啼いてゐる  扉にぶつかつてゐる  遥かに遅れてゐる  言つた内容を持つて来てゐる  役としてゐる  人に化したりしてゐる  固定したと見えてゐる  風に解してゐる  なつて来てはゐる  筆を握つてゐる  野放しにされてゐる  デッチあげてゐる  綴り合はせてゐる  アンドレ・ジッドがゐる  十五分も過ぎてゐる  ことを待つてゐる  友達はどんなに面白く遊んでゐる  先生からも止められてゐる  ことなんか考へてゐる  凭せてゐる  母とが何やら話してゐる  駄々をこねてゐる  俺がかう控えてゐる  不便を感じてゐる  名を知られてゐる  周囲にゐる  絶頂にゐる  翌日をおそれてゐる  幸福にふるへてゐる  精神を写してゐる  三人の住んでゐる  借金に苦しんでゐる  家の並んでゐる  悪感を抱いてゐる  象徴詩と称してゐる  一室で待つてゐる  言葉をかはしてゐる  手綱をひきしめてゐる  持論を振りかざしてゐる  そこに現はれてゐる  将来何にならうとしてゐる  因子として働きだしてゐる  門をひらいてゐる  時刻はすぎてゐる  いつぱいに絡みついてゐる  門標を眺めてゐる  金いろに輝いてゐる  から取巻いてゐる  蔽ひかぶさつてゐる  さが現はれてゐる  十吉を見てゐる  唖に似てゐる  廻転させたりしてゐる  一ことも分らずにぽかんとしてゐる  がちになってゐる  十吉が一々うなづいてゐる  書類を繰つてゐる  耳を借してゐる  根、そのうへに載つてゐる  顎鬚をなしてゐる  却つて身を固くしてつつ立つてゐる  本質をなしてゐる  苦心はしてゐる  前から坐り込んでゐる  タイプライターを叩いてゐる  見えがくれしたりしてゐる  一寸ほどもはみ出してゐる  のだが、肥りすぎてゐる  竪カラーをしてゐる  一人で受持つてゐる  ベルを押しつづけてゐる  扉をしめ切つてゐる  却つて毒々しく照り映えて、ひしめき揺らいでゐる  薄笑ひをただよはせてゐる  上に躍らせてゐる  手を休めてゐる  ため損ばかりしてゐる  骨ばつてゐる  相談には乗つてゐる  キイを叩いてゐる  独りクラヴサンを弾いてゐる  たしかに何処となく消え残つてゐる  潮は現にぐんぐん満ちて来てゐる  方がくくれてゐる  観察しつけてゐる  つた構造をなしてゐる  影を、与へてゐる  服をきてゐる  そつと立てかけてゐる  そつと読んでゐる  横顔を眺めてゐる  色も黄ばんでゐる  さへしてゐる  基調をなしてゐる  彼女のもつてゐる  合オーヴァをかけてゐる  見物されてゐる  腰に置いてゐる  コサック踊りに似てゐる  日々がいつも続いてばかりゐる  発生をつづけてゐる  椅子をもつてゐる  ジルコーヴィチ氏が握つてゐる  こめかみにいつも浮んでゐる  紀律そのものを愛してゐる  満喫してゐる  断じて俺は坐つてゐる  書き込みなどしてゐる  縫つて抗弁をつづけてゐる  一同固唾をのんでゐる  火影を見てゐる  頂点を形づくつてゐる  対角線どうし会釈をしてゐる  中途にぽつりと生えてゐる  崖をなしてゐる  たくさん住んでゐる  中央に載つかつてゐる  下まで来て待つてゐる  山を築いてゐる  盛んに揚げてゐる  舟を漕いでゐる  襖でとざされてゐる  ぱつちりと見開いてゐる  オークルに塗りあげてゐる  とぐろを巻いてゐる  壮観をなしてゐる  国を形づくつてゐる  風俗をとどめてゐる  ギリシャ帽をかぶつてゐる  帽をかぶつてゐる  あれこれと選り分けてゐる  それを繰つてゐる  埠頭通りを歩いてゐる  呶鳴り返してゐる  禁断にしてゐる  若い男が坐つてゐる  直立してゐる  顔を伏せて掛けてゐる  霧がかかつてゐる  偶然ゆき合はせてゐる  仕事が離れてゐる  先に待ち受けてゐる  きらきら氾濫してゐる  上から見おろしてゐる  下から見あげてゐる  びしやびしやといつも水溜りのできてゐる  設備がずらりと並んでゐる  ために残されてゐる  紋章のきらめいてゐる  長めに着てゐる  髪がのぞいてゐる  感じを与へてゐる  首に巻きつけてゐる  窓から射してゐる  石油ストーヴが燃えてゐる  彼が読んでゐる  レッテルが覗いてゐる  しみが出てゐる  白カーテンが附いてゐる  ぱいに見せてゐる  大声でまくし立ててゐる  相当興奮してゐる  資源が立つてゐる  悠長にできてゐる  何かをしてゐる  小径づたひにぶらぶら歩いてゐる  首をすこし落してゐる  本を読みながら歩いてゐる  白いマフラーをしてゐる  清閑をたのしんでゐる  微笑を宿してゐる  深みに注いでゐる  資格で来てゐる  仕事がきまつてゐる  紅味をさしてゐる  握手をしてゐる  みち溢れてゐる  言ひ聴かせてゐる  病臥してゐる  鮠の群れて遊んでゐる  實科女學校に出てゐる  何處か落ちついてゐる  名はかなり聞えてゐる  三四軒並んでゐる  線路工夫をしてゐる  犧牲にしてゐる  山そのものが動いてゐる  私を見てゐる  頭痛に病んでゐる  労力とを費してゐる  胡魔化してゐる  光明を投げかけてゐる  私を待つてくれてゐる  何か解らずにゐる  さへ欠けてゐる  為に書いてゐる  自然に出てゐる  色采を有してゐる  塩漬にしてゐる  まり派出に並んでゐる  脊中合せをしてゐる  是は濃く出てゐる  それぞれにもつてゐる  こともできずにゐる  態度を示してゐる  日本文壇を形づくつてゐる  資格をまつたく欠いてゐる  演技者を借りてゐる  基礎的施設を怠つてゐる  識者は誇つてゐる  文化をもつてゐる  説をもつてゐる  止まらせまいとしてゐる  此所へかじりついてゐる  空一面に漲つてゐる  奥底に隠れてゐる  彼が佇んでゐる  何気なく見てゐる  高利を貪つてゐる  方で聞えてゐる  何かいたづらをしてゐる  あたりにこびりついてゐる  結果があまり分り過ぎてゐる  結果があまりに分り過ぎてゐる  窮屈に作られてゐる  焔に照り映えてゐる  つたものにさへ見せてゐる  無自覚とに帰せしめてゐる  碇を下してゐる  穴に居据わつてゐる  読みをしてゐる  半ば耄碌しかけてゐる  彼女がとついでゐる  彼女のとついでゐる  云はせて噛んでゐる  地声を聞いてゐる  僅かに見えてゐる  心持顔を赤らめてゐる  侮蔑を持つてゐる  理解して心からもてなしてゐる  あれで何でもちやんと感づいてゐる  疑問に悩んでゐる  味方をしてゐる  鉾を向けてゐる  ぱぬいて罵つてゐる  問はれてゐる  ひつぱたかれながら扱き使はれてゐる  そこらを歩いてゐる  つて聞きほれてゐる  それに寄り添うて歩いてゐる  やうにして歩いてゐる  俺は早飲み込みしてゐる  ことを確かめようとしてゐる  着用してゐる  裏に到るまで、ひきつれを起しかけてゐる  目に沁みついてゐる  水の上に浮いてゐる  おれは、死んでゐる  つて張りきつてゐる  寢たり、坐つたりしてゐる  瀬音が荒れて聞えてゐる  音を立て初めてゐる  色を保つてゐる  つて垂れてゐる  榮えてゐる  感覺ばかりが活きてゐる  地形の進んでゐる  姿すら見せずにゐる  其右に高くつつ立つてゐる  間に、薄く霞んでゐる  女性は思うてゐる  寫經をしてゐる  却て、あるいてゐる  君として仕へてゐる  讃へられてゐる  失つて來てゐる  謹愼してゐる  息をきらしてゐる  方へ移らうとしてゐる  五十を出てゐる  顏を仰けてゐる  今歩いてゐる  こちらへよりしてゐる  傍題にしようとしてゐる  屆いて、見られてゐる  部屋に住んだり、通うたりしてゐる  其を見てゐる  皺立つてゐる  女たちの凝つてゐる  績いでゐる  ぼつ/″\話をしてゐる  うちらほら咲いてゐる  カラアをつけてゐる  つてうつむいてばかりゐる  インペリアリストがゐる  言語学的穿鑿を企ててゐる  ものであるとされてゐる  人々に取巻かれてゐる  題目を選んだと聞いてゐる  起草してゐる  僕自身は考へてゐる  一般知識層の考へてゐる  圧迫を受けてゐる  十分戦つて来てゐる  ものが亡びてゐる  十分発揮されてゐる  それが現れてゐる  生活から出てゐる  なつたと喜んでゐる  知識層のもつてゐる  自分のもつてゐる  資格をもつてゐる  自信なぞもつてゐる  気持でゐる  例を、聞いたり見たりしてゐる  生徒が信じ切つてゐる  生徒にあまく見られてゐる  「道」が廃れてゐる  頭に沁み込んでゐる  足掻きを続けてゐる  ものを捜してゐる  彼等に欠けてゐる  ことを心がけてゐる  僕もいろいろ考へてゐる  一番早くわかつてゐる  重傷者がゐる  破片で引裂かれてゐる  火傷してゐる  遭難者が担ぎ込まれてゐる  吸集してゐる  光に射られてキラキラと輝いてゐる  居住できないと報じてゐる  人魂が燃えてゐる  稲田はつづいてゐる  炎天にそよいでゐる  旅先にでもゐる  即死してゐる  路上で遊んでゐる  遭難してゐる  廿日市町にゐる  頓狂な喚きを発してゐる  号泣してゐる  神経に響いてゐる  階下にゐる  死の近づいてゐる  一家は助かつてゐる  今苦しんでゐる  雇はれてゐる  西田によく似てゐる  田の面へ洩れてゐる  鎖ぢこめられて暮してゐる  二階でうとうと睡つてゐる  薙倒されてゐる  鉄筋がところどころ入乱れてゐる  ホームを残してゐる  天を引掻かうとしてゐる  静かに澄んで流れてゐる  今ぞろぞろと歩いてゐる  いま私が佇んでゐる  猛威を振つてゐる  パクついてゐる  鉄橋が墜ちてゐる  家は助かつてゐる  二三日前から寝込んでゐる  義兄は喘いでゐる  ここへ来てゐる  何かしながら呟いてゐる  つてきいてゐる  肺を犯されてゐる  惨敗に近づいてゐる  ことを憶えてゐる  壁の裂けてゐる  赤ん坊さへ泣いてゐる  ぼんやりと歩いてゐる  泥濘を歩いてゐる  はりに翳してゐる  人を捜し出さうとしてゐる  役を果してゐる  さをのこしてゐる  前のめりに歩いてゐる  今日まで続いてゐる  なかに生きてゐる  名を聞き覚えてゐる  それが立つてゐる  言ひだして、実は困つてゐる  りつきりで苦しんでゐる  眼つきで見あげてゐる  門口に立つてゐる  名前を見てゐる  医者がゐる  夕方から手伝に来てゐる  道ばたで遊んでゐる  表札の出てゐる  トシ姉さんのゐる  級長鈴村博志つて出てゐる  いふ宿屋に勤めてゐる  皮とが散らばつてゐる  突込まれてゐる  前納されてゐる  お金はもつてゐる  わたしがかうしてお訪ねしてゐる  餓ゑを凌いでゐる  男裝してゐる  街上を歩いてゐる  つて敍述されてゐる  見聞してゐる  平凡に映つてゐる  何時までも続いてゐる  中で、寝たり、坐つたりしてゐる  寄つて来てゐる  おれは、その栄えてゐる  感覚ばかりが活きてゐる  寺を圧してつき立つてゐる  口に、さう伝へられてゐる  東へ出てゐる  近く、立つてゐる  慣はして来てゐる  写経をしてゐる  失つて来てゐる  ものが、薄らぎ出して来てゐる  家持のなくなしたくなく考へてゐる  顔を仰けてゐる  新京城にでも、来てゐる  手に届いて、見られてゐる  一処を移らずに、鳴き続けてゐる  夕月が光りを増して来てゐる  尤も動かずにゐる  いふ要求を持つてゐる  光に満ちてゐる  軌道を走つてゐる  突進してゐる  わたし自身を感じてゐる  鉄橋に通じてゐる  我々には禁じられてゐる  そこにかがやいてゐる  機関車の走つてゐる  歓びに満ちてゐる  寫經してゐる  嶋に住んでゐる  頭に生えてゐる  姿に寝てゐる  棟に乗つてゐる  縄張りの進んでゐる  姿を辿つてゐる  間に薄く霞んでゐる  山を仰いでゐる  処に立つてゐる  外目に見えてゐる  却てあるいてゐる  御社に仕へてゐる  山を見てゐる  中で、寝たり坐つたりしてゐる  顔に現れてゐる  足裏に到るまで、ひきつれを起しかけてゐる  おれを呼び活けに来てゐる  おれは死んでゐる  真黒に立つてゐる  声ばかりがしてゐる  おれはあの栄えてゐる  事を忘れてゐる  懸想文が来てゐる  頭を擡げて来てゐる  ものが薄らぎ出して来てゐる  家持のなくしともなく考へてゐる  顔をふり仰けてゐる  新京城に来てゐる  こちらへ依りしてゐる  歎息を洩し続けてゐる  きいと鳴いてゐる  染つて立つてゐる  中に這入つて行かうとしてゐる  工夫をしてゐる  山鴉が囀つてゐる  動してゐる  言ふことも考へないで言うてゐる  帝堯篇には、あゝ書かれてゐる  はじめて傳へられたとも聞いてゐる  踊らし、輝かしてゐる  顏をして聞いてゐる  詞に傾いてゐる  さに溺れてゐる  充滿してゐる  槊木にかけられてゐる  喝食を養うてゐる  此目で、も一度見定めようとしてゐる  歩みを移してゐる  鶯が鳴いてゐる  夏聲にかはらうとしてゐる  たけ高く聳えてゐる  西側近く寢てゐる  村里へ出てゐる  ものを、つきとめたいと思うてゐる  細かに考へようとしてゐる  仁王を見てゐる  都らしく輝いてゐる  緑をひろげてゐる  何か啄んでゐる  しみ/″\つらく感じてゐる  雙塔が立つてゐる  こちらへ靡いてゐる  詩人的careerを貫いてゐる  一新してゐる  詩型にまで及んでゐる  三つの部分に分れてゐる  みな東京に住んでゐる  臟してゐる  暗示力を示してゐる  つて成り立つてゐる  人間がうごめいてゐる  なかに書いてゐる  詩を愛してゐる  キタナさを愛してゐる  間に見えてゐる  經てゐる  沒して、ときどきその苦しんでゐる  凝結を示してゐる  視野を示してゐる  砂場にゐる  何かに囚はれてゐる  何かがかれに拒ませてゐる  なほ頼みゐる  印象をわすれずにゐる  峰を覆つてゐる  吸ひ上げてゐる  喰べかけてゐる  物忘れしてゐる  稽古までさせられてゐる  日暮里にゐる  法華寺に住んでゐる  金色に輝いてゐる  伴に乗ってゐる  屑本類を引っくり返して見てゐる  童心に溢れてゐる  目にあってゐる  短篇が見えてゐる  花電車に乗ってゐる  河は流れてゐる  運転手北川冬彦は言ってゐる  香りを放つてゐる  それ自身にもつてゐる  会得されてゐる  持続してゐる  芸術的としてゐる  向上してゐる  要素としてゐる  存在を忘れてゐる  直接語り尽してゐる  混在してゐる  誰しも心得てゐる  詩集をひろげてゐる  對して持つてゐる  插繪がついてゐる  結はうとしてゐる  姿をちらりと見せてゐる  窓ぎはに置かうとしかけてゐる  手だけをちらりと覗かせてゐる  心から溢れでてゐる  眞只中にゐる  立ち姿が描かれてゐる  取扱はうとしてゐる  詩に即してゐる  目を注いでゐる  やうに立たせてゐる  姿勢をしてゐる  少年は夢みてゐる  上衣を汚してゐる  ために、貼りつけられてゐる  顏を出してゐる  ところが描かれてゐる  ぢ向けてゐる  傍題が附せられてゐる  窓ぎははもう徐々に明るみ出してゐる  無心さうに眺めてゐる  繪にしてゐる  頬杖をついてゐる  詩にはずつと即してゐる  遠くに離して描いてゐる  やうにひらかれてはゐる  忍びやかに泣いてゐる  插繪を見てゐる  柳に懸ってゐる  葉を啄んでゐる  壁が、まだ暫くは続いてゐる  知らない顔をしてゐる  さへ心得てゐる  拳固はしばし躊躇ってゐる  圏外に置かれてゐる  創造を企ててゐる  ことを気づいてゐる  頭に置いてゐる  読者に欠けてゐる  舞台を指してゐる  中に育つてゐる  一端を光らせてゐる  分野から離れてゐる  誰でも感じてゐる  いふ時代を指してゐる  劇家面をしてゐる  遷りかけてゐる  彼に幾分欠けてゐる  彼が常に求めてゐる  芸術的完成を示してゐる  神経が尖つてゐる  爆発させてゐる  方を好んでゐる  方を避けてゐる  用意は欠けてゐる  一歩を踏み出してゐる  筋が運ばれてはゐる  屈折は描かれてゐる  云つたり、したりさせてゐる  表示されてゐる  輝きを消してゐる  さを残してゐる  濫用してゐる  鈴がついてゐる  嘲笑を浴せかけてゐる  効果を弱めてゐる  露出させてゐる  工夫を積んでゐる  中に浮び出てゐる  飾り活かしてゐる  寢もやらずにゐる  帳場に出てゐる  雜誌を見てゐる  うつとりしてゐる  ぴり頭が出てゐる  紅葉形についてゐる  枕許にゐる  手廻りかねてゐる  しぶきがしてゐる  つて行くにきまつてゐる  足をしてゐる  それを刺してゐる  産婆のゐる  澤山にあづかつてゐる  私あはらはらしてゐる  二人がひそひそしてゐる  今からそれをたのしみにしてゐる  方でもつまらないにきまつてゐる  作者は顧みないでゐる  作者の住んでゐる  コントロールしてゐる  中から何を探さうとしてゐる  一人にならうとしてゐる  清らかさに欠けてゐる  一面を描いてゐる  主観を与へてゐる  努力を続けてゐる  何かを信じ過ぎてゐる  しかし、その考へてゐる  夢想してゐる  男達がゐる  眼をもつて視てゐる  眼をもつて見てゐる  魂を持つてゐる  感覚をもつてゐる  マンネリズムに堕してゐる  選択を誤つてゐる  はつきり見てゐる  見事成功してゐる  さえを示してゐる  ものばかり弾いてゐる  歌ひ続けてゐる  僕は待ちわびてゐる  作家に対して抱いてゐる  小戯曲が、生れては消え、生れては消えしてゐる  戯曲を書き続けてゐる  何れがよいかまだ決し兼ねてゐる  アシャヤアルを訳し、そして、また、これからいろいろ訳さうとしてゐる  舞台的材料を欠いてゐる  希望をもつてゐる  野辺に坐つてゐる  花ばかり眺めて暮してゐる  自由に述べられてゐる  時に読んでゐる  思想的立場が出てゐる  目的としてゐる  性質をもつてゐる  目標として書かれてゐる  研究的価値を持つてゐる  ものは多く出てゐる  辞書を開いてみてゐる  払はれてゐる  反撥せしめるにきまつてゐる  のであるとされてゐる  つていゐる  詮してゐる  ものとして伝へられてゐる  名が伝へられてゐる  把握してゐる  私たちは、信じてゐる  邪氣に信じてゐる  自信がなく、ぐらついてゐる  讀書もしてゐる  信頼をおいてゐる  最近讀み出してゐる  譯して見てゐる  譯載してゐる  アムステルダムから出してゐる  詩が載つてゐる  獻じてゐる  一卷を特に好んでゐる  お前を見まもつてゐる  私に課せられてゐる  私達の考へてゐる  血をもつてゐる  レコオドに吹き込まれてゐる  母親だけがまだ叫んでゐる  遠くに離れてゐる  パイプを吹かしてゐる  倦きるまで吹かしてゐる  なかに握つてゐる  それを握つてゐる  小鳥でも握つてゐる  主張を立ててゐる  作品を好んでゐる  法律問題になりかかつてゐる  世界をせばめてゐる  呑込めないでゐる  分析的研究をしてゐる  管理してゐる  ことも含んでゐる  趣味に即してゐる  目標を置いてゐる  上にさらしてゐる  一に挙げてゐる  役を演じ活かしてゐる  加はつて来てゐる  人物の感じてゐる  働きをなしてゐる  なほ墨守されてゐる  制限されてゐる  横着をきめ込んでゐる  研究が最も進んでゐる  手段があると考へてゐる  地といはれてゐる  當今行はれてゐる  剛性を有してゐる  其經路が既に明かにせられてゐる  主力を傾けてゐる  來るであらうと信じてゐる  濠洲等に分れてゐる  直接其表面まで達してゐる  性質のもので薄く被ふてゐる  くらゐにすぎぬと、かう考へられてゐる  五大洲に分れてゐる  ものと信じられてゐる  其中に含まれてゐる  海に浮んでゐる  浮動を妨げゐる  船縁を掴んでゐる  解決せられてゐる  終期部と名づけてゐる  形容してゐる  泰然自若としてゐる  夜間熟睡してゐる  體驗を以て測つてゐる  人に知られてゐる  家屋直立してゐる  程によく知られてゐる  其安全さを危ぶんでゐる  身を寄せるに適してゐる  海洋底に接してゐる  三角なりに大きく開いてゐる  海上に浮んでゐる  大事變を起してゐる  當て嵌めてゐる  培養せられてゐる  恐怖されてゐる  これを防げなどと戒められてゐる  普及してゐる  恐怖せられてゐる  火災を起しかけてゐる  經過してゐる  經驗を有してゐる  原則に基づいてゐる  數へられてゐる  性質を心得てゐる  間を締めつけてゐる  能く利いてゐる  信仰とを持つてゐる  合計に達してゐる  方向してゐる  やうに、いまだに考へてゐる  毎日觸れてゐる  ものを借りてゐる  生命を託してゐる  斷言しようとしてゐる  我々に示さうとしてゐる  確實に、しつかりと捕まへられてゐる  地上に結びつけてゐる  心臟から切離されてゐればゐる  中に割込んできてゐる  型を創り出さうとしてゐる  當惑させてゐる  與へてはゐる  娘を持つてゐる  常住服として勇み立つてゐる  娘がゐる  美麗な形容詞に飾られてゐる  何処かに潜んでゐる  業としてゐる  あんばい宜しく力一杯吹き鳴してゐる  口論などが始まらうとしてゐる  馬鹿に鬱いでゐる  何時もてきぱきしてゐる  ツかをつかつてゐる  嘆息を洩らさしめてゐる  文字が記されてゐる  用意をして、待つてゐる  自分に適してゐる  んでじつと踞んでゐる  受諾をしてゐる  巡視してゐる  警手とが、黙然と、立つてゐる  言葉を聞いてゐる  主人公が生きてゐる  緊張味をもつて、聞いてゐる  研究されてゐる  彼を待ちうけてゐる  歩調で歩いてゐる  身体に着いてゐる  録音してゐる  両手を固く握りしめてゐる  形造られてゐる  デルタを築き上げてゐる  枯渇してゐる  川をせき止めてゐる  石垣と等しく続いてゐる  資力を注ぎ込んでゐる  活動状態を忘れてゐる  ために誇らしく流れてゐる  爪弾きなどしてゐる  美人がゐる  おでん屋が寝てゐる  二軒並んでゐる  ぢがゐる  気分を出してゐる  似顔絵を書いてゐる  青年がゐる  大概段をもつてゐる  退役海軍大佐がゐる  毎日負けてゐる  五段だなどと威張つてゐる  未来が残されてゐる  勾配を見てゐる  屋根を見てゐる  一つ鳴いてゐる  急調とに充ちてゐる  時代に後れてゐる  物が実は生きてゐる  非常に明るく澄んでゐる  南国が生きてゐる  谷に臨んだりしてゐる  造つたりしてゐる  忙殺されてゐる  山で待つてゐる  いふ事してゐる  股にかけて歩いてゐる  上から着てゐる  まつ子が出て働いてゐる  雨が降つたりしてゐる  言つて老婦はその持つてゐる  べそをかいてゐる  寢轉んでゐる  俺がついてゐる  一日遊んでゐる  三疋もゐる  灯のついてゐる  何してゐる  手を擧げて叫んでゐる  両手を副へてゐる  口を結んでゐる  喪くしてゐる  わたしを覗いてゐる  梅が青々繁ってゐる  結局恐れてゐる  意味をこめてゐる  墨淡彩で描かれてゐる  事をおぼえてゐる  今所蔵してゐる  刻されてゐる  偽造されてゐる  外へふくらみを持つてゐる  高値を呼んでゐる  売買されてゐる  かいはれてゐる  似顔で現はれてゐる  化けものづくしを見てゐる  相貌形態を持つてゐる  折つて書かれてゐる  最高峰に立つてゐる  透徹してゐる  なつて現れてゐる  特色を持つてゐる  機関車がつけてゐる  外落着いて黙つてゐる  口が重くなる、黙りこくつてゐる  首引をしてゐる  郷土的特色をもつてゐる  紀州人に接してゐる  特色が現はれてゐる  採用されてゐる  底は冷たく静まり返つてゐる  夾雑物によつて覆はれ、歪められてゐる  生れだと聞いてゐる  一部では既に認められてゐる  敍せられてゐる  言葉をつぶやいてゐる  彼の隣りにゐる  氣づかないでゐる  みんな耳を傾けて聞いてゐる  人びとには、語られてゐる  なかに、何やら、ほつそりとした、暗いものの、立つてゐる  組み合はしてゐる  しづかに萎れてゐる  彼らはいま遠く離れてゐる  何處に立つてゐる  彼のはうへ叫んでゐる  一本立つてゐる  何者かが起き上らうとしてゐる  まま、起き上らうとしてゐる  覺ましてゐる  花を摘んででもゐる  祝福されてゐる  身をかしげてゐる  武裝してゐる  二人がかうしてともにしてゐる  なかへ叫んでゐる  誰か罵つてゐる  燃えだしてゐる  一せいに注がれてゐる  私かに考へてゐる  様に思はれてゐる  意味を表してゐる  伝説より来つてゐる  信仰と結びついてゐる  乳部と書いてゐる  乳母等をかぞへてゐる  職掌としてゐる  湯とも称してゐる  式が知られてゐる  此信仰から出てゐる  何処かに残ってゐる  洗濯してゐる  ピリピリ動かしてゐる  蟋蟀に似てゐる  辞職しようと考へてゐる  翳に満たされてゐる  用事に追はれながら働いてゐる  陰惨だと感じてゐる  元気よく実ってゐる  油断してゐる  ことが繰返されてゐる  沢子が寝てゐる  つて封筒張りをしてゐる  事には慣れてゐる  言つて、おどかされてゐる  一人でしよつてゐる  下船するとかしないとか騒いでゐる  事はわかつてゐる  催促してゐる  無理をさせようとしてゐる  お前、泣いてゐる  あんまをしてゐる  何をさせられてゐる  しまはうとしてゐる  封筒張りをしてゐる  つて一人で泣いてゐる  辨当箱を下げてゐる  それはわかつてゐる  何をあんなに怒つてゐる  ヂツとしてゐる  秦さん来てゐる  つて言ふから、どうしてゐる  チヨクチヨク此処へ来てゐる  眼はあんなに開いてゐる  思つてはゐる  ぱら見せつけられてゐる  言へばどうしてゐる  何よしてゐる  おかみさんが呼んでゐる  何を又グズグズしてゐる  手が足りなくて困つてゐる  肌を見てゐる  酒を飲んで騒いでゐる  此処で待つてゐる  此処に待つてゐる  ヂロヂロ見てゐる  気が立つてゐる  親父も待つてゐる  協会にゐる  山海丸に乗つてゐる  親方なども来てゐる  言つて来てゐる  船員をかり集めてゐる  根性なんか捨ててゐる  買収を始めてゐる  フラフラしてゐる  廻つてもう帰らうとしてゐる  連中が随分ゐる  今、ワイワイ騒いでゐる  人を追廻してゐる  つてしまつてガランとしてゐる  右奥に見えてゐる  ボヤボヤしてゐる  内から来てゐる  イライラしてゐる  匕首を持つてゐる  お客がゐる  姉さんは待つてゐる  ヂツと見て立つてゐる  ヂツと見てゐる  人に惚れてゐる  秋を見詰めてゐる  杉山が来てゐる  手切れまで取つてゐる  四度も越してゐる  僕が惚れてゐる  つて、惚れてゐる  命を投出してゐる  秋は黙つてゐる  ヨロヨロしてゐる  ヂツと見詰めてゐる  便所にでもゐる  阪井は動かないで立つてゐる  差しこんでゐる  様にしてゐる  二人が来てゐる  つて傍にゐる  ためなのは解りきつてゐる  それが解らないから、お頼みしてゐる  知らん顔をして見てゐる  矢張動かないで坐つてゐる  ほかに沢山ゐる  沢ちやんはどうしてゐる  あんたが来てゐる  生れついてゐる  町田がゐる  ちやんなどを追廻してゐる  どれだけでも沢山ゐる  事で生きてゐる  くせに、どうして憎んでゐる  誰か来てゐる  ヂツと立つてゐる  秋さん、ゐる  秋ボンヤリと坐つてゐる  秋ヂツとして涙ぐんでゐる  人間の騒いでゐる  お客さんが見えてゐる  声はまるで笑ってゐる  物をたべてゐる  渡つてたべつづけてゐる  間にかくれてゐる  黄金期が埋もれてゐる  つて獨り眺めてゐる  こころにるゐる  さ田舍にゐる  氣もなく咲いてゐる  感想幸福はとんでゐる  樂もとんでゐる  人影を待つてゐる  花文字をるゐる  浮彫されてゐる  こつくりと垂れてゐる  空中にながれてゐる  夕映をまきつけてゐる  影としてひろげてゐる  力を得てゐる  雪にあをあをとかがやいてゐる  瀧をあびてゐる  自然に生えてゐる  さを光らしてゐる  何年も怒りつづけてゐる  空間にしばりからげられてゐる  洗ひ清めてゐる  窓は開いてゐる  さまもあのうす青い思ひのついてゐる  月影を映してゐる  ただあてもなく待つてゐる  目覺めを感じてゐる  ひつそりとつめたく流れてゐる  喜びにもえてゐる  かい櫻がほんのりとふかれてゐる  しづかに埋もれてゐる  奧底に沁みてゐる  谿にかくしてゐる  人人の逃げ走つてゐる  えこそまゐる  注意はしてゐる  ふところで、徐々に大きく坐り直さうとしてゐる  連中もゐる  山で暮してゐる  思ひ出を述べてゐる  火を囲んでゐる  相違をのべてゐる  一脈通じてゐる  暖かい南方色にみちてゐる  馬車を走らせてゐる  気候に負けてゐる  必要が生じて来てゐる  部類に属してゐる  つて写真でいつも見てゐる  大将軍に成り終せてゐる  程度に達してゐる  受話機と構えてゐる  すゝんでゐる  容体を述べてゐる  半日も暮してゐる  家々は立つてゐる  條理が立ち過ぎてゐる  近頃してゐる  氣がついてゐる  畫いてゐる  自分の演じてゐる  頭をしてゐる  義務を怠つてゐる  今考へてゐる  物には、見えてゐる  名が、散らばつてゐる  舟をこぎよせてゐる  さきに立つてゐる  狐めが化けそこねてゐる  効能を述べてゐる  道破してゐる  思想的に動かしてゐる  評語を強いたりしてゐる  否定的に見てゐる  ものに解してゐる  つて書かれてゐる  つて描いてゐる  協力してゐる  応酬してゐる  辟易いでゐる  構造は歪んでゐる  姿が実によくえがき出されてゐる  筆によくよく写されてゐる  近ごろ再版されてゐる  一刷毛でえがき出されてゐる  悪童どもを描いてゐる  鼠は未だ生きて跳ねてゐる  感じにピタリと来てゐる  がたをおぼえてゐる  ところに生えてゐる  方へつづいてゐる  歌は、たしかかうだとおぼえてゐる  日があたつてゐる  ままに映してゐる  眠つたやうに浮いてゐる  しらはれてゐる  句を詠んでゐる  人蔘いろに群れてゐる  鰭垂れてゐる  江戸ツ子もゐる  景気好く揺れかがやいてゐる  描破してゐる  にのこつてゐる  数々を売つてゐる  一句に尽きてゐる  眞中をいつてゐる  ハツキリとしてゐる  下町づくりをしてゐる  のはあやまつてゐる  腕を出して働いてゐる  個性に生きてゐる  さでも知れてゐる  思ひ出さうとしてゐる  宿直を免れてゐる  今朝から上簇しかけてゐる  校長の受持つてゐる  田邊校長のゐる  中に描いてゐる  意見を認めてゐる  教壇に立つてゐる  母として立つてゐる  別に深く考へてゐる  思つて、見てゐる  肉聲が、浮いたり沈んだりして泳いでゐる  獨身でゐる  一寸五分許りに延びてゐる  首にかけてゐる  胴締をしてゐる  素足が出てゐる  乘つて遊んでゐる  名も知らずにゐる  思つて、いろいろ考へてゐる  一年も立つてゐる  上を動くともなく動いてゐる  五円宛得をしてゐる  今朝から上蔟しかけてゐる  田辺校長のゐる  姉としてゐる  肉声が、浮いたり沈んだりして泳いでゐる  毎日馬に乗つて遊んでゐる  高等科へ来てゐる  毎日一枚づつ繪葉書を出してゐる  應用しかけてゐる  一生懸命に見詰めてゐる  二百も並んでゐる  太鼓を打ち出さうとしてゐる  腹鼓を打つてゐる  たいがい知れてゐる  貰ふてゐる  奥様の、探つてゐる  雪に、積もつてみても知れてゐる  水涕を、垂らして見ては、押し戴き、戴いてゐる  今夜も来てゐる  ちやらちやらいふてゐる  顔が見えてゐる  買ふたと思ふてゐる  顔に似てゐる  腹を極めてゐる  恠う思ふてゐる  つて、屈んでゐる  うから、たんと、汚れてゐる  器量を上げてゐる  耳へは、大きく聞こえてゐる  確と覚えてゐる  のは覚えてゐる  あいはずと知れてゐる  家に、遊んでゐる  あてはまつてゐる  弟とがゐる  一番似てゐる  後年故郷を望み見ながら書いてゐる  追想してかう記してゐる  寄稿してゐる  放浪生活を書いてゐる  彼は書いてゐる  自分もつかれてゐる  スタイルに近づいてゐる  跋を書いてゐる  あきらかにしてゐる  方を愛してゐる  完成してゐる  それから離れんとしてゐる  つて破つてゐる  三度變化してゐる  仄聞してゐる  散文詩が載つてゐる  十頁ほど書き散らしてゐる  其處に書かれてゐる  主宰してゐる  繪がかかつてゐる  ものだが、どうもよく見てゐる  クツキリ生きてゐる  空想にゐる  藏れてゐる  毎に、待ち構えてゐる  むつくりとしてゐる  つて鵞鳥などを抱えてゐる  本が散らかつてゐる  按摩してゐる  按んでゐる  享け流してゐる  眼を丸くしてゐる  母のゐる  眼ばたいてゐる  灸でも据えられてゐる  他人の施されてゐる  印象強く覚えてゐる  遺伝されてゐる  恐怖に戦いてゐる  手にとる如くのこされてゐる  治つて、歩き出してゐる  仕様としてゐる  水仕事などをしてゐる  喉を鳴して追ひかけてゐる  部屋に並んでゐる  狐塚に来てゐる  沢を降つてゐる  先へ立つてゐる  脚を運んでゐる  風を呼んでゐる  往き交ふてゐる  泡がべとべとしてゐる  酒を暖めてゐる  圧えつけてゐる  呆気にでもとられてゐる  何を驚いてゐる  蛍が飛んでゐる  頬の膨れてゐる  腹の膨れてゐる  あなたの見てゐる  店に坐つてゐる  昇進してゐる  首を傾けてゐる  同人雑誌に出てゐる  整つてはゐる  生活に、憬れてゐる  訳分らずに受けてゐる  ぼんやり日向ぼつこをしてゐる  今尚ほ覚えてゐる  今尚ほおぼえてゐる  美濃にゐる  節をおぼえてゐる  境遇に生れてゐる  侵入してゐる  言葉を発してゐる  アルバムを繰つてゐる  摸索してゐる  頭がどうかしてゐる  冷かに、考へてゐる  ぐさに風が吹いてゐる  まりませんながぶがぶ湧いてゐる  血がでてゐる  がやがやがやがや云ってゐる  ポムプはがたがた叩いてゐる  四時をさしてゐる  風がおもてで呼んでゐる  繰り返し風がおもてで叫んでゐる  練へなければならないとさう云ってゐる  窓いっぱいにひろげてゐる  わたくしをみつめてゐる  いま完全にとまってゐるとまってゐる  Oがゐる  自分がゐる  いつのまにか無くなつてゐる  いつまでも話をしてゐる  いつまでも坐つてゐる  膝を突いてゐる  時を過ごしてゐる  油を売つてゐる  いつでも出来てゐる  今からもう喜んでゐる  内心何を感じてゐる  自分をそんなに悩ましてゐる  感じは生きてゐる  つまり生命が攫まれてゐる  静寂化されてゐる  面白い比喩で説いてゐる  比喩の含んでゐる  吾事足れりとしてゐる  模型教育で甘んじてゐる  蓄音機でも聞いてゐる  口を動かしてゐる  だまつて見てゐる  下を向いて立つてゐる  音をたててゐる  皮が覆ふてゐる  老婆に対して持つてゐる  折檻してゐる  動作をしてゐる  馬鹿にされてゐる  頬に輝いてゐる  現出してゐる  匍ひ登らうとしてゐる  背後から押しあげてゐる  うち騰つてゐる  欝屈してゐる  煤煙で掻き乱されてゐる  反射に浮き出してゐる  摩してゐる  山頂を吹き乱されてゐる  寂色に古びてゐる  平らかに溜めてゐる  生命をつないでゐる  子どもが、立つて、停つて、仰いでゐる  性無精にふくれてゐる  ひとりで歩いてゐる  何時もわらつてゐる  欠席してゐる  陶然としてゐる  香りにばかり煽られてゐる  飛びまはつてゐるのを眺めてゐる  決行されてゐる  誰ひとりそつちを振向いてゐる  弓なりに迂廻してゐる  虚空を掴んでゐる  言葉を吐いてゐる  いつまでも窓から顔を出してゐる  雲を踏んでゐる  面を弄んでゐる  つて威張つたりしてゐる  祭りの近づいてゐる  面をもつて喜んでゐる  対策を講じてゐる  偸見してゐる  方をきよとんと眺めてゐる  噂を振りまいてゐる  柱鏡を見てゐる  上唇に覆はれて縮みあがつてゐる  窺つたりしてゐる  稜がしっかりしてゐる  手助けに来てゐる  参考にしてゐる  荷作りしてゐる  露のおりてゐる  内心癇癪を起してゐる  通読してゐる  教師を捜してゐる  路角まで走つてゐる  反対に遣り込められてゐる  キヨトンと立つてゐる  下駄で蹴つたりしてゐる  話込んでゐる  無邪気に生きてゐる  皮膚をしてゐる  素直に受け継いでゐる  羞んでゐる  さに打たれてゐる  都だといはれてゐる  木と結びついてゐる  巳さんが棲んでゐる  軒先に佇んでゐる  徳川夢声に似てゐる  五十を過ぎてゐる  黄昏れてゐる  レコードを聴いてゐる  下にむきだしにしてゐる  寄宿舎にゐる  留守番をしてゐる  娘さんはどうしてゐる  一生懸命働いてゐる  表から降りてゐる  坊のゐる  群集が犇めきあつてゐる  水の上を覗いてゐる  外側へ出て来てゐる  板が浮いてゐる  直吉は、なるほど、生きてゐる  水の上に寝転んでゐる  水の上で動いてゐる  閉ぢてゐるので、見降ろしてゐる  河底を覗き込んでゐる  茫漠としてゐる  交流してゐる  人々は流れてゐる  若い女も喜々として歩いてゐる  ねぐらに急いでゐる  群集が、閉じこめられてゐる  働きに出てゐる  つてぶりぶりしてゐる  人波に押されながら歩いてゐる  人間は歩いてゐる  眼を呼びとめてゐる  抜け殻が、歩いてゐる  人間が歩いてゐる  浦島太郎になりきつてゐる  何人も立つてゐる  仲間同士と話しあつてゐる  頬杖ついてゐる  時計をはめてゐる  人波を眺めてゐる  ぢいつと見てゐる  兵隊を見てゐる  すれすれにぶらさげてゐる  そばに立つてゐる  中に流れてゐる  表情で歩いてゐる  灯とが向きあつてゐる  高級車が停つてゐる  水が、溢れて流れてゐる  初めから腹をたててゐる  おなかが空いてゐる  気持ちだつたが、照れてゐる  歩調をあはせてゐる  知らない街を歩いてゐる  ぎつしりと這入つてゐる  家並みが続いてゐる  文字が出てゐる  話し声がしてゐる  一間の押入れがついてゐる  家だつたので、遊んでゐる  料理屋を兼ねてゐる  食糧営団に勤めてゐる  若松町に住んでゐる  たいこ焼きなぞを拡げて食べてゐる  誰か這入つてゐる  中では、泣いてゐる  喫茶店勤めをしてゐる  ひつて泣いてゐる  三つ組に編んで、長くたらしてゐる  事を考えてゐる  気持ちでゐる  ぢいつとうなだれてゐる  半年ばかりしてゐる  芸者に出てゐる  米つきをしてゐる  メロデイーが流れてゐる  ものがじろじろ見てゐる  里子は散らばつてゐる  蒲団を敷いてゐる  幾分か生きてゐる  剪られてゐる  つて、時々、とても生きてゐる  お金を送つてゐる  さを感じてもゐる  寝顔を見てゐる  牡丹の咲いてゐる  蝿がうるさく飛び立つてゐる  門に立つてゐる  一変してゐる  つて勤めてゐる  職業に就いてゐる  収入でまかなはれてゐる  拒否してゐる  直吉に対しては淡々としてゐる  忍び泣きをしてゐる  望みをつないでゐる  継母の泣いてゐる  女を見てゐる  皆のゐる  屋根に軋んでゐる  籍の這入つてゐる  心を話しあひながら歩いてゐる  バラツクが建つてゐる  畑仕事をしてゐる  浅草に出てゐる  胸に深くふくんでゐる  事務所を持つてゐる  素直さに戻つてゐる  隆吉にも、もてあまされてゐる  流れ雲を見てゐる  づつ気紛れではなくなつて来てもゐる  マフラを巻いてゐる  なかにこもつてゐる  身震ひしてゐる  そはしてゐる  世界に示してゐる  泥河に寝転んでゐる  食卓に待つてゐる  時計を見てゐる  変つて、泊りたくなくなつてゐる  ささへ感じてゐる  心持ちは分つてゐる  権利はもうないにきまつてゐる  自由さがあるにきまつてゐる  さうに煙を吐いてゐる  里子のきやしやな、しつとりしてゐる  蜜柑を売つてゐる  いまも、飲んでゐる  蔵ひ込んでゐる  いま一緒にゐる  幻影だけで生きてゐる  空費してゐる  ユニホームを着てゐる  急流に押し流されゐる  時期に来てゐる  幾筋か飛び出してゐる  陽の射してゐる  飯が並んでゐる  雀は激しく息づいてゐる  衝動にも似てゐる  帰へりを待つてゐる  支へはどうしてゐる  内地へ近づいてゐる  今日来てゐる  うだつたが、よく見てゐる  表情で話しあつてゐる  こまかい紙片が散らかつてゐる  兼業にしてゐる  今日に及んでゐる  夜を更かしてゐる  嘆き悲しんでゐる  非常に困つてゐる  部屋に坐つてゐる  僕も動いてゐる  平松のゐる  禮を許して呉れると信じてゐる  問題も含まれてゐる  悶絶せんばかりに苦しんでゐる  戦慄に満ち満ちてゐる  一人一人に課せられてゐる  私はひとりとぼとぼ歩いてゐる  間を駈けてゐる  形貌を持つてゐる  まま頂上に遺つてゐる  壞滅してゐる  頂上に立つてゐる  塔が立つてゐる  さに聳えてゐる  フラマリオン社から出てゐる  つて飾られてゐる  現在流布してゐる  七十にふえてゐる  啓発されてゐる  課題が示されてゐる  獰猛性に就いて話してゐる  ところに、余りにも遠く離れすぎてゐる  お布施してゐる  浮み出してゐる  此方を眺めてゐる  ″\思うてゐる  曾我廼家を愛してゐる  のだとも考へてゐる  趺をかけ過ぎてゐる  編輯者が迷うてゐる  整ひ過ぎてゐる  上におつかぶさつてゐる  姿だと信じてゐる  發想法に持ち過ぎてゐる  囚はれ過ぎてゐる  ばんどを作らうと考へてゐる  表現を獲てゐる  接觸し過ぎてゐる  文章が出ようとしてゐる  普通に考へられてゐる  現代にはあると多かれ少なかれ感じられてゐる  所のものを有してゐる  習性を一層持つてゐる  ものだと思ひ過ぎてゐる  ゆたりしてゐる  萠芽を見てゐる  凝集してゐる  関心は向いてゐる  関心が注がれてゐる  云はないと感じられてはゐる  休息を感じてゐる  死を、見てゐる  無限にゐる  話に含まれてゐる  思考してゐる  戦争してゐる  はつきり意識してゐる  はるかにみおろしてゐる  日悶々としてゐる  人間がばたついて生きてゐる  表はれてゐる  やうに承つてゐる  色が似てゐる  一統するだらうと見てゐる  根底から覆さうとしてゐる  備へ付けてゐる  間拍子まで良く心得てゐる  一に並べてゐる  本を持つてゐる  支那から何千里も離れてゐる  本を集めてゐる  著述を集めてゐる  意味とは異なつてゐる  書き方をしてゐる  ことをも呑み込んで書いてゐる  考へで書いてゐる  進歩を認めて書いてゐる  體を遺してゐる  ことを通じて書いてゐる  方法を取つてゐる  通鑑に書かれてゐる  史論家は評してゐる  一統主義から出てゐる  顏氏家訓に見えてゐる  事實までも記してゐる  そのまま歴史に載せてゐる  攻撃されてゐる  史料を含んでゐる  義務と認められてゐる  角一般にはしかく信ぜられてゐる  對へてゐる  近頃支那人について語られてゐる  ところから来てゐる  日本人が持つてゐる  やう心掛けてゐる  ひそかによろこんでゐる  それを呑み込んでゐる  能力に欠けてゐる  云ひなれ、聞きなれてゐる  恩を着てゐる  気のついてゐる  計算してゐる  爲に書いてゐる  爲に生きてゐる  ぷり受けてゐる  支へてくれてゐる  友人が讀んでゐる  言ひつづけてゐる  覺悟もできてゐる  人が坐つてゐる  品評を試みてゐる  大島を着てゐる  散々槍玉に挙げられてゐる  不変遊んでゐる  苦笑したぎり、やはり黙然と坐つてゐる  間着てゐる  べつとり食附いてゐる  言葉を返さずにゐる  二反つながつてゐる  いふ便利に馴れてゐる  きものをいつてゐる  意識していつてゐる  袋でも着てゐる  權利を有してゐる  空へ生え抜いてゐる  しり落ち着いてゐる  化け物がゐる  彼を見つめてゐる  思切が出来ないでゐる  超越してゐる  判官は深く考へてゐる  誠が閃いてゐる  効力に疑をもつてゐる  常々考へてゐる  人物の活きてゐる  主旨に合してゐる  如く記載してゐる  ぱいにむれ飛んでゐる  合戰をしてゐる  緋鯉とすつぽんがゐる  評論家がゐる  なかに飾られてゐる  ひらひら舞ひ飛んでゐる  言ひふらして歩いてゐる  ひとりばかりゐる  紙幤をえらんでゐる  齒をむきだして微笑んでゐる  笑ひをしてゐる  思つて苦勞してゐる  角が生えてゐる  家が立ちならんでゐる  脚がついてゐる  みんなと遊んでゐる  ろしく罵つてゐる  涙が滾れてゐる  悲劇が起つてゐる  芝居でも見てゐる  それを真に受けてゐる  中で渦巻いてゐる  自分だけで観てゐる  危険を怖れてゐる  汗をかいてゐる  怯かされてゐる  襟巻を巻いてゐる  つて息ついてゐる  割合に沢山持つてゐる  ことは持つてゐる  其方を見てゐる  業を受けてゐる  禁止されてゐる  六七年前に既に出てゐる  いつまでも気にしてゐる  書に附いてゐる  戰國策に附いてゐる  仕方を擧げてゐる  大要を述べてゐる  體論じてゐる  ことを擧げてゐる  皆書かれてゐる  本をも擧げてゐる  本を擧げてゐる  漢書藝文志などにも明かに見えてゐる  歴史を讀んでゐる  文句を讀んでゐる  本を持ち、引合せてゐる  故であるとせられてゐる  序録に記してゐる  篇目が擧げられてゐる  誤りとしてゐる  編次の誤まつてゐる  語とされてゐる  なほ編次の誤まつてゐる  系統を引いてゐる  中にも見えてゐる  もととして論じてゐる  傳はつたかを書いてゐる  項目を擧げてゐる  明かにしてゐる  繼いで作ると考へてゐる  作つたと考へてゐる  盡きてゐる  下に附いてゐる  ことも考へられてゐる  注をしてゐる  數條擧げてゐる  陰陽圖緯としてゐる  當るとしてゐる  方を詳しく述べてゐる  比較してゐる  序録一卷とが附いてゐる  七録に分れてはゐる  論に分けてゐる  目録が載せられてゐる  これに載つてゐる  合併されてゐる  起居注は全く省かれてゐる  形をなしてゐる  最後を占めてゐる  目録は既に見てゐる  一通り現はれてゐる  校讐略に載せてゐる  皆これに入れてゐる  特別に擧げてゐる  解釋をつけてゐる  實録が載つてゐる  宋人と分けてゐる  誰でも分つてゐる  意などと解してゐる  すべからざるものにもしてゐる  全部抽出してゐる  附録されてゐる  皮肉に考へて作られてゐる  現在分つてゐる  やうに考へられてゐる  壞してゐる  存目とに分つてゐる  存目に載つてゐる  非を論じてゐる  卷數を書き、一度出てゐる  二度出てゐる  數千百囘出てゐる  必要をも論じてゐる  いふ風に傳えてゐる  八卦ばかり載つてゐる  カラ笑ひしてゐる  個性なぞと呼ばれてゐる  ことをも含むでゐる  萎凋を来してゐる  頑なだつたりしてゐる  錯乱してゐる  誰かが死にかかつてゐる  身の上に吹き募つてゐる  飢ゑながら焼跡を歩いてゐる  トロツコを押してゐる  みんな待つてゐる  マツチをすつてゐる  色男を待つてゐる  先がポツンと切れてゐる  間に立つて困つてゐる  神さんから前借して来てゐる  誰か立つてゐる  下手へ駆け出してゐる  響を聞いてゐる  上から香代に見られてゐる  立止まつてゐる  相手は低く唸つてゐる  留吉の着てゐる  さへてゐる  四苦八苦してゐる  金は溜めてゐる  俺あ睨んでゐる  金を貸し附けてゐる  うらみにうらんでゐる  知らん顔してゐる  きりと口説いてゐる  目くばせしてゐる  装つてはゐる  金が停つてゐる  すゝめてゐる  景気で儲かつてゐる  ポタポタ水が垂れてゐる  勘定日まで待つてくれと頼んでゐる  利息は取つてゐる  方ばかり見てゐる  キラキラしてゐる  手の平で拭いてゐる  ギヨツとしてゐる  銭を集めてゐる  装をしてゐる  ソツクリ売りに出てゐる  シヨビタレてゐる  泣きをしてゐる  方を睨んでゐる  面喰つて二人を見較べてゐる  留吉驚ろいて見てゐる  チヨツト妹夫婦を見較べてゐる  食へなくなつて来てゐる  借金で持つてゐる  今ゴタゴタしてゐる  姿を見おろしてゐる  伝七を睨んでゐる  諒解は附いてゐる  方をみてゐる  一碗をかき込んでゐる  渡つてしまひかけてゐる  怒りを、辛うじて抑へてゐる  小鳥の囀つてゐる  材木を挽いてゐる  腹を聞いてゐる  アツケに取られてゐる  恩沢を蒙つてゐる  流れを見詰めてゐる  縁につながつてゐる  事あ、生きてゐる  村で持つてゐる  先頭に立つてゐる  みんな埋まつてゐる  目を附けてゐる  何か呑んでゐる  受取つて開いて見てゐる  とこにも来てゐる  心配してかうして頑張つてゐる  やうに猛然と怒つてゐる  叫声をあげてゐる  辺から血をにじみ出させてゐる  口が出せないでゐる  呆然として見守つてゐる  雪のゐる  様に見詰めてゐる  キズから血のにじんでゐる  ムシヤクシヤしてゐる  上で泣いてゐる  整頓されてゐる  タンスを動かしてゐる  張つてかうしてゐる  留吉さんは、どうしてゐる  今頃どうしてゐる  からかつて話してゐる  辺に出てゐる  留吉の立つてゐる  留吉を見てゐる  留吉を見詰めて立つてゐる  金高を聞いてゐる  いくらだと聞いてゐる  住着かうと考へてゐる  留吉を見守つてゐる  会社でも幾分折れては来て呉れてゐる  シツカリしてゐる  ものが燃えてゐる  きれいに見えてゐる  大丈夫生きてゐる  畦が割れてゐる  川千鳥が啼いてのぼってゐる  うつろが映ってゐる  あとになってゐる  杭が立ってゐる  おれを見てゐる  おれもだまって見てゐる  こどもらがあつまってゐる  箸をなめてゐる  いっしょにやってゐる  蛾が落ちてゐる  波もたててゐる  四五人立ってゐる  電子系順列からできてゐる  はたけに立ってゐる  木が立ってゐる  みんな尖ってゐる  アラベスクを削ってゐる  洲に降りてゐる  三人乗ってゐる  ていひるまにきまってゐる  雲にかかってゐる  土くれはねかへりまだねむってゐる  はと土耳古玉のそらにかすんでゐる  樹液がもう融けだしてゐる  屋根を見あげたりしてゐる  空を見あげたりしてゐる  口でもあけてゐる  一杯寄り集ふてゐる  微かに浮いたり沈んだりしてゐる  外ばかりを睨めてゐる  つて眠ることにしてゐる  窓から外を睨めてゐる  眠気を堪へてゐる  下宿にゐる  窓を眺めてゐる  外ばかり眺めてゐる  顔を保つてゐる  ものと決めてゐる  窓から空ばかりを見あげてゐる  専心してゐる  仇名が付いてゐる  さつきからあんたを待つてゐる  鐘が来てゐる  犒はうとしてゐる  喧嘩ばかりしてゐる  転居癖は続いてゐる  車を持つてゐる  恋情などを抱いてゐる  勉強を続けようとしてゐる  屹度空呆けてゐる  一員として働いてゐる  家業は栄えてゐる  種にされてゐる  紙數が限られてゐる  二十日鼠がすんでゐる  都へまゐる  前後にゐる  紙を剥いてゐる  彼等よりもませてゐる  会社にゐる  ものを嵌めてゐる  往生してゐる  目にも見すぼらしいなりをしてゐる  両側に立つてゐる  そこを歩いてゐる  興味を感じてゐる  五分とは坐つてゐる  短篇を書きつづけてゐる  中から山を焼いてゐる  下りたりしてゐる  ビルデイングばかり並んでゐる  罪悪を犯してゐる  姉と話してゐる  嚥んでゐる  軽快に歩いてゐる  ひとり往来を歩いてゐる  仕事もしてゐる  静かに話してゐる  僕の歩いてゐる  彼女の着てゐる  彼等を見てゐる  慰めを与へてゐる  妊娠してゐる  為に動かされてゐる  度たび起つてゐる  左右に揺れてゐる  僕を照らしてゐる  指の動いてゐる  店に並んでゐる  ここに住んでゐる  頭だけ歩いてゐる  両極に似てゐる  飛行機に乗つてゐる  息切れをこらへてゐる  泥水を被ってゐる  四間も突き出されてゐる  行手の青く光ってゐる  足を包んだりしてゐる  場処へ着いて見ますと、もうすっかり崩れてゐる  みんなの見てゐる  みんなが来てもまだいたづらに押してゐる  そこをやってゐる  旦那の来てゐる  避暑してゐる  日光を洩してゐる  筋道に限られてゐる  狹められてゐる  勾配をなしてゐる  裾を曳いてゐる  底に澄んでゐる  搖曳してゐる  白雲が漂うてゐる  裾根を曳いてゐる  上騰してゐる  くつきりと浮出してゐる  乎と動かずにゐる  湯にゐる  中を穿つて通じてゐる  黄色い花をつけてゐる  上から臨んでゐる  笛塚といはれてゐる  言ひつたへられてゐる  湯本まで通じてゐる  やうに深く掘れてゐる  濃藍色に暮れてゆかうとしてゐる  知識を得てゐる  微かに見えてゐる  ことばかりを考へてゐる  搖いでゐる  上に尚ほ遠く高く見えてゐる  三十日もゐる  連日孤座してゐる  私の好んで選んでゐる  二百二十日を控えてゐる  疾風の如く飛んでゐる  地に印してゐる  綿を入れてゐる  香ばしい番茶を啜つてゐる  地ならしをしてゐる  背に聳えてゐる  やうに美しく漲つてゐる  瑠璃玉の如く輝いてゐる  勞してゐる  休養してゐる  風に搖れてゐる  あとを眺めしてゐる  容を示してゐる  銀灰色に輝いてゐる  白鳥の如く動いてゐる  刷いて連なつてゐる  單色に彩られてゐる  中に瞬いてゐる  體操をしてゐる  そこまで出かかつてゐる  何か話しながら立つてゐる  枝が覗いてゐる  縫ひものをしてゐる  頁を繰つてゐる  二時間もゐる  男が遊んでゐる  若い娘のゐる  気を鎮めようと努めてゐる  目には見えないでゐる  先祖から子孫へと果てしなくつづいてゐる  ここでも話してゐる  大概成功してゐる  息をつめてゐる  冒頭にまで達してゐる  あとをとどめてゐる  私が歩いてゐる  私がひやりとしてゐる  朝新聞を読んでゐる  ことぐらゐ分りきつてゐる  ことがなく続いてゐる  のは分つてゐる  二階からきこえてゐる  巻添で慌ててゐる  幽かにゆれてゐる  覚醒してゐる  衰へて、離れてゐる  世界は続いてゐる  それのみ冴えてゐる  私が生きてゐる  肉体はもう死んでゐる  必死にさがしてゐる  言つて済してゐる  書物ばかり読んでゐる  面影を描いてゐる  生活を共にしてゐる  称び慣れてゐる  袋をぶらさげてゐる  風に転げてゐる  笑ひを堪へてゐる  袋を取り降ろしてゐる  くみをしてゐる  皿に充ちてゐる  白やら咲きみだれてゐる  背後に立つてゐる  何時までも咲いてゐる  つて身もだえしてゐる  一體愚圖愚圖してゐる  馬車が混んでゐる  ハイカラさんの隣りが空いてゐる  話題にしてゐる  默つて腰かけてゐる  搖すぶられまいとしてゐる  中は絶えずざわめいてゐる  今夜私の泊らうとしてゐる  溪流に面してゐる  足許を流れてゐる  拭き掃除してゐる  姿を見上げてゐる  ことを思ひ耽つてゐる  宿を立ち去らうとしてゐる  誰と話してゐる  性質もあらはれてゐる  言葉を洩らしてゐる  釈を試みてゐる  情熱に燃え立つてゐる  逸話に露はれてゐる  詩作をしてゐる  Daemonに憑かれてゐる  矛盾を愛してゐる  ことも愛してゐる  寂しみに溢れてゐる  出入してゐる  さに溢れてゐる  スコアアのすぐれてゐる  蕪村句集に載つてゐる  春雨を感じてゐる  命にしてゐる  間を指してゐる  蓄へてゐる  話中に挙げられてゐる  位淡泊を極めてゐる  幻を極めてゐる  書を読んでゐる  皮肉を浴びせかけてゐる  薬籠中に収めてゐる  支考の伝へてゐる  云ひ及んでゐる  作品を残してゐる  署名してゐる  漢学を学んだと伝へられてゐる  明快に述べられてゐる  曲尽してゐる  鬼気を帯びてゐる  普段でも着慣れてゐる  従者にとらせてぬつと立つてゐる  陽炎が果しもなくゆらめいてゐる  中に黒く浮んでゐる  懇意にしてゐる  利息で暮してゐる  電球から來てゐる  寒い島で暮してゐる  合せに腰掛けてゐる  駐車してゐる  行動を取り調べてゐる  ア何かにひどくおびえてゐる  何が潜んでゐる  張番してゐる  兩端をつまんで眺めてゐる  登場してゐる  白足袋をはいてゐる  展望をもつてゐる  自分をさげすみでもしてゐる  方に向いてしよんぼりと坐つてゐる  脊中を包んでつくねんとしてゐる  一枚とれてゐる  刎ねた泥に塗れて散らかつてゐる  それを貼つてゐる  らく茫んやりと坐つてゐる  足を崩して坐つてゐる  默つて相手にしないでゐる  鳥籠がぶらついてゐる  屏風を開いてゐる  禿すぎてゐる  一人でもつてゐる  稽古しかけたりしてゐる  喧嘩してゐる  送出してゐる  何かしらしてゐる  夕方歸つて見ると、待ち受けてゐる  ものを極めてゐる  憤懣してゐる  運命を有してゐる  昏んでゐる  斷身綺麗にしてゐる  風にしてゐる  助にしてゐる  樣子を見ずにゐる  小説が出てゐる  順序が似てゐる  一面にかがやいてゐる  ぬくもりを持つてゐる  顔が映つてゐる  主調としてゐる  設定してゐる  成分が働いてゐる  のをしてゐる  ことを、いまだに覚えてゐる  其を見馴れてゐる  幸福感に浸つてゐる  布を織つてゐる  模写したとせられてゐる  基礎にしてゐる  信太にゐる  庭を見てゐる  変化を経てゐる  信太妻が這入つてゐる  種を持つてゐる  口尖つて居ると書いてゐる  様に言うて来てゐる  つた時代を見せてゐる  伝説が載つてゐる  明らかに見えてゐる  社を拝んでゐる  型まで含んでゐる  天女が聞いてゐる  其を見せてゐる  言つて悪口をつきあうてゐる  信頼を担うてゐる  此人魚を祀つてゐる  此海獣に持つてゐる  祖先神として敬うてゐる  事も禁ぜられてゐる  聯絡させて考へてゐる  説明したりしてゐる  於て外れてゐる  意義を、正しく見せてはゐる  かおにとかにきまつてゐる  其俤を留めてゐる  様に出てゐる  安倍晴明が出てゐる  僕を受持つてゐる  制服をつけてゐる  しかし、死んでゐる  ことと、生きてゐる  ものと死んでゐる  僕の手紙を待つてゐる  彼女を待ちあぐんでゐる  ことをあんまり思ひつめてゐる  赤インクを注ぎ込まうとしてゐる  生命を負うてゐる  引例してゐる  連想性に就いて述べてゐる  季節感をさへ有してゐる  結論してゐる  言つて怒つてゐる  調子で罵つてゐる  題をつけてゐる  つて構成させてゐる  包有してゐる  私淑してゐる  才能を持つてゐる  捨値で売りつけてゐる  実証してゐる  誤訳してゐる  得意でゐる  見物を掻き集めてゐる  ことは考へてゐる  ものを求めてゐる  それを悦んで見てゐる  病根に気づいてゐる  生活をもつてゐる  例外なく心掛けてゐる  ものを最も多く取入れてゐる  ものを取入れてゐる  型にはまりすぎてゐる  身に付けてゐる  一役演じてゐる  それから我々の求めてゐる  劇に求めてゐる  外国トーキーに求めてゐる  つて満足してゐる  いまわれわれが目指してゐる  徴候が見えてゐる  文部省から補助金を受けてゐる  ボタンが付いてゐる  稍似てゐる  行吟してゐる  役がひかへてゐる  手を組んで歩いてゐる  群衆に話しかけてゐる  つて頬杖をついてゐる  八方にひろげられてゐる  みんなもう訳されてゐる  ものが見落されてゐる  証拠を示してゐる  つて見開かれてゐる  勃興を妨げてゐる  動機から出てゐる  名を成してゐる  話などしてゐる  眼を働かしてゐる  文章をかうして読まれてゐる  言葉を探してゐる  激励に負うてゐる  つて照らされてゐる  シヨツクを受けてゐる  山本氏自身が擬せられてゐる  名前を連ねてゐる  断りを陳べてゐる  どこで読んでゐる  働きをもつてゐる  ぶつかつてゐる  事業とされてゐる  上に見出ださうとしてゐる  気狂ひにならうとしてゐる  オルケストルにつながつてゐる  誰もなんにもしないでゐる  誰でもが気がついてゐる  ところへ来てゐる  沈衰してゐる  二つは書けるだらうと夢見てゐる  妖怪畫などに現はれてゐる  思つて我慢してゐる  整頓してゐる  整然としてゐる  真実に苦しんでゐる  生活に這入つてゐる  湯気にむれてゐる  何だか意識が薄れてゐる  時に起つてゐる  張つて歩いてゐる  照つても持つて歩いてゐる  因縁を持つてゐる  事を禁じ得無いでゐる  麥藁帽子のかげにゐる  火の通じてゐる  狐に廻されてゐる  球で遊んでゐる  よそ見してゐる  自分を待つて呼んでゐる  聲を聞いてゐる  心持一つで生きてゐる  誰か持つてゐる  餘りにわかり過ぎてゐる  雀ばかりが啼いてゐる  雀は啼いてゐる  彼はゐる  力がまき散らされてゐる  安らかに生きてゐる  勢ひで走つてゐる  方も似てゐる  ところを嗅いでゐる  紙を選んでゐる  集つた皆んな覗いてゐる  乘替を切らしてゐる  方向を向いてゐる  立止つて門内を見てゐる  來たりしてゐる  ボンヤリ往來を見てゐる  代りやたらに重ねて着てゐる無論持てゐる  息を入れてゐる  母さんの困つてゐる  夫はゐる  父はゐる  あなたは困つてゐる  海底に見棄てられてゐる  汝は生きてゐる  乍ら眺めてゐる  湯も沸いてゐる  赤ん坊もよく眠てゐる  さまつて出たくても、出られないでもがいてゐる  内から動かしてゐる  頬に溢れて濡らしてゐる  母は走つてゐる  供を見守つてゐる  足を伸ばしてゐる  幸福に夢見てゐる  物価が安いせゐもあるでせうけれども、歩いてゐる  頬の落ち込んでゐる  前に寝てゐる  共産軍がつくられてゐる  貨車が走つてゐる  写真機も持つてゐる  同室にゐる  林を見てゐる  糸がほぐれてゐる  みんな新聞紙に巻いて呑んでゐる  頃から使ひつけてゐる  私が泣いてゐる  見えない力に頼りきつてゐる  いふ訓育を受けて来てゐる  警告が発せられてゐる  宣伝これ努めてゐる  戦さが続いてゐる  眼を注いでゐる  身構へだけはできてゐる  祈願を含んでゐる  扱ふべきか常に悩んでゐる  それに託けてゐる  なほ詩作はつづけられてゐる  神憑りがしてゐる  域に達してゐる  何物よりも嬉しい、読んでゐる  蝉しぐれ死に場所をさがしてゐる  雨か濡れてゐる  享楽してゐる  酒でも飲んでゐる  やつと見合せてゐる  行乞してゐる  秋草が咲きこぼれてゐる  宮崎に属してゐる  食ふために生きてゐる  空へ盛りあがつてゐる  つて虫を聴いてゐる  人間がうようよしてゐる  待合してゐる  菩提銭を持つてゐる  鶏はまだ生きてゐる  弟にすがりつくべくあせつてゐる  たしかに後れてゐる  奴鳴つたり殴つたりしてゐる  旅日記書いてゐる  上方酒といつてゐる  他を圧してゐる  眼病患者を惹きつけてゐる  それも歩いてゐる  蝗の病んでゐる  草津節をうたつてゐる  眉を顰めさせてゐる  不景気風に吹きまくられてゐる  草原で休んでゐる  趣味とが隠されてゐる  やつぱり思ひ悩んでゐる  夢を楽しんでゐる  稲がよう熟れてゐる  平均してゐる  面影がどことなく漂うてゐる  /″\見てゐる  土佐海岸によく似てゐる  横はつたりしてゐる  岩にもつれてゐる  ぢつと観てゐる  やうにもあるし、また、戯れてゐる  一本蟠つてゐる  青柳をうたつてゐる  空、眺めてゐる  部屋へ通されて、ひとりぽかんとしてゐる  虫のないてゐる  子供ら仲よく遊んでゐる  ごみ/″\と住んでゐる  却つて市街で売つてゐる  お粥を食べさせてゐる  焼酎は少し濁つてゐる  コスモスそよいでゐる  人間が住んでゐる  闘はせてゐる  尿してゐる  海に追ひ入れてゐる  自然はすぐれてゐる  ゆつくりしてゐる  濃厚に出てゐる  県界石標が立つてゐる  樹も立つてゐる  コスモスがいたづらに咲いてゐる  朝から飲んでゐる  人生観を持つてゐる  行商してゐる  日本人によく似てゐる  菜葉服を出し褪めてゐる  語句も覚えてゐる  庭にも咲いてゐる  提供されてゐる  それを覚えすぎてゐる  朝から泣いてゐる  ほんたうにさう感じてゐる  暮らしかねてゐる  農村を歩いてゐる  仕事を眺めてゐる  板敷に寝てゐる  二時間ばかり寝てゐる  読誦してゐる  愚痴をいつてゐる  山が立つてゐる  さ虫はまだ鳴いてゐる  母は焚いてゐる  さりげなく生きてゐる  ひとり書いてゐる  たよりを書いてゐる  秋雨らしく降つてゐる  経あげてゐる  霽れてゐる  職が見つからないでゐる  夕顔白くまた逢うてゐる  犬ころはもう死んでゐる  巣喰うてゐる  話題はいつもきまつてゐる  享楽もきまつてゐる  掃除の行き届いてゐる  人生そのものに根ざしてゐる  鎖をだらりと下げてゐる  隠者型にはまつてゐる  みんな濡れてゐる  耄碌してゐる  それにきまつてゐる  羅漢果を得てゐる  境涯を恥ぢ且つ悲しんでゐる  ミヤアミヤア鳴いてゐる  逆上してゐる  峙えてゐる  作つて陳列してゐる  二つに分れてゐる  樹は枯れてゐる  まんま住んでゐる  接触を保つてゐる  蓮根町といはれてゐる  柿がうれてゐる  岩を覚えてゐる  小鳥三十羽ばかり飼うてゐる  山芋を掘つてゐる  お茶を持つてゐる  ぢとしてゐる  かば霧にかくれてゐる  事を訊ねてゐる  道路がよくひらかけてゐる  ぬかるみをとんでゐる  冷たい雨が降つてゐる  秋風の旅人になりきつてゐる  私も与へられてゐる  母親はゐる  菊を咲かせてゐる  食慾を恵まれてゐる  睡眠に悩んでゐる  日本化してゐる  支那さんいつしよに寝てゐる  さとを持つてゐる  殖林が割り込んでゐる  湯が湧いてゐる  北由布院と分れてゐる  湯はあふれてゐる  由布岳は親しく見おろしてゐる  木は枯れてゐる  八ツ手も咲いてゐる  枯枝をのばしてゐる  供養されてゐる  河豚かと食べてゐる  みんな儲けだしてゐる  つた、でも話してゐる  市街は歩いてゐる  現代化してゐる  腰につけてゐる  籃に入れてゐる  児砂糖なめてゐる  金を借り出さうとしてゐる  親しみを感じてゐる  風の音もふけてゐる  逢ひたうて逢うてゐる  郷ちかく酔うてゐる  顔が更けてゐる  のである、歩いてゐる  ボタ山ならんでゐる  水ながれてゐる  空へつきだしてゐる  石寺とよばれてゐる  場所だ、散り残つてゐる  野生猿が群がり遊んでゐる  食客してゐる  こと、生きてゐる  落葉拾ふてはひとり遊んでゐる  口あけてゐる  夫婦で住んでゐる  蓮枯れてゐる  厚意をありがたく受けてゐる  たか寝てゐる  機械は動いてゐる  矛盾を感じてゐる  対座して話してゐる  洋服姿でにこついてゐる  つて拝んでゐる  大木を挽いてゐる  うまいもの見てゐる  ラヂオを聞いてゐる  石塔傾いてゐる  木が威張つてゐる  爆音尿してゐる  のものがひそんでゐる  しろにおりてゐる  晴れきつてゐる  句稿を書き改めてゐる  捨猫が鳴いてゐる  腰を痛めてゐる  相かはらず唸つてゐる  独占してゐる  しまはつて、もう諦めて歩いてゐる  かに草枯れてゐる  友達を持つてゐる  久しぶりに話してゐる  ものみんな持つて歩いてゐる  日、生きてゐる  羽子をついてゐる  水仙咲ききつてゐる  鼻緒が切れて困つてゐる  ポストが立つてゐる  赤児へ話しかけてゐる  雪が積んでゐる、まだ降つてゐる  体験してゐる  ために画いてゐる  仕度してゐる  魚がうごいてゐる  梅も咲いてゐる  悪夢にきまつてゐる  ものが出来て困つてゐる  違へてゐる  鶏臭い手を清めてゐる  夜へ話しかけてゐる  人から恵まれてゐる  宿には恵まれてゐる  ひつぱつて行商してゐる  からだ舐めてゐる  一面がよく出てゐる  女中さん相手に話してゐる  /″\に住んでゐる  隠遁したいと念じてゐる  といつてぢつとしてゐる  新道は広々としてゐる  安閑としてゐる  しんみりとしてゐる  掃除も行き届いてゐる  雨を聴いてゐる  料理屋を建てさせてゐる  纒まつてゐる  梅が咲いてゐる  一服やつてゐる  落ちつきを持つてゐる  湯気がふいてゐる  裁縫してゐる  行乞流転してゐる  のは、いひかへれば、よく行きわたつてゐる  隠居もゐる  濠は埋つてゐる  松が枯れてゐる  蒲公英が咲いてゐる  舟が浮いてゐる  娘子軍がゐる  牛までゐる  酒造業を営んでゐる  領巾振山はしぐれてゐる  唄つて浮かれてゐる  猫もゐる  犬もゐる  山を好いてゐる  ものがひそんでゐる  長崎的特殊性が漂うてゐる  包を提げてゐる  狂人もゐる  下つたりしてゐる  美景であるといはれてゐる  五つも盛りあがつてゐる  筧から流れ落ちてゐる  建立されてゐる  一本がゆうぜんと立つてゐる  港町らしく、ちんまりとまとまつてゐる  中を通る歩いてゐる  香を放ちながら売られてゐる  月草いちめん三味線習うてゐる  虫が考へてゐる  鯉幟の立つてゐる  子供を泣かしてゐる  萩老人とおそくまで話す、話してゐる  がらかに飲まずにゐる  修行が出来てゐる  人とし休んでゐる  青蘆のそよいでゐる  みんなうつくしい、生きてゐる  雛をかへしてゐる  生き物を持つてゐる  彼女が書いてゐる  もちやにして遊んでゐる  四匹生れてゐる  みんな可愛い姿態を恵まれてゐる  うに鳴いてゐる  やつぱり生きてゐる  お香香ばかりで食べてゐる  魚が泳いでゐる  表情が浮んでゐる  方を好いてゐる  時も寝てゐる  さを超えてゐる  世間的交渉をつづけてゐる  余命を貪つてゐる  俗化してゐる  場合でも、ださないですましてゐる  守をしてゐる  執着煩悩を持つてゐる  放浪癖にひきずられてゐる  あふれるなかにねてゐる  草は倒れ伏してゐる  湯を掘つてゐる  因してゐる  いつのまにやら巣立つてゐる  ぱいの声でうたうてゐる  浴客がちらほら歩いてゐる  於てすぐれてゐる  ぺつたりと死んでゐる  心はいつもやきもきしてゐる  つて苦しんでゐる  境をさまようてゐる  醜悪を見せつけられてゐる  旅をかさねてゐる  欝に悩んでゐる  青蚊帳を持つてゐる  蚊帳のかげ更けてゐる  流行ばかり追うてゐる  紫陽花咲きかけてゐる  朝課諷経してゐる  びこゝに花いばら散つてゐる  地虫もないてゐる  うんざりしてゐる  今日も、待つてゐる  一切に合してゐる  句が落ちてゐる  酒毒から免かれてゐる  ラヂオ泣いてゐる  自分を省みて恥ぢてゐる、悔いてもゐる  自分を見直して嘆いてゐる  蠅がまだ鳴いてゐる  ゆききのしみじみ生きてゐる  木にのぼつてゐる  お国言葉をつかうてゐる  彼等と話しあつてゐる  何だか血縁のものに接してゐる  競争的に泣きわめいてゐる  撫子が咲いてゐる  山林を歩いてゐる  人もあえいでゐる  誰かを待つてゐる  何でもないけれど、見てゐる  井戸を掘つてゐる  水が湧いて出るといつて喜んでゐる  二三匹飛び込んでゐる  誰もが好いてゐる  蝉がないてゐる  座敷にあげて撫でたり擦つたりしてゐる  私は恵まれてゐる  何か搗いてゐる  寝床で寝てゐる  温泉を掘つてゐる  伸んで、もうぶらさがつてゐる  きれいなのに驚かされた、澄んで、澄んで、そして溢れて、溢れてゐる  寝床に寝てゐる  多数やつて来てゐる  葉をむしてゐる  美味を持つてゐる  からないとあらそうてゐる  すべてをつらぬいてながれてゐる  一生を終らうとしてゐる  私は落ちついてゐる  青田風よう出来てゐる  世間慣れがしてゐる  対座対談してゐる  精霊とんぼがとんでゐる  道芝もうなだれてゐる  それをたべてゐる  それを凌ぐかも知れない、いや、すでにもう凌いでゐる  トマトもいでゐる  月を生きてゐる  伸んでゐる  私はおぼれてゐる  みんなとんでゐる  友情を浴びすぎてゐる  保證してゐる  竹の子みんな竹にして住んでゐる  月草ひらいてゐる  埃まみれで芽ぶいてゐる  右徃左徃してゐる  厚意に甘えてゐる  五月十六日まだ降つてゐる  茨がもう咲いてゐる  溜池に重なりあつてゐる  水にのぞんでゐる  私は信じてゐる、信じてはゐる  つてならんでゐる  ぎくしやくとふさいでゐる  蜊貝をどつさり持つてきてくれた、しばらく話してゐる  茶摘みに精出してゐる  弱点を持つてゐる  五月廿九日曇つてはゐる  蛙がうたうてゐる  縁側で話してゐる  蜂がゐる  盛花がおちてゐる  見舞つてくれてゐる  就職してゐる  きり折れてそよいでゐる  麦はうれてゐる  なうておちついてゐる  胡瓜がしつかりつかんでゐる  趣味をなくしてゐる  吸ふ、生きてゐる  のでなくて生かされてゐる  自然的には生かされてゐる  田植はじまつてゐる  そこらで燃えてゐる  声をきいてゐる  焼跡なにか咲いてゐる  胡瓜としそよいでゐる  朝はよいかなそよいでゐる  事情を持つてゐる  粉が吹き流れてゐる  道がなくなればたたへてゐる  筍も生えてゐる  ぴよんと飛ぶ、そして考へてゐる  社会的交渉を保つてゐる  私はおちついてゐる  しづんでゐる  手入れしてゐる  しづむ陽をまへにして待つてゐる  非人情的でありたいと考へてゐる  梅雨空へ伸びたいだけ伸びてゐる  梅をもいでゐる  獲物をだいてゐる  酒難は知りぬいてゐる  花を見つけてきてゐる  ふたりで死んでゐる  さん/″\蚊にくはれてゐる  筋肉が肥えてゐる  やう、生きてゐる  稲のそよいでゐる  とんぼが来てゐる  夕立水のあふれてゐる  幾分かをあたへられてゐる  緑平老とならんで寝てゐる  七月九日晴、晴れるにきまつてゐる  はだしで、何やら咲いてゐる  朝月暈をきてゐる  寝床を持つてゐる  朝からないてゐる  胡瓜茄子ばかり食べてゐる  いもりの子がおよいでゐる  そこに咲きみだれてゐる  ちりと咲いてゐる  たしかに今晩来るだらうと待つてゐる  セツセと織つてゐる  風の暮れると観てゐる  たくさん雀がきてゐる  花にとまつてゐる  ものをさがしてゐる  乞食根性に慣らされてゐる  向日葵が咲いてゐる  七月廿七日まだ降つてゐる  蝉しぐれあふれるとなくあふれてゐる  白木槿咲いてゐる  女郎花が咲いてゐる  アツパツパを着てゐる  飯たべてゐる  さはないと信じてゐる  風を観てゐる  何だか荒涼としてゐる  穂が出てゐる  洗つたりしてゐる  葉かげふかくうもれてゐる  真昼を煮えてゐる  さで埋められてゐる  竹にとりつけてゐる  情調を帯びてゐる  ほうづきのうれてゐる  風鈴は鳴つてゐる  萩が咲いてゐる  水を入れて覗いてゐる  光沢を持つてゐる  つて啼いてゐる  霧がたちこめてゐる  木が折れてゐる  木槿が咲いてゐる  八月十三日からりと晴れてゐる  娘さんが病んでゐる  樹明居徃訪を約してゐる  樹明君も待つてくれてゐる  敬治君も待ちあぐんでゐる  樹明君が待つてゐる  雀も何やら食べてゐる  友には恵まれてゐる  歯がぬけてゐる  配達して来てゐる  ふか/″\と映つてゐる  陽を吸うてゐる  土に播いてゐる  何となく考へてゐる  夕立つや思ひつめてゐる  ベソをかいてゐる  作つたのよりもよく出来てゐる  償ひたいと努めてゐる  ことを考へてゐる、生きてゐるよろこびを知るならば生かされてゐる  ぢつと考へてゐる  娘さんがゐる  ラヂオが泣いてゐる  唐黍のうれてゐる  坑口から出てきてつまぐりの咲いてゐる  鴉がたたかうてゐる  要を得てゐる  とんぼとまつてゐる  人々を持つてゐる  紀行文集を読んでゐる  心臓はだいぶんいたんでゐる  おごそかさとを持つてゐる  なかで独りごというてゐる  つめをもいでゐる  落葉ちりしいてゐる  彼岸花が咲いてゐる  猫がゐる  鶏がゐる  気持で寝てゐる  のだが、歩いてゐる  実が揺れてゐる  葉のやぶれてゐる  萩のこぼれてゐる  榾を割つてゐる  向日葵日にむいてゐる  土をあるいてゐる  さは枯れてゐる  案山子向きあうてゐる  趣を持つてゐる  国さを弾いてゐる  岩をくだいてゐる  秋がきてゐる  秋日にかたむいてゐる  私を打出してゐる  私をおいてゐる  山が晴れてゐる  なみだこぼれてゐる  意味ありげに見せかけてゐる  行つたにきまつてゐる  マントはひどく汚れてはゐる  鼻を嗅ぎあつてゐる  くらゐゐる  一人ここに住んでゐる  君は何と心得てゐる  好意を寄せられてゐる  ことが目論まれてゐる  扉があいてゐる  ふんはりと散らばつてゐる  手紙はなかなかきちんと書けてゐる  法螺を吹いてゐる  使ひをさせられたりしてゐる  仕業にきまつてゐる  九等官に見えてゐる  事件が起つてゐる  王樣はゐる  中にあるなどと考へてゐる  來を待ちあぐねてゐる  うじやゐる  頭を剃つてゐる  科學者ウエリントンも書いてゐる  拵らへてゐる  鼻だけが住んでゐる  乘つからうとしてゐる  やうに動いてゐる  彼自身がさう思ひこんでゐる  殆どそれを信じてゐる  方が、化かされてゐる  世阿弥に就いて思ひこんでゐる  意味に即してもゐる  馬がつながれてゐる  伏兵がひそんでゐる  縁が切れてゐる  詩を読んでゐる  つて感動してゐる  代物ではないにきまつてゐる  人間に通じてゐる  悟りをひらいてゐる  物が見えてゐる  それをしなければ生きてゐる  鵜呑みにし真にうけてゐる  自分の子供は生きてゐる  まりきつてゐる  深刻めかしてゐる  彼が見てゐる  人間どもを眺めてゐる  小径がついてゐる  憧憬れを持つてゐる  これを証拠立ててゐる  期待をもたれてゐる  目標が見定められてゐる  社会には欠けてゐる  二軒立つてゐる  額さへも懸つてゐる  鷲ヶ峯とが続いてゐる  裾を、鬱陶しく隠してゐる  よう焼けてゐる  後に立つてゐる  のにきまつてゐる  甚平凡を極めてゐる  火を入れて並んでゐる  椿餅を食べてゐる  縄飛びなら覚えてゐる  唖者が来てゐる  忿ってゐる  ものが盛られてゐる  平生私の感じてゐる  自分は轢き殺されてゐる  子供を連れてゐる  空をみてゐる  水嵩が増してゐる  上へ傾いてゐる  下に暮してゐる  動物が立ってゐる  ちゃんと列を組んでゐる  こっちを見てゐる  六枚も着てゐる  いまどこにゐる  マントは着てゐる  逆に着てゐる  鼻がらっぱになってゐる  ものを知ってゐる  髪の毛がすぐ生えてゐる  髪の毛をふって泣いてゐる  何か叫んでゐる  天心にかかつてゐる  白痴もゐる  剽軽者もゐる  禿頭もゐる  律動してゐる  うたはれてゐる  男を待つてゐる  そのままに取りのこされてゐる  つて戯れてゐる  種馬所附近に住んでゐる  池に映つてゐる  大空に浮き出てゐる  空間に燃えてゐる  山を照らしてゐる  電話をかけてゐる  前に積み重ねられてゐる  仔馬を連れてゐる  耕作地を焦きつくすまでに燃えてゐる  囚へられてゐる  木槿も咲いてゐる  呼吸しようとしてゐる  注意をこめてゐる  青空が映つてゐる  素直さを取りもどしてゐる  蒼穹を見出してゐる  白雲を見出してゐる  下に生きてゐる  人にも似てゐる  首の痛くなるほど眺めてゐる  一杯さいてゐる  ぢ長くつづいてゐる  御飯をいただいてゐる  中途でちぎれてゐる  方を見下してゐる  変遷を経てゐる  提供せられてゐる  から隠してゐる  花蘰として解してゐる  月事を以て隠れてゐる  女形が、後で結んでゐる  西其出発点を異にしてゐる  其風を追うてゐる  意義も色々説かれてゐる  帯は結んでゐる  つた鎌倉武士氣質に似てゐる  隨所に見えてゐる  かつをのねだんまでが出てゐる  云ひながら書いてゐる  今私が書いてゐる  消極的に陥つてゐる  恋情さへ持つてゐる  呆けてゐる  彼女に恋してゐる  何か書かうとしてゐる  一体何時から帰つて来てゐる  余ツ程のぼせてゐる  お金はどうしてゐる  ほんとうに惚れてゐる  不快を圧し秘してゐる  月でも出てゐる  親父は続けてゐる  外へ突き出してゐる  そこに落ちてゐる  落第してゐる  斯うして坐つてゐる  自分が持つてゐる  立方体を書いてゐる  間断なし軋むでゐる  保ツてゐる  人生の意味が含まれてゐる  むるやうになツてゐる  素質を有してゐる  何かに憧れてゐる  羽搏いてゐる  簇出してゐる  前に並んでゐる  二階に来て住まつてゐる  葉を垂らしてゐる  ところから我等を見下ろしてゐる  文章を載せてゐる  戸を開けかねて困つてゐる  借家の並んでゐる  家に住まつてゐる  修繕してゐる  茫然としてゐる  考を持つてゐる  近く位置してゐる  包囲攻撃を受けてゐる  愛讀してゐる  網が干されてゐる  ぐつと煮えてゐる  云つて敬稱されてゐる  水に浮いてゐる  路を埋めてゐる  暗記してゐる  やうにと望まれてゐる  眼が、いまだに良くならないでゐる  秋がもう始まつてゐる  うそついてゐる  位置にあると思ひ込んでゐる  夕刻近かつたと覚えてゐる  五六本かたまつてくつついてゐる  四五本くつついてゐる  悲哀が波立つてゐる  怪物でも忍び込んでゐる  中に融かされてゐる  全身を包まれてゐる  ことを考へ耽つてゐる  根を切られてゐる  花を拡げてゐる  書物にをさめられてゐる  辱しめ虐げてゐる  日暮らしで始終してゐる  韻を奏でてゐる  登つたりして遊んでゐる  平気で遊んでゐる  馬琴も度々聞いてゐる  流石に恥ぢてゐる  当分は忍んでゐる  姿を隠してゐる  のを聞き流してゐる  息をついてゐる  壁飾りにしてゐる  恰好を保つてゐる  誘蛾灯を灯さうとしてゐる  童達が騒いでゐる  言葉を考へてゐる  雨は降ってゐる  そこらに並んでゐる  睥睨してゐる  刻られてゐる  ちゃんと肚は出来てゐる  事務を捌いてゐる  奥に持つてゐる  官能とを持つてゐる  率ゐてゐる  積極的に貫いてゐる  疎隔を余儀なくしてゐる  中に現されてゐる  説教を含んでゐる  深淵によつて隔てられてゐる  逢ひ馴れてゐる  接せずにゐる  境をかきわけようとしてゐる  こんどはよつぽど長くないてゐる  喰ひへらしてゐる  一銭位おちてゐる  さで明るく透けてゐる  そこに淀んでゐる  習慣から来てゐる  子供をもつてゐる  地位をもつてゐる  明るみへ出てゐる  何だか似てゐる  稀薄にされてゐる  何かが殖えてゐる  やうですよ。今度はもつと大きく吹きかけてゐる  誰かついてゐる  体を虐げてゐる  やつぱり束京にゐる  牛乳を呑んでゐる  毎月養育料を取られてゐる  子供を実際もつてゐる  ほか重大視してゐる  顫動してゐる  記憶を有してゐる  生長してゐる  集中力を有してゐる  数時間前から為事をし続けてゐる  そこに暫く留まつてゐる  色が見えてゐる  あらはに見えてゐる  大分ヨオロツパ慣れてゐる  ここへも持つて来てゐる  二枚出来てゐる  根を深く卸してゐる  何を書くか知れないと考へてゐる  裏書きされてゐる  孤独性を持つてゐる  思想自体を生きてゐる  花田清輝などが埋もれてゐる  新鮮美に溢れてゐる  颯爽といきまいてゐる  オデコから上に這入つてゐる  ことをしてるな、とみてゐる  本来そこに結びついてゐる  賞めてゐる  持ち物とせられてゐる  皆、挙げられてゐる  肯定的に見渡してゐる  お喋りを眺めてゐる  鼻を擦りつけてゐる  物質的補助をうけてゐる  小布施を愛してゐる  台に載つてゐる  一面に吹き出てゐる  所を歩いてゐる  完全に巻いてゐる  脂肉が盛りついてゐる  立ちかけてゐる  店先を開けて待ち受けてゐる  一ぱい拡がつてゐる  給金だけで永くゐる  自ら安心を得ようとしてゐる  これを聞いてゐる  ぐたりと寝てゐる  石竹色に暈けてゐる  やうに凝らしてゐる  円らにしてゐる  根を焼いてゐる  ぼんやり停つてゐる  烙印されてゐる  降服してゐる  欝勃としてゐる  方途を誤つてゐる  行動を起してゐる  ヴアリユーを出してゐる  南洋花が囀つてゐる  献花してゐる  潜情に向けて送られてゐる  なつて佇つてゐる  てれきつてゐる  ブラつかせてゐる  招待されずに、口惜しがつたりやいたりしてゐる  雑沓を歩いてゐる  それッきり発育がとまつてゐる  維持されてゐる  失敗してゐる  びつくり怖れてゐる  お前さんにも分つてゐる  木村さんに甘へすぎてゐる  タカが知れてゐる  殘しておいてくれてゐる  燒亡してゐる  記載されてゐる  賞してゐる  本丸も控えてゐる  ものだと述べてゐる  東北百三十間面積三萬六千六百餘歩と記されてゐる  とうたはれてゐる  米をとりにいつたりしてゐる  まり知れ亙りすぎてゐる  やうにいつてゐる  追憶としてゐる  蚊のゐる  駐在してゐる  寄生主にして生きてゐる  工事に動いてゐる  勉強家が揃うてゐる  順君孝君といふ働きてがゐる  空と似てゐる  時分迄ゐる  ケバが明るくつらなってゐる  全体祈ってゐる  畑を作ってゐる  脚絆をぐるぐる捲いてゐる  路にさしてゐる  菊が咲きほこつてゐる  満開と、忙しく咲き続け、咲きほこつてゐる  思浮べてゐる  折り紙のついてゐる  限りを尽されてゐる  国旗の出されてゐる  桜は咲いてゐる  串に差されて立つてゐる  花から花を見上げてゐる  お母さんはあんなによく肥えてゐる  生花をしてゐる  習はれてゐる  合ひだしてゐる  からではなかつたかと解してゐる  空想をしてゐる  ものさへ感じてゐる  母にまで托させてゐる  図が載つてゐる  待暮してゐる  三ヶ所にも鎖されてゐる  店にゐる  さを誤魔化してゐる  辰夫を愛してゐる  看護婦に惚れてゐる  冷え冷えといぶしてゐる  流行唄を喚いてゐる  手当をしてゐる  口から叫ばれてゐる  どこに作られてゐる  尊重されてゐる  魅力をもつてゐる  塔を包んでゐる  ために集つてきてゐる  ジジたちの住んでゐる  足の折れてゐる  彼女は死んでゐる  皆が死んだと思ひ込んでゐる  跪づいてゐる  繩でしばられてゐる  中に落ちてゐる  なかをぶらついてゐる  氣づかずにゐる  へんてこに歪んで映つてゐる  自分を見破つてゐる  中をのぞいてゐる  惡意を持つてゐる  手を握らうとしてゐる  眞似をして見せてゐる  右側を滑り出してゐる  犧牲者の倒れてゐる  糞が落ちてゐる  裝をしてゐる  格子を通して射し込んでゐる  封してゐる  開拓者として知られてゐる  噛つたりしてゐる  草の根から水の湧きだしてゐる  上つたり、降つたりしてゐる  負ひないてゐる  常々感じてゐる  行つたらば、その求めてゐる  それを求めてゐる  彼の求めてゐる  そのものを求めて歩いてゐる  思つて歩いてゐる  享樂してゐる  こんもり群立つてゐる  一面に生えてゐる  中に包まれて立つてゐる  來て立つてゐる  湖水が開けてゐる  繞つて入り込んでゐる  巨樹の立つてゐる  立枯れしてゐる  一艘沈んでゐる  間に挾まれてゐる  膠着してゐる  水中に沈んでゐる  石棺が沈められてゐる  巨鐘の沈んでゐる  今でも信じられてゐる  一帶にどんよりしてゐる  上から見下してゐる  裾長く曳いてゐる  連立してゐる  中へ立つてゐる  自分等のゐる  巨人に見下されてゐる  麓へ立つてゐる  下へ駈け降つたり、駈け昇つたりしてゐる  嚴しく聳えてゐる  空を劃して立つてゐる  であるが、長く曳いてゐる  ことを、考へてゐる  ことを、感じてゐる  忘られてゐる  蘆の生えてゐる  發生してゐる  感じを抱いてゐる  交通してゐる  關係を結んでゐる  村に近く住んでゐる  助け合つて生活をしてゐる  谿間を見おろしてゐる  さを見せて輝いてゐる  手を延ばしてゐる  搖り動かしてゐる  擴げてゐる  谿間には鳴り響いてゐる  山腹へ注いでゐる  血を吐いてゐる  間近に迫らうとしてゐる  時が、来ようとしてゐる  まいことを感じてゐる  危険はひそんでゐる  秘密に満ちてゐる  私は未だに否めずにゐる  目が醒めてゐる  ひそかに驚いてゐる  なかに証しを求めようとしてゐる  とつて漸く過ぎようとしてゐる  言葉をもてあそんでゐる  多く犠牲にこそ似てゐる  私たちの犯してゐる  合はないでゐる  支配を免れてゐる  望みは残されてゐる  家が建つてゐる  羞恥から来てゐる  まばらに生えてゐる  受口ができてゐる  思ひ出を持つてゐる  彩色のついてゐる  木を積んだり崩したりしてゐる  枕もとの崩れてゐる  一つ心に咎めてゐる  悪でもつて充ち満ちてゐる  言ひにくさうにしてゐる  物語に耽つてゐる  一言を覚えてゐる  苦がい思ひ出を秘めてゐる  ものとみなしてゐる  外側にまでにじみ出てゐる  苦労をかけてゐる  運行をしてゐる  抑圧されてゐる  男と見てゐる  そこに物語られてゐる  そこに表はれてゐる  見附に臨んでゐる  いつまでも往きつ戻りつしてゐる  色を煌めかせてゐる  シンメトリイをなしてゐる  境をなしてゐる  等間隔に並んでゐる  それは差し出てゐる  秋が来てゐる  やうに祈つてゐる  連れ子がゐる  風貌は忘れずにゐる  愚痴をいつたと聞いてゐる  興味をいだいてゐる  今でもはつきりと気づいてゐる  底にひそめてゐる  血管に潜んでゐる  何かに勤めてゐる  口許のひどく歪んでゐる  ピタゴラスの説いてゐる  物理学的にすら信じてゐる  額を軽く叩いてゐる  動作を続けてゐる  薄情には慣れてゐる  一番親しくしてゐる  つた関係から舎監をしてゐる  花をひらかうとしてゐる  母の生きてゐる  静かに息づいてゐる  のではないかとさへ疑つてゐる  自ら認めてゐる  子の嫁いでゐる  匂ひが強くしてゐる  身辺から来てゐる  子さんの開いてゐる  そこに浮んでゐる  それら全体を引きしめてゐる  いま見つめてゐる  謎を含んでゐる  変貌してゐる  捉へたと信じてゐる  冷静を失ひかけてゐる  一隅に坐つてゐる  声は澄んでゐる  隣室にゐる  口に出さず、忘れてゐる  今ではほとんど信じてゐる  ばり汗を掻いてゐる  涙を流してうろついてゐる  所を囲んでゐる  辞を聴いてゐる  生まれようとしてゐる  自分に気づいてゐる  顫はせてゐる  光沢をつけられてゐる  リズムが動いてゐる  触感を愛してゐる  憧がれてゐる  歌を愛してゐる  影が差してゐる  中に呻いてゐる  傷口を開いてゐる  筆も執れずにゐる  文句が続いてゐる  改宗してゐる  人は少なからずゐる  どこかに掛けてゐる  文句は絶えてゐる  目蓋に焼きついてゐる  小見出しが出てゐる  海面を眺めてゐる  ここに附いてゐる  音信を断つてゐる  心がほの見えてゐる  露命をつないでゐる  それを思ひこんでゐる  ずりあつてゐる  三人がゐる  邪魔にしてゐる  さを失はずにゐる  故郷に帰してゐる  条件がそろつてゐる  遺恨を深めてゐる  妖怪じみてゐる  おのづと色どられてゐる  住人がゐる  心棒が外れてゐる  「花」にまかせすぎてゐる  牢固として思ひこんでゐる  笑ひを浮べてゐる  自分が勝つてゐる  悄然と坐つてゐる  胸にだきしめてゐる  灯をだきしめて、ともかく思ひつめて生きてゐる  人を常に許してゐる  憐まれてゐる  自らのゐる  ために、目ざめてゐる  情慾のみたされてゐる  足腰のふれてゐる  ヒロシは悲しんでゐる  胸に燃えてゐる  夏川の当面してゐる  姿がゐる  おふくろが生きてゐる  腰にしがみついてゐる  悲しみを深めてゐる  着物をぬいでゐる  全身にしがみついてゐる  風を吹いたり入れたりしてゐる  ションボリ坐つてゐる  ハアハアしてゐる  シャツぐらゐは着てゐる  そばに坐つてゐる  外にけぶつてゐる  私によく分つてゐる  手記に書かれてゐる  胸からは美しく忘れ去られてゐる  お前を堅く信じてゐる  時が過ぎ去つてゐる  聲をひそめて立つてゐる  化膿してゐる  紅を映してゐる  つてぎらぎらと輝いてゐる  それには少し慣れてゐる  這はれてゐる  其處に動いてゐる  四時七分を示してゐる  眼を見開いてゐる  背後にゐる  周圍に見えてゐる  靜に聞えてゐる  口だけが動いてゐる  脣から洩れてゐる  電氣を浴せ掛けられてゐる  ぢつと聞き澄ましてゐる  前に佇んでゐる  腐肉を突きつけられてゐる  手術室にゐる  私を責めてくれてゐる  歡びをすべてが感じてゐる  窓を赤く染めてゐる  私に書いてゐる  私を訪ねてゐる  掟としてゐる  営業を続けてゐる  徳利がならんでゐる  彼に恋してゐる  記憶から薄れようとしてゐる  恐縮を繰り反してゐる  居してゐる  あなたはわかつてゐる  細かにうかんでゐる  やつぱりそのなかに浮んでゐる  なかに棲んでゐる  毒さうにしてゐる  家中まだしいんとしてゐる  とき出てゐる  湯氣でもあげてゐる  らに浮かんでゐる  つて、もう歩いてゐる  ぼんやり見えてゐる  南から北へ亙つてゐる  何かひそひそ話してゐる  波をたてて流れてゐる  どこを走つてゐる  ぺかぺか消えたりともつたりしてゐる  からうごいてゐる  ごとごと音をたててゐる  汽車にばかりなれてゐる  うの花が咲いてゐる  一生けん命こらへてゐる  うに決心してゐる  しづかに永久に立つてゐる  そつちに祈つてゐる  愼しんで聞いてゐる  一つ點いてゐる  沿つて出てゐる  何か掘り出すか埋めるかしてゐる  スコツプをつかつたりしてゐる  いま川の流れてゐる  チヨコレートででもできてゐる  雁が飛んでゐる  お菓子をたべてゐる  それは見てゐる  砂についてゐる  合ふほど稼いでゐる  一つづつ重ね直してゐる  測候所が、睡つてゐる  手を出してゐる  やうに、ちらちらこつちを見てゐる  ことを一々考へてゐる  ジヨバンニの持つてゐる  神さまに召されてゐる  へんつかれてゐる  はつてあそんでゐる  ぢつとこらへてまつすぐに立つてゐる  一生けんめいはたらいてゐる  一つづつ睡つてゐる  譜を聞いてゐる  微光を受けてゐる  合唱してゐる  信號してゐる  ジヨバンニが見てゐる  うに話してゐる  女の子とばかり話してゐる  風ではきはき話してゐる  鶴をもつてこつちを見てゐる  子供が立つてこつちを見てゐる  光つてながれてゐる  魚もゐる  二つならんでゐる  やみを照らしてゐる  形にならんでゐる  やうにならんでゐる  やうにかかつてゐる  中からちらちらのぞかしてゐる  ひざまづいてゐる  何を泣いてゐる  それをもとめてゐる  水素からできてゐる  鹽でできてゐる  硫黄でできてゐる  證據もぞくぞくと出てゐる  つて、たださう感じてゐる  丘に立つてゐる  さが隠されてでもゐる  上にそびえさせてゐる  十字架を立ててゐる  ハンドボールに興じてゐる  推定されてゐる  云々と記してゐる  復員服を着て立つてゐる  宣伝にきまつてゐる  天にゐる  おすしを、まつてゐる  追分あたりを歩いてゐる  ほたれてゐる  感じを見せてゐる  のだと聞いてゐる  感歎したり驚いたりしてゐる  今も栄えてゐる  経過してゐる  つてしよんぼりしてゐる  俯伏して泣いてゐる  拔けたのを溜めて持つてゐる  惡戲書きをしてゐる  笑ひ崩れてゐる  がらくたの載つてゐる  披げてゐる  手紙を見詰めてゐる  家出してゐる  唄はれてゐる  總てを心得てゐる  手紙を讀んでゐる  亂れてゐる  孫を育ててゐる  詰まつてゐる  庵看板の並んでゐる  飮食してゐる  眼を光らして見てゐる  器具の載つてゐる  疲勞を息めてゐる  寢付かずにゐる  雇人の立つてゐる  もんがゐる  冬に入りかけてゐる  小康を得てゐる  むざうさに咲いてゐる  一日中うつらうつらと睡つてゐる  灯の点いてゐる  総てを心得てゐる  唯一つ薄暗く煤けて点いてゐる  手紙を読んでゐる  さま/″\に乱れてゐる  吸ひ続けてゐる  顔を続けてゐる  つて何時まで眺めてゐる  飲食してゐる  疲労を息めてゐる  梶がまだ寝付かずにゐる  半面ぐらゐは傳へてゐる  巧みにこなしてゐる  んで述べてゐる  うに書かれてゐる  小説をおもしろくしてゐる  中にをさめられてゐる  ところに、出てゐる  逢つて話をしてゐる  集にをさめられてゐる  さうに、書いてゐる  蓄音機を持つてゐる  事などを書いてゐる  幾つか、持つてゐる  妖気がこもつてゐる  酒場で働いてゐる  親子三人一陽来復を待ちかねてゐる  娘にしては出来すぎてゐる  曲解してゐる  山の如く稼いでゐる  ウツを散じてゐる  青年紳士と思ひこんでゐる  のだと思ひこんでゐる  歩きなやんでゐる  たくさん働いてゐる  悪戦苦闘してゐる  そこまでは見抜かれまいと心得て、とりすましてゐる  人をごまかしてゐる  流儀で喋りまくつてゐる  エロサービスをされてゐる  エロチシズムは失はれ、隠されてゐる  フンサイされてゐる  から生じてゐる  私に聞かせようとしてゐる  猫がはひってゐる  ことをよく思ってゐる  かたが残ってゐる  割合に早く染めて貰ってよかったねえ、なかなか細く染まってゐる  順にかかつてゐる  椅子が並んでゐる  窓から西日が射し込んでゐる  ぢつとみてゐる  なにかをもつてゐる  責任は感じてゐる  教員室にゐる  女教員がゐる  買ひかぶつてゐる  椅子にゐる  自分では信じてゐる  人それぞれの生きてゐる  肯定しようとしてゐる  消化吸収されてゐる  方三変四変してゐる  一丁目から歩道を歩いてゐる  新芽をつけてゐる  用意をして待つてゐる  花壇とに差してゐる  家来が立つてゐる  ぴつたり工合好く附いてゐる  シルクハツトを持つてゐる  十五分位、かうして立つて待つてゐる  うに手を揉んでゐる  足踏をしてゐる  重みで垂れてゐる  一ぱい咲いてゐる  残つて、見送つてゐる  言ひ附けたともなく、引き受けてしてゐる  さんとを見較べてゐる  欄干を掴まへて立つてゐる  主人が跪いてゐる  小学校が建つてゐる  攪き廻されてゐる  願つてゐたが、求めもとめてゐる  響きを挙げて回り続けてゐる  流れは白く泡立ち煮えくり返つてゐる  生息してゐる  水面を見あげてゐる  悠やかに曲らうとしてゐる  叫びを挙げてゐる  ろひをしてゐる  監視をしてゐる  鐐通と改めてゐる  米俵に腰掛けてゐる  空で覚えてゐる  つて小鼻をふくらませてゐる  マメイドに寄せてゐる  希ふてゐる  籠居してゐる  かな酒造り業を続けてゐる  あら目に浮んでゐる  つて演説をしてゐる  さかり時とは化してゐる  中で吟じてゐる  三つ四つ点々と瞬いてゐる  水門番として鳴り響いてゐる  把手を担ぎ慣れてゐる  不興に駆られてゐる  賽銭箱が控えてゐる  高下駄を穿いてゐる  点々と浮べてゐる  音も消えてゐる  模型と化してゐる  もんどりを打つてゐる  私も慣れてゐる  何か呟いでゐる  何か着いてゐる  掌にしてゐる  谷間に投げ捨てられてゐる  白熊がゐる  熊がゐる  朝から噴水を見てゐる  ツこをしてゐる  名優が常にもつてゐる  物語つてはゐる  頃から浸み込んでゐる  寄宿舎に来てゐる  恋人同志がゐる  得意にさせてゐる  精妙に描かれてゐる  殆どそつくりそのまま用ひられてゐる  過渡期に面してゐる  自分の讀んでゐる  ものがよく分らなくなり出してゐる  意志を聞きとれずにゐる  壓しつぶされてゐる  一體何處へ行かうとしてゐる  一日中公園に坐りこんでゐる  ことをひとりごちてゐる  口にしてゐる  隅々まで行き渡らせてゐる  さし伸べてゐる  不安で充たされてゐる  衝動でむずむずしてゐる  しまはうかとしてゐる  壓しつけてゐる  混雜してゐる  すつかり諦めて待つてゐる  廣びろと打ちひらけてゐる  印のついてゐる  參與してゐる  傍らに聳えてゐる  戸外にゐる  詩句であると信じてゐる  ぴつたり調和してゐる  悲しみをもつて待つてゐる  靈感を保つてゐる  興行物に多く集まつてゐる  命を青く保つてゐる  物がのぞいてゐる  ぢぢばばと呼んでゐる  澱みなくふくらんでゐる  のが浮んでゐる  上つた凧が惜しくて下さずに遊んでゐる  中にぽつんと浮んでゐる  斷に吹いてゐる  事殺されかけてゐる  事は疾く書かれてゐる  いま何處を吹いてゐる  猫はしきりにおしやれをしてゐる  物置から出さしてゐる  傍に細々とついてゐる  のかと見詰めてゐる  びつくりと見詰めてゐる  据ゑてぢつと山々を見てゐる  それを思ひあはしてゐる  洒れてゐる  飾りが、ぽつりとついてゐる  ヨコスカなんかに住んでゐる  酔ひたいとおもつて、力んでゐる  東京を離れてゐる  青山にゐる  上つてきてゐる  船着き場で待つてゐる  一體何を論じようとしてゐる  象牙などを負うてゐる  つて耳を立ててゐる  何処迄もつづいてゐる  袍を着てゐる  女王は未だほほゑんでゐる  あなたを愛してゐる  女王が泣いてゐる  思に沈んでゐる  男のしめてゐる  中に浮き出してゐる  下に寝そべつてゐる  路はまつ暗でしんとしてゐる  地をつつんでゐる  止度なく、煮え立つてゐる  夢を延ばさうとしてゐる  袍についてゐる  つてそよりともせずに立つてゐる  上に高く聳えてゐる  唯其研究をしてゐる  己の望んでゐる  塵事をも忘れてゐる  人間の持つてゐる  それが呼んでゐる  己達はお互に愛しあつてゐる  人を恋してゐる  天上に輝いてゐる  ベツレヘムに生れようとしてゐる  其小児のゐる  マリヤと共にゐる  われわれがかんじてゐる  どんどん侵してかけてゐる  ことかわかつてゐる  ころのゆめをみてゐる  ┃ 野ばらが咲いてゐる  雨はぱちぱち鳴つてゐる  みんなぎらぎら湧いてゐる  さつきからゆれてゐる  すきとほしてぶらさがつてゐる  つてふるへてゐる  氷ひばりも啼いてゐる  犬をつれてあるいてゐる  くりと延びだしてゐる  なにをふざけてゐる  ちだいたつてゐる  さも咲いてゐる  馬車がうごいてゐる  風がふいてゐる  ごろごろ啼いてゐる  青ぐろいふちのやうなとこへすましてこしかけてゐる  ためにいよいよあかく灼けてゐる  草穂もゆれてゐる  たしかに二重にもつてゐる  上手に鳴いてゐる  そらのひかりを呑みこんでゐる  ために溺れてゐる  たくさんないてゐる  三台とまつてゐる  蒸気圧一台だけがあるいてゐる  鷹がそらを截つてゐる  ひばりはしきりに啼いてゐる  雉子はするするながれてゐる啼いてゐる  瓔珞もゆれてゐる  笛を吹いてゐる  たしかにふいてゐる  湿地でもうせんごけも生えてゐる  働きにきてゐる  手甲さへはめてゐる  能面にも出てゐる  爺さんはなにか向ふを畏れてゐる  構へて立つてゐる  雨を飛んでゐる  娘たちがねむつてゐる  肩に着てゐる  つて火が燃えてゐる  つてゆれてゐる  雨がそそいでゐる  右にゐる  はつきり眼をあいてあるいてゐる  なにをびくびくしてゐる  雨はしきりに降つてゐる  つたものがゐる  ひばりが鳴いてゐる  霧にぬれてゐる  行つてみんな溶け込んでゐる  ぶん拡大されてゐる  汗でぬれてゐる  びしやびしや洗はれてゐる  わたくしは見てゐる  あかりに照らされてゐる  提灯を見せてゐる  白いとこまで降りてゐる  返事してゐる  ぼんやり手を引つ込めてゐる  ものわたくしを呼んでゐる呼んでゐる  唇を円くして立つてゐる  諺をも信じてゐる  準備などをしてゐる  ばらやに住んでゐる  蔓がからみついてゐる  收入を忘れてゐる  つて、けちけちしてゐる  胞子をあつめてゐる  三っつも立って待ってゐる  波をたててゐる  もう半分はやられてゐる  白菜ばたけをかこんでゐる  網をもってゐる  封介もゐる  ゃどしゃ注いでゐる  素麺をたべてゐる  品種が鳴ってゐる  あやしい匂ひをもってふるへてゐる  雉子が叫んでゐる  けさあつまって待ってゐる  けさ集って待ってゐる  何をたいてゐる  霜をかぶってゐる  どんどん針をながしてゐる  藪も鳴ってゐる  いま落ちてゐる  太陽面を流れてゐる  ひとりでうなってゐる  ひきうごいてゐる  きみきみ助手が見てゐる  影がひろがってゐる  枝さへ落ちてゐる  雪が溶けてゐる  苗床いちめんついてゐる  川千鳥が啼いて溯ってゐる  いっしんにもだえてゐる  身構へをして立ってゐる  ひばりがくるほしくないてゐる  こっちを見ながら立ってゐる  桑を截ったりやってゐる  雲に投げてゐる  西日をさしてかけてゐる  かけてゐるかけてゐる  まっしぐらにかけてゐる追ってゐる  木にぐらぐらゆれてゐる  陰気にくもってゐる  なかをながれてゐる  はと土耳古玉のそらにうかんでゐる  うつってゐる  三疋じゃれてゐる  みんながもってゐる  まっ青に垂れてゐる  日光に当ったりしてゐる  政治家きどりでゐる  みぞれのそらがひらいてゐる  幾本生えてゐる  陰気にこもってゐる  おれだとおもってゐる  かげにあたってゐる  きせるを叩いてゐる  段になったりしてゐる  ごろごろ鳴ってゐる  上にねそべってゐる  ぢ白金環さへつくってゐる  町はあさましいまで光ってゐる  いちめん漂ひ鳴いてゐる  すきとほって吹いてゐる  みなうごいてゐる  夢をおもひださうとあせってゐる  烏もわざとゆすってゐる  なにいろをしてゐる  さじだぼろぼろ青くまたやってゐる  鈴が鳴ってゐる  一軒黒く建ってゐる  上にかんばしく睡ってゐる  方でも啼いてゐる  白楊が立ってゐる  氷雲にうかんでゐる  やうに走ってゐる  ぼんやりけむってゐる  なかだかひどくひかってゆれてゐる  縞になってゐる  やうになってゐる  列ふく郁としてねむってゐる  やうにかうかうとしてねむってゐる  棒が射してゐる  馬はあやしく急いでゐる  しろにしょって急いでゐる  "Zwar"と叫んでゐる  山が焼けてゐる  南でも燃えてゐる  らに降ってゐる  杉がもくもくならんでゐる  しろに立ってゐる  ピッコロを吹いてゐる  二梃づつけらにしばってゐる  顔してわらってゐる  包みをしょってゐる  みんなまはってゐる  むかしから棲んでゐる  アイヌものぞいてゐる  芽をわたってゐる  朋に誇ってゐる  角をこすってあそんでゐる  雲を焦がしてゐる  どんどん叩いてゐる  柵を叩いてあそんでゐる  平に立ってゐる  顔は熱してゐる  方で啼いてゐる  森にまはって啼いてゐる  松の木などに、とまってゐる  鳥がぎらぎら啼いてゐる  ぼんやり立ってゐる  暁の睡りをまもってゐる  めいめいせはしくゆすってゐる  発信してゐる  孔雀石板で張られてゐる  たしかに二つも入ってゐる  そこから月が出ようとしてゐる  鳥はしきりにさわいでゐる  つぎからつぎと噴いてゐる  楽譜を読んできかせてゐる  しづかに滑ってゐる  ことこと云ってゐる  絶滅してゐる  ばかにして立ってゐる  二人母にだかれてねむってゐる  かたちに投げてゐる  のを待ってゐる  どんどん飛んでゐる  一生けんめい飛んでゐる  ひとはしきりにはたらいてゐる  灰いろをしてひかってゐる  乾板にはひってゐる  北いっぱいに飛んでゐる  闇をぴしぴし縫ってゐる  ことからはげしく寒くふるへてゐる  ところにかけたりなんかしてゐる  ひとつおまへへ送り届けてゐる  へんにはげしく光ってゐる  額に臨んでゐる  七っつもってゐる  ごろごろ鳴いてゐる  やう蒼穹ばかり、いよいよ暗く陥ち込んでゐる  太平洋が、青くなまめきけむってゐる  難儀をしてゐる  弧線になってうかんでゐる  霧がぎらぎら澱んでゐる  島にうかんでゐる  ぼんやり生えてゐる  ひのきも見てゐる  のだしとてもいちいち受けつけてゐる  窓ぎはに腰かけてゐる  たくさん啼いてゐる  うごう吹いてゐる  方でも鳴いてゐる  半眼ふかく座ってゐる  はしぎどもがつめたい風を怒ってぶうぶう飛んでゐる  鳥も軋ってゐる  氷雨が降ってゐる  酸を護ってゐる  かすかにりんりんふるへてゐる  ぐひすもごろごろごろごろ鳴いてゐる  イリドスミンがはひってゐる  子供が噛んでゐる  紐になって啼いてゐる  巡査が起してゐる  辺まで来てゐる  漁船さへ動いてゐる  信号も下りてゐる  音なく注いでゐる  たしかに少しわらってゐる  問を待ってゐる  いるかは黒くてぬるぬるしてゐる  日に当ってゐる  編棒をつかってゐる  へん立派にやってゐる  歯をむいて笑ってゐる  露にみちてゐる  雨さへ少し降ってゐる  因果連鎖になってゐる  私をあやしんで立ってゐる  どんどんどんどん流れてゐる  銅鑼は擦られてゐる  うに私の考へてゐる  自殺者と思ってゐる  巾などを被ってゐる  ら笑ってゐる  たんにとほってゐる  駒鳥もとまってゐる  たくさん飛んでゐる  へんにあかくなってゐる  あとんでゐる  雪がふってゐる  風に揺られてゐる  蔬菜ばかしをめしあがつてゐる  ものだが、とかくして食べ馴れてゐる  辛抱して食べ馴れてゐる  顏を眺めてゐる  極限にまでいつてゐる  推賞してゐる  中に沈んでゐる  山頂にゐる  中に生えてゐる  番人がゐる  一つ浮んでゐる  飛行隊に這入つてゐる  活溌に暴れつづけてゐる  湖を眺めてゐる  首をさし入れてゐる  影を映してゐる  思つて覗いてゐる  樂しみに耽らうとしてゐる  二三杯飮み交してゐる  右から照り輝いてゐる  ことを聞いてゐる  岸にゐる  切株にかかつてゐる  寢てゐたりしてゐる  老人が、起きてゐる  水溜りに映つてゐる  蛙を眺めたりしてゐる  底深く沈んでゐる  だんだん眞近に響いてゐる  雪崩れ込んでゐる  停止してゐる  逸走してゐる  底で泳いでゐる  上を見てゐる  鳴き交してゐる  合ひをして咳いてゐる  生活を衝いてゐる  人気を争うてゐる  何かに這入つて死んでゐる  平癒を祈つてゐる  其できれてゐる  行つてくれてゐる  私などには向いてゐる  なじみを感じてゐる  のか醒めてゐる  名を賣つてゐる  待ちかまへてゐる  拾ひあげてゐる  骨とをえり分けてゐる  人間に似てゐる  羅典語に通じてゐる  自ら述べてゐる  反感を覚えてゐる  若い色男と遊んでゐる  望みをかけてゐる  知性だけを愛してゐる  自ら料理のできるほど色々と通じてゐる  バンドにゐる  お金をもうけてゐる  瀬戸のゐる  物腰にも現れてゐる  当り前だと思ひこんでゐる  二人でねてゐる  酒場かなんかで働いてゐる  宿六め、見てゐる  かきこし召してゐる  由承つてゐる  気分に親しんでゐる  軍師がゐる  ピイピイしてゐる  懐をもうけさせてゐる  名の見てゐる  痩我慢に及んでゐる  口説いてゐる  チャッカリしてゐる  目下軍師自ら熱心に口説いてゐる  フダン着が残されてゐる  目に見えてゐる  上つて話しこんでゐる  報酬がなければならぬ、と考へてゐる  ソロバン高く仕込まれてゐる  それまで、ゐる  浮世離れがしてゐる  のが知れてゐる  ことが知れてゐる  ぢや、甜めてゐる  半分に落ちてゐる  利益をあげてゐる  各自浮気にいそしんでゐる  魅了されてゐる  水道をひねらうとしてゐる  万年床にごろついてゐる  所以を信じてゐる  真理を見てゐる  身にしみてゐる  二号に押しかけてみようか、色々と考へてゐる  欠乏してゐる  具現してゐる  発狂してゐる  店はまだ売れ残つてゐる  一人づぬけた麗人がゐる  ネヂがゆるんでゐる  テストをうけてゐる  バクロに及んでゐる  御意が及んでゐる  曲者がひそんでゐる  イレズミされてゐる  目玉を光らしてゐる  うまいことをいつてゐる  行つてくるわ、さうきめこんでゐる  承諾をもとめてゐる  ものときめてゐる  オフクロにひきずられてゐる  ギセイで稼いでゐる  気持がうごいてゐる  食客をしてゐる  ヒイキにしてゐる  から尊敬してゐる  義理人情に生きぬいてゐる  軽蔑するにきまつてゐる  ハリキッてゐる  友としてゐる  私は可愛がられてゐる  くそゑんでゐる  意志によつて追ひつめられてゐる  沿つて流れてゐる  からアルコールが沁みてゐる  充足してゐる  話が分つてゐる  それぐらゐ、分つてゐる  ショウバイしてゐる  時間を怖れてゐる  ことが分りきつてゐる  こつてばかりゐる  それはさうにきまつてゐる  合致してゐる  期限がついてゐる  七八名はゐる  切り売りしてゐる  本能をもつてゐる  情感がこもつてゐる  泌みてゐる  つて支へられてゐる  ことを見抜いてゐる  仕入れ係をつとめてゐる  部分を投じてゐる  し笑ひをしてゐる  から全然ポカンとしてゐる  成長してゐる  誰でも動いてゐる  交錯関係してゐる  事業を考へてゐる  没落してゐる  だんだん消えてゐる  どんどんお金がもうかつてゐる  手相が示してゐる  居眠るやうに坐つてゐる  ヒフをきてゐる  オヒゲのピンとはねてゐる  取引してゐる  心理を知りぬいてゐる  愉快にやりとげ、たのしく遊んでゐる  彼のゐる  作業を営んでゐる  物がダブついてゐる  奴が、ほんとにもうけてゐる  スリねむつてゐる  警察にあげられてゐる  ウヰスキーを飲んでゐる  胸にかくれてゐる  ことは分つてゐる  山とつまれてゐる  必死にこらへてゐる  マにうけてゐる  骨身に徹してゐる  結局、歩いてゐる  奥儀をといてゐる  づして坐つてゐる  歯をむいてゐる  最上清人を睨んでゐる  心が澄んでゐる  お前は恐れてゐる  左右に振つてゐる  其瞬刻の来らんとしてゐる  唇を白くしてゐる  泡をつけてゐる  つてもゐれば疲れてもゐる  少年の集めてゐる  中に絶えずともしてゐる  蛍のみが、生きてゐる  老人のまどろんでゐる  戸口を塞いでゐる  影に満たされてゐる  上に低れてゐる  ノートを拡げてゐる  紫を含んでゐる  芽が萌えようとしてゐる  通ひ詰めてゐる  生命を楽しんでゐる  枝に来合せてゐる  なかを飛び交してゐる  働きかけようとしてゐる  今これを服さうとしてゐる  消しゴムでも噛んでゐる  懐中時計の進んでゐる  十時を打つてゐる  沈默を包んでゐる  空氣に脅かされてゐる  客待ちしてゐる  空氣に包まれてゐる  空氣の漲つてゐる  次から次へと繰り返されてゐる  酒塲にゐる  風にして苦しんでゐる  別に肯定してゐる  對象にしてゐる  危險に迫られてゐる  ぢつと見詰めながら、その着てゐる  驅られてゐる  三つ四つ續いてゐる  一つ掛かつてゐる  靜に搖れてゐる  やうに見開かれてゐる  秘密を包んでゐる  樣子を見てゐる  窓に吊してゐる  さに満ち溢れてゐる  時に起きてゐる  二軒にきまつてゐる  招ばれてゐる  仕事に励んでゐる  談笑してゐる  姿でくつろいでゐる  牙をむいてゐる  毛管が浮き立つてゐる  花びらを見てゐる  づつ変化して来てゐる  ぱい心に溜めてゐる  膳が出てゐる  づれたのなぞ平気で着てゐる  万龍に似てゐる  何処かで死んでゐる  財産を溜め込んでゐる  一軒持つてゐる  ミシンを踏んでゐる  玄人下宿をしてゐる  前歯の抜けてゐる  花瓶に差されてゐる  方に惹かれてゐる  荒さんでゐる  パトロンがゐる  毎日ばくちをして暮してゐる  壁ぎはでこほろぎが啼いてゐる  力の抜けてゐる  女が坐つてゐる  五十は越してゐる  膝頭をぶるぶるとゆすぶつてゐる  心から薄れ去つてゐる  茶を呑んでゐる  黒髪にみとれてゐる  さは失せてゐる  から匂ひを嗅ぎあつてゐる  古物を見てゐる  出逢ひをしてゐる  女を見て来てゐる  鋏をつかつてゐる  たこと覚えてゐる  水揚げをしてゐる  つもり、生きてゐる  底にかくれてゐる  やにを取つてゐる  比較しあつてゐる  宝石類も持つてゐる  彼女のものであるにきまつてゐる  女中を置いてゐる  もの持つてゐる  吟味してゐる  口まで出かけてゐる  そつと開いてゐる  ステーションまで続いてゐる  帰つて来、すでに寝てゐる  搬んでゐる  草の生えてゐる  わけをしてゐる  マジメに聞いてゐる  それで遊んでゐる  幾つも並んでゐる  畏敬の念を持つてゐる  溝川が流れてゐる  仙吉は坐つてゐる  燐寸工場に出てゐる  代書店にゐる  誘惑してゐる  種は芽生えようとしてゐる  ドラマトウルギイを読んでゐる  校長を兼ねてゐる  今読んでゐる  薫陶を受けてゐる  学生が、ゐる  熱心家さへゐる  堕落してゐる  満足を繰返してゐる  自負してゐる  無聊に苦しんでゐる  形にうき上らせてゐる  先生も覚えてゐる  程、よく似てゐる  微笑さへ浮んでゐる  外貌だけ見てゐる  側に落ちてゐる  手が、はげしく、ふるへてゐる  緊く、握つてゐる  微風にでもふかれてゐる  縁を動かしてゐる  微笑が、たたへてゐる  房を眺めてゐる  普通使はれてゐる  部門を指してゐる  自国以外で演じてゐる  過少に見積られてゐる  輪郭がぼやけてゐる  十八世紀的感覚が動いてゐる  位置を占めてはゐる  二つも訳してゐる  その他を訳してゐる  モリエエルのゐる  天才がゐる  作品中で示してゐる  なほ続いてゐる  叫びを漏してゐる  口吻を漏してゐる  機運に遅れてゐる  ものといはれてゐる  普通用ひられてゐる  一般に認められてゐる  継続されてゐる  名残りを伝へてゐる  濫用さへしてゐる  過失を犯してゐる  誤謬を信じてゐる  結果を示してゐる  運命が委ねられてゐる  生命感を作り出してゐる  活気に富んでゐる  的要素を含んでゐる  つた内容を与へられてゐる  中で捏ね返してゐる  根拠を与へられてゐる  探究に向けられてゐる  価値が生じてゐる  中に悉く含まれてゐる  くまなくしきつめてゐる  かたまりついて張りつめてゐる  盛りがきてゐる  海が荒れてゐる  苦心談を聞いてゐる  責任者はきまつてゐる  気をもんでゐる  ことは、きまつてゐる  さしよつてゐる  一倍増してゐる  はりをほんのりとあかく見せてゐる  線が描かれてゐる  女はもうけろりとしてゐる  物語りをしてゐる  彼等をつつんでゐる  すべてに表はれてゐる  ぢさんが潜んでゐる  明治以前から交際してゐる  ことばかり繰返してゐる  御用も勤めてゐる  侍がゐる  いくらも遊んでゐる  妻が苦しんでゐる  ことも振返つてゐる  僞りを包んでゐる  これほどに思ひ詰めてゐる  女が濡れてゐる  祕密が沈んでゐる  平生から特に懇意にしてゐる  代りをしてゐる  年代に亙つてゐる  師匠をしてゐる  それから二つ三つ世間話をしてゐる  役目を引受けてゐる  なかに描いてゐる  一ぱいに咲いてゐる  不埒を働いてゐる  自分の信じてゐる  前に泣き伏してゐる  泉の潜んで流れてゐる  小幡夫婦はまだ生きてゐる  地位にのぼつてゐる  点に照し合せていろいろ考へてゐる  奥にかくれてゐる  青年教育に欠けてゐる  音もなく降つてゐる  潤ひを持つてゐる  頁をもつて始まらうとしてゐる  彼女は持つてゐる  不安を生じてゐる  弾力とを与へてゐる  技術的閃きをもつてはゐる  だんだん興味を感じだしてゐる  傍で聴いてゐる  奉仕してゐる  原因と説いてゐる  考へ出されもしてゐる  海にながされてゐる  分散してゐる  其箱をば、てらと言うてゐる  一つにして、考へてゐる  憎しみだとしてゐる  のだ、と説かれてゐる  返答を持つてゐる  戦争が始まつてゐる  ひそかに休んでゐる  海岸でねころんでゐる  海を見てゐる  落書してゐる  新学期から学校を休んでゐる  人材がそろつてゐる  ところがあつて、見てゐる  戦争に似てゐる  登つて突き落されてゐる  中でねころんでゐる  幾つもあり濁つてゐる  時から学校を怠けてゐる  心が充たされてゐる  私をまねいてゐる  屍体を探してゐる  オーイ、と呼んでゐる  真理をちやんと心得てゐる  煙がゆれてゐる  ガランドウは出掛けてゐる  食つて焼酎をのんでゐる  顔をそむけてゐる  中にだけ吹き荒れてゐる  煙草ばかりふかしてゐる  たくさんすすんでゐる  懷に抱いて歩いてゐる  道玄坂歩いてゐる  擧をはかつてゐる  やつぱり東京にゐる  おれが知らずにゐる  それがわかつてゐる  一匹もがいてゐる  五六間離れてゐる  おむつを畳んでゐる  軽井沢に沢山ゐる  妻のゐる  ひとり散歩してゐる  ひとが黙つてゐる  野道を急いでゐる  刈草を掻き集めてゐる  嗅覚をも持つてゐる  今一つ牛の持つてゐる  地に潜んでゐる  沈黙を持ち続けてゐる  なかに隠されてゐる  梟みたいによんでゐる  村内に住んでゐる  妾なんか馴れ切つてゐる  中に輝いてゐる  虚心してゐる  閉ぢたりしてゐる  默然として坐つてゐる  水洟を拭いてゐる  俯頭いてゐる  於ても著しく表はれてゐる  私が素知らぬ振をしてゐる  邊を見下してゐる  縁に立ち並んでゐる  何處ぞで死んでゐる  方から来てゐる  ほりは出来てゐる  づつ直してゐる  日本新聞に出てゐる  傍に来てゐる  ものなどの散らばつてゐる  両手を固く組んでゐる  今夜向うにつめてゐる  手紙を書かうとしてゐる  息は既に絶えてゐる  渦を起させてゐる  息のまだ絶えないでゐる  仰臥してゐる  息を続けてゐる  今晩おれはまゐる  時代が来てゐる  保有してゐる  欧米化してゐる  感想を述べられてゐる  非常に受けてゐる  倶にしようとさへしてゐる  批判してゐる  方を心得てゐる  人より進んでゐる  四国にゐる  両親の話してゐる  ことを話し出してゐる  子供心にも薄々覚えてゐる  幸福に暮してゐる  子供を抱いて歩いてゐる  大勢人が出たり入つたりしてゐる  佇立んでゐる  知つでゐる  花に半埋れてゐる  心持よく流れてゐる  やうに見てゐる  当を得てゐる  兵糧欠乏が細々と描かれてゐる  中に収められてゐる  想像は、ちと、うがちすぎてゐる  記録を残してゐる  一年早く書かれてゐる  村民を集めて拝んでゐる  船に積込んでゐる  活写されてゐる  記事を欠いてゐる  記録を載せてゐる  明にしてゐる  あぐらをかいて坐つてゐる  馬賊が出て、持つてゐる  後にかためてまいてゐる  こと寝て来てゐる  方で恐れてゐる  大事ないかつて聞いてゐる  はつきりと出てゐる  温泉岳を望んでゐる  なつたと述べてゐる  教会に売つてゐる  図書館長が現に売つてゐる  切支丹を奉じてゐる  結果を残してゐる  刑死してゐる  デ・サン・オウグスチノとよばれてゐる  山中にかくまつてゐる  発見されてゐる  横穴に住んでゐる  入城してゐる  如くに看抜いてゐる  始めは、化かされてゐる  みんな寝てゐる  さだけを感じてゐる  儘釈然としてゐる  顔を顰めてゐる  俺の考へてゐる  囁きでも交してゐる  お前を愛してゐる  一羽休んでゐる  運動を眺めてゐる  遊動円木にでも乗つてゐる  中にいつ迄も坐り込んでゐる  始末をつけようとしてゐる  生活が凌ぎかねてゐる  一日中でも黙ってゐる  女房がまだ長く病んでゐる  老婆はじっとしてゐる  六十にもなってゐる  子守をしてゐる  屈託を持ってゐる  次の間に寝てゐる  事情を持ってゐる  雰囲気から仲間外れになってゐる  から貰って持ってゐる  身一つに背負ってゐる  ひとりぼんやり坐ってゐる  胃を持ってゐる  炊をしてゐる  特別気を配ってゐる  線に現はれてゐる  声にも現れてゐる  一つ浮いてゐる  三つ記憶してゐる  乳をのませてゐる  観音様が附いてゐる  茶をのんでゐる  巣を組んでゐる  不断からあれほど云うて聞かしてゐる  いつまでも独身でゐる  新感覚派にしてくれてゐる  意味がわかつてゐる  方で怒鳴つてゐる  手を差し伸べてゐる  酒に溺れてゐる  あかりなどを見あげてゐる  隠れ家にしてゐる  上に浮かんでゐる  上に垂れてゐる  襞を形づくつてゐる  海に取り巻かれてゐる  環り視てゐる  声に現はれてゐる  音楽を聴いてゐる  クサンチスを悩ましてゐる  空中に画いてゐる  半分露はれてゐる  散歩をしたりしてゐる  楽む事にしてゐる  戦慄してゐる  事を聴いてゐる  閾を跨いでゐる  青年に分かつてゐる  女にも分かつてゐる  女は楽しんで聞いてゐる  内に漂うてゐる  人形がゐる  胡坐を掻いてゐる  体格を褒めてゐる  事には、物慣れてゐる  満足して、黙つてゐる  向うに見てゐる  目附きをして見てゐる  大概満足してゐる  自分丈で持つてゐる  電気が満ちてゐる  為めか、ひどく疲れてゐる  髭を撚つてゐる  輓かせてゐる  笑声を出してゐる  女の着てゐる  腹のふくらんでゐる  微かに燃えてゐる  元に落ちてゐる  癇走つてゐる  學に入れてゐる  風習から出てゐる  顏をじつと見てゐる  平かでゐる  棲息してゐる  膳を出してゐる  秩序井然としてゐる  博士のゐる  夫婦のゐる  何處にあるでせうと冷かしてゐる  博士は懲りてゐる  母君が、若し預かつてゐる  自分で遣つてゐる  方へ寄せて、積み上げてゐる  寢ずにでもするといつてゐる  所へ片付いてゐる  から、心得てゐる  Victoriaに極めてゐる  神經を持つてゐる  やうにしようとしてゐる  財産は知れてゐる  人が持つてゐる  樂にしてゐる  混沌としてゐる  受答をしてゐる  夫を愛してゐる  押へ附けてゐる  葉卷は、いつの間にか消えてゐる  いつまでも動かずにゐる  んのゐる  五味を選り出してゐる  爲事をしてゐる  自ら信じてゐる  系統を承けてゐる  信向するなんぞもこれから出てゐる  父樣に抱かれてゐる  一人で住んでゐる  側にもゐる  博士はこらへてゐる  意志的方面と名づけてゐる  間たて續に聞いてゐる  めぐりをしてゐる  其師匠のゐる  徃來してゐる  のは生きてゐる  床の間に懸つてゐる  誰がもつてゐる  雲の飛んでゐる  孔子様が立つてゐる  醋を嘗めてゐる  腐敗しかけてゐる  大和尚様と崇められてゐる  ばつかりゐる  馬鹿に似てゐる  何だか隠遁生活じみてゐる  うちに記されてゐる  面影を伝へてゐる  皆本当だと考へてゐる  ざであつたなどと書かれてゐる  しまつたから、もし持つてゐる  パンパンガールがゐる  定住してゐる  ら体得してゐる  毎日横浜へつとめてゐる  キョウダイ五人そろつてゐる  つてフンガイに及んでゐる  看破してゐる  名刺を差上げるにきまつてゐる  生活をたのしんでゐる  たくさん持つてゐる  ヒネクレたり、荒んだり、ゆがめられてゐる  観念などが失はれてゐる  性格を与へてゐる  生育してゐる  廉ちやん、どうかしてゐる  へた書簡を持つてゐる  二三台並んでゐる  言つて平然と歩いてゐる  折つたりしてゐる  一文字に走つてゐる  街道に立つてゐる  外部にゐる  ベッドに取りついてゐる  いふ思ひをしてゐる  席を置いてゐる  白ばくれてゐる  だれを垂らしてゐる  若い血も流れてゐる  ちよこんとかけてゐる  病院から出てゐる  呶鳴り声を聴いてゐる  意志を築き上げてゐる  苦痛が映つてゐる  病気から始まつてゐる  人々は苦しんでゐる  どん底でうめいてゐる  私自身をも含めてゐる  身を任せてゐる  やつぱし生きてゐる  知らん顔して生きてゐる  耐へてゐる  死状ばかりで、まるで取り憑かれてでもゐる  お礼申すとほえてゐる  人こひしいと飲んでゐる  梢ばかりでなく、歩いてゐる  二三本酒壜の並んでゐる  爺さんがゐる  山寺に這入つてゐる  つて見るとその荒れてゐる  ぼんやりと坐つてゐる  女友達にとりまかれてゐる  ちやうど、生きてゐる  妻を愛してゐる  あとかたもなく忘れつくしてゐる  きり立つてゐる  蹲まつてゐる  咲き競ふてゐる  争ひを交してゐる  直訳体めいてゐる  来着いてゐる  みんなゲラゲラ笑つてそれを眺めてゐる  方が、よつぽどどうかしてゐる  それはあきらめてゐる  ナンセンス文学は、行詰つてゐる  なかに活かしてゐる  舌を出して死んでゐる  組打ちしてゐる  胸にしがみついてゐる  顔をつけてゐる  胸にくひこんでゐる  抱付いてゐる  はりしてゐる  チャラピタが抱きついてゐる  当てがはれてゐる  組打ちをしてゐる  傷をなめてゐる  模様をしらべてゐる  心に通じてゐる  今も持つてゐる  今度逢つて見ると愈々さうなつてゐる  言葉を交してゐる  市内に住んでゐる  十年以上住みついてゐる  自身餘り打ち込んでゐる  世話役的活動をしてゐる  ことで、困つてゐる  横倒しに倒れてゐる  場合を考へて生きてゐる  昔からちやんと認められてゐる  ことをしてくれてゐる  短縮されてゐる  役人もゐる  默つて聞いてゐる  逢つて聞いてゐる  のをよく噛みしめてゐる  つて年中焚かれてゐる  稻架木が立てられてゐる  遊びを続けてゐる  一ト間だけ借りてゐる  客となり続けてゐる  決断力に欠けてゐる  城廓がそびえ立つてゐる  矢張り泣いてゐる  眼をとめてゐる  流がかかつてゐる  里程などを訊いてゐる  五六分間も漕がれてゐる  頭を載せてゐる  浪打際に立つてゐる  そこらに泳いでゐる  體も搖れてゐる  音のみ冴えてゐる  のが辛くてゐる  海の底を見詰めてゐる  魚が動いてゐる  夢中で急いではゐる  三晩ほど休んでゐる  わけもなく歩いてゐる  道を辿つてゐる  大迷惑をしてゐる  用事のみに働いてゐる  聲で話してゐる  隨いてゐる  密著いてゐる  眼にほんとにどう映つてゐる  雲が閉してゐる  さうに垂れてゐる  そのまま山に入り込んでゐる  方角についてゐる  茶店なども出てゐる  増水してゐる  ぢいつと佇んで見上げてゐる  一部分を成してゐる  渦卷いてゐる  私達が如何してゐる  五體は冷えてゐる  既う諦めてゐる  斷崖に懸つてゐる  露れてゐる  來て濡れてゐる  懸賞がついてゐる  鈍つて了うてゐる  其記憶も薄れて来てゐる  神と信じられてゐる  髣髴せしめてゐる  使ひ過ぎてゐる  つて、生かされて来てゐる  長男と伝へられてゐる  一としてゐる  此形だけは保つてゐる  基礎をなしてゐる  混淆してゐる  方などに、現れ過ぎる程現れてゐる  予断せられてゐる  品格を崩すまいとしてゐる  聯想を持たれてゐる  事だと考へてゐる  皆小唄踊りを写してゐる  発生が、もつと古いと信じてゐる  形に近づいてゐる  対話を主としてゐる  事も、考へられてゐる  古語を含んでゐる  廃語となりかけてゐる  ものと言うてゐる  注意を潜めてゐる  統一方法としては働いてゐる  濯ぎ物をしてゐる  裾をやけにたくしあげてゐる  やうにばかりおもはれてゐる  河はながれてゐる  のかういてゐる  それをまたよろこんでみてゐる  たちばなししてゐる  幸福さうだげらげらわらつたりしてゐる  ものがかくれてゐる  桑畑になんだか、ちらり見えたりかくれたりしてゐる  そりとみてゐる  躑躅がさいてゐる  上である牡丹でもさいてゐる  花をたべてゐる  水にたつてゐる  水をながめてゐる  洗つてもらつてゐる  月がでてゐる  たいなしかうして生きてゐる  そりだれだらう、あるいてゐる  漁師三人三體佛海にむかつてたつてゐる  なにかはなしてゐる  ごろごろねころがつたりしてゐる  わたしが病んでねてゐる  やうにゐるにはゐたがかうしてやんでねてゐる  どこにさいてゐる  もつてきいてゐる  月なんか見てゐる  こどももゐる  ぴるまを鬼ごつこなんかしてゐる  一本地べたにつき刺されてたつてゐる  がんでこつちをみてゐる  自分のはうがどうやらうまく鳴いてゐる  讀經でもしてゐる  葉がこぼれてゐる  さうにさいてゐる  鶉がゐる  時こどもたちを叱りつけてでもゐる  天の川がながれてゐる  林檎林檎をしみじみみてゐる  背に敷いてやんわりぬくもつてゐる  健全分子だとしてゐる  遙かに恵まれてゐる  徴証としてゐる  性質とが各々異なつてゐる  傾向してゐる  解決を与へてゐる  階級として表はれてゐる  スペンサーは説いてゐる  運命に陥ゐる  近似すべく進んでゐる  事実を認めてゐる  歌調を成してゐる  一領域を有してゐる  俳句と似てゐる  同志に望んでゐる  實行してゐる  點に到つてゐる  今宵ああして鳴いてゐる  足跡があんまりまざまざとしてゐる  それを抱いてゐる  ひそかに信じてゐる  毛嫌ひしてゐる  現象が既に生じてゐる  四十三名に達してゐる  意志をほのめかしてゐる  ものには、つい見落されてゐる  ゑがいて楽しんでゐる  炬燵にあたつてゐる  何かを書いてゐる  鼾きをあげてゐる  皆、既に好く知り尽してゐる  伏てゐる  つて天井に煙りを吹きあげてゐる  野良で立働いてゐる  時に述べてゐる  碌々としてゐる  威光を持つてゐる  振り廻してゐる  麦畑を持つてゐる  何を黙つてゐる  苦悶がまだしみついてゐる  私は生きてゐる  トボトボ歩いてゐる  つて思案してゐる  あちこちに書かれてゐる  無言でゐる  死にあやつられてゐる  日をハッキリ覚えてゐる  私にはしごく向いてゐる  会社につとめてゐる  朝から仏頂面をしてゐる  さには泣いてゐる  痛みをこらへてゐる  つたにきまつてゐる  それはきまつてゐる  自分のもとめてゐる  軽率を咎めてゐる  足場が失はれてゐる  苦痛に越えてゐる  真理を信じてゐる  お嬢さん方にとりまかれてゐる  現実に見てゐる  三十をすぎてゐる  大地をふみしめて歩いてゐる  憂鬱を嗅ぎだしてゐる  寝台からころげ落ちてゐる  飜訳してゐる  上でしてゐる  められてゐる  當立派に寫し出されてゐる  器械を持つてゐる  ちよつと驚いてゐる  ほこりにまみれてゐる  自転車に乗つてゐる  傍らに立つてゐる  乗り廻してゐる  説明をしてゐる  何かに見とれてゐる  一ヶ処に描かれてゐる  シヤツを着たりしてゐる  写生帖に写されてゐる  お姫様が坐つてゐる  む事を祈つてゐる  空に浮んでゐる  着物迄着てゐる  自ら輝いてゐる  光を受けてゐる  自ら光を放つてゐる  陰影に囲まれてゐる  手が、覗いてゐる  わしが開いてゐる  関はる一語を叫ばうとして、魘されてゐる  天国にゐる  貴方を愛してゐる  神のゐる  神を捨てようとしてゐる  閾に立てゐる  縊り殺されてゐる  他に向いてゐる  蹲つて隠れてゐる  番をされてゐる  法衣を着てゐる  市にゐる  法衣に包まれてゐる  其子供と遊びながら坐つてゐる  微笑を洩してゐる  胸に抱き締めてゐる  之を見てゐる  身を悶えてゐる  中に起つてゐる  努力をしてゐる  門口に待つてゐる  賞讃してゐる  クラリモンドが住んでゐる  金色に染められながら、うつくしく輝いて聳えてゐる  一里半も離れてゐる  露台を歩いてゐる  彼女の住んでゐる  明かに見えてゐる  上から覗いてゐる  十字架が聳えてゐる  清潔が保たれてゐる  麦を啄んでゐる  毛を垂らしてゐる  徴が現れてゐる  眼の輝いてゐる  塀に囲まれてゐる  其処此処に時々明く浮き出さしてゐる  下にこぼれてゐる  上に合せてゐる  浄められてゐる  眠りによく似てゐる  掩はうとしてゐる  容子を与へてゐる  肉附きを見せてゐる  ぢつと動かずにはゐる  わしを抱いてゐる  手を舐めてゐる  外は生きてゐる  審問をしてゐる  此処に住んでゐる  末世に生きてゐる  ビイルゼバッブだと信じてゐる  辺に立つてゐる  ランプを持つてゐる  腕に溶けこんでゐる  薔薇色に染んでゐる  葉を振ひつくしてゐる  やうに冴えてゐる  わしの服してゐる  髪を撚つたり捲いたりしてゐる  貴方に捧げてゐる  袴がのぞいてゐる  下から、こぼしてゐる  轡を噛んでゐる  木蔭に待つてゐる  それが互に知らずにゐる  遺憾なく示してゐる  印象とが含まれてゐる  何物かが潜んでゐる  一身を捧げてゐる  恢復してゐる  わしが睡つてゐる  心を苦しめてゐる  ぬれながら喘いでゐる  浮彫りを刻んでゐる  何物かを有してゐる  為によだつてゐる  如く感じてゐる  油然と流れてゐる  両手を組んでゐる  滴がきらめいてゐる  惜んでゐる  行先を心得てゐる  型を保つてゐる  家長につけられてゐる  適合してゐる  間に交されてゐる  しりと突き出てゐる  底から覗いてゐる  側でたしなめてゐる  臺所にゐる  後見されてゐる  神技に達してゐる  意味の含まれてゐる  一緒にすんでゐる  たまつてはゐる  声高かに話してゐる  本義を論じてゐる  半年もかかつてゐる  傍らにゐる  なにしろ気をのまれてゐる  講義をしてゐる  から、なるべく黙つてゐる  私が腰かけてゐる  笑つたり、肯いたりしてゐる  視線は動いてゐる  脳髄を燃え立たせてゐる  臭ひに満ちてゐる  彼の坐つてゐる  それを覆うてゐる  ぐつたりと寢そべつてゐる  私に微笑みかけてゐる  うち展いてゐる  そつくり映つてゐる  窓に凭れてゐる  聲に口ずさんでゐる  面をそむけてゐる  片鱗を見せてゐる  田舎に戻つてゐる  覚悟がついてゐる  逼ひ出してゐる  さまが見えるほど、いつもは澄んでゐる  ゆらゆらと振れてゐる  綱を握つてゐる  包をさげてゐる  下まで伸びてゐる  豐後國日田にゐる  企をしてゐる  療治をしてゐる  江戸にゐる  間柄にはなつてゐる  爭は募つてゐる  用心をしてゐる  此舟番は成り立つてゐる  拔擢を蒙つてゐる  連係してゐる  留まつてゐる  屏風を持つてゐる  積でゐる  面を背けてゐる  持續せられてゐる  三男等がゐる  場を踏んでゐる  右側に立ってゐる  杭の立ってゐる  まん中が凹んでゐる  日光に照ってゐる  繩が落ちてゐる  謎は、もう解かれてゐる  新劇がさびれてゐる  私の書いてゐる  家へ来て坐つてゐる  朝行かうと考へてゐる  方見慣れてゐる  仕掛けでもして遊んでゐる  別に灯も見えてゐる  女中をよこしてゐる  十一時にはなつてゐる  何かをたくらんでゐる  渡り歩いてゐる  金貸をしてゐる  やうに飛んでゐる  財産を取らうとしてゐる  掌を見せて招いてゐる  家内のゐる  其所にゐる  悪いことをしてゐる  耳に慣れてゐる  襦袢を着てゐる  云つて来てゐる  云つて来さしてゐる  悪戯をしてゐる  左側に見えてゐる  両側を流れてゐる  やうに並んでゐたが、もう多く寝てゐる  張をしてくれてゐる  氷屋に来てゐる  隣から遊びに来てゐる  衰へてゐる  寄つて、つい話し込んでゐる  蹲むやうにしてゐる  近頃増長してゐる  宮仲にゐる  貴様の着てゐる  ことまで、見てゐる  惑乱してゐる  中から出てゐる  肥つた顔だけ見せてゐる  湯気の絡まつてゐる  一緒に来てゐる  其所此所に出てゐる  其所を歩いてゐる  何方へ行かうとしてゐる  つて親しみを送つてゐる  何人かに似てゐる  靴を履いてゐる  膝に置いてゐる  やうにきちんとしてゐたが、睡つてゐる  から睡つてゐる  お客さんは睡つてゐる  腰をかけて動かずにゐる  黄ろに燃えてゐる  其所に見えてゐる  ニユアンスを、心憎きまでに捕へてゐる  喜劇に適してゐる  一位を占めてゐる  妙味に尽きてゐる  要求せられてゐる  翼を折られてゐるかしてゐる  反映させてゐる  説明されてゐる  彼は待つてゐる  彼が待つてゐる  彼を見守つてゐる  扇についてはかう書いてゐる  突き合はせてゐる  詩を見つめてゐる  枝さきだけを見せつけられてゐる  山を睨んでゐる  心もちを描いてゐる  毛だけがまだ生きてゐる  物語作者がゐる  中をさすらつてゐる  云はれないでゐる  事物を思ひ浮べてゐる  きりでゐる  山々を見馴れてゐる  事などを考へてゐる  山々を眺め出してゐる  潛めてゐる  人麻呂歌集などにも出てゐる  氣もしてゐる  ところばかり歩いてゐる  形式を繰り返してゐる  法楽を主としてゐる  変転を重ねてゐる  特殊性をもつてゐる  傍から眺めて見ると、あまり勇みたち過ぎてゐる  響を挙げてゐる  のか、滞つてゐる  三つも書いてゐる  此処に持つてゐる  先に来て待つてゐる  迂回してゐる  それは、きまつてゐる  雲ばかりを眺めてゐる  前ばかり睨んでゐる  やうに拡がつてゐる  屹度曲るだらう、慣れてゐる  あたし達が祈つてゐる  母さん達が待つてゐる  肩につかまつてゐる  からかはれてゐる  ことを考えてゐる  無理に笑ってゐる  しろに光ってゐる  らする毒をのんでゐる  いきをしてゐる  しろへなびいてゐる  両手をあてて泣いてゐる  自分が云ってゐる  夢で聞いてゐる  気を失ってゐる  足がうごいてゐる  前をよろよろ歩いてゐる  一生けん命歩いてゐる  時はじめて自分たちを追ってゐる  ものがじっと座ってゐる  からだを覆はれてゐる  楢夫がよろよろしてゐる  傷を受けてゐる  剣でできてゐる  お前たちは思ってゐる  小さな実になってゐる  上に立ってゐる  みんな集まってゐる  たくさんはひってゐる  みな入ってゐる  人たちが行ってゐる  上にかかってゐる  一郎を見下してゐる  間者を出してゐる  ズラリト妾に並べてゐる  日頃負ふてゐる  登攀してゐる  山へ運ばれてゐる  田舎者じみてゐる  龍然は、しかし馴れてゐる  ことをもはや忘れつくしてゐる  裸体を見てゐる  岩にしみついてゐる  奥へ鳴り続いてゐる  逍遥してゐる  蕨を乾してゐる  其は単に隠されてゐる  刻印を押してゐる  湯槽を抱えてゐる  ほのかに滲み出てゐる  床板をぐるぐる歩き廻つたりしてゐる  埃にまみれてゐる  孤りでゐる  燈りを受けてゐる  孤独に耽つてゐる  茫漠と歩いてゐる  永劫に続いてゐる  消失してゐる  瓜核顔をしてゐる  女衒が来てゐる  直面してゐる  耽溺してゐる  闇に溶け去つてゐる  疲れた足をいそがせてゐる  耳にこまかく選りわけてゐる  頭をつき出すと、群れてゐる  ぼんやりと浮かび出てゐる  つて見え透いてゐる  前栽に、深く深く流れてゐる  円舞をとりまいてゐる  空を見ながらぶらついてゐる  ぼんやり見つめてゐる  平行に流れてゐる  はたはた揺らめいてゐる  中に生き続けてゐる  めを感じながら、生きてゐる  敗北しつづけてゐる  貴僧に疑ひをかけてゐる  地団太踏んでゐる  一意専心演説を試みてゐる  返事も出来ずにゐる  和服を着てゐる  高座を休んでゐる  つて世話をしてゐる  文楽から下駄をはかせてもらつてゐる  包みをさげてゐる  そこに倒れてゐる  訊問を受けるにきまつてゐる  事実問ひを発してゐる  立聴きをしてゐる  うにそれに見とれてゐる  柵を持ちあげてゐる  影法師を落してゐる  訳が出てゐる  そとまで歩いてゐる  繰出してゐる  勞苦が織込まれてゐる  上甲板へ出てゐる  標的を曳いてゐる  推進機が起してゐる  巡洋艦が動いてゐる  つて、離れようとしてゐる  反射してゐる  氣が利いてゐる  水兵の讀んでゐる  何かを論じてゐる  所だから、聞いてゐる  光芒をうす白く流してゐる  つて下を見てゐる  音を立てて並んでゐる  さうに動いてゐる  シルエツトを描いてゐる  勢で燃え立つてゐる  ここで働いてゐる  穴が明いてゐる  底に立つてゐる  紛々と黒く動いてゐる  此中で働いてゐる  肉體を持つてゐる  シヨヴルで下してゐる  やうに働いてゐる  續けられてゐる  中ばかり歩いてゐる  諸君と話してゐる  柔道を見てゐる  ケビンにゐる  盤桓してゐる  一つとまつてゐる  道に流し流し行き交うてゐる  足を踏み流してゐる  意欲も忘れてゐる  ものが鳴り響いてゐる  上手を照らしてはゐる  方だけ浮かせてゐる  奴がねてゐる  んも繰返してゐる  一杯ついてゐる  葡萄酒、少々ごはごははしてゐる  今夜はよくねむつてゐる  書き出しにかう書いてゐる  谷川が流れてゐる  意志が、感ぜられないながらも働いてゐる  傍からそれを眺めてゐる  いらいらしてゐる  何だかもやもやしてゐる  今起つてゐる  解釈の誤つてゐる  点に触れてゐる  今からやり直してゐる  そつちの方に引つ張られてゐる  理解してくれてゐる  現在所有してゐる  成長を遂げてゐる  戯曲が求めてゐる  中に融け込んでゐる  虜たらしめてゐる  二十年あまりも続けてゐる  毎日驚いてばかりゐる  石道を歩いてゐる  下駄から出てゐる  下駄から触発してゐる  反芻してゐる  美術品があつめられてゐる  釣合よく描かれてゐる  つてきてゐる  獨立してゐる  みんな赤く錆びついてゐる  作業してゐる  はいつた作業帽をかぶつてゐる  強化されてゐる  名前をおぼえてゐる  渡來してゐる  次の如く書いてゐる  後ろ姿をみせてゐる  カウンターにゐる  覺悟はもつてゐる  保管されてゐる  鑄造彫刻してゐる  著者は書いてゐる  それを認めてゐる  刀をさしてゐる  一齣としてゐる  文獻をさがしてゐる  立話してゐる  ベツドだかわからず入りそびれてゐる  ベツドにあふのいてゐる  手首はふるへてゐる  つて、あきらめてはゐる  握手を求めてゐる  肩を聳やかしてゐる  相手は死にかかつてゐる  上にかざしてゐる  ふだんに動かしてゐる  神經質になにか探してゐる  上にかがまつてゐる  廊下にたちつくしてゐる  唇がうごいてゐる  文章がならんでゐる  傳記的文章は、主としてこれから出てゐる  私がさがしてゐる  講述してゐる  蒸汽船やを説いてゐる  口述してゐる  零細微妙であるかに感動してゐる  のを書いてゐる  ままにたつてゐる  みんなを押しだまらせてゐる  人が書いてゐる  作つた人間がゐる  眼をおいてゐる  左にならんでゐる  洗練されすぎてゐる  右にならんでゐる  辭書に傾けてゐる  ぱりわからないが、讀んでゐる  全文にあらはれてゐる  發達してゐる  明らかに流れてゐる  長崎を訪れてゐる  東漸していつてゐる  弟子入りしてゐる  發明されてゐる  祿十年七十歳で死んでゐる  つまり外國人に接してゐる  こと九囘に及ぶといはれてゐる  蘭學者としては知られてゐる  反駁してゐる  夙く指摘せられてゐる  同書で認めてゐる  誌してゐる  ものとして知られてゐる  のに基いてゐる  數ヶ月で死んでゐる  正五位を贈られてゐる  精神が必ず裏づけられてゐる  驅的學者を出してゐる  シーボルトは書いてゐる  獄門にのぼされてゐる  なかで述べてゐる  餘曲折をきはめてゐる  支流にわかれてゐる  繁榮してゐる  屋形所在地がつづいてゐる  綱梯子がかかつてゐる  沖合にゐる  みな帆をおろしてゐる  風を孕んではしつてゐる  點在してゐる  江戸へ及んでゐる  港にかかつてゐる  沖合にかかつてゐる  壓してうかんでゐる  車をつけてゐる  開國と結びついてゐる  容貌をおびてゐる  鎖國にゐる  命令をだしてゐる  前後十七年を費してゐる  假泊してゐる  それに副うてゐる  測量してゐる  獨占されてゐる  記録は書いてゐる  來ないでゐる  關係が物語られてゐる  因縁につながつてゐる  一應知られてゐる  ことにもあらはれてゐる  交誼をもとめてゐる  筈だと述べてゐる  日本海岸に及ばんとしてゐる  やうに述べてゐる  判斷してゐる  用ひたらうとも書いてゐる  さへゐる  來航してゐる  邸に訪れてゐる  脅やかされてゐる  うちにかう書いてゐる  からたかが知れてゐる  傳つた本木家藏本を掲げてゐる  強調されてゐる  三分の一もちぢめられてゐる  日本研究家として知られてゐる  氣心の知れてゐる  描寫してゐる  優越感をもつて書いてゐる  びつくりして書いてゐる  ロシヤ人をおどろかしてゐる  食事をしたり致してゐる  ロシヤ人たちはおどろいてゐる  雙眼にほの見えてゐる  譯から引いてゐる  微妙をつくしてゐる  沖にゐる  對派をなしてゐる  助が少し書かれてゐる  せつせと働いてゐる  通詞にも及んでゐる  硝子鏡その他を贈つてゐる  意志も動いてゐる  底をついてゐる  一克さをひそめてゐる  歴史をさがしてゐる  名ばかりさがしてゐる  脱線してゐる  據つて魚をもとめてゐる  任命されてゐる  ジツとさせてゐる  進取性に富んでゐる  署名捺印してゐる  肖像を掲げてゐる  一緒にあらはれてゐる  手をおいて立つてゐる  外國文明に多少なり通じてゐる  數行つづいてゐる  挨拶にきてゐる  同日即刻大阪城代から沖合にゐる  舵をはめてゐる  十二月八日に書いてゐる  洒落をふくんでゐる  述懷をしてゐる  注目してゐる  參加してゐる  祷りを捧げてゐる  侍とが、ならんでたつてゐる  感じがでてゐる  世襲制度と深く結びついてゐる  縫に先だつてゐる  それきり後絶してゐる  不自然さと結びついてゐる  科學者とだけみられてゐる  時代を超えてとほくを見詰めてゐる  つた大名などに招かれたりしてゐる  比例してゐる  志齋は書いてゐる  許可してゐる  七月朔日に始まつてゐる  支持してゐる  傾向をおびてゐる  記録をあつめてゐる  點ですぐれてゐる  入牢否定説に終始してゐる  無理矢理に引き離さうとしてゐる  材料を持つてゐる  印刷してゐる  著述してゐる  種書を送つてゐる  産れてゐる  否定し得てゐる  つたへてゐる  寫眞をかかげてゐる  多くが掲げてゐる  昌造がたつてゐる  ポーズで撮れてゐる  青木がゐる  大凡わかつてゐる  いま一段めだつてゐる  一時代を劃してゐる  ここで達せられてゐる  適用してゐる  電氣學をまなんでゐる  うちで語られてゐる  收録されてゐる  流布していつてゐる  象徴されてゐる  歴史と相通じてゐる  彩色などしてゐる  寫眞を載せてゐる  それを組みたててゐる  活字のもつてゐる  それはあらはれてゐる  問はずかけめぐつてゐる  歴史も刻みこまれてゐる  讀解してゐる  舵はしつかり握つてゐる  方角だか、どつちが目ざしてゐる  うちに見てゆきたいと考へてゐる  遭遇してゐる  何処かに欠けてゐる  私ども民間にゐる  関係を保つてゐる  今日でも続いてゐる  発展を妨げてゐる  文化運動が起らうとしてゐる  参考資料としようとしてゐる  十分出来てゐる  生活をかたどつてゐる  つて思考してゐる  働きを持つてゐる  一きは目立つてゐる  頭を持つてゐる  暗がりにばかりゐる  障害にぶつかつてゐる  エルヴイユウ嫌ひとして知られてゐる  割引してゐる  日常を送つてゐる  埒を踏み破らうとしてゐる  ものがつくされてゐる  親父にせかれてゐる  自分をいたはりすぎてゐる  鬱憤をはらしてゐる  哀愁にかられてゐる  方向を決定づけてゐる  金に困つてゐる  アッサリ片附けてゐる  衣を突き破つてゐる  的をついてゐる  つて掩ひ隠されてゐる  うちから諦めてゐる  話声をきいてゐる  会話をしてゐる  ものに進んでゐる  執拗に突きつめてゐる  茶番をしてゐる  枝にゐる  危険に迫られてゐる  芸術観を持つてゐる  白地に顕れてゐる  却つて問題にし過ぎてゐる  ぱいに叫んでゐる  自分でも気がついてゐる  わたくしはおぼえてゐる  仕来りとしてゐる  幾通りも取つてゐる  いふ人達がゐる  出だしてゐる  応へてゐる  想像もついてゐる  いふ雑誌を求めてゐる  ほんとうに未だ寝てゐる  陽を一杯含んでゐる  家族なども住んでゐる  四五日前から来てゐる  酌がゐる  馬を持つてゐる  失策ばかり繰り返してゐる  朝霧を衝いて駆けてゐる  ところに来てゐる  応援に来てゐる  夢ばかりを見てゐる  妻達のゐる  父さんを待ち構えてゐる  姿が並んでゐる  まり地上に靡いてゐる  心持ちを、よく現してゐる  貽してゐる  具象せしめてゐる  分化を伝へてゐる  ぢて近づかぬと伝へてゐる  俤を残してゐる  物を兼ねてゐる  依代に在ると信じてゐる  人々の考へてゐる  此頃では考へてゐる  早計だとは信じてゐる  融合してゐる  竿頭に聳えてゐる  虚空に求めてゐる  工夫が積まれてゐる  中から抜け出させてゐる  だしと言うてゐる  名詞を書き残してゐる  装飾にまで拡がつてゐる  鉾に近づいてゐる  卵を踏んでゐる  飾りの附けられてゐる  形の附いてゐる  何物かを持つてゐる  家が並んでゐる  ままで固まつてゐる  爲めに出てゐる  觀音が立ち並んでゐる  會話してゐる  屋根を蔽うてゐる  歌ぐちを見せてゐる  作物に祟ると信じてゐる  様に見られてゐる  意味深く見られてゐる  位に考へてゐる  位に転じてゐる  感覚が出されてゐる  効果の及んでゐる  感じをさへも、鈍らしてゐる  形式的要素と見ようと考へてゐる  三階段を併せ持つてゐる  固定を保つてゐる  形をとらう、としてゐる  代用せられてゐる  伝承してゐる  分化してゐる  考へ慣らされてゐる  意識を持つてゐる  一つとして考へられてゐる  推移から来てゐる  十分補はしめてゐる  成立せしめようとしてゐる  形を採つてゐる  他にも及んでゐる  修飾してゐる  俤を示してゐる  緩衝してゐる  つて、つき放してゐる  部分の含まれてゐる  仮定に達してゐる  挿入してゐる  詠歎を含めてゐる  感情をわりこませてゐる  近似性を持つてゐる  形容詞語尾をなしてゐる  考へに含まれてゐる  から過去を感じ馴れてゐる  美意識が動いてゐる  例に這入つてゐる  古事記伝に論じてゐる  活用を出してゐる  拡張してゐる  区別をおいて考へてゐる  方を持つてゐる  並行してゐる  尚古態を残してゐる  派生してゐる  例に現れてゐる  ものと解せられて来てゐる  疑問は持つてゐる  ものと考へられて来てゐる  所を出さうとせられてゐる  ものと見られてゐる  疑問が起つて来てゐる  後廻しにしてゐる  語尾と考へられて来てゐる  物以外にある、と見て来てゐる  発想法の古きを保つてゐる  換へて来てゐる  まり飛躍し過ぎてゐる  様子を示してゐる  力を持ち出してゐる  閑却してゐる  象徴としてゐる  腹が出てゐる  戸口に凭れてゐる  茫然立つてゐる  記憶えてゐる  雪に濡れてゐる  シユウマイをまるめてゐる  ネオンが低く覗いてゐる  奥上手に片寄せられてゐる  タツプダンスを踊り抜いてゐる  掛声を掛けてゐる  夜歩きをしてゐる  マゴマゴしてゐる  方を見おろしてゐる  田所をジロジロ見てゐる  小売店がふさげてゐる  櫛でゴシゴシ掻いてゐる  営業してゐる  解つた話をしてゐる  子分も持つてゐる  忠義を尽してゐる  食ひをしてゐる  彦六を見たりしてゐる  事、ほんとに好いてくれてゐる  脅迫したりしてゐる  辻を見てゐる  私がかうして居残つてゐる  酒瓶を振つてゐる  予定で、さびれ切つてゐる  頬杖を突いて飲んでゐる  レコードが鳴つてゐる  方を覗いてゐる  約束が出来てゐる  キヨロキヨロ店内を見廻し、あわててゐる  それを見送つてゐる  これもあわててゐる  血を拭いてゐる  涙のこぼれてゐる  喧嘩なんかしてゐる  くぐつてゐる  云ひかけてゐる  パシパシさせてゐる  彦六に掴まれてゐる  物を握りしめてゐる  客二を見較べてゐる  耳打ちをしてゐる  話が出来てゐる  やつて来ては、泣いてゐる  マゴマゴ待つてゐる  おふくろ面をされてゐる  今なにをしてゐる  仲間がゐる  見当まで付いてゐる  一年前から世帯を持つてゐる  通つて働いてゐる  毎日遊んでゐる  口論してゐる  ポカンと見てゐる  這ひついてゐる  枝に捲きついてゐる  うぶ毛が柔らかくはえてゐる  裸で立つてゐる  魚がかかつてゐる  先きに歩いてゐる  新聞紙上で見てゐる  考へを感じてゐる  子等は考へてゐる  農村は萎びてゐる  身心共に萎びてゐる  教育方針もよろしきを得てゐる  軒先きに立つてゐる  関係で知られてゐる  不純にされてゐる  つて無意識的に歪められてゐる  捏造されてゐる  全然離反的関係に立つてゐる  これを証してゐる  多様から出立すると述べてゐる  シラーは述べてゐる  把握が欠けてゐる  方向をもつてゐる  ゲーテは書いてゐる  もとに現はれてゐる  衝動がはたらいてゐる  ヘルダーへ宛てて書いてゐる  つて開いてゐる  中に書かれてゐる  一緒に含んでもつてゐる  根柢をなしてゐる  思想をもつてゐる  ひとつをなしてゐる  立場mittlererStandpunktとも呼んでゐる  見出し得るであらうと信じてゐる  多分に含んでゐる  もとに立つてゐる  病牀にゐる  やうに、低くおもく、垂れこめてゐる  町が見え出してゐる  雀たちと共に、憩うてゐる  抗してゐる  やうにおもひこんでゐる  蠶食してゐる  獵してゐる  道を尋ねてゐる  一面に立ちこめてゐる  谷がかいま見えてゐる  かいま見えてゐる  變化をみまもつてゐる  我慢しなけれはばならないほど疲れてゐる  事情をはらんでゐる  公平であらうと努めてゐる  一歩を踏み出さうとしてゐる  なりしてゐる  覚悟してゐる  パラドツクスが含まれてゐる  主張が裏づけられてゐる  中に表はれてゐる  存在をもわきまへてゐる  芝居をさせられてゐる  ぢつと聴き澄ましてゐる  如何に描けてゐる  芸術的に優れてゐる  納まり返つてゐる  ルナアルに就かうとしてゐる  道を指し示してゐる  舌はもつてゐる  自信もついてゐる  彼女も亦もつてゐる  つて解釈してゐる  日常口にしてゐる  社会がさうなつてゐる  小鼻を膨らましてゐる  呼吸とを心得てゐる  根を下してゐる  いふ点に触れてゐればゐる  芝居を求めてゐる  識らずにゐる  作家の忘れられようとしてゐる  いつまでも経営方針を立ててゐる  区別してゐる  舞台に求めてゐる  意味にも解されすぎてゐる  前途を暗くさせてゐる  何れもが掴んでゐる  画材とされてゐる  画因を秘めかくして持つてゐる  由聞き及んでゐる  形式としては進んではゐる  表はされてゐる  しりと立つてゐる  多く知られてゐる  完成されずしてゐる  笑みをもらしてゐる  しづかに流れてゐる  つて織り出されてゐる  不思議に動いてゐる  心が生かされてゐる  作者なんぞゐる  反感さへ持つてゐる  ときまつてゐる  統計上示されてゐる  上下してゐる  規定が出来てゐる  人目に触れないでゐる  作品を探し出さうとしてゐる  私はいつも逃げてばかりゐる  チマチマしてゐる  先にゐる  美女がちやんと乗つてゐる  世の中を望んでゐる  芸術的舞台を指してゐる  何ものであるかがわかつてゐる  轍を踏まうとしてゐる  基礎を求めてゐる  出現を望んでゐる  周囲を見廻してゐる  吸収しようと努めてゐる  人気を集めてゐる  効果を歪めてゐる  論議されてゐる  歩みを観てゐる  若い友人がゐる  今日にまで生かしてゐる  姿を以て最も深きに達してゐる  づまつてゐるかを気づいてゐる  ものは少なからうし、また、観てもそんなに面白いとは思はぬにきまつてゐる  褌を見馴れてゐる  人々もゐる  両天秤案も現はれてゐる  金をもともと含んでゐる  方向がまだ残されてゐる  ひそかに感じてゐる  問ふてゐる  これを認めてゐる  つてほぼ尽されてゐる  誇りをさへ示してゐる  ところに立つてゐる  むづかしいと刻印を押されてゐる  ことも聞いてゐる  ひとりでさう考へてゐる  目的は達せられてゐる  遷らうとしてゐる  何処にあるかを、考へてゐる  ものを擁してゐる  めてかかつてゐる  ものと思ひ込んでゐる  要素について論じすぎてゐる  いふ観方をしてゐる  作家が、次第に忘れられようとしてゐる  第一歩であると信じてゐる  台詞がよく書けてゐる  板についてはゐる  維持してゐる  独立性をもち得ずにゐる  独立性を欠いてゐる  主にしてゐる  保証されてゐる  ものを書いてはゐる  影響をみせてゐる  ほかた見落されてゐる  鮮やかに活かされてゐる  如実に現はれてゐる  軌道に乗らうとしてゐる  劇作家が或はゐる  需められてゐる  曙光をみせてゐる  歩みをちやんと歩んでゐる  開拓しようと試みてゐる  小山祐士もゐる  大作を示してゐる  頭を悩ましてゐる  特別に結びついてゐる  上演しようとしてゐる  真船豊だと聞き及んでゐる  つて言明されてゐる  相手に取り組んでゐる  数等立ち勝つてゐる  上々とされてゐる  代弁をしてゐる  歩調を合せてゐる  余計に書いてゐる  言つたのを覚えてゐる  濟ませてゐる  白煙蒼霧の埋めてゐる  連接されてゐる  壓して立つてゐる  上下左右してゐる  功、といつてゐる  辭せん、といつてゐる  道下してゐる  挂くるを、といつてゐる  屈折はしてゐる  岩洞清風冷雨鎖してゐる  湖に臨んでゐる  亨釋書にも見えてゐる  先蹤をなしてゐる  洒落が見えてゐる  地藏尊がきざまれたりしてゐる  趣を有してゐる  うちに見せてゐる  事は詳しく出てゐる  樓を起してゐる  今でも生きてゐる  久米のゐる  背中を流させてゐる  余念なく遊んでゐる  糢糊として動いてゐる  垢を落してゐる  動物的精力が、恐ろしい閃きを見せてゐる  鮮かに映つてゐる  生活に疲れてゐる  苦しみにも、疲れてゐる  中に動いてゐる  霧よりも深くこめてゐる  唄をうたつたりしてゐる  退屈さうにたぶたぶと動いてゐる  批評をしてゐる  べり立ててゐる  馬琴がゐる  フイリツピクスを発しつづけてゐる  生計を励んでゐる  悪意を持つてゐる  神経作用から来てゐる  不快にしてゐる  一面に寂しく並べてゐる  斜に映つてゐる  性格を持つてゐる  意志を持つてゐる  云ふ己惚れがひそんでゐる  慣用手段に慣れてゐる  職人だと心得てゐる  春水が称してゐる  原稿を持つてゐる  局を結んでゐる  稿を起してゐる  匂を融かしてゐる  中に持つてゐる  留守にしてゐる  男を立たせてゐる  事を考へつづけてゐる  悠々として生きてゐる  事ばかり考へてゐる  さが流れてゐる  陋を極めてゐる  歯をむき出してゐる  腹を立ててゐる  所で破つてゐる  癇が昂ぶつてゐる  所まで、書き切つてゐる  糅然としてちらかつてゐる  情熱に溢れてゐる  子供のみが持つてゐる  賑に聞えてゐる  度に動いてゐる  辛抱してゐる  川よりも早く流れてゐる  今己が書いてゐる  前に、輝いてゐる  秋を鳴きつくしてゐる  こともゐる  ぼんやり庭先などを眺めてゐる  男のかくれてゐる  月かげに濡れてゐる  唇ばかり毒々しく塗り立ててゐる  鳴きかはしてゐる  為着せを着てゐる  渡波から此所に来てゐる  立札が出てゐる  割当人名が出てゐる  何かしらがまだ生きてゐる  茫然として突き放されてゐる  篇中人物の抱いてゐる  つて、まごついてゐる  岩れんげが生えてゐる  澤山生えてゐる  風致を保つてゐる  合ひを置いて生えてゐる  烟が立つてゐる  文字を探してゐる  空高くはためいてゐる  払はうとしてゐる  胸に湧き起つてゐる  守備隊勤務に服してゐる  何ものかを包んでゐる  平生よりもいそいそとしてゐる  盛んに燃えてゐる  裏で働いてゐる  合つて建つてゐる  火の子を降らしてゐる  駄菓子屋が焼けてゐる  奉公に来てゐる  当り前にしてゐる  其処にころがされてゐる  まどから顔を出してゐる  犬に話しかけてゐる  のだから、困つてゐる  金で困つてゐる  の住んでゐる  其処に倒れてゐる  顔を流れてゐる  木のはを、ひろってきて、ぬってゐる  やつがゐる  神経を持つてゐる  さで死んでゐる  十年生きのびてゐる  文章をば貶してゐる  センチメンタリズムから脱却してゐる  稽古から来てゐる  疾病から来てゐる  ぶりとを感じてゐる  ところが未だ消えずにゐる  径路を取つてゐる  露はに出てゐる  文を書いてゐる  文章なんかを書いてゐる  梁川でも若くて死んでゐる  点がやはり存じてゐる  他に見てゐる  自分が勝つてゐるだか、敗けてゐる  自分に話しかけてゐる  違ひをしてゐる  思つて悲しむでゐる  岡村が敗けてゐる  成る程涙にぬれてゐる  蓋ふてゐる  迷信に基いてゐる  やうに離れてゐる  敵視してゐる  服従してゐる  土台としてゐる  から継続してゐる  全然誤つてゐる  云ふにとどまつてゐる  要素を欠いてゐる  ものだと論じてゐる  相互に異なつてゐる  顔付きをしてゐる  ことを許されてゐる  智にされてゐる  蹂躙せられてゐる  讚美せられてゐる  金銭以上に考へてゐる  ことを憎んでゐる  家庭を造らうとしてゐる  閂を有してゐる  番人を持つてゐる  家庭で動きまわつてゐる  感化院とは充ち溢れてゐる  色彩で温かく輝いてゐる  魔力を有してゐる  保護を有してゐる  生命を生んでゐる  到来を恐れてゐる  体格は頗る堂々としてゐる  才智とに富んでゐる  貯へてゐる  武勇に富んでゐる  男色を好んでゐる  学問にも富んでゐる  心配で泣いてゐる  皮肉に長じてゐる  若い顔をしてゐる  雄大に描かれてゐる  友人と話してゐる  詩壇を動かしてゐる  原野へ通じてゐる  上寝てゐる  小作に出してゐる  生欠伸をしてゐる  頼みに生きてゐる  そら耳を走らせてゐる  畳にしみこんでゐる  ものにさせてゐる  ノオトル・ダァムよりも、ずつと傷んでゐる  身を打ち任せてゐる  映りでもしてゐる  惱まされてゐる  風に取り卷かれてゐる  はりをうろついてゐる  方へとさし向けてゐる  友人のゐる  病氣がちで、ひどく疲れてゐる  庭に面してゐる  彼を待つてゐる  空中に聳えてゐる  空の中に沈んでゐる  わたくしは、かねがね信じてゐる  意味をふくんでゐる  一二枚書いてゐる  無駄にしてゐる  編輯をしてゐる  弟子達が取り囲んでゐる  ものになると書いてゐる  ところになると、書いてゐる  ものは持つてゐる  相当不自由を感じてゐる  不自由を忍んでゐる  ときに、その忍んでゐる  心構へはもつてゐる  つて販売してゐる  横目で眺めてゐる  興味をもつて眺めてゐる  ピントが外れてゐる  指先で弄んでゐる  葉は散つてゐる  夕暮落葉の沈んでゐる  雪が映つてゐる  路は続いてゐる  雲は浮いてゐる  風にゆれてゐる  土にうつしてゐる  時お父さんがゐる  月もでてゐる  かた寄り散つてゐる  個性なくゐる  妻だと考へてゐる  歌が載つてゐる  樋口氏等もさう考へてゐる  記載してゐる  岡田正美氏もさう考へてゐる  一人と考へてゐる  正妻と考へてゐる  土方娘子をも入れてゐる  別人として考へてゐる  顔は泣いてゐる  もの、まだゐる  先へ立つて騒いでゐる  かな春霞を眺めてゐる  中に重々しく立ちどまつて、むかふを眺めてゐる  たけを打ちあけようと身構えてゐる  小説の載つてゐる  テエマは覚えてゐる  無尽燈がともつてゐる  お金がちやんと出てゐる  ぼんやり行燈がともつてゐる  何か調べてゐる  兄のゐる  莫迦にしてゐる  俯向いてゐる  手の平を眺めてゐる  後ろに立つてゐる  光が輝いてゐる  一そみんなの寝てゐる  誰か人の起きてゐる  横顔を向けながら、坐つてゐる  独り雛を眺めてゐる  玩具にしてゐる  めを見てゐる  少年が見てゐる  鋭さを持ってゐる  腰を降ろして、使ってゐる  骸をよこたへてゐる  海に流されてゐる  底に流れてゐる  処に限られてゐる  もの位に考へられてゐる  万葉巻十三其他に見えてゐる  梯渡しをしてゐる  更級日記に見えてゐる  類似を持つてゐる  イヤらしくこびりついてゐる  目のくらむ思ひもしてゐる  茫然と立ちすくんでゐる  情感が溢れてゐる  づり廻されてゐる  防空壕を掘つてゐる  連中がゐる  ことに呆れてゐる  逆流してゐる  ツギホに困りきつてゐる  一念だけが生きてゐる  刃物に対してゐる  イノチをかけてゐる  部屋にねてゐる  武者ぶりついてゐる  言葉に最も深く思ひこんでゐる  から自分の歩いてゐる  配列されてゐる  街なかを歩いてゐる  用件に追はれてゐる  こちらを嘲つてゐる  僕を悩ましてゐる  何ものかに追ひ詰められてゐる  ひまくられてゐる  声で唸りあつてゐる  裸にされてゐる  彼は走つてゐる  彼は立つてゐる  かぎり延期されてゐる  包囲されてゐる  書とめてゐる  あたりに犇めいてゐる  揺れうごいてゐる  列を組んでゐる  畳はむくむく揺れてゐる  しか蛙が棲んでゐる  上に溢れてゐる  路に並んでゐる  向に見えてゐる  読み方をなしてゐる  それはもう大方忘れてゐる  二つも載つてゐる  発達を遂げてゐる  作成してゐる  手放しに書きまくつてゐる  突込んでゐる  重傷者がずらりと並んでゐる  女はふらりと歩いてゐる  一人存在してゐる  身動きもできないでゐる  彼の腰掛けてゐる  身動きしながら、揺れてゐる  ものに取まかれてゐる  酒を注いでもらつてゐる  表情でよろよろしてゐる  足に穿いてゐる  沸騰してゐる  お茶を運んでゐる  上に滑り堕ちてゐる  少女と話しあつてゐる  やうに、ひどく疼いてゐる  顔つきで歩いてゐる  ところで、生きてゐる  時間を待つてゐる  寸前に置かれてゐる  ぢさんについてゐる  男は連れてゐる  今朝から私につき歩いてゐる  ただ中にゐる  調子で歩いてゐる  肩から縄でぶらさげてゐる  小刻みに揺れ動いてゐる  後姿を待つてゐる  何か漁りながら歩いてゐる  芥箱から芥箱へ飛歩いてゐる  地上を飛歩いてゐる  ぞろぞろ歩いてゐる  割れ目は潜んでゐる  なかに渦巻いてゐる  なかに坐つてゐる  食事を摂つてゐる  傾向が潜んでゐる  箸を動かしてゐる  リヤカーを牽いてゐる  流転してゐる  僕には、おびただしく流れ動いてゐる  親和が繰返されてゐる  木目が見えてゐる  着物着てゐる  外から覗き込んでゐる  幼年時代に似てゐる  僕が生きてゐる  唸りを真似てゐる  夕闇のおりてゐる  何かに憑かれてゐる  なかで遊んでゐる  とりまかれて揺さぶられてゐる  家並と向きあつてゐる  今仮りに容れてくれてゐる  柱からぶらさがつてゐる  歓びを見出してゐる  弾みが潜んでゐる  なかで、ごつた返してゐる  上に坐つて遊んでゐる  空気につつまれて、あやされてゐる  呼吸づいてゐる  体験に憧れてゐる  壁にとり囲まれてゐる  独り深淵を視つめてゐる  云つて泣喚いてゐる  何か踏ん張つてゐる  はてを視てゐる  根かぎり堪へようとしてゐる  顔つきをして押黙つてゐる  手をあげて求めてゐる  昂ぶつてゐる  塊りが黙々として浮いて動いてゐる  三日月が見えてゐる  乱舞してゐる  のをまだ憶えてゐる  残つて、かうして歩いてゐる  僕がかうして歩いてゐる  道路は茫としてゐる  背にして立つてゐる  ホテルから迎ひが来てゐる  マカロニイもゐる  芽が伸びてゐる  彼女のゐる  今誰がすんでゐる  犬が泣き叫んでゐる  疲れた色を見せてゐる  半分を失はうとしてゐる  おれはどうかしてゐる  伊太利人を憎んでゐる  隅々までを探らうとしてゐる  最期が近づいてゐる  はりに坐つてゐる  今掘つてゐる  事も信じてゐる  脛骨の落ちてゐる  黒ずんだ髪にさしてゐる  枝を持つてゐる  熱愛してゐる  留守してゐる  不満を抑へてゐる  展覧会に出てゐる  合つて話をしてゐる  弁護士嬉野が控えてゐる  十四人ならんでゐる  迎へにも行ってゐる  事実、だまってゐる  旗が花々しく翻ってゐる  階下にゐると思ってゐる  岸にわかれてゐる  独りでとぼとぼと歩いてゐる  ものと思ってゐる  とこだはってゐる  稍酔ってもゐる  ことになるかも知れないが、だまってゐる  俺の憧れてゐる  通俗的智識を得ようと励んでゐる  百姓をして暮してゐる  同郷人の開いてゐる  心配ばかり話しあつてゐる  一人持つてゐる  下宿料をとられてゐる  霜柱が立つてゐる  皮算用ばかりしてゐる  菊の咲いてゐる  空はよく晴れてゐる  人形の立つてゐる  うまいひとがゐる  だれをしてゐる  おばあさんはどんなによろこんでくれてゐる  つゆは立つてゐる  つゆは怒つてゐる  芯にこびりついてゐる  交番をのぞいてゐる  見世物ではないぞと叫んでゐる  たかへしてゐる  なかを眺めてゐる  財産をためてゐる  鳥の飛んでゐる  血が流れてゐる  ぼんやり水平線を見てゐる  ぼんやり話を交してゐる  父のつとめてゐる  ふたり見張りしてゐる  おのれは醜いと恥ぢてゐる  愚直に夢見て生きてゐる  先生、ただ、わあわあ泣いてゐる  んを信じてゐる  下にすらと立つてゐる  糧を持つてゐる  あたし、なんぼでも、おとなしくしてゐる  血を受け継いで生きてゐる  ふりして生きてゐる  滔々と流れてゐる  ひつそり湯槽にひたつてゐる  客のゐる  づつ仕事をしてゐる  女中からあなたの来てゐる  笑ひながら生きてゐる  学問してゐる  こはごは見てゐる  ダンスホオルで働いてゐる  一廻転してゐる  下になり遊びたはむれてゐる  笑ひながらしてゐる  まま火葬されてゐる  お菓子屋をしてゐる  両手で、寝てゐる  努力をつづけてゐる  挨拶をかへしながら澄まして歩いてゐる  一心に思ひつめてゐる  うに女を愛してゐる  んだと、ずいぶん意気込んでゐる  昔からきめてゐる  からつと晴れてゐる  涙かしら、泣いてゐる  舞台にゐる  音を、聞いてゐる  一時期すぎると、けろりとしてゐる  悉知してゐる  そのまま素直に信じてゐる  屈辱を受けてゐる  からあざ笑はれてゐる  毎日、見に来てゐる  評判を聞いてゐる  水だけを求めて生きてゐる  わたくしは信じてゐる  内緒でかくしてゐる  山ひとつ持つてゐる  嘘とわかつてゐるだけに、聞いてゐる  ばかをしても、信じてゐる  あれを信じてゐる  奥に坐つてゐる  番茶を呑んでゐる  君をあきらめてゐる  ところで生きてゐる  恥をかかされてゐる  三つぶん殴られてゐる  毎夜、おそくまで、眠らずにゐる  俳優が、それだけ、おくれてゐる  君がすぐれてゐる  楽屋に来てゐる  須々木乙彦は、生きてゐる  ウヰスキイを呑んでゐる  ひそひそ話を交してゐる  暗闇で、ふと見ると、やはり、似てゐる  嘘ついて気取つてゐる  言ふこと、わかつてゐる  誰よりも高く愛してゐる  輝きをもつて打つてゐる  雫を滴らしてゐる  身を委してゐる  天井に吊されてゐる  甚しく色褪せてゐる  二筋についてゐる  手帳を持つてゐる  卷に卷いてゐる  年代を経てゐる  表現をしてゐる  のぶあひを持つてゐる  消極表現を言うてゐる  抽き出して遣つてゐる  安定状態を得てゐる  失敗を重ねて来てゐる  柔軟にしてゐる  ことが多いと信じてゐる  ものを残してゐる  之を容れてゐる  イヨヽヽ・ウタヽが出てゐる  限界が、時には近過ぎたり、遠ざかり過ぎてゐる  階段を異にしてゐる  通つて来てゐる  下に踏んでゐる  二つの語句に繋りを持つてゐる  傾向を、一層激しくしてゐる  其を示してゐる  叙述能力を持つてゐる  叙述性能を持つて来てゐる  つて行為してゐる  梯子にゐる  リボンで飾られてゐる  婦人がゐる  車内を探してゐる  子供服を着せられてゐる  のが、ぶらぶら揺れてゐる  逢はせてゐる  キヤラメルを入れられてゐる  力がもう無くなつてゐる  兆候が緩く流れてゐる  遠くを視つめてゐる  視線を態と反してゐる  水がゆらいでゐる  糸の垂れてゐる  心は奪はれてゐる  いま引留めてゐる  つて、跳ねてゐる  大分神経が乱れてゐる  青空が覗いてゐる  調子で喋りつづけてゐる  人々が避けてゐる  丁寧に剥がしたりしてゐる  事を持つてゐる  硝子戸に置いてゐる  やつぱりいろんな事を考へてゐる  樓閣を築いたりしてゐる  はつきり掴まうとみつめてゐる  男が呼んでゐる  私が、こんなにも泣いてゐる  しづかなゆらぎをしてゐる  仲間入をしてゐる  男一人を何と心得てゐる  ひそかに捜してゐる  胸に抱いてゐる  閃をもつてゐる  姿に似てゐる  通用しかかつてゐる  信念を含んでゐる  傾向とよく似てゐる  単調にしてゐる  ぐらゐのことは誰でも気がついてゐる  文学へ逃げ込んでゐる  われわれが求めてゐる  なほ見つづけてゐる  阻害してゐる  劇作家の考へてゐる  変つた特質をもつてゐる  近代劇の行き詰りに悩んでゐる  相当に信じてゐる  貧困にも悩んでゐる  劇を書いてゐる  筆を入れたと伝へられてゐる  レベルに達してゐる  ように作られてゐる  完全に果してゐる  裝うてゐる  ざかつてゐることを認めてゐる  法則を説かうとしてゐる  政略として信じてゐる  信條として信じてゐる  信條としてゐる  誓はせられてゐる  つて微笑んでゐる  事は禁ぜられてゐる  許へいつてゐる  ことを禁ぜられてゐる  番人夫婦がゐる  もう一度たしなめてやらなければならぬと考へてゐる  間咲いてゐる  百日紅の咲いてゐる  唯百日紅が咲いてゐる  真赤に咲いてゐる  花の群がり咲いてゐる  熱心に見上げてゐる  貸ししてはゐる  上りだけで暮してゐる  何時から空いてゐる  殆ど隠れてゐる  細道のかどに咲いてゐる  んと泣いてゐる  足をかかへてうんうん苦しんでゐる  今も痛んでゐる  和尚さんはぴんぴんしてゐる  まぼろしを見てゐる  左足から痛みがぬけてゐる  菊次さんを待つてゐる  人力車と来てゐる  左とにわかれてゐる  こちらをまだ見てゐる  ところへつづいてゐる  合点してゐる  実現してみせてゐる  ひそかに悩まされてゐる  規準が示されてゐる  運転させてゐる  つて安住自足してゐる  此処に坐ってゐる  翅うち交はしゐる  動悸も少ししてゐる  物に追ひ掛けられてゐる  頭が疲れてゐる  青葉を光らせてゐる  往き來してゐる  日光に輝かしてゐる  換へたりなどしてゐる  二條に並んでゐる  聲で呻いてゐる  雨脚を眺め暮してゐる  庭を眺めてゐる  朝食を食べてゐる  事を囁いてゐる  人間もゐる  緑を眺めてゐる  景色などを眺めてゐる  庭を見降ろしてゐる  禮詞を述べてゐる  祝ひ詞を返してゐる  迷信が伝へられてゐる  二三本焚いてゐる  己に打ち明けてゐる  技能を働かせてゐる  ちよいと聞くと浮かれてゐる  沈着で、決して浮かれてゐる  過度に働いてゐる  つて考へてゐる  懸隔してゐる  下を向いて歩いてゐる  隙間を見てゐる  君が忘れずにゐる  事などが出てゐる  世間で褒められてゐる  忍耐を以て固著してゐる  反対に考へてゐる  知覚するに適してゐる  我々の住んでゐる  門番のゐる  関係を有してゐる  饒舌り続けてゐる  壁を見詰めてゐる  証明せられてゐる  変つた判断をしてゐる  不可能らしく見えてゐる  全形が見えてゐる  全形の見えてゐる  撥条が隠れてゐる  綿密に捜してゐる  尋して来てゐる  棒が立つてゐる  戸に似てゐる  都合が好く出来てゐる  君に対してしてゐる  狙ひを付けてゐる  捕捉してゐる  全然欠けてゐる  詞にはなつてゐる  キユヰエエの書いてゐる  君も覚えてゐる  事が分かつてゐる  持主だと認めてゐる  物だと分かつてゐる  それから我々のゐる  顔附をしてゐる  杖を衝いてゐる  云ふことだけは分かつてゐる  手段を持つてゐる  つて牢屋に這入つてゐる  剃刀を取られてゐる  窓から明りのさしてゐる  つて、大ぶ離れてゐる  真似でもしてゐる  権利を有してゐる  がらがらしてゐる  えりに埋てゐる  何か月に話し掛けてゐる  葉巻をくはへてゐる  若い船乗りののぞいてゐる  體を動かさずにゐる  眼をして見つめてゐる  上に表はれてゐる  現在殆ど世界中の人を苦しめてゐる  使ひ慣れてゐる  充實してゐる  臆劫にしてゐる  合つてゐればゐる  來ずにゐる  営業に栄えてゐる  宙を睨めてゐる  思案に耽つてゐる  やうに黙々としてゐる  気味合ひで済してゐる  しらが可笑しい程震えてゐる  何か付いてゐる  面上に注がれてゐる  神経的にぴくぴくと震えてゐる  神経がみちみちてゐる  三四遍繰り反されてゐる  喰はうとしてゐる  奥が空々しく鳴つてゐる  何かのかたちを描いてでもゐる  笑つたり憤つたりしてゐる  彼のに似てゐる  僕の借りてゐる  田舎には夜通し起きてゐる  自炊には慣れてゐる  面上に注いでゐる  暗闇に飛んでゐる  生姜に似てゐる  頭がついてゐる  碇形についてゐる  硯ですましてゐる  用心しすぎてゐる  やうに広く、堂々としてゐる  型に陥つてゐる  風でつけられてゐる  文科にゐる  雲のゐる  網羅してゐる  輩出してゐる  ドストエフスキイにも及んでゐる  原文さへついてゐる  雑談に耽つてゐる  経歴を持つてゐる  森に住んでゐる  宮城にゐる  花火をあげてゐる  燃えかけてゐる  位にゐる  のだらう、曳いてゐる  それについてゐる  ぢいさんを見知つてゐる  戰はしてゐる  扁く見せたりしてゐる  今度函館にゐる  心で選んでゐる  水の如く仄めいてゐる  寢室にしてゐる  莨を吹かしてゐる  顫はして啼いてゐる  先刻から考へてゐる  グツスリ寢込んでゐる  ものかと立つてゐる  幾人もゐる  何夢を見てゐる  行つて立つてゐる  許りゐる  八重は決しかねて立つてゐる  定は疲れてゐる  點いてはゐる  のか、凝としてゐる  襟に埋めて俯いてゐる  源助にこぼしてゐる  無駄口を戦はしてゐる  他愛もなく騒いでゐる  誰と寝てゐる  方に寝てゐる  寝室にしてゐる  袷は少し老けてゐる  此袖口が余り開き過ぎてゐる  グツスリと寝込んでゐる  飾つたお菓子屋と向ひあつてゐる  儘に点いてはゐる  ーんとないてゐる  トンネルを抜けては出、抜けては出てゐる  唐崎の松を見つけてゐる  生活を築いてゐる  ことに悩まされてゐる  点々と映じてゐる  整理力を持つてゐる  楽しみにして待つてゐる  境内にかかつてゐる  明瞭に現はれてゐる  積上つて来てゐる  飽和してゐる  街を歩いてゐて、ぶくぶく膨れてゐる  世界の屋根といはれてゐる  先に飛んでゐる  ものでもたべてゐる  気持よく鳴してゐる  あたりいちめん渦巻いてゐる  自分を信じてゐる  鼻ヒゲなど生やしてゐる  脂汗を流してゐる  中に、坐つてゐる  貧乏には慣れてゐる  大阪にゐる  落魄してゐる  家に、未だに頑張つてゐる  食客を置いてゐる  僕もおいてやれと、置いてゐる  胆が坐つてゐる  赤ん坊がゐる  子守りをしてゐる  はつきりと、憶えてゐる  事は、かう考へてゐる  息を殺してゐる  想ひを寄せてゐる  毒薬よりも怖れてゐる  喋舌り続けてゐる  先へ進んでゐる  しろにゐる  そろへてゐる  パンフレツトに出てゐる  苦痛から出てゐる  過去をちらちらさせながら燃えてゐる  餌魚を沈めてゐる  膚を冷してゐる  壁にそよがしてゐる  カアテンにひそんで啜泣いてゐる  天にひかつてゐる  俯向けに倒れてゐる  齒がみしてゐる  げにしんと照らしてゐる  げに吠えてゐる  若葉をぬらしてゐる  命令してゐる  枝を張りまはしてゐる  町が沈んでゐる  手を握りしめてゐる  水深く落ちてゐる  嘆きをうつしてゐる  耳あてて聞いてゐる  いちやついてゐる  舌を噛んでゐる  枝葉を高く茂らしてゐる  鐘をたたいてゐる  滴をたらしてゐる  底から根ざしてゐる  限りもなくつづいてゐる  中で生きてゐる  人類に根ざしてゐる  力ははにかんでゐる  かめこの燃えてゐる  これ位苦しんでゐる  手をさしのべてゐる  星を掴まうとしてゐる  どこに輝いてゐる  力うごいてゐる  ぱいに充たしてゐる  知らないで泳いでゐる  ふりもがいてゐる  からだを浮かしてゐる  船首にかかつてゐる  行く先きを照らしてゐる  かい涙である夜の暗を照らしてゐる  遠くにわかれわかれに溺れてゐる  轉してゐる  君は空しくぶらさがつてゐる  萬人を愛してゐる  どん底に沈んでゐる  充してゐる  口火をつけられてゐる  燻ぶりかけてゐる  乘り出してゐる  自分はまづしい自分はじめじめしてゐる  奧にひそんでゐる  萬事萬端まがぬけてゐる  自分はしみじみとしながら生きてゐる  片足突つ込んでゐる  人は歩いてゐる  三四人ひと集りしてゐる  裸出してゐる  嵐が潜んでゐる  爆發がひそんでゐる  濶歩してゐる  しりどしりと歩いてゐる  肩越しにしをれてゐる  敵を見る遠い睡つてゐる  永遠に醒めてゐる  三子としてゐる  二子としてゐる  名の見えてゐる  之を引いてゐる  事で、まだしも聞えてゐる  辺から始まつてゐる  今昔物語に見えてゐる  此から起つてゐる  皆採つてゐる  妻にしてゐる  田邑を有してゐる  歴史が書いてゐる  記に載つてゐる  事に読んでゐる  扶桑略記に見えてゐる  残党が潜んでゐる  免かれてゐる  埒外へ、投げ捨てられてゐる  多く残されてゐる  ことを極力説いてゐる  芸術論を残してゐる  作品を、多く残してゐる  敢てしてゐる  供されてゐる  挿み込んでゐる  追憶記に書いてゐる  由つて表はされてゐる  高揚が働いてゐる  空想に費してゐる  武士がゐる  存在として孕んでゐる  こに惚れられてゐる  なぞと自惚れてゐる  悲歎に暮れてゐる  金科玉条として心得てゐる  技術が尽されてゐる  アヤなされてゐる  由つて運用されてゐる  「夢」から醒めてゐる  ためにさう云ってゐる  本音で云ってゐる  命さへも要らないと云ってゐる  つてゆかうとしてゐる  いふ役割をしてゐる  発展を阻んでゐる  発展はしてゐる  ピカデリー劇場にもつてゐる  注文をつけてゐる  示唆を与へてゐる  条件を含んでゐる  これだけ出せば黙つてゐる  領域を占めてゐる  芸術的に勝れてゐる  上手に演じてゐる  自由をもつてゐる  概念でできてゐる  われわれの考へてゐる  ところでは、目指してゐる  たしかに欠けてゐる  方も考へてゐる  特色をもつてゐる  才能をもつてゐる  脚本を書いてゐる  対話をしてゐる  意識してはゐる  お客にへつらつてゐる  混乱してゐるといふか、或は荒んでゐる  戯曲公募を続けてゐる  読物として考へてゐる  封建時代から続いてゐる  近代人のもつてゐる  リズムはポツン、ポツンとしてゐる  ものをもつてゐるけれども、読んでみるとポツン、ポツンとしてゐる  人には出てゐる  違つた点をもつてゐる  対話から成立つてゐる  対話を書いてゐる  これはどうかしてゐる  戯曲を読み易くしてゐる  確立してゐる  いふ表現をしてゐる  気持で書いてゐる  ジッとしてゐる  上で見ると黙つてゐる  ものが書かれてゐる  以外は忘れられてゐる  平気でゆるしてゐる  地位は考へてゐる  アルバイトとしてゐる  どこからきてゐる  ところからも来てゐる  完全に語られてゐる  複雑さからきてゐる  意識的に取入れてゐる  いふ影響をうけてゐる  資格で落してゐる  翻訳されてゐる  方向へゆかうゆかうとしてゐる  ドラマを創り出さうとしてゐる  幾たりかゐる  ものさへ本当に通じてゐる  芝居が求められてゐる  あこがれを持つてゐる  確かに求めてゐる  気持で送つてゐる  いふ悩みを悩んでゐる  表情を持つてゐる  ギャップが出てゐる  芝居が出てきてゐる  見舞はれてゐる  なつてきてゐる  相貌を呈してゐる  限界がきてゐる  完全に出てゐる  舞台で喋られてゐる  やうに思ひすぎてゐる  束縛を受けてゐる  つきを取入れて書いてゐる  変つた舞台が出て来てゐる  方向に進んでゐる  アレンヂしてゐる  問題を起してゐる  演劇は行詰つてゐる  ところまで来てゐる  からやられてゐる  形で生かさうとしてゐる  中にもちこまうとしてゐる  変化を追つかけさせてゐる  戯曲でも求められてゐる  生活を描かうとしてゐる  豊かに出て来てゐる  全ぼうを掴まうとしてゐる  人間的に育つてゐる  高度にするどく掴めてゐる  ふつくらと描かれてゐる  舞台に出してゐる  ものが積み重なつてゐる  一ひねりしてみせようとしてゐる  非常にうすれてゐる  先入感を持つてゐる  見物は忘れてゐる  ことにとらはれすぎてゐる  いふ風に活かしてゐる  人物が選ばれてゐる  味もふくまれてゐる  肉体で掴んでゐる  なかにもつてゐる  変つてはゐる  それを演じてゐる  ゲンコツをよけておきながら、けろりとしてゐる  中に取入れられてゐる  水準に達してゐる  自分自身にもつてゐる  蓄積してゐる  俳優自身についてゐる  脚本によつかかつてゐる  力に引きずられてゐる  指図で動いてゐる  時代に来てゐる  解釈で進まうとしてゐる  主張を持つてゐる  萎縮してゐる  領域と考へられてゐる  僕は目指してゐる  今日まで来てゐる  みんな眠らせてゐる  ら身につけてゐる  行水をつかはせてゐる  マアテルランクもとくに読まれてゐる  傑れてゐる  反感を抱いてゐる  われわれは残して来てゐる  心理的韻律を造り出してゐる  どこだらうと聞いてゐる  行商に歩いてゐる  年寄りでもゐる  シベリアにゐる  歌を聴いてゐる  から取り残されてゐる  感興もなく流れてゐる  手続きが遅れてゐる  茶をふうふう吹きながら飲んでゐる  買つたりして待つてゐる  のかとがつかりしてゐる  人々がひしめきあつてゐる  風にあへいでゐる  買つて貰つて、しやぶりながら歩いてゐる  鶴石とゐる  軒をつらねてゐる  硝子行灯の出てゐる  人いきれと立つてゐる  四囲に激しく鳴つてゐる  づつ昏くなりかけてゐる  靴下をぬいでゐる  気持ちにうとうとしてゐる  神に平伏してゐる  知らない人がゐる  ベッドを片づけてゐる  火が弾ぜてゐる  ゆっくりあるいてゐる  木を見上げて立ってゐる  横わきを掻いてゐる  欠伸でもしてゐる  近くではもちろん笑ってゐる  ピクピク動いてゐる  畑を有ってゐる  であるいてゐる  間を歩いてゐる  いつまでもいつまでもそこに立ってゐる  風を防いでゐる  教授になってゐる  みんなも遊んでゐる  いつでもはあはあ笑ってゐる  農園を有ったりしてゐる  みんな内側から鍵が下りてゐる  風をしてゐる  迎へ送つてゐる  事が起つてゐる  勵まされてゐる  業績をすでに残してゐる  健やかに伸び育つてゐる  姿勢を取つてゐる  手がかりを与へてゐる  これにかけてゐる  配下にゐる  罪人にも許されてゐる  顏から目を離さずにゐる  内で繰り返してゐる  所に、落ち着いてゐる  事をいたしてゐる  使はずに持つてゐる  物にして持つてゐる  四人生ませてゐる  老母が生きてゐる  位にしてゐる  人手に渡して暮してゐる  貯蓄と見て喜んでゐる  不幸とも感ぜずに過してゐる  儘死んでゐる  條理が立つてゐる  殆ど條理が立ち過ぎてゐる  其苦を見てゐる  楽みも大方含まれてゐる  戯曲に書かれてゐる  未に苦しみ続けてゐる  展開させようとしてゐる  つてみてゐる  十分熟しきつてゐる  云為してゐる  作風を望んでゐる  事を諦めようとしてゐる  芸術に抱いてゐる  違ひないと信じてゐる  人生を弄んでゐる  きり憶えてゐる  つてますます智的に傾いてゐる  批判力とを持つてゐる  心理を切り分けてでもゐる  余に欠け過ぎてゐる  直接人生に触れてゐる  取材化してはゐる  智識内容から得られてゐる  表現し得てゐる  繊巧その宜しきを得てゐる  柔みの感じを欠いてゐる  如何に働いてゐる  持してゐる  性向を持つてゐる  所に落ち著いてゐる  自分はひどく疲れてゐる  近くのぞき込んでゐる  ぐつしよりと湯気を立ててゐる  本気に信じてゐる  パスしてゐる  癈人としてぶらぶらしてゐる  友だちのつとめてゐる  かつ子に惚れてゐる  彼女の働いてゐる  食つたりしてゐる  結婚したいと考へてゐる  人気を得てゐる  通ひつめてゐる  男たちに騒がれてうまく捌いてゐる  眼にしてゐる  彼女は惹かれてゐる  秋波を送つてゐる  あいつはきつとゐる  てゐたりしてゐる  死と結びついてゐる  互ひに生きてゐる  光線に、生きてゐる  転向出所後ぶらぶらしてゐる  京都を去つてゐる  倚つてはゐる  涙をためてゐる  かつ子を待つてゐる  つて寝たが、疲れてゐる  困窮してゐる  のか、沈んでゐる  岸田は来てゐる  盛んに咳いてゐる  突込んで立つてゐる  医局にゐる  給料を持つてゐる  燈りを入れてやかましく喚いてゐる  翁草に出てゐる  苦むのを見てゐる  苦ませて置けと命じてゐる  爵禄を貪つてゐる  埓を、働いてゐる  横行濶歩してゐる  充満されてゐる  事件で来てゐる  父が来てゐる  考えを持つてゐる  旦那様にさう申し上げてゐる  肩書が付いてゐる  それは任せます、もとより任せてゐる  君どうかしてゐる  井戸を見守つてゐる  井戸から離れてゐる  うたたねをしてゐる  自分の見てゐる  ものと思うてゐる  上に付いてゐる  年中行事を考へてゐる  天皇と書いてゐる  事と信じてゐる  ものと観てゐる  日本に欠けてゐる  要求を示さずにゐる  勢ひで作り出されてゐる  それを続けてゐる  ウツトリしてゐる  海水帽を抱いてゐる  縫取つてゐる  物を眺めてゐる  台所口に訪ねて来てゐる  クスクス笑ひ出してゐる  働きに来てゐる  会話に馴れてゐる  声を出してはいけないと命じられてゐる  タラタラ流れてゐる  チヨツト油断をしてゐる  ベラベラやり出してゐる  眼をオドオドさせてゐる  弁解してゐる  ブラブラしてゐる  汗を拭いてゐる  喋つて呉れてゐる  コテコテくつついてゐる  シンから好いてくれてゐる  マヂマヂ見守つてゐる  ホロリズムは利いてゐる  全部満足にそろつてゐる  美緒が噛んでゐる  行つてほうり込んでゐる  食ひつぶしてゐる  から俺あ描いてゐる  本気で描いてゐる  あなたは殺さうとしてゐる  払はせてゐる  つて噛みながら涙ぐんでゐる  表情動作を持つてゐる  挨拶を交してゐる  スパスパとふかしてゐる  所に住んでゐる  微笑を浮べて黙つてゐる  言ひ暮してゐる  茶椀を取つて暫く持つてゐる  返事に困つてゐる  ゴトゴト何かしてゐる  喋つたりしてゐる  言ふとニヤニヤニヤニヤしてゐる  昂奮してゐる  妻のブルブル動いてゐる  一つ立つてゐる  混乱して、考へてゐる  マヂマヂ見詰めてゐる  小母さんが仲良くしてゐる  必要以上に見下げてゐる  払つて呉れてゐる  様に黙つて、噛んでゐる  真夏も過ぎて、さびれ切つてゐる  波打際に開いてゐる  ためつすがめつ眺めてゐる  徳としてゐる  君はひがんでゐる  シンから心配してゐる  所から来てゐる  気狂ひじみてゐる  息もつけないでゐる  づしに返してゐる  死ぬ苦しみをしてゐる  復讐をされてゐる  金を借りてゐる  チヤンと渡して呉れてゐる  から大事にして呉れてゐる  つて内職を捜してゐる  大袈裟に考へ過ぎてゐる  実力を認めてゐる  現在水谷さんの占めてゐる  支持者を沢山持つてゐる  僕は見てゐる  苦しみをなめてゐる  世界に入り込んで来てゐる  問題を持つてゐる  僕も考へてゐる  混つた気でゐる  ホントに怒つてゐる  スケツチ板をついで見たりしてゐる  五郎の借りてゐる  店を開けてゐればゐる  あんたに貸してゐる  五郎を見較べてゐる  一家族を見てゐる  所でゴタゴタしながら生きてゐる  ピクピク痙攣してゐる  ジツと聞いてゐる  てこらへてゐる  物入りを続けて来てゐる  蔭から時々覗いてゐる  今迄に馴れてゐる  上に開いてゐる  後始末をしてゐる  小母さんも疲れてゐる  一本手に持つてゐる  ゲツソリと青ざめてゐる  事には馴れてゐる  平静さを保つてゐる  私を睨んでゐる  行をしてゐる  顔はニコニコしてゐる  相手を睨んでゐる  相手を見詰めてゐる  往来してゐるかを見透さうとしてゐる  あなたオデコから汗を流してゐる  から心配してゐる  ぢ込んでゐる  いま何処にゐる  診察してゐる  思つて心がけてゐる  はたで話されてゐる  揃へたりしてゐる  自信も持つてゐる  変つた生き物がゐる  物をしてゐる  中を見詰めてゐる  ジツと覗いてゐる  づさないで立つてゐる  ガツシリしてゐる  紅潮させてゐる  刃が附いてゐる  赤井を見てゐる  美緒が涙ぐんで見てゐる  沈黙に落ちてゐる  病人を控えてゐる  時代に生きてゐる  画なんか描いてゐる  信頼されてゐる  全然信頼してゐる  そこから一切が生れて来てゐる  風にして立つてゐる  一君の考へてゐる  以て見守つてゐる  伊佐子が持つてゐる  単純さを持つてゐる  畑さんやなんかが続けてくれてゐる  ズーツと続いてゐる  のは知らずにゐる  貧乏で困つてゐる  勉強しようかと苦しんでゐる  奴もゐる  活溌に働いてゐる  奴なんかがゐる  ものを目ざしてゐる  落着きに欠けてゐる  フロシキ包みを下げてゐる  伊佐子さんも見えてゐる  ジーツと見詰めてゐる  京子さんも見えてゐる  浜で泳いでゐる  やつぱり赤井を見てゐる  紅潮させて、イライラしてゐる  モヂモヂしてゐる  美緒を見詰めてゐる  辺一体に流れ漂うてゐる  事を望んでゐる  立ち上つてモヂモヂしてゐる  恋愛してゐる  人も沢山ゐる  何人かゐる  火を附けて燃してゐる  久我さんの持つてゐる  事を憶えてゐる  事など全く知らずにゐる  兄だけ泳いでゐる  方へ歩み出してゐる  浮標を見てゐる  沖を見てゐる  京子を見てゐる  眼で舐めまわしてゐる  今なにを考へてゐる  思つてゐるか憎んでゐる  一刻一刻に死んでゐる  何か死んでゐる  胸を見てゐる  好きですかと聞いてゐる  ジツと立つてゐる  水着が濡れてゐる  弟が来てゐる  チヨツト疲れてゐる  そこからまだ生きてゐる  親切にしてゐる  看病してゐる  それに依つて本当に苦しめられてゐる  人が実は持つてゐる  現在でも困つてゐる  全部採り尽して来てゐる  ベストを尽して来てゐる  事を命じてゐる  科学を信じてゐる  そりや、信じてゐる  科学を考へてゐる  大部入りこんでゐる  やつて儲けてゐる  ゴタクを並べてゐる  おだやかだけれど真に怒つてゐる  頭がこんぐらかつて、悪くしてゐる  良心だけは持つてゐる  二合びんを下げてゐる  それをじつと聞いてゐる  なんだ寝込んでゐる  失神して倒れてゐる  滑稽味を帯びてゐる  文字通り確信してゐる  自分流に聞き誤つてゐる  小母さんを見守つてゐる  自分の疲れてゐる  眼を蔽うてゐる  画を見てゐる  滑稽化してゐる  読み終つて黙つてゐる  タイコを叩いてゐる  いつまでもいつまでも見守つてゐる  顔を蔽うてゐる  気が附かずにゐる  ガタガタしてゐる  据ゑて空鑵ばかり見てゐる  油汗を拭いてゐる  五郎を見てゐる  ボンヤリ立つてゐる  小母さんは、まだ泣いてゐる  匂ひがこびりついてゐる  肉体を持つてゐる  発明したりしてゐる  中にも流れてゐる  雰囲気が立ちこめてゐる  ものはな、生きてゐる  今現に生きてゐる  なつて生きてゐる  現在あすこにゐる  話もなるべくしてくれるなと頼んでゐる  うなづきながら聞いてゐる  身に附いてゐる  さうに涙ぐんでゐる  組長してゐる  コツクリをしてゐる  少女二をこづいてゐる  シトシト降つてゐる  シヨボシヨボ降つてゐる  昏睡状態に陥ちてゐる  往つたり来たりしてゐる  戦争を吹きかけてゐる  小銃射撃を見てゐる  訓練してゐる  今度もきつと勝つにきまつてゐる  ほり二人づつの介添人がついてゐる  介添人が上げてゐる  内心軽蔑してゐる  任務を帯びてゐる  自信をもつてゐる  百発百中で、見てゐる  人々は唯驚き呆れてゐる  さにならんでゐる  現代普通に用ひられてゐる  さうに陸揚してゐる  決定的にしてゐる  そこから離れてゐる  僕の立つてゐる  雜草が生えてゐる  汽船が浮んでゐる  額縁からはみ出てゐる  ばかに大きく映つてゐる  やうに見とれてゐる  ぢつと動かずにゐる  汽船に見とれてゐる  やうに見つめられてゐる  顏をつき出してゐる  すり損つてばかりゐる  誰かがいたづらをしてゐる  スチームは働いてゐる  青春に溢れてゐる  読者がゐる  の大学校を持つてゐる  寂念モーローとしてゐる  溜飲を下げてゐる  下に置かれてゐる  犬がおあづけをしてゐる  味方もゐる  仏教史を受持つてゐる  酒飲んでゐる  上にのせてゐる  二時間も黙つてゐる  全然化石してゐる  七年間も坐り通してゐる  数時間づゝ喋り暮してゐる  あとをつけてゐる  サイレンを聞きなれてゐる  林立させてゐる  心は満されてゐる  心が満されてゐる  懸想してゐる  主人から委されてゐる  加へた人間がゐる  業を煮やしてゐる  戯画が描かれてゐる  訓練ができてゐる  平和を愛してゐる  弱点がひそんでゐる  弱点をもつてゐる  眼につくほどゐる  外観を呈してゐる  国民の道徳に向けられてゐる  時代よりも勝れてゐる  せんとしてゐる  認識が欠けてゐる  本心を信じてゐる  中心を形づくつてゐる  役目は演じてゐる  半面もひそんではゐる  頭をさげるなどはどうかしてゐる  しかし、よく見てゐる  表情にも絶えず示されてゐる  外国人が気がついてゐる  あの手この手を考へてゐる  人物は探せばきつとゐる  事を運ばうと考へてゐる  上にいつも載つてゐる  大尽風を吹かせてゐる  生活を繰返してゐる  準備でもしてゐる  綽名を持つてゐる  健康体に戻つてゐる  部屋を見守つてゐる  常々余程愛してゐる  歌などうたつてゐる  かしく吊りあげてゐる  外出してゐる  ポーズで描いてゐる  口もとに運んでゐる  コーチをしてゐる  姿見にも映つてゐる  そこに動いてゐる  小さな叡智が働いてゐる  球をつけてゐる  匐ひ隠れてゐる  応用してゐる  僕は、落ついてゐる  此方を見送つてゐる  合ふてゐる  自家にゐる  旅を続けてゐる  愛想を尽かしてゐる  私が這入つてゐる  横ばかり向いてゐる  湯につかつてゐる  出張つて話込んでゐる  方ばかりを視詰めてゐる  私がうとうとしてゐる  択り急いでゐる  怺へかねてゐる  益益いたむが、坐り込んでさうしてゐる  庭をながめてゐる  父と思はれてゐる  地上に営まれてゐる  恋を知らず摸しゐる  女弟子がゐる  盛り場をぶらついてゐる  ことにも気がついてゐる  域を脱してもゐる  危惧を懐いてゐる  精神をゆすぶつてゐる  統制されてゐる  あるかないかをまだ知らずにゐる  舞台化を試みてはゐる  範囲に限られてゐる  嘲笑を投げてゐる  通俗劇を数多くでつち上げてゐる  目されてゐる  暗雲に閉されてゐる  樹立を心がけてゐる  富士をさへ描いてゐる  フジヤマを、あらかじめ憧れてゐる  裾を持つてゐる  全身に浴びてゐる  一つにかぞへられてゐる  三軒ならんで立つてゐる  脱俗してゐる  ここに来てゐる  沿つて清水が流れてゐる  どんどん流れてゐる  まじめに信じてゐる  愁嘆してゐる  狐に化かされてゐる  燐が燃えてゐる  落葉を掃きあつめてゐる  姿で立つてゐる  幽かに生きてゐる  絵葉書を、おとなしく選んでゐる  富士を眺めてゐる  らを見下ろしてゐる  草花をつんでゐる  肩が凝つてゐる  繰り返し歌つてみたりしてゐる  下で待つてゐる  人の見てゐる  苦勞をしてゐる  正確を念じていつも苦しく生きてゐる  物を書いてゐる  僕の死んでゐる  我所有としてゐる  自然だと認めてゐる  前から極められてゐる  僕は惚れてゐる  看病をしてゐる  ぴつしり並んでゐる  墓の倒れてゐる  木、倒れてゐる  手を握らせて微笑んでゐる  僕がしてゐる  介まつてゐる  その男のさうして立つてゐる  うるささうに默りながら、取りまいてゐる  手紙を渡さうとしてゐる  風機に吹かれてゐる  顏をしかめてゐる  ヴエランダに立つてゐる  疾走してゐる  ぢつと動かないでゐる  頁を開いてゐる  頭蓋骨を持つてゐる  轉がしてゐる  彼女の愛してゐる  やうに汚れてゐる  眼を避けてゐる  ばかに悄げてゐる  僕が苦しんでゐる  僕を苦しませてゐる  僕の沈んでゐる  脣はふるへてゐる  彼を苦しめてゐる  はりを取りまいてゐる  若い女が歩いてゐる  彼を悲しませてゐる  槇について話さうとしてゐる  當に愛してゐる  僕の探してゐる  オオケストラ・ボツクスによりかかつてゐる  方ばかりを見てゐる  手を見つめてゐる  まり強く見つめてゐる  急にふるへてゐる  カフエ・シヤノアルに行き出してゐる  ナイフを動かしてゐる  僕に愛されてゐる  彼女から愛されてゐる  氣輕さをもつて待つてゐる  のを恐れてゐる  彼女は注意深くしてゐる  それを恐れてゐる  彼女と共にゐる  上に動いてゐる  何處か似てゐる  ちやにしてゐる  腕時計をしてゐる  いふ事に慣れてゐる  頃どうしてゐる  鬱積してゐる  全てを除いて似てゐる  手をしてゐる  自分自身を恐れてゐる  白粉でよごれてゐる  序歌としてゐる  悉してゐる  加へさせて来てゐる  疑問が残されてゐる  反感を含んでゐる  流動言語として動いてゐる  考への、含まれてゐる  気分的に融けこんでゐる  前提として置かれてゐる  草が生えようとしてゐる  相違を思はせてゐる  形式分化から差異を生じたとは考へられないと見てゐる  風に説いてゐる  十分出してゐる  呪服せられてゐる  記載例としては遅れてゐる  ものを負うてゐる  此低意識が潜んでゐる  殊にもてはやされてゐる  謂つた解釈をしてゐる  痕跡を止めてゐる  過程を示してゐる  上につくべきを示してゐる  省略してゐる  用語例と考へてゐる  多く持つてゐる  風に続いてゐる  情人と分かれてゐる  開き掛かつてゐる  珊瑚色をしてゐる  争つて粒を啄んでゐる  銜へて咬んでゐる  催をしてゐる  年が積もつてゐる  世間で認めてゐる  女房妹を持つてゐる  主人を怖れてゐる  経験するに極まつてゐる  別荘にゐる  葡萄が鎖してゐる  瑣西に傾いてゐる  横断してゐる  香気を嗅いでゐる  念を禁じ得ずして立つてゐる  上を曳いてゐる  丈夫でしつかりしてゐる  美を解してゐる  握りに附いてゐる  手で握つてゐる  黄金がきら附いてゐる  痕が現れてゐる  真似をしようとしてゐる  控目にしてゐる  度を過ぎてゐる  通りに感じてゐる  此座敷にゐる  葡萄酒を随分飲んでゐる  つて皮をむいてゐる  鏡から反射してゐる  のを妨げてゐる  意表に出てゐる  自分の好いてゐる  使役してゐる  御身をも憎んでゐる  微笑を含んで飲み干してゐる  頭上に垂れ懸かつてゐる  緒を絶たうと企ててゐる  任務にしてゐる  只生きてゐる  己を取り巻いてゐる  中心点に立つてゐる  寄与してゐる  己の現にゐる  市を貫いて流てゐる  ヱネチアに似てゐる  つて坐して、勝つたり負けたりしてゐる  天が晴れ渡つてゐる  君の住んでゐる  リワ・スキアヲニに立つてゐる  やうに、立つてゐる  バルビさんが立つてゐる  鴎が飛んでゐる  穀物を投げて遣つてゐる  手の平に載せてゐる  斑を持つてゐる  一ぱいにさし込んでゐる  波にゆらいでゐる  間此人のゐる  独りで占めてゐる  表情に富んでゐる  時代が過ぎ去らうとしてゐる  親友で、愛したり愛せられたりしてゐる  ものに極まつてゐる  幸福に暮らしてゐる  隠蔽せられてゐる  仇敵として指さしてゐる  レオネルロはどうしてゐる  洗はれて窪んでゐる  やうにさせてゐる  猿轡を嵌められてゐる  頂をゆすつてゐる  真ん中にゐる  幹に縛り附けられてゐる  駆逐してゐる  鮮やかに貫いてゐる  楽しいものにしてゐる  諷刺的に描かれてゐる  胸中に秘められてゐる  趣が見えてゐる  一篇として現れてゐる  題名が起つてゐる  半してゐる  四部に立ててゐる  率ね寫し出されてゐる  佛教思想を取り込んでゐる  現行されてゐる  三千雄を好いてゐる  鼻にかけてゐる見たいに、済ましこんでゐる  恐縮ばかりしてゐる  金は相当持つてゐる  ことにはなつてゐる  あきらめを持つてゐる  下から噴きあげてゐる  心もなく、何となしに待つてゐる  やうな思ひを抱いてゐる  此処に立つてゐる  愛読者と述べてゐる  つて涙を滾してゐる  機制は数千年来働いてゐる  密封してゐる  勉強もしてゐる  立向はうとしてゐる  意気をみせてゐる  今日はと延ばしてゐる  風をなしてゐる  意味で、色めきたつてゐる  首についてゐる  家に召し仕はれてゐる  今日に到つてゐる  面でのみ優れてゐる  方向を失はうとしてゐる  多数は考へてゐる  孤立させてゐる  感覚を焦ら立たせてゐる  現代に生きてゐる  インチキ性を帯びてゐる  接吻もできないから、なんにもせずにゐる  自分たちの生きてゐる  誰にでもわかつてゐる  注意書が出てゐる  作つて順番を待つてゐる  男が、ぼそぼそと話しかけてゐる  順番を待つてゐる  行はれようとしてゐる  武器をもつてゐる  其処ら一面に澱んでゐる  上つて揺らめいてゐる  光を舐めてゐる  日向に項垂れてゐる  遥かに続いてゐる  部屋に漂うてゐる  ヂッとしてゐる  視線を注いでゐる  塵と化してゐる  工夫を凝らしてゐる  裾に縋りついてゐる  一人遠く離れて置き棄てられてゐる  矢張り一面に零してゐる  垣根を大きく跨いでゐる  劇しく鳴らし騒いでゐる  単調に続いてゐる  色を見てゐる  運らし兼ねてゐる  起伏を隠してゐる  ボンヤリ歩いてゐる  何んだか泣いてでもゐる  息を吐いてみたい、生きてゐる  心配しながら歩いてゐる  さのみの張り詰めてゐる  街を漂うてゐる  径を辿つてゐる  今もありありと覚えてゐる  彼等が怒鳴つてゐる  石にも息づいてゐる  ハミ出してゐる  あたりに刻まれてゐる  死ぬことばつかし考へてゐる  歎きを鏤め込めてゐる  光沢なく滲み出てゐる  老母が有るか無きかに凭れてゐる  グッタリ黙りこくつてゐる  弄つたりしてゐる  智力を閃かしてゐる  新聞なんか読んでゐる  目が薄く白く覗いてゐる  ボタンをはめてゐる  ガンガン喚いてゐる  呪詛とのみ聞いてゐる  莫迦にされてゐる  冷笑を浮べてゐる  打擲してゐる  ウォンウォンと鈍く喚いたりしてゐる  泣き工合をきいてゐる  飄々と吹き荒れてゐる  駄夫もゐる  ぞんざいですれてゐる  次郎の遊んでゐる  あたりへ垂れてゐる  ソックリどうも、良く似てゐる  一緒に怒鳴つてゐる  矢張り幽かにきこえてゐる  毎日気を揉んでゐる  やうに思ひ込んでゐる  顔に出さうとしてゐる  ぶん感謝してゐる  どん底暮しをしてゐる  遥かに遠く息づいてゐる  航海に似てゐる  水音を響かせてゐる  ほんとうに森閑としてゐる  高らかに呼んでゐる  やうに揺らめいてゐる  記憶に残してゐる  遠慮がちに控えてゐる  頭から、まだ脱ぎ忘れてゐる  行つて、少しばかり開いてゐる  身体であるが、痩せてゐる  六畳に坐つてゐる  映写技手を勤めてゐる  小枝を鳴らしてゐる  無駄書をしてゐる  ヒッソリとしてゐる  身をゆだねてゐる  今度は頷いてゐる  目の下に鈍く耀いてゐる  目は肥えてゐる  顫えが来てゐる  涙にまかせてゐる  ウトウトとしてゐる  女は、まだ低く泣いてゐる  物音が蠢いてゐる  位置はかなり離れてゐる  乍ら漂ふてゐる  笑顔をつくらうとしてゐる  気持で眺めてゐる  仕度は出来てゐる  グッタリ瞑目してゐる  運らしてゐる  光を燻し返してゐる  げに蠢いてゐる  うにニヤついたりしてゐる  さうに駄夫を眺め下してゐる  背中には降りそそいでゐる  雑沓を挟んでゐる  人波をやり過してゐる  喇叭を吹きわけてゐる  物音がしてゐる  変りやうをしてゐる  相談されてゐる  附纏ふてゐる  探索を持て余してゐる  足元に寝んでゐる  嘆きのみを聞いてゐる  安らかに泣いてゐる  竹藪も亦騒いでゐる  半ば睡つてゐる  場所に騒いでゐる  ざわめきが聞えてゐる  膝もとに寝んでゐる  隣家も続いてゐる  埃がつもつてゐる  何となく浮腫んでゐる  目を覚してゐる  心持を隠しきれずにゐる  言つたりしてゐる  皮肉を浴せてゐる  目を開いてゐる  唄が続いてゐる  思索してゐる  与里の勤めてゐる  すつかり見通され、ふなや、はやが、泳いでゐる  あやしい物がゐる  人たちから、うやまはれてゐる  しらがのごいんきよと呼ばれてゐる  みんな、困つてゐる  物がゐる  ちよろちよろ流れ出してゐる  何がゐる  木の並んでゐる  水がわき出てゐる  魚の泳いでゐる  うずくまつてゐる  上で、かふらをほしてゐる  池にすんでゐる  池にゐる  水は、わき出してゐる  氷がはりつめてゐる  池に、いたづらをしてゐる  ぢしてくれてゐる  亀の子を、しきりに集めてゐる  静かにしてようく聞いてゐる  天に冲して溢れ出てゐる  町より進んでゐる  三分の一だけ遅れてゐる  のが目立つて老けてゐる  懷中に入れてゐる  一番膨れてゐる  生命を打ち込んでゐる  それを取り卷いてゐる  舌を吐いてゐる  カーテンの食み出してゐる  づニコリとしてゐる  底が焦げ附いてゐる  歩きなぞをしてゐる  犢の臥してゐる  一つ載つてゐる  のを運ばしてゐる  簾を掲げてゐる  暫らく見詰めてゐる  蛇が、のたくつてゐる  結びかけてゐる  移り香を留めてゐる  何事かを囁やいでゐる  樂みにしてゐる  戸を叩いてゐる  一段高く載つかつてゐる  天狗さんがゐる  天狗がゐる  天狗のゐる  綽名されてゐる  二十代から頭髮の禿げてゐる  皆なが喜んでゐる  眼で睨んでゐる  胸高に結んでゐる  弔文を讀んでゐる  どこまで、つづいてゐる  人があるいてゐる  けんめいに、はたらいてゐる  工場にゐる  なんぎして、あるいてゐる  びやうきにかかつて、困つてゐる  おれの困つてゐる  やうをしてゐる  炭をついでゐる  ことをちやんと心得てゐる  頤を撫でてゐる  下で見てゐる  花が垂れ下ってゐる  みんなそれぞれ変ってゐる  あとを見せてゐる  心になり切つてゐる  必要を感じてはゐる  事で尽きてゐる  文章で書かれてゐる  話を読んでゐる  必要を説いてゐる  事は信じてゐる  言文一致は適してゐる  主張されてゐる  抱負らしく見せてゐる  質を異にしてゐる  言文一致体にはなつてゐる  文章を軽々と論じてゐる  自分で称してゐる  つたと覚えてゐる  どれほど認められ感じられてゐる  身に帯びてゐる  世に出てゐる  印象を与へてゐる  言ひ表しが含まれてゐる  真実を持つてゐる  体で書かれてゐる  一年遅れてゐる  それを読まずにゐる  作品が見せてゐる  づさう見当をつけてゐる  領域に属してゐる  侮辱を受けてゐる  尋常であつたし、着てゐる  その男の坐つてゐる  流れを眺めてゐる  さらさら流れてゐる  ビイルを舐めてゐる  左腕にかかへて持つて歩いてゐる  來て遊んでゐる  ふたりで遊び歩いてゐる  相互作用がたえずはたらいてゐる  理由を呟いてゐる  なほも低く呟きつづけてゐる  張つて生きてゐる  ぱいに生きてゐる  災難とを待つてゐる  コクトオはまだ生きてゐる  交響曲を考へてゐる  そのままに聞いてゐる  馬場は怒つてゐる  ペリカンをかいてゐる  言つて言ひ馴れてゐる  さらさら言ひ流してゐる  音樂について論じてゐる  あいつに泣かされてゐる  藝にしてゐる  僕は疲れてゐる  ぐもうこつちをポンチにしてゐる  氣さへしてゐる  ことについて考へてゐる  復讐心を持つてゐる  君に惚れてゐる  僕は泣いてゐる  私は疲れてゐる  ぶつぶつ低く呟いてゐる  随喜して読んでゐる  これを見てゐる  自由を縛られてゐる  雨がひどく降つてゐる  区別されてゐる  意識するに止まつてゐる  うに輝いてゐる  チヤイコウスキーを有してゐる  月見草が咲いてゐる  はつきり醒めてゐる  一息吐いてゐる  バスを待つてゐる  おなかでも空いてゐる  云つてごまかさうとしてゐる  売買してゐる  遊泳してゐる  湯まゐる  椎の実まゐる  袖まゐる  たび衣もてまゐる  呆気にとられて黙つてゐる  結婚ができないで苦しんでゐる  小犬をもつてゐる  ローズも来てゐる  私が抱いてゐる  臭ひがついてゐる  適用せられてゐる  からざる必然に面してゐる  犠牲としてゐる  結婚を待ち望んでゐる  遙かにすぐれてゐる  なほ有益であると考へられてゐる  必用としてゐる  急進的思想を抱いてゐる  つて行なはれてゐる  ことを頻りに求めてゐる  ユウモアを欠いてゐる  独立もしてゐる  事実を見逃してゐる  足跡が印せられてゐる  自負心を有してゐる  属性と考へられてゐる  心とに美しく生きてゐる  理想的美人を描き出さんと企ててゐる  体現せられてゐる  彼女を愛してゐる  私は気づかつてゐる  虚勢を張らんとしてゐる  生活を営まふと努めてゐる  交渉をさけてゐる  生き方をしてゐる  上に現はれると信じてゐる  確かに現はれてゐる  芽まれてゐる  自分達にこびりついてゐる  上品ぶつたりしてゐる  論文が訳されてゐる  ことを持つてゐる  どん底までは行き得ないでゐる  見出し得ないでゐる  所まで行き得ないでゐる  現代を見てゐる  一通持つてゐる  封の切れてゐる  恋文を読まされてゐる  それを読んでゐる  やうに悦んでゐる  方が洒落れてゐる  てゐたといはれてゐる  酒を売つてゐる  名乗つた男がゐる  金をつぎこんでゐる  ことに凝りだしてゐる  本が、いつも積まれてゐる  かば気質的に、さう思ひこんでゐる  少女あつかひにしてゐる  生活費をせしめてゐる  憎しみがこめられてゐる  声が絡みついてゐる  香水に似てゐる  僕はすこしムキになりすぎてゐる  から外れてゐる  すべてが赦されてゐる  絵を覚えてゐる  夢が託されてゐる  信子に誘はれてゐる  女の子が指してゐる  魂をだきしめてゐる  顔に映つてゐる  翳はいくらか揺れてゐる  信子に甘えてゐる  気持が根こそぎ失はれてゐる  結晶してゐる  永遠に失はれてゐる  信ちやんは生れながらに即してゐる  僕をみたしてゐる  自分もみたされてゐる  信子を眺めてゐる  意地悪をしてゐる  オマーヂュと信じてゐる  意表にでられてゐる  心底からハシャイでゐる  位置をしめてゐる  信子の倒れてゐる  今も尚、投げだされてゐる  谷村は隠されてゐる  転地してゐる  快方に向いてゐる  探索に努めてゐる  イニ進展してゐる  何う駆けてゐる  顔つきでぬつと立つてゐる  脚絆を巻いてゐる  十五分進んでゐる  今度は合ってゐる  場長は帰ってゐる  瀬戸でできてゐる  十五分おくれてゐる  爲逗子にゐる  伸びが終らうとしてゐる  冬が終らうとしてゐる  話だけをしてゐる  力を分けて各々保つてゐる  先を動かしてゐる  ことだけをしきりに考へてゐる  疑念をさしはさむでゐる  ヒックリ返つてゐる  莫迦気てゐる  善意に取つてゐる  男にも、とうに弄ばれてゐる  腹の中で呟いてゐる  スースーと浮いたり沈むだりしてゐる  テーブルを拭いてゐる  彼をなだめよう、としてゐる  此方と離れてゐる  若い親族を死なしめたりしてゐる  男だと信じてゐる  越後三条に進まれてゐる  山田市岩淵町に住んでゐる  燒いてゐる  重きをなさうとしてゐる  詫言を繰り返してゐる  書に見えてゐる  コンプリマンを取り次いでゐる  沙汰ばかりしてゐる  拾ひ集められてゐる  記憶として遺つてゐる  略符合してゐる  彼海録に見えてゐる  母五百に聞いてゐる  意義を有してゐる  ことを怠つてゐる  盛に降つてゐる  飾を選んでゐる  應接してゐる  つて門に立つてゐる  背中の子を賺してゐる  墓にまゐる  夫が生きてゐる  稍離れ過ぎてゐる  さんまで續いてゐる  符合してゐる  つた時に共に立つてゐる  海録に見えてゐる  同書に見えてゐる  それを借りて住んでゐる  此時より始まつてゐる  殊にしてゐる  遠江國濱名郡舞坂から出てゐる  十一代目五郎作としてゐる  連繋してゐる  條に出てゐる  連署してゐる  此文に見えてゐる  人々のみを載せてゐる  淨本としてゐる  獨別本にのみ見えてゐる  皆別本にのみ出てゐる  本に見えてゐる  此二箇所に見えてゐる  文字を讀んでゐる  菩提所としてゐる  道聽塗説に見えてゐる  新に築かれてゐる  南に面して立つてゐる  約束をしてゐる  戲作者小傳に載せてゐる  列してゐる  闕いてゐる  耳に熟してゐる  まり淡々としてゐる  マンネリズムに陥つてゐる  堕落を助けてゐる  演劇史が屡々繰り返してゐる  要求を満たしてゐる  ものが出てゐる  それを知らずにゐる  千遍一律の如く説いてゐる  つて晴らしてゐる  植ゑつけられてゐる  俳優的素質に恵まれてゐる  二三人はゐる  俳優の悉くがゐる  気がきいてゐる  対象がハッキリしてゐる  他人がゐる  心持をもつてゐる  ものに考へてゐる  戦場にゐる  記述せられてゐる  日柳燕石が死んでゐる  次られてゐる  聴されてゐる  著かせられてゐる  曙覧がかうして臥してゐる  十分調子に出てゐる  表現不足に陥つてゐる  身そこに惑うてゐる  実感が逸れてゐる  一首に充ちてゐる  感情の出てゐる  人ども、あつまりゐる  気魄が現れてゐる  飄逸味が出過ぎてゐる  歌がらを低くしてゐる  其所にも顕れてゐる  時代も出てゐる  将軍をさしてゐる  見聞きして来てゐる  意趣を示してゐる  口つきが現れてゐる  風情を見せてゐる  俗臭を脱してはゐる  づ果てるだらう、と悲しんでゐる  時と言うてはゐる  露骨に出てゐる  今少し勝れてゐる  其が離れ過ぎてゐる  此点が余程与つてゐる  散文質を実に多く含んでゐる  点が優れてゐる  考へを示してゐる  代作してゐる  其親しみが著しく見えてゐる  特殊性を持たせてゐる  ことにのみ営々としてゐる  相手神の国人に言うてゐる  誇りを示してゐる  誂へてゐる  ことを、叫んでゐる  文化の進んでゐる  絵様に見なしてゐる  声調にうかれてゐる  一面が、強く現れてはゐる  事などは考へられてゐる  書風を改めてゐる  上に出て来てゐる  ものが出て来てゐる  あたりに到つてゐる  謂つた豹変をしてゐる  関係を思うてゐる  疎かにしてゐる  認容させようとしてゐる  拘束せられてゐる  嫌ひを振ひ落してゐる  気分を持つて来てゐる  固定を示してゐる  条件の整うて出来てゐる  形が出てゐる  心が現れてゐる  江戸に遊んでゐる  譲つて出てゐる  事かとしてゐる  数字をあげてゐる  ものだとしてゐる  運動であるとしてゐる  交りをしてゐる  態度を表してゐる  平田篤胤が死んでゐる  福井には戻つてゐる  宣長を崇めてゐる  閑却せられてゐる  態度を採つてゐる  風格に包まれて現れてゐる  其自身が持つてゐる  瀰漫してゐる  万葉正調としてゐる  万葉ぶりを感じてゐる  悲傷してゐる  包蔵してゐる  内容において優れてゐる  度に達してゐる  歌としては、少し行き過ぎてゐる  緊密を欠いてゐる  飛騨に跨つてゐる  小伝が附いてゐる  誤算してゐる  関係を、軽く見てゐる  六つ違ひで生れてゐる  ことが伝へられてゐる  時に生れてゐる  常套式に見てゐる  のだと解せられてゐる  長女健も生れてゐる  終世寄食してゐる  夢を思うてゐる  作つて祝うてゐる  助力とを得てゐる  ものを多く集めてゐる  取材してゐる  感激の逸れてゐる  妥当性が出てゐる  蓋を開けたり閉めたり、パチパチいはせてゐる  古今東西に溢れてゐる  於いてやや似てゐる  云ふことだけ聞くと、あんまり堂々としすぎてゐる  包をかかへてゐる  今してゐる  ところに立ってゐる  女帯を織つてゐる  鑑賞に長じてゐる  頭を揉んでゐる  思つて見縊つてゐる  磧で遊んでゐる  扶いて歩いてゐる  なつて喘いでゐる  中に運んでゐる  暫らく耳傾けてゐる  十分感じてゐる  種を引出さうとあせつてゐる  さうに主人に話し込んでゐる  愛染は感じてゐる  渦を卷いてゐる  つて首垂れてゐる  憂念愁怖の思ひに沈んでゐる  いま私のゐる  そつくりそのまま殘してゐる  千ヶ瀧にゐる  人達に愛せられてゐる  非常に興味深く讀み出してゐる  湛へた手記を讀んでゐる  猫背をしながらぶらついてゐる  無理に止めさせたりしてゐる  毒を入れてゐる  お側にゐる  鶉のゐる  轉倒してゐる  氣持で書いてゐる  豊年らしく垂れてゐる  食物店をひらいてゐる  ぞろぞろ流れてゐる  帶を締めてゐる  氣取つた脊廣を着てゐる  ハンドバツグをさげてゐる  ことなど考へてゐる  アパート住ひをしてゐる  獨りで住みついてゐる  同等にみとめられてゐる  うじやとゐる  何だか暗くてじめじめしてゐる  感違ひしてゐる  何となく働きづかれがしてゐる  もんは長く勤めてゐる  なかできいてゐる  煉瓦で建つてゐる  店をひろげてゐる  ぱらつて歩いてゐる  別れかたをしてゐる  蘇州にゐる  人の困つてゐる  部屋がなくて困つてゐる  何時までも捨てきれないでゐる  もん子さんを愛してゐる  病氣にとりつかれてゐる  女房を追ひかけてゐる  百姓仕事をしてゐる  行つて、どんなに暮してゐる  そうにしてゐる  身仕度をしてゐる  手ぎはよく髮を束ねてゐる  教育をうけてゐる  波が動いてゐる  傷のついてゐる  三分の一を占めてゐる  はりきつてゐる  やうにうろうろしてゐる  息切れがしてゐる  男に苦しめられて生きてゐる  工藤はよつぽど、どうかしてゐる  いくらもんには甘えてゐる  下でよろよろしてゐる  身に沁みて感じてゐる  淵に沈んでゐる  計画も出来てゐる  処から、出てゐる  三谷二渡らすとさへ云うてゐる  飜訳しようとしてゐる  面影を見せてゐる  一例を見せてゐる  今から見えてゐる  奉祀すると考へてゐる  転義をすらも忘れ去らうとしてゐる  保存せられてゐる  間にくり返されてゐる  仲間入りしてゐる  踊り月と称してゐる  受け持ちが、違うてゐる  習合せられてゐる  発生を持つてゐる  解放と考へてゐる  基礎を持つてゐる  明らかにしたいと考へてゐる  ぎぼだしがそこにもこゝにも盛りになって生えてゐる  中へ投げ込んでゐる  道行きなんぞ着てゐる  言葉を覚えてゐる  退屈を感じてゐる  苦悩に富んでゐる  ぢろぎを忘れて眺めてゐる  観察が立つてゐる  性格が出てゐる  今建てかけてゐる  ものを持ちたいと考へてゐる  感銘を受けてゐる  健康を害してゐる  二つの傑作を書いてゐる  奉職してゐる  風に楽しんでゐる  教へてもらひたいと、切に待つてゐる  登山列車へでも乗つてゐる  ちよいちよい嘗めてゐる  中から空を見てゐる  からつて、離れてゐる  燗徳利に入れてゐる  平凡に暮してゐる  貴女を持つてゐる  青空はるかに棚引いてゐる  水の上にのばせてゐる  やうな思ひにうとうととしてゐる  のを待ち伏せてゐる  姿を没してゐる  窓を閉めてゐる  扱ひにしてゐる  母印を捺してゐる  休み茶屋を営んでゐる  手伝ひに来てゐる  揮つて虚空をきつてゐる  秘れてもくろんでゐる  出立を急いでゐる  舌を巻いてゐる  別れを惜しんでゐる  くつきりと映つてゐる  胸先まで伸びてゐる  手は空いてゐる  くまばらに散つてゐる  しろから眺めてゐる  梢から洩れ落ちてゐる  ぱり興奮してゐる  店に時々ならんでゐる  商はれてゐる  沐浴をしてゐる  もの思ひに耽つてゐる  揺曳してゐる  先生を呼んでゐる  繁昌を呈してゐる  静に翔けてゐる  一寸出してゐる  方がよく知ってゐる  一寸顔を出してゐる  ちゃんと知ってゐる  位知ってゐる  サッサッと歩いてゐる  学校に行ってゐる  婦人欄を見てゐる  私の問題にしてゐる  ものがいつもズルズルに延びてゐる  植民地あたりでも果してゐる  日本人には欠けてゐる  欧米人に与へてゐる  ところで止まつてゐる  民衆から離れてゐる  目についても、苦しんでゐる  一生懸命情熱を傾けてゐる  疲れを覚えてゐる  野原を少し歩いてゐる  徹つた水が浅く深く流れてゐる  独りで浸つてゐる  ひそかに流れ込んで来てゐる  あちこちと歩いてゐる  なかに黙々として動いてゐる  前を流れてゐる  団栗林に富んでゐる  人々から珍重されてゐる  輸出してゐる  妖術を持つてゐる  本草に見えてゐる  一杯食はされたかと考へてゐる  僅かにしがみついてゐる  大分流行してゐる  獣であると書いてゐる  無頓着を愛されてゐる  臭みがついてゐる  包みを背負ってゐる  自分で走ってゐる  何だかぐるっと廻ってゐる  学校が始まってゐる  中で苦しんでゐる  少いだらうと考へてゐる  紙片をもつてゐる  高等教育を受けてゐる  モオニングを着てゐる  ザヴイエルに伴いてゐる  上陸してゐる  黄金がみちみちてゐる  法を、心得てゐる  中へ入れて持つてゐる  自分についてゐる  移植しようとしてゐる  答へずに、黙つてゐる  頸にかかつてゐる  畑にはえてゐる  二本、はえてゐる  声で、唸つてゐる  ものが、ゐる  伊留満の住んでゐる  中に、ほのめいてゐる  音なぞを吐いてゐる  人間は存外、負けてゐる  ラフカデイオ・ヘルン先生が書いてゐる  昨今横須賀に住んでゐる  小山などを眺めてゐる  友達のゐる  ときよろきよろしてゐる  金をつけてゐる  裸になりきつてゐる  何かを着てゐる  連絡がまつたく途絶えてゐる  航空知識をもつてゐる  目的に作られてゐる  影を呑んでゐる  手を伸べてゐる  先人に学ばうとしてゐる  壁を埋めてゐる  山駕籠が待つてゐる  つぎに似てゐる  心に伝へてゐる  機微に触れてゐる  瓦は剥げ落ちてゐる  動き、或は止まつてゐる  顔がのぞいてゐる  畑ばかりの続いてゐる  横へてゐる  三千八十一人に達してゐる  授業をしてゐる  自ら酔うてゐる  南京に踏み止まつてゐる  当局は気づいてゐる  実施されてゐる  耳が冴えてゐる  陣地が築かれてゐる  整へてゐる  駐屯してゐる  看板だけは麗々しく出てゐる  倉庫にあてられてゐる  展開されようとしてゐる  事業が始められてゐる  会長に選ばれてゐる  保管料を取つてゐる  マークがところどころ附せられてゐる  砲声の轟いてゐる  支那にゐる  ものがどう映つてゐる  何処にでも通じてゐる  便が途絶えて困つてゐる  尻を落ちつけてゐる  全力を尽してゐる  何処をどう動いてゐる  俯瞰図をみせてゐる  息絶えてゐる  計算をしてゐる  蒋運動が起つてゐる  待機してゐる  役割をつとめてゐる  何処に待つてゐる  交渉して、空いてゐる  ミグレニンは飲み続けに飲んでゐる  影を浮べてゐる  腰をおろしてゐる  つてなされてゐる  一廓を形づくつてゐる  みな九江にゐる  面白い調和を見せてゐる  ところで切られてゐる  空中から投下してゐる  一方をなだめすかしてゐる  ぺたから血をたらしてゐる  人力を走らせてゐる  落ちつきを保つてゐる  部隊長で頑張つてゐる  将校の連れてゐる  いま出ようとしてゐる  バスを見送つてゐる  建物が並んでゐる  の如く張られてゐる  手も考へられてゐる  任務についてゐる  部屋が明いてゐる  拳銃を持つてゐる  統制のとれてゐる  貰ひ受けて来てゐる  軍工路が続いてゐる  軍事施設が及んでゐる  軍工路守備隊のゐる  到着を待つてゐる  叉銃休憩してゐる  小声で何やら囁いてゐる  枝をばらばらと落してゐる  何時までも頑張つてゐる  いふ奴もゐる  左右を見渡してゐる  種を蒔いてゐる  狙撃されてゐる  クリークが流れてゐる  墻壁にとり巻かれてゐる  割にしつかりしてゐる  どんどん出てゐる  繃帯のあたつてゐる  血が滲んではゐる  別に流れ出てゐる  ほかに倒れてゐる  かげをうろうろしてゐる  私たちのゐる  くるまつて寝てゐる  まことに図々しくしらばくれてゐる  思つてみてゐる  日にやけてゐる  みんなよろこんでゐる  立ち話をしてゐる  場でうろうろしてゐる  動作を見守つてゐる  べつとり血がついてゐる  帽子が落ちてゐる  逃げ支度をしてゐる  芝居じみてゐる  腰をおろして休んでゐる、休んでゐる  可なり疲れてゐる  引上げて来るから、そこで待つてゐる  二人連れてゐる  今焼けてゐる  心をくだいてゐる  肩をふるはせてゐる  なかに形づくられてゐる  いふ時、並んでゐる  意味が忘れられてゐる  楊州にゐる  桂班長がぷりぷり怒つてゐる  へんにゐる  さにふるへてゐる  兵隊はもう疲れてゐる  架かつてゐる  頭に浮べてゐる  いふ話を聞いてゐる  薬屋をしてゐる  たかつて来てゐる  心掛けもわるいにきまつてゐる  沿つた道を歩いてゐる  並木が立ち並んでゐる  自分が歩いてゐる  うつと通り過ぎてゐる  段取りがついてゐる  苦力がうようよしてゐる  塩をねらつてゐる  声を張りあげてゐる  和尚もゐるにはゐる  彼方に設けられてゐる  部落を形づくつてゐる  死を賭けてゐる  いふ命令が出てゐる  遅々としてゐる  雑沓を極めてゐる  生活を取戻してゐる  所持品を調べられてゐる  有様を見てゐる  武器を秘してゐる  だんだん内地にゐる  気風をもつてゐる  一掃されてゐる  それぞれ馬に跨つてゐる  肩に担いでゐる  督促してゐる  生徒がゐる  講釈を聴いてゐる  なほ楊州城内にゐる  将校がずらりと並んでゐる  地と定めてゐる  同情者たらしめてゐる  眼前に見せつけてゐる  目のあたりに感じてゐる  四方を取囲んでゐる  上眼をつかつてゐる  一隅に生きてゐる  ひつて来てゐる  制限してゐる  頭に刻みこませてゐる  街をぶらついたりしてゐる  小学校へ勤めてゐる  土地に沢山ゐる  参加してゐる  避難してゐる  程度に開いてゐる  手続をしてゐる  教科書はもう出来てゐる  編纂されてゐる  収容されてゐる  二人で侘しく暮してゐる  なかをぶらぶら歩いてゐる  店先に並んでゐる  食ひしてゐる  ひつてみたが、空いてゐる  男が食べてゐる  気持さうに居眠りをしてゐる  街をぶらぶら歩いてゐる  雑沓してゐる  方が速いにきまつてゐる  一廓一廓を囲んでゐる  縫つて歩いてゐる  警が立つてゐる  公けにしてゐる  判断を下してゐる  一部を伝へてゐる  感情的摩擦が繰り返されてゐる  前提としてゐる  茫漠とさせてゐる  手がはぶかれてゐる  転機に臨んでゐる  立案されてゐる  指導されてゐる  なかにもみえてゐる  歴史に結びついてゐる  肩から写真機をぶらさげてゐる  通訳をしてゐる  何に向けられてゐる  身構へを示してゐる  懼れてゐる  内地にも知れわたつてゐる  方を視てゐる  召集されてゐる  生活ぶりをみせてゐる  朗らかで落ちついてゐる  澄太君を持つてゐる  何だか誤解されてゐる  梅がちらほら咲いてゐる  名所じみてはゐる  松笠の落ちてゐる  堀りかへしてゐる  高等下宿にでもゐる  木か咲いてゐる  しろさくら咲いてまた逢うてゐる  椿が咲いてゐる  北朗君も来てゐる  蛙がないてゐる  燕が飛びかうてゐる  池で悠々泳いでゐる  山蕗が咲きほうけてゐる  咲きをへてゐる  一頁を歩いてゐる  づれて雨が降つてゐる  ふもとにゐる  足もとあやうく咲いてゐる  宿がなくて困つてゐる  ルンペン君は驚いてゐる  空を観てゐる  鶯も来てゐる  石碑が立つてゐる  松の木が枯れかけてゐる  合ひ結びついてゐる  名物を誇つてゐる  心から接触してゐる  一日二日滞在してゐる  噴煙をふきあげてゐる  ところはぬかつてゐる  不便で助かつてゐる  山ふところ咲いてゐる  誰か死んでゐる  みんな枯れてゐる  霧雨が降つてゐる  七味温泉と呼んでゐる  きれいに掃き清められてゐる  犬が寝てゐる  砂丘に咲いてゐる  土産物店の並んでゐる  それを喜んでゐる  やうにといつてゐる  やつぱり降つてゐる  遊園化してゐる  雨法堂あけはなつあけはなたれてゐる  ぶつつけてゐる  しんじつみんな食べてゐる  甘酒を飲ませておくれと鳴いてゐる  のをどんなに待つてゐる  女の子のゐる  草をたべさせてゐる  参観してゐる  のんべいさんがゐる  たたずんで待つてゐる  物みなしづかでおちついてゐる  母親が説き諭してゐる  老人が飲んでゐる  悲鳴をあげてゐる  物貰ひに出来てゐる  縞萱を盗み切られてゐる  缺げてゐる  気分で聴いてゐる  ぜんとして落ちついてゐる  物みな待ちかまへてゐる  千万無量のおもひがこもつてゐる  ものもなくならうとしてゐる  種々に立てられてゐる  どれ一つ十分の根拠を有してゐる  市に住んでゐる  本づいてゐる  中央に臨んでゐる  庇とが出てゐる  耳が出てゐる  外面が似てゐる  内部も似てゐる  キヤベツが生えてゐる  一つ宛立つてゐる  表面が見えてゐる  気を附けてゐる  丈が詰まつてゐる  沓足袋を穿いてゐる  杓子を持つてゐる  つたのがゐる  例にして話してゐる  辺まで垂れてゐる  金物が付いてゐる  懐中時計を持つてゐる  いつまでも繰り返してゐる  矢張懐中時計を持つてゐる  それを隠しに入れてゐる  膝を載せてゐる  一点を睨んでゐる  評議員達がゐる  腮を持つてゐる  市民の着てゐる  戸口に据わつてゐる  さんの睨んでゐる  七角に出来てゐる  番をさせてゐる  一体名誉職を持つてゐる  つて尊敬せられるに極まつてゐる  名誉職を持つてゐる  誰のよりもふくらんでゐる  椅子に掛けてゐる  鼻をしてゐる  裾が付いてゐる  ハンケチが出掛かつてゐる  ヰオリンを抱いてゐる  鼻に詰め込んでゐる  笑つてはゐる  隠しから出掛かつてゐる  一箇聯隊位太鼓を叩き立ててゐる  復讐をせずに見てゐる  何をするやら、見てゐる  キヤベツも煮えくり返つてゐる  此騒乱を大きくしようとしてゐる  譜を弾いてゐる  友人として澄太君をめぐまれてゐる  修業未熟があらはれてゐる  何か蔽うてゐる  荒廃してはゐる  寂をつけてゐる  海からどしどし運びこんでゐる  水にうつりて散つてゐる  寝言ながなが聞かされてゐる  防風林をめぐらしてゐる  蝶も出てゐる  ぼうたんや咲いてゐる  のも散つてゐる  若葉かそよいでゐる  抱へて立つてゐる  さがゆらいでゐる  モンペを穿いてゐる  眺望がすぐれてゐる  雪がかがやいてゐる  ひえびえとしてゐる  微苦笑してゐる  笑ひながらしばらく黙々してゐる  四下を視廻してゐる  電報に尽きてゐる  噂を聞いてゐる  生存に役せられてゐる、かまけてゐる  必死に集めてゐる  紛然としてゐる  好みを示してゐる  変遷を示してゐる  のを示してゐる  天空一杯に輝いてゐる  道が残されてゐる  胸に固く焼きつけられてゐる  処以外に置かれようとしてゐる  傍目を振らずに働いてゐる  ことが起つてゐる  為ようと焦つてゐる  頭を押しつけてゐる  世界を見てゐる  以上良心を持つてゐる  つて緊縛されてゐる  於て望んでゐる  神の国へ近づいてゐる  濕つた音をたてておちてゐる  かい光をおとしてゐる  胸へすくひこんでゐる  砂がざりざりしてゐる  座敷へ走りこんでゐる  ぱつぱと躯を激しくゆすぶつてゐる  埼子をみつめてゐる  自分を責めてゐる  顏を拭いてゐる  一氣にまくしたててゐる  謙兄さんが考へてゐる  埼子を眺めてゐる  椅子にしがみついてゐる  鍋をかけてゐる  にこにこして坐つてゐる  膝をびくびくと動かしてゐる  好人物を示してゐる  風邪をひいてゐる  驛に勤めてゐる  袴をはいてゐる  だしにしてゐる  怒りが走つてゐる  憧憬してゐる  メリーゴーラウンドしてゐる  まりかけてゐる  延岡のつき出してゐる  音ががうがうと響いてゐる  反射を浴びてゐる  胸を締めつけられてゐる  齒ぎしりをして唸つてゐる  詰問してゐる  田舍にゐる  驛へ勤めてゐる  流れが悠々と流れてゐる  つては生きてゐる  ふつくらしてゐる  きらきら射してゐる  讚めたりしてゐる  埼ちやんが讀んでゐる  色は段々青く染まつてきてゐる  海邊で暮してゐる  つけ加へて大きく考へてゐる  埼ちやんが考へてゐる  貰ひたい位に考へてゐる  自分を苦しめてゐる  生活へ進んでゐる  海邊にのこつてゐる  方を歩いてゐる  桜を眺めてゐる  云へば、惚れてゐる  事は考へてゐる  一通りは惚れてゐる  色をなごませてゐる  鳩も啼いてゐる  何かがともつてゐる  文をさし出してゐる  らもこぼれてゐる  屋根をどよませてゐる  皮肉に出来てゐる  歓喜に溢れてゐる  闇が拡がつてゐる  横たへてゐる  づれもひつそりと寝静まつてゐる  世間を苦しませてゐる  野心を持つてゐる  髣髴と浮んでゐる  美人のゐる  廊下に佇んでゐる  筐を隠してゐる  泣き声が続いてゐる  はつきり空中に浮き出してゐる  筐に懸つてゐる  二つ三つ底へ沈んでゐる  それから枕もとに投げ出されてゐる  與へはしてゐる  いま東京から離れてゐる  何かにじやれてゐる  朝飯を食べてゐる  晝飯を食べ出してゐる  廊下の映つてゐる  ことでも話してゐる  うしつけてゐる  逆光線を浴びてゐる  一つ空いてゐる  羅馬字で書きつけてゐる  詩集を讀んでゐる  私たちの歩いてゐる  一樣に褪めかかつてゐる  かば開かれ、或ひは閉されてゐる  喜びを見出してゐる  私たちの目指してゐる  家に見とれてゐる  突つついてゐる  雪でも降りだしてゐる  ぼんやりストーブに温まつてゐる  靜かに降りだしてゐる  自分自身から離れてゐる  錬金術がかうして苦しんでゐる  栓を踏みにじつてゐる  私を嘲つてゐる  さまよはせてゐる  まりに懸け離れてゐる  時計など見てゐる  車が走つてゐる  前に聳えてゐる  背負つてくれてゐる  鼻をおさへてゐる  保養にでも来てゐる  やうに信じて、見くびつてゐる  心底を悩ましてゐる  明方妾が眠れないでゐる  容子を見ながら着てゐる  洗濯を始めてゐる  ツ、むかうにも逃げてゐる  狼狽してゐる  性急に運ばれてゐる  隅に美しく咲き誇つてゐる  もの懐しく流れてゐる  さうに咲いてゐる  坊間行はれてゐる  特長としてゐる  リフアインされてゐる  表情を生かしてゐる  もとに、ゆがめられてゐる  推奨されてゐる  線がゆがんでゐる  もとに動いてゐる  後に待たうとしてゐる  如くにたなびいてゐる  読者を待つてゐる  のを心得てゐる  この世に隠れてゐる  中にまで見えつ隠れつしてゐる  のか泣いてゐる  云ひきかせてゐる  なかにでも、ひそんでゐる  乳を呑ませてゐる  吸ひとられてゐる  上にねてゐる  なかを見まはしてゐる  渡つて流れてゐる  病が旅に出てゐる  十年位もひそんでゐる  自分が見つめてゐる  一生懸命泣いてゐる  四邊をぐるぐる見てゐる  食はれてゐる  靜かに流れてゐる  くみ子の待つてゐる  ハンカチをもてあそんでゐる  氣持ちを感じてゐる  さうに森閑としてゐる  ぼつてりと太つてきてゐる  何となく憎々しく考へてもゐる  四圍を眺めてゐる  音もしてゐる  風呂はどうかと訊いてゐる  食卓に並んでゐる  鳴きたててゐる  やうにぶくぶくしてゐる  草藪に鳴きたててゐる  地蟲も鳴いてゐる  二三米押し流されてゐる  呆んやり流されてゐる  やうにあたつてゐる  赧めてはにかんでゐる  簾へとまつてゐる  さうに四圍を眺めてゐる  蛾を叩きつけてゐる  差あげてゐる  声を漏らしてゐる  主義に反してゐる  本体を見失はうとしてゐる  文学を愛してゐる  文学をもてあそんでゐる  男だとされてゐる  気がすまぬと信じてゐる  方々にうつしてゐる  なかに浮び出てゐる  なにかが映つてゐる  いくらかは含んでゐるにはゐる  寛大にゆるしてゐる  みな気がついてゐる  面から来てゐる  慎みを欠いてゐる  卑めてゐる  身をやつしてゐる  結果をすこしばかり軽く見すぎてゐる  ちようどイドリスがのぞきこんでゐる  宝石がはまつてゐる  ギヤフンとまゐる  ちやんと見ぬいてゐる  ぼんやり蹲んでゐる  小間使奉公をしてゐる  例としてゐる  容色がすぐれてゐる  女の子を持つてゐる  乘りかけてゐる  衣服を着てゐる  彼と離れて立つてゐる  塔などが際立つて聳えてゐる  船員に訊ねてゐる  其處に近づかうとしてゐる  人から離れてゐる  世界から隱遁してゐる  欲求を斥けてゐる  聲を鎖してゐる  肉體を虐げてゐる  自分とを隔ててゐる  赤土の覗いてゐる  建物が、ほの白く浮いてゐる  蟋蟀が啼いてゐる  やうに差してゐる  密かに感じてゐる  憔悴してゐる  二三間先を歩いてゐる  限り与へられてゐる  過ちを犯してゐる  巧みに生かされてゐる  瞬間をのぞかせてゐる  洋服を長く著てゐる  野暮に陥つてゐる  自分の求めてゐる  はさうと努めてゐる  自分に欠けてゐる  興味をつないでゐる  ものにも疑ひをもつてゐる  笑顔を指してゐる  人気俳優が悉く心得てゐる  ところは、もうわかつてゐる  必要以上力み返つてゐる  理づめに施されてゐる  さ、に陥れてゐる  笑顔を見せてゐる  笑顔を求めてゐる  つてより活かされてゐる  計画されてゐる  危険がひそんでゐる  喋舌られてゐては、聞いてゐる  会話が生きてゐる  どれだけ失はれてゐる  名訳と認められてゐる  ことを気づいたりしてゐる  妙味を傷つけてゐる  見物なりが知らずにゐる  つて表はし得ずにゐる  出来事と憶えてゐる  呉服屋をしてゐる  硯が出てゐる  朧気に憶えてゐる  何処かで叩かれてゐる  年中米を搗かせてゐる  花に富んでゐる  中へ流れてゐる  一人遠くに離れてゐる  知つてゐるが、生きてゐる  歓楽に耽つてゐる  酒場でうめきしてゐる  出來事と憶えてゐる  朧氣に憶えてゐる  何處かで叩かれてゐる  中心を失ひかけてゐる  清涼剤だと心得てゐる  仕組がかくされてゐる  タイプを示してゐる  もち独善を戒めてゐる  天性にまで押しすすめてゐる  さもが発してゐる  日々が続いてゐる  火を入れてゐる  参籠してゐる  却つて須磨寺にゐる  何かに怯えてゐる  青筋の浮き出てゐる  企らんでゐる  別荘へ追ひやられてゐる  遠廻しに語られてゐる  世間一般に考へられてゐる  原にゐる  僕等がたのしくゐる  なかに没し去つてゐる  役割を果してゐる  明瞭に保たれてゐる  ぶん曖昧模糊としてゐる  普通云はれてゐる  主流たらしめてゐる  割合から云つて極めて限られてゐる  二つに分けてゐる  一脈相通じてゐる  問ひに似てゐる  目標がおかれてゐる  逢着してゐる  停滞を招いてゐる  つて取上げてゐる  大道を塞いでゐる  手さぐりで歩いてゐる  相として描かれてゐる  問題が残されてゐる  色彩に塗りあげてゐる  対照を成してゐる  合理主義的結論につながつてゐる  創作を続けてゐる  代表作と考へられてゐる  体得してゐる  十九世紀的メロディーを残してゐるにはゐる  瞳を凝らしてゐる  号で述べてゐる  これを貫いてゐる  生動してゐる  主題の似てゐる  把握されてゐる  幅を持つてゐる  代弁してくれてゐる  発展をみせてゐる  書卸してゐる  哲学を弄んでゐる  嘘だと信じてでもゐる  ものを随分取り入れてゐる  無意識的に取り入れてゐる  ネクタイを結んでゐる  部屋から追出さうとしてゐる  なかに生き喘いでゐる  藁をも掴まうとしてゐる  流れで犇めいてゐる  周囲に動いてゐる  空気と追詰められてゐる  繭が出来てゐる  シヨツクをうけてゐる  幻想をとりあげてゐる  ときいてゐる  生活が追ひつめられてゐる  間にあつて来てゐる  荷拵へをしてゐる  罹災以来転々として持運ばれてゐる  ひき裂かれてゐる  疵と疼きがのこつてゐる  まま抹殺されてゐる  巨利を貪つてゐる  中にばかりゐる  田舎にばかりゐる  組織にしようとしてゐる  つて、いろいろ考へてゐる  自分でも信じてゐる  色にみちてゐる  道では知られてゐる  ミスをもつて任じてゐる  ミスでゐる  入口に立つてゐる  つれができてゐる  なにかを鋭くつかんでゐる  左右へ垂らしてゐる  ぢをしてゐる  洗はずにゐる  腕をもつてゐる  場合とよく似てゐる  執心をもつてゐる  毎日顔を合せてゐる  夫の寝てゐる  資本がゐる  好意を示さうとしてゐる  病床にゐる  自分を引きずり込んでゐる  横顔に注いでゐる  伏見が寝てゐる  気がしましたけれど、聴いてゐる  誘つてくれてゐる  ところをみせてゐる  雑誌に書いてゐる  当節名義の売れてゐる  葬式はすんでゐる  つて直接言はれてゐる  たしかにもらつてゐる  別荘へ移り住んでゐる  家へ出入るしてゐる  それに、なにもかも心得てゐる  つたドンジュアニズムをかくしてゐる  歩を運んでゐる  長髪をのぞかせてゐる  是非一度訪ねて来てくれ、淋しくしてゐる  誰かれと似てゐる  人格も練れてゐる  之介像を作りあげてゐる  頭へ来てゐる  受附ではつきりわかつてゐる  家に慣れてゐる  複雑にしてゐる  解決もつかずに、残されてゐる  であるを使うてゐる  硬化しかけてゐる  文章語にむけてゐる  口語を取り容れてゐる  かさが見えてゐる  尠からず混じてゐる  試みをしてゐる  硬化させてゐる  死語が持つてゐる  今立ち到つてゐる  碍げてゐる  感情を与へてゐる  心境を拓いてゐる  自由にとり入れてゐる  官覚とは陳べられてゐる  統一してゐる  気分を醸し出してゐる  詩形の生きて動いてゐる  人を戒めてゐる  型とまで考へられて来てゐる  ことを、はかなんでゐる  細みを承けてゐる  業平の違うてゐる  上に行うてゐる  細みを作らうとしてゐる  特色とせられてゐる  歌ひ上げてゐる  濫費せられてゐる  過分に含まれてゐる  纏綿してゐる  ものも入り込んでゐる  巻八・巻十にも既に見えてゐる  明らかにとり入れられてゐる  細みから筋を曳いてゐる  競争意識が見えてゐる  洗煉せられて来てゐる  十分に出て来てゐる  歴史的にくり返されてゐる  展開せられて来てゐる  千載集にのみ見えてゐる  小我を出してゐる  此歌などになると、少し虚してゐる  全体としてとり入れてゐる  意識してとり入れてゐる  のであると思うてゐる  ことが深くなつて来てゐる  全体としてとりこまれてゐる  買ひたく思うてゐる  準拠としてゐる  気魄の浮んでゐる  領分を示してゐる  書きぶりで表されてゐる  危さを感じてゐる  様に向いて来てゐる  わり合ひ深く潜んでゐる  境涯を示してゐる  盛んに詠じてゐる  ことなく、つぶさに述べ尽してゐる  情熱は失はれてゐる  口語脈さへ混じさせてゐる  動揺させてゐる  殊に其癖を著しく見せてゐる  国語脈にとり込んでゐる  形勢を示してゐる  歌に出てゐる  気分をつけてゐる  其部に見えてゐる  心理解剖に陥つてゐる  自分に即けて歌うてゐる  了はないでゐる  物が散らばつてゐる  試みもしてゐる  多く万葉調によせてゐる  他人と違うてゐる  自覚を見せてゐる  脇にしてゐる  はつきり見えてゐる  気風が、見えすいてゐる  極度に示してゐる  生気は欠けてゐる  律動から出てゐる  拍子に沁み出てゐる  特色を見せてゐる  定家が出て来てゐる  ことを恥ぢながら、まだ書いてゐる  庸物を以て目せられてゐる  変化を見てゐる  片棒を落してゐる  事実と即してゐる  方面を示してゐる  ひき上してゐる  采風歌だらう、と思うてゐる  厭世家として終始してゐる  ぐらゐの舌はもつてゐる  性格もひねくれてゐる  例に似てゐる  微笑を投げかけてゐる  静かに瞬いてゐる  燭し続けられてゐる  はしだてと言うてゐる  立レ橋と書いてゐる  水平に懸つてゐる  づと言うてゐる  簾と言うてゐる  熟語法と通じてゐる  全然一致してゐる  常識論が、さう導いてゐる  事実に似てゐる  接尾語に似てゐる  接続してゐる  音韻変化だと考へてゐる  祖と書いてゐる  事実と見られてゐる  生命を持つてゐる  別々にも生きてゐる  分裂してゐる  感じを含んでゐる  語尾を持つてゐる  漢字で書いてゐる  漢字で現してゐる  語根意識は全然誤つてゐる  筋道が見えてゐる  職能を定めてゐる  専使はれてゐる  非常に働きかけて来てゐる  径路を示してゐる  立ち場に立つてゐる  存在を知らぬ、忘れてゐる  加へてきてゐる  小説作品から離れてゐる  物語で読んでゐる  毎週放送されてゐる  霊によびかけてゐる  ぶん私はぼやけてゐる  どこかにさびしく暮してゐる  布で作られてゐる  文字も読めない程よごれてゐる  手でめくられてゐる  オルガンなんて弾いてゐる  づゝ報はれてゐる  宿命をもつてゐる  うじつと坐つてゐる  湯気を吹いてゐる  重宝してゐる  革砥を合せてゐる  主義を奉じてゐる  辺から来てゐる  戸惑ひをしてのぼせあがつてゐる  スタツキングを見守つてゐる  遥かにそよいでゐる  選まれようとしてゐる  大波と揺れてゐる  それを悦んでゐる  熱海にゐる  青年と化してゐる  私に寄せてゐる  遇してゐる  迎へに現れてゐる  から君を愛してゐる  緑色を示してゐる  雲のむかふに霞んでゐる  山に棚引いてゐる  一枚まとつてゐる  わたしを愛してゐる  つて庭を眺めてゐる  ボクが這入つてゐる  壁ぎわで注意してゐる  時間を選んでゐる  彼はもう起きてゐる  体ぢうに化粧でもしてゐる  研究に耽つてゐる  海岸近くに住んでゐる  転々と歩いてゐる  今取つ組んでゐる  彷徨はせてゐる  綴り合はしてゐる  奥にまだ錬りきれずにゐる  極点を貫き走つてゐる  稿を書いてゐる  住居と思ひゐる  技法をとりいれてゐる  やうに、語られてゐる  型が生れてゐる  特別意識してゐる  生徒を信じてゐる  いまは、どうしてゐる  列車は、まだ暗に包まれてゐる  ひつかれてゐる  驛員たちの立つてゐる  上京してゐる  澄子さんが待つてゐる  猪苗代湖に沿うて走つてゐる  安積山鼻が際だつてゐる  廣さをもつてゐる  引繰り返してゐる  新花町にゐる  折角東京にゐる  一日を坐り暮してゐる  助手をしてゐる  つたやうに威張つてゐる  其上へ出てゐる  行進曲を奏してゐる  三階で叩いてゐる  頭が冴えてゐる  駘然と春めき立つてゐる  心をときめかせてゐる  それを見詰めてゐる  室にゐる  西光寺にゐる  西に開いてゐる  別に落膽してゐる  標準にしてゐる  思考を費してゐる  次の間にゐる  ぼんやり怖れてゐる  電燈が光り輝いてゐる  可なり草臥れてゐる  げに聞いてゐる  勉強は着々進んでゐる  開門を待つてゐる  湯島天神にゐる  爭してゐる  時計臺を掠めてゐる  僥倖を期してゐる  去年で馴れてゐる  鎭めてゐる  受驗生もゐる  女なぞも着飾つてゐる  お寺になんぞゐる  云つて了つた後では、又たとへ操られてゐる  懊惱してゐる  掲示を見てゐる  湯壺につかつてゐる  ぼんやり腰を下ろしてゐる  合つたりしてゐる  やうにも云うてゐる  改作を受けてゐる  かしこまゐる  訣らうとしてゐる  其中に織り込まれてゐる  却つて不完全を示してゐる  祝詞を伝へてゐる  其儘読まれた、と考へてゐる  文章はわかつてゐる  一方をなしてゐる  祝詞以外のものをも含んでゐる  私は、かう考へてゐる  中についてゐる  其下に属してゐる  自分から鎮詞を述べてゐる  変化して来てゐる  祝詞では無くなつて来てゐる  唱へ伝へられて来てゐる  言葉の這入つてゐる  斎部祝詞に似てゐる  美称と考へられて来てゐる  本体としてゐる  訓み伝へられて来てゐる  さに近づいてゐればゐる  興味を深めてゐる  入用ときまつてゐる  んを読んできてゐる  なんでゐる  親類づきあひしてゐる  違つたが、ゐる  年中盛り場を流してゐる  永久に輝いてゐる  生を孕んでゐる  ほとりに起つてゐる  上に起つてゐる  循環してゐる  愛好者を持つてゐる  猿であると信じてゐる  著書を信じてゐる  説を信じてゐる  一図に信じてゐる  捉はれてゐる  殊に小児と似てゐる  玩具に似てゐる  正義に反してゐる  青龍刀に似てゐる  槍に似てゐる  精神に富んでゐる  凄みを帯びてゐる  任に非ずとあきらめてゐる  曖昧に出来てゐる  兎に角彼等の死んでゐる  住してゐる  家としてゐる  渋面を隠してゐる  マツチに似てゐる  書物に似てゐる  兎に角一部を成してゐる  涼しい光を放つてゐる  鳥の騒いでゐる  餓にも苦しんでゐる  快楽をも心得てゐる  僕は未だに覚えてゐる  苦痛を眺めてゐる  わたしの夢みてゐる  幸福に溢れすぎてゐる  ことを夢みてゐる  木とよく似てゐる  尊敬に価してゐる  頬笑みを浮べてゐる  づ水浴してゐる  食してゐる  少女と話してゐる  ら支配を受けてゐる  事実を忘れてゐる  幼稚園にゐる  貞節に出来てゐる  発見してゐる  差別を論じてゐる  差別を示してゐる  借着をしてゐる  軽々に見てゐる  上に懸かつてゐる  小説と呼ばれてゐる  存在を保つてゐる  秋風と共に銀座へ来てゐる  大敗を蒙つてゐる  部屋に似てゐる  疲労に根ざしてゐる  帽子をかぶつてゐる  情熱に富んでゐる  戯画に充ち満ちてゐる  氷に似てゐる  氷砂糖にも似てゐる  研究に潜んでゐる  趣に富んでゐる  軽妙等を欠いてゐる  痛快を極めてゐる  半ばは認めてゐる  器用には書いてゐる  ことにはじまつてゐる  言葉を挟んでゐる  場所をちやんと心得てゐる  自画像を愛してゐる  物語を伝へてゐる  力を保つてゐる  髣髴してゐる  効果を強めてゐる  緑いろをしてゐる  一節を含んでゐる  香を焚いてゐる  神秘的威厳に満ちてゐる  無意味を極めてゐる  大金を費してゐる  進化論的根拠を持つてゐる  娘を覚えてゐる  空気に似てゐる  水を混じてゐる  我我自身の持つてゐる  驚嘆してゐる  帽子を脱いでゐる  いつか帽子を脱いでゐる  性欲を持つてゐる  のを快としてゐる  震はせてゐる  帽子をかけてゐる  店を開いてゐる  蔓を伸ばしてゐる  假面を打つてゐる  つぶつぶと浮かんでゐる  麦場へ出てゐる  地面へ寝ころんでゐる  巻にされてゐる  苦に病んでゐる  鬚の縮れてゐる  口を噤んでゐる  息をひそめてゐる  麦場を囲んでゐる  肩息をついてゐる  炎天に寝ころんでゐる  宝幢寺にゐる  虚栄心を持つてゐる  石を下してゐる  酒虫がゐる  麦場にねころんでゐる  裸で出てゐる  日に照りつけられてゐる  力が働いてゐる  熱を持つてゐる  きりなしにしてゐる  蠕動してゐる  長山に住んでゐる  べつとり濡れてゐる  鏡に映つてゐる  倍加されてゐる  一切が賭けられてゐる  仕事をつづけてゐる  身を入れてゐる  人たちがいくたりもゐる  数限りなくゐる  なにもしないでゐる  抱合せからできてゐる  要素が含まれてゐる  隅々を覆つてゐる  なかに満ち満ちてゐる  真昼間から居眠りをしてゐる  希望が残されてゐる  ことはまだまだ出来ずにゐる  事はよく聞いてゐる  土地を持つてゐる  軍人みたいにのびのび暮してゐる  だれやうかんを食べたりしてゐる  もくと呼んでゐる  不安な思ひにでも打たれてゐる  微笑を浮べてゐる  一休みしてゐる  想ひを抱いてゐる  抱擁の快を感じようとでもしてゐる  梢を眺めてゐる  長閑にそろうてゐる  使はずにゐる  主賓として招かれてゐる  翻弄されてゐる  理解が行届いてゐる  それが極めて役立つてゐる  壓し潰されて死にかけてゐる  印度であると信じてゐる  相撲を取つてゐる  重きを置かうとしてゐる  双葉山批評家よりも、余程重く考へてゐる  双葉山自身のいつてゐる  過程を踏んでゐる  やうに評してゐる  毎年読んでゐる  論議ばかりしてゐる  昔からいはれてゐる  私はじめ聞き飽きてゐる  専心銃後の護りを固めようとしてゐる  役目をつとめなければならぬとされてゐる  配給制度にからんでゐる  いふ人々の最も多く住んでゐる  子供ができてゐる  数反もつてゐる  構へられてゐる  艶々と並んでゐる  正門と向ひあつてゐる  説得力をもつてゐる  社会は限られてゐる  ぱし一人歩きをしてゐる  地所を借りてゐる  奨励してゐる  主人のゐる  納得させてゐる  婚約ができてゐる  式をのばしのばししてゐる  やうに気取つてゐる  長屋然と建てられてゐる  二人子供がゐる  一人息子がゐる  名前を知られてゐる  蒐められてゐる  部屋にばかり引つ込んでゐる  顔をつき合せてゐる  二本づつはみ出してゐる  議題が出てゐる  旅にばかり出てゐる  お茶を立てながら暮してゐる  自分の試してゐる  時間はとつくに過ぎてゐる  記入してゐる  時間が遅れたので、こんなにじりじりしてゐる  元気に遊んでゐる  女中のゐる  横着をきめこんだり、ひがんでみたりしてゐる  口元を見つめてゐる  膝を崩してゐる  秤にかけてみてゐる  明快を極めてゐる  笑ひ興じてゐる  固唾を呑んで聴いてゐる  ひまでに伸び育つてゐる  から顔を出さずにゐる  かさで、にんまりと微笑んでゐる  防火群長をしてゐる  毎日腐りきつてゐる  つて憤りを発してゐる  汗ばかり拭いてゐる  娘もゐる  彼は信じてゐる  顔を見覚えてゐる  草をむしつてゐる  膝をがくがくさせてゐる  俯伏せに倒れてゐる  彼はほつとしてゐる  責任上、黙つてゐる  眼を外らしてゐる  一番興味をもつてゐる  志願をすると張切つてゐる  興味をもたれてゐる  ここで始まつてゐる  ここで終らうとしてゐる  覚悟もついてゐる  日の丸の旗でも出てゐる  町として愛してゐる  言葉として受け取りすぎてゐる  責任者がゐる  教へ込まれてゐる  かけたりしてゐる  専門家がゐる  借家に住んでゐる  振りをしてゐる  きり見定めてゐる  物言ひたげにこつちを見てゐる  大儀さうに聴いてゐる  風でいくらか揺れてゐる  平生からわかつてゐる  食卓をはなれようとしてゐる  ぐつすり眠込んでゐる  通りで鳴つてゐる  いくつも並んでゐる  換へ置きかへしてみてゐる  指図は、てきぱきしてゐる  今まさに、動き出さうとしてゐる  力瘤を入れてゐる  組織を進めてゐる  ゆらゆらとしてゐる  覚悟はしてゐる  道がついてゐる  人影が動いてゐる  汗を溜めてはゐる  真正面に陣取つてゐる  見物の故に一層張切つてゐる  悧巧に出来てゐる  注意してみてゐる  芝居に求めてゐる  ことをまだ知らずにゐる  自分の目指してゐる  誠意が含まれてゐる  ところに隠れてゐる  保健婦が何かと役に立つてゐる  手に渡して来てゐる  いつまでも射し込んでゐる  毎日見てゐる  日取がきちんと決まつてゐる  男が読んでゐる  胸近く擬せられてゐる  さが勝つてゐる  ちやんとわかつてゐる  娘たちのゐる  距てもつけてゐる  弁へてゐる  事実はさうなつてゐる  身をまかせてゐる  推察してゐる  独りぎめに決めてゐる  子供のゐる  顔をみてゐる  理解を防げられてゐる  金利生活をしてゐる  ことを、もうまるで忘れてでもゐる  居場所を心得てゐる  そのまま黙つてゐる  歓びに輝いてゐる  あちこち眼で探してゐる  ことを勧めてゐる  まま、待つてゐる  朝夕顔を合せてゐる  今ここに立つてゐる  色をのぞかせてゐる  場所をちやんと示されてゐる  横書きに書かれてゐる  一部分に納められてゐる  医者に似てゐる  前に現れようとしてゐる  瞬きをし続けてゐる  彼は、しばらく考へてゐる  下に働いてゐる  ぼんやり頬杖をついてゐる  装ひを凝らしてゐる  そのまま切れてゐる  ものに満ちてゐる  指導部長をしてゐる  違つてゐてただ観てゐる  これが、観てゐる  十分に利かしてゐる  劇団をもつてゐる  微笑を浮べながら黙り込んでゐる  答へられてゐる  ものに満たされてゐる  直接つながつてゐる  夢をはらんでゐる  芝居をなさつてゐる  生活をなさつてゐる  点で離れすぎてゐる  風をみせてゐる  農業会で働いてゐる  諸君の考へてゐる  蒐めさせてゐる  ぱいの仕事をしてゐる  風貌をもつてゐる  云つたつもりでゐる  言つたつもりでゐる  気がつかずにゐる  どこかに、なにかがこびりついてゐる  折つて考へてゐる  まつはりついてゐる  きり覚えてゐる  云ひながら、取りかたづけてゐる  お仕事でも残されてゐる  片山君が来てゐる  住居として借りてゐる  十杯もあびてゐる  牛乳屋が寝てゐる  事実を裏付けてゐる  年月が過ぎ去つてゐる  生滅してゐる  びこつて人類を苦しめてゐる  静かに湛えられてゐる  窓から何気なく戸外を眺めてゐる  大事を思ひ込んでゐる  方へ向けて立つてゐる  返辞を待つてゐる  君はゐる  貿易係にゐる  丘がゐる  つて佇んでゐる  内心仕事をしてゐる  いつしよにゐる  洋服は着てゐる  反感をさへ感じてゐる  真理ならしめてゐる  二人までゐる  悲痛をかみしめてゐる  涙を感じてゐる  現在立つてゐる  僕達がこうして話してゐる  少女が犯され、ふみにじられてゐる  彼等を憐れむでゐる  妹さんがゐる  苦しみに堪えてゐる  人間に感じてゐる  戸を閉じられてゐる  姐さんどうしてゐる  境してゐる  いつまでもしがみついてゐる  つたの、どうして黙つてゐる  充溢してゐる  だんだんむづかしくなつて来てゐる  建物にふさがれてゐる  蕾を破つてゐる  來て暫く立つてゐる  空想を持つてゐる  樂ませてゐる  紅梅を眺めてゐる  樣に立つてゐる  髮毛を持つてゐる  モジャモジャしてはゐる  神經の行きとどいてゐる  やうに生えてゐる  公園をながめてゐる  敬意を表するに止まつてゐる  意思で生きてゐる  せいせい云つて寝てゐる  様にならんでゐる  突起してゐる  函をどうかしてゐる  手紙を一一とり出してゐる  家族のゐる  働車などを持つてゐる  小説に似てゐる  口争ひをしてゐる  方ばかりを眺めてゐる  関心を持つてゐる  誤解を認めてゐる  噂に打興じてゐる  落ち著いてゐる  妨げをなしてゐる  今日快楽追求時代に住んでゐる  何を求めてゐる  彼は説いてゐる  悶いてゐる  独り寂しくゐる  示現してゐる  ホルデエン卿をいつてゐる  筆にしてゐる  賞揚してゐる  二つ載つてゐる  永年使ひ慣れてゐる  今朝見ると悉くしをれてゐる  口にふくんでゐる  花を視詰めてゐる  脚を直し、つまり生きてゐる  二三度土を踏みしめてゐる  來て、穿いてゐる  複雜に入りこんでゐる  交つて展開せられてゐる  霞がたなびいてゐる  つた形にこびりついてゐる  感傷が常に先立つてゐる  地圖をひろげて見てゐる  拂つて漬けられてゐる  色づけられてゐる  二人までが、見てゐる  なほそれを改め得ないでゐる  一もと二もと咲いてゐる  落葉が流れてゐる  麓を縫うて流れてゐる  水を愛する心から出てゐる  根を絶つてゐる  ばらばらに立つてゐる  慄へながら急いでゐる  葉を摘んでゐる  大豆を引いてゐる  中を飽きはてながら歩いてゐる  噛り着いて生きてゐる  人間の働いてゐる  五六年もたつてゐる  窓下を見るともなく見てゐる  忘れものばかりしてゐる  ばらを見てゐる  睨み合ひをしてゐる  數日を考へてゐる  附近に並んでゐる  押し並んでゐる  關係から出てゐる  つて泳いでゐる  尾鰭を動かして泳いでゐる  燈臺守をしてゐる  中から起つて立つてゐる  職工をしてゐる  變調子を取り除かうと努めてゐる  息を切らしてゐる  白渦の流れてゐる  方面を眺めてゐる  埃でよごれてゐる  海底から突つ立つてゐる  間に棲んでゐる  中學校女學校に出してゐる  喰はずにゐる  土を踏まずにゐる  月日がたつてゐる  その男から捲きあげられてゐる  位置してゐる  差配をしてゐる  毎月出してゐる  呑氣さうに出入りしてゐる  眼を惹いてゐる  さを宿して咲いてゐる  さを詠んでゐる  あたりを見てゐる  靜けさと似てゐる  前、或は少し過ぎてゐる  みな浮いてゐる  限りも知らず沈んでゐる  瞼を厚くしてゐる  富士山が窺いてゐる  いま私の借りて住んでゐる  毎日仰いで見てゐる  山の持つてゐる  希望を抱くに到つてゐる  魔物がゐる  ムグラツトと呼んでゐる  森をなしてゐる  二時をすぎてゐる  連り聳えてゐる  我等の立つてゐる  富士山は聳え立つてゐる  それを仰いで坐つてゐる  幾疋か群れてゐる  空に輝いてゐる  あらはに聳えてゐる  十數里四方にも及んでゐる  その間に動いてゐる  擅ならしめてゐる  例のごとく端然とほの白く聳えてゐる  浪の動いてゐる  煙を噴きあげてゐる  頂に立つて見てゐる  一顰一笑を見守つてゐる  風味の出てゐる  事をなしてゐる  口馴れてゐる  清書してゐる  變つて來てゐる  其處から出版されてゐる  形に表れてゐる  大塚窪町に住んでゐる  勞れを休めてゐる  漁村に引込んでゐる  何處かへ出かけてゐる  普通に關東耶馬溪と呼びなされてゐる  樹木が生えてゐる  呼吸が萌え立つてゐる  多分に含まれてゐる  自分では感じてゐる  聲の聞えてゐる  さが含まれてゐる  小松の立ち並んでゐる  前から來てゐる  心に描いてゐる  木立をなしてゐる  數に喜び躍つてゐる  中に咲いてゐる  燈火も濡れ輝いてゐる  蔭にかくしてゐる  靜まつてゐる  幹から枝から起つてゐる  草木をうるほしてゐる  遭遇しないでゐる  ものに通じてゐる  こと、生きて行かうとしてゐる  氣のついてゐる  ぼんやりと生きてゐる  氣づいてゐる  心が動いてゐる  合掌禮拜してゐる  法悦を感じてゐる  全てが成り立つてゐる  眞直ぐに降つてゐる  爲事をしなれてゐる  つもりではゐる  一つ朗かに冴えて響いてゐる  斯う書いてゐる  濡れ羽色をしてゐる  筒鳥とよく似てゐる  鳥の啼いてゐる  筒鳥に似てゐる  匂ひ立つてゐる  いま手をつけてゐる  院七面山あたりにも啼いてゐる  大空に向けて咲いてゐる  青蛙が坐つてゐる  町から私の住んでゐる  井手が流れてゐる  洗ひながら流れてゐる  殆んど忘れてゐる  こころが動いてゐる  日ざしを含んでゐる  くらと散り澄んで輝いてゐる  單紅色の滴るごとくに輝いてゐる  それこそ歩いてゐる  まひ遊んでゐる  聽き恍けてゐる  櫻が散つてゐる  咲きかたまつてゐる  からにほの白く褪せてゐる  緑青を吹いてゐる  來て坐つてゐる  坐りもせずに待つてゐる  花片の散つてゐる  地を覆うてゐる  枯草のかげに落ちてゐる  眞直ぐにしやんと坐つてゐる  しんがほの白く伸びてゐる  紅ゐの褪せてゐる  色に咲いてゐる  さきに垂れてゐる  傾斜してゐる  樣に聳え立つてゐる  いちめんに咲いてゐる  こま/″\と小さく繁く咲いてゐる  ものに見せてゐる  滾々と湧いてゐる  中に通じてゐる  千本松原に沿うてゐる  ツイ左手近く響いてゐる  徑が通じてゐる  うち續いてゐる  左手向うに突き出てゐる  うつすらと棚引いてゐる  其處に美しく見えてゐる  松原が見えてゐる  町が見えてゐる  酒を呑んでゐる  灯に映つてゐる  旅に出てゐる  二分三分咲きかけてゐる  薄紅色にそよいでゐる  庭に似てゐる  忍び音に啼いてゐる  季も過ぎてゐる  毎月自分の出してゐる  學校を休んでゐる  とりと浸み出てゐる  性質をも見てゐる  ことなどを話してゐる  客に馴れてゐる  區分をしてゐる  古寺に坐つてゐる  爺さんはどうしてゐる  稻田高等學院が建つてゐる  藤稻荷と呼ばれてゐる  茶店などの出てゐる  其處に生えてゐる  混つてはゐる  頭上へ臨んでゐる  づれで響いてゐる  くだつて來てゐる  大野原と呼ばれてゐる  づばぬけて高く大きく聳えてゐる  多く隧道を穿つて通じてゐる  整つた宿場をなしてゐる  あちらこちらに咲いてゐる  印象を深めてゐる  庭に咲いてゐる  果物の熟れてゐる  櫟林に入り込んでゐる  日にうす赤く錆びてゐる  張りひろげて立つてゐる  立ち續いてゐる  日光に晒して立つてゐる  ツイ側に落ちてゐる  中に浸つてゐる  眞白に濁つてゐる  何處ぞがひどくやられてゐる  主業としてゐる  岸近く寄つて來て泳いでゐる  岸から直ぐずつと深く切れ込んでゐる  絲の降りてゐる  ぐつと開いてゐる  オヤオヤと見詰めてゐる  意識をとり返してゐる  それこれを見てゐる  音もなく泡だつてゐる  ぐつと高まつてゐる  水面から拔き出してゐる  ところでどうまごついてゐる  青田中を急いでゐる  引上げてゐる  戸をあけてゐる  んと炊いてゐる  速力を出してゐる  少年が坐つてゐる  二三日前から泊り合せてゐる  くつきりと浮き出てゐる  病人を置いてゐる  ものを取り込んでゐる  列をつらねて落ちてゐる  變へてゐる  呆氣にとられてよく見ると、捕へられてゐる  運轉が止まつてゐる  獨りで歩いてゐる  頭の痛くなるほど繰返されてゐる  修羅場化してゐる  玄關に立つてゐる  笑ひながら着てゐる  宿屋をしてゐる  私の住んでゐる  盃をあげてゐる  擔いで立つてゐる  早や涙ぐんでゐる  門口から續いてゐる  靜かに浸つてゐる  夕日の輝いてゐる  裂目から煙を噴き出してゐる  眞白に乾いてゐる  ぢかんでゐる  腰をおろして休んでゐる  薄皮で包まれてゐる  自分を伸ばして行かうとしてゐる  中に埋つてゐる  力の動いてゐる  伸び出てゐる  一寸も伸びてゐる  つて呼吸をしてゐる  峰のとがりを持つて聳えてゐる  力が動いてゐる  言葉が動いてゐる  昇りつしてゐる  水は最も痩せ、最も澄んでゐる  普通呼ばれてゐる  方八里といはれてゐる  荒涼さを持つてゐる  地に生えてゐる  古木の立つてゐる  靜かに立つてゐる  發掘を助けてゐる  一行記されてゐる  うちに葬られてゐる  大黒柱を切って投げ出しどっしりがたりと座ってゐる  ものを下してゐる  人間が信じてゐる  さまにしようとしてゐる  否やを疑つてゐる  手紙である由が註せられてゐる  云つて聽かせてゐる  苦しみもがいてゐる  影がうす暗くしてゐる  面をすいすいと泳いでゐる  自分が立たせられてゐる  うねりくねつてゐる  隱し了せてゐる  冷くてひんやりとしてゐる  雪で埋まつてゐる  奧まで消えずにゐる  さうに日のあたつてゐる  萌黄色になりかけてゐる  方で、ときどき啼いて見せてゐる  數丁ほど歩いてゐる  立ち竝んでゐる  それは固くなり過ぎてゐる  まり情味を隠し過ぎてゐる  冷くなり過ぎてゐる  控え目に演じてゐる  蝶が飛んでゐる  お供のさげてゐる  耳にきいてゐる  お酒をのんでゐる  方向まで示してゐる  人間の子を生んでゐる  裳裾をひいて遊んでゐる  書にも引かれてゐる  うからかなり知られてゐる  殺生ばかりしてゐる  畫をしてゐる  私のながく住んでゐる  兩方から見てゐる  雪解けにぬかつてゐる  批難攻撃してゐる  討議してゐる  役目を務めてゐる  正義感に満ちてはゐる  代弁を務めてゐる  気品とを与へてゐる  企図を仄めかしてゐる  ことを妨げてゐる  光明によつて照らされてゐる  ベックに汲んでゐる  頂点を占めてゐる  手腕をもつてゐる  整理されてゐる  浪漫主義を結びつけてゐる  英雄主義とを結びつけてゐる  光を投げかけさせてゐる  何ものかを見定めてゐる  一身に集めてゐる  筆を持つてゐる  美が潜んでゐる  根柢を成してゐる  主張が潜んでゐるにはゐる  天分を持つてゐる  ものと認められてゐる  劇的効果を挙げてゐる  片影を留めてゐる  足下に見下してゐる  特色づけてはゐる  劇作家としてゐる  心理的旋律を奏してゐる  多分に受けてゐる  殊に西班牙的色彩に傾かうとしてゐる  看板としてゐる  嘱望されてゐる  云ひ尽してゐる  迫つて建つてゐる  仏像などを観てゐる  幽かであるけれども、聴いてゐる  二つ居て、互に啼いてゐる  五六町を隔ててゐる  鳥は相変らず啼いてゐる  稽古させてゐる  今しきりに啼いてゐる  何時ごろ迄啼き続けてゐる  宿坊にゐる  空気が澄んでゐる  方までも見せてゐる  文藝欄に載せてゐる  いふ説を出してゐる  對原理に含まれてゐる  化學元素中大部分を占めてゐる  質量をもつてゐる  諸元素からできてゐる  明示してゐる  決定してゐる  集合してゐる  判然してゐる  微粒子であるとか考へてゐる  伴はれてゐる  水素原子に宿してゐる  有てゐる  蘇の如く乱してゐる  相手を待つてゐる  隣に立つてゐる  人形の如く住んでゐる  米粒を挾んで食べてゐる  前後左右に動いてゐる  葡萄蔓が青々とからみついてゐる  頸へ注がれてゐる  郷愁でも感じてゐる  針葉樹を圧してゐる  約束が済んでゐる  顔を覆つてゐる  幾月か続けてゐる  痕がついてゐる  ことに、ひたすら咽んでゐる  ことを怖れてゐる  馬鹿な怖れを感じてゐる  九郎に似てゐる  その間で立ち働いてゐる  闇にかくれてゐる  一つ宙を舞うてゐる  シヤワーを浴びたりしてゐる  小さな花を開いてゐる  つぶがまじってゐる  こと私は云ってゐる  コツンと殴つたりしてゐる  悪鬼に似てゐる  われわれは既に気づいてゐる  世人も等しく認めてゐる  存在理由をもつてゐる  まま葬り去られようとしてゐる  空論に終らうとしてゐる  一攫千金を夢みてゐる  複製を探してゐる  事情と結びついてゐる  なかに含まれてゐる  私は解してゐる  価値をもつてゐる  頭に描いてゐる  於て作られてゐる  標語を持ち出してゐる  ものときめてかかつてゐる  それを考へてゐる  理解を示してゐる  苦心をしてゐる  青年男女がゐるにはゐる  新劇をつまらなくさせてゐる  除外してゐる  轍を踏んでゐる  戯曲中に含まれてゐる  世界に探し求めてゐる  如何に生かされてゐる  背負つた舞台を見せようとしてゐる  何を残してゐる  諸君の目指してゐる  微笑を送つてゐる  執拗さを示してゐる  技を心得てゐる  うちに描かれてゐる  櫻を見てゐる  店先にせり出してゐる  胡弓を弾いてゐる  合の手を入れてゐる  引掛つて支へられてゐる  中に現れてゐる  姿を見降してゐる  姿を保つてゐる  様子を凝つと垣間見てゐる  仕儀に立至つてゐる  仕事としてゐる  沢山にこぼれてゐる  喰べたりしてゐる  しらがマストにのぼつてながめてゐる  船へ乗り込まうとしてゐる  城を持つてゐる  港にゐる  軍勢が住んでゐる  物蔭に伏してゐる  喰べ飽きてゐる  フライパンを振つてゐる  あたりに住んでゐる  間訓練を重ねてゐる  人に追はれてばかりゐる  矢を飛ばせてゐる  中に待つてゐる  船を目がけて戦ひを挑んでゐる  屯ろしてゐる  船のついてゐる  上を探つてゐる  まり沢山ゐる  鼠がゐる  語つて見せてゐる  半分夢を見てゐる  月も待つてゐる  西陽の射してゐる  一匹飛んでゐる  まま黙つてゐる  絹子は黙つてゐる  黄金色に染めてゐる  大柄でのんびりしてゐる  音でもきいてゐる  荒涼としてゐる  浜辺近くそそり立つてゐる  くつきりと浮き立つてゐる  空中に浮んでゐる  信一が黙つてゐる  上へこぼしてゐる  舞ひおりてゐる  彼も打ちとけあつてゐる  小菊の咲いてゐる  ぱいついた外套を着てゐる  つて凭れてゐる  親子を眺めてゐる  人に見られてでもゐる  底に常にひそんでゐる  脇の下にはさんでゐる  影を見つめてゐる  彼女は、かなしんでゐる  リズムをつけてゐる  影をやどしてゐる  灰色にふみにじられてゐる  恐怖がひそんでゐる  二人が求めてゐる  空にそびえてゐる  線路がふるへてゐる  彼女は、なげいてゐる  要領を得てゐる  日本で書いてゐる  私どもは疲れてゐる  大切に持つてゐる  呆んやりかけてゐる  両方から軒が低く重なりあつてゐる  煤でもついてゐる  呆んやりしてゐる  行つて呼び馴れてゐる  やうにのつしのつしと歩いてゐる  りくさんがゐる  つてかしこまつてゐる  ひな子がくちずさんでゐる  顔を崩さないでゐる  由が腰かけてゐる  沢山手に持つて遊んでゐる  六年もゐる  くれないでゐる  着物にすがりついてゐる  豆をまいてゐる  ところから遠くはなれてゐる  米ももつて来てゐる  面白くうたつてゐる  へんけがをしてゐる  お前に溺れてゐる  女に惚れ込んでゐる  空気がじつとり湧いてゐる  頬杖を突いてゐる  味ふてゐる  小皺を寄せて動かずにゐる  顔でゐる  矢張り此女でもさうかと思ふてゐる  違つた軌道でさうなつてゐる  痴川が呆れてゐる  親しみをもつて見送らうとしてゐる  終局へ追ひやらうとしてゐる  あたしを愛してゐる  足取で暫く歩いてゐる  痴川を憎んでゐる  夫人をさも思ひ込んでゐる  一途に思ひ込んでゐる  本能であつたりしてゐる  あんた、怒つてゐる  目前にゐる  一生懸命胸を叩いてゐる  お喋りしてゐる  顔を向け合せてゐる  牢獄へ打ち込んでゐる  縮こまつたりしてゐる  急ににやにやしてしよんぼりしてゐる  中でふんふん頷いてばかりゐる  程かすかに瞬き始めてゐる  閃めいてゐる  得意顔をしてゐる  必死に噛みつかうとしてゐる  つぶらに輝いて、脅えてゐる  遊び場所にしてゐる  大木が生えてゐる  いふ型違ひな子供のゐる  凱歌を挙げてゐる  裾を垂らしてゐる  主職にしてゐる  目に暮してゐる  豪華を消してゐる  通り中庭に面してゐる  顕微鏡を覗いてゐる  三にむかつてゐる  研究助手を勤めてゐる  出入を許してゐる  ちよつと覗いてゐる  学者風に捌けてゐる  やうに霞んでゐる  それをひとりつくづく眺めてゐる  筆者は書いてゐる  胸を赤く濡らしてゐる  現はされてゐる  位に思はれてゐる  ぢ続いてゐる  路傍で遊んでゐる  夢に浸つてゐる  依頼してゐる  願ひしてゐる  書込んでゐる  肩にしてぶらぶらと歩いてゐる  中ほどを悠然と歩いてゐる  心打たれてゐる  燃え具合を眺めてゐる  プスプスいつてゐる  松根油でさんざ苦しめられてゐる  牛を連れてゐる  げに瞬いてゐる  綴り合はされてゐる  怨みを含んでゐる  激昂してゐる  呶鳴り散らしてゐる  ものに脅えてゐる  懸隔れてゐる  藁をしごいてゐる  それを平らげてゐる  罹災親爺が立つてゐる  真中が少し窪んでゐる  ところから覗いてゐる  口に似てゐる  拾ひ歩いてゐる  朽木が懸つてゐる  火が燃やされてゐる  げに働いてゐる  ここでぶらぶらしてゐる  しか這入つてゐる  路は暗くとざされてゐる  畑をせつせと耕してゐる  奮闘してゐる  小川がつづいてゐる  若草の萌えてゐる  ズボンを穿いてゐる  衣裳をひけらかしてゐる  空に汗ばんでゐる  美を包んでゐる  歌をあはせてゐる  今何かに囲まれてゐる  言葉を忘れてゐる  間を見つめてゐる  今生きてゐる  いのちを信じてゐる  蹂躪してゐる  俗情に打ち勝つてゐる  其処をのり超えてゐる  さにかがやいてゐる  言葉すくなに坐つてゐる  手を組んでゐる  下を見てゐる  毎日出てゐる  あなたはまだゐる  アトリエにただ立つてゐる  縦に流れて、あの霞んでゐる  寮生活をつづけてゐる  東京に育つてゐる  身も心も洗はれてゐる  伝へ聞いてゐる  茫漠として濁つてゐる  山の上に出てゐる  先天的に持つてゐる  そこに流れてゐる  実感から来てゐる  思つて読んでゐる  十杯ぐらゐづゝ連日飲んでゐる  安全にきまつてゐる  ションボリ列んでゐる  小説家さへ出てゐる  戦争物が目立つてゐる  二三書いてゐる  嶋が来てゐる  敷瓦のうへにつづいてゐる  ばを利かせてゐる  だんだん様子を見てゐる  舎人をつとめてゐる  あだ名されてゐる  それを保たせてゐる  親近してゐる  はじめてさへゐる  心にひびいてゐる  眉をしてゐる  眼ざしをじつと眺めてゐる  影さへ射してゐる  ひついてゐる  日にやけてはゐる  左右にせまつてゐる  ぐりぐりと剥きだされてゐる  真一文字に結ばれてゐる  方に似てゐる  いつまでも大海人が黙つてゐる  宮へ来てゐる  機会をねらつてゐる  ぼんやり佇んでゐる  物思ひにふけつてゐる  あやしたり眠らせたりしてゐる  これもうとうとしてゐる  のんびりしすぎてゐる  ことばかり繰り返してゐる  薄つすらとさしてゐる  心に刻んでゐる  つた内気さばかりの出てゐる  貢献をしてゐる  かすかに顰められてゐる  鸚鵡がとまつてゐる  先には、じつと醒めてゐる  土地に居残つてゐる  笑はれてゐる  常々後手ばかり引いてゐる  なにしろ書きかけてゐる  むづかしさうに思はれるので、せめて書きかけてゐる  上に起きてゐる  一心に書きつづけてゐる  見事に咲いてゐる  わたしを睨んでゐる  うちに、遣りかけてゐる  濫用されてゐる  夢と共に宿してゐる  現在求めてゐる  一日一日を送つてゐる  隅に嵩張つてゐる  私は隣りに坐つてゐる  人を得てゐる  収入で占めてゐる  通信員を置いてゐる  目を通してゐる  度外に置いてゐる  上資力充実してゐる  その他子供を冠してゐる  ために、働いてゐる  教を載せてゐる  六經に載せてゐる  來から存してゐる  論文によつて現はれてゐる  批判を示してゐる  六藝に出てゐる  教から出てゐる  運動場に高く立つてゐる  海を覗いてゐる  ところどころに浮んでゐる  無口でゐる  カモフラージしてゐる  芽が出てゐる  小田原にゐる  白秋さんに似てゐる  波に溺れようとしてゐる  空ばかりを仰いでゐる  中に深く流れこんでゐる  氣色もなく、凝つとまどろんでゐる  間を浮いたり沈んだりしてゐる  舟を持つてゐる  事をはなしてゐる  値段さへ忘れてゐる  うつらうつらと霞んでゐる  気色もなく、凝つとまどろんでゐる  二枚落で指してゐる  飛香落で指してゐる  勝負をしてゐる  世辞に負けたりしてゐる  自然に指してゐる  平手を指してゐる  東洋軒にゐる  魚籃坂にゐる  何時でも飲めると考へてゐる  用ひられたりしてゐる  こと覚えてゐる  家は覚えてゐる  疑問に根ざしてゐる  血を引いてゐる  模範運動を試みてゐる  技士をつとめてゐる  運動術を持つてゐる  アドレスで来てゐる  家を借りて住んでゐる  友であるといふ思ひに打たれてゐる  疑問を持つてゐる  帰路を踏んでゐる  買ふてゐる  きりまだ行かない、気取つてゐる  理論を持つてゐる  作家が集まつてゐる  ふうに聞いてゐる  ぢさんと思うてゐる  養生してゐる  月日が経つてゐる  しかし凍ってゐる  タングステンがやっと赤く熱ってゐる  天井にかかってゐる  上に寝そべつてゐる  焼跡に建ててゐる  指図してゐる  ことを唸つてゐる  主人とも話してゐる  迷惑かけてゐる  上で育つてゐる  緊張しながら待つてゐる  本が詰まつてゐる  電燈の点いてゐる  殆ど四六時中彼を苛んでゐる  どこかで死にかかつてゐる  硝子でできてゐると思ひ込んでゐる  全身硝子でできてゐる  滅茶苦茶に壊れてゐる  身を反り返してゐる  あたりをぶらついてゐる  ために集まつてゐる  新びいどろ学士がゐる  ぼんやり片隅に立つてゐる  安静にしてゐる  抗議してゐる  激減してゐる  小首を捻つてゐる  彼がとり得る、残されてゐる  頭が茫としてゐる  うずうずしてゐる  血を滲ませてゐる  灯が蠢いてゐる  横臥してゐる  免がれてゐる  旅を目論んでゐる  ぼんを穿いてゐる  その間に立働いてゐる  家の建つてゐる  バラツクを建ててゐる  儘仰向に寝転んでゐる  さうに思はれる迄燃えてゐる  何もせずにゐる  出し入れをしてゐる  今過ぎてゐる  マダムが坐ってゐる  何ものにかに委ねてゐる  ゴーと走ってゐる  彼女が乗ってゐる  揃も揃って腰掛けてゐる  話をハッキリ覚えてゐる  夜道を歩いてゐる  首が切られてゐる  見物席に控えてゐる  時計は壊れてゐる  習慣を忘れてゐる  本を送つて寄越してゐる  大変困つてゐる  感心しながら読んでゐる  おばあさんから手紙が来てゐる  雑誌を読んでゐる  ひとから頼まれてゐる  皮をむいてゐる  下宿を探してゐる  灯を見降してゐる  真中に流れてゐる  水は増してゐる  舟もないし、困り切つてゐる  蠢動きゐる  ひたすらに、興じゐる  酒宴なして戯れゐる  年中苦労してゐる  樹海などと呼びなされてゐる  樹齢を持つてゐる  天心近く暢びやかに聳え立つてゐる  しづれ落ちてゐる  いま歩いてゐる  足どりを強ひて動かしてゐる  人家とても無いであらうと急いでゐる  正体なく寝込んでゐる  よう立ちかねてゐる  荷馬車屋を立たせようとしてゐる  裾野を横切つてゐる  うち続いてゐる  床が並んでゐる  二階から見てゐる  落葉が散らばり浮いてゐる  一杯始めてゐる  こちらを向いてゐる  般若湯を嘗めてゐる  限界もなく押し続いてゐる  我等の歩いてゐる  切れ落ちてゐる  山々に立ちこんでゐる  残党でも隠れひそんでゐる  草分と呼ばれてゐる  下を流れてゐる  中途に引つ懸つてゐる  燦びやかな翼を拡げてゐる  顔だけを保つてゐる  感謝を抱いてゐる  魂さへも失してゐる  室へと渡り歩いてゐる  食料を借り足してゐる  精魂を枯らしてゐる  ものを預かつたと苦しんでゐる  ピヂャマを着てゐる  ポカンとしてゐる  誤謬を犯してゐる  猿にかも似てゐる  ニタニタを眺めてゐる  一本だけ立つてゐる  白壁へ落してゐる  影を騒がせてゐる  ジタジタとわかせてゐる  裸体でねそべつてゐる  頸をまかれてゐる  後日批評してゐる  払はしてゐる  酔ひしれてゐる  調息してゐる  窓を視詰めてゐる  人生をあきらめてゐる  関はずに容れてゐる  彼は、照れてゐる  何かをねらつてゐる  世の中は進んでゐる  舌に恵まれてゐる  竦毛を震つてゐる  恋慕してゐる  あたりを覆うてゐる  所蔵してゐる  今ここに持つてゐる  近いうちに取り計らつてやらうと考へてゐる  太吉を信じてゐる  八は力み込んでゐる  ぱられて狐岡に来てゐる  柘榴が色づいてゐる  眼をあげてゐる  枝を移りながら動いてゐる  それをながめてゐる  毎日眺めてゐる  あたりにゐる  わたしに送らせてゐる  さうに話しこんでゐる  逢ひたいとか考へてゐる  逗留してゐて、そしてぬけて出るのであつたが、かうして落ちついてゐる  一人で思ひふけらうとしてゐる  はつとしてゐる  じい仕事をしてゐる  い仕事をしてゐる  まり込んでゐる  意識しないでぽかんとしてゐる  何となく勉強してゐる  僻見してゐる  人間のしあしあと人中を歩いてゐる  何んでも考へてゐる  山間にゐる  ぢはひを含んでゐる  から落葉が散らばつてゐる  かたちをしてゐる  寂莫がこもつてゐる  廃業してゐる  茶を飲んで遊んでゐる  うしろ姿が老いてはゐる  むら立つてゐる  主人はたぎつてゐる  日をくらしてゐる  夕日がちらついてゐる  あこがれは充分もつてゐる  若い女を囲うてゐる  いくら一人でゐる  東京が晴れてゐる  表にてらされてゐる  性質がよくなりかけてゐる  唯一人きり坐つてゐる  時間をつぶしてゐる  乎と見つめてゐる  二週間書かないでゐる  結局、書かないでゐる  用ゐるよりも、やはり悠然と怠けてゐる  達者にくらしてゐる  渡世をしてゐる  ことに馴れてゐる  不死身にしてゐる  庭へ出てゐる  こちらも生きてゐる  今は廃れかかつてゐる  お茶をのんでゐる  悪名をながしてゐる  一年もゐる  一番深く馴染んでゐる  苔を燃やしてゐる  花が白く覗いてゐる  うそ寒い散歩をつづけてゐる  鮭を下げてゐる  脊中をしてゐる  やうにつつ立つてゐる  腹がふくれてゐる  鮭がじつと泳ぎ澄んでゐる  ぢを残してゐる  自分の住んでゐる  芭蕉を束ねてゐる  仕方がないが、ゐる  水の上に垂れてゐる  二階から覗いてゐる  下流とへつづいてゐる  思つてゐたが、してゐる  下でひいひい啼いてゐる  衣づれは依然としてつづいてゐる  たしかに來てゐる  ライトを強くあててゐる  肌をしてゐる  空想し続けてゐる  住宅の建つてゐる  い中庭を好んでゐる  花卉に取囲まれてゐる  滲透してゐる  文など読んでゐる  条約を結ばうとしてゐる  悲んだり憤つたりしてゐる  んとしてゐる  黒海に面してゐる  七つの共和国に分れてゐる  姿を見下してゐる  二三日前から咲いてゐる  つて荷車を引かされてゐる  から瓶につまつてゐる  筍を煮てゐる  中折なんかをかぶつてゐる  一日中一枚しか開けずにゐる  洗らはずにゐる  つて一つ一つごみを拾い取つてゐる  張りかへてもやぶけてゐる  ついでは吹いてゐる  一月一日とめでたくも始まつてゐる  まつてゐても、住んでゐる  充分にふくんでゐる  詩ばかりを書いてゐる  ことに考へてゐる  私が寝そべつてゐる  頸にはみ出してゐる  髪をつんでゐる  中で聞いてゐる  自転車用車輪をつけてゐる  行つたりしてゐる  列らんでゐる  人力車などの走つてゐる  たしかに降つてゐる  ことをたしかめてゐる  ことも、降つてゐる  中まで来てゐる  つて試めされてゐる  払ふといふので、貸してもらつてゐる  家ときめてゐる  ことに感じながらゐる  雨漏りが寝てゐる  内側から開けてゐる  あらはさうとしてはゐる  先へと進んでゐる  つてゐるにきまつてゐる  つた時計を持つてゐる  時計を止めてゐる  大臣がゐる  のですから、なりたいと思ひながらなれずにゐる  元気でゐる  ことを教えてゐる  お祖父さんが歩いてゐる  お祖母さんが歩いてゐる  風に歩いてゐる  映写されてゐる  スクリンを持つてゐる  時間が映されてゐる  まり特種関係に置かれてゐる  小論文を書いてゐる  のだと論じてゐる  編次せられてゐる  血統を引いてゐる  篇を載せてゐる  訓されてゐる  模倣させてゐる  譯してゐる  母語を振りまはしてゐる  佛語で話してゐる  會話を試みてゐる  履んでゐる  文化を有してゐる  代役を勤めてゐる  事を始終考へてゐる  方に歩み寄つてゐる  卒業論文を書いてゐる  ものが挟まれてゐる  古語が遺つてゐる  方言を見てゐる  皆魂を持つてゐる  口を働かしてゐる  書物に書かれてゐる  風に考へられてゐる  変化を辿つてゐる  組合せとに依つて、含まれてゐる  うちに這入つてゐる  同義語が並んでゐる  兎に角、引きずられてゐる  日記等に沢山出てゐる  生活もしてゐる  しまつて浮動してゐる  神様が来てゐる  皆神様が来てゐる  残つて研究してゐる  から、見てゐる  平安朝から現れてゐる  発揮さしてゐる  人が真似てゐる  書き物に出てゐる  日記に出てゐる  役にたてないでゐる  つて研究してゐる  万葉研究をしてゐる  のは、死んでゐる  独逸語をまぜてゐる  うちに生かしてゐる  上で出来るだけ深めてゐる  外国文に訳してゐる  時にもしてゐる  働きを与へてゐる  私は置いてゐる  連衆が、書いてゐる  搦みついてゐる  文学を動かしてゐる  世捨人が持つてゐる  伝承せられてゐる  名前をつけてゐる  今これに就いて、詳しく申してゐる  ところから、起つてゐる  ば保存してゐる  ば保存しようとしてゐる  只今考へてゐる  諺を持つてゐる  区別をつけてゐる  適切に表してゐる  諺をば覚えてゐる  諺を覚えてゐる  から、避けてゐる  魂が、這入つてゐる  のが這入つてゐる  のですから、まあ覚えてゐる  ことなので、覚えてゐる  魂が這入つてゐる  言葉だけをば伝へてゐる  生活に結びついてゐる  さうに考へられてゐる  合理化されて書かれてゐる  事にして、書いてゐる  言ひ伝へてゐる  形をもつて来てゐる  言つて泣いてゐる  幾つも這入つてゐる  西鶴なんかも書いてゐる  その後に続いてゐる  解説がついてゐる  空想で出来てゐる  謎としてゐる  型通り書いてゐる  文句が、必ず、這入つてゐる  風に出てゐる  言つておいてくれてゐるから、その伝へてゐる  文章をあはせて見ないで、漠然と考へてゐる  続日本紀に沢山出てゐる  続日本紀に出てゐる  ものも残されてゐる  から入れてゐる  宣命に似過ぎてゐる  断定してゐる  訣つて書いてゐる  訣らないで書いてゐる  我々の書いてゐる  口から出放題に書いてゐる  宣命に現れてゐる  活用させてゐる  間違へて写してゐる  先に犯してゐる  間違ひが出て来てゐる  型を定めてゐる  思つて解釈してゐる  歌の伝へられてゐる  修正して、伝へてゐる  言つてさう直してゐる  籠つてぢつとしてゐる  日本紀に出てゐる  因習が、やはり守られてゐる  勢力を得てゐる  てなしと言うて呼んでゐる  包含してゐる  考へも近頃さうなつて来てゐる  立証せられてゐる  我々は聞いてゐる  権威を認めてゐる  何百年も守らうとしてゐる  義理を感じてゐる  能狂言に出てゐる  学者等が正しいと認めてゐる  からんことを望んでゐる  国家としてとらるべきだと信じてゐる  苦悩をもつてゐる  含水炭素とから成立つてゐる  肉体に生きてゐる  上に置かれてゐる  皆さう信じてゐる  道義的勇気とを欠いてゐる  ことをのみ求めてゐる  一隅に押付けられてゐる  国に最も著しく現れてゐる  位置を得てゐる  体現してゐる  ことをよく知りぬいてゐる  嘲弄せられてゐる  殺戮せられてゐる  ひきづツてゐる  つて先立たれてゐる  咒になると信じてゐる  拒否せられ、或は売られてゐる  於ては全く忘れられてゐる  領もよく心得てゐる  成立せられてゐる  ことをあまりによく知りぬいてゐる  説諭をしてゐる  お母さんがあんなに泣いてゐる  お母さんが泣いてゐる  学者つて綽名がついてゐる  テエブルに坐つてゐる  完全にめぐらしてゐる  約束を持つてゐる  モデルにしてゐる  のか、描いてゐる  寢風呂にでもつかつてゐる  買してゐる  眼に肥えてゐる  曲つた眼つきで眺めてゐる  陷ちてゐる  熱心に讀んでゐる  自分をごまかしてゐる  點を握られてゐる  あたし達が、こんなにやきもきしてゐる  默つてゐればゐる  本なんて讀んでゐる  これでも見てゐる  魅力を持つてゐる  落着きを持つてゐる  突つ放してゐる  沾みに富んでゐる  ストーヴなどを焚いてゐる  温泉にでもつかつてゐる  蹴球のあそびに耽つてゐる  陽炎の立つてゐる  羽毛にくるまれてゐる  駄目ときまつてゐる  ことを訊いてゐる  中で泳いでゐる  球蹴りをしてゐる  翳を澱ませて、ひそんでゐる  賑ひを忘れてゐる  顔を若返らせてゐる  私はかうして見てゐる  空に押しつけられてゐる  一日坐つてゐる  赴任を待つてゐる  道がひらけてゐる  今も信じてゐる  嫉妬がかくされてゐる  ひそかに燃えてゐる  遠慮がゐる  文子を見てゐる  からくりが隠されてゐる  手術を受けてゐる  メーンストリートが走つてゐる  自動車も動いてゐる  墓が雑然とならんでゐる  毎秒感じさせられてゐる  ひとめ見ると、かねがね怯えてゐる  今もつづいてゐる  とつて、くすぶつてゐる  彼に生れてゐる  拍車をかけてゐる  言はふとしてゐる  彼は考えてゐる  返事をうながしてゐる  恋をしかけてゐる  中にもとめてゐる  言葉をうながしてゐる  やうに、遠く突き放してゐる  開花が、もういちはやく、萎もうとしかけてゐる  静かさで、坐つてゐる  無視されてゐる  彼を忘れてゐる  鹿爪らしく答えてゐる  すべてを知られてゐる  手数をかけてゐる  不当から発してゐる  一生つづいてゐる  古川さんのゐる  ひとつ家にゐる  胸底にのみ秘められてゐる  底にはまつてゐる  嘆きをこめてゐる  ために、老ひこもうとしてゐる  用意もできてゐる  意志をむしろ激しく生かしてゐる  碁盤を睨んでゐる  のを、待ちかねてゐる  習ひだしてゐる  からん顔付をしてゐる  消費されてゐる  心が、すでにうごめいてゐる  やうと企んでゐる  誰しも当然懐いてゐる  弁護してゐる  女友達がゐる  自分に知られてゐる  合ひで踏みにじり、低めてゐる  あれも疲れてゐる  僕達を疲れさせてゐる  諦らめならされてゐる  確定されてゐる  ひだに、はりつめてゐる  葉書に語らせてゐる  恋は、すでに、さめかけてゐる  葉書を書いてゐる  何物に追はれてゐる  女は追はれてもゐる、憑かれてもゐる  夢もいだいてゐる  中に、いつも棲んでゐる  世界に限られてゐる  夕方雲をみつめてゐる  やうに起きあがらうとしてゐる  私ここにゐる  意志を忘れてゐる  雪空に属してゐる  木陰に似てゐる  流れる雲に似てゐる  ところへ行きついてゐる  言ひきつてゐる  本物になりすぎてゐる  往来に落ちてゐる  うらみを懐いてゐる  姿を逸してゐる  山にゐる  終日黙りこくつてゐる  神経に、追ひつめられてゐる  顔全体に刻みこまれてゐる  憎しみのみが生きてゐる  水が、ただ満々とはりつめてゐる  冬空の中にまいてゐる  らさを増してゐる  忘れ物をしてゐる  一緒くたに握りしめてゐる  パン屑を毟りすててゐる  感じに変らしめられてゐる  卓一を愛してゐる  時がきてゐる  銀行にでもゐる  水中にゐる  それらをつつんでゐる  興を覚えてゐる  鮮明に蘇らせてゐる  暗夜が、近づきかけてゐる  浜温泉にゐる  僕も信じてゐる  客間にゐる  骨身に沁みてゐる  物音は死んでゐる  男がねてゐる  死人が沈んでゐる  新聞紙を折り返してゐる  様子が、まるで生きてゐる  ときばかりは、見てゐる  快癒しかけてゐる  心がみちてゐる  同胞達に欠けてゐる  風に騒がせてゐる  建物は生きてゐる  つて、うちすてられてゐる  笠にかかつて話してゐる  自分を見出してゐる  酒場に待つてゐる  由子と語らつてゐる  やうと努めてゐる  つて許るされてゐる  支障なしに生きつづけてゐる  毎晩分つてゐる  算えてゐる  算えられてゐる  野々宮は倦み疲れてゐる  凄味を加えてゐる  どこかに起きてゐる  存在し、荒れるにまかし、また荒らされるにまかされてゐる  さが凝りついてゐる  から二十数年が流れてゐる  めつづけてゐる  燈りを消さうとしてゐる  音もなく、すでに開いてゐる  我に返つてゐる  音楽も響いてゐる  買物をしてゐる  売場にゐる  諦らめに馴らされすぎてゐる  玉をむいてゐる  涼しい顔で、すましてゐる  朝までゐる  一劃を歩いてゐる  降誕祭が近づいてゐる  雪がつもつてゐる  一面滴に濡れてゐる  歩行にむしろほてつてゐる  枝を垂れてゐる  無限に落ちてゐる  尻を握られてゐる  話しぶりを聞いてゐる  午を過ぎてゐる  手にぶらさげてゐる  ぢくりまはしてゐる  農夫であればその働いてゐる  子供であればその遊んでゐる  隠れをはせてゐる  文子がゐる  仕方がないと呟いてゐる  みんな整理もついてゐる  つた年寄を生かしてゐる  慾も持てあましてゐる  私に待たれてゐる  生き甲斐を見付けださうとしてゐる  死にたわむれ、死に甘え、かつもてあそんでゐる  さに疲れてゐる  実家を訪れてゐる  苦労人にも仕上げてゐる  心も植えつけてゐる  つてもゐる  恋を裏切つてゐる  私はむしろ信じてゐる  計算がかくされてゐる  私の望んでゐる  悔ひてゐる  先生を探し歩いてゐる  ただ喋りつづけてゐる  北海道にゐる  柄杓をもつて控えてゐる  変物が荒れてゐる  それを好んでゐる  執念につきまとはれてゐる  内心を見透かされてゐる  パトロンを探してゐる  噂しあつてゐる  人々に見透かされてゐる  監視されながら生きてゐる  話もきかされてゐる  わが家にゐる  椅子をぐらぐら揺り動かしてゐる  心は暗いにきまつてゐる  街にゐる  一冬怒りつづけてゐる  理知人は思ひこんでゐる  上へ突きだしてゐる  官舎が並んでゐる  余地なく並んでゐる  うねりをむなしく眺めてゐる  自分も生きてゐる  六時に待つてゐる  嘉村さんが待つてゐる  由子訪問を急いでゐる  焦躁に駆られてゐる  満悦の呟きを洩らしてゐる  心は表してゐる  卓一と思ひこんでゐる  やうに思ひこんでゐる  道理は具えてゐる  多忙を極めてゐる  雪の下に埋まつてゐる  名前を揃えてゐる  細大洩らさず取揃えてゐる  欠伸をしながら歩いてゐる  由子に恋してゐる  好きにきまつてゐる  さがかたまりついてゐる  術にたけてゐる  情熱の欠けてゐる  のを、見逃してゐる  由子はすでに見ぬいてゐる  愛情すら、すでにさめかけてゐる  何をのぞんでゐる  由子を愛してゐる  肉体を具えてゐる  僕は信じでゐる  さを怖れてゐる  頭を占めてゐる  諦らめてゐる  誘惑にかられてゐる  こともなくまきこまれてゐる  姿を宿してゐる  さを、映してゐる  変貌させてゐる  それを多分認めてゐる  急を告げてゐる  左門を責めてゐる  つても、生きてゐる  なほ人に頼んで探してはゐる  グシャリと置かれてゐる  グシャリとへばりついてゐる  無理が隠されてゐる  理窟をもつてゐる  二人とゐる  すべてが、生々しく語られてゐる  希望の国がひらけてゐる  安らかさをも感じてゐる  私は思ふてゐる  ほんとうに高梨を愛してゐる  文子が愛してゐる  九割九分の欠点も忘れてやりたいと思ふてゐる  野々宮はただ頷いてきいてゐる  野々宮は疲れてゐる  遥かな思ひがしてゐる  甃をたたいてゐる  放心に追はれながら、ふと振向いてゐる  顔をそむけずにゐられなかつたと伝えられてゐる  つたと伝えられてゐる  さから毎日を泣きあかしてゐる  洋書がつまれてゐる  つて静かにのこつてゐる  家にどうして隠されてゐる  身を投げだしてゐる  夢をつつんでゐる  違ひすぎてゐる  人が、抱かれてゐる  すべてが賭けられてゐる  まり違ひすぎてゐる  渉猟してゐる  数々を見てゐる  日がくるまでにもはや片付いてゐる  サチ子を見てゐる  心を突き放してゐる  君だけが突き放されてゐる  僕自身が、すでに突き放されてゐる  自分に突き放されてゐる  自分がすでに突き放されてゐる  ように思ひこんでゐる  実行力も欠けてゐる  心で眺めてゐる  水が小さく澱んでゐる  恰かも計られてゐる  巧みに逃げてゐる  飜弄されてゐる  つて、怖れてゐる  ために、生きてゐる  男を騙しつけてゐる  国に来てゐる  心すら、恐らく知りかねてゐる  彼方にゐる  ひとり、取り残されてゐる  二分してゐる  妖怪の喚きや罵りをきいてゐる  すべてはもはや過ぎ去つてゐる  巳吉のゐる  中に置き放されてゐる  四年すぎてゐる  雲を敷きつめてゐる  ことを拒まれてゐる  やうと焦せりぬいてゐる  火を動かしてゐる  やうに、冷めたく聞き流してゐる  澄江を愛してゐる  はたらきが、失はれてゐる  りつづけてゐる  諦らめきつてゐる  さが秘められてゐる  なかに坐してゐる  愚弄してゐる  ここに生れてゐる  それはもう、分かりきつてゐる  やつぱり分かつてゐる  豊かになるばかりに思はれてゐる  憩ふてゐる  理窟もなしに押しつけられてゐる  苦痛がはじまつてゐる  お喋りをしてゐる  んながゐる  亡魂がたちこめてゐる  んだけど、ほんとに愛してゐる  言はれつけてゐる  冷然と拒んでゐる  それを証拠立ててゐる  終りをつげてゐる  消費せしめられてゐる  卓一は叫んでゐる  知人がゐる  なほ愛しつづけてゐる  ひとつに潜みつづけてゐる  休みなく息づいてゐる  側にひそめてゐる  傾向につきまとはれてゐる  ために別れきれずにゐる  男を憐れんでゐる  子にならうとしてゐる  生き甲斐にしてゐる  さだけを憐れんでゐる  現実に裏切られてゐる  役人をしてゐる  結婚を考へてゐる  言明してゐる  夢に追はれてゐる  余燼をあげてゐる  王座からひきづり降ろしてゐる  メスを加えてゐる  社交慾を充分みたしてゐる  卓一達が遊んでゐる  隙間からヂッとのぞいてゐる  尖塔をのぞかせてゐる  会堂に居ついてゐる  きり浮いてゐる  欠伸をしてゐる  眼を怠らずにゐる  新聞紙を着てゐる  言葉を弄んでゐる  やうに青々と澄んでゐる  方に休んでゐる  ことまで口走つてゐる  背中に負うてゐる  鬱を凝らしてゐる  臍をかためてゐる  冒涜を加えてゐる  軽蔑されてゐる  ギラギラ宿してゐる  落日のみが刻々沈んでゐる  感情もないにきまつてゐる  色をぬりまぜてゐる  魂がこもつてゐる  さを宿してゐる  拾ひあつめてゐる  お前だつて喜んでゐる  子にならうと目論んでゐる  生きがひにしてゐる  欲望が息づいてゐる  人はもはや死んでゐる  あまり生々しく生きすぎてゐる  洋室にゐる  大胆をきはめてゐる  冬空へ撒いてゐる  プラットホームも濡れてゐる  待合室も濡れてゐる  心も濡れてゐる  何か頻りに語りだしてゐる  ぢめられてばかりゐる  鳴りつづいてゐる  帰つてくるが、待つてゐる  青空の輝いてゐる  ものと聞えてゐる  煙をくすぶらしてゐる  惨めなほどに衰え、そして凋んでゐる  ひとりぼんやり歩いてゐる  眼玉をついばまれてゐる  うちにありありと分かつてゐる  そつちへ歩いてゐる  さが際立つてゐる  一人に向ひあつてゐる  絶巓に立つてゐる  奴隷を見くだしてゐる  脳裡にひらかうとしてゐる  静かに然しなまめかしく息づいてゐる  一時ごろ待つてゐる  笑顔ばつかりしてゐる  片手を握りあつてゐる  漿液を貯えてゐる  行方をみつめてゐる  言ふまでもなく知りすぎるほど知りぬいてゐる  心を指してゐる  ひとつの心を持つてゐる  支配を受けて生きてゐる  私はさう思ふてゐる  花園だと思ふてゐる  人間は現に生きてゐる  夢だけが生きてゐる  のだと思ふてゐる  生きることに焦せりすぎてゐる  きらうとしてゐる  宗教を課してゐる  差向ひで暮してゐる  やうに思ふてゐる  私はむしろ思ふてゐる  充分わかつてゐる  ことは分かりきつてゐる  のだといつも嘯いてゐる  眼がちりばめられてゐる  鬼と化してゐる  自分に課してゐる  花をぶらさげてゐる  埃りをかぶつて並んでゐる  歌つた歌詞を伝えてゐる  道具にされてゐる  冷然と空うそぶいてゐる  意識がまだ生き残つてゐる  批判を拒んでゐる  失つて手段を忘れてゐる  底から揺り動いてゐる  四つ這ひに投げつけられてゐる  意志してゐる  俺は勝つてゐる  自分に裁かれてゐる  課題に答えてゐる  陰でしてゐる  音が死んでゐる  何を待たされてゐる  つても、もてあましてゐる  夢をもてあましてゐる  言つてヒステリーを起してゐる  底に殺されてゐる  揶揄はれてゐる  すべてを委ねてゐる  たしかに開らかれてゐる  朦朧とみつめてゐる  紫煙をあげてゐる  焼跡をちりばめてゐる  行為を最も憎んでゐる  剥奪し、弄び、ふみにじつてゐる  強迫してゐる  御返事をもとめてゐる  しろへ引いてゐる  女に見てゐる  綺麗に忘れてゐる  日がのびてゐる  応接室に休んでゐる  建物に滲んでゐる  左門をもてなしてゐる  武装を持つてゐる  実行が残されてゐる  感情ではなく、いつも冷めたく考へてゐる  彼の企ててゐる  真実をもつてゐる  拒絶してゐる  甥にもつてゐる  苦笑が浮いてゐる  片足踏みこんでゐる  控えやうとは思ふてゐる  考へがあるだらうとは分つてゐる  肚ができてゐる  青年達はゐる  時代はすぐれてゐる  活動写真を見てゐる  我自らを憐れむ思ひでどうにか生きのびてゐる  しろ滑稽に思ふてゐる  相手に定めてゐる  無意味だと思ふてゐる  ひとつを残してゐる  やうに痩せてゐる  心にだいてゐる  一生を終りたいと思ふてゐる  ことは避けねばならぬと思ふてゐる  僕を好いてゐる  身に沁みてゐる  理想の女にあこがれてゐる  夢にうなされてゐる  寝言を否応なしに喋らされてゐる  あげく、まるでふざけてゐる  スポーツに見てゐる  女と思ひこんでゐる  尊敬をもとめてゐる  文子に比して一際勝れてゐる  野々宮もゐる  やうに抱きあひながら、泣いてゐる  なつてぶらぶら揺れてゐる  うにそつぼを向いてゐる  注文を待ちかねてゐる  子もゐる  自分で生き通してゐる  姿をとどめてゐる  世界にもすてられてゐる  心がやつれてゐる  色が刻まれてゐる  心はさめてゐる  条件を具えてゐる  疑問を喋りかけてゐる  娯しもうとしてゐる  二重に敗けてゐる  先に気付いてゐる  言はせてゐる  退屈しきつてゐる  由子は信じてゐる  魔くらがしてゐる  男達にきまつてゐる  技術などをつくらせられてゐる  穴をねらつてゐる  僕は考へてゐる  窮してゐる  僕は信じてゐる  意味を持たせてゐる  死に就いて述べてゐる  偶然がなかつたら、現に生きてゐる  大体暗示してゐる  反対へ傾きかけてゐる  時間を占めてゐる  編輯長のこねくりまはしてゐる  つまり普通行はれてゐる  潜在意識がはたらいてゐる  心に秘めてゐる  由子は気付いてゐる  真理をもとめてゐる  結局思はせられてゐる  いふ風に思はせられてゐる  友達でもゐる  叔父さんとかがゐる  手間がかかつてゐる  平凡だと思ひこんでゐる  ぱいの生き方をしてゐる  宿命は仕遂げてゐる  道を歩かされてゐる  己れを縛りとほしてゐる  言葉に、騙されてゐる  眠りに誘ひこもうとしてゐる  危く自分も騙されかけてゐる  人を忘れてゐる  姿を変えてゐる  私に惚れてゐる  相としてゐる  仕度にかかつてゐる  闇がはりつめてゐる  愛撫してゐる  取引されてゐる  無視しきつて相抱擁してゐる  装ひをこらしてゐる  技術をひけらかしてゐる  快感を覚えてゐる  心が驕つてゐる  陳腐さだけがむしろよつぽど生き生きとしてゐる  あらぬことに滑りこんでゐる  うどはまつてゐる  洒落も亡びてゐる  ことを拒んでゐる  心がおちこんでゐる  窓に似てゐる  海風が張りつめてゐる  心は然し悲しいまでに醒め果ててゐる  顔で、然し頷いてゐる  宵であつたが、それとなく近づいてゐる  投りだしてゐる  表情を生んでゐる  卓一を追ふてゐる  仮装させて考へてゐる  異人が住んでゐる  やうに思ひだしてゐる  ことではなかつたが、誑されてゐる  いふ言葉をきいてゐる  彼自ら現に感じてゐる  他出してゐる  沿ふてゐる  色情に飢えてゐる  恋を語らつてゐる  真実らしく見えてゐる  ひとつ謎がふえてゐるにきまつてゐる  三年すぎてゐる  編み物をしてゐる  セエターを急いでゐる  手頸を動かしてゐる  我慢してもらつてゐる  燻蒸してゐる  なかを走つてゐる  前文部参与官がゐる  考へをまとめてゐる  痛みを感じつづけてゐる  書物を読んでゐる  方が生き生きとしてゐる  沢山人のゐる  一人ぼんやり坐つてゐる  校長が惚れてゐる  僕が好いてゐる  僕は黙つてゐる  苦痛に富んでゐる  無意識に荒々しく掻きあげてゐる  籐椅子に休んでゐる  男ができてゐる  のを待ちかねてゐる  あいつ、ずいぶん怒つてゐる  ものが張りつめてゐる  つて、打ちまくつてゐる  冬空へ撒き散らされてゐる  つた奴がゐる  内幕も心得てゐる  奥様を望んでゐる  言はせた、分つてゐる  何んでも呑みこんでゐる  ことがよく分つてゐる  違つた子供が沢山ゐる  莫迦扱ひにしてゐる  学校にまだ居残つてゐる  一緒に働いてゐる  不可能に見えてゐる  奥手を眺めてゐる  裃を着てゐる  校門に小さく薄暗く凍みついてゐる  やうに乾いてゐる  粉とから成り立つてゐる  森乎としながら、死んでゐる  穏かさをもつてゐる  全幅を含んでゐる  厳格さをもつてゐる  蕭條と枯らしてゐる  実を見つめてゐる  愛情をもつてゐる  心に叶うてゐる  こころをもつてゐる  上にこぼれてゐる  音に秀でてゐる  つて何ものかを奏でてゐる  奥の手をみがき出してゐる  病らはされてゐる  やつて立つてゐる  性質をはやのみ込んでゐる  呼び声を真似て、呼び慣れてゐる  一杯腰掛けてゐる  さんがゐる  隙間から灯りが洩れてゐる  誰が垂れてゐる  不平を洩らしてゐる  蝶がゐる  帳面をつけてゐる  眼を覆つてゐる  なつたらすつかり忘れてゐる  妻にきいてゐる  彼女は覚えてゐる  昔から日記をつけてゐる  丁寧につけてゐる  私も、さうしてゐる  証には、時々、つけてゐる  儘起きてゐる  誘惑されてゐる  奥で休んでゐる  自分が聞いてゐる  知らないで話してゐる  箒が投げ出されてゐる  座敷に坐つてゐる  ハタキをかけられてゐる  来航を信じてゐる  一枚埋つてゐる  植ってゐる  蛸がゐる  風に吹きまくられてゐる  長年没頭してゐる  貯蔵庫などはあれるに任せてゐる  先程から思案してゐる  気兼ねでもしてゐる  改装してゐる  つて案内しようかと考へてゐる  木蔭に埋れてゐる  花はもう、とうに咲いてゐる  開帳してゐる  アパートなどに住んでゐる  熱をあげてゐる  此処に並んでゐる  のも憶えてゐる  笑つたのも憶えてゐる  入口がならんでゐる  血道をあげてゐる  あながち不自由に暮してゐる  何かを求め探してゐる  紛はしてゐる  つて僅かに慰んでゐる  ばつかり被せてゐる  戯むれてゐる  高級作品と認めてゐる  ゴツゴツしてゐる  背後に潜んでゐる  本質してゐる  不備を極めてゐる  不備を論じてゐる  小説にしてゐる  小説をだいぶ書いてゐる  夢中になりすぎてゐる  子供扱ひにされてゐる  書くことに慣れてゐる  專らかかつてゐる  自分が落ち込んでゐる  中に投げられてゐる  語り手に映つてゐる  側からのみ投ぜられてゐる  ざつぱに感じてゐる  はつきりと示してゐる  感情を感じてゐる  兩者を讀み比べてゐる  人物描寫について述べてゐる  彼が死んでゐる  男の苦しんでゐる  筋を読んでゐる  憧憬を持つてゐる  ものばかり求めてゐる  善悪を論じてゐる  烟草をのんでゐる  胴をつけてゐる  烟草を呑んでゐる  袋物屋に賣つてゐる  烟管をながめてゐる  ぱたかれるのを見てゐる  一心にながめてゐる  勝負を見てゐる  顏ばかり見てゐる  割り馴れてゐる  指南をうけてゐる  實行しようと考へてゐる  相違を見せてゐる  吻合してゐる  骨子としてゐる  野心を見せ過ぎてゐる  筆を起してゐる  逸話が集められてゐる  出立を待つてゐる  争ふてゐる  中に述べてゐる  靴音を聞きながら考へてゐる  やうなヒラヒラがついてゐる  相違に充ちてゐる  心を砕いてゐる  標本を撮つてゐる  招んでゐる  つて立ちはだかつてゐる  逃場に走つてゐる  苦悩に虐げられてゐる  半分眠りかけてゐる  微かに聞えてゐる  通りに動いてゐる  自分自身を見出してゐる  今たしかに我慢をしてゐる  お前今頃何してゐる  蒲団の載つてゐる  父に媚びてゐる  両親に見ぬかれてゐる  もんやと思うて見てゐる  踊を眺めてゐる  絵本などを見てゐる  父さんがゐる  悪寒をかんじてゐる  つてはたべてゐる  じきをしてゐる  上ばかり案じてゐる  密談をしてゐる  跫音が、寝てゐる  一時間も見てゐる  心に詫びてゐる  女房が見てゐる  胸に湧いてゐる  お茶を入れてゐる  哀願してゐる  芝居をしてゐる  彼は泣いてゐる  色かへて憤つてゐる  姉がゐる  肩身のせまい思ひをしてゐる  突ツ立つてゐる  湯の冷めてゐる  記念だといつてゐる  籾を乾してゐる  濟んでゐる  亥の子藁を持つてゐる  顏をして見てゐる  ぱツぱと瞬きをしてゐる  つて長押から見下してゐる  幻ともなく動いてゐる  夕方まで遊んでゐる  其何かを軽く恐れてゐる  混合をなしてゐる  私の秘しに秘してゐる  政策が潜んでゐる  書斎に寝てゐる  其癖家にゐる  方はどうしてゐる  静かに寝てゐる  今自分の寝てゐる  手を束ねて見てゐる  町を見下してゐる  家並みを統べてゐる  光景をすら見ずにゐる  姿を思ひ浮べてゐる  日を受けて輝いてゐる  私は立並んでゐる  間佇立してゐる  其眼が涙ぐんでゐる  大変心痛してゐる  一生懸命書き物を調べてゐる  ものは、寝てゐる  ことを禁じられてゐる  彷彿してゐる  中に疼いてゐる  禁められてゐる  全身で泣いてゐる  不審でゐる  眼を赤めてゐる  批評されてゐる  葬式に出てゐる  そこには黒い黙つてゐる  ものに遺つてゐる  弁護をしてゐる  世間にかつぎ上げられてゐる  神の如く祀り上げられてゐる  悪趣味に堕してゐる  文句を書き入れてゐる  人物と実によく似てゐる  舞台が出来てゐる  物を書いてはゐる  確信をもつてゐる  いふ見方をしてゐる  憚つて手をつけかねてゐる  於て勝つてゐる  場面を演じてゐる  不信任から来てゐる  どれくらゐ汚れるまで着てゐる  ことを禁じてゐる  大目に見てゐる  指定がかうと限られてゐる  若い役者は、なかなか考へてゐる  芸人扱ひを受けてゐる  卑むべきを述べて、かう結んでゐる  鼻をうごめかしてゐる  ことを嘯いてゐる  名優がゐる  虐待してゐる  鼻糞ほど余計出してゐる  限度としてゐる  妻としてゐる  罰則を設けてゐる  充分にもつてゐる  土をほじくつてゐる  木の葉の散つてゐる  コッペとがひどく懸け離れてゐる  悪戯小僧によく似てゐる  潜在してゐる  北風に戦いでゐる  一般に伝へられてゐる  草がまた振つてゐる  著述を企ててゐる  洞察を欠いてゐる  弔ひをしてゐる  歴史を目差してゐる  歴史哲学者がまた目差してゐる  キェルケゴールが読まれてゐる  於いて矛盾を犯してゐる  張つて成長してゐる  つて成長してゐる  制度が出来てゐる  自由が与へられてゐる  選択が許されてゐる  なかにはたらいてゐる  於いて用ゐてゐる  歓迎されてゐる  統一を欠いてゐる  ホリゾントを目差してゐる  努力の目差してゐる  前に現はれてゐる  はたらきをしてゐる  Genieをもつてゐる  真理が含まれてゐる  居を移してゐる  宛名にはしてゐる  誤植されてゐる  自分は全く恥ぢてゐる  脚に立つて蠢いてゐる  一人寝てゐる  乳でもしてゐる  口を塞いでゐる  遠慮でもしてゐる  たか、折角冷えてゐる  漁師をしてゐる  親しみ深く感じてゐる  特に好意を持たれてゐる  流し元から上らうとしてゐる  意外に驚いてぽかんとしてゐる  覚悟を決してゐる  瞑想にでも耽つてゐる  言つて自分自身を悲しんでゐる  戸の開いてゐる  種子を抜いてゐる  羽目に陥つてゐる  温みを、絶えずやんはりと感じてゐる  帳場と呼んでゐる  往来を照らしてゐる  人が乗つてゐる  瞬きしてゐる  自分自身溺れんとして周章てふためいてゐる  眼をぱちくりさせてゐる  正視してゐる  感情を抱いてゐる  高音に囀つたりしてゐる  いふ名で出てゐる  泥足で踏みにじられてゐる  顔だけ覗かして、さう頻りに呼びかけてゐる  ものを挙げてゐる  斯うして覚えてゐる  気嫌ばかり取つてゐる  浮身を窶してゐる  混然としてゐる  何処がしつかりしてゐる  嫁を娶つてゐる  万事胸に心得てゐる  何を心得てゐる  しき者と思ひ切つてゐる  顰ツ面をしてゐる  何となく間の抜けてゐる  ことを知り抜いてゐる  規を脱してゐる  汲々として働いてゐる  日を過してゐる  秘書を務めてゐる  迷惑を感じてゐる  糸を引いてゐる  苦笑ひしてゐる  不平を鳴してゐる  面接してゐる  雛妓をしてゐる  遊戯視してゐる  夢を描いてゐる  普段ぴよこぴよこしてゐる  つて似てゐる  心は白く漠然と明るく澄んでゐる  場所に泊り込んでゐる  炎やしてゐる  何しに来てゐる  頭もガーンとしてゐる  代弁させてゐる  一寸的が外れてゐる  論説記者をしてゐる  頭はこう禿げてゐる  親父が生きてゐる  軽蔑したな、覚えてゐる  つてもよい、と考へてゐる  錯乱を含んでゐる  重複したりしてゐる  識られてゐる  訓まれて来てゐる  柳田国男先生既に書かれてゐる  行器に収められてゐる  一部が這入つてゐる  意義だと信じてゐる  連接してゐる  信奉せられてゐる  信仰を含んでゐる  知識を含んでゐる  歌が、沢山這入つて来てゐる  明らかに出てゐる  意義を含んでゐる  趣きを示してゐる  生活地を占めてゐる  のり越してゐる  様に見えてゐる  気分が深まつて来てゐる  天田振が流れてゐる  はつきり出してゐる  幕劇に近づいて来てゐる  様に説かれてゐる  つた俤を持つてゐる  様に伝へられてゐる  陰に没してゐる  由が見えてゐる  痕を示してゐる  推移を尋ねたいと考へてゐる  乍ら、書いてゐる  知らない世界を走ってゐる  道草食ってゐる  自動車に乗ってゐる  海岸を走ってゐる  ことを怒つてゐる  席を並べてゐる  見切りをつけてゐる  彼にかけてゐる  技手を勤めてゐる  床屋を出ようとしてゐる  ベンチに曝されてゐる  萎けた眼付をしてゐる  浮浪し歩いてゐる  二人きりで暮してゐる  斯うして並んで歩いてゐる  支配につながれてゐる  別にそんなにやかましくしてゐる  ふだんはそんなにもやかましくしてゐる  徽章をつけてゐる  斯うして歩いてゐる  暴行は免れてゐる  不良少年の狩り出しに歩いてゐる  つて主人と話してゐる  獨參を怠けてゐる  何か潜んでゐる  耻を掻いてゐる  何しろ兄もひどく疲れてゐる  奴も案外しつかりしてゐる  笑ひながら話してゐる  脊に浴びせられてゐる  らせようとしてゐる  細工をして遊んでゐる  城に住んでゐる  かに目をしよぼしよぼさせてゐる  留雄のゐる  あれがゐる  童子がはだかでゐる  童子のゐる  振舞ひをしてゐる  文学に思ひを馳せてゐる  奔走もしてゐる  女房なんてにこびりついてゐる  両方考へてゐる  やうにふはふはと揺いでゐる  名前を案じてゐる  面も随分振つてゐる  囓りついてゐる  清々としてゐる  一処に来てゐる  今から夢想してゐる  組織せられてゐる  關聯してゐる  人にも行きわたつてゐる  近似してゐる  兼併してゐる  間に見れてゐる  何千年かかうして暮してゐる  やうにも伝へられてゐる  あれに似てゐる  リリスに似てゐる  気分で生きてゐる  潮してゐる  空冥界を異にしてゐる  言ふたり笑つたりしてゐる  森を取卷いてゐる  安心はして待つてゐる  日光の流れてゐる  周期をなしてゐる  空気は尽きてゐる  前から承認してゐる  ありあり覚えてゐる  うに差しのぞいてゐる  記憶から欠落してゐる  不気味に立ち並んでゐる  編上靴をはいてゐる  明瞭にのこつてゐる  煙管をふかしてゐる  物を片づけたりなどしてゐる  気味のわるいほど美しく分けてゐる  交る眺めてゐる  姉妹たちの寝てゐる  拾ひ集めてゐる  大将の捧げてゐる  印象に焼きついてゐる  たよりに、によきによき突き出てゐる  べつとり赤黒く染まつてゐる  ちよろちよろしてゐる  銃声が時たま、浮んでゐる  ちよこんと載つてゐる  銃弾が、熱してゐる  うたた寝してゐる  日向で寝こけてゐる  愛用してゐる  二人きりで遊んでゐる  打算に長じてゐる  繃帯されてゐる  誰にもまして分つてゐる  内心警戒してゐる  印象をとどめてゐる  それを雑然とみたしてゐる  写生帖を、寝そべりながら眺めてゐる  筆をはこんでゐる  顔をそむけて佇んでゐる  香りをぷんぷんさせてゐる  中をうろうろしてゐる  土色に窄まつて開いてゐる  物にされてゐる  智恵を、じつと包みこんでゐる  ぐらゐ分つてゐる  どこかで愛してはゐる  近頃ではよほど進んでゐる  つて浮いてゐる  二軒たつてゐる  電柱でも倒れてゐる  草むらにかくれてゐる  だんだん、どうも死んでゐる  名をおぼえてゐる  魚はまだ生きて、泳いだり跳ねたりしてゐる  羽なみを立ててゐる  笑つたりするに、きまつてゐる  さうに二人を眺めてゐる  一つかみ着けてゐる  記憶にのこつてゐる  修業をしてゐる  おまけに痩せてゐる  鼻がついてゐる  あたりを掃いてゐる  ところにとどまつてゐる  しろに垂らしてゐる  喚声が聞えてゐる  青空だけがぎらついてゐる  砂利場と呼んでゐる  そこまで伸びて来てゐる  石を投げてゐる  背後にひかへてゐる  石を運びあげてゐる  夢中で追ひかけてゐる  ぷかりぷかり浮いてゐる  プラットフォームで待つてゐる  赭土色をしてゐる  スカートをはいて、悠然と笑みこぼれながら立つてゐる  出張してゐる  格鬪してゐる  ぼんやり籐椅子に凭れてゐる  經驗とを、代る代る思ひ浮べてゐる  中をのぞきこんでゐる  思ひ出せないでゐる  記述してゐる  白状してゐる  プルウストには手古摺つてゐる  線路を走つてゐる  中で捕まへてゐる  物語めいてゐる  上位に置いてゐる  投影されてゐる  ボスは説いてゐる  繪を愛し出したのによく似てゐる  天鵞絨を張りつけてゐる  かくも美しく見せてゐる  繪でも見てゐる  畫家たちから得てゐる  最近プルウストを讀み出してゐる  曲を口ずさんでゐる  云ひながら、いまだに約を果さずにゐる  要約されてゐる  何處までも信じ切つてゐる  彼女がよく肖てゐる  女たちがしてゐる  全力を出してゐる  方へ引き寄せられてでもゐる  眼に見えてゐる  手渡ししようとしてゐる  薔薇を見つめながら立つてゐる  ことにまで説き及ぼしてゐる  僕はもうだいぶ疲れてゐる  澤山ならんでゐる  土のこびりついてゐる  變身してゐる  生れようとしてゐる  帶びた夕暮れの消えんとしてゐる  笑劇でも演ぜられてゐる  四度と繰り返し讀んでゐる  中にぎつしりと詰め込まれてゐる  強制されてゐる  前でもなされてゐる  それから切り離してゐる  私などの持つてゐる  やうに延びてゐる  蔭から波紋を起してゐる  二人洗濯をしてゐる  腰巻を出してゐる  水尾をひいて泳いでゐる  水辺に降りて来てゐる  今私の佇んでゐる  岸辺伝ひに生えてゐる  恋人同士をやってゐる  客を入れてゐる  客は笑ってゐる  三分の一が怒ってゐる  力を入れてゐる  持廻りすぎてゐる  脂濃くやってゐる  夜更し癖がついてゐる  雲野かよ子等もゐる  エライ芝居をやってゐる  意外に入ってゐる  奴のゐる  東宝にゐる  ことが出てゐる  大分傾勢が変ってゐる  山野一郎今日から部屋にゐる  約束になってゐる  山野がゐる  割に入ってゐる  釈放と伝へてゐる  その他親類がゐる  一寸ばかりゐる  芝居はうまく行ってゐる  代役させようかと思ってゐる  ハリ切ってやってゐる  これはぐっとつまらなくなってゐる  ホテルでねてゐる  ムクれ上ってゐる  それに恵まれてゐる  自信はついてゐる  帰支度をしてゐる  千人風呂へ入ったりしてゐる  ダンゼン他を圧してゐる  狂気じみてゐる  飯を食ってゐる  お待ちしてゐる  なっちゃったと言ってゐる  閉ってゐる  休日なのだが、おくれてゐる  分に入ってしまってゐる  九時廻ってゐる  柳等がゐる  騒然としてゐる  避難所となってゐる  放送してゐる  興行してゐる  失敗だ、老けてゐる  雪がまだまだ残ってゐる  から黙ってゐる  統一されてゐる  方へ来たがってゐる  さがなくなってゐる  ハリ切ってゐる  十一時近くまでやってゐる  人が立ってゐる  二人で喜んでゐる  日劇を巻いてゐる  二巻きしてゐる  センセーションを起してゐる  国辱的名物だと思ふ、と書いてゐる  演技をしてゐる  ブルジョア/″\してゐる  皆驚いてゐる  こときいてゐる  連絡をとってゐる  何百かゐる  岡部子爵連中が揃ってゐる  言ふので引き受けてゐる  話で、進んでゐる  これにも困ってゐる  ゆっくりかまへてゐる  ヅラをつけてゐる  近日吹込めといき込んでゐる  ハリキってゐる  スタッフを呼んでゐる  文ビルをとりまいてゐる  日本間になってゐる  調子やってゐる  ″\してゐる  昼から満員、ぐっと入ってゐる  みんなも溜めてゐる  補助がベッタリ並んでゐる  補助が出てゐる  昼食をよばれてゐる  ″\出てゐる  さが出てゐる  東宝劇団のが出てゐる  たしかにあっさりしてゐる  チェリーにしてゐる  かなり面白く行ってゐる  合ふと言ってゐる  列をなしてゐる  補助も出切ってゐる  アンマとってゐる  札が掲げられてゐる  店頭に出てゐる  昼間茶房にゐる  クサってゐる  八人も休んでゐる  質がよくなってゐる  のかと思ふが、よく笑ってゐる  挨拶しなかったと怒ってゐる  補助殆んど出切ってゐる  アチャラカをやり、お互に吹きっこでもしてゐる  五円六円で売れてゐる  評も当ってゐる  二階が空いてゐる  補助は沢山出てゐる  ベチャクチャ喋ってゐる  補助出切り、びっしり入ってゐる  雪が降ってゐる  補助が一寸残ってゐる  殆んど出切ってゐる  面喰ってゐる  切符貰ってゐる  モニターが弱ってゐる  雪になってゐる  定ってゐる  けい古に入ってゐる  手に入ってゐる  旅へ出てゐる  麻雀をやってゐる  補助出てゐる  八九分行ってゐる  伊東が来て待ってゐる  千円貰ってゐる  皆集ってゐる  漫才を引抜かれて大あはてしてゐる  成程変ってゐる  シーンと静まり返って見てゐる  積ってゐる  ことをたのまれてゐる  ルパンにゐる  昆虫を眺めてゐる  成育してゐる  思ひ出されてゐる  病院へ来てゐる  欲望にかられてゐる  部分半島を形づくつてゐる  無数に立ち並んでゐる  橋を探してゐる  男が歩いてゐる  化物がゐる  いふ話をしてゐる  それに生きてゐる  頬が脹らんでゐる  厚手に出来てゐる  何時までも黙つてゐる  げに見てゐたが、まごついてゐる  それを心得てゐる  下駄を穿いてゐる  下谷にゐる  安堵してゐる  どくどくに汚れてゐる  理解はもつてゐる  通りにしてゐる  ひだ抑へてゐる  顔に見惚れてゐる  から、ませてはゐる  箪笥から着物を出してゐる  不良少年のゐる  病気に苦しんでゐる  縫ひあげをしてもらつて、着せられてゐる  油を売つてゐるし、長くゐる  狂つて松沢にゐる  当分ぢつと見てゐる  何か潜りこんでゐる  哀求してゐる  遠くを煙りを吐いて走つてゐる  觸れてゐる  定説のとほり、忘れられてゐる  ものも死んでゐる  觀は忘れてゐる  根據してゐる  やうに、可愛らしく生きてゐる  すり棚曳いてゐる  轉回てゐる  霧のなびいてゐる  ベンチから鼻聲を鳴らしてゐる  バタバタやつてゐる  氣ざしてゐる  疊んでゐる  負してゐる  綿毛の煙りを噴いて走つてゐる  前方を見まもつてゐる  クリさせてゐる  出札口に立つてゐる  わたし等を取卷いてゐる  雪構ひで外部を覆はれてゐる  やうに溢れてゐる  のを着てゐる  乘り出されてゐる  夢中に話しあつてゐる  ものにも現はれてゐる  妻のまへに立つてゐる  評判はよく聞いてゐる  囑望されてゐる  一二年來何處からとなく聞いてゐる  うちに溢れてゐる  數に踊らせてゐる  樹木の間から現してゐる  星影を映してゐる  今私の住んでゐる  弘前から三里離れてゐる  土地に生えてゐる  鞏固にしてゐる  空に、高くのびのびと差出してゐる  縞を成してゐる  鮮かに浮出してゐる  つて硬化し切つてゐる  彎曲されてゐる  間違つて讀んでゐる  時代生活を現してゐる  北上してゐる  放射してゐる  虹が出てゐる  根本から搖らめいてゐる  氣が充ち充ちてゐる  経験から痛切に感じてゐる  伝統を築いてゐる  私が考へてゐる  職業についてゐる  何ものかを示してゐる  主流をなしてゐる  いふ点に触れてゐる  頭脳的生産をしてゐる  最近唱へられてゐる  交流が絶えてゐる  事業として取上げられてゐる  ひそかに待ち望んでゐる  曙光だけは早くも既に見えてゐる  連中は恨んでゐる  つて歴史が動いてゐる  戸籍を誤魔化してゐる  課税をまぬかれてゐる  血管を流れてゐる  精神が欠けてゐる  動物化を招いてゐる  悪徳であると考へてゐる  のだと考へてゐる  隣人を裏切つてゐる  役割をしめてゐる  合理化しようとしてゐる  抛棄してゐる  道をごまかしてゐる  つて始まらうとしてゐる  必要が叫ばれてゐる  言葉であると信じてゐる  連絡のついてゐる  企図してゐる  指導に当らうとしてゐる  感を与へてゐる  組織から除外されてゐる  樣に繰り返へされてゐる  ものが聳え出てゐる  瞰望してゐる  平和に送つてゐる  一方を眺めてゐる  平和が漲つてゐる  一方を見つめてゐる  四時半を過ぎてゐる  禁苑としてゐる  罩めてゐる  彫り付けられてゐる  青草が出てゐる  雜貨を賣つてゐる  井戸端にとばんでゐる  たままでゐる  青年を見詰めてゐる  物を命じてゐる  寫眞帖を眺めてゐる  状況を呈してゐる  響を立てたりしてゐる  鳴き出したりしてゐる  害意を有してゐる  觸れまいとしてゐる  腸を動かしてゐる  大抵堅く鎖されてゐる  氣味わるく黒ずんでゐる  のものを取り出してゐる  背負つて岸に立つてゐる  直感してゐる  毎日日を送つてゐる  薄赤く咲いてゐる  鹿田のゐる  一日家にゐる  船が懸つてゐる  死ぬにきまつてゐる  人間は死んでゐる  海の底を眺めてゐる  自分の立つてゐる  精でも棲んでゐる  濱に立つてゐる  乍ら立つてゐる  外から眺めてゐる  當てたりしてゐる  冷く固まつてゐる  会はされてゐる  苦労にしてゐる  運送店に勤めてゐる  小さな呉服屋を出してゐる  近所から手伝ひに来てゐる  気分はまつたく無くなつてゐる  躊躇を感じてゐる  婆さんと話してゐる  自転車を乗り廻してゐる  慄えてゐる  別荘生活をしてゐる  引揚げてゐる  自然に揺れ止むまで揺られてゐる  事を心得てゐる  帰依信仰してゐる  煌々してゐる  唯耶路撒冷を信じてゐる  旬のきまつてゐる  不断散歩しつけてゐる  歳月のたつてゐる  生命を追詰めて来てゐる  死に面してゐる  容赦してくれてゐる  指図をしてゐる  附属してゐる  入学試験をひかへてゐる  位置をかへてゐる  誠意をかいてゐる  二言三言応酬してゐる  部分をもなしてゐる  作中に語られてゐる  夢をつくりだしもしてゐる  焦点が向けられてゐる  刻明に描かれてゐる  二月革命がとりいれられてゐる  野心とだけに限られてゐる  つて恰好よくまとめられてゐる  感慨を洩らさせてゐる  ことができてゐる  助平根性に終始してゐる  花で埋まつてゐる  やうに描かれてゐる  花を飽かず見つめてゐる  笑ふところが描かれてゐる  後者に入れて論じてゐる  人間を見てゐる  ケットも書いてゐる  いま滯在してゐる  匂がしてゐる  花がぽたりぽたりとひとりでに散つてゐる  知らない花が咲いてゐる  体裁だけはなかなか凝つてゐる  手にしないでゐる  時、その着てゐる  容貌をしてゐる  輪廻説を信じてゐる  健康を損じてゐる  場合に似てゐる  自由行動が妨げられてゐる  自由意志までも制せられてゐる  夢がいまだに続いてゐる  ば話をしてゐる  山に生えてゐる  牧にゐる  げに啼いてゐる  食ひ込んでゐる  問はずにゐる  皆内にゐる  乳汁の附いてゐる  片隅で泣いてゐる  一輪と接して続いてゐる  縁から垂れてゐる  寐をしてゐる  往つたり返つたりしてゐる  つた顔をして動かずにゐる  血が出てゐる  叛逆的思想感情の現はれてゐる  人名のみを並べられてゐる  塲合とよく似てゐる  つた見解を述べてゐる  作家といはれてゐる  いふ生活をしてゐる  生活を書いてゐる  点自由であるといはれてゐる  複雑してゐる  通り生きてゐる  中味は死んでゐる  聴覚をもつてゐる  怜悧とに光り輝いてゐる  会得してゐる  歌を売つてゐる  椅子によつてゐる  つて雑談に耽つてゐる  連呼してゐる  足を痛めて、いまだに寝てゐる  卓子で休んでゐる  殻から出ようとしてゐる  蝉がゐる  キヨトンとこつちを眺めてゐる  此方へ飛びしてゐる  想像などしてゐる  像をながめてゐる  やうになびいてゐる  鎮座してゐる  まことに力強く、また頼もしく感じてゐる  理念を掴んでゐる  一点疑義をさしはさまれてゐる  使命をもつて進められてゐる  事が進められてゐる  文化運動として進められてゐる  邁進してゐる  模範村といはれてゐる  成績を挙げてゐる  状態が現れてゐる  ものは誤つてゐる  事情を知らずにゐる  つても面白くないにきまつてゐる  探究しようとしてゐる  首脳は考へてゐる  本質問題に触れてゐる  大勢に通じてゐる  矛盾を含んでゐる  腐心してゐる  あなた方の目ざしてゐる  倶に含まれてゐる  背に跨つてゐる  ものをしたく無くなつてゐる  今なほ取り組んでゐる  非常に取入れられてゐる  古されてゐる  地方語に依つて書かれてゐる  言葉で書いてゐる  使つて会話を書いてゐる  云ふことだけ気がついてゐる  言葉から游離してゐる  つて裏切られてゐる  一方で縛られてゐる  恟々としてゐる  大変だと考へてゐる  結論を下してゐる  これを求めてゐる  日本語について考へてゐる  功績を持つてゐる  外部から受けてゐる  解決されてゐる  思想に結びつけてゐる  十分完成してゐる  八版が出てゐる  従つてアカデミーで許されてゐる  意識しないで示してゐる  教へられて驚いてゐる  程度示してゐる  幾人か生れてゐる  疑問を投げかけてゐる  動きに富んでゐる  力に欠けてゐる  此処で責めてゐる  構成を持つてゐる  體三つ擧げてゐる  中心をなしてゐる  隔離してゐる  僅かに結びつけてゐる  アパアトメントを借りてゐる  部屋借りをしてゐる  連續的に結びついてゐる  彼女が描かれてゐる  音樂家として知られてゐる  寫眞を見てゐる  身分を知らずにゐる  クレミユは擧げてゐる  けが年代順からはみ出してゐる  戀が物語られてゐる  死を嘆いてゐる  類ひばかりが充ちてゐる  呼號してゐる  學生が青ざめてゐる  默つて坐つてゐる  タイプライターなどを叩いてゐる  つて白黒してゐる  作品がすぐれてゐる  大衆性をもつてゐる  他を抜いてゐる  列挙してゐる  シンセリチイがあらはれてゐる  当面してゐる  Ahappytitleisatremendousassetと言ってゐる  皆失敗してゐる  呼号してゐる  学生が青ざめてゐる  私が黙つてゐる  中学でこりてゐる  角自分も随分と遅れてゐる  影響されてゐる  彼が憤つとしてゐる  Scout'spaceに走らせたりしてゐる  煽動してゐる  刑場をとりまいてゐる  三四時間生きてゐる  一週ぐらゐ生きてゐる  ノートは拡げてはゐる  外ばかりを眺めてゐる  珠玉をふくまれてゐる  鼻を指してゐる  笑はうとしてゐる  のか怒らうとしてゐる  のか、はたまた悲しまうとしてゐる  塵埃を嘗めて生きてゐる  苦闘してゐる  ぼんやり考へこんでゐる  銀が立つてゐる  三つ額をあつめてゐる  嘘で成り立つてゐる  眞實から生れてゐる  ものだけ見てゐる  緻密に書いてゐる  やうに書かれてゐる  隨行日記では書いてゐる  就て書いてゐる  二人話してゐる  言傳てなどしてゐる  佗び合はしめてゐる  ほんたうらしく書いてゐる  遊女達が泣いてゐる  畫いたりしてゐる  一部に割り込んでゐる  頭に働きかけてゐる  ものが示されてゐる  誰でも認めてゐる  問題にせられてゐる  近似した、または飛び離れてはゐる  我々の持つてゐる  文學として優れてゐる  終つて雑談してゐる  手垢で黒く汚れてしまふほど読んでゐる  升田八段もゐる  酔顔をあげてニヤニヤしてゐる  酒がまわつてゐる  静養してゐる  長考してゐる  当人が深く心得てゐる  負けこんでゐる  翌々日にせまつてゐる  無気味に溢れてゐる  云ひふらしてゐる  敏感に聴いてゐる  ことをやらうと力んでゐる  気持がこもつてゐる  闘志を感じてゐるだけで怖れずに済んでゐる  下駄箱の並んでゐる  畳がしかれてゐる  八畳ぐらゐの対局場ができてゐる  二三分ブラブラしてゐる  タバコをふかしてゐる  直立させてゐる  静かに歩いてゐる  始めからアガッてゐる  みんな控室にゐる  忍び足で歩いてゐる  愉んでゐる  対局態度を眺めてゐる  オツキアヒをしてゐる  四十分ちかく考へてゐる  笑顔は澄んでゐる  平静さが、よく現れてゐる  気楽に話してゐる  雨がふりだしてゐる  五十何段つめてゐる  うにのぞきこんでゐる  将棋をのぞきこんでゐる  大山はちよッと頭抜けてゐる  どれだけ出してゐる  演出効果まで考へてゐる  構成を考へてゐる  遊びふけつてゐる  勝負どころへ来てゐる  手を見つけてゐる  手を指してゐる  執念してゐる  疲れを最も怖れてゐる  人と考へてゐる  死生の賭けられてゐる  ヒッソリしてゐる  袖でふいてゐる  土居八段がねころんでゐる  説明をきいてゐる  アレコレ言葉をはさんでゐる  ラッシュに似てゐる  ウハズッてゐる  ひとりハシャイでゐる  効果を主として考へてゐる  覚悟をかためてきてゐる  さへ語られてゐる  感嘆をもらしてゐる  時間に負けた、と叫んでゐる  まれてゐる  所謂歌舞伎俳優によつて演ぜられてゐる  職業的野心をのぞかせてゐる  仕事が待つてゐる  集に収められてゐる  頭巾をかぶつてゐる  お婆さんに化けて寝てゐる  女房に良く似てゐる  モラルを超えてゐる  鬼瓦を見て泣いてゐる  空中に浮かさうとしてゐる  文学たらしめてゐる  自ら暴露してゐる  支持されてゐる  公言さへもしてゐる  生物質から区別されてゐる  発展してゐる  ふつて歩いてゐる  忍耐力を欠いてゐる  雲の深くとざさしてゐる  共鳴してゐる  結局独断論であると信じてゐる  紙に書きつけて楽しんでゐる  特色は目立つてゐる  それ/″\分有してゐる  私が避けようと力めてゐる  英吉利人を視てゐる  引証してゐる  やうに見せかけてゐる  名義だけは生きてゐる  判決を受けてゐる  見解を抱かれてゐる  列挙せられてゐる  常識化されてゐる  何回となく繰り返されてゐる  解釈を下してゐる  保持してはゐる  それに伝へてゐる  機能をもつてゐる  理論的混乱が伝へられてゐる  やうに思ひちがへてゐる  口吻を洩らしてゐる  義務をもつてゐる  非常にあづかつてゐる  構へこんでゐる  勝を占めてゐる  不合理に属してゐる  存在自体が孕んでゐる  裸踊りをしてゐる  物を企んでゐる  そつくり肯定されてゐる  そつくりそのまま肯定されてゐる  考へを抱いてゐる  並存してゐる  作者をとりまいてゐる  過程が残されてゐる  立証してゐる  過大視してゐる  方程式が設けられてゐる  つて議論が進められてゐる  重要視してゐる  変化をしてゐる  先から存在してゐる  生産力であると解せられてゐる  他から反作用を受けてゐる  平衡と名づけてゐる  如く要約してゐる  接近し過ぎてゐる  人間であると考へてゐる  特色はあらはれてゐる  空気に親しんでゐる  文学史家がひとしく認めてゐる  特色としてゐる  跳躍してゐる  文学であるとさへいはれてゐる  閑却したりしてゐる  文学であるといはれてゐる  つて決定されてゐる  中に考へてゐる  明確を欠いてゐる  段階を進んでゐる  ことが少なからず含まれてゐる  それ/″\昔から知られてゐる  自分の書き列ねてゐる  内に持たれてゐる  想見してゐる  懷抱してゐる  言つて來てゐる  家庭に置かれてゐる  心に念じてゐる  一面をもつてゐる  何処でも繰返されてゐる  胸につけてゐる  誰が持つてゐる  運動をしないでゐる  当局は忘れてゐる  仏像のすぐれてゐる  粗忽を叱られでもしてゐる  様子を覗いてゐる  殆ど行政事務につながつてゐる  道が拓かれてゐる  ことを指してゐる  進捗してゐる  要望されてゐる  貧困をもたらしてゐる  現在普通に用ひられてゐる  光景がくりひろげられてゐる  力がひそんでゐる  発展を強ひられてゐる  形態に近づかしめてゐる  作つてゆかうとしてゐる  経済職域に跨つてゐる  売買をしてゐる  文化的職域に属してゐる  びたゞしく喪失してゐる  ことにかかつてゐる  精神に蝕まれてゐる  それが示されてゐる  自らさう信じてゐる  ひそかに憂へてゐる  こととして見過してゐる  麻痺からも来てゐる  役割をもつてゐる  ところまで見きはめられてゐる  つて大きく開かれてゐる  なかに秘められてゐる  現象が生れてゐる  内心にひそんでゐる  文化であるといはれてゐる  一つ含まれてゐる  ものを形づくつてゐる  ものを、それとなく現してゐる  国家に属してゐる  日本の置かれてゐる  ものが現はれてゐる  姿が示されてゐる  いふ風にやられてゐる  空景気をつけようとしてゐる  われわれの既にもつてゐる  作品に満ちてゐる  一時期を生んでゐる  姿が浮かんでゐる  ことに懸つてゐる  出入りしてゐる  問題を尽してゐる  誰でも心得てゐる  のは格別渇いてゐる  好奇心を持つてゐる  一字に関してゐる  辣腕を示してゐる  例に富んでゐる  悲劇の起つてゐる  広告などをしてゐる  内容が出てゐる  文章に充ちてゐる  つて得意としてゐる  ぴつたり表現されてゐる  それよりも勝つてゐる  そこに操られてゐる  所産として見られてゐる  文学だといつてゐる  何かしら圧迫を感じてゐる  指導者がゐる  勇気が出てゐる  中でもつてゐる  ら指導民族を以て任じてゐる  いふ人がゐるか、ゐないか、おそらくゐる  心得を諭してゐる  思つてものを書いてゐる  ことをいつも考へてゐる  ものを書いてゐる  何か欠けてゐる  其処にずつと並んでゐる  ひたいことをもつてゐる  身を護らうとしてゐる  いままでにないといつて褒め、かつ、悦んでゐる  歸してゐる  斧を下してゐる  奴に侵されてゐる  去来してゐる  から次々に伝へられてゐる  歌つてきかせてゐる  やうに咲き乱れてゐる  坐りしてゐる  ものを讀んでゐる  發揮すべしと説いてゐる  就て、こきおろしてゐる  云つてけなしつけてゐる  考をもつてゐる  畫ばかり描いてゐる  海には充分慣れてゐる  香の満ちてゐる  ハガキを書いたりしてゐる  夜に飛び交うてゐる  絵を集めてゐる  生気溢れてゐる  元気に充ち溢れてゐる  さに酔うてゐる  こちらにゐる  歩を運ばしてゐる  画は成り立つてゐる  未完成と呼ばれてゐる  名を与へてゐる  評価してゐるかを知らずにゐる  文芸に親しんでゐる  小説を指してゐる  文章に尽きてゐる  問題に尽きてゐる  ことに適してゐる  包容力に富んでゐる  議論を読まずにゐる  立派に生きてゐる  地上にゐる  つて広くしてゐる  属性から生まれてゐる  絶望を感じてゐる  清潔に生きてゐる  了らせてゐる  詩的精神を流しこんでゐる  遺憾を感じてゐる  一進歩を遂げてゐる  結末を生かしてゐる  微笑さへ洩らしてゐる  歎を持つてゐる  つた写生的興味を破つてゐる  外にゐると思はれてゐる  歌人を生み出してゐる  匂を帯びてゐる  影を帯びてゐる  汽笛を鳴り渡らせてゐる  ことを持ち合せてゐる  対蹠点に立つてゐる  地獄を覗かせてゐる  暗澹としてゐる  為に起らずにゐる  人物を持ち合せてゐる  歎を感じてゐる  東西を圧してゐる  体裁を成してゐる  本はよく出来てゐる  皆年代順に並んでゐる  感染してゐる  位置に立つてゐる  話を含んでゐる  いつまでも端役でゐる  善良でゐる  端役に終始してゐる  圧倒してゐる  事実上地獄を歩いてゐる  体質を示してゐる  僕等のゐる  ことを愛してゐる  ダンテ論を読んでゐる  僕は恐れてゐる  殊に動かずにゐる  運命に駆られてゐる  小春治兵衛を見てゐる  名を博してゐる  抒情詩を持つてゐる  目につけてゐる  彼等を苦しませてゐる  シエクスピイアに比せられてゐる  一行を撒き散らしてゐる  点出してゐる  支那美人のゐる  身近に感じてゐる  生活を描いてゐる  模倣に長じてゐる  消化してゐる  賞讃をしてゐる  日本に住んでゐる  弟子を持つてゐる  自信は持つてゐる  江戸趣味を帯びてゐる  中に現してゐる  歩みを運んでゐる  矛盾を重ねてゐる  何か動いてゐる  何かを感じてゐる  礼儀を重んじてゐる  衷情を話してゐる  何人も生んでゐる  刻印を打たれてゐる  拘束してゐる  条件を示してゐる  生涯を示してゐる  山々を透かしてゐる  小品に見出してゐる  勇気を欠いてゐる  面目を示してゐる  数行に足りてゐる  力の欠けてゐる  力を持ち合せてゐる  帰着してゐる  下品に感じてゐる  欝憤を洩らしてゐる  僕を戒めてゐる  堂々としてゐる  ルノアルはいづれもこのゴオガンに勝つてゐる  中にも感じてゐる  尺度にしてゐる  不思議ではないと信じてゐる  僕を引き寄せようとしてゐる  表現を求めてゐる  情を持つてゐる  ものを愛してゐる  境涯にゐる  羨望を感じてゐる  心服してゐる  基督に祈つてゐる  心もちを持つてゐる  歎息を感じてゐる  相剋を感じてゐる  造形美術を通してゐる  議論を生じてゐる  片田舎に住んでゐる  つた血脈を持つてゐる  西洋を見出してゐる  目を醒ましてゐる  ギリシアを恐れてゐる  若い人たちと話してゐる  どこかへつれて行かうとしてゐる  東洋学者のゐる  説を破つてゐる  やうに疲れてゐる  兎に角多少は疲れてゐる  力説してゐる  批評家を持つてゐる  詩人を持つてゐる  メシア的欲望を感じてゐる  詩歌的要素を持つてゐる  たかを覚えてゐる  光を帯びてゐる  上に成り立つてゐる  苛酷に失してゐる  数へ上げられてゐる  名を与へられてゐる  ヒステリイを起してゐる  背負つて生まれてゐる  挑戦してゐる  紹巴を嘲らせてゐる  嘲笑を放つてゐる  ことに潜んでゐる  愛読に価してゐる  信仰を持つてゐる  傾向を持ち合せてゐる  大勢に読まれてゐる  源氏物語を抜いてゐる  読者を持つてゐる  先駆をなしてゐる  ことに執してゐる  古典を残してゐる  逆説的に出来てゐる  決算をしてゐる  一歩でも出てゐる  蹤を残してゐる  錯覚を持つてゐる  可否を論じてゐる  武器に選んでゐる  興味を持つて眺めてゐる  全身に感じてゐる  従来当局が考へてゐる  つて埋められてゐる  ひとつひとつが、活きて躍つてゐる  自信をもつて語られてゐる  現代日本人がもつてゐる  自分流に考へてゐる  改革が叫ばれてゐる  お勧めしてゐる  言葉を活かしてゐる  標準語に合してゐる  はつきり見究められてゐる  意を強くしてゐる  雄弁と訳してゐる  代読させられてゐる  能力を実際にもつてゐる  形式がすぐれてゐればゐる  作用を示してゐる  中では躍つてゐる  下につくられてゐる  禍ひしてゐる  問題であるとして通り過ぎようとされてゐる  なつてあらはれてゐる  任務をもつてゐる  マルクス主義的イデオロギイにつらぬかれてゐる  視野をもつてゐる  浸透されてゐる  誤解しようと待ちもうけてゐる  文学も含まれてゐる  なつたが、まだ欠けてゐる  卓越してゐる  資質をもつてゐる  浸透してゐる  作品行動を営んでゐる  もとにおかれてゐる  於いていづれが高く立つてゐる  批判されてゐる  階級を含んでゐる  なほ最も広く読まれてゐる  統計が示してゐる  あるかの如く考へてゐる  加算されてゐる  優位にたつてゐる  原理をもつてゐる  徹頭徹尾誤解若しくは曲解をもつて貫かれてゐる  対象とされてゐる  従つて社会的価値をもつてゐる  酸素が含まれてゐる  認識に達してゐる  局限しすぎてゐる  文学作品をさしてゐる  意識的運動であると解してゐる  芸術性がすぐれてゐればゐる  理想として信じてゐる  掲載されてゐる  同義語に解されてゐる  芸術たらしめてゐる  諸君にひとしく認められてゐる  危険をもつてゐる  解答は含まれてゐる  事実と、馬鹿げてゐる  運用されてゐる  思想の生きてゐる  声として放たれてゐる  仕事をもつてゐる  順調に動いてゐる  われわれが形づくつてゐる  真理追求に終始してゐる  自己の属してゐる  代弁をつとめてゐる  文学に求めてゐる  方面に限られてゐる  範囲に止まつてゐる  前面にだけゐる  非常時局に対してゐる  情熱とを傾けようとしてゐる  自分は一体どうかしてゐる  緑葉のゆらいでゐる  笑顔を湛えてゐる  昼寝などしてゐる  ものとに満ちてゐる  紛糾してゐる  のん気さうに啼いてゐる  南京虫に攻められてゐる  破壊されてゐる  配置されてゐる  白骨がゴロゴロしてゐる  堤をとぼとぼ歩いてゐる  南京でどうしてゐる  長篇を書いてゐる  プランされてゐる  禁止してゐる  昭森社で組んでゐる  近辺を歩いてゐる  歎息してゐる  云ひ尽くされてゐる  道が出来てゐる  勇者にもならうと望んでゐる  黒ずんだ像を弾いて見てゐる  猫柳は見せてゐる  手に載せてゐる  胸へ伝へられてゐる  衆化を悲しんでゐる  気分でしてゐる  憐んでゐる  対象にしてゐる  歎息などをしてゐる  膝を並べて坐してゐる  胸に畳んでゐる  春を伝へてゐる  森に向いて開かれてゐる  波が立つてゐる  演説をしてゐる  頁に並んでゐる  中から見てゐる  雑談を交してゐる  尻ごみしてゐる  一人桜田本郷町にゐる  二世がゐる  桜田本郷町にゐる  ものを嗅ぎだされてゐる  ものを大層好まれてゐる  ものを好まれてゐる  考へに傾き出してゐる  ものを感ぜさせられてゐる  興趣深く語られてゐる  復習してゐる  殘つて澄み切つてゐる  石が沈み切つてゐる  打負かされてゐる  祕めてゐる  作品を解りにくくさせてゐる  ところに置いてゐる  氣づかれずにゐる  餓死について書かれてゐる  何かしらん書いてゐる  一歩手前にゐる  そのものを示してゐる  室生犀星論を書かれてゐる  樂しまれてゐる  孃さんの遊んでゐる  内容としてゐる  はつきり示してゐる  均衡をすこしも危なげなしに得てゐる  眞面目に考へられてゐる  赤いリボンをつけてゐる  ベルナアルが書いてゐる  略綬をつけてゐる  部類にはひらないと聞いてゐる  通りついてゐる  芸当は演じられてゐる  合圖してゐる  窓掛けは動きかけてゐる  私の待つてゐる  そば立ててゐる  私に夢みさせてゐる  日光を求めてゐる  少女の眺めてゐる  復歸を告げ知らせてゐる  像の芽ばえてゐる  帶を結んでゐる  姿を包んでゐる  人音を聞いてゐる  相手を勤めてゐる  耳環をぶら下げてゐる  客ばかり待つてゐる  途中から切れてゐる  後に住んでゐる  形にととのへられてゐる  如く流れ走つてゐる  一字づゝ文字に突当つてゐる  如く流れてゐる  反逆してゐる  横に走つてゐる  右から左へ走つてゐる  使駆してゐる  不当に歪めてゐる  日常使用してゐる  恬然としてゐる  敏感を欠いてゐる  句の持つてゐる  それを纏めてゐる  ものをハッキリ伝へてゐる  囘してゐる  沼に落してゐる  感情を持ち出してゐる  心で感じてゐる  場所にひらかれてゐる  繪自身から發せられてゐる  くつきりと浮び出してゐる  いま見てゐる  私達に見せてゐる  辭儀してゐる  子守唄が、のんびりと聞えてゐる  近く人が立つてゐる  賃仕事をしてゐる  喰べてでもゐる  毎朝跣足まゐりをしてゐる  あんが生きてゐる  毎日絲を紡いでゐる  張つて麩糊を引いてゐる  前に鳴つてゐる  夕暮までも鳴つてゐる  習ひかけてゐる  暫らく考へてゐる  踏み込むことを禁ぜられてゐる  底深く滲み込んでゐる  から眺めてゐる  此處へ忍び込んでゐる  通つて生きてゐる  處女性を破らうとしてゐる  講元を兼ねてゐる  土間に倒れてゐる  のを憤つてゐる  やうをされてゐる  帶を撫でてゐる  悲んでゐる  文吾の立つてゐる  海の底に生えてゐる  自由に棲んでゐる  見事なのは滅多に持つてゐる  ものがないぞ、とひけらかしてゐる  伝記が往々誤り伝へられてゐる  たまたま誤り伝へられてゐる  今、どうしてゐる  今京都にゐる  作品に現れてきてゐる  於て見てゐる  ことを表してゐる  宿營してゐる  太鼓を調べてゐる  射的をしてゐる  次の間で聞いてゐる  苦しみ通してゐる  了見でゐる  道に進んでゆかうとしてゐる  当てにしてゐる  谷がさうしてゐる  体さへもてあつかつてゐる  丈け立ち入るまいとしてゐる  事は極まつてゐる  風に揺れてゐる  其処までおされて来てゐる  悔ましめてゐる  つて強く働いてゐる  脅やかしてゐる  為めにされてゐる  それにあづかつてゐる  許に戻さうとしてゐる  上にかかつてゐる  よそに見てゐる  其処に戻つてゐる  深味へ陥れてゐる  間違つてはゐないと思はせてゐる  仕様がないとおもつてゐる  為めにばかり困つてゐる  始めから分り切つてゐる  考へを続けてゐる  顔で、聞いてゐる  さへ浮べてゐる  疲れた頭はもうすつかりゆるみかけてゐて、読んでゐる  事許り考へてゐる  はたで見てゐる  云はないでゐる  遠慮をしてゐる  幾つも持つてゐる  逸子の苦しんでゐる  譲歩してゐる  事を知りぬいてゐる  逸子が考へてゐる  不安をおそれてゐる  丈け遠ざからうとしてゐる  憎悪は持つてゐる  自身を置いてゐる  隅にいつも潜んでゐる  チヤンと握つてゐる  抱へながら逃げてゐる  それを隠くしながら捨てないでゐる  内にすら潜んでゐる  不自由から逃れやうとしてゐる  すべてを引き込まうとしてゐる  現在保つてゐる  逸子のねらつてゐる  女に書いてゐる  現在自分が愛してゐる  やうにおちついてゐる  町子の腰掛けてゐる  私ほんとに気に入つてゐる  力にしてゐる  二人寄宿してゐる  一言二言はなしてゐる  三人のゐる  了見をもつてゐる  自分のたつてゐる  関係はもうとうに破れてゐる  真実だと繰返してゐる  正字を知らずと言うてゐる  馬印としてゐる  馬印として並べてゐる  仄かして見せてゐる  其北条氏起原説を採つてゐる  背はふとしてゐる  題であつたとおぼえてゐる  留守居してゐる  もやもやしてゐる  焚物代りに焼き捨てられてゐる  三輪車を走らせてゐる  久しぶりに落ちついてゐる  申訳についてゐる  課目とされてゐる  名を生んだといはれてゐる  課程中にも含まれてゐる  からだを乾かしてゐる  各自に呟いでゐる  相手にされてゐる  対照として眺めてゐる  やうに睨めてゐる  瞑目を保つてゐる  たきをつづけてゐる  何うも立つてばかりゐる  商売のせゐか、凝つとしてゐる  ことに決めてゐる  散点してゐる  独りで来てゐる  甘心を涌かせてゐる  色男が伴いてゐる  カーテンが降りてゐる  里毎位に突き出てゐる  海をふちどつてゐる  海が比較的澄んでゐる  馳け廻してゐる  魚刺を持つてゐる  所をつかんでゐる  滑かに動いてゐる  余裕をつけてゐる  章魚でも生きてゐる  つて浮き上つたりしてゐる  途中を泳いでゐる  海藻のゆれてゐる  岩をはがしてゐる  周囲に待つてゐる  魚を追つかけてゐる  つて沖へ延び出てゐる  つて深く切れ込んでゐる  海がよく澄んでゐる  岩頭に立つてゐる  婆が描かれてゐる  此頃でも考へてゐる  妄想に駆られてゐる  何処に埋もれてゐる  詩魂に満ち溢れてゐる  柄に着いてゐる  纔かに残されてゐる  光でそらを赤くしようと思ってゐる  あたしはどんなに見えてゐる  あなたがた私にかくしてゐる  工事を起してゐる  詩人がつとめてゐる  特に調べてゐる  黄河を調べてゐる  のだと力み返つてゐる  行列してゐる  秘策をかくしてゐる  四周に現に始まつてゐる  秩序を生んでゐる  食つて生きてゐる  たかまり、わいてゐる  焼跡をほじくつてゐる  人間が死んでゐる  三尺後から私が歩いてゐる  破壊を愛してゐる  趣味的に愛してゐる  あとは突き放してゐる  びつくりさせ、気に入られようとしてゐる  これぐらゐ突き放してゐる  鼻唄をうたつてゐる  微笑をうかべてゐる  自信をもつて信じてゐる  中の人物に良く似てゐる  土をふんでゐる  ドストエフスキーとかを踏んでゐる  荒君らが考へてゐる  なかで睡つてゐる  寝床にくつついてゐる  無限につづいてゐる  滅茶苦茶にゆすぶられてゐる  惨劇の呻きに揺さぶられてゐる  額に印されてゐる  影がゆれてゐる  ーんとしてゐる  僕の寝てゐる  ことを祈つてくれてゐる  階下にできてゐる  呪縛されてゐる  測定されてゐる  まま考へてゐる  なかに弱められてゐる  うつすらとしてゐる  何処へ出掛けて行かうとしてゐる  うつとり歩いてゐる  湯がこんこんと涌いてゐる  僕の提げてゐる  なかに鳴りひびいてゐる  怺へてゐる  影をうつしてゐる  何ごとか祈ってゐる  自分をとりかへしてゐる  お前に話しかけてゐる  境内に来てゐる  今僕の立つてゐる  陸地を眺めてゐる  僕のかへりを待つてゐる  ホームを歩いてゐる  電車に押し込まれてゐる  僕は押されとほされてゐる  何回繰返されてゐる  広場に出てゐる  バラツクの見えてゐる  軌道は残されてゐる  前に立ちどまつてゐる  手応へを求めてゐる  それを囁いてゐる  僕の生きてゐる  音をおもひ出さうとしてゐる  坂路を歩いてゐる  生徒に追越されてゐる  ざわざわしてゐる  何か話しあつてゐる  灯が洩れてゐる  名前を読みあげてゐる  声を出してゐる  痕跡を残してゐる  蓮華の咲いてゐる  領有してゐる  プリントに注いでゐる  空腹を紛らしてゐる  授業を続けてゐる  なかにちらちらしてゐる  僕をつつんでゐる  安心を与へてゐる  足音がまだ続いてゐる  その後について歩いてゐる  静かに進んでゐる  靴音は消えてゐる  僕に課せられてゐる  ものを既に食べ始めてゐる  かすかに泣いてゐる  何気なく合図してゐる  旅してゐる  かなへられてゐる  遇つて来てゐる  回想をしてゐる  夕陽が赤く染めてゐる  世界を夢みてゐる  うつとりと眺めてゐる  ロオスト・ビフに適してゐる  説明が済んでゐる  心持ちを続けて来てゐる  様子を述べてゐる  気分とを持つてゐる  落着してゐる  抒情に落してゐる  行蹟は語られてゐる  亘つた事を示してゐる  程に見えてゐる  歌に現れてゐる  証拠として挙げられてゐる  ゆつたりとしてゐる  心を見てゐる  対象から抽き出してゐる  平気で述べてゐる  慰安詞をかけてゐる  十分に表してゐる  人麻呂から来てゐる  ぴつたり相叶うてゐる  一つに融けあつてゐる  目にしてゐる  興味で優れてゐる  自覚に沈んでゐる  みな出てゐる  歌に似てゐる  上々と評されてゐる  際を仰いでゐる  核心に迫らうとしてゐる  静観が現れてゐる  斜聴させてゐる  違ひ過ぎてゐる  十分に持つてゐる  気ざしがこもつてゐる  四変してゐる  巻七にも見えてゐる  自然に浸つてゐる  影響をとり込んでゐる  廻りをしてゐる  空に曝してゐる  召使はれてゐる  なに騒いでゐる  勝手に操られてゐる  時と光りに戯れてゐる  セレナードを聴いてゐる  ひとが話しかけてゐる  顔ばかり見てゐる  シドニイに似てゐる  関はらず似てゐる  今頃何処に生きてゐる  紫にして震えてゐる  悶絶してゐる  トランプ合戦に耽つてゐる  処女性を失はうとしてゐる  つた月を指さしてゐる  科白を振り回してゐる  気絶してゐる  声を挙げてゐる  音田に告げてゐる  庭に突き出てゐる  莨を喫してゐる  灯りの点いてゐる  底におし黙つてゐる  皆な来てゐる  凝固してゐる  余つ程どうかしてゐる  さうに呟いてゐる  吾から恍惚としてゐる  厳則さへ成り立つてゐる  妾も考へてゐる  彼女を眺めてゐる  此処に潜んでゐる  自分がもう来てゐる  要心してゐる  山彦らしく巻き起つてゐる  間借でもしてゐる  統一はありキチンとはしてゐる  つて見たり、こつちへ腰かけて見たりしてゐる  時間をあけて待つてゐる  蓄音機が鳴つてゐる  ぼんやりと飲んでゐる  歌を聞いてゐる  蘇苔類の育つてゐる  元についてゐる  印象的にのこつてゐる  白かはもともとからわかつてゐる  レコードに興じてゐる  休憩してゐる  演芸会を開いてゐる  書斎に寝転んでゐる  歓迎にあたつてゐる  ひとが始終来てゐる  奥に来てゐる  ひとがきてゐる  五尺三寸は越えてゐる  寢そべつて見てゐる  冷え冷えと見せてゐる  見え隱れしてゐる  底にもつてゐる  毎日見慣れてゐる  やうに云うてゐる  中に挾みこまれてゐる  實を垂らしてゐる  感情にみちてゐる  力とにあらはれてゐる  限つて横溢してゐる  奥に深徹してゐる  勉強をしてゐる  お婆さんが歩いてゐる  純一に思ひ決してゐる  量見をかくしてゐる  牧野信一に似てゐる  読破してゐる  道がとざされてゐる  ものからノケ者にされてゐる  花がところどころにぽつぽつ咲いてゐる  兩親のゐる  神であるといはれてゐる  應用されてゐる  まり題にばかり凝つてゐる  大橋宗家から名人位を授けられてゐる  銀が泣いてゐる  勝負をつけてゐる  水ばかりじやぶじやぶしてゐる  死に場所を探してゐる  火鉢をかかへこんでゐる  つて勝負にこだはり過ぎてゐる  客が忙しく動いてゐる  プラットホームにひとり残されてゐる  落日が射してゐる  感想を述べてゐる  やうに蠢いてゐる  水洟をすすりあげてゐる  一つ突き進められてゐる  つて二手損をしてゐる  創造に現れてゐる  のをかぶつてゐる  頃それを読んでゐる  主題としてゐる  因を見出してゐる  何何してゐる  字も落ち着いてゐる  平仮名に慣れてゐる  歩みに似てゐる  日本に育つてゐる  脂粉に荒らされてゐる  かすかに仄めいてゐる  兎に角露命を繋いでゐる  家鴨歩きをしてゐる  肉体的苦痛を嘗めてゐる  意味としてゐる  ものがたりに話してゐる  ものがたりにしてゐる  いくつも揚げてゐる  乱読をしてゐる  一句一句変化に富んでゐる  やうに破れ果ててゐる  昔を見てゐる  役割を勤めてゐる  必要から起つてゐる  語が示してゐる  興味も働いてゐる  昔が勤めてゐる  動物分布図に載つてゐる  縁辺を歩んでゐる  私の載つてゐる  剥製されてゐる  はりを流れてゐる  思つて申上げてゐる  万葉の持つてゐる  誰にも知られてゐる  役に就いてゐる  いつまでも続いてゐる  ものは眺められて来てゐる  それを取巻いてゐる  非常に似てゐる  違つた形を見せてゐる  通り万葉集に出てゐる  島といつてゐる  いふ境遇に落ちてゐる  田舎にさすらうて来て、苦しんで生きてゐる  要素は持つてゐる  家をも出ないと考へて来てゐる  顔も知られないでゐる  人が沢山ゐる  国で貫いて持つてゐる  ことを、表してゐる  珠名に近づいてゐる  描写をしてゐる  方を示してゐる  十分出てゐる  其を悲しんでゐる  なつたと伝へてゐる  神名が似てゐる  形で伝へてゐる  条件で生きてゐる  言つてすましてゐる  説明なしに済ましてゐる  形で現れてゐる  生徒に話しかけてゐる  ママ先生と呼ばせてゐる  一緒に遊んでゐる  聴くともなく聴いてゐる  涙を拭いてゐる  休養室にゐる  空想で生きてゐる  戯談口をきいてゐる  横斷してゐる  反省させたく、いつも考へてゐる  石碑も立つてゐる  天然石を遺してゐる  床へ掲げられてゐる  五重の塔が遺つてゐる  感心して、黙つてゐる  眼附をしてゐる  言はないと、かたく信じてゐる  へん破れてゐる  ことは、浮いてゐる  假寓にゐる  一生をぶち込んでゐる  上で活かしきつてゐる  文学的価値が生れてゐる  救ふであらうと固く信じてゐる  手に委ねられてゐる  支配から立ち直らうとしてゐる  生れ出ようとしてゐる  適しないと思はれてゐる  都会にはちらほらしてゐる  私たちは信じてゐる  真面目に考へてゐる  神韻縹渺としてゐる  巧さに似てゐる  ごとくおもはれてゐる  活写してゐる  から邪道扱ひをされてゐる  名人として挙げてゐる  十八番物はのこつてゐる  味がでてゐる  勝負づけを掲げてゐる  ボンヤリ眺めてゐる  言つてほめられて喜んでゐる  場にゐる  一面を充分活かし得たと信じてゐる  思召を付けてゐる  酒ばかり飲み歩いてゐる  バーで飲んでゐる  つて飲んでゐる  垣根に添うて点いてゐる  別に動いてゐる  日から森川町にゐる  ビールを沢山飲んでゐる  物があつて従いて来てゐる  学生風をしてゐる  はじめ傍に立つてゐる  惜みなく持ち続けてゐる  交遊を持ち続けてゐる  何処かに見てゐる  空に描いてゐる  背後で眺めてゐる  運動とを見比べてゐる  通用されてゐる  鉄道が横切つてゐる  番人の引き止めてゐる  番人のゐる  何年踏切につとめてゐる  鎖を持つてゐる  まり整ひすぎてゐる  気をかけないでゐる  却つて自分の疑つてゐる  つた顔を見てゐる  思てゐる  いつまでもお前を恨んでゐる  近年ひどく疑ひ深くなつて来てゐる  撲滅しようとしてゐる  圧殺しようとしてゐる  家産を持つてゐる  危険思想を抱いてゐる  運命的に奪はれてゐる  自分から飛び去つてゐる  蜿蜒としてつらなり入り乱れてゐる  部屋などを見せてゐる  白壁でかこんでゐる  様子に見せてゐる  つた、ともつたへられてゐる  風があつて、その住んでゐる  つて逃げてゐる  喰はしてゐる  それらが入り混じつてゐる  畔に腰かけて立去らずにゐる  つて馬がゐる  大分前に落ちてゐる  馬に跨つてゐる  任かせてゐる  瞠り立つてゐる  上にしつかりと立つてゐる  百姓仕事に甘んじてゐる  知つて日々を落ちついて暮してゐる  野心は持つてゐる  変形されてゐる  川沿ひに細長く続いてゐる  風にかこまれてゐる  様子で切れこんでゐる  鬱蒼としてゐる  突立ててゐる  河原町を出てゐる  好奇心に輝いてゐる  様子で立つてゐる  から手つだひに来てゐる  戸棚を拭いたりしてゐる  はつたりしてゐる  二人の働いてゐる  日に焦げてゐる  彼女に溢れてゐる  周囲をとりまいてゐる  針金についてゐる  あたりに響いてゐる  十分心得てゐる  小作人関係などからきてゐる  方はひきうけてゐる  四五年は経つてゐる  屋号で知られてゐる  彼はいくらか汗ばんでゐる  判つてはゐる  手さきを動かしてゐる  つてでもゐる  一貫して現はれてゐる  庄谷も知り抜いてゐる  学生服を着てゐる  会つて口を利いてゐる  手入れのよく届いてゐる  爪さきで歩いてゐる  上機嫌でゐる  親しみを感じ出してゐる  上に持ち上げながら読んでゐる  三四ヶ月前からできないでゐる  変つた河原町を眺めてゐる  ブレーキを踏んでゐる  姿を現してゐる  尊敬を受けてゐる  河原町に張りわたされてゐる  間を走つてゐる  ふりまはしてゐる  あたりに行きわたつてゐる  瞬間場所柄荷馬車馬でもゐる  汗が黒くしみ出てゐる  いふ馬を乗り廻してゐる  民家につながれてゐる  恍れてゐる  それはこつちを見てゐる  特別な光りを帯びてゐる  さつきから現れてゐる  房一の気に入らうとつとめてゐる  前から家でぶらぶらしてゐる  ちりしてゐる  習慣を知り抜いてゐる  こと県外に出てゐる  沿つて長く伸びてゐる  吉川と呼ばれてゐる  密接に結びついてゐる  愛情を示してゐる  沢山魚のゐる  濁りがしてゐる  路上をふらついてゐる  水に隠れてゐる  のみこんでゐる  一人のこつてゐる  みんな何をしてゐる  つて日向ぼつこをしてゐる  鼻髭の生えてゐる  上長を求めてゐる  ことも預つてゐる  徳次の考へてゐる  白旗を掲げてゐる  一人で働いてゐる  云ひたげにしてゐる  挨拶しようとしてゐる  きり現れてゐる  云ひ出せずにゐる  方向に歩いてゐる  往診鞄などを提げて歩いてゐる  うちに感じてゐる  一つ一つとつくりと聴いてゐる  つて沈んでゐる  主人役をつとめてゐる  張りわたしてゐる  手持無沙汰にぽつねんと坐つてゐる  いきさつがあるらしく、飲んでゐる  近くに坐つてゐる  話に出てゐる  房一の借りてゐる  先代が生きてゐる  ぺこんとした凹みのできてゐる  時分いつしよに遊んでゐる  それにつれて聞いてゐる  自らきまつてゐる  出場を心得てゐる  半から張り出してゐる  盛子に向けられてゐる  つけしてゐる  風に見てゐる  様子で坐つてゐる  何気なく一座を見廻してゐる  造の老いてはゐる  身体にすつかり滲みこんでゐる  歩みをとめて、のろのろと動いてゐる  時期を失してゐる  再現してゐる  いふ場合によく現れてゐる  中から房一の見つけてゐる  眼をこらしてゐる  つて撫で上げられてでもゐる  愛撫し抱き溶かしこんでゐる  額を滑り落ちてゐる  間空しく動いてゐる  自然と止まつてゐる  ものに駆られてゐる  凝然としてゐる  つて速く流れてゐる  寵をかついで歩いてゐる  濡草履をはいてゐる  半ば隠されてはゐる  医者としてあんなによく知り抜いてゐる  注意を惹いてゐる  今そこに立つてゐる  こちらを眺めてゐる  横に寝かされてゐる  血がかすりついてゐる  のを、そして寝ながら立ててゐる  斑点の沁みてゐる  ぴりした髭をつけてゐる  それらを貫いてゐる  自分を磨いてゐる  喰ひこんでゐる  それはひよつこりとしてゐる  腕だのにすがりつかうとしてゐる  正文がゐる  寝でもしてゐる  上に現れてゐる  三四年になるが、いまだに出たり入つたりを繰り返してゐる  正文老夫婦から出てゐる  端々にまで行きわたつてゐる  足をとられてゐる  出動してゐる  それは遠い向ふで起つてゐる  切りにしてゐる  ぢかにつながつてゐる  胸に生えてゐる  扱ひ慣れてゐる  間に結ばれてゐる  別に注意してゐる  房一には欠けてゐる  房一にもつながつてゐる  練吉は隣りを歩いてゐる  二三軒立ち寄つてゐる  ものをも抱きこんでゐる  身体ごと足を踏みこんでゐる  上にはじまつてゐる  かたまつて立つてゐる  顔で立つてゐる  やうに走つてゐる  鬼倉にぶつかつてゐる  筋張つた色が立つてはゐる  気をつけろ、と知らせてゐる  見込を外されてぽかんとしてゐる  別に何も見てゐる  目の向いてゐる  風に示してゐる  ものが現れてゐる  突起を見せてゐる  二人住まはせてゐる  他国を歩いてゐる  関心を与へてゐる  表面に浮び出ようとしてゐる  気兼ねをしてゐる  さつきから盛子がひろげたり畳んだりしてゐる  効果を楽しまうと考へてゐる  埃を浴びてゐる  どこを向いて流れてゐる  今どこを歩いてゐる  お茶を啜つてでもゐる  彼等の歩いてゐる  ところから手招きしてゐる  うまい仕掛けにはちがひないが、見てゐる  馬が来てゐる  遅々として進んでゐる  つて見物してゐる  何かがばたついてゐる  肩をいからして立つてゐる  土手に立つてゐる  借家してゐる  みんな集つて騒いでゐる  報告を受けてゐる  焚火にあたつてゐる  方に働いてゐる  記憶されてゐる  微妙にふれてゐる  つたつて歩いてゐる  日々を現してゐる  駒鳥はいつも鳴いてゐる  温泉町としてゐる  田舎めいてゐる  ものができてゐる  道を急いでゐる  現在住んでゐる  籠つてでもゐる  保養に来てゐる  身振りで、歩いてゐる  飯を炊いてゐる  妹に恋してゐる  準備で勇みたつてゐる  三角的につぼんでゐる  無闇に叩かれてゐる  義憤を持ち続けてゐる  試験をしてゐる  メガホンを執つて呼ばれてゐる  上ばかり向いてゐる  中に眩んでゐる  守つて盃ばかりをあげてゐる  思つて見守つてゐる  眼を向けてゐる  調和好く響いてゐる  やうに小さく動いてゐる  尊敬を感じてゐる  飾り代へさせてゐる  云つて切りに喜んでゐる  秘かに貯えてゐる  想ひが潜んでゐる  伴奏してゐる  居眠りながらでも奏でてゐる  其処に並んでゐる  鐘などを鳴らしてゐる  つて楽を奏でてゐる  息さへ凝り固つてゐる  彼等を覆つてゐる  方が好いだらう、疲れてゐる  電報が来てゐる  天気が続いてゐる  代名詞だけで驚いたり点頭いたりしてゐる  快晴を祈つてゐる  劃をたててゐる  今も憶えてゐる  運送船を持つてゐる  友がゐる  何か堪らなくあせり抜いてゐる  姿は、何時も持ち過ぎてゐる  務めにしてゐる  樽野のほんの少々ばかり持つてゐる  忠実性を持つてゐる  自ら恍惚としてゐる  別室に控えさせられてゐる  火を突いてゐる  父に伝へてゐる  樽野が案じてゐる  応へてはゐる  空に飛び去つてゐる  名誉を持つてゐる  譲り合ひでもしてゐる  嫌はれてゐる  極度に欠けてゐる  横行しつづけてゐる  根引き仕様とたくらんでゐる  肚を持つてゐる  株を持つてゐる  貴様は持つてゐる  お父さんが怒つてゐる  遇はされてゐる  昔から慣れてゐる  騒動が始まつてでもゐる  雑音が響いてゐる  電話をかけ続けてゐる  騒ぎが聞えてゐる  此方を指してゐる  何に合してゐる  想ひを遂げてゐる  奮戦ばかりが引き続いてゐる  熱心に見てゐる  氣儘にしてゐる  部屋をさしてゐる  不幸を嘆いてゐる  二人の話してゐる  テーブルに着いてゐる  狂氣じみてゐる  時間がもう近づいてゐる  女と歩いてゐる  戀に浸つてゐる  嫉妬家に睨まれてゐる  それを思ひ返してゐる  心配してでもゐる  邊にゐる  餘り張りつめてゐる  熱に冒されてゐる  たか覺えてゐる  卷込まれてゐる  今ひどく恐れてゐる  殆ど生きてゐる  すつかり死にきつてゐる  口を働かせてゐる  部屋から絶えず覗かれてゐる  嵩ばつてゐる  私に求めてゐる  屈辱に馴れてゐる  かな樣子をしてゐる  のをこぼしてゐる  積荷を眺めて立つてゐる  若い男がゐる  沒頭し過ぎてでもゐる  事を喜んでゐる  人が眺めてゐる  彼に注がれてゐる  めて見てゐる  枕をしてゐる  無にしてゐる  娘が叫んでゐる  誰かが叫んでゐる  何が起つてゐる  稽古をしだしてゐる  いくつももつてゐる  人達もゐる  内部をかうして見てゐる  所屬してゐる  儀式が既に始められてゐる  自ら死を持つてゐる  面倒を見られてゐる  上に被せられてゐる  産期の近づいてゐる  それが叫んでゐる  皆の考へたり祈つたりしてゐる  死方をしてゐる  姙娠してゐる  上に置いてゐる  榮養分に富んでゐる  者どもが住んでゐる  眠りを睡つてゐる  光を浴びてゐる  幕をかけられてゐる  下に差し込んでゐる  調子をしてゐる  上にのやうに描かれてゐる  單純化されてゐる  箱をひろげてゐる  體を形づくつてゐる  用件は分つてゐる  十三人もゐる  つて語られてゐる  のが楽しくて読んでゐる  用ひるから、いつも憎まれ、着てゐる  呻り通してゐる  どこかにゐる  賞揚せられてゐる  胸に焼きつけてゐる  全てを忘れてゐる  客間にかけてゐる  いふ気質をうけてゐる  特につけたしてゐる  徹底的にもつてゐる  臭気を持ちすぎてゐる  特に冒涜されてゐる  気持をもつてゐる  うちで最も怖れてゐる  物を突き放してゐる  世間を怖れてゐる  母から私へつながつてゐる  底で思ひ決してゐる  誰よりも愛してゐる  毎日学校を休んでゐる  学校で飲んでゐる  伝流してゐる  底に遠く失はれてゐる  発散をふさがれてゐる  さし示されてゐる  心がみたされてゐる  単調さを憎んでゐる  一年ぐらゐ彷徨してゐる  漁つて逃げ隠れてゐる  四囲がぬりこめられてゐる  居室に充ててゐる  それに寝てゐる  ものを見せてゐる  空は晴れてゐる  菓子折を提げてゐる  奴はいくらでもゐる  芥川龍之介は書いてゐる  博学を示してゐる  水さうに似てゐる  目高が泳いでゐる  敷石をぬらしてゐる  沸してゐる  ヨーヨーをしてゐる  丁字形定規が動いてゐる  窓硝子をふいてゐる  靴を磨いてゐる  言訳をしてゐる  何時まで着てゐる  私がどんなに苦しんでゐる  人間に生れてゐる  私のかぶつてゐる  聞こえる処にゐる  無駄口をきいてゐる  面前に押しよせて来てゐる  今私の考へてゐる  本領が見えてゐる  それを玩んでゐる  癖が昂じてゐる  天をふり仰いでゐる  自分を舁いでゐる  私などわかつてゐる  事は知られずにゐる  明かに認めてゐる  時代を経てゐる  なごりを留めてゐる  義は蔵せられてゐる  神群行に繋げて説いてゐる  争ひを多く伝へてゐる  境地に入れてゐる  女はさう思ひこんでゐる  嫌ひで、食べて生きてゐる  露呈してゐる  いふ方が甘つたれてゐる  私の見つめてゐる  ボタンをつけてゐる  アパートにゐる  ムッツリ酒をのんでゐる  貴様、まだ、うろついてゐる  男は馴れてゐる  場合君に許されてゐる  二十三で死んでゐる  不問に附されてゐる  良人がゐる  習得してゐる  好奇心のみで生きてゐる  満足だけで生きてゐる  仕事にも似てゐる  笑つて私を見つめてゐる  天候まで覚えてゐる  男をさがしてゐる  アキを蔑んでゐる  愛情が深められてゐる  どこかしら、歪められてゐる  心情すらも、時に、歪められてゐる  思つて自慢にしてゐる  恩義を感じてゐる  転嫁して甘へてゐる  女と遊んでゐる  つてをり、うぬぼれに憑かれてゐる  快楽をもとめてゐる  言葉のみ追ひかけてゐる  予定してゐる  生活を送ってゐる  自分以外のものに縋ってゐる  自分の腰掛けてゐる  心をひかれてゐる  嫋々としてゐる  蜘蛛がかくれてゐる  時刻を消しては、あわてたりしてゐる  液體を、細かくふくんで吹いてゐる  作者の感じてゐる  傳説とを見つめてゐる  人間性に根ざしてゐる  小説そのものとして誤つてゐる  記録に語られてゐる  承認しすぎてゐる  相を示して光り輝いてゐる  人々が描かれてゐる  印象を通じてのみ語られてゐる  我々が常に見馴れてゐる  世界を突きぬけてゐる  むしろ迷路にゐる  一見粗雑を極めてゐる  案を感じてゐる  眼をさましてゐる  翼をひろげてゐる  翼をふるはしてゐる  砂丘に坐つてゐる  憂愁をつつんでゐる  やうでいつもしつとり濡れて青ざめてゐる  なかでおよいでゐる  ぴよぴよと鳴いてゐる  部屋中を飛んでゐる  上にあふむいてゐる  全景にながれてゐる  ぴちぴちはねてゐる  牛がよそつぽをむいてゐる  ところに吹かれてゐる  むしげにふるへてゐる  月に吠えてゐる  やうにふるへてゐる  けんめいでみつめてゐるみつめてゐる  犯罪もうもうとしてゐる  友を呼んでゐる  舌を出してゐる  づがざらざらざらざら流れてゐるながれてゐる  しづかにながれてゐる  憔悴れてゐる  くさりかかつてゐる  墓地をうろついてゐる  文学が生れようとしてゐる  役割を負うてゐる  間に挾まつてゐる  渓流で、それにかかつてゐる  子供たちが沢山ゐる  ハッパ穴を穿つてゐる  シューシュー煙を吐き出してゐる  医者のゐる  万福の住んでゐる  私たちの借りてゐる  云つて聞かせてゐる  方で働いてゐる  癒着してゐる  何かにとまどひしてゐる  病監にゐる  表情に持つてゐる  死に近づいてゐる  人間の美しいとされてゐる  待合室に待つてゐる  一杯子供たちがゐる  遊びに見とれてゐる  親子喧嘩でもしてゐる  川を見晴らしてゐる  譲渡を受けてゐる  擁護してゐる  権利と心得てゐる  ことでみたされてゐる  家に見えてゐる  口に適してゐる  特色を造り出してゐる  ところに潜んでゐる  氣がつかずにゐる  言ひあらはせないでゐる  自分等を待つてゐる  鳴りを潜めて、沈まり返つてゐる  老母がゐる  圖も出てゐる  隣合つて住んでゐる  許し合ひもしてゐる  完成されようとしてゐる  影をさしてゐる  舊態を保つてゐる  愛藏してゐる  趣を同じくしてゐる  他へ縁付いてゐる  言つて見せてゐる  それがあらはれてゐる  一文も出てゐる  はつきりとよく出てゐる  構造にあらはれてゐる  二卷に溢れてゐる  濟ますやうにしてゐる  眼前に息づいてゐる  わたしたちは生きてゐる  樂しみにしてゐる  響きをもつてゐる  記憶につながれてゐる  峠も待つてゐる  聲を出してゐる  中にあらはれてゐる  はけ口を見つけてゐる  十分出來てゐる  等閑にされてゐる  哲學にも亙つてゐる  興つて來てゐる  氣象の溢れてゐる  立場に置かれてゐる  圍爐裏ばたにゐる  指摘して見せてゐる  風にのみ考へてゐる  隱れつしてゐる  性格が面白く出てゐる  激増を示してゐる  記録なぞをしらべてゐる  誤認してゐる  精神を含んでゐる  継続してゐる  ものと信ぜられて来てゐる  のを下されたと伝へてゐる  風習だと信じてゐる  偉力を認めてゐる  行つても来たと考へてゐる  生殖器に似てゐる  音が多く附いてゐる  民俗をもつてゐる  言ひ馴らしてゐる  方に近づいてゐる  王に似てゐる  手続きは似てゐる  数限りなく伝へられてゐる  伝説が、沢山見えてゐる  給ふ、と信じてゐる  自認してゐる  其頃に出来てゐる  関係も考へずにすまして来てゐる  古今集とを比べて見ると、似てゐる  区劃してゐる  部の重んぜられてゐる  十中七八を占めてゐる  から出来てゐる  対照せられてゐる  空論に達してゐる  義と信じられてゐる  歌も載せてゐる  ものが出かけてゐる  様子を見せてゐる  ことが見えてゐる  鮮やかに見せてゐる  風と絡んでゐる  類型的にくり返してゐる  民とを失はないでゐる  姿を持ち続けてゐる  唱和に見えてゐる  つたのも多いし、なりかけてゐる  能相風に考へられてゐる  づ言ひかけてゐる  胚胎せられてゐる  ものが這入つてゐる  一部類をなしてゐる  色彩が濃く出てゐる  名だけ記したりしてゐる  宇合卿と記したりしてゐる  作と認められてゐる  推測せられてゐる  黒人を写してゐる  露はに出してゐる  歌を扱うてゐる  事が出来ないでゐる  孤独性を知りかけてゐる  感化を見せてゐる  近代文学に似てゐる  了うた事を信じてゐる  ものが欠けてゐる  様にも感じてゐる  自得を感じてゐる  王だけにつけてゐる  皇后とのみ書いてゐる  つても、変らず見えてゐる  挽歌その他のものにも通じてゐる  予期を言うてゐる  舟行を恐れてゐる  近代的なと思はれてゐる  様とを兼ねて表してゐる  三首まで詠じてゐる  希望を述べてゐる  整頓せられてゐる  発生過程を持つてゐる  其を信じてゐる  合理化を経てゐる  傍証してゐる  のにも現れてゐる  下々にも及んでゐる  社会人らしく扱うてゐる  歴史因子を見せてゐる  神館と称してゐる  簇がりながら咲いてゐる  グラウンドに出てゐる  何時もの假面をぬいでゐる  偸み見てゐる  何んかしてゐる  不機嫌さうに坐つてゐる  身もだえしてゐる  圓盤投げをしてゐる  シヤツをぬいでゐる  質問してゐる  ひつかかつてゐる  やうに現はれてゐる  つて日光浴をしてゐる  言葉としてついてゐる  饗宴をしてゐる  海辺に散らばつてゐる  人はさう信じてゐる  習慣できまつてゐる  宗教的特質を持つてゐる  玉が屡、散らばつてゐる  散布してゐる  所在を考へてゐる  ものに感じてゐる  関係を示してゐる  一歩進めてゐる  守りにしようと考へてゐる  信仰から出てゐる  推移してゐる  玉と感じてゐる  風に、結んでゐる  気持ちを詠んでゐる  二人寝てゐる  つて死んでゐる  おかずに寝てゐる  具備はしてゐる  仆れて寝てゐる  名で覚えてゐる  づ絣を組み合せてゐる  中に留めてゐる  此二人が、最著れてゐる  一首をなしてゐる  五七七で切れてゐる  ものを取り抜いてゐる  万葉集に、よく現れてゐる  中にも、採られてゐる  心に働いてゐる  諍をなしたと伝へられてゐる  構想されてゐる  最後にもらしてゐる  限定してゐる  度外視せられてゐる  字に執著してゐる  歌なども働きかけてゐる  万葉集一部に収めてゐる  代に出来たとしてゐる  処から出てゐる  山路に立つてゐる  湿りがしてゐる  腕をさし伸べてゐる  花が咲き残つてゐる  纏ひかけてゐる  忍び音に泣いてゐる  反応を見せてゐる  脈を取らせてゐる  可なり描いてゐる  評価されようとしてゐる  態度を戒めてくれてゐる  作家の如く許してゐる  云つたら、どうだと問うてゐる  君は考へてゐる  我輩は覚えてゐる  通り感謝してゐる  名が並んでゐる  廊下にはみ出してゐる  奴はゐる  明白に出てゐる  万葉集をひもどいてゐる  構成をなしてゐる  念願を抱いてゐる  たしかに達せられてゐる  面白い結果が生じてゐる  時代的背景にいくらか通じてゐる  揃へてゐる  記述法を取つてゐる  神を失はうとしてゐる  事は見えてゐる  面影を残してゐる  断篇風に散らばつてゐる  足縄投げの物語りを残してゐる  後妻嫉みが伴うてゐる  仁徳には著しく現れてゐる  いき方を異にしてゐる  強調して現されてゐる  謚せられてゐる  暗示を持つてゐる  理想にひき直されてゐる  同類に考へてゐる  記紀に止めてゐる  内容を異にしてゐる  かばねを兼ね持つてゐる  政治を見せてゐる  此職名の出てゐる  此事実と似てゐる  かすかに揺れてゐる  年を越しても、まだ落ちないでゐる  微かに揺れてゐる  お前の立つてゐる  重みを楽しんでゐる  渦巻き起つてゐる  名人が追ひこまれてゐる  覚悟に及んでもゐる  それに憑かれてゐる  全然そつちを突き放してゐる  ケタ外れに頭抜けてゐる  方が負けて追ひこまれてゐる  それを疑りもしないから、バカげてゐる  一便利にはきまつてゐる  それがハッキリしてゐる  落第にきまつてゐる  英雄と称してゐる  生存が賭けられてゐる  勝負がはじまつてゐる  駒を動かしてゐる  名人に負かされてゐる  記者がゐる  キイキイ喋りまくつてゐる  結果は分りきつてゐる  先まで読んでゐる  解説してゐる  マネキ猫みたいにかざしてゐる  盤面を見下してゐる  いつまでたつても見つめてゐる  手を見てゐる  興味で見てゐる  一人ねてゐる  手をくんでゐる  ぢて考へてゐる  ぢて、のびてゐる  だらしなく開いてゐる  解説をきいてゐる  脂が浮いてゐる  足がしびれてゐる  右手をかざしてゐる  かすかに、ふるへてゐる  長考が分りきつてゐる  廊下に立つてゐる  やうに満ちてゐる  勝負がきまつてゐる  口をひらいて、考へてゐる  口をしめてゐる  ところを抑へてゐる  ぢらせてゐる  キチンとしてゐる  近く坐を占めてゐる  右手を当ててゐる  製造してゐる  二の次にしてゐる  作品をよく読んでくれてゐる  舞台のものとして見てゐる  持論に傾いてゐる  能力をあまり委しく知りすぎてゐる  頭に入れて書いてゐる  殊にフランスからばかり受けてゐる  教養をもつてゐる  サフランが咲いてゐる  まり入りこんでゐる  絵はがきを売つてゐる  志士と呼んでゐる  尻尾を向けてゐる  男はまだゐる  掛をかけてゐる  二月分たまつてゐる  伸びをしてゐる  中を走つてゐる  山荘は固く鎖されてゐる  山荘は、固く鎖されてゐる  當てにしてゐる  豫約を受けてゐる  ポカリとまゐる  当節誰でもがかぶつてゐる  ちやんとゐる  つて差支ないと信じてゐる  臭ひを嗅がうとしてゐる  情報を集めてゐる  客に売つたりして暮してゐる  からだつきを見てゐる  山肌を見せてゐる  宣伝には役立つてゐる  下をのぞき込んでゐる  そこに来てゐる  万五はにやりにやり聞いてゐる  札がところどころに立つてゐる  需要を辛うじて満たしてゐる  別荘へ来て暮してゐる  愛着をもつてゐる  結果を楽しんでゐる  へんをぶらぶら歩いてゐる  彼女は黙つてみてゐる  ことを知りつくしてゐる  真理をつかんでゐる  露台が張り出してゐる  非常に狭く考へてゐる  問答をしてゐる  内心びくびくしてゐる  誰かに話しかけてゐる  漏水してゐる  成行をたのしんでゐる  頭数がふえてゐる  面白い人物がゐる  つてゐるか、さもなければ甘く見てゐる  相談役を仰せつかつてゐる  君たちが目指してゐる  無益に傷つけてゐる  ものが生れてゐる  しづかに語りながら歩いてゐる  ことは呑みこんでゐる  五年以上続けてゐる  縁台の並んでゐる  結婚観も含まれてゐる  幾島は努めて落ちつかうとしてゐる  それを一方で抑へ抑へしてゐる  懺悔でもしてゐる  そばで聞えてゐる  名前は並んでゐる  答弁をさせられてゐる  宣伝通りに解してゐる  あたりを探してゐる  静かにふるへてゐる  話を聴いてゐる  いつまでも自分を見送つてゐる  才媛がゐる  常例を破つてゐる  面目を失ひかけてゐる  交渉は絶えてゐる  ほり障子をふるはせてゐる  ぢろぢろ見てゐる  蔭で呻いてゐる  苦痛を見守つてゐる  一番代表してゐる  水がまつたく涸れてゐる  鶴嘴をかついでゐる  岩の突き出てゐる  一つ時、ねらひを定めてゐる  穴を探してゐる  突破してゐる  一点に注がれてゐる  ばどろどろしてゐる  人間とが待ち受けてゐる  手配がついてゐる  さへてみてゐる  茣蓙がもうところどころ擦り切れてゐる  ぢつと聴いてゐる  応酬を聴いてゐる  ぢ伏せようとしてゐる  つて求められてゐる  黒岩万五が立つてゐる  生欠伸を噛み殺してゐる  物音を聞いてゐる  わしのゐる  食はせてゐる  予防されてゐる  行動を生れながら封じられてゐる  云ひ出さずにゐる  それを察してゐる  伯爵が泣いてゐる  湯はたぎつてゐる  上に、寝ころんでゐる  今夜、かうして起きてゐる  背を向けてはゐる  貞操観念に結びついてゐる  素子が来てゐる  食堂を片づけてゐる  匐ひ出てゐる  水先案内を勤めてゐる  ぼんやり寝そべつてゐる  清水の湧き出てゐる  丹念に調べてゐる  水が滲み出てゐる  水を求めてゐる  距離をはかつてゐる  犬が吠えてゐる  犬を呼んでゐる  力でも噴き出さうとしてゐる  近所づきあひをしてゐる  気がとがめてゐる  時どうしてゐる  口授してもらつてゐる  安藤夫妻を愛してゐる  彼を見あげてゐる  ものが、隠されてゐる  見当をつけてゐる  ことは予めわかつてゐる  善処してゐる  立場をもつてゐる  真相を伏せてゐる  さましてゐる  僕がもつてゐる  屋敷内を見まはしてゐる  幾島がきちんと坐つてゐる  ちよつと明いてゐる  窓から外を見てゐる  いつまでも結婚もしないでぶらぶらしてゐる  眼をもつてみてゐる  苟くも今日社会に生きてゐる  一匹とまつてゐる  匐ひあがらうとしてゐる  ことで腐つてゐる  薬屋にゐる  部分を表してゐる  緊急としてゐる  両側についてゐる  特に優秀とされてゐる  四角に刈りこんでゐる  風景をなしてゐる  気質を現してゐる  風光を見てゐる  関係があるといはれてゐる  ものだとされてゐる  から来てゐると述べられてゐる  亢進してゐる  大概此方で暮してゐる  机に四角張つてゐる  練達はしてゐる  枝が伸びてゐる  ぐたぐたしてゐる  シヤワアを浴びてゐる  人気を博してゐる  瞞してゐる  弁護につとめてゐる  ほんとうに俺に恋してゐる  きらきらとしてゐる  後を追ひかけてゐる  空にきよとんと懸つてゐる  儀礼を心得てゐる  性的魅力に欠けてゐる  一隅に潜ませてゐる  筆者は興味深く感じてゐる  サツクス公爵がついてゐる  ほんとうに泣き狂つたと伝へられてゐる  エピソオドが伝へられてゐる  女優がゐる  自然主義的ロスリイに堕してはゐる  カメラを向けさせてゐる  成長ぶりを見せてゐる  全身に漲つてゐる  演技を見せてゐる  事に役立つたといはれてゐる  平気で眺めてゐる  若い人達の並んでゐる  同誌八月號に載つてゐる  言はれて喜んでゐる  短歌が載つてゐる  下宿住ひをしてゐる  豫告が出てゐる  自由を奪はれてゐる  唇は乾いてゐる  何年間も眠らないでゐる  ことをあんまり考へてゐる  河原にずらりと並んでゐる  なかに浸つて死んでゐる  みんな天を眺めてゐる  空間は揺れてゐる  速度を増してゐる  進行を繰返してゐる  向側にもゐる  僕がふと考へてゐる  墜されてゐる  きりと考へてゐる  茫然と歩いてゐる  汎濫してゐる  なかに紛れ失せてゐる  脅迫されてゐる  生きること、生きてゐる  伊作を探してゐる  僕を探してゐる  絹を探してゐる  何か忽ち塞きとめられてゐる  すべてが塞きとめられてゐる  内側に叩きつけてゐる  眼つきを荒つぽくさせてゐる  時死んでゐる  離婚してゐる  三人で撮つてゐる  突落されてゐる  前から消え失せてゐる  人間の顔面に張られてゐる  瞬間に潜んでゐる  装填されてゐる  戦慄が潜んでゐる  僕が歩いてゐる  糸で結びつけられてゐる  僕はゐる  母をみつけようとしてゐる  やつぱし何かを探してゐる  世界は割れてゐる  僕は揺れてゐる  燃え上り、塞きとめられてゐる  僕はふらふらと歩いてゐる  今はよほどどうかしてゐる  わたしは急いで歩いてゐる  わたしはよほどどうかしてゐる  迷はされてゐる  コロコロ転んでゐる  衝突し渦巻いてゐる  つて押合ひ犇めいてゐる  ものに押されて歩いてゐる  蹲つて泣いてゐる  ものばかりが動いてゐる  息子は生きてゐる  うしてゐれば、さうしてゐる  わたしはない、歩いてゐる、歩いてゐる、歩いてゐる  こちら側にゐる  僕は歩いてゐる  反転してゐる  何年間僕が眠らないでゐる  うに笑ひあつてゐる  今もゐる  なかにつらぬかれて生き残つてゐる  お前はゐる  なかをふらふら歩いてゐる  なかにぎつしり詰め込められてゐる  憂愁に似てゐる  惨劇を結びつけてゐる  別れを告げてゐる  わたしの視てゐる  わたしの生きてゐる  はつきりとあきらめてゐる  迷ひ歩いてゐる  地上によびもどされてゐる  わたしの歩いてゐる  変へて動いてゐる  ひとりぼんやり眺めてゐる  のかと繰返してゐる  何年間押されとほしてゐる  回転してゐる  回転して押されてゐる  さまよひ歩いてばかりゐる  うろつき歩いてばかりゐる  宇宙にばかりゐる  靴磨屋がゐる  鶏が動いてゐる  店頭に置かれてゐる  花瓶に生けられてゐる  腰を下ろしてゐる  交叉点に出てゐる  群衆が溢れてゐる  幻たちはゐる  祈願にゐる  あなたはゐる  君たちはゐる  諦念に達してゐる  氣もちを主として書いてゐる  氣もちを主としてゐる  いふ殆ど死なんとしてゐる  痕を止めてゐる  氣がいたしてゐる  一とつ光りを縮めてゐる  顏を押付けてゐる  物に包まれてゐる  洋服を脱いでゐる  雫を切らしてゐる  下にもぐり込まふとしてゐる  頭が食み出てゐる  憫れんでゐる  今何か考へてゐる  意を寄せてゐる  心を寄せてゐる  中を鳴り合せてゐる  傳はらしてゐる  脊中合せに凭れあつてゐる  底に現はれてゐる  手から彈きだそう彈きだそうと考へてゐる  丸まつてゐる  薄赤く染めてゐる  すべてを解かしてゐる  一家を持つてゐる  姿を求めてゐる  ものから常に打ち叩かれてゐる  私たちみたいに困つてゐる  中を踊りながら歩いてゐる  絶へず挿されてゐる  前に負けてゐる  破片を降り落してゐる  位置を取つてゐる  ぱいに咲いてゐる  底を持つてゐる  樣と考へてゐる  襖を蹴破つてゐる  清水に浸つてゐる  突つ立てゐる  狼藉としてゐる  傍から眺めてゐる  つの臭味を持つてゐる  いつまで何をしてゐる  對して考へてゐる  中に射し込んでゐる  外れに搖れてゐる  上つたりしてゐる  群集を見下してゐる  行田のやらうとしてゐる  養成してゐる  もとに働いてゐる  空に費してゐる  つた俳優たちを眺めてゐる  清月にゐる  一所にゐる  女を有してゐる  技量を持てゐる  女形をしてゐる  毎日喧嘩ばかりしてゐる  町長を勤めてゐる  ものだけは働いてゐる  禍ひをしてゐる  爲てゐる  講師をしてゐる  喜びを見せつけてゐる  前に向ふむきに立つてゐる  隱れて待つてゐる  奧へ通されて待つてゐる  中で考へてゐる  感情をほのめかしてゐる  古典的作品を作り上げてゐる  隙間を露してゐる  こはい顔をしてゐる  父うさんは動かずにゐる  しまつてゴム毬を衝いてゐる  ぢさんを睨んでゐる  温和にしてゐる  サモワルがたぎつてゐる  此食堂は知らずにゐる  薫を嗅いでゐる  母はまだ泣いてゐる  立派に暮してゐる  級へ押し遣られてゐる  下級参事官でゐる  此職にゐる  クリムにゐる  カウカズスにゐる  言ひ交してゐる  発行してゐる  伝播せられてゐる  編輯長ミハイルが据わつてゐる  主人がゐる  隅にゐる  社説を受け持つてゐる  眠をしてゐる  どの人も大ぶ飲んでゐる  処を見詰めてゐる  厭に黙り込んでゐる  空中を飛んでゐる  思つて喜んでゐる  束ねかたをしてゐる  表情をして微笑んでゐる  立聞をしてゐる  儘で黙つてゐる  玉が出てゐる  受話器を持つてゐる  恐怖が見えてゐる  監督してゐる  ためか、痩せゐる  縁にすずみゐる  選に漏れてゐる  国際ゴロもなかなかよく書けてゐる  天分をもつてゐる  群を見てゐる  棚に重ねゐる  空を見上げゐる  失望を抱いてゐる  心だけは失はずにゐる  全然矛盾してゐる  顫いてゐる  いたいけな眼を瞬いてゐる  内に限られてゐる  湛へられてゐる  窓口から覗いてゐる  前に立たされてゐる  扉を叩いてゐる  想ひなしてゐる  夢を夢みてゐる  永遠に鎖されてゐる  あらはれが流れてゐる  海原に連なつてゐる  安易を貪つてゐる  軛につながれてゐる  思浮んでゐる  肉體についてはあきらめてゐる  彼女以上、あきらめてゐる  心を包んでゐる  それをじつと見つめてゐる  無にゐる  上にうつぶしてゐる  ものういほどに疲れ切つてゐる  隅々にまでも行きわたつてゐる  ひた押しに押さへてただもだしてゐる  轉車を走らせてゐる  姿勢でゐる  それにあててゐる  そこに貼られてゐる  變化が生じてゐる  男がいつてゐる  山をなしてゐる  興奮を示してゐる  仕事はわかつてゐる  心勞をなしてゐる  心覺えを書いてゐる  ゴトゴト音をさせてゐる  明りにすかして見てゐる  感情をおし殺さうと焦つてゐる  不貞腐れてゐる  全身をもつて示してゐる  ぐこつちに顏を向けてゐる  統一を見出してゐる  わしらここにゐる  ぢつとこつちを見つめてゐる  奔走してゐる  仕事を見ならつてゐる  から萬事におくれてゐる  打算を働かしてゐる  植木屋を仕込んでゐる  前に下げてゐる  仕事を助けてゐる  つきを取戻してゐる  仲間を信じてゐる  今終らうとしてゐる  いつか消えてゐる  つた金から出てゐる  なかは熱し切つてゐる  落書を見てゐる  うつらうつらしてゐる  隅に立つて待つてゐる  ものをいはせてゐる  ものほしさうに外を見てゐる  手をのばしてゐる  ままのもゐる  いつかはつきり浮びあがつてゐる  いつまでもまじまじみつめてゐる  追求されてゐる  名とが記されてゐる  當然荒されてゐる  心を占めてゐる  肩にならんでゐる  ものが公然と貼られてゐる  追憶をもつてゐる  顔をしかめてゐる  尻ができてゐる  壁にもたれて泣いてゐる  舌を抜いてゐる  集注されてゐる  痛切に望んでゐる  固唾を呑ませてゐる  希望の光りにてらされてゐる  一大決意がひめられてゐる  てゐなければならぬ、またもつてゐる  伏在してゐる  新聞が煽つてゐる  彼等の犯してゐる  欧米人によつて挙げられてゐる  筆を取つてゐる  これを受け容れてゐる  主人を待つてゐる  第一歩を既に踏み外したと思ひ込んでゐる  ほかにないと考へられてゐる  買はうと努めてゐる  観念がひそんでゐる  軽視されてゐる  疑問を抱いてゐる  参加させてゐる  十分の説得能力をもつてゐる  重要職務についてゐる  紛糾をかもしだしてゐる  結果を挙げてゐる  絶頂に達してゐる  期待をかけてゐる  回復してゐる  千八百四十二年に死んでゐる  使ふことに極めてゐる  何となく気が引き立つてゐる  所は極まつてゐる  一刷毛をなすられてゐる  此時僕のすわつてゐる  こを著てゐる  つけに取られて見てゐる  余光に照らされてゐる  亡者がゐる  好都合にできすぎてゐる  欠如してゐる  独善をきめこんでゐる  実在を信じてゐる  模様を織つてゐる  私はもつてゐる  つけにとられてゐる  打開策が講じられてゐる  作品を狭くしてゐる  ことを証してゐる  現実に重なりあひ見究めて生きてゐる  原理によつて成されてゐる  真実が語られてゐる  生き方を考へてゐる  一生が描かれてゐる  違ひがハッキリしてゐる  文学を探してゐる  理屈をつけすぎ、有難がりすぎてゐる  埃をかぶつて寝てゐる  横行闊歩してゐる  学問をしてゐる  話許りしてゐる  勉強に来てゐる  天文学者も待つてゐる  望遠鏡を覗いて待つてゐる  四年越しに借り切つてゐる  朝からベッドに就いてゐる  舞踏会が催されてゐる  挿入されてゐる  基調をしてゐる  一人病床に就いてゐる  平日に着てゐる  好い加減に点頭いてゐる  一番幅を利かせてゐる  伊達に頼まれてゐる  不満を抱いてゐる  明瞭に覚えてゐる  心地に浸つてゐる  家へこれから来て呉れ、出来てゐる  念願で、創りかけてゐる  つた作品を写して眺めてゐる  動作に耽つてゐる  ハンドルを廻してゐる  写真を見てゐる  騒ぎを見てゐる  いま流行してゐる  藥を、たのみにしてゐる  雜誌に載つてゐる  追悼文を書いてゐる  默つて聽いてはゐる  成功を収めてゐる  何人も認めてゐる  偶像的地位を占めてゐる  左団次に似てゐる  むるやうに考へてゐる  見物もあきて来るにきまつてゐる  それがどう面白く書かれてゐる  何人も心掛けてゐる  履違へてゐる  作品について話しをしてゐる  赤幟が立つてゐる  船へ乗組んでゐる  三十八人づつ乗組んでゐる  縫目にかくれてゐる  やうに、沢山ゐる  船中にゐる  随所にゐる  それを掻いてゐる  虱狩をしてゐる  一人づつ、持つてゐる  思つて掻いてゐる  虱を追ひかけてゐる  ぷつりぷつり噛んでんでゐる  引起してゐる  水のそそいでゐる  其処で割れてゐる  形態をなしてゐる  川柳などが生えてゐる  落葉してゐる  最上川にそそいでゐる  音をたてて流れてゐる  合流してゐる  ところから発してゐる  明かに示してゐる  いふ処から発してゐる  つてそそいでゐる  調査の出来てゐる  旧名を持つてゐる  廃山に帰してゐる  つただらうといはれてゐる  外国に来てゐる  木も生えてゐる  ものとよく似てゐる  血をうけてゐる  行つた空を眺めてゐる  瞳をこらして見てゐる  工合にしてゐる  何かを話してゐる  大勢を考へてゐる  一字一字埋めながら、こせついたりしてゐる  夜中ぢう起きてゐる  叔母がゐる  虚構に満ちてはゐる  外側に出してかぶせてゐる  襟に覆ひかぶせてゐる  人口十万を越えてゐる  町から来てゐる  さい生意気さうに見える、あんなに殴られてばかりゐる  誰か見てゐる  足指にむすびつけられてゐる  月見草を眺めてゐる  雪がひそひそ降つてゐる  何かに追はれてゐる  夢から醒めないでゐる  どこか、すれてゐる  出発し直してゐる  日本中に知れ渡つてゐる  宿酔してあれてゐる  健在を誇つてゐる  義太夫を唸つてゐる  真面目に唸つてゐる  勉強致してゐる  言葉が記されてゐる  葡萄酒飲んでゐる  大町と呼ばれてゐる  言つて教へてゐる  自慢みたいにしてゐる  肩をそびやかしてゐる  津軽を愛してゐる  指定せられてゐる  折紙をつけてくれてゐる  こだはりすぎてゐる  桜花に包まれてゐる  まちに奪はれてゐる  特にきらつてゐる  たしかに予感してゐる  づれに孤立してゐる  沼を持つてゐる  無言で立つてゐる  暴言を吐いてゐる  愛と呼んでゐる  ばたばた死んでゐる  つて、少しは、わかつてゐる  二枚着てゐる  寒い、と騒いでゐる  単衣を着て歩いてゐる  私は聞いて覚えてゐる  病院につとめてゐる  滑稽に思ひながらも愛してゐる  配給を受けてゐる  乞食にも似てゐる  はるかに越えてゐる  君がゐる  リンゴ酒よりいいにきまつてゐる  手紙にも書いてゐる  世に伝へられてゐる  らへて歩いてゐる  聴講生に取りまかれてゐる  献酬をしてゐる  遺訓にはそむいてゐる  山を眺めて楽しんでゐる  事に就いては考へてゐる  考へ直さうと努めてゐる  事務長をしてゐる  湖水に似てゐる  砂浜を嬲つてゐる  ぢやあ、と怒つてゐる  大声で叫んで、売り歩いてゐる  さかなばかり食べてゐる  山菜にめぐまれてゐる  開墾してゐる  津軽平野に住んでゐる  沃野を持つてゐる  あはれまれてゐる  景観をなしてゐる  西に青く聳えてゐる  模範林制と呼ばれてゐる  安価なので知られてゐる  豊富を以て知られてゐる  静かに、淡く咲いてゐる  ユウモアを心掛けてゐる  一本ビクビク生きてゐる  襟元をかき合せてすましてゐる  閉口し切つてゐる  大望を抱いてゐる  大望が重すぎて、よろめいてゐる  真理に似てゐる  馬鹿者として遠ざけられてゐる  工合に、はちが開いてゐる  鉢が開いてゐる  いま最も欠けてゐる  鉢がひらいてゐる  形に似てゐる  自慢と来てゐる  盲信してゐる  こまかい思ひやりを持つてゐる  発行されてゐる  工場のはうにゐる  工場で働いてゐる  藁草履とはきかへてゐる  仕草に似てゐる  著書が載つてゐる  二つ休んでゐる  三人あづかつてゐる  友人を愛してゐる  研究はしてゐる  改良されてもゐる  地獄絵を繰り返してゐる  粗食に甘んじてゐる  要塞地帯に近づいてゐる  ら告白してゐる  さらさらと書き記されてゐる  頃から絵本などで知らされてゐる  死後岩木山に祭られてゐる  平気で書いてゐる  条にも出てゐる  自信ありげに書き出してゐる  Mさんのゐる  君はのんびりしてゐる  病院に勤めてゐる  言つて澄ましてゐる  別に僕たちに対して怒つてゐる  上にきちんと置かれてゐる  つたので知られてゐる  一ぱい積まれてゐる  海は白く凪いでゐる  皿に載つてゐる  堂屋が立つてゐる  紋が附いてゐる  紹介せられてゐる  空を覆つてゐる  笑ひを噛み殺してゐる  路が全く絶えてゐる  言つて微笑んでゐる  二本、飲んでゐる  一箇所に、ちらと出てゐる  蝦夷を鎮められたと伝へられてゐる  名に示してゐる  優位をしめてゐる  極に達してゐる  つたと伝へられてゐる  誰かと似てゐる  後裔と称してゐる  近衛家などに求めてゐる  結論は避けてゐる  はず規定してゐる  育成せられてゐる  ビールなど飲んでゐる  私は慣れてゐる  婿さんがゐる  風景が画かれてゐる  兄の持つてゐる  一喜一憂して眺めてゐる  荷車を挽いてゐる  そのまま保持してゐる  見事に蹴飛ばしてゐる  力こぶをいれてゐる  幾重もの光栄を謹んで記してゐる  津軽富士と呼ばれてゐる  青空に浮んでゐる  忘却してゐる  あちこち見廻してゐる  雲雀がせはしく囀つてゐる  首筋に巻いてゐる  芝生に明るく咲いてゐる  両方宿り住んでゐる  日本海に開いてゐる  這ひ上らうとしてゐる  山菜を取り集めてゐる  たくさん生えてゐる  郭公が鳴いてゐる  荘厳を欠いてはゐる  事件に就いてまだ許されてゐる  小路を歩いてゐる  手にすがりついて、おつかなさうに歩いてゐる  ツツジが美しく咲いてゐる  見事に咲き誇つてゐる  花も、そろそろ咲きかけてゐる  鳩が鳴いてゐる  つて面白く遊んでゐる  背から受けてゐる  事など考へてゐる  家が立ち並んでゐる  並木が立つてゐる  足音も無くのこのこ歩いてゐる  訛りであると一般に信じられてゐる  悦にいつてゐる  つて貫通せられてゐる  まま帰らうか、などと悶えて歩いてゐる  間取りとたいへん似てゐる  どこやら似てゐる  敬愛せられてゐる  送迎してゐる  ふうを示してゐる  透明に煮え切つてゐる  名勝がそろつてゐる  かさに吊されて干されてゐる  底落ちつきに落ちついてゐる  からわかりませんでしたが、どうも、あんまりよく似てゐる  靴下が切れてゐる  ハイカラ町に住んでゐる  五所川原にゐる  一ばん似てゐる  光つて流れてゐる  やうに、けろりとしてゐる  家系を嗣がうとしてゐる  逢はないでゐる  火のめらめら燃えてゐる  輪のついてゐる  へんによそよそしくしてゐる  そのまま今日に到つてゐる  私はたけのゐる  あなたが、こつちへ来てゐる  つて家を嗣がせてゐる  私たちと遊んでゐる  何もしてゐる  日をまるで忘れてゐる  腐敗してゐる  笑ひながら立つてゐる  一軒立つてゐる  無関係に生きてゐる  辺を歩いてゐる  国民学校が立つてゐる  中に、ゐる  たしかに、ゐる  子供たちに食べさせてゐる  一室でしよんぼり待つてゐる  おなかもすいて来てゐる  親孝行をしたくなるにきまつてゐる  なつたり、なまけたりしてゐる  わきにきちんと坐つてゐる  匂ひで坐つてゐる  違つた気位を持つてゐる  選択がしつかりしてゐる  雰囲気を持つてゐる  酒飲みをちやんと察してゐる  さつきから、立てつづけにふかしてゐる  這ひ拡がつてゐる  八重桜が咲いてゐる  つては捨ててゐる  たけに似てゐる  家に仕へてゐる  津軽の生きてゐる  流布されてゐる  諺が間々這入つてゐる  百姓味が津々と溢れてゐる  残つて村民から崇敬を受けてゐる  高みから見てゐる  幅を利かせ過ぎてゐる  何時も負けてばかりゐる  虫が多くついてゐる  寓意してゐる  面綱に似てゐる  他人が採らうとしてゐる  主題にしてゐる  會話を交してゐる  いま雪が降つてゐる  語呂であるのでせうが、いつも憤つてゐる  ンぶくれで、憤つてゐる  本名を忘れてゐる  癖ですが、さうしてゐる  薄化粧を施してゐる  やうにぶらついてゐる  仇名がついてゐる  トンガラシに似てゐる  祖父に好く似てゐる  頬に圧しあげられてゐる  土地から入り込んでゐる  遊びほうけてゐる  鐘を聴いてゐる  視線を投げてゐる  仇名で呼んでゐる  叱責されてゐる  俺たちは歩いてゐる  音だけは覚えてゐる  ごと/″\と鳴つてゐる  鶏に似てゐる  馬は生きてゐる  月の光りに溶けそしてまた仰向いてゐる  屋根にゐる  うろにゐる  柵にゐる  柵からナイフをぬいてゐる  技倆をもつてゐる  私自身認めてゐる  私の描いてゐる  知らを探し求めてゐる  整理を怠つてゐる  敢て怠つてゐる  柱を削つてゐる  原作を読むなり見るなりしてゐる  理論をもつてゐる  玲瓏乎としてゐる  鋭さを持つてゐる  匂づけられてゐる  君も認めてゐる  殆ど病み暮らしてばかりゐる  君も極めて痩せて尖つてゐる  私とよく似てゐる  顫へさしてゐる  地面に生きてゐる  ふだんにもつてゐる  揺曳させてゐる  ことに就いて考へてゐる  思慕を持つてゐる  秘密に触れてゐる  思慕を感じてゐる  故郷を感じてゐる  神秘に属してゐる  歌が最も多く詠まれてゐる  感慨を寄せてゐる  彼等の住んでゐる  哲理を持つてゐる  趾頭舞踊しつづけてゐる  ことや忘れてゐる  庭も乾いてゐる  さうに揺れてゐる  風も吹いてゐる  駅には咲いてゐる  魚を捕つてゐる  すべすべしてゐる  カンテラ点いてゐる  それをみながら歩いてゐる  彼女は賢くつつましく生きてゐる  しまつてさへゐる  夜も浸つてゐる  私はおまへを愛してゐる  幸福は、休んでゐる  理解に富んでゐる  損はれてはゐる  かしこに鳴いてゐる  亡霊達が起つたり坐つたりしてゐる  観念して生きてゐる  来月に延びてゐる  粗末にしてゐる  遠方へつづいてゐる  音楽会へ行き慣れてゐる  木戸番をしてゐる  一つ電灯が薄暗くついてゐる  今工夫が来て直してゐる  新聞を敷いてゐる  座元に貸してゐる  真面目に演じてゐる  悲劇だけに泣いてゐる  何から一番恩惠を蒙つてゐる  多量に取り入れられてゐる  伴つて相交感してゐる  ものから生れてゐる  思念が現はれてゐる  土中に葬られても猶生きてゐる  ぷり持つてゐる  知識とが出てゐる  われらには割れてゐる  與へてくれてゐる  文樣がつけられてゐる  つて先づ裝飾されてゐる  愛賞してゐる  つて裝飾されてゐる  辰砂などいつてゐる  下に描いてゐる  つけ裝飾してゐる  裝飾してゐる  ため繪付をしてゐる  景色を成してゐる  金を持つて威張つてゐる  法を説いてゐる  作風颯爽としてゐる  實によく見せてくれてゐる  多分にみせてゐる  便が開けてゐる  系統が流れてゐる  歴史をもつてゐる  おもしろがられてゐる  氣にされてゐる  疵を許されてゐる  心は富んでゐる  藥の剥げてゐる  口邊など一寸ほつれてゐる  拾得のみのをもつてゐる  外に逸してゐる  徳利が出てゐる  樂しみをしてゐる  私がいたづら描きをしてゐる  耳がしつかりしてゐる  口がよくついてゐる  盛んにつくられてゐる  綜合斷定されてゐる  實證を擧げられてゐる  多く宋代のものとされてゐる  明代のものではあるまいか、といはれてゐる  玄味がかつてゐる  火色が出てゐる  價にもてはやされてゐる  名で知れてゐる  牡丹文などを描いてゐる  名をつけてゐる  作品を遺してゐる  藍が滲み込んでゐる  ものを指してゐる  味、を感じてゐる  燒物をうんと製してゐる  文樣にもみせてゐる  騷がせてゐる  發色をしてゐる  特色を示してゐる  つて燒いてゐる  技法をとり入れてゐる  物をもつてゐる  顔をしてねむってゐる  眼は小さくていつも笑ってゐる  傘をひろげてゐる  何を作ってゐる  偽ばっかり云ってゐる  あちこちからたくさん訴が来てゐる  誰をさがしてゐる  革新を目指してはゐる  どこを目指して進んでゐる  いふ告白を続けてゐる  なほ繰り返されてゐる  内容のみだとしてゐる  対話から成り立つてゐる  演劇が専ら果してゐる  兵隊があるいてゐる  何をうたつてゐる  恭一は見てゐる  まり恭一が青くなつてがたがたふるえてゐる  電燈をふつふつと吹いて消さうとしてゐる  つたやうに聳えてゐる  空間が、仕切られてゐる  さをもつて見えてゐる  地上に印してゐる  舞台へでも出てゐる  ふうはりと浮んでゐる  金色を放つてゐる  さはほとんど殺されてゐる  生気に気づいてゐる  七重高塔が聳えてゐる  孤立して聳えてゐる  三分の二に減じてゐる  感じが実に堂々としてゐる  類が立ち並んでゐる  つて表現せられてゐる  月明に輝いてゐる  ことにきめてゐる  手帳には書きとめてゐる  さうに青空に浮んでゐる  梟が鳴いてゐる  ところに鳴つてゐる  感化を受けてゐる  変化を続けてゐる  月の光りで見てゐる  十五六年経つてゐる  終りに近づいてゐる  感じがよく書かれてゐる  秘訣を説いてゐる  はるかに馬鹿げてゐる  銭を出したり読まされたりしてゐる  ことは全く馬鹿げてゐる  花客が知らずにゐる  當にしてゐる  底に乾ききつてゐる  貝へかけてゐる  毎日殘つてゐるな、もう腐つてゐる  ぶらんこしてゐる  渦を卷いて澱んでゐる  水あふひが浮いてゐる  南北に走つてゐる  今も生えてゐる  六七艘、漕ぐともなし、動くともなしに動いてゐる  雨にしつぽり濡れて、ぶるぶるふるへてゐる  お母さんと話してゐる  顔つきをしてゐる  さうに喉をならしてゐる  そばで見てゐる  しんぱいしてゐる  町を歩いてはゐる  林檎を賣つてゐる  屋久島に感じ始めてゐる  背に似てゐる  停泊してゐる  船室を開けて歩いてゐる  醫者をしてゐる  やうに連なつてゐる  山々を見てゐる  樹林が深く被さつてゐる  六七羽餌をついばんでゐる  聲高に喋りあつてゐる  御飯が詰めこまれてゐる  餌をついばんでゐる  昏さで降りこめてゐる  音をたてて降つてゐる  料理してゐる  荷物が載つてゐる  上を走つてゐる  苦役から放免せられてゐる  凱旋してゐる  玩具で遊んでゐる  柄につかまつてゐる  シートから放り出されてゐる  きらきらと射してゐる  砂糖に煮てゐる  私はひどく疲れてゐる  海原を走つてゐる  種子島に住んでゐる  した島に住んでゐる  山壁を見てゐる  亭々とそびえてゐる  ポンカンの並んでゐる  昏くなりかけてゐる  水平線を動かしてゐる  燈がとぼつてゐる  汽車の走つてゐる  記事に埋つてゐる  窓を開けようとしてゐる  しかからうとしてゐる  目白押しに並んで立つてゐる  奉公先へ赴かうとしてゐる  三等切符を握つてゐる  竝んで立つてゐる  下に見えてゐる  教科書にさへ抜き出されてゐる  志を懐いてゐる  街道を進んでゐる  勇戦隊にゐる  公許しようとしてゐる  従者がゐる  処士に忌まれてゐる  供をしてゐる  控へて見てゐる  髻に束ねてゐる  刀を防いでゐる  身首所を異にしてゐる  取沙汰を尋ねてゐる  五十年立つてゐる  文中に見えてゐる  閲歴を有してゐる  白山御殿町に住んでゐる  四谷区北伊賀町十九番地に住んでゐる  今四谷区霞丘町に住んでゐる  麹町区土手三番町四番地に住んでゐる  事も聞いてゐる  芸術的欲求を満たし得るかを知らずにゐる  未来を示してゐる  ところは無いと、大いに力んでゐる  すべてずつと向うに見てゐる  不安さうに見てゐる  間にすでにふくらみかけてゐる  実が青くついてゐる  まんまろく挟まつてゐる  光を燻して続いてゐる  蔓と絡んでゐる  木がゆらいでゐる  ほうとしてつつ立つてゐる  匂はしてゐる  松虫草がちらほらと咲いてゐる  一列二列吊り下げてゐる  女の子もゐる  面を出してゐる  二つ、動くともなしに動いてゐる  やうだと見てゐる  それ以来、感じ続けてゐる  憫んでゐる  絶縁してゐる  領域を脱してゐる  つて物語られてゐる  真実愛してゐる  殻をつけてゐる  うねりを見せて動いてゐる  微風に揺られてゐる  敵役の子供がゐる  ぺたんと坐つてゐる  面倒をみてゐる  声も相変らず、ませてゐる  人たち奥で見てゐる  搦んでゐる  イオナ島について書いてゐる  守護神とされてゐる  歌をうたつたと伝へられてゐる  つたやうに記憶してゐる  智を持つてゐる  入り口を極めて狭く括つてゐる  私はいま移り住んでゐる  崎が突き出てゐる  尖端に立つてゐる  つて其処等を薄々と煙らせてゐる  砂路に輝いてゐる  しら/″\とざわめいてゐる  やうに懸つてゐる  早や久しく忘れてゐる  裏がちくちくと痛んでゐる  茶店に休んでゐる  湾内を指してゐる  揃つた姿を見てゐる  灯台と呼んでゐる  守つて日に輝いてゐる  あちこちと見廻してゐる  ぴつたりと静まつてゐる  小さな軒に懸つてゐる  上にでもそそり立つてゐる  歯が欠けてゐる  空を飛んでゐる  言ひつけてゐる  さうだ、などと考えてゐる  自身をのみ取り巻いてゐる  ブリキを磨り合せてゐる  東京からあそびに来てゐる  はなしに耽つてゐる  宙返りでも演じてゐる  金翅鳥が戯れてゐる  空の戦ひを見あげてゐる  やうに浮んでゐる  うめき声をあげてゐる  顔を視詰めてゐる  現象を呈してゐる  妙にしつかりとしてゐる  若い鷹などが来てゐる  白をもってゐる  土神の棲んでゐる  樺の木の立ってゐる  みちを歩いてゐる  処を廻ってゐる  そっちへ歩いて行って倒れてゐる  とこへ行かうとしてゐる  自分を待ってゐる  法則にばかり叶ってゐる  精神を有ってゐる  中燃されてゐる  狐の言ってゐる  樺の木が言ってゐる  肩をいからせてぐんぐん向ふへ歩いてゐる  堅められてゐる  それからぐつたり横になってゐる  聯隊にゐる  趣味とは、眺めてゐる  熟達してゐる  空を、じつと眺めてゐる  大空にむかつて浮んでゐる  上して来て育つてゐる  餌を食べてゐる  水垢がついてゐる  水垢を食べてゐる  から水垢をなめてゐる  石についてゐる  千鳥形をしてゐる  歯跡がついてゐる  錯綜してゐる  鮎がゐる  たしかに鮎がゐる  上してゐる  頭をなめてゐる  なめ跡によく似てゐる  鮎が沢山ゐる  水垢に残してゐる  頭ばかりをなめてゐる  安心してなめてゐる  争ひなめてゐる  腹を空かせてゐる  垢がついてゐる  垢をなめようと心掛けてゐる  小僧はみださせてゐる  こぼれ毛をふるはせてゐる  字がほんとにしつくりあつてゐる  どこかに凛としてゐる  濁りがなく出てゐる  響きが、讀んでゐる  小説を押し当ててゐる  土にこもつてゐる  重量がこもつてゐる  捉はれすぎてゐる  逃亡してゐる  戸籍をごまかしてゐる  変転を動かしてゐる  やうな悲しい思ひをしてゐる  歴史を動かしてゐる  天地自然にとけこんで、のんびりしてゐる  農村を愛してゐる  つもりで、本当にさう思ひこんでゐる  ことはないと信じてゐる  物質化されてゐる  人に虐められるばかりだと思ひこんでゐる  さを嘆いてゐる  チョロまかしてばかりゐる  三総ほどぶらさげてゐる  茸が生えてゐる  態度が欠けてゐる  河童もゐる  地頭も死なずにゐる  後家でいくらか握つてゐる  年月を経てゐる  一匹しよんぼりしてゐる  私が信じてゐる  ガチャガチャ鳴らしてゐる  物をみくだしてゐる  雲を眺めてゐる  つて雲を見上げてゐる  向方にそびえてゐる  彼方に浮んでゐる  花が散つてゐる  眼鏡をかけて見てゐる  燦めいてゐる  蔽ひかくしてゐる  水音を立ててゐる  みやを抑へてゐる  宏がゐる  つて我まんしてゐる  正金に勤めてゐる  のだから、待つてゐる  影がゆるゆると動いてゐる  母家から突き出てゐる  乱雑に散らばつてゐる  小声で話しあつてゐる  お茶を濁してゐる  前途に微笑んでゐる  エスプリをかくしてゐる  海ばかり見てゐる  藍色に凝らしてゐる  表面に醜く浮いてゐる  場所にきめてゐる  うちに揺れてゐる  背を乾してゐる  中心にして醜くうごめいてゐる  五年はゐる  此男は何でもすつかり知り抜いてゐる  迷はせてゐる  羞ぢてゐる  細胞から洗ひ去られてゐる  時がもう遠慮なしに来てゐる  掃除が行届いてゐる  薄笑をかくしてゐる  粉がこぼれてゐる  斑点をこぼしてゐる  なつてゐたし、それにどうやら、ぐすぐずしてゐる  いま読んでゐる  丸善には来てゐる  無為に送つてゐる  静かに話しをしてゐる  巧みにかくされてゐる  その後を引いてゐる  面影を思ひ浮べて見ると、その曳いてゐる  記念品が含まれてゐる  愛執を感じてゐる  つた思想に悩んでゐる  とき、組んでゐる  幸福に充ちてゐる  けが、生きてゐる  活動を見つめてゐる  吐息を波立たせてゐる  都市の疲れてゐる  ぢみ出てゐる  眼を開いてゐる  空間に描いてゐる  終夜閉ぢられてゐる  気配へと絶えず張られてゐる  鉄柵につかまつて立つてゐる  きれいに澄んでゐる  欷いてゐる  たくさん燈りがついてゐる  乳を呑んでゐる  つて用ゐられてゐる  四つ五つ以上も持つてゐる  上に含まれてゐる  形容がつき纏うてゐる  自由にしてゐる  予約せられてゐる  間に通じてゐる  登録してゐる  二とこまで出てゐる  出雲文献に出てゐる  者と伝へてゐる  此だと考へてゐる  称号が出来てゐる  原と解してゐる  由来を説いてゐる  天神寿詞を奏したと伝へてゐる  混同して書いてゐる  むちわけなどに通じてゐる  比治山と定められてしまうてゐる  正面にしてゐる  最高位にゐる  天皇に酬いてゐる  答へと軽く見られてゐる  完了しようとしてゐる  意義を示してゐる  藤原部としてゐる  ふちのゐる  語原を示してゐる  機を織つてゐる  様に思うてゐる  儘を出してゐる  多く発見したと言うてゐる  おとづれるまれびとの姿が伝へられてゐる  まれびとを待つてゐる  職能を、見せてゐる  盂蘭盆までに跨つてゐる  詩を載せてゐる  ロダンに書いてゐる  しか空いてゐる  手紙を出してゐる  一節を讀んでゐる  喜び方をしてゐる  募集されてゐる  筆を止められてゐる  けいこ通ひをしてゐる  所から此小説ははじまつてゐる  ひつかれまいとあせつてゐる  手紙を送つてゐる  今すぎやうとしてゐる  説明なしによく書いてゐる  味が出てゐる  味を出してゐる  表現しようと試みてゐる  多分はもらされてはゐる  堅固さを見せてゐる  暖かい冷やかさが細々と動いてゐる  つて表現されてゐる  同情とを寄せてゐる  來て、もくろんでゐる  救はれたりしてゐる  それはいつの間にか泣いてゐる  口許にのぼつてゐる  創造されてゐる  ハートが働いてゐる  生活を寫してゐる  聲が潜んでゐる  櫛をつかつてゐる  つんとしてすまし込んでゐる  襟白粉をつけてゐる  大通りにまだ起きてゐる  夜食をしてゐる  笠にきてゐる  んだから、と嘲つてゐる  一切を聞き出さうとしてゐる  目当にしてゐる  客を持つてゐる  せんをしてゐる  歓心を得ようとしてゐる  中有を見てゐる  人気がうすれてゐる  賑かさを見てゐる  もう一度人気をとり戻したいと焦つてゐる  むだ話してゐる  つて宣伝のよくきいてゐる  ものについてゐる  奥で働いてゐる  傘のしづくを切りながら、立つてゐる  さんづけにしてゐる  頃から仲たがひしてゐる  新吉に罵られてゐる  はまを愛してゐる  夕飯を食べてゐる  私もおとなしく引込んでゐる  ぎなかつたであらうと最初からあきらめてゐる  いつまでも胸を圧さへてゐる  みんなで親しく呼んでゐる  間借りしてゐる  交渉を持つてゐる  新吉がゐる  知つた人がゐる  郊外に住んでゐる  木の間が透いてゐる  鶺鴒が来てゐる  拍子で歩いてゐる  門松がたつてゐる  いふ町を歩いてゐる  朝焼がしてゐる  記憶がのこつてゐる  鎌倉にゐる  ことをきいてゐる  火鉢にあたりながら漫然と考へてゐる  缺乏してゐる  此處に住むか分らないのに、借りてゐる  のは馬鹿げてゐる  水に富んでゐる  濫費してゐる  主婦のゐる  タンクに淀んでゐる  殘りを留めてゐる  草花などの咲いてゐる  願ひして、入れて頂いてゐる  他人もゐる  美を論じてゐる  沙蚕を取つてゐる  趣を示してゐる  読込まれてゐる  於ては未だ成立たずにゐる  緩慢に過ぎてゐる  船に突当らうとしてゐる  愛宕山道灌山待乳山なぞと呼ばれてゐる  廂を向ひ合せてゐる  壮観を呈してゐる  市中を歩いてゐる  脊をうねらせてゐる  目からこぼれ出てゐる  離れ業に長けてゐる  下に浮び出てゐる  性質を知り抜いてゐる  情に富んでゐる  山ばかりを眺めてゐる  目に祟られてゐる  姿に接してゐる  これに出てゐる  談笑にふけつてゐる  夫人がゐる  れいに晴れてゐる  女文字と来てゐる  そこに語られてゐる  東のそらは白く燃えてゐる  友歌ねびぬまゐる  夢にかかつてゐる  知らない雲が焼けてゐる  僕はちつともかはらずに待つてゐる  人はきつと待つてゐる  空をみたしてゐる  絃は張られてゐる  のに咲いてゐる  のに啼いてゐる  私はきいてゐる  春がきこえてゐる  脊を向けてゐる  かばにかかつてゐる  かたはらに立つてゐる  光が充ち溢れてゐる  廣げたままでゐる  房を翳してゐる  實は列んで載つてゐる  支れてゐる  手眞似をしてゐる  磯際にぶつけてゐる  枝葉が散らばつてゐる  影を曳いてゐる  火に近づけようとしてゐる  大胆に追ひ求めてゐる  なかで喘いでゐる  兎に角思想を含んでゐる  趣味にまとまつてゐる  硯屏の出てゐる  のを愛してゐる  数寄を凝らしてゐる  暮しをつづけてゐる  フイルムの動いてゐる  跡を残してゐる  一人の萎れてゐる  失恋してゐる  一人失恋してゐる  机を向ひ合してゐる  郵便貯金をしてゐる  やうに沈んでゐる  空気を明くしてゐる  話に聞いてゐる  事をすつかり忘れてゐる  時刻を遅くしようとしてゐる  裾を端折つてゐる  松子の立つてゐる  俺も惚れてゐる  牛でも沈んでゐる  生れ、且つ住んでゐる  末をしてゐる  人のみ住んでゐる  形ばかりに立つてゐる  胸に結んでゐる  脊にして立つてゐる  友達を呼んでゐる  其処辺にゐる  先方にゐる  一間にぎつしりと座り込んでゐる  好評を得てゐる  こまかに降つてゐる  砂利の現れてゐる  中腹に立つてゐる  いつか自分が涙ぐんでゐる  假してゐる  氣持わるく汗ばんでゐる  間別れてゐる  別に持つてゐる  女中部屋で居睡をしてゐる  首をむけてゐる  郭公が啼いてゐる  上り込んで話してゐる  それはもう逃げてゐる  病氣は、それほど進んでゐる  私を深く愛してゐる  三人でゐる  於て、常に烈しく燃えてゐる  いつまでも尾をひいてゐる  眼球も熱してゐる  つた形で書いてゐる  窺知し、感じてゐる  光ちやんと呼んでゐる  東京なんぞにゐる  前後を縫うてゐる  から愛されてゐる  沼尾君を憎みこそしないけれど、そしてある程度まで愛してはゐる  何か考へよう考へようとしてゐる  やつぱり彼を待つてゐる  ために結ぼれてゐる  今自分の歩いてゐる  缺いでゐる  つて自他をごまかしてゐる  私は生き過ぎてゐる  心全力を傾けてゐる  ぼんやりあたりを眺めてゐる  私は待つてゐる  私が死なないでゐる  俳句を考へてゐる  あとすざりしてゐる  一枚は汚れてゐる  袷を出して着てゐる  私一人さびしくしてゐる  つては、生きてゐる  痔がやぶれてゐる  偏つてはゐる  一年にならうとしてゐる  一年になろうとしてゐる  示唆に富んでゐる  のを聴いてゐる  心がたえず求めてゐる  文句ではじまつてゐる  処発揮せられてゐる  部分をなしてはゐる  ちよいちよい混つてはゐる  報告文学を作りあげてゐる  手当にも恵まれずに散らかつてゐる  放置されてゐる  特色づけてゐる  歩調を合せて歩いてゐる  作品に現はれてゐる  要素が含まれてゐるにはゐる  原稿をどう書かうかと少しもてあましてゐる  から丸くまとまつてゐる  丘も、そして歩いてゐる  海に包まれてゐる  右隣に歩いてゐる  左側にゐる  地上を歩いてゐる  街道に沿うて流れてゐる  やうにそろそろ歩いてゐる  中に閃かしてゐる  大島少尉さへよろけながら歩いてゐる  幽かに染んでゐる  昔から人間が努めてゐる  時代から遺つてゐる  記念物が、もう無くなつてゐる  感慨を詠じたりしてゐる  苔を蒙つてゐる  修繕を経てゐる  鏡で出来てゐる  西洋館に住んでゐる  足もとに落ちてゐる  二人で乗つてゐる  そばを流れてゐる  お餅を搗いてゐる  ペタンと坐つてゐる  口を少し開いてゐる  のは疲れ過ぎてゐる  所に務めてゐる  袴を着けてゐる  モモダチを上げてゐる  ヂレてゐる  六郎が寝こけてゐる  何度も聞いて飽きてゐる  舟をこいでゐる  産後でやつれてゐる  唇をかんでゐる  口利いてゐる  つて見れば、ねらつてゐる  分散しかけてゐる  付けテンビン棒をかついでゐる  十両ばかかつてゐる  ノコノコ近付いて来て見てゐる  同様に寝こけてゐる  渡りかけてゐる  出世ばしてゐる  これも黙つてゐる  唄つたりしてゐる  口を開けて見てゐる  紙芝居も覗いて見てゐる  呆然立ち尽してゐる  二人顔を見合せてゐる  方を向いて立つてゐる  乳を飲ませてゐる  トヨを覗いてゐる  スタスタ歩き出してゐる  全体につながつてゐる  事実を含んでゐる  丹念に続けられてゐる  云ひつけたりしてゐる  浮袋がついてゐる  ものではないと信じてゐる  妻から愛されてゐる  今、驚いてゐる  習慣をなくしてゐる  ことを書きつけてゐる  夫婦に、なにか欠けてゐる  二人ともおとなしく聴いてゐる  言葉に思ひ及んでゐる  雑用と呼ばれてゐる  群から落伍してゐる  がたで示されて来てゐる  これが守られてゐる  面目を取戻さうとしてゐる  まり等閑に附してゐる  さに張られてゐる  ためにつくられてゐる  鬪ひに似てゐる  ごろり寝転んだり、又坐つたりしてゐる  いつか煙草に触れてゐる  道子は空とぼけてゐる  事を探してゐる  他人に話してゐる  不安気に黙つてゐる  素が含まれてゐる  程多量に含まれてゐる  笑ひながら見てゐる  頂がのぞいてゐる  間をぐるぐる廻ってゐる  ダンスしてゐる  対ってゐる  圧倒されてゐる  壁に添って歩くと、生きてゐる  心算でゐる  処置と信じてゐる  路を踏み外してゐる  ことの出来ないでゐる  伏してゐる  おし付けてゐる  強請んでゐる  なかで暴れてゐる  ダンスでもしてゐる  起源を示してゐる  ぐらゐ広々としてゐる  風呂をたきつけてゐる  女中もゐる  唇を見てゐる  今も、生きてゐる  妹を見てゐる  風に追はれて、困りながら歩いてゐる  眼前に見てゐる  坐像を見詰めてゐる  灯がチラチラとしてゐる  詩などのならんでゐる  走り書きされてゐる  ちやんが来て待つてゐる  仕度も出来てゐる  青野が来てゐる  つて習字をしてゐる  顔を剃つてゐる  今何処に立つてゐる  官吏を勤めてゐる  庭に遊んでゐる  命令に抑へられてゐる  金にも困つてゐる  名前がついてゐる  救かつてゐる  つて眼をかすめてゐる  歯がみをしてゐる  それを振つてゐる  雲を呼んでゐる  此方に見られてゐる  あれを続けてゐる  催しものでも見てゐる  その間入院してゐる  此頃務めてゐる  あたりまで射し込んでゐる  こんもりとしてゐる  遠くで見てゐる  欄干から山を眺めてゐる  あたりに浮き出てゐる  鴎が群れてゐる  彼に示してゐる  町営長屋が立てこんでゐる  病院などでも書いてゐる  深呼吸でも試みてゐる  上で休んだり続けたりしてゐる  俺達がいつもきかされてゐる  吐息に吹かれてゐる  樽を転がしてゐる  ものを振り回してゐる  闇に隠れてゐる  邪魔をされてゐる  余ツ程祟られてゐる  避暑に来てゐる  知らない客が来続けてゐる  遊歩してゐる  決心がついてゐる  劃策してゐる  ひもないと信じてゐる  喰ひ殺されようとしてゐる  用ゐたいと考へてゐる  遙かに優れてゐる  怨を抱かずにゐるには、あまりに踏みつけられてゐる  つて保護されてゐる  印度に負うてゐる  ことを堅く信じてゐる  駛らせてゐる  程海は動いてゐる  何万年も動いてゐる  下層にへばりついてゐる  蒼古としてゐる  ものに抱かれてゐる  やうで、生きてゐる  朗らかさを楽しんでゐる  墨守してゐる  真理をさへ掴んでゐる  覗き込んでゐる  村長が来てゐる  低音歌手も陣どつてゐる  ミキータも坐つてゐる  食卓のうへに出てゐる  小町娘が一体どうしてゐる  意が含められてゐる  チューブに対して一段とちやほやしてゐる  何ひとつ手出しをさせないにきまつてゐる  井戸端会議を開いてゐる  ピシピシ音をたててゐる  尻押でもされてゐる  工夫をこらしてゐる  誰かを隠まつてゐる  はる覚悟でゐる  星空と来てゐる  手を拱いて眺めてゐる  策士として立てられてゐる  中にちぢこまつてゐる  何か恐ろしく腰かけてゐる  中にすくんでゐる  憤懣を吐き散らしてゐる  駿馬に跨がつて駈けてゐる  ゆらゆらと映つてゐる  一人が、その向ふに坐つてゐる  指にはめてゐる  無頓着に磨いてゐる  名を残してゐる  啀みあつてゐる  服装などしてゐる  足もとに平伏してゐる  女房どもは抱いてゐる  思つて打しをれてゐる  澤山出來てゐる  鈴生に着いてゐる  品定めされてゐる  几帳のかげに坐つてゐる  微かに色づけられてゐる  窕子のゐる  つて來ようとしてゐる  蔽ひ包んでゐる  皆な望んでゐる  中に色濃く見せてゐる  醉つて罵つてゐる  聲がきこえてゐる  闇に見えてゐる  地上に及んでゐる  夜風に瞬いてゐる  そこに肥えてはゐる  身が浸されてゐるとばかり思はれてゐる  深草に住んでゐる  もちやにしてゐる  さへあれば好いと思うてゐる  さへすれば好いと思うてゐる  玩弄ものになってゐる  これまでに思ふてゐる  通りまで出て見たのであつたが、見てゐる  侍してゐる  三年離れてゐて猶思うてゐる  念頭に置いてゐる  爭つたりしてゐる  それを打消してしらばくれてゐる  思つて滿足してゐる  いふ風に感ぜられてゐる  微かに動いてゐる  灯をつけてゐる  僧のゐる  さをひろげてゐる  そこにひろげてゐる  濟んで、親しくしてゐる  微かに鳴つてゐる  いふ若い可愛い僧がゐる  底に鳴つてゐる  歌でわかつてゐる  心待はよくわかつてゐる  ところを知らずにゐる  綿々として話してゐる  のはわかり切つてゐる  男に聞かせてゐる  何處についてゐる  ほのかに白く見えてゐる  口をもがもがさせてゐる  子供がないではなかつたけれども、それでもその愛してゐる  此方から打ち込んでゐる  何處にゐる  窕子の持つてゐる  もちやにされてゐる  殿に捧げてゐる  そつと見てゐる  けがそなたを思うてゐる  ひと話してゐる  大内裏につとめてゐる  御門あたりにつとめてゐる  現をぬかして遊んでゐる  奧にゐる  夜を更してゐる  風に思はれてゐる  女君のゐる  ことをして暮してゐる  氣にすましてゐる  筆を走らせてゐる  やうにしつかりとしてゐる  近くを流れてはゐる  兒の絶えずまゐる  眞似てゐる  母親がきいてゐる  袖にばかりしてゐる  いくら深く思はれてゐる  東華門に詰めてゐる  雲の白く靡いてゐる  竝べたりしてゐる  羅生門あたりに住んでゐる  露が置いてゐる  中にくらしてゐる  滿ち足りて暮してゐる  局にゐる  前を追うて暮してゐる  名には呼ばれてゐる  それは深く思うてゐる  御門にさへ思はれてゐる  身を埋めてゐる  籬に咲いてゐる  線を引いてゐる  常葉のゐる  身を忍ばせてゐる  心持は似てゐる  態度でゐる  戸外にざわついてゐる  館にばかり引込んでゐる  礙げられずに暮してゐる  のは、わかつてゐる  轉ばしてゐる  此頃毎日あげてゐる  それで蔽うてゐる  かぎりをつくしてゐる  やうに取卷かれてゐる  あたり前と考へてゐる  向う側にゐる  雨具をしてゐる  泥濘に汚されてゐる  雨が降りしきつてゐる  十間ほど離れてゐる  登子も驚いてゐる  改へたりしてゐる  のはわかつてゐる  副官をしてゐる  間つとめてゐる  下向加減にしてゐる  迭りに出てゐる  對して立つてゐる  副使をしてゐる  兼家の愛してゐる  あくがれを持つてゐる  姉者は肥えてゐる  それはよくわかつてゐる  道綱があそんでゐる  雲ぢやと思うてゐる  ことなんか、少しでも考へてゐる  くらゐに思うてゐる  あちこちから此方を見てゐる  それと知られてゐる  言つて囁いてゐる  下にでもつかはれてゐる  さうに竝んで話しながら歩いてゐる  餘程深く話し込んでゐる  ひとりで住んでゐる  愛慾にのみ耽つてゐる  參籠してゐる  展げてゐる  手を合せてゐる  平生目にしてゐる  牛車が待つてゐる  心を注いでゐる  一番中心を成してゐる  中心を成してゐる  一月もゐる  のんきに暮してゐる  心持がよくわかつてゐる  逢つたり話したりしてゐる  心を留めてゐる  私、待つてゐる  此方にゐる  やつぱり道綱はしばらく見ないでゐる  持合せてゐる  階級を成してゐる  若い尼がゐる  馬鹿にでもしてゐる  やうに啼いてゐる  蝉なんか取つてゐる  つて、あんなにゐる  路傍に生えてゐる  男子に可愛がられてゐる  男の子が待つてゐる  眼を離してゐる  用意して持つてゐる  世にきこえてゐる  ちよろと落ちてゐる  世間に知れわたつてゐる  窕子はそのゐる  ところにもくもくと湧き出してゐる  そこに湧いてゐる  やうにわき出してゐる  つて讀經してゐる  建禮門につとめてゐる  涙を流してゐるにはゐる  君がまだ生きてゐる  時分にも睦まじく暮してゐる  男によく似てゐる  相手がゐる  中がよう似てゐる  人だちが住んでゐる  そこらに住んでゐる  百姓として住んでゐる  水にぬれて咲いてゐる  徐かに靡いてゐる  童殿上してゐる  來たりなどしてゐる  騷ぎしてゐる  女子のゐる  社會にも認められてゐる  ところがよう似てゐる  棧敷が空いてゐる  ことが生きてゐる  悲觀されるが、じつとして見てゐる  來たと思はれてゐる  崩折れてゐる  さつきから泣いてゐる  秋にならうとしてゐる  小さな存在を示してゐる  山の上に白くふわふわと靡いてゐる  沈湎してゐる  手を拱いて坐つてゐる  加減にしてじつとしてゐる  身がゐる  ぱつちりとは明けてはゐる  物音が聞えてゐる  契りを結んでゐる  独木舟が浮かんでゐる  四方へ跳ねあげてゐる  眼を放さずにゐる  跳ねかかつてゐる  それぞれ月がかかつてゐる  何をふさぎ込んでゐる  けつてゐる  城塞の聳えてゐる  口髭を撫でてゐる  天上から十字架を照らしてゐる  類が並んでゐる  類が懸つてゐる  刄がこぼれてゐる  ごろ寝をしてゐる  蛇蝎が巣くうてゐる  情けが燃えてゐる  器を拭いてゐる  嘆賞してゐる  呟やいてゐる  鹿砦を翳してゐる  ぐづぐづ考へてゐる  ジュパーンを著てゐる  土耳古人が穿いてゐる  顔を見つめてゐる  魔法使が立つてゐる  揺籃も釣られてゐる  身動き一つせずに立つてゐる  姿は何で出来てゐる  空気からでも出来てゐる  地についてゐる  物にもたれてゐる  ものがよく分つてゐる  毒草でも食べて苦しんでゐる  気難かしく頭べを垂れてゐる  悔悟してゐる  路がつづいてゐる  ドニェープルが波だつてゐる  流れを運んでゐる  牛が啼いてゐる  陽気に浮かれ興じてゐる  一つ浮かんでゐる  鎖に縛られてゐる  流れは動いてゐる  静止してゐる  さに、うねうねと延び拡がつてゐる  様にも似てゐる  異様に黒ずんで見えてゐる  岸にぶつかつてゐる  狂ひ立つてゐる  ぼんやり浮かび出てゐる  彼を見詰めてゐる  哥薩克が起きてゐる  坊やが殺されてゐる  列をなして走つてゐる  森を映してゐる  手綱を握つてゐる  馬を進めてゐる  山を越えて進んでゐる  如く群山の上に聳え立つてゐる  釘抜がとび出してゐる  面白い日々を送つてゐる  鉄で出来てゐる  投槍を握つてゐる  海面から頭をもたげてゐる  方角へのみ進んでゐる  謂はれをよく心得てゐる  令嬢は依然として坐つてゐる  火を探してゐる  葉をかぶせて歩いてゐる  わたくしの住んでゐる  主導権が握られてゐる  土間に通じてゐる  姿勢で坐つてゐる  生活に困つてゐる  ことがゆるされてゐる  歩をはこんでゐる  自分が掴んでゐる  てつぺんに乗つかつてゐる  頭巾帽をかぶつてゐる  肩や、波うつて垂れてゐる  空ざまにして立つたり、歩いたりしてゐる  そり歩を進めてゐる  継娘や、のそのそ歩いてゐる  太女の出してゐる  薄笑ひを浮かべてゐる  人柄を形づくつてゐる  勇者に見せよう見せようと心がけてゐる  ガタガタ顫はせてゐる  ガタガタ鳴らしてゐる  ひだに揉まれてゐる  動作を強ひてゐる  わしたちを照らしてゐる  ビイビイと唸つてゐる  神の子の住んでゐる  足ばやに歩いてゐる  下心は見えすいてゐる  支度にかかつてゐる  勤行に詣つてゐる  空は一方だけが赤らんでゐる  接吻しあつたりなどしてゐる  ひだひとつ場所に坐つてゐる  居酒屋に坐つてゐる  病人を怯えさせてゐる  ひとり家にゐる  熊ヶ谷に棲んでゐる  中ほどに立つてゐる  祈祷を捧げてゐる  お辞儀をしてゐる  上品に着こなしてゐる  眸を放つてゐる  姿勢をとりつづけてゐる  半ばかくされてゐる  令嬢群とも選を異にしてゐる  滞京してゐる  頭がのぞいてゐる  達人と聞いてゐる  品が現はれてゐる  ぐつすり寝こんでゐる  お前を見ないでゐる  キラキラしばたたいてゐる  あたしたちを見おろしてゐる  哀哭してゐる  接吻をそそいでゐる  まままどろんでゐる  汀へとすべり下りてゐる  あたし、まるで夢みたいに憶えてゐる  身辺へ忍び寄らうとしてゐる  ほとりにゐる  こちらへ来てゐる  地平にかくれてゐる  一聯隊もゐる  輝やき、息づいてゐる  大海をゆすぶつてゐる  陰影を投げてゐる  閉ぢこめられてゐる  なかへ伸ばしてゐる  風景はまどろんでゐる  高台のうへにまどろんでゐる  寐ついてゐる  灯影がさしてゐる  夕餉をしたためてゐる  蔭口を叩かれてゐる  突つこんでゐる  帯をしめてゐる  村長を罵りつづけてゐる  レヴコーも最早このうへ憤りを抑へてゐる  お前のゐる  酔つてなんぞゐる  胴着をきたりしてゐる  話を持ち出さうとしてゐる  誰から任命されてゐる  横倒しになりかかつてゐる  我慢をしてゐる  月の光りに照り透されてゐる  役割をいやいやつとめてゐる  來て話してゐる  密接してゐる  影を印してゐる  合つて渦を卷いてゐる  一本足で立つてゐる  蹈まへて立つてゐる  指環についてゐる  云つて、驚いて見てゐる  指環を嵌めてゐる  指環とを見比べてゐる  左にゐる  町に住んでゐる  頃住んでゐる  爲殘してゐる  從へて立つてゐる  縁談を求めてゐる  巧に物語られてゐる  素人として鑑定してゐる  紗に包まれてゐる  奥に忍んでゐる  あさの御飯をたべてゐる  綴込みなどを見てゐる  発車を待ちあはせてゐる  方に列んでゐる  なつて来ましたので、乗らうか乗るまいかと考へてゐる  うに死んでゐる  それを書いてゐる  うつ伏してゐる  初めはなにか考へてゐる  出場させて見ようと考へてゐる  作業服を着てゐる  傍らに突き出てゐる  つて夜を更してゐる  女中頭をつとめてゐる  得意にしてゐる  けつこう楽しんでゐる  窓ガラスにぶつかつて、落ちてゐる  勝手にあたくしきめてゐる  縁談のと騒いでゐる  ほんとは禁じられてゐる  奥さま、生きてゐる  ぢつと、待つてゐる  千曲川が流れてゐる  空に浮き出てゐる  感謝しながらざわついてゐる  案の如く降つてゐる  溪川の流れてゐる  窓さきに濡れながらそよいでゐる  湯を揉んでゐる  六里ヶ原と呼ばれてゐる  露はして聳えてゐる  鎭座してゐる  樣に消えてゐる  からからに乾いてゐる  ″\に美しく散り敷いてゐる  溪に傾いて伸びてゐる  風も無いのに散つてゐる  瀬をなして流れてゐる  樣に輝いてゐる  其處此處に立つてゐる  樣にも見えてゐる  行はうとしてゐる  一本路を歩いてゐる  定かに思ひあたらずにゐる  あちこちで啼いてゐる  空に翔ひすましてゐる  花を敷いてゐる  谷でも流れてゐる  樣にこんがらがつてゐる  寒々として、濡れてもゐる  なほ急いでゐる  庭さきを流れてゐる  二個所に湧いてゐる  樫鳥が遊んでゐる  雪の落ちてゐる  眞白に輝いてゐる  受取つて箸をつけてゐる  いふ事をしてゐる  草鞋を穿いてゐる  しろについて歩いてゐる  こちらを見て立つてゐる  一二杯飮みかけてゐる  飯をたべてゐる  つて小さな瀬を作りながら流れ出してゐる  今日これから行かうとしてゐる  記入せられてゐる  歌を詠まうと志してゐる  雀が遊んでゐる  作つて流れてゐる  日に乾いてゐる  彼を見詰めて立つてゐる  間で出してゐる  ぼんやり其處に立つてゐる  法師温泉まで行かうとしてゐる  農具が散らかつてゐる  あらはに出てゐる  これが掛け乾されてゐる  急ぎに急いでゐる  大概これに限られてゐる  夕日を受けて咲いてゐる  上に冴えてゐる  瀬をなしてゐる  下に湧いてゐる  明るみを持つてゐる  えつして走つてゐる  青み湛へてゐる  掩うて流れてゐる  影を宿してゐる  畑一面に立ち並んでゐる  幹の朽ちてゐる  人から貰つて來てゐる  小走りに急いでゐる  照りそめてゐる  待ち焦れてゐる  光の浸み込んでゐる  さきを流れてゐる  百二三十人に及んでゐる  から見知つてゐる  穗を見て聳えてゐる  水の飽くまでも澄んでゐる  私たちの坐つてゐる  葭葦の茂るがごとくに立ち生うてゐる  瀬をなして流れ落ちてゐる  老人が住んでゐる  何年かたつてゐる  胸をときめかせてゐる  炊をしてたべてゐる  草むらを噴きあげてむくむくと噴き出てゐる  まろやかに高々と聳えてゐる  光つて湛へてゐる  冬枯れてゐる  萌えかけてゐる  霜柱が解けてゐる  ことを思ひ廻らせてゐる  微かにうなってゐる  黄いろにとぼってゐる  雷が鳴ってゐる  静にうなってゐる  ごろごろごろごろうなってゐる  べつべつに瞬いてゐる  オリオンがもう高くのぼってゐる  けらでできてゐる  枯れ葉がざらざら鳴ってゐる  大分来てゐる  路に沿ってゐる  雲をかぶってゐる  年中殆ど忘れられてゐる  木組で出来てゐる  二つ描いてゐる  插話が伝へられてゐる  柳から来てゐる  波に揺られてゐる  かなりに強く降つてゐる  行つた時には、もう立つてゐる  渓に沈んだりしてゐる  兀立してゐる  人達のゐる  室と続いてゐる  親類へでも呼ばれてゐる  此方に来て話してゐる  特徴を成してゐる  静かに坐つてゐる  頭から血が出てゐる  面やらを持つて浮かれ出さうとしてゐる  春どんと話をしてゐる  船醉を催してゐる  私は、倒れてゐる  重油を焚いてゐる  間中船醉をしてゐる  やつぱり船は動いてゐる  海面に出てゐる  光つて見えてゐる  それから魚が泳いでゐる  雨の落ちてゐる  やうに喘いでゐる  舳先から吹いてゐる  何しろ糜爛してゐる  石鹸で濡れてゐる  根に縛られてゐる  夫が縛られてゐる  色を見せてゐる  わたしを見つめてゐる  ぢ落ちてゐる  腕に縋つてゐる  おれ自身の泣いてゐる  靜かさに包まれてゐる  薄闇が立ちこめてゐる  グラフを取りあげると、見合せてゐる  嗤はれてゐる  樹蔭に隠れてゐる  決つて無駄をしてゐる  通しでゐる  これだけゐる  一尺先きに来てきよとんと休んでゐる  目蓋を伏せてゐる  鼻先きを見降してゐる  内に巻き返つてゐる  禅宗に凝つてゐる  夜中に起きてゐる  夜に慣れてゐる  西洋娘が立つてゐる  人間が着てゐる  姿で並んでゐる  二つの名前を持つてゐる  粉が乱れ飛んでゐる  光景が拡がつてゐる  塗沫してゐる  やうに伸びてゐる  青葉に覆はれてゐる  一面欠けてゐる  望みを持ち続けてゐる  儼然と控えてゐる  ッ黒に暮れてゐる  うつ向いてゐる  それに準じてゐる  顔も合せずにゐる  額を接するばかりに近寄せてゐる  罪悪と心得てゐる  感情を有してゐる  根に絡んでゐる  琴なんぞ弾いてゐる  ビスケットを焼いてゐる  試食してゐる  飢饉でくるしんでゐる  恰好でじつとしてゐる  ハツとついてゐる  荷物をのせてゐる  悟りきつてゐる  狂ひを生じてゐる  水を刻んでゐる  傍らに営まれてゐる  麗らかな憧れを抱いてゐる  山で働いてゐる  事実横行してゐる  掟を信じてゐる  繁昌を続けてゐる  腕を伸してゐる  上に高くのせてゐる  上に差しあげられてゐる  そつと眺めてゐる  ことばかり信じられてゐる  ミツキイを擁してゐる  申しわけがないと信じてゐる  茶碗を傾けてゐる  落着き払つて傾けてゐる  張り番をしてゐる  生活を続けてゐる  シユミーズを来てゐる  中へ投げ込んだりしてゐる  大分持つてゐる  色男振つてゐる  握手を交したりしてゐる  ぢろんでゐる  やうにざわめいてゐる  スタイルを異にしてゐる  失格してゐる  私を未だに寂しく悲しませてゐる  イメーヂに見てゐる  表象してゐる  靜止してゐる  情操してゐる  目をさましてゐる  荒寥地方散歩者のうろうろと歩いてゐる  纜をずるずると曳いてゐる  やうによぼよぼとしてよろめきながら歩いてゐる  草を吹いてゐる  圖散歩者のうろうろと歩いてゐる  上にならんでゐる  中から大砲を曳きだしてゐる  陸地をながめてゐる  ごろごろとねころんでゐる  いちめんにつながつてゐる  さびしさがつづいてゐる  水氣にふくらんでゐる  水車が泣いてゐる  づしい出窓がならんでゐる  中にかこまれてゐる  組方を異にしてゐる  後光をだしてゐる  みんなこつちを見てゐる  爪もあんまり尖つてゐる  間に置いて向ひあつて立つてゐる  胸で重ねて泣いてゐる  足を叩いてゐる  からないが、おもてにゐる  みんな泣いてばかりゐる  こちらばかり指してゐる  行つて、大いに動かうかとも考へてゐる  形でひそんでゐる  処にふれてゐる  悪戦苦闘をしてゐる  真実に生きてゐる  文学的には全く遊んでゐる  文学的に遊んでゐる  論理的に弄ばれてゐる  真実怖れ悩んでゐる  美文でうめられてゐる  空白をうめてゐる  発見探求を賭けてゐる  澄し方をしてゐる  道徳を探しもとめてゐる  方で呼んでゐる  非難してゐる  小説を書いたかを咎めてゐる  四ツに組んでゐる  問題に取組んでゐる  ところまで追ひつめられてゐる  遊戯にふけつてゐる  作品を眺め出してゐる  オフェリヤを選んでゐる  作品をまだ書かずにゐる  非常に待つてゐる  相手に打負けてゐる  泊り歩いてばかりゐる  店に泊り込んでゐる  仔熊を連れてゐる  それをやらうとしてゐる  口紅でもつけてゐる  人間の顔をみてゐる  お前がゐる  それをじつとみてゐる  だんなはどうしてゐる  わらはせてゐる  鉄砲を売つてゐる  だんなさまがもつてゐる  山雀によく似てゐる  小鳥の巣をさがしあててゐる  山の上に輝いてゐる  地方町村を負うて立つてゐる  つて快走してゐる  抽いてそびえ立つてゐる  田山花袋氏であると聞いてゐる  何本となく並んでゐる  雪を輝かしてゐる  研究家として知られてゐる  頭に残ってゐる  平気で睡ってゐる  ピストルを持ってゐる  儘にまかせてゐる  一日別れてゐる  昨夜以来神経がたかぶってゐる  赤味を帯びてゐる  愛育してゐる  亢奮に駆られてゐる  悪評されてゐる  謝まつてゐる  涙でも堪へてゐる  君交際してゐる  何に出てゐる  誇張的に走つてゐる  許に取り扱かはれてゐる  厭世思想に欠けてゐる  私は飽きてゐる  もう少し続かうとしてゐる  昨夜も飲み過ぎてゐる  これを飲まされてゐる  秘かに飲んでゐる  家でさんざん嗅ぎ慣れてゐる  俺は困つてゐる  思つて心配してゐる  細君から睨まれてゐる  返答してゐる  ことに就いて話してゐる  船酔に悩んでゐる  命だけは止りとめて細々と生きてはゐる  危惧を感じてゐる  酷暑が訪れてゐる  三角にとがらせてゐる  生活を求めてゐる  切りに嘆いてゐる  快方には向いてゐる  破産してゐる  絶叫ばかりしてゐる  自分は持つてゐる  用意に出来てゐる  語法を多く遺してゐる  つて鳴いてゐる  女が送つて来てゐる  何かこそこそ話してゐる  天津に行かうとしてゐる  何かを持つてゐる  いふ虫がついてゐる  一刻も忘れずに待つてゐる  桃の咲いてゐる  面影だけを残してゐる  網を引いてゐる  ぷたぷと打寄せて来てゐる  やうにあらはれて見えてゐる  集つてあたりを眺めてゐる  ところはわかつてゐる  縁に並んで生えてゐる  迎へに出てゐる  車に乗せてゐる  埃塵の漲りわたつてゐる  形を成してゐる  蒙古風の吹き荒んでゐる  外出しようとしてゐる  北京にゐる  向うから来てゐる  姿をさながら持ち伝へてゐる  愉楽してゐる  肉おきばかりを考へて描いてゐる  今も思うてゐる  出現してゐる  併しながら、よく現れてゐる  ことは知れてゐる  腰から下を没してゐる  理由で、しかも、かう書いてゐる  今覚えてゐる  今におきしてゐる  此経から来てゐる  昔から謂はれてゐる  今も消えきらずにゐる  ことをした、又現に、してもゐる  所が欠けてゐる  線が出て来てゐる  功利性を示してゐる  七言律一首が続けられてゐる  斥してゐる  麓を言うてゐる  此詩に示されてゐる  大和当麻を思うてゐる  ことは、疑はれて来てゐる  ものと伝へられてゐる  心を思はせてゐる  予想せられてゐる  意図を持つてゐる  其気味あひが出てゐる  写実において優れてゐる  聖衆ばかり動いてゐる  派出を示してゐる  豊けさが書かれてゐる  脇士なるが故に伴うてゐる  中、最重く見られてゐる  日を、観じてゐる  示現を描いてゐる  日を考へてゐる  から用ゐてゐる  過程を経て来てゐる  ものだらうとせられてゐる  愉樂してゐる  今覺えてゐる  潛在してゐる  此經から來てゐる  大和當麻を思うてゐる  豫想せられてゐる  意圖を持つてゐる  其氣味あひが出てゐる  寫實において優れてゐる  豐けさが書かれてゐる  のである、書いてゐる  纒はれてゐる  阿彌陀淨土變相圖に近づいてゐる  枝から枝へ跳びあるいてゐる  ピツタリ頭を押しつけてゐる  らへにて立ちかかりゐる  茶碗など片附けてゐる  却ておまへを案じてゐる  親類も呆れてゐる  トルストイ夫人と歩いてゐる  連中を教えてゐる  後に、各々分れてゐる  書斎に定めてゐる  変嘘を嗅ぎつけてゐる  影に浮き出してゐる  壁に並んでゐる  立ち靡いてゐる  眞實見てゐる  盛んに降つてゐる  雨が漏つてゐる  火をつけてゐる  眼を移して見てゐる  一部が輝いてゐる  一週間滯在してゐる  鳴りを沈めてゐる  息を切らずに啼いてゐる  尾をつらねてゐる  初め筒鳥の子鳥が啼いてゐる  麓から通はせてゐる  崇拜してゐてよ、また愛してもゐる  關してゐる  犬を持つてゐる  犬を連れてゐる  抱負を述べてゐる  なかに見出さうとしてゐる  居眠りをしたりしてゐる  眼がこつちへ向けられてゐる  社交的習慣を目立たせてゐる  取扱ひをしてゐる  耳をもつてゐる  法律でゆるされてゐる  五年級にゐる  おとうさんの、いつてゐる  南北にわかれてゐる  そこにつつ立つてゐる  のは、よく見知つてゐる  日頃親しくしてゐる  習慣がとりまいてゐる  自分の寝てゐる  霜が美しくおりてゐる  梢にゐる  信用組合に勤めてゐる  ななめにさしてゐる  ボタンを探してゐる  会話を聴いてゐる  獅子犬と呼ばれてゐる  夫から日本にも来てゐる  目を覆してゐる  具合と似てゐる  聞惚れてゐる  意で己惚れてゐる  つて奴隷となるを甘んじてゐる  幸福を祈つてゐる  親子兄弟姉妹相姦せずにゐる  属いてゐる  総て研究に属してゐる  学者に臨んでゐる  近頃縁日夜店に出てゐる  一番腐敗してゐる  窃に望んで待つてゐる  終電車を待ってゐる  ぢっとしてゐる  口真似をしてゐる  それを掴むなり走つたが、走つてゐる  先づ立つてゐる  ジヤケツを着てゐる  交つて走つてゐる  一人で走つてゐる  シヤツのゐる  彼は逃げようとしてうろうろしてゐる  洋服についてゐる  日を浴びながら遊んでゐる  元気よく飛びまわってゐる  そこにぶら下ってゐる  笠を見つめてゐる  笑くぼをつくってニッコリしてゐる  きれいな子を持ってゐる  種馬は来てゐる  自分のもってゐる  姉さんがゐる  今頃見物してゐる  行なやんでゐる  さうに話をしてゐる  外套をつけたりしてゐる  島へ来てゐる  十五はいってゐる  満開になってゐる  桃と話しあってゐる  沢山咲揃ってゐる  近く座を占めてゐる  目が疲れてゐる  シットリ濡れてゐる  道を通ってゐる  戸をしめてゐる  それから盛岡から平博見物に来てゐる  普通私たちが使ってゐる  女中さんがゐる  ユカラをまだ書いてゐる  露が滴ってゐる  棒がついてゐる  私たちと変ってゐる  三人かたまってゐる  一ぱいはいってゐる  級長をつとめてゐる  コテしてゐる  売捌店がわかってゐる  木が沢山茂ってゐる  達者でゐる  しんでゐる  私もはいってゐる  さうになってゐる  毎日待ってゐる  見舞状を出しませんが嘸うらんでゐる  一人で背負って立ってゐる  絵巻を作り上げてゐる  肆にしてゐる  手際を見せてゐる  都に出てゐる  目を取つてゐる  感心して見てゐる  ぷくりと脹れてゐる  前に跼んでゐる  疾うに目覺めてゐる  一所に遊んでゐる  さうに遠のいてゐる  群を離れて遊んでゐる  小屋に入れないでゐる  上を眺めてゐる  不安さうに胸に波打たせてゐる  そこらにぐずぐずしてゐる  何か握りしめてゐる  素人ばなれがしてゐる  結果をあげてゐる  時機に迫られてゐる  問題を考へてゐる  今勉強してゐる  勉強なんかしてゐる  蜻蛉が、居睡でもしながら舞うてゐる  微かに震えてゐる  息を吹きかけてゐる  そり歩いてゐる  襲ひかかつてゐる  山暮らしをしてゐる  手をつけないでゐる  ぶんぶんいつてゐる  應答とが代る代る現はれては消えてゐる  ひとところを繰り返してゐる  樂しませてゐる  コントを讀んでゐる  方をきよとんと見てゐる  讀書してゐる  居睡りでもしてゐる  折目がやぶれかかつてゐる  それを穿いてゐる  君が住んでゐる  一人でのみこんでゐる  君を掻きいだきゐる  塊りが動いてゐる  映画のつづきでも見てゐる  手招いてゐる  やうに黒く尖つてゐる  火を、燃したり消したりしてゐる  やつぱりやまなしだよ、よく熟してゐる  樣子で聞いてゐる  天井裏にゐる  着手せられ出してゐる  はじめられようとしてゐる  のを考へてゐる  脱皮をしてゐる  僕達はいまやりかけてゐる  旋囘してゐる  森嚴に見下ろしてゐる  一つ事を感じてゐる  獨歩の書いてゐる  口々にいひ強めてゐる  連日繰返してゐる  つて追跡を受けてゐる  敦圉いて罵り騒いでゐる  酒食に費してゐる  法華宗に属してゐる  日頃説いてゐる  ことを本当に信じてゐる  信仰をひろめてゐる  所なく働いてゐる  聖主に捧げてゐる  彼がまだ生きてゐる  縡切れてゐる  画を祀つてゐる  行先を示してゐる  本国にゐる  暗示から由来してゐる  マルセイロとよばれてゐる  使が来てゐる  問ひつめてゐる  沖合を進んでゐる  漁夫が乗組んでゐる  一途に怖れてゐる  一本差しこんでゐる  ことを見まもつてゐる  西洋にゐる  習ひ覚えて来てゐる  詮議してゐる  国恩を受けてゐる  和蘭語にとらはれてゐる  かしこ破れてゐる  大砲をだしてゐる  ぐらゐ離れてゐる  切言してゐる  危険視してゐる  父母はどうしてゐる  今猶生きながらへてゐる  から、生きながらへてゐる  祝ひしてゐる  附加へてゐる  つた、と述べてゐる  もので隠してゐる  今語られてゐる  後、棄てられたとも言うてゐる  顔中繃帯で包んでゐる  解決しようとしてゐる  始末しようとしてゐる  僕を愛してゐる  方では、相当認められてゐる  先がわかつてゐる  それだけで、生きてゐる  みな譯されてゐる  敍説してゐる  張つて冗談をいつてゐる  全然ぬかしてゐる  大人たちが、ひるねをしてゐる  毛が生えてゐる  毛がはえてゐる  雲をうかべてゐる  一つところであばれてゐる  まん中にゐる  右手が痛んでゐる  右手に持たれてゐる  東一君が持つてゐる  のは、すぐまへを歩いてゐる  克巳がゐる  アんだ、もう、刈られてゐる  しろにのびて、腰掛けてゐる  電燈を見てゐる  やうに、ほんの少しのこつてゐる  ぶんの立つてゐる  兄は怒つてでもゐる  ぼんやり突つ立つてゐる  風邪をひいて寝てゐる  自分を守らうとはしずにゐる  黒焼屋が沢山列んでゐる  あそこで売つてゐる  紐を結んでゐる  てゐたが、待つてゐる  二階に住んでゐる  限つて、到底まだ寝てゐる  手を入れてしよんぼり立つてゐる  避寒してゐる  代々木に嫁いでゐる  状態から逃れてゐる  つて兄から顔を視守られてゐる  顔を視守られてゐる  侮蔑されてゐる  棒でもさされてゐる  方向へ歩いてゐる  軒だのに沢山かけられてゐる  二ツ揃ふてゐる  冒頭を、残してゐる  世帯に縮んでゐる  勤めを、羨んでゐる  どこを飛んでゐる  螢が飛んでゐる  ものなら、とうに死んでゐる  噂を致してゐる  どこへ置いて来たともいはぬが、生きてゐる  頬が、こけてゐる  毎日、繰返してゐる  侍所にゐる  冷淡を極めてゐる  事をしてすましてゐる  無情を責めてゐる  足が出てゐる  車を牽いてゐる  それに佩いてゐる  塗も剥げかかつてゐる  繩をつけて、打つたり殴いたりしてゐる  舌を出したりしてゐる  執着を持つてゐる  為に、生きてゐる  うすい口髭についてゐる  洟にぬれてゐる  街道に落してゐる  肩を、丸々と出してゐる  湯の湧いてゐる  馬を歩ませてゐる  空を刺してゐる  敦賀に住んでゐる  山河を隔ててゐる  日に背いてゐる  一むらにからみついてゐる  側へ、ぶら下げてゐる  一行の立つてゐる  馬を並べて立つてゐる  郎等たちの待つてゐる  今かうして、寝てゐる  二枚まで重ねて、着こんでゐる  告れてゐる  はりに動いてゐる  湯気とが、まだ消え残つてゐる  つて、垂れてゐる  朝日がさしてゐる  獣が、おとなしく、坐つてゐる  芋粥を飲んでゐる  意慾に動かされてゐる  効果をねらつてゐる  生活を満してゐる  幻像を持つてゐる  関係を残してゐる  迷路さへ含んでゐる  バルザックがゐる  作家もゐる  普通にとり扱はれてゐる  通路を持つてゐる  作者が悲しんでゐる  感想を洩してゐる  描写しようとしてゐる  ウズウズしてゐる  充分に生み出してゐる  開館を待つてゐる  天気商売をしてゐる  大変受けてゐる  特等席に来てゐる  悲劇に泣いてゐる  報酬を得てゐる  職業を羨んでゐる  喧騒とに充たされてゐる  趣向でも考へてゐる  演芸欄を見てゐる  ビラを見るともなく見つめてゐる  名附けてゐる  待合と心得てゐる  錠が下りてゐる  計量してゐる  手品を見せつけられてゐる  三つ釣り上げてゐる  山へひらみ附いてゐる  真向ふに見えてゐる  私等どうせ遊んでゐる  間に浮んでゐる  点々として浮んでゐる  薄白く見えてゐる  間からはつきり見えてゐる  漂渺と浮んでゐる  のを防いでゐる  大声を挙げて呼んでゐる  砂がまみれ付いてゐる  頭だけ出てゐる  不平をつぶやいてゐる  砂に埋まつてゐる  前垂を掛けて立つてゐる  連続してゐる  足跡が長くついてゐる  一せいに打寄せて来て、白く砕けてゐる  半時間ばかりも見てゐる  光は見てゐる  群立つてゐる  空から投げてゐる  電線の走つてゐる  風が冷たく吹いてゐる  くつきり見えてゐる  はいつて来てゐる  森などの続いてゐる  乱立してゐる  岩から掻き落してゐる  根気に掻きためてゐる  いつたり出たりしてゐる  処々に打上げられてゐる  のが打上げられてゐる  展開せられてゐる  伸びやかに走つてゐる  横にしてゐる  波打際をのそのそ歩いてゐる  波を浴びてゐる  つて突き込んでゐる  島が浮んでゐる  響きがしてゐる  上から砂を落してゐる  下へ続いてゐる  砂上に曝されてゐる  岬が見えてゐる  神島と対してゐる  波を待つてゐる  途方に暮れて立つてゐる  草鞋も濡れてゐる  勢を見せてゐる  岩にひらみついてゐる  崖下に打寄せてゐる  跡がついてゐる  發音してゐる  勝手に直してゐる  題がつけられてゐる  實在してゐる  發表されてゐる  しろについてゐる  梧桐が立つてゐる  ゑぐれたしきりが出来てゐる  踏襲されてゐる  標識が掲げられてゐる  率先してゐる  八支店も出てゐる  ものではなかつたかと考へてゐる  夭折してゐる  チヤブ屋から来てゐる  所詮これに基づくと考へてゐる  屋根やご本も見えてゐる  楽しみも大方含まれてゐる  圖手にしてゐる  紳士の取交してゐる  固執してゐる  値踏みしてゐる  其黨を結んでゐる  舞臺面を持つてゐる  習慣に戻つてゐる  證明してゐる  方法で無いと信じてゐる  關係を保つてゐる  人間と見られてゐる  脊負うてゐる  力では、とても、持つてまゐる  御所まで、持つてまゐる  愛嬌を振り撒いてゐる  物思ひに耽りながら弾いてゐる  共が、ふざけ散らしてゐる  さを持ち続けてゐる  フローレンスから来てゐる  自称してゐる  杖が盛られてゐる  壺が並んでゐる  応対してゐる  酒ばかりを売つてゐる  英雄が現れてゐる  有無を眺めてゐる  誰よりも、持てはやされてゐる  仏項面ばかりしてゐる  何を祈つてゐる  合図でもしてゐる  水煙りを挙げてゐる  人々が喫してゐる  微風が吹いてゐる  なに客がたて込んでゐる  斯うして居残つてゐる  花を売つてゐる  研究し続けてゐる  火がともつてゐる  花籠に充ちてゐる  さうに走つてゐる  輝きに充ちてゐる  言葉を叫んでゐる  お前を待ち焦れてゐる  処で考へてゐる  空中遥かまで延びてゐる  目に合されてゐる  広袖にかくれてゐる  頭を悪くしてゐる  間違へたりしてゐる  貰つて仕事をしてゐる  勤勉に働いてゐる  からかつたりするだけで足りてゐる  心地を持つてゐる  から羨まれてゐる  森に務めてゐる  就職難に病んでゐる  人気を呼んでゐる  意に投じてゐる  像を務めてゐる  大輪に抱いてゐる  つて吠えてゐる  切りに滾れてゐる  玉座に躍り続けてゐる  つて、吠えてゐる  清水を吐いてゐる  嘆を持つてはゐる  水を眺めてゐる  惱ましてゐる  國で知られてゐる  最上級のものと認められてゐる  一般にいはれてゐる  普遍性を目差してゐる  足踏みしてゐる  影響を最も受けてゐる  最初に讀んでみるに適してゐる  振興が叫ばれてゐる  精神科學論がすぐれてゐる  根本的要求に基づいてゐる  傾向をもつてゐる  心理學である、といつてゐる  科學を信じてゐる  つて眺めてゐる  實に生じてゐる  生命を保つてゐる  讀書人のおかれてゐる  どれほど讀まれてゐる  入門書であると考へてゐる  難解をもつて知られてゐる  價値をもつてゐる  豫想してゐる  ものがいろいろ出てゐる  受驗準備書としてできてゐる  密接に結び附いてゐる  取扱つたものと考へられてゐる  危機に立つてゐる  本を讀まないでゐる  惱してゐる  思想によつて生かされてゐる  方面をもつてゐる  問題が生きてゐる  ひとが論じてゐる  無意味にむつかしくしてゐる  構はず手あたり次第に讀んでゐる  生産的にはたらいてゐる  哲學には含まれてゐる  哲學をむつかしく思はせてゐる  如く生きてゐる  心に生きてゐる  痕をのこしてゐる  晝寢をしてゐる  のものを見つめてゐる  歡喜をさへ書きしるされてゐる  金魚鉢を見あげ、泳いでゐる  洋館が建つてゐる  人たちがゐる  つて二人ならんで歩いてゐる  時機がおくれてゐる  背中にそそがれてゐる  寢ながら見てゐる  隱さうとしてゐる  本とを持つて歩いてゐる  蟹の痩せてゐる  僕の敷いてゐる  はりにつけてゐる  象が死んでゐる  嘲弄をほのめかしてゐる  平気にやりつけてゐる  母親は思ひこんでゐる  言はしめてゐる  男が悲しんでゐる  恃みすぎてゐる  距離をおいて隠されてゐる  それを感じてゐる  まねごとをしてゐる  さの隠されてゐる  さへつけてゐる  幽かながら流れてゐる  支へられてゐる  機会をつくりだしてゐる  画期的であつたといはれてゐる  倍加させてゐる  値打をつけてゐる  日常生活に追はれてゐる  限つて請暇を認められてゐる  擔當してゐる  はつきり記憶してゐる  舞臺を見てゐる  脈が成立つてゐる  卷れてゐる  時欄干に腰かけてゐる  稻が延びてゐる  つて賽ころを振つてゐる  外に待つてゐる  女郎のゐる  四疋五疋つかまへてつぶしてゐる  寢そべつてゐる  から五六日は晴れまいと話してゐる  いくつして困つてゐる  四つに分られてゐる  近頃もゐるにはゐる  右に聳えてゐる  形と見てゐる  露に濡れてゐる  親子が住んでゐる  花に埋れてゐる  紀行文を書いてゐる  節面白い行進を続けてゐる  的が射抜かれてゐる  身命をすりへらしてゐる  見学を望んでゐる  交際をさせてゐる  トロツコが通じてゐる  宗としてゐる  性格に適してゐる  決心を持つてゐる  ふちに咲いてゐる  さ程もなく、大方乾いてゐる  足場が出来てゐる  ものに逆せてゐる  引きしまつた上着を着てゐる  傍で見降してゐる  日用品の取りつぎをしてゐる  手綱を引いてゐる  馬をひいてゐる  二十分位ゐは停つてゐる  町へ届いてゐる  土堤に咲いてゐる  枕にして寝転んでゐる  睫毛が、濡れてゐる  手鏡を眺めてゐる  援助してゐる  毎日紡いでゐる  双肩にかかつてゐる  雲のおほひかぶさつてゐる  一日中日のあたつてゐる  なかに開いてゐる  菫色は見てゐれば見てゐる  日光を遮つてゐる  喉を鳴らしてゐる  鳴き澄ましてゐる  身體一ぱいにうけてゐる  一つのたのしみを持つてゐる  もとを探してゐる  逆戻りしてゐる  一歩進んでゐる  なかに流れてゐる  ところに咲いてゐる  窓から毎日眺めてゐる  それの咲いてゐる  山腹を照らしてゐる  人に知られず咲いてゐる  一羽啼いてゐる  聲をたのしんでゐる  湯壺に浸つてゐる  私の寝てゐる  上に、生きて動いてゐる  影が動いてゐる  左手に続いてゐる  私の探してゐる  止めを刺されてゐる  そりあるいてゐる  蔭に遊んでゐる  運でゐる  藁しべなどを掃いてゐる  體に映つてゐる  落葉が散つてゐる  脚元に埋もれてゐる  階級的情熱を持つてゐる  カンシャク許り起してゐる  方に流れてゐる  世の中に対して持つてゐる  やうに踏みくだかれてゐる  ものを書いて、苦しんでゐる  道を行き悩んでゐる  言葉によつて導かれてゐる  根據をもつてゐる  序論を書き起してゐる  基礎をもつてゐる  名を負はせてゐる  聯想されてゐる  問題である、と考へられてゐる  フォイエルバッハは、すでに記してゐる  契機を含んでゐる  中で述べてゐる  根本思想を襲うてゐる  敍述してゐる  力は孕まれてゐる  表象をもつてゐる  ことを誇つてゐる  課題を負うてゐる  ディルタイが繰り返し述べてゐる  普通に想像されてゐる  制約されてゐる  機能としてもつてゐる  普通に信ぜられてゐる  ちよつと見ては、坐つてゐる  のか、立つてゐる  痩てゐる  撫廻してゐる  自分自身がもつてゐる  郊外になど住んでゐる  彼等のいつてゐる  手代をつとめてゐる  薬屋をやめて引つこんでゐる  部屋がついてゐる  移りあるいてくらしてゐる  乞食が坐つてゐる  軍事探偵をつとめてゐる  子供たちがまつてゐる  一ときも、じつとしてゐる  アラビア人としてかき続けてゐる  乞食に化けてゐる  人のたすけをもとめてゐる  ルターのゐる  警戒についてゐる  記念としてゐる  企でも抱いてゐる  主食としてゐる  自分が焼かれてゐる  静かに蹲ってゐる  ぼんやり怪しんでゐる  箸を執って、燃えてゐる  矜りをもつてゐる  提出されてゐる  根をおろしてゐる  自信とが湧いてゐる  限り必ず起つてゐる  凜然と起つてゐる  胸ををどらせてゐる  取扱ひを受けてゐる  頁をさいてゐる  要素が多かれ少かれ含まれてゐる  魅力をひそませてゐる  非常に立ち遅れてゐる  脅威を含んでゐる  僕の坐つてゐる  ことを避けてゐる  奴、よほど恐つてゐる  そつとしてゐる  枠が物凄く歪んでゐる  抑制してゐる  根限り忍耐を続けてゐる  部屋にじつと引込んでゐる  光を求めてそよいでゐる  みんな痺れてゐる  中に死にかかつてゐる  窒息状態に還つてゐる  底が抜けかかつてゐる  そこから梢を見上げてゐる  谷底にゐる  嚇怒を抑へつけてゐる  ぱとかで紛らされてゐる  パンを焼いてゐる  食糧が歩いてゐる  母親に見守られてゐる  頭も感じてゐる  儘つづいてゐる  無気味さが漲つてゐる  争ひあつてゐる  細目に開いてゐる  縮されてゐる  路上に放り出されて喘いでゐる  人や、放り出されてこときれてゐる  僕が打ちのめされてゐる  不安と溶けあつてゐる  細君が寝てゐる  足もとを流れてゐる  ぼんやりとしてゐる  一つ、ふらふらと揺れてゐる  僕の見てゐる  脳天を叩き割られてゐる  疲れた身心を休めてゐる  汽車に乗込んでゐる  風光を眺めてゐる  なだれ落ちてゐる  滅亡せしめてゐる  のに堪へてゐる  間断にしてゐる  白芙蓉が咲いてゐる  残留してゐる  其處に住まつてゐる  鋭敏ならしめてゐる  話を長く忘れずにゐる  若い人達がゐる  今も深くしてゐる  田園にゐる  何處に根ざしてゐる  理想家がゐる  局面に現はれてゐる  中にかう書いてゐる  死をきはめてゐる  顔についてゐる  理に外れてゐる  門下三千と称してゐる  まなこが眩んでゐる  触覚が、やや痺れてゐる  感覚で取残されてゐる  かばひ保たしてゐる  冴えだけ見せてゐる  呻吟してゐる  種が仕込まれてゐる  菊だたうなど取片づけてゐる  自分へ向けてゐる  読返してゐる  さほどあるといはれてゐる  考証にまで及んでゐる  鳴き尻を叩いてゐる  紙をしめらしてゐる  ままで残されてゐる  七十三で死んでゐる  矍鑠としてゐる  今三人の立つてゐる  反射を見せてゐる  書くことを禁ぜられてゐる  本でも讀んでゐる  意圖してゐる  やつて讀んでゐる  中絶されてゐる  主題を置いてゐる  それで書いてゐる  何を書かうとしてゐる  彼等から隨分影響を受けてもゐる  ちやんと嵌つてゐる  小説も愛してゐる  一番モオリアックを苦しめてゐる  ものにさへしてゐる  戲畫化さへされてゐる  モオリアックの愛してゐる  不安なのであらうし、はげしく憎んでゐる  氣持のよく描けてゐる  ことを考へ、感じてゐる  なのだと信じてゐる  平和を貪つてゐる  塔門が立つてゐる  形式を保つてゐる  すべて公開されてゐる  刎ねられてゐる  穴に埋められてゐる  喪失してゐる  ギヨロリとしてゐる  左腕を挙げてゐる  肩を並べて見渡してゐる  ぎよつとしていつものやうに端坐してゐる  ぎよろりとさせて滞在してゐる  色が漂うてゐる  小間使を呼んでゐる  苦笑を含んでゐる  けが解らなかつたので憤つとしてゐる  眼を光らせてゐる  円味を湛えて浮びあがつてゐる  物色はしてゐる  あちらこちらが崩れたり傾いたりしてゐる  ピピアスに似てゐる  つてはつきりと聞えてゐる  鳴りでもしてゐる  橋こそ懸つてゐる  ラツパ草が咲いてゐる  不平をあげてゐる  からしつかりと握つてゐる  穴を生じてゐる  光つて水鏡に映つてゐる  さの漂うてゐる  水に泳いでゐる  何う続いてゐる  凭つて終日坐禅を組んでゐる  一房が揺れてゐる  終日朦朧としてゐる  舟にでも乗つてゐる  やうにゆらめいてゐる  ことを察しるのに充分慣れてゐる  顔つきでゐる  酔に閉されてゐる  空をさまようてゐる  師匠につかへてゐる  習練が積んでゐる  姿から眼を反らせてゐる  テンテンと鳴つてゐる  濛つと煙りが立ちこめてゐる  ぢろうてゐる  赤鬼と化してゐる  感情が芽生えてゐる  舞を夢見てゐる  つてあてはめられてゐる  すべて規則でつくられてゐる  細を穿つてゐる  おこなはれてゐる  毎日針のむしろに坐つてゐる  合つて吹き流れてゐる  聲もなくうろついてゐる  アんは、少し離れて立つてゐる  女房のゐる  お前さんがぶら下がつてゐる  人を引き寄せてゐる  人がついてゐる  つて働かずにゐる  銀ちやんがついてゐる  お客を呼んでゐる  長ばなしをしてゐる  縱横に流れてゐる  周三は、もう怯えてゐる  三疊に坐つてしばらく待つてゐる  みんな白状さしてゐる  女についてゐる  きみは生きてゐる  きみが生きてゐる  有機體をつくり上げてゐる  包圍されてゐる  監禁されてゐる  道路に面してゐる  家に働かされてゐる  水が澱んでゐる  いつまでも喰つついてゐる  みんなあなたのために生きてゐる  絶對權を持つてゐる  つて客を呼んでゐる  手枷足枷をはめてゐる  性病に冒されてゐる  窓に降り注いでは止み、降り注いでは止みしてゐる  足元へもしのび込んでゐる  地獄にうめいてゐる  切り合ひをしてゐる  人間が湧き立つてゐる  現在どこにどうしてゐる  依頼されてゐる  廢娼縣として誇つてゐる  きみは、見てゐる  ギロリと飛び出してゐる  ぎゆつと睨められてゐると、見てゐる  手にかけてゐる  お前は生きてゐる  音もなく流れてゐる  勧誘してゐる  世の中はよくできてゐる  曲つてしまつたのを覚えてゐる  赤ん坊が泣き続けてゐる  泣き声にとられてゐる  泣き声に満たされてゐる  Pathosが流れてゐる  句二句を掲げてゐる  ざつと百年ばかり遅れてゐる  手依つてゐる  犀利の快には富んでゐる  今昔物語にも出てゐる  蕗をかざしてゐる  毎日怠らず繰返してゐる  月をはなれてゐる  む影もゐる  先刻から足を運ばせてゐる  過去へ繰越してゐる  欠乏を感じてゐる  利用したいと心掛けてゐる  心組でゐる  観望してゐる  真向に振り翳してゐる  果に住んでゐる  其存在を許されてゐる  成効してゐる  活躍させてゐる  何れ程役に立つてゐる  感情的分子を含んでゐる  実社会を動かしてゐる  疾うから知れてゐる  報いは常に受けてゐる  笏を持つてゐる  三頭遊んでゐる  對坐してゐる  號令してゐる  一二本立つてゐる  飮むものと極めてゐる  旗頭と呼ばれてゐる  宵張りをして起きてゐる  蒲團を干してゐる  眼は血走つてゐる  西洋醫者を信じてゐる  漢法醫者を尊んでゐる  背後に竦んでゐる  眞ん中にして、富んでゐる  曲つて流れてゐる  間にまで響いてゐる  懷中を押さへてゐる  咽せてゐる  話なぞしてゐる  來て待つてゐる  さうに膝突き合はしながら話してゐる  門が閉まつてゐる  人相をしてゐる  一度ぐらゐ思ひ出してゐる  後アメリカに逃げたとか聞いてゐる  物を握つてゐる  方を見ると、何やら動いてゐる  邊に附いてゐる  背中を流さしてゐる  鐘が沈んでゐる  つて吸ひ込まれてゐる  ツ付いてゐる  金槌を持つてゐる  さに進んでゐる  頭に浮かんでゐる  年を取り過ぎてゐる  ハツキリと刻み込まれてゐる  晩酌を見てゐる  拵へて遊んでゐる  道臣の持つてゐる  通せん坊をしてゐる  丈高く生えてゐる  輝やきに充ちてゐる  幻影に富んでゐる  のにおびえてゐる  舞台として、演ぜられてゐる  文学を裏付けてゐる  中を流れてゐる  都市に住んでゐる  灰色に化けてゐる  空に向けて、乾されてゐる  手紙を渡してゐる  渚に繋がれてゐる  気配をして、待ちくたびれてゐる  やうに裂けてゐる  やうに、けろりととぼけてゐる  剥き出しにしてゐる  やうに、黄色く咲いてゐる  合掌に引いてゐる  火をつけるやらしてゐる  空に聳えてゐる  生霊を葬つてゐる  山とに囲まれてゐる  足袋裸足で歩いてゐる  灰が散らばつてゐる  中に狭められて流れてゐる  根ぐるみ乗りかけてゐる  岩に堰かれてゐる  舂づいてゐる  ツ赤に咲いてゐる  天竜川は深く落ち込んでゐる  縦横に流れてゐる  大地に投げ出してゐる  ちやんと乗つてゐる  取り得としてゐる  水鏡をしてゐる  侵蝕してゐる  乾きわたつてゐる  大波を打つてゐる  灘が待ち設けてゐる  合つて水にひたつてゐる  宙乗りをしてゐる  空を掻き乱してゐる  材木を、掻き寄せてゐる  間に小さく立つてゐる  筏を結んでゐる  一杯に含まれてゐる  規準を示してゐる  實現せられてゐる  世界に立つてゐる  存續してゐる  使命に適せしめてゐる  下において、示してゐる  傷口をひらいてゐる  方へ開いてゐる  お前にだけは馴れてゐる  兵隊に取られてゐる  酔つてなんかゐる  覚悟も、まあしてゐる  向はうとしてゐる  三つの名を挙げてゐる  一しよにされてゐる  普通に都鳥とよばれてゐる  花とされてゐる  彼等は信じてゐる  風をとほしたりしてゐる  彼が読んでくれるとかたく信じてゐる  そへようとつとめてゐる  光が流れてゐる  於ては、歪められてゐる  つて歪められてゐる  先から分つてゐる  死床に臥してゐる  信任を得てゐる  クー・デタを企んでゐる  根負けさせてゐる  就て考へてゐる  読経に明け暮れてゐる  役割を兼ねてゐる  金貨を持つてゐる  まりのけ者にされ過ぎてゐる  その間何処で待つてゐる  事に耽つてゐる  携へて出て行かうとしてゐる  顔なんてされてゐる  湯気を吐いてゐる  歩行を眺めてゐる  調子で鳴いてゐる  霊が鳴いてゐる  何物をか恐れてゐる  勘平おかるは泣いてゐる  愉楽に耽つてゐる  やうにおかるは泣いてゐる  燈にも、多分冷たくちらついてゐる  鳥奴が鳴いてゐる  一羽鳴いゐる  三人泣いてゐる  留つて、つくねんと眺めてゐる  何時までも遊んでゐる  拜聽してゐる  起伏をもつてゐる  手招ぎしてゐる  進出してゐる  平らされてゐる  都會の成りたつてゐる  人間の多く住んでゐる  やうにもきいてゐる  照りかへしてゐる  當を得てゐる  危くなつたのでとりのぞかれると報じてゐる  柳がなびいてゐる  麻痺し切つてゐる  僕の住んでゐる  智識を有してゐる  因縁してゐる  太上老君としてゐる  經典扱ひにしてゐる  道教は成立つてゐる  一家として成立つてゐる  幅をきかしてゐる  必然的に結びついてゐる  まま投げだされてゐる  ハツキリ目に見えてゐる  独逸にゐる  景色にばかり見惚れてゐる  達磨型にそびえてゐる  楽譜をあげてゐる  酒を酌み交してゐる  建造してゐる  老朽を嘆いてゐる  それを愛してゐる  落書されてゐる  隙間から覗いてゐる  何事か囁いでゐる  ゼンマイを巻いてゐる  雨に降りこめられてゐる  ぴよんぴよん跳ねてゐる  婦人の住んでゐる  枝移りしてゐる  町で売つてゐる  何気なく窓から外を見てゐる  美術団体連合展が開かれてゐる  外廓を成してゐる  切通坂界隈を含んでゐる  借覧してゐる  永代橋図を見てゐる  舞台を踏んでゐる  設計図も引いてくれてゐる  外国人が来てゐる  素描を描き残してゐる  著はしてゐる  宮城前にとぼんとしてゐる  処置権限が任されてゐる  博物館にかけ替へで出てゐる  用を達してゐる  から常識化されてゐる  呼吸して生きてゐる  カンジは出てゐる  ポンプをせつせと動かしてゐる  喰べるにきまつてゐる  手足をもがもがさしてゐる  一ぱいに生えてゐる  殻が落ちてゐる  のか、こんなに沢山死んでゐる  一番恐がられてゐる  潜水服を着てゐる  不思議と怪しんでゐる  道理で、その捕へてゐる  失つてはゐる  稽古してゐる  口のついてゐる  潜水兜をかぶつてゐる  怪物が立つてゐる  こちらを睨んでゐる  海の底がつかんでゐる  海の底を歩いてゐる  やつぱし浮腫んでゐる  中にもぐり込んでゐる  顏色をぬすみ見てゐる  ぼんやり考へてゐる  半年から續いてゐる  二三日前から風邪を引いて休んでゐる  遁走でもしようかと考へてゐる  參しかけてゐる  のか、さうらしく見せかけてゐる  いつまでも斯うしてゐる  さん生きてゐる  みんな生きてゐる  燒きつけられてゐる  來たしてゐる  のではないかとも、考へてゐる  下宿から借りてゐる  店も無論潰れてゐる  借物で、着てゐる  厄介をかけてゐる  相伴に起きてゐる  これ以上暮してゐる  鼻眼鏡をかけてゐる  青竹が出てゐる  浴衣がけでゐる  元来丸味から出来てゐる  奥村政信あたりの描いてゐる  風情に融けてゐる  美感は変らうとしてゐる  今町で売りさばいてゐる  人々の着てゐる  味ひ馴れてゐる  ことなしに着てゐる  いふ人のわざと着てゐる  魚でもゐる  流れが生きてゐる  避寒地だとされてゐる  漁師もゐる  漁師がゐる  のも来てゐる  皮についてゐる  アノ粒々のついてゐる  間にかけ、棲んでゐる  皮を持つてゐる  ちや負けるにきまつてゐる  神様がゐる  程威力を持つてゐる  上に暮してゐる  二匹が長々と寝てゐる  確かとついてゐる  大太郎と呼んでゐる  暮れようとしてゐる  腰巻だけをしてゐる  なりをしてゐる  まま返事が出来ずにゐる  ヴヱールをかぶつてゐる  蜻蛉がとまつてゐる  蔭に来てゐる  声でだましてゐる  がらんがらんと鳴らしてゐる  幾分彼女を妬いてゐる  お父さんのさげてゐる  背なかにしつかり負はれてゐる  やつぱりお月さまを見てゐる  光は、見てゐる  菫が咲いてゐる  物象を輝かせてゐる  欲望に燃えてゐる  方へと立ち昇らせてゐる  一つの悲しんでゐる  移動がかくしもつてゐる  證據もないのに、打たれたり蹴られたりしてゐる  連續してゐる  ものがつきまとつてゐる  沖を眺めてゐる  嗚咽してゐる  雨脚をまじまじ眺めてゐる  煤がついてゐる  小菅は浮かれてでもゐる  瞳を交してゐる  少女がゐる  横顏を見せてゐる  嘘讀みをしてゐる  倚りかかつて立つてゐる  心から發してゐる  つきと出てゐる  毛がくろぐろと見えてゐる  ものをふくんでゐる  心をくるしめてゐる  嘘を吐いてゐる  眉をひそめて話してゐる  葉藏はおとなしくしてゐる  妥協してゐる  編物をつづけてゐる  いま着てゐる  ふびんなのはここにゐる  訓練されてゐる  眞野は、なにか考へてゐる  藥品をもちゐてゐる  傳つてあそんでゐる  畏敬を感じてゐる  畏敬してゐる  盜み見しながらも、がつかりしてゐる  畫かないでゐる  幇間じみてゐる  それを破つてゐる  話に接すると、生きてゐる  僕自身がよろめいてゐる  さとは知れてゐる  ぢくつてばかりゐる  あくびばかりしてゐる  とめどもなくだらだらと書いてゐる  療養院を書いてゐる  手のこまかくふるへてゐる  むりして調子を合せてゐる  先生に似てゐる  勳章をつけてゐる  ぢをちやんと心得てゐる  笑はされてばかりゐる  くりかへる思ひをしてゐる  註釋ばかりつけてゐる  憩ひをしてゐる  飛騨のうつむいてゐる  歸りを待つて立つてゐる  額へかざしてゐる  葉藏は怒つてでもゐる  彼もやはり持つてゐる  卷を伏せるにきまつてゐる  梯子がいつぽんかかつてゐる  慰めに、もはや厭きてゐる  それにのみつないでゐる  すべて霜をかぶつてゐる  月様を見てゐる  百人一首に出てゐる  野尻氏の立つてゐる  ッてゐる  モゾクサしていじけ込むてゐる  臺所口から出入してゐる  前に坐り込むでゐる  幽囚でもされてゐる  人が住むでゐる  母が活きてゐる  空をのみ憧れてゐる  ドン底に落ちてゐる  字形にひよろりとしてゐる  裏を見せつけられてゐる  跳たりしてゐる  枕にしてゐる  熟と仰ぎ見てゐる  宙でも歩いてゐる  隔ツてゐる  ブラ/″\してゐる  白地を着てゐる  皆達者でゐる  スッカリ違ツてゐる  浴衣がけてゐる  通ツてゐる  芝居に出てゐる  後を追駈け廻してゐる  居眠をしてゐる  悄氣たりしてゐる  綾さんの出てゐる  違ツてゐる  地を踏むでゐる  ブラ下げてゐる  塵埃の附いてゐる  稻はもう黄ばんでゐる  加へた家の並んでゐる  藝妓屋をしてゐる  二人の聞いてゐる  足を運んでゐる  香が漂うてゐる  キツスでもしてゐる  頭へ斬り付けようとしてゐる  信玄の持つてゐる  字を書かうとしてゐる  水を浴びてゐる  這ひ出してゐる  腹皷を打つてゐる  切盛してゐる  蒲鉾なぞを取り寄せてゐる  斯う考へてゐる  添つて腰をかけてゐる  大阪に待つてゐる  プラツトフオームに立つてゐる  纏はられてゐる  ことを防いでゐる  惡事でも働いてゐる  西日に眩しく輝いてゐる  光の充ちてゐる  さうにして働いてゐる  薄墨色をしてゐる  箒で掃いてゐる  目当としてゐる  形ちなく見えすいてゐる  面接して飽くまでも戦ひを挑んでゐる  スパルタ的に坐り続けてゐる  かに近附いてゐる  毎晩何をしてゐる  遊びを求めてはゐる  彼が全く欠けてゐる  独りで坐つてゐる  妹を持つてゐる  此処で見てゐる  術語を放つてゐる  張合抜けがしてゐる  手酌で飲んでゐる  羽織なんて着てゐる  者に響いてゐる  度を合してゐる  音にも似てゐる  小説集を讀んでゐる  書物を讀んでゐる  通を振り廻してゐる  隱遁してゐる  名前が出てゐる  内報してゐる  土も生きてゐる  道をあるいてゐる  中に暮してゐる  処女受胎性を持つてゐる  礼儀を持つてゐる  痕が遺つてゐる  一千五百年もおくれてゐる  朝廷へ送つてゐる  願ひ出てゐる  開化してゐる  尊重してゐる  訓が付いてゐる  云ひ伝へられてゐる  全盛期とされてゐる  行なはれてゐる  顰蹙してゐる  色を異にしてゐる  浴槽にひたつてゐる  風にもてあそばれてゐる  悲しみを与へてゐる  狂気の如く打ち騒いでゐる  位ひ持つてゐる  さつきから耳を傾けてゐる  吾知らず口笛で吹いてゐる  中でも歩いてゐる  中へ持ち応えてゐる  波がたつてゐる  間から覗いてゐる  遊興に耽つてゐる  平静に返つてゐる  大変年を取つてゐる  神経を悪くしてゐる  外に落してゐる  肘を突いてゐる  体は落ちないでゐる  鉛直に立つてゐる  大約一万五千呎乃至一万六千呎位真直に立つてゐる  そこに生えてゐる  ことを力めてゐる  国境にゐる  海が広く見えてゐる  列が立つてゐる  波頭を立たせてゐる  八方からそれを取巻いてゐる  周囲に立つてゐる  水面から下へ隠れてゐる  波頭が見えてゐる  名が一々付いてゐる  大約十分位も経つてゐる  西に向いて流れてゐる  渦巻を作らうとしてゐる  はつきりと際立つてゐる  角度を形づくつてゐる  底から震えてゐる  巓から、この吠えてゐる  ことが、知れ切つてゐる  エンサイクロペヂア・ブリタンニカに出てゐる  わたくしが多少心得てゐる  潮の鎮まつてゐる  風の止んでゐる  雲で包まれてゐる  方へ向いてゐる  方へ押し流されてゐる  時にあたつてゐる  止まつてゐる  渦巻を取り巻いてゐる  気泡の浮いてゐる  中間に立つてゐる  岸の上に住んでゐる  わたくしの掴んでゐる  渦巻が大きく湧き立つてゐる  わたくしは依然として生きてゐる  并行してゐる  位置に保たれて走つてゐる  工合に走つてゐる  それが何もかも包んでゐる  はつきり知れてゐる  わたくしはこの流れてゐる  吸ひ寄せられて動いてゐる  一しよに走つてゐる  前に見てゐる  珍らしく揉み潰され、磨り荒されてゐる  やうにけばだつてゐる  満足でゐる  容積を持つてゐる  水に浮かんでゐる  位置を保つてゐる  近所に浮いてゐる  体を縛り付けてゐる  浪が立つてゐる  私は頻りに訪れてゐる  帰つて窓先きを眺めてゐる  何時もの梟が来てゐる  ネグラにしてゐる  筒先きに似てゐる  体内に滲み込んでゐる  顔をしながら眺めてゐる  やつもゐる  頭を捻つてゐる  ぷちの小屋にすんでゐる  ふたり、おもてにゐる  手が、あんなにふるへてゐる  魂に通じてゐる  うたひ得てゐる  上から名にきいてゐる  水が白く濁つてゐる  之を聞いてゐる  枝ごと風に吹きゆすられてゐる  力をひそめてゐる  秋さんは立つてゐる  色と照りあつてゐる  モンペを着けてゐる  三時間も経つてゐる  青空ばかり仰いでゐる  丁稚替りをさせられてゐる  渋紙から目だけ出してゐる  血の流れが通うてゐる  此島人が信じてゐる  碇を卸してゐる  烏賊釣りに来てゐる  片手間にしごいてゐる  風に、考へられてゐる  船体全体に響かしながら、走つてゐる  手入れの届いてゐる  経済方面に務めてゐる  蚊やりの燃え立つてゐる  心に来てゐる  づぼん吊りを外してゐる  八本共に揃うてゐる  断篇化してゐる  俤を失はずにゐる  つたのだとも言うてゐる  事を言うてゐる  境目を示してゐる  ものとして、避けてゐる  のだ、と説いてゐる  さが記されてゐる  浜に落ち散つてゐる  底にこびりついてゐる  方を重く見てゐる  関係を説いてゐる  のだ、と言うてゐる  民譚にも似てゐる  本貫を示してゐる  相違を示してゐる  影響を見てゐる  やぼさと言うてゐる  祖霊のゐる  古浄瑠璃小栗判官などにも似てゐる  文句も這入つてゐる  譬喩を使うたりしてゐる  行法にも近づいてゐる  事を挙げてゐる  変が起る、と伝へてゐる  演出順序を示してゐる  琵琶法師も出てゐる  それをまじまじと眺めてゐる  病院で暮してゐる  萠えてゐる  水に叩いてゐる  世には起つてゐる  事は忘れてゐる  眼を伏せてゐる  獨逸語まじりに話してゐる  搖つたりしてゐる  甲斐あらせようとしてゐる  事はゐる  靜さうに轉ばされてゐる  なんにも知らねえんでゐる  どこかに潜んでゐる  性をかくしてゐる  洗濯してくれてゐる  生埋めにしてゐる  ぎはで遊び戲れてゐる  方で泳いでゐる  私たちの泳いでゐる  雲がうかんでゐる  横目で見てゐる  麥藁帽子をかぶつてゐる  お前にだまかされてゐる  海岸などにゐる  海水着をきてゐる  奴を、借りて着てゐる  婦人のゐる  中から浮んでゐる  彼女から遠くに離れてゐる  生埋めにされてゐる  渚に散らばつてゐる  お前はすこし鬱いでゐる  遊び相手をしてゐる  自ら犧牲にならうとしてゐる  教會にゐる  やうにして、立つてゐる  戸外舞踏會が催されてゐる  惡くなり、痩せこけてゐる  其處に立退いてゐる  キヤンプ生活でもしてゐる  川に溺れてゐる  物語を聞いてゐる  そり涙を流してゐる  死を悲しんでゐる  方をふり向いてゐる  一ぱい敷きつめてゐる  四邊には散りこぼれてゐる  一體どうしてゐる  愼しんで避けてゐる  懷から出てゐる  觀客から貰つて生活してゐる  惡かれにしつけられてゐる  惡いとされてゐる  食べものも含んでゐる  懷手をしてゐる  涙にくれてゐる  煙草盆などを片づけてゐる  ランプがついてゐる  機転のきいてゐる  記憶に刻みつけられてゐる  両面を持つてゐる  出没してゐる  空に似てゐる  さびしさを伝へてゐる  鼻緒が切れてゐる  林の如く立つてゐる  ぼつたりしてゐる  学校を何と心得てゐる  連署さしてもよいとまで申してゐる  貰ひ受けたいと望んでゐる  独りにて極めゐる  信用を招きゐる  そのまま据置きとなりゐる  生活を営みゐる  一条はそのままになりゐる  考へゐる  うつとり眺めゐる  今朝からずつととだえてゐる  西風が吹いてゐる  西へかしいでゐる  宙に垂れてゐる  罩められてゐる  塔頭に住んでゐる  ひだに親しまれてゐる  繁忙を極めてゐる  好奇心を惹いてゐる  昔に知り抜いてゐる  情を強くしてゐる  何ごとか起らずにゐる  手押車を押し悩んでゐる  上つてまゐる  目にとめてゐる  風はいつの間にかやんでゐる  光さへ射してゐる  うねり出てゐる  舌を上げてゐる  づつ小さな山を黒ずませてゐる  類を求めてゐる  野原に聳え立つてゐる  三つ四つは転んでゐる  庵に住んでゐる  わたくしなどのゐる  一人はゐる  胸にわだかまつてゐる  身悶えしてゐる  今なほ永平寺に消えずにゐる  田舎廻りをしてゐる  中で聞えてゐる  羅刹谷に忍んでゐる  天上天下に許されてゐる  法師に従うてゐる  己が持つてゐる  訴へ申してゐる  顔を見上げてゐる  玄奘が聞いてゐる  許に従うてゐる  快楽に耽つてゐる  満足を得てゐる  済度してゐる  のだか、憐れまれてゐる  讚められてゐる  様子を眺めてゐる  三四十人もゐる  さうに見せかけてゐる  讚へられてゐる  他人に響いてゐる  孤独ばかりを感じてゐる  事をも嘆いてゐる  救はうとしてゐる  矢張り師の考へてゐる  道に進まうとしてゐる  思案をしてゐる  泣顔ばかり見せてゐる  すつかりあきらめてゐる  顔を覆はれてゐる  一瞬のひらめきではあつたが、ニヤニヤと気味悪く微笑んでゐる  妖力を持つてゐる  恋人がはにかんでゐる  他人が持つてゐる  口を触れてゐる  左程怖れてゐる  微風にゆられてゐる  腰にしてゐる  腰に堅く結び付けられてゐる  鈴を持つてゐる  つて貴様に惚れてゐる  貴様が焦つてゐる  光線を投げてゐる  窓下に倒れてゐる  何かしたいと念じてゐる  募集してゐる  〆切のせまつてゐる  程に出来てゐる  知らぬ顔でゐる  生きうつしだと言うてゐる  風に言うてゐる  態度だと思うてゐる  事をした、と感じてゐる  目にかけたいと考へてゐる  覆面をつけてゐる  關係で並んでゐる  別として、分つてゐる  1が送られてゐる  別にして、分つてゐる  やうであるが、しばらく見てゐる  計算をながめてゐる  9に始まつてゐる  運算書を眺めてゐる  アルファベットが並んでゐる  偶數と分かつてゐる  二桁下りてゐる  五段目に出てゐる  ちかであると、既に追つめられてゐる  穴から成立つてゐる  數が出るか、出てゐる  頭をごしごし掻いたりなされてゐる  文献に出てゐる  何十年過ぎてゐる  俄に清く澄んでゐる  日頃は忘れてゐる  袷をきてゐる  形式を作り出してゐる  価値が含まれてゐる  支那化して描いてゐる  究極点を示してゐる  混同錯乱してゐる  極致を示してゐる  詩なぞを掲げてゐる  幻覚が現はれてゐる  応用されてゐる  興味を以て写し出されてゐる  木の葉をゆすつてゐる  中へと運んでゐる  言及されてゐる  窓から、うらうらと晴れわたつてゐる  背をうねらせてゐる  山を眺めてゐる  近頃特に常軌を逸してゐる  払はうと努めてゐる  段々畑で働いてゐる  微風に揺れてゐる  颯々と引きあげてゐる  十に振り回されてゐる  胴あげされてゐる  剣闘振りに怖れを抱いてゐる  気合が充ちてゐる  力量を信じてゐる  さは持つてゐる  好意を抱いてゐる  襲つて命を執らうとしてゐる  腕前に恵まれてゐる  手前達こそ泥棒を働いてゐる  気焔を挙げてゐる  徒然を語りあかしてゐる  退屈でもしてゐる  人に隠れて送らうとしてゐる  此方を見あげてゐる  あちこちに咲いてゐる  数等傑れてゐる  まことに浮きつ沈みつしてゐる  詩に聞き惚れてゐる  一本いちはやく芽吹いてゐる  戦闘帽をかぶつてゐる  船を見てゐる  拾ふてゐる  柳が芽ぶいてゐる  店頭に飾られてゐる  子供を生んでゐる  噴水を見てゐる  幸福、歩いてゐる  うまい水が流れ落ちてゐる  底霧とよばれてゐる  留守、待つてゐる  駅に寝てゐる  ところ桜がちらりほらり咲き出してゐる  ものは離れてゐる  句を作つたり直したりしてゐる  転換期に立つてゐる  私は迷うてゐる  合槌を打つてゐる  板で出来てゐる  星様を取らうとしてゐる  口を拭いてゐる  袴をはいて向ふで見てゐる  喰べたのを見てゐる  記憶をもつてゐる  素質も充分持つてゐる  懸念が、或は働いてゐる  歩きながら見てゐる  ぢめをしてゐる  迫害されてゐる  弟に似てゐる  家に待つてゐる  相関性を持つてゐる  悲哀は少なからず持つてゐる  咲き澄みゐる  鼻をぶら下げて歩いてゐる  字に曲げてゐる  お前は一体泣いてゐる  役を勤めてゐる  上に浮んでゐる  噛じつてゐる  車をまはしてゐる  Pince-nezがかかつてゐる  絵の具とが、まだ乾かずにべたべたしてゐる  響を待つてゐる  窓から出てゐる  頭からぶらぶら動いてゐる  首がのぞいてゐる  すそに立つてゐる  橋が通じてゐる  景色であつたが、見てゐる  つながりとを見てゐる  冬菜といはれてゐる  海が来てゐる  づつ散つてゐる  猿たちがゐる  皮をむいたりしてゐる  上野にゐる  さうな、あきらめてゐる  こちらを時々見てゐる  ぐうぐう寝てゐる  こちらに向けてゐる  東京で聞いてゐる  姿なぞ見てゐる  世に生きてゐる  一本ぐらゐ咲いてゐる  公園全部に咲きみだれてゐる  市を見下してゐる  家かに住んでゐる  気持で生きてゐる  胸に灼きつけられてゐる  取沙汰をしてゐる  大日堂がひどく荒れはててゐる  言ひ伝へられてゐる  心にわだかまつてゐる  荒廃してゐる  的中してゐる  人から聞かされてゐる  振舞はうと努めてゐる  いくつか載つてゐる  怨霊がつきまとつてゐる  工夫ばかりしてゐる  内外にうろついてゐる  伺候してゐる  まんま出てゐる  日頃ひそかに案じてゐる  お歌に出てゐる  あくせくしてゐる  二人捕へられてゐる  源家は暗いと申してゐる  どこから発してゐる  血相をかへて騒いでゐる  決裁がすんでゐる  意趣が含まれてゐる  威儀をとりつくろつてゐる  声もなくただ見まもつてゐる  首肯してゐる  あたりを見廻してゐる  二年経ちしてゐる  於いては欠けてゐる  何かたくらんでゐる  あなたときまつてゐる  武名を輝かさんと志してゐる  まりかけ離れてゐる  出来上りかけてゐる  拝見してゐる  人間の出来てゐる  謀叛をたくらんでゐる  召連れまゐる  部屋が離れてゐる  お方たちも呆れてゐる  短気者と来てゐる  迷ひにきまつてゐる  傾倒申上げてゐる  唐天竺を夢見てゐる  なあに、すねてゐる  身悶えして泣き叫んでゐる  話など持ち出して、早くも浮かれてゐる  利用なされてゐる  そりと聳え立つてゐる  ひつくり返るにきまつてゐる  人に底知れず、さげすまれてゐる  上京をさまたげてゐる  関東訛りと来てゐる  赤恥をかかされてゐる  京都へ行きたいと念じてゐる  みたいに考へてゐる  つて田舎に住んでゐる  山師を見抜いてゐる  同類くらゐに考へてゐる  私は、きらはれてゐる  白痴やらを信じてゐる  蟹を食べてゐる  ぱいに散らばつてゐる  何をなさつてゐる  雑音を聞いてゐるので、活きてゐる  温度を持ってゐる  松風がかうかうと鳴ってゐる  蝶々が飛んでゐる  菜の花が波打ってゐる  一つ澄んでゐる  トンネルを潜ってゐる  昼がひかへてゐる  恰度手に持つてゐる  のをじつとして待つてゐる  遠くから眺めてゐる  齟齬してゐる  統一が欠けてゐる  誤謬が潜んでゐる  論理を含んでゐる  唯々詩を求め探してゐる  判断から回避してゐる  僅かに慰めてゐる  現在私が抱いてゐる  神経の疲れてゐる  何か燃やしてゐる  やうに信じてゐる  動物でも握つてゐる  つてそこら中に閃いてゐる  夜更かしをしてゐる  眼を離さずにゐる  とめもなく思ひに耽つてゐる  四男が、勤めてゐる  中ではかう思うてゐる  準備が出来てゐる  静かに待つてゐる  皆真赤に枯れてゐる  真赤に枯れてゐる  びつしよりと冷汗をかいてゐる  枝で囀つてゐる  私達が住んでゐる  村役場にゐる  面影に似てゐる  芝居でもしてゐる  晴してゐる  祈りをあげてゐる  闘剣が役立つてゐる  今尚ほ信じられてゐる  ぐらに飛んでゐる  男が犯してゐる  罪を犯してゐる  罪を探つてゐる  発音するにきまつてゐる  業にしてゐる  風邪を引くにきまつてゐる  水嵩を増してゐる  村を見出して急いでゐる  帰路を急いでゐる  私と共に住んでゐる  差異から反目してゐる  共和生活を保つてゐる  平和が辛うじて保たれてゐる  情熱に恵まれてゐる  底に蟠つてゐる  何時までも凝つと眺めてゐる  火花を散らしてゐる  壁に懸つてゐる  皆に知られてゐる  美辞麗句に富んでゐる  田甫道を歩いてゐる  普段でも、大きく丸く凝つと眺めてゐる  一処に飲まう、飲んで騒いでゐる  真上に懸つてゐる  大分夜も更けてゐる  妾におぶさつてゐる  大丈夫起きてゐる  数が増してゐる  滿悦してゐる  素材にしてゐる  傳してゐる  圍まれて魘されてゐる  點で誤つてゐる  半ば目を醒ましてゐる  昏睡してゐる  まぶたをうるませてゐる  生活に苦しんでゐる  ただ金に追はれてばかりゐる  端に咲いてゐる  人家が立並んでゐる  人家は並んでゐる  私も急いで降りようとしてゐる  靜乎と立つてゐる  我がゐる  われはゐる  心慄へゐる  弱きに甘えふやけゐる  硝子箱に生きゐる  手ひとりぼつちでゐる  もちや遊んでゐる  卒業式に盛られてゐる  のを見て傷んでゐる  反感の起つてゐる  刻苦してゐる  つて僅に喜んでゐる  有つて讀んでゐる  何事かを始めてゐる  歌風を罵つてゐる  過去に有してゐる  障子の立つてゐる  僕困つてゐる  あすこにおしやもじが落ちてゐる  お前あのおしやもじを持つてゐる  長をつとめてゐる  訳の分つてゐる  往来など歩いてゐる  顔を覗かせてゐる  皆揃つて遊んでゐる  つて探しあぐんでゐる  四つもついてゐる  数を誤魔化してゐる  欲張つて夢見てゐる  そばに佇んだりしてゐる  慾ばりだつたら、寝てゐる  計算して作り上げられてゐる  リズムを形づくつてゐる  角度から捉へられてゐる  概を示してゐる  そのまま採用してゐる  表裏をなしてゐる  風貌をのぞかせてゐる  歩るいてゐる  つて歩るいてゐる  肩を濡らしてゐる  雨に濡らしてゐる  笑つてでもゐる  色を残してゐる  とりと濡れてゐる  霧の懸つてゐる  上にのしかかつてゐる  おれが立つて見てゐる  寒山拾得は生きてゐる  落葉を掻いてゐる  二人が生きてゐる  書生をしてゐる  つてからも、預かつてゐる  隨分Streberのゐる  手段にしてゐる  方便にしてゐる  此けしからんで充たされてゐる  資格を有してゐる  時計は絶えず喋ってゐる  音は急かしてゐる  謎を秘めてゐる  なかに置かれてゐる  展がってゐる  ピリピリさせてゐる  そこに転がってゐる  チヤツプリンとに限られてゐる  夢の宮殿に住んでゐる  生育させてゐる  夢幻化されてゐる  つて對立してゐる  誤解をしてゐる  花はまださいてゐる  つて怒つてゐる  庄次の這入つてゐる  服從を甘んじてゐる  中にでも住んでゐる  古典的趣味を知らずにゐる  祭礼に似てゐる  色に現れてゐる  中にふるへてゐる  羽根がふわふわ動いてゐる  中に倒れてゐる  曼陀羅華が生えてゐる  花を咲かうとしてゐる  暮れも押し迫つて来てゐる  矢張り涙にくれてゐる  屋根を鳴らして吹いてゐる  大声で泣いてゐる  左に避けてゐる  つて腰をかがめて見せてゐる  耳も垂れてゐる  目をはなさずに眺めてゐる  銜へて立つてゐる  蚊柱が立つてゐる  臍をまげて隠れてゐる  親父が飛んでゐる  お針をしてゐる  馬鈴薯を掘つてゐる  足を出して休んでゐる  つて煙草を吹かしてゐる  小間物屋が来てゐる  前へ駈けて来て立つてゐる  ことはもう忘れてゐる  端で遊んでゐる  捉つて泣いてゐる  雫がじたじたと落ちてゐる  水鶏が鳴いてゐる  麦が育つてゐる  毎日負ひ歩いて見せてゐる  鳴り鳴り吹いてゐる  まつてゐたことも覚えてゐる  蓬が生えてゐる  御願をたててゐる  さうに馬を牽いて歩いてゐる  外を掃いてゐる  ちよいと見てゐる  やつとこらへてゐる  大勢人がごたついてゐる  心がさびしくてゐる  光線を漲らしてゐる  一緒に寝てゐる  灯が漲つてゐる  電話帳を繰つて、そのゐる  すべて喜悦に輝いてゐる  紅茶茶碗のよごれてゐる  囁き合ひながら歩いて来てゐる  皆ながゐる  矢張り生きてゐる  ひつこんでゐる  お爺さんがつれてゐる  木かげにかくれてゐる  はるがはる見くらべてゐる  中の死にかかつてゐる  自分のすんでゐる  店員がゐる  つてまつてゐる  黒猫がゐる  やりとりをしてゐる  解釋は誤つてゐる  現在とは異なつてゐる  位置に退いてゐる  觀といはれてはゐる  文化を含んでゐる  試みを示してゐる  遊離してはゐる  なほ殘されてゐる  はじめより塞がれてゐる  斷然將來へ傾いてゐる  なほ纒はつてゐる  儼然蔭に立つてゐる  特徴としてゐる  ここに指し示されてゐる  態度を誤つてゐる  試みがなされてゐる  性格として成立つてゐる  他者に懸かつてゐる  努力ははじめられてゐる  角すでに成立つてゐる  暴威に晒されてゐる  稱呼をもつて飾られてゐる  つて包括されてゐる  明瞭にあらはれてゐる  はじめより拒まれてゐる  來禁じられてゐる  解放されてゐる  服從してゐる  はじめより禁ぜられてゐる  處に及んでゐる  廣く行渡つてゐる  思想を示してゐる  殆ど混亂状態を示してゐる  練習として説かれてゐる  からざる基本的制約をなしてゐる  不明瞭を留めてはゐる  踏留まつてゐる  否かに懸かつてゐる  危險に晒されてゐる  原理としてゐる  うちに持つてゐる  來るを待つてゐる  核をなしてゐる  古へよりしか呼ばれてゐる  誇り人も許してゐる  程度成立つてゐる  つて主體と相結ばれてゐる  現前してゐる  本質的性格としてゐる  事態を示してゐる  洞察を宿してゐる  つて行はれてゐる  達成されてゐる  方向を取つてゐる  本質的に結び附いてゐる  通常行はれてゐる  墜落を免れてゐる  存立を保つてゐる  つて支持されてゐる  ものを指し示してゐる  程度まで含まつてゐる  惠みは動いてはゐる  うちに含まれてゐる  更新してゐる  時代と来てゐる  云ひ争ってゐる  石油ラムプがぶらさがってゐる  六人もゐる  腹が立ってゐる  鏡に映ってゐる  火が燃されてゐる  あかりをつけてゐる  敬はれてゐる  それを呑んでゐる  代りに高く高く吊してゐる  手が赤くはれてゐる  法が進んでゐる  鱗粉を見てゐる  管になってゐる  酸が入ってゐる  退屈さうに碌々としてゐる  ためを持つて来てゐる  何となく表面打ち溶けてゐる  鼻先きにつきつけてゐる  負担でも感じてゐる  時分から繰り反してゐる  成年に達してゐる  帰郷でもしてゐる  から丁度五年経つてゐる  彼女からも聞いてゐる  私は探さうとでもしてゐる  程聞いてゐる  閉ぢ籠つて呆然としてゐる  日が続いてゐる  ツ面をしてゐる  気嫌好くしてゐる  養生を考へてゐる  欺してゐる  云つてごろごろしてゐる  頃別居してゐる  裏打ちしようとしてゐる  天気ばかりが続いてゐる  つて碌々してゐる  ツたさうに呟いたり、そして、見てゐる  つて顔を見合せてゐる  圧えてゐる  四五日前東京から遊びに来てゐる  隅でコツコツと働いてゐる  作業が始まつてゐる  足場の立つてゐる  夫々真ン中を突き抜いてゐる  一番上にゐる  音頭を聞いてゐる  宛減らしてゐる  ことを繰り反してゐる  福を祈つてゐる  間から此方を見てゐる  離散してゐる  噂もされてゐる  吻ツとしてゐる  さつきから眺めてゐる  のに好く似てゐる  気嫌を悪くしてゐる  やつぱり何処か似てゐる  検査をうけてゐる  相手に話し込んでゐる  半分雨戸の降されてゐる  蔭から覗いてゐる  祖母を毒づいてゐる  成長して来てゐる  避暑にでも来てゐる  諾々としてゐる  意地悪るを施してゐる  不便を忍んでゐる  候補者として並んでゐる  私に処してゐる  放言してゐる  謝してゐる  彼女等の持ち続けてゐる  顔に接してゐる  良子に走つてゐる  ことを呟いてでもゐる  言葉で話しあつてゐる  傍で聞いてゐる  事としてゐる  可成り疲れてゐる  眼を投げてゐる  ブツブツと呟いでゐる  初めから解り切つてゐる  他にも待つてゐる  気がした、待つてゐる  のだけを待つてゐる  一体自分が生きてゐる  んだか死んでゐる  四五人だつたが、いつの間にか待つてゐる  傍聴者として腰掛けてゐる  弁舌だけを聞いてゐる  申告してゐる  間驚いたらしく、未だ続いてゐる  顔をして待つてゐる  ヤマザキさんと並んでゐる  さつきから沈黙を保つてゐる  後がつかえてゐる  さを抱いてゐる  遺書を持つてゐる  練習を積んでゐる  縊死について書いてゐる  この間新聞を見てゐる  主張しようとしてゐる  作者の生きてゐる  僕には欠けてゐる  普遍性を持つてゐる  それ/″\其作風を裏づけてゐる  数が増えてゐる  飼育してゐる  今日も来てゐる  不平を抱いてゐる  陽にやけてゐる  これを乗りまはしてゐる  云つたのを覚えてゐる  腹を壊してゐる  何かを生み落してゐる  怒り歎き悲しんでゐる  憎悪を懐いてゐる  単語を忘れてゐる  風にして読んでゐる  田舎生活から、附きまとふてゐる  私は、読んでゐる  上達してゐる  私が屡々を執つてゐる  一切止めてゐる  悪癖を有してゐる  汗に滲んでゐる  虫が鳴き出してゐる  きちがへてゐる  教材としてあげてゐる  自然に芽生えてゐる  周囲がひかえてゐる  姿がのぞいてゐる  しかたをしてゐる  書冊が取巻いてゐる  精神が沈んでゐる  俗音を絶つてゐる  此境地が適してゐる  此境が最も適してゐる  躍進ぶりを見せてゐる  進歩を示してはゐる  僕も招かれてゐる  形に示してゐる  一つ欠けてゐる  ぢやないかと考へてゐる  ズッと進んでゐる  声明してゐる  効果をだしてゐる  ふだん漢字で書いてゐる  労力を費してゐる  啼声をきいてゐる  僕にむかつて啼いてゐる  予感にふるへてゐる  合図しあつてゐる  指を噛んでゐる  ものを考え耽けつてゐる  地上に立つてゐる  毅然としてゐる  生存させてゐる  とろとろと渦巻いてゐる  宝庫を夢みてゐる  上下にはつきりと揺れ動いてゐる  僕は羨んでゐる  上にふりそそいでゐる  見をさめを考へてゐる  影を探してゐる  影が淡く溶けあつてゐる  眼をおどろかしてゐる  部屋にじつとしてゐる  デコレイシヨンケーキが瞬いてゐる  片隅に坐つてゐる  日に出歩いてゐる  悲惨を見せつけられてゐる  本能を持つてゐる  僕の屈んでゐる  空気が流れてゐる  別離が近づいてゐる  なかにも溢れてゐる  療養生活を送つてゐる  診察されてゐる  成に役立つてゐる  効果を覚えてゐる  眼をうつさうとしてゐる  最小限度に止めようとしてゐる  うに求められてゐる  熱を感じてゐる  ぼんやり動いてゐる  作品集を眺めてゐる  戯曲一本道を、倦まず撓まず歩いて来てゐる  特に傑れてゐる  ぢいさんが読んでゐる  いま村医などを勤めてゐる  私たちの結んでゐる  其処に泳いでゐる  ために流れてゐる  門が立つてゐる  楽しみとしてゐる  ゆるやかに拡がつてゐる  いま開墾されてゐる  静かに高く聳えてゐる  畑中にゐる  挨拶してゐる  微かに白く降つてゐる  東京化してゐる  狩野川が流れてゐる  半面は見えてゐる  額を当ててゐる  人はゐる  伝統を保つてゐる  能楽の持たれてゐる  変つた考へを持つてゐる  近代味が這入つてきてゐる  方向を含んでゐる  黒川能の持つてゐる  木びき工場をしてゐる  クロック夫人がゐる  一群までがゐる  粉ひき業をしてゐる  怒りとがひそんでゐる  食事についてゐる  はしにすわり、だいじにされ、愛しなでられてゐる  落葉が浮んでゐる  思ひ出にでも耽つてゐる  空を仰いでゐる  蔭に沈んでゐる  満々としてゐる  さを考へてゐる  右につかえてゐるから保たれてゐる  畑が、とつくに売られてゐる  知らん振りをしてゐる  ことを知られてゐる  捺印し回つてゐる  手が延びてゐる  汚れを感じてゐる  敵視され続けてゐる  顔色をしてゐる  眉を顰めてゐる  高慢気な思ひに耽つてゐる  槌で打たれてゐる  胸が鳴つてゐる  里近くも離れてゐる  苦行に励んでゐる  籠居を続けてゐる  持論として奉じてゐる  鬚武者に化してゐる  失つて、寝てゐる  まりガランとしてゐる  籠居を強ゐてゐる  窓掛を眺めてゐる  おし寄せてゐる  やうに続いてゐる  競馬会が催されてゐる  緊張はしてゐる  脚なみを軽くせしめてゐる  村から続いてゐる  側へ迂廻してゐる  ことを強ひてゐる  樽野を訪れてゐる  群衆を眺めてゐる  萌えたつてゐる  部屋に懸つてゐる  恰度倒立ちをしてゐる  柱に立てかけてゐる  樽野は、醒めてゐる  何となく白けて黙つてゐる  荷造りは出来てゐる  つて実写されてゐる  計画は立つてゐる  林は、白けて黙つてゐる  喋舌らせて置いて下さいよ、黙つてゐる  ふうにびくついてゐる  交はされてゐる  もとに置かれてゐる  一部分だけさつと照らしてゐる  失はふとしてゐる  斯うして生きてゐる  祟も忘れてゐる  見当がつかないでゐる  残念に思うてゐる  力を示してゐる  変化させてゐる  訓まれてゐる  中にして、通じてゐる  一致して伝へてゐる  間に行うてゐる  噂しあうてゐる  まれびとの来てゐる  表へ出てゐる  虔んでゐる  のだと考へられて来てゐる  神遊びよりも遅れて起つてゐる  儀式を行うてゐる  様にも考へられてゐる  老人夫婦だとおもうてゐる  怪物とも考へてゐる  片岡鐡兵を擧げてゐる  心理的風景から構成されてゐる  串に刺されてゐる  何時までも落ちついてゐる  缺陷を持つてゐる  何とはなしに感じてゐる  格鬪を、感じてゐる  滿足できずに苦しんでゐる  滿足してゐる、いや諦め得てゐる  気がついてゐる  調和とを保つてゐる  硬直してゐる  ことはわかり切つてゐる  いふ批評を読んでゐる  埓外に投げ出してゐる  手入れをしないので荒れてゐる  茂みに覆はれてゐる  次の間がついてゐる  静かにはらんでゐる  系統をひいてゐる  自然に荒れてゐる  虫が浮いてゐる  余勢で弛く動いてゐる  挿んで立つてゐる  たまを染めてゐる  ほとけさんが坐つてゐる  石をつつんでゐる  つつじをながめてゐる  からが流れてゐる  塩せんべいを齧つてゐる  やうな荒れてゐる  二三人群れてゐる  赤土を見ただけでやはり荒れてゐる  枝を見てゐる  膃肭臍になると信じてゐる  不足が生じてゐる  さうに生きてゐる  肩から背一杯にうけてゐる  木肌にしがみついてゐる  大気に撒き散らしてゐる  地びたに描かれてゐる  あさり歩いてゐる  尻尾を振つてゐる  一人旅ときまつてゐる  後をつけ廻してゐる  日光を汲んでゐる  何物かにもたれかからうとしてゐる  巣を組みかけてゐる  りこくりと居睡をし続けてゐる  日向臭い匂が沁み込んでゐる  悪ふざけをしてゐる  尻を振つてゐる  脈搏相通ずる辺においてゐる  夙くからいつてゐる  詩に残されてゐる  口授してゐる  隣室に住んでゐる  それでゐて、疲れてゐる  むかしに回らうとしてゐる  静平さをとりかへさうとしてゐる  むかしから静寂で、慌てず、焦立たないでゐる  からからと鳴つてゐる  考え事に耽つてゐる  なかにひとり坐つてゐる  溜息をついてゐる  噂せられてゐる  てゐたことに決めてゐる  清浄身をちらと見せてゐる  内ぶところに秘めてゐる  さうに懶けきつてゐる  花もがしらじらと輝いてゐる  ぱつとはでやかに開いてゐる  花弁を開かうとしてゐる  力に動かされでもしてゐる  花弁を押し開いてゐる  瞬間に咲きかからうとしてゐる  あるかなきかに波立つてゐる  うつらうつらと居睡でもしてゐる  歩みを進めてゐる  花一つを見まもつてゐる  私が見まもつてゐる  側見をしてゐる  ただ機みを待つてゐる  ほとほと感に堪へてゐる  膨ませてゐる  言葉で慰められたかといつて、始終もてなやんでゐる  一つも持つてゐる  なかにも捨てないでゐる  病にかかつてゐる  知らない、ただ憶えてゐる  言葉を取交してゐる  心を暗くしてゐる  散々にこきおろしてゐる  私が現にもて悩んでゐる  謡ひ耽つてゐる  かに萠えてゐる  ひねもすのたりのたりと揺れ動いてゐる  純白にかがやいてゐる  羽をしてゐる  菖蒲を描いてゐる  長年山に棲んでゐる  神丹を錬つてゐる  樹下をぶらついてゐる  姿に見とれてゐる  わしを射落さうとしてゐる  中をぶらついてゐる  そこらに立ち並んでゐる  地虫の鳴いてゐる  ちよつと途切れては、また繋がれたりしてゐる  さまざまに聴き取られてゐる  吐息をついてゐる  それに見とれてゐる  名で呼ばれてゐる  私を見詰めてゐる  造り替へられてゐる  それにとり囲まれてゐる  棲遅してゐる  ぼんやりそれに見とれてゐる  味がまづいにきまつてゐる  謳ひ耽つてゐる  幹を抱いてゐる  地下生活を送つてゐる  生活を繰り返してゐる  郷里に残されてゐる  やうに揺れ動いてゐる  ひとつびとつ訪れてゐる  二枝ばかり咲いてゐる  老を知らせようとして鳴いてゐる  あたりを睨め廻してゐる  乱暴さを待ち設けてゐる  呼吸をひそめてゐる  ろひよろと立つてゐる  顔を伏せてゐる  あまりまごまごしてゐる  みをうろうろしてゐる  つてのた打つてゐる  飼にせられてゐる  顔面神経を病んでゐる  口もとをぴくぴくひきつらせてゐる  若い登山家として知られてゐる  さまよひ歩いてゐる  たよたよと揺れ動いてゐる  中に潜り込んでゐる  立ちとまつて暫く見とれてゐる  気にかけないで、始終黙々としてゐる  成熟してゐる  安居してゐる  語してゐる  うちから冬支度にかかつてゐる  行ひすましてゐる  真赤に熟してゐる  口でも渇いてゐる  中で繰り返してゐる  書物に読み耽つてゐる  微吟してゐる  夜露にぬれてゐる  お前さん、睡つてゐる  声をかけてゐる  苦労ばかしし続けてゐる  わしの持つてゐる  お前さん、それでそんなにふさいでゐる  ものに、縋り着いてゐる  陽が明るくあたつてゐる  一着に及んでゐる  無沙汰を詫びてでもゐる  お辞儀を繰返してゐる  方を見まもつてゐる  鳴きをしてゐる  ちやと立ち列んでゐる  地べたに立つてゐる  なかに産みつけてゐる  物蔭をと捜し歩いてゐる  さとを振り撒いてゐる  外界へと飛び出してゐる  花粉だらけにしてゐる  さらへをしてゐる  頭を下げどほしに下げてゐる  害心をもつてゐる  誰一人害心を持つてゐる  いふにきまつてゐる  何かぶつくさ呟いてゐる  暮れかかつてゐる  木の間木の間に滲み入らうとしてゐる  匂をうんぷんと撒き散らしてゐる  合つたり、ささやき交したりしてゐる  白萩がこぼれてゐる  枝を交してゐる  衝つ立つてゐる  ぼつそりと立つてゐる  感謝とを持ち続けてゐる  前に浮き出してゐる  気力を与へようとしてゐる  のをよく覚えてゐる  寒空にあかあかとかがやかせてゐる  木蔭にじつと待つてゐる  竿で打つかしてゐる  終日愛撫してゐる  橈んでゐる  雲を見てゐる  噛られてゐる  痕を残されてゐる  容子を見せてゐる  教へてくれてゐる  手までも痺れさせてゐる  そこに残されてゐる  ひとりでぽつねんとしてゐる  享けかぶれてゐる  そこらに降り注いでゐる  四五本こんもりと立つてゐる  葉をかがやかせてゐる  尻を見せてゐる  象棋でもさしてゐる  象棋をさしてゐる  鈴生りにとまつてゐる  鳴き立ててゐる  小首を傾げてゐる  幻想とを持つてゐる  金柑は泣いてゐる  図星にあたつてゐる  蝋梅がほほゑみかけてゐる  ぶところに隠されてゐる  胸を撫でながらゐる  真白に光り輝いてゐる  吹雪を避けてゐる  雪はしとしとと降り続けてゐる  ままに残してゐる  私によく肖てゐる  花穂が長く伸びて、しなしなと互に揺れ縺れしてゐる  これを忘れてゐる  所有に属してゐる  数は覚えてゐる  チヤンと落ちついてゐる  註訳入りで聴いてゐる  身辺に侍らせてゐる  何だかがらんとしてゐる  手首をぶらぶらふってゐる  用法は弛んでゐる  間に現してゐる  一変形だと考へてゐる  聖地と考へられてゐる  固定せないでゐる  内容を持たしかけてゐる  意味に入れて説いてゐる  義を持つてゐる  今に止めてゐる  らいかないはまだ多く使うてゐる  処と考へてゐる  世界と信じてゐる  群集してゐる  神としてゐる  意義も含んでゐる  夜半鶏鳴以前ときまつてゐる  及すまでに、力強く働きかけてゐる  酷似して居るに拘らず違うてゐる  駿河に現れてゐる  語原から出てゐる  意に使うてゐる  自ら持つてゐる  其痕跡が見えてゐる  親しみを持たれてゐる  萌しをも見せてゐる  変化からも来てゐる  常世の国に充ちてゐる  殊に此意味を深く感ぜられてゐる  神として見てゐる  白鳥に化してゐる  今は考へてゐる  時代から現代まで続いてゐる  表現を持つてゐる  別々に行うてゐる  姿を残してゐる  其遺風を持ち伝へてゐる  祝福と結びついてゐる  呪言と共に亡びてしまうてゐる  祝福してゐる  ぼんやり空を仰いでゐる  かすかに白く浮んでゐる  何事か考へてゐる  往来にさしてゐる  黄金が埋まつてゐる  芸に見とれてゐる  節面白く奏してゐる  峨眉山に棲んでゐる  一本落ちてゐる  絶壁に生えてゐる  天地が裂けても、黙つてゐる  枝を鳴らしてゐる  住居をしてゐる  一なだれに攻め寄せようとしてゐる  ぴゆうぴゆう吹き荒んでゐる  畜生道に落ちてゐる  父母を見ては、黙つてゐる  一面に咲いてゐる  緊密に結びついてゐる  面にならなかつたらどうかしてゐる  方法が考へられてゐる  喧伝されてゐる  ものがよく出てゐる  看板が並んでゐる  感性がひらめいてゐる  食ひさせてゐる  研究的調査が進められてゐるとは聞いてゐる  蝟集してゐる  状態とは、甚だよく似てゐる  宣告されてゐる  厭人的傾向をもつてゐる  傾向を生じてゐる  生活を托してゐる  損失を積み重ねてゐる  結合が叫ばれてゐる  学生生活を含んでゐる  真面目腐つてゐる  構へをしてゐる  習慣がついてゐる  それから靴を穿いてゐる  一列に並んでゐる  水車が休んでゐる  箍を叩いてゐる  一身にあつめてゐる  裏庭を横切つてゐる  九十点を取つてゐる  満悦し切つてゐる  遊び仲間から黒坊主と呼ばれてゐる  面皰から血を吹いてゐる  刃渡りをしてゐる  支度を急いでゐる  署長を勤めてゐる  累結してゐる  離座敷を借りてゐる  全部としてゐる  色が美しくきざしかけてゐる  砥石で研いでゐる  真赤に怒つてゐる  つて読んでゐる  難儀してゐる  やうにして流れてゐる  測候所などの立つてゐる  閑散を楽しまうとしてゐる  誰もが着てゐる  穴を開けてゐる  竹草履に履きかへてゐる  闘花につめかけてゐる  発作が浮いては沈み、沈んでは浮びしてゐる  ピユーピユー鳴つてゐる  片隅に出てゐる  必定読んでをるにきまつてゐる  思つて念じてくれてゐる  /″\としてゐる  無心に眺めてゐる  ″\愛憎を尽かしてゐる  ミシン台にゐる  どこが破れてゐるの、ほころびてゐる  気にして歩いてゐる  あれ程いつもいつてゐる  酢を飲んでゐる  脈がつらぬかれてゐる  傍を通りすぎてゐる  排水口につながれてゐる  きらびやかにしてゐる  蘇つて行楽を満してゐる  スタウト型インヂアン・オートバイを持つてゐる  借用してゐる  幾度も訪れられてゐる  返済期日が過ぎてゐる  列につながつてゐる  マスクをつけてゐる  漆喰で固めあげられてゐる  苦しみ惱んでゐる  苦しみの烈しければ烈しいほどその求めてゐる  點から來てゐる  領土を限りなく含んでゐる  二種あると考へてゐる  バルザックを読んでゐる  可能が隠されてゐる  仕業ではないかと考へてゐる  底から行動を起してゐる  出発してゐる  現実性をもつてゐる  みつたれてゐる  行為を出し吝しんでゐる  根底から縦横無尽に書きまくつてゐる  慰めやうとしてゐる  さうにはしやいでゐる  為にのみ生きてゐる  先のものにばかり輝いてゐる  彼方此方とウロウロしてゐる  お前のものなんか探してゐる  姉さんに恋してゐる  何処におかれてゐる  機運が起つてゐる  私はかねがね信じてゐる  草花が咲き乱れてゐる  からだを縛られてゐる  通りガサガサしてゐる  時は奥深く包んでゐる  汁でも温め直してゐる  縁にむれゐる  相手に、立働いてゐる  様子も落ちつき過ぎてゐる  此方で黙つてゐる  卯女子がゐる  何を指してゐる  さりげなく押しかくしてゐる  父に対してゐる  はつて戯れ遊んでゐる  心を汲んでゐる  肺が侵されてゐる  現在他家に嫁いでゐる  行つたり来たりして遊んでゐる  幾が知り抜いてゐる  翳を落し、忘れてゐる  父に詫びてゐる  恩をうけてゐる  突立つてゐる  何を怒つてゐる  ますます尻ごみしてゐる  軍治をなだめてゐる  情愛を持つてゐる  からでも眺めてゐる  間を置いて見てゐる  銀行にゐる  何から何まで見透してゐる  のと、死んでゐる  身体を置いてゐる  下に押し着けてゐる  非道さは随分泣かされてゐる  口に出しかけてもぐもぐしてゐる  二階家をつないでゐる  押入から蒲団を引出し、寝てゐる  鼻をして、のんびりと遊んでゐる  皿を出してゐる  幾を待つてゐる  鳥羽家にゐる  お前に似てゐる  それも唯聞いてゐる  歌ひしてゐる  女中達が呆れてゐる  商売を楽しんでゐる  下働きをしてゐる  平謝りに詫びてゐる  自分が卑しめられてゐる  息子にして喜んでゐる  苦痛を与へてゐる  中にも絶えず響いてゐる  位に働いてゐる  癖だと思ひ過してゐる  商売してゐる  馴染み知り抜いてゐる  軍治に見つめられてゐる  押へつけてゐる  後肩を見せてゐる  蒲団に覗いて乱れ、寝てゐる  大戸は開いてゐる  閉ぢしてゐる  腰を上げずにゐる  齒を入れてゐる  晝日中醉うて歩いてゐる  から思つて用心をしてゐる  伊達と心得てゐる  一目を置いてゐる  男があつて、その話してゐる  一所懸命耳を傾けてゐる  無性に力味返つて話してゐる  つて爐端に坐つてゐる  首を擡げようとしてゐる  一所懸命に繰り返してゐる  蔭から喜んで見てゐる  彼を温めてゐる  青波にうかびゐる  昔ながらの壁にゐる  紅紅と映えてゐる  示威してゐる  孤独を噛みしめてゐる  僕は暫く眺めてゐる  左に揺れてゐる  シッカリしてゐる  區別を説いてゐる  住民から成り立つてゐる  中途で行き止まつてゐる  批評を含んでゐる  本性としてゐる  可からざる光りの照り輝いてゐる  動き流れてゐる  足どりを考へてゐる  ぐらゐで平気でゐる  足が動いてゐる  人間は坐つてゐる  時や寝てゐる  ごとをするので、長く寝てゐる  一人、歩いてゐる  ゴルフなどをしてゐる  私に忍び寄らうとしてゐる  何ものよりも愛してゐる  彼女は、こつちを向いてゐる  狂ほしく叫んでゐる  私をさし招いてゐる  祖母と話しこんでゐる  ぢりをしてゐる  のも知らずにゐる  はたにゐる  一匹ないてゐる  雨霧がけぶつてゐる  軽井沢に暮してゐる  事ばかり書いてゐる  餘程範圍を異にしてゐる  見習をしてゐる  初めお客樣も諦めをつけてゐる  二三人遊んでゐる  潜門が立つてゐる  髮は縮らしてゐる  大方疎開してゐる  樂にくらしてゐる  やうにとかれてゐる  意味あひをもつてゐる  語根名詞説よりもまさつてゐる  材料をもつてゐる  ためについてゐる  今日存してゐる  へたものである、と、説いてゐる  方がまさつてゐる  意を去りかねてゐる  思想をばふくんでゐる  名詞法を有してゐる  受身のるがつけられてゐる  意味ばかりとおもうてゐる  から卯の花くたしだというてゐる  すをうけてゐる  たくさん見えてゐる  語が見えてゐる  ことをさけてゐる  一致はしてゐる  応用が見えてゐる  古事記あたりに発してゐる  ものを以て定められてゐる  人になり過ぎてゐる  ら回顧に耽つてゐる  四冊に分れてゐる  のにはどうしたらいいかと疑つてゐる  上気してゐる  煙を揚げてゐる  あれなんかも流れつちまつてゐる  構はず出てゐる  一大センセーシヨンを捲起してゐる  ことを聞いて喜んでゐる  何となく独逸国にゐる  モオニングをきてゐる  號が出てゐる  言文一致體にはなつてゐる  云てゐる  目を圧して固く鎖してゐる  一つ動いてゐる  人間がもつてゐる  のは泣いてゐる  あいに腰かけてゐる  彼女も出てゐる  彼女と話しをしてゐる  窓から猶見送つてゐる  すきとほってゐる  眼の鋭く澄んでゐる  首を垂れてじつとしてゐる  音を立てて来てゐる  つて、向かふをむいて立つてゐる  鳥右ヱ門をみつめてゐる  泣きながらひきとめてゐる  いふ様子でゐる  つて丸めてゐる  鬼がゐる  南だけがひらいてゐる  今送つてゐる  平次さんが生きてゐる  陰にゐる  帰つていかうとしてゐる  人たちは、どんなに待つてゐる  何かがあらそつてゐる  ちやの鳴いてゐる  さをしてゐる  端をもつてゐる  鳥右さんがゐる  鐘が喚きながらとんでゐる  ちやこつちにぽかぽか浮いてゐる  数を重ねてゐる  情緒が盛られてゐる  理由はないと信じてゐる  熱烈に愛してゐる  本来欠けてゐる  良心を持つてゐる  基盤として成立つてゐる  傑作を生んでゐる  類を異にしてゐる  弥次馬根性を持つてゐる  波が立つたり倒れたりしてゐる  数々知つてはゐる  たしかに来てゐる  集配人にあるので実は困つてゐる  人物とについて書いてゐる  随所に描かれてゐる  人と聞いてゐる  いふ議論をしてゐる  なり左右してゐる  混合してゐる  模倣から出発してゐる  妙味ではないにきまつてゐる  ほんとうにわかつてゐる  殆ど悉くに、欠けてゐる  廣く認められてゐる  新劇を形づくつてゐる  人材がゐる  将来を目指してゐる  養成に努めてゐる  基礎ができてゐる  領域が残されてゐる  艶めいてゐる  樂みにもしてゐる  外にないと信じてゐる  先方を歩いてゐる  靜子は、並んで歩いてゐる  町と呼んでゐる  表札が出てゐる  背負つた樣にして立つてゐる  白髮頭が見えてゐる  モウ手癖のついてゐる  乍ら考へてゐる  脣を窄めてゐる  學校教師をしてゐる  書記を勤めてゐる  代診をしてゐる  輕くしてゐる  つて續けられてゐる  老人染みてもゐる  短かい髭を捻つてゐる  二人を見てゐる  音をさしてゐる  顏が寫されてゐる  大林區署に勤めてゐる  凾館にゐる  利代を叱つてゐる  噪いでゐる  書齋にしてゐる  輕んじてゐる  應に疲れてゐる  濕うてゐる  横顏を見てゐる  青森にゐる  評論の載つてゐる  寢泊りしてゐる  袴を穿いてゐる  竿を動かしてゐる  寫生帖に何やら書いてゐる  俯向加減にして立つてゐる  矢張一日何かしら用に追はれてゐる  若い女の立つてゐる  大分込んでゐる  手巾を振つてゐる  音を響かせてゐる  靜まり返つてゐる  分量してゐる  中を片附けてゐる  立せてゐる  餘程以前から此村にゐる  仄かに匂うてゐる  感を抱いてゐる  口づけてゐる  顫へて立つてゐる  夜路に漂うてゐる  處を見てゐる  此室にゐる  夜氣に萎えてゐる  此上なく愛されてゐる  先刻から耳についてゐる  其處に落ちてゐる  信吾を見てゐる  事だと察してゐる  心を探られてゐる  間で話してゐる  梅ちやんの着てゐる  玄關は開け放されてゐる  事を訊いてゐる  來たか吉野が立つてゐる  人と共にゐる  隔離病舍に詰めてゐる  目を丸くして立つてゐる  來たも知らずにゐる  顏をして起してゐる  よしの樣まゐる  毎晩神に祈つてゐる  はるがはるに見てゐる  曇つて来てゐる  さうに働いてゐる  ヂツとみてゐる  便所にゐる  つて、なぜかゆつくり見てゐる  時折呟いてゐる  障子のかげにゐる  重ね合せて坐つてゐる  雨がまた跳ねあがつてゐる  家が、泳いでゐる  縁に立つて見てゐる  ボンヤリ出てゐる  草かなんかでかくれてゐる  摺合せてゐる  勢ひで降り続いてゐる  われわれが歩いてゐる  父祖数代住んでゐる  浮彫りにさせてゐる  一頁をひもどいてゐる  ふたり侘び住んでゐる  乞ふてゐる  背景をなしてゐる  口吸はせてゐる  手法の採られてゐる  台所にゐる  かげにゐる  捕物を詠んでゐる  たよりなく生きてゐる  艶いてゐる  楽みにもしてゐる  静子は、並んで歩いてゐる  背負つた様にして立つてゐる  い白髪頭が見えてゐる  唇を窄めてゐる  学校教師をしてゐる  心を軽くしてゐる  補助によつて続けられてゐる  穏しく聞いてゐる  汗が滲んでゐる  短かい髯を捻つてゐる  顔が写されてゐる  大林区署に勤めてゐる  書斎にしてゐる  相応に疲れてゐる  柔かに湿うてゐる  横顔を見てゐる  彼様して寝てゐる  写真帖に何やら書いてゐる  矢張日一日何かしら用に追はれてゐる  一緒に乗つてゐる  妙に静まり返つてゐる  胸が騒いでゐる  脈を乱してゐる  家に来てゐる  風が立つてゐる  以前から此村にゐる  お客様も来てゐる  一団づゝ処々に咲き乱れてゐる  胸を騒がせてゐる  漂ようてゐる  処を見てゐる  洋燈が明るく点いてゐる  夜気に萎えてゐる  先から耳についてゐる  其処に落ちてゐる  媒介者が来てゐる  煎餅などを焼いてゐる  開放されてゐる  たか吉野が立つてゐる  隔離病舎に詰めてゐる  今日媒介者が来たも知らずにゐる  顔をして起してゐる  ちゑよしの様まゐる  一生懸命裁縫に励んでゐる  類例を示してゐる  味ひをもつてゐる  一つに並べられてゐる  目で眺めてゐる  処へ来てゐる  一番威張って歩いてゐる  お前はつきあってゐる  自分をくらべてゐる  一番ちゃんとしてゐる  くりとのばしてあるいてゐる  おっかさんねずみは、ブルブルふるへてゐる  うそばかり云ってゐる  娘きぬに話しかけてゐる  つた男がゐる  中を眺めまはしてゐる  つて孝養をうけてゐる  さに濡れてゐる  そればつかり考へてゐる  やうに書きたいと、いそいそしてゐる  思つて詰めてゐる  土持ちをしてゐる  南洋へいつてゐる  大衆から浮いてゐる  氏は述べてゐる  民衆のもつてゐる  がたが浮びあがつてゐる  手合にやんわりと絡んで来てゐる  随想が並んでゐる  直系を伝へてゐる  一編加へられてゐる  うつらうつら夢を見てゐる  白粉にかくれてはゐる  小袖を着てゐる  膚膩をためてゐる  心もちでゐる  のをさがしてゐる  調子を出してゐる  微妙な思ひ遣りが含まれてゐる  私も、もう困つてゐる  頬を抑へてゐる  雑誌を繰り拡げてゐる  余に話してゐる  日光へ去つてゐる  程晴々としてゐる  唖然として、眺めてゐる  得をしてゐる  宿屋なので遅くまで起きてゐる  身の上話をしながら歩いてゐる  弁解して歩いてゐる  脛を擦つてゐる  附添人などのゐる  変に思ひながら暫く待つてゐる  目下訊問を受けてゐる  やうにきめこんでゐる  厭がりますね、などと取りすましてゐる  限りをつくして辛くも生きてゐる  そこに捧げられてゐる  もとに書き表されてゐる  哲理が語られてゐる  きまりきつてゐる  思つて安心してゐる  肉体だけで生きてゐる  たしかに探してゐる  母胎にしてゐる  且努力論と題してゐる  孜々として勉め勤めてゐる  優つて卓越してゐる  空虚でゐる  常住であるならば、其の持つてゐる  上に持つてゐる  包括してゐる  了してゐる  氣のみ忙しく動いてゐる  死氣が既に萌してゐる  氣を保つてゐる  内部に潜んでゐる  孟子も説いてゐる  水氣を取つてゐる  一樣に塗り潰されてゐる  色の着いてゐる  樹木から成り立つてゐる  數にちらついてゐる  簇がりながら飛んでゐる  夢から消え去つてゐる  そつちの方へ何時の間にか歩き出してゐる  しろから背伸びをして見てゐる  部屋に面してゐる  さうに見てゐる  佛頂面をしてゐる  氣味に搖れてゐる  壜に這入つてゐる  星の如く輝いてゐる  準備せられてゐる  妻がゐる  城を目がけてゐる  辞退してゐる  近くに戻つてゐる  蜂を追ひかけてゐる  情実におさへられてゐる  ゼーロンを信じてゐる  轡をとられてゐる  放擲してゐる  愛馬を甘やかせてゐる  態度よろしく、悠々と見せかけてゐる  田甫道に達してゐる  水を呑んだりしてゐる  阿修羅と化してゐる  全身で堪へてゐる  面紗を深く降してゐる  剣をしごいてゐる  恰度今自分が立つてゐる  武装を施してゐる  一端から仄かに流れ出てゐる  度を過してゐる  惰眠に耽つてゐる  脛に傷持つ身と覚えてゐる  後に佇んでゐる  中に並んでゐる  土工が佇んでゐる  記憶を残してゐる  日を受けてゐる  光が消えかかつてゐる  水を汲んでゐる  朱筆を握つてゐる  ぢ断続してゐる  衣類をすこし余計持つてゐる  良人の働いてゐる  彼は死にかけてゐる  突つ込んでゐる  むかむかしてゐる  霜柱の立つてゐる  ぐりぐり動いてゐる  蛭を見てゐる  船頭をしてゐる  爪を研いでゐる  親爺からあべこべに懲らしめられてゐる  見殺しにしてゐる  呻り鳴いてゐる  傍につつ立つてゐる  底を歩いてゐる  気持にするには適してゐる  屑屋に似てゐる  ウジヤウジヤしてゐる  飜訳界は、痩せて尖つてゐる  ものはゐる  仏的色彩が出てゐる  谷におちてゐる  耳は、立つて尖つてゐる  ものが、ぴかぴかひかつてゐる  マンドリンを弄んでゐる  離室で寝てゐる  皆なが来てゐる  顔ばかり見つけてゐる  ことばつかし考へてゐる  争ひをとり交してゐる  備へられてゐる  床几も出てゐる  のだが余程注意深く忍んでゐる  独りでふざけてゐる  薄ぼんやりとしてゐる  唸りを発してゐる  人形に戯れてゐる  中の人物のみと限られてゐる  逆立ちをしてゐる  皆なが遊んでゐる  皆なに圧し出されてゐる  雨ばかり降り続いてゐる  見事に澄み渡つてゐる  三谷の隣りにゐる  着附けをつけてゐる  せんしてゐる  うちだけで渦巻いてゐる  踊りが続いてゐる  風韻を含んでゐる  うつとりと見開いてゐる  影が瞬いてゐる  姿で、立ち尽してゐる  何んな貴い光りを含んでゐる  脳裏にゆらいでゐる  先へのこつてゐる  一番親しみを感じてゐる  想ひ出させようとしてゐる  かすかに響いてゐる  人物をただながめてゐる  愛情がゆがんでゐる  休息を楽しんでゐる  温泉が湧き出てゐる  ばかにつんけんしてゐる  ことが、わかつてゐる  裸體を眺めてゐる  直接に結びついてゐる  熟睡してゐる  地に曳きずつてゐる  違へをしてゐる  葉を動かしてゐる  方を慕ってゐる  男が立ってゐる  小人が立ってゐる  窓から外を眺めてゐる  誰に惚れてゐる  扇を持つてゐる  僕は錆びついてゐる  慕ひ申してゐる  体さへ窶れる程、思ひ悩んでゐる  中に宿してゐる  鍔にゐる  何か濡れてゐる  法螺でも吹いてゐる  上下についてゐる  待ち構へてゐる  胡粉で染めてゐる  窺つて星月夜が続いてゐる  凹地を見降してゐる  調練をしてゐる  踊りでも見てゐる  浮游してゐる  釣り合ひを保つてゐる  添てゐる  やうに見えたり、してゐる  らふてゐる  つてあちらこちらになびいてゐる  務めに出てゐる  それを出てゐる  俺に好く似てゐる  風についてゐる  余裕位ひは生じてゐる  彼処にのみ走つてゐる  前から没頭し続けてゐる  口でもあいて眺めてゐる  上で泳いでゐる  凝視を放つてゐる  気のふさいでゐる  弁当をつかつてゐる  何事かを叫んでゐる  速力で駈けてゐる  つて駈けてゐる  丹精がこもつてゐる  違つて張り合ひなどはしないでも済まされてゐる  凧を仰いでゐる  上ばかりを仰いでゐる  浮遊してゐる  髣髴としてゐる  毎日のぞきに来てゐる  行動を為してゐる  面倒だから止めてゐる  相像してゐる  此処に来てしてゐる  煌いてゐる  居酒屋が並んでゐる  音が鳴つてゐる  灯が浮んでゐる  毎日繰り反してゐる  処ばかり眺めてゐる  顔を眺めてはゐる  物を視詰めてゐる  何かを見透してゐる  つて前方を視詰めてゐる  背に沈めてゐる  夕靄が低く垂れこめてゐる  靄を突き射してゐる  これと遊んでゐる  標本にされてゐる  斯う断つてゐる  交際を続けてゐる  病人扱ひにしてゐる  何処に寝てゐる  妾達に譲らうとしてゐる  用事は足りてゐる  云つて出歩いてゐる  のかと疑つてゐる  何処かで演じてゐる  源爺のゐる  眼に灼きつけられてゐる  つけ加はるだらうと考へてゐる  ことをかう書いてゐる  場合とほぼ似てゐる  確定してゐる  何を叫ばうとしてゐる  腹鳴りを聞いてゐる  卵を産み落してゐる  プルウストは書いてゐる  魂の捕へられてゐる  われわれに失はれてゐる  際限もなく待つてゐる  感慨を洩らしてゐる  回想を綴らうとしてゐる  醫者に話してゐる  センテンスを持つてゐる  いふ人間のものを讀んでゐる  表で遊んでゐる  紅葉を映してゐる  樹木を育ててゐる  ことに驚いてゐる  蟻がゐる  運動を続けてゐる  日を喜び待つてゐる  日頃馴れてゐる  元気にまかせて、担いでゐる  六本並んでゐる  娯しんでゐる  調子をわるくしてゐる  神とされてゐる  話などを書いてゐる  相剋してゐる  ヱネルギーが働いてゐる  凝然として澱んでゐる  どん底から死を恐れてゐる  相を呈してゐる  企てを知り抜いてゐる  眼睛の見詰めてゐる  新劇と呼ばれてゐる  誤りを含んでゐる  歴史的必然性を欠いてゐる  油断をすれば枯れるにきまつてゐる  辺から出発してゐる  点で結びついてゐる  ものを伝へてゐる  現在自称してゐる  演劇を作り上げようとしてゐる  両極端をなしてゐる  ものをかう見てゐる  作品を生んではゐる  両者に欠けてゐる  常識以上のものを求めてゐる  経験以上のものを求めてゐる  姉妹芸術に遅れてゐる  能事了れりとしてゐる  問題に触れてゐる  戯曲がわかつてゐる  出現を待つてゐる  調和されてゐる  妙味が潜んでゐる  本質的魅力が潜んでゐる  うちからしてゐる  われわれに欠けてゐる  日本で呼ばれてゐる  苦悶が続けられてゐる  躍進を志してゐる  識者から認められようとしてゐる  意気込はもつてゐる  つて成長しようとしてゐる  間で考へられてゐる  本質を求めてゐる  云々されてゐる  浮動してゐる  上で抱いてゐる  ジャンルが含まれてゐる  これを示してゐる  こととしてゐる  人々が考へてゐる  ぐらゐ平気だと考へてゐる  落ちつきを見せてゐる  才能を恵まれてゐる  問題視されてゐる  ものは限られてゐる  磨滅せしめてゐる  導火線を努めてゐる  多く新劇界から忘れられようとしてゐる  戯曲的価値が、空しく葬り去られようとしてゐる  私が取つてゐる  われわれの望んでゐる  ものを生かしてゐる  云つて、すまされてゐる  云はなくてもわかつてゐる  点には触れずにゐる  どころを誤り解されてゐる  先駆的傾向と解してゐる  意をも含めてゐる  隔たりを感じさせられてゐる  一点から岐れてゐる  グルウプに属してゐる  出席してゐる  職業的にならうとしてゐる  つたイデオロギイを振りかざしてゐる  感情が盛られてゐる  提唱してゐる  加はると聞いてゐる  人に限られてゐる  招待券を撒いてゐる  仕事が続けられてゐる  関係で結びついてゐる  籍はおいてゐる  素質に恵まれてゐる  別々に住んでゐる  容赦なく出てゐる  ところ、少しばかり色めき立つてゐる  心に読み、誠に気強く感じてゐる  注目を惹いてゐる  対蹠的にありと信ぜられてゐる  ことに気がついてゐる  条件に恵まれてゐる  決意をもつてゐる  意識的にさうしてゐる  ものは、恐らく疾くに気がついてゐる  要素から成立つてゐる  点検にかからうとしてゐる  そこここにゐる  覚悟でゐる  精神が取り入れられてゐる  鍛錬を経て来てゐる  研究を続けてゐる  いふ言葉を投げかけてゐる  新劇俳優の歩かうとしてゐる  われわれの目指してゐる  嘆声をひとしく漏らしてゐる  世界はやや限られてゐる  仕事を続けてゐる  第一歩を踏み出さうとしてゐる  今日目指してゐる  成長をさへ拒まれてゐる  ことを沢山もつてゐる  それより進んでゐる  十ぐらゐは出てゐる  顔に刻まれてゐる  目的を抱いてゐる  蔭ながら念じてゐる  観客をもつてゐる  盛況を呈してゐる  衷心、悦んでゐる  われわれの求めてゐる  作品中に描かれてゐる  うち現在計画されてゐる  こと、などが考へられてゐる  読者をもつてゐる  友人がゐる  恋人にしてゐる  盛んにならうとしてゐる  機運を示してゐる  実験劇場が与へられようとしてゐる  低下させてゐる  ニュースが伝へられてゐる  どれだけ進んでゐる  周期を経て繰り返されてゐる  いふ時機にぶつからうとしてゐる  だんだん狭められて来てゐる  見物を引いてゐる  紹介されてゐる  争つてみなくてもわかつてゐる  三幕を書いてゐる  強ひて解りよく書かうとしてゐる  ら結びつけようとしてゐる  飛躍を目指してゐる  鍵盤を叩いてゐる  轍を踏み入れてゐる  一点を指して進んでゐる  異へてゐる  ぶつ倒れて、唸つたりしてゐる  恋に酔うてゐる  意見を異にして争うてゐる  空に競うてゐる  看板がかかげてゐる  転化をしてゐる  席捲してゐる  意気で書いてゐる  機会を逸してゐる  フレキシビリテイに富んでゐる  心的状態にでも立ち至つてゐる  それを覚えてゐる  小品を相当書いてゐる  人間の考へてゐる  精神的に生きてゐる  それは、病んでゐる  共同で借りてゐる  殺風景にしてゐる  なにかを読んでゐる  朝から晩までからだを縛られてゐる  毎日、かうして寝転んでゐる  神谷はまだゐる  安らかにのびのびと睡つてゐる  記憶に灼きつけられてゐる  据ゑて働いてゐる  窓からのぞいてゐる  下に佇んでゐる  ものを選んでゐる  荷物で散らかしてゐる  渦にしばらく見とれてゐる  音を叩いてゐる  夫婦がゐる  木塀がめぐらされてゐる  浮浪児がごぞごそしてゐる  陽ざしが虚しく流れてゐる  何かを祈りつづけてゐる  人々にもよく知られてゐる  考へ耽けつてゐる  顔もゐる  山を眺めて歩いてゐる  引続いてゐる  路をひとり歩いてゐる  作業をしてゐる  至難とされてゐる  文学的表現に達してゐる  剣術ぶりぢやとながめてゐる  美学をもつてゐる  能力を恵まれてゐる  条件を与へられてゐる  伝統的制約を脱してゐる  小説的自由さを与へられてゐる  子供臭くできてゐる  若い人達が沢山ゐる  於いて寧ろ甚だ遅れてゐる  ものを目がけてゐる  比較にならぬほど優れてゐる  雰囲気をもつてゐる  ことが沢山ぬけてゐる  失つて倒れてゐる  のだらうと考へてゐる  想像能力をも超えてゐる  宿命へまで結びついてゐる  脳そのものをやられてゐる  予定されてゐる  自分はもう死んでゐる  宿命に結びついてゐる  自分を感じつづけてゐる  根がおろされてゐる  喜劇作者である場合に限られてゐる  立ちおくれてゐる  言はされてゐる  現状について考へてゐる  時代錯誤に陥らせてゐる  國から來てゐる  靈公をまるめ込んでゐる  宋朝とを指してゐる  亂して叫んでゐる  如く地團駄を踏んで喚いてゐる  豐かな女がゐる  己を除かうとしてゐる  手兵を以て禦がせてゐる  此方を見詰めてゐる  此奴なら憶えてゐる  概念してゐる  丸められてゐる  都合よく出来てゐる  六つの演壇が出来てゐる  反応させてゐる  遠景まで続いてゐる  日をどう考へてゐる  業務として考へてくれてゐる  つて約束されてゐる  格調がととのひすぎて、つめたく取澄ましてゐる  的を射すぎてゐる  彼を見馴れてゐる  影りかけてゐる  つぶつてみたが、疲れてゐる  休業してゐる  時から植ゑつけられてゐる  ひつそり抱いてゐる  使用人もゐる  海水小屋がぽつりぽつりと立つてゐる  砂が乾いてゐる  片つぽが落ちてゐる  青ずんで、ところどころ剥げ落ちてゐる  さらされて黒ずんでゐる  水がはねかつてゐる  香りたかくこもつてゐる  言つて悪ければ、生きてゐる  恰好でじつと眠りつづけてゐる  小柄で、一層しなび疲れてゐる  幻にうかされてゐる  胸をはずませてゐる  楯にしてゐる  半ばには少なくも達してゐる  ざつと二三百ほども並んでゐる  笑ひを含んでゐる  玄関先でしてゐる  俥に乗つてゐる  後を見送つてゐる  心を悟つてゐる  末を投げてゐる  無に動いてゐる  撮影してゐる  なほ續いてゐる  紅葉かつらぎむかへまつらふ山にゐる  茶柱が立つてゐる  湯氣が立ちあがつてゐる  陽が射し込んでゐる  袖なしを着てゐる  そつとつぶやいてゐる  唇をもぐもぐさしてゐる  稻穗を見てゐる  世間でよくいつてゐる  それから暫く群れてゐる  歳月が流れてゐる  からでも掛けてゐる  あなたをしつかりうらんでゐる  金田で待つてゐる  つたなりをしてゐる  こまめにしてくれてゐる  うごかしてゐる  とこに坐つてゐる  海産問屋をしてゐる  匂ひがしてゐる  呆んやり眺めてゐる  店で暴れてゐる  眼は眩んでゐる  魂が動いてゐる  踏破してゆかうとしてゐる  万歳を唱えてゐる  野球をしてゐる  悪戯者だと睨まれてゐる  振りでもしてゐる  用事があるからと呼んで置きながら、来て見れば黙つてゐる  余地がないので困つてゐる  からう、何故黙つてゐる  自分が黙つてゐる  先生によく似てゐる  木の葉が、散つてゐる  記憶の向ふに薄れてゐる  蓄へられてゐる  誰かに零してゐる  主張をもつてゐる  ものを欠いでゐる  表紙を憶えてゐる  向方に薄れてゐる  誰かに滾してゐる  幾羽も浮んでゐる  宿を示してゐる  手巾を持つたりしてゐる  酒臭い息を吐いてゐる  窓の開いてゐる  寢床に就いてゐる  保養に出てゐる  彼等に与へられてゐる  方向を見定めかねてゐる  事情に通じてゐる  顔を顰めさせられてゐる  問題として見逃されてゐる  たいものをもつてゐる  はつきり掴んでゐる  風韻を欠いてゐる  多くもつてゐる  阪中君は怒りながら愛してゐる  成長を楽しんでゐる  ものを続けてゐる  僕がまだ寝てゐる  続出してゐる  者もゐる  英布が出てゐる  書き方が頗る振つてゐる  作者と見なしてゐる  自分では考へてゐる  崇拜を捧げてゐる  期待で逃さず読んでゐる  抜書してゐる  いつまでも記憶してゐる  幼時から忘れるでも忘れぬでもなく、はなれないでゐる  私を信じ切つてゐる  彼が遣りかけてゐる  一安心してゐる  人通を歩いてゐる  赤靴を磨かせてゐる  道楽半分教習所をやらせてゐる  やつてくれてゐる  病気で臥せてゐる  終つて、帰らうとしてゐる  昼間病院にゐる  髪を染めてゐる  三階にゐる  死を見てゐる  冒かされてゐる  つて物をいつてゐる  ところのものを裏切つてゐる  意味が隠されてゐる  素朴に眺めてゐる  人間が持つてゐる  普通に考へてゐる  確保されてゐる  凡てが陥つてゐる  阿諛なしにいつてゐる  創造するといはれてゐる  誇大してゐる  首を延べて待ち望んでゐる  説卦が主として説いてゐる  状態を示してゐる  部門に限られてゐる  存在し続けてゐる  幾度も叫んでゐる  支持を受け得ないでゐる  アカデミイを設けてゐる  これ努めてゐる  観客層をもつてゐる  目標が与へられてゐる  伝べられてゐる  自ら許してゐる  ことが待つてゐる  のだと勇んでゐる  胸を躍らして思ひ描いてゐる  人だと思はれてゐる  了解が成立つてゐる  ジョンがゐる  少年たちを見送つてゐる  具現されてゐる  時間に追はれてゐる  見物して歩いてゐる  行つて休暇を送らうとしてゐる  ことが欠けてゐる  少女に愛されてゐる  子をいましめてゐる  痛苦にみたされてゐる  基本としてゐる  約束せられてゐる  革命を起すにきまつてゐる  基本につくられてゐる  報酬をもとめてゐる  なほ憑かれてゐる  上に成立つてゐる  汚辱にまみれてゐる  嬉々としてゐる  身上としてゐる  女が動いてゐる  位置を留めてゐる  白眼視してゐる  端に立つてゐる  間に倒れてゐる  土人がゐる  岸に臨んでゐる  拂子を持たせてゐる  水中から頭だけを出してゐる  痩躯こそ恵まれてゐる  大番町にゐる  釣革にぶら下がつてゐる  筋道が立つてゐる  ぴつたり凭せてゐる  ことをしみじみ思ひ浮べてゐる  そりやあ君、分つてゐる  工夫してゐる  行つて暫らく逗留してゐる  必須科目にしてゐる  字書に残らず収まつてゐる  大分弘まつてゐる  泥醉してゐる  ぐつたり倒れてゐる  X2+2aXを持つてゐる  十一時四十七分を示してゐる  バナナをつかんでゐる  不安に悩んでゐる  召集に応じてゐる  無数にゐる  希望の灯をともしてゐる  雅号を称してゐる  看板を書いてゐる  知人もゐる  国旗がひらめいてゐる  げをあたつてゐる  威張りで腰かけてゐる  戦況ニュースが始まつてゐる  声で訊ねてゐる  草花が飾られてゐる  ものを探し集めてゐる  奥さんもゐる  基地も持つてゐる  ハワイをやられて、引込んでゐる  太平洋上を飛んでゐる  電球を取り外してゐる  行つては、又、戻つてゐる  行つたり戻つたりしてゐる  危険にさらされてゐる  敵艦に走つてゐる  水中に没してゐる  相談を始めてゐる  田島町を歩いてゐる  息を吐いて叱りとばしてゐる  サッパリしてゐる  遺言を書き、生きてゐる  それを取り調べてゐる  立派に出来てゐる  二冊も読んでゐる  艫に立ち棹さしゐる  三絃弾きゐる  切り拔いてゐる  頭文字のついてゐる  輕井澤ホテルに陣取つてゐる  莊を借りてゐる  中庭に面してゐる  丁寧にしてゐる  皿が出てゐる  へん愉快さうにしてゐる  お祖母さんに似てでもゐる  孫に似てゐる  ヴェランダから見てゐる  一つだけがぽつんと咲いてゐる  足を撫でてゐる  ポオタア君がいきまいてゐる  孃さんとが立つてゐる  から無精髭がだいぶ伸びてゐる  ここでしてゐる  二三十年前からかかつてゐる  顏をかくしてゐる  下から金髮のはみ出してゐる  うに散歩してゐる  無精髭を生やしてゐる  丈高く伸びてゐる  莊にゐる  アイスクリイムを食べてゐる  芹ばかり食べてゐる  中をちらほら歩いてゐる  エトランジェが立つてゐる  ベレ帽をかぶつてゐる  西洋人たちもゐる  ために立つてゐる  何を、待つてゐる  妻はもう休んでゐる  流行歌などをうたつてゐる  半分開いてゐる  チェリイをすつてゐる  窓際へ行けばきつとよくなると信じてゐる  やつぱり黙つてゐる  魂は死んでゐる  逍遙ってゐる  怡びを湛へ、ざわめき合ってゐる  本なんか讀んでゐる  破片が散らばつてゐる  テニスをしてゐる  熱心にさがしてゐる  たくさん羊齒の生えてゐる  クロロフォルムを嗅がされてゐる  仲を保つてゐる  天ばかり眺めてゐる  筒先を動かさうとしてゐる  大騒ぎをしてゐる  貴婦人がゐる  天文学者がゐる  兵士もゐる  才分に恵まれてゐる  御者台にゐる  爽かさとを兼ねてゐる  線を滲ませてゐる  あれが起つてゐる  カーツとほてつてゐる  隅にこびりついてゐる  何となく碌々としてゐる  吾家をあけてばかりゐる  夜を徹してゐる  棍棒を振つてゐる  彼は、凝つとしてゐる  自転車から唇を震はせてゐる  此間から注意してゐる  妻が寝てゐる  つて放つてゐる  暗記練習をしてゐる  障子を眺めてゐる  代りを努めてゐる  我慢は超えてゐる  五つ六つ点在してゐる  不安を慮つてゐる  何処に潜んでゐる  恐怖が伴うてゐる  朝の光りを浴びながら歩いてゐる  朝陽を浴びてゐる  洞穴に忍んでゐる  ものが走つてゐる  絶れてゐる  二人もゐる  風で呟いてゐる  鉄砲ばかり打つてゐる  神経衰弱に罹つてゐる  飼にしてゐる  二つばかり載つてゐる  想像から來てゐる  蒼空を飛んでゐる  磨きがかけられてゐる  説明しようとしてゐる  作品を生き生きとさせてゐる  裏打ちにしてゐる  さを獲ち得てゐる  人目につかずにゐる  手をこまぬいて眺めてゐる  あなたは食べてばかりゐる  四五匹這ひあがつてゐる  せいせいついてゐる  ものとはつい知らずに過ごしてゐる  発表をしてゐる  ひだ適用を許されてゐる  国ではかなり進んでゐる  一般化されてゐる  賑はひを示してゐる  実験台をも勤めてゐる  やうにきらめかせてゐる  魚鱗をきらめかせてゐる  尻尾をひろげて歩いてゐる  態をとどめてゐる  面影をとどめてゐる  洗煉に達してゐる  ダイヤモンドを嵌めこんでゐる  使用が許されてゐる  衣裳で歩いてゐる  反乱はまだ続いてゐる  日本にはかけてゐる  退歩してゐる  卒業して来たと考へてゐる  確立されてゐる  基礎にならんとしてゐる  実験報告書であると論じてゐる  方法を論じてゐる  撮影しようとしてゐる  決定性をかたく信じてゐる  自由自在にはたらいてゐる  批難してゐる  力を認めてゐる  実験化学を有してゐる  法則がはたらいてゐる  決定性がはたらいてゐる  絶対的決定性をもつてゐる  毎日変へてゐる  ものに甘んじてゐる  小説について論じてゐる  征服するであらうとかたく信じてゐる  ひとり茶を飲んでゐる  底力を示してゐる  静かに聳えてゐる  何か映つてゐる  枝は吹かれてゐる  薫りを嗅いでゐる  少女を映してゐる  煙を動かしてゐる  わたしに似てゐる  一つ落ちてゐる  用意ばかりしてゐる  今頃鳴つてゐる  頭低く丸くなりて臥しゐる  それからうつらうつらしてゐる  肥つた者がゐる  さへぐらぐらしてゐる  得ばかりしてゐる  甲板に立つてゐる  二百年くらゐはたつてゐる  示唆を含んでゐる  日が待つてゐる  男が借りて待つてゐる  匂ひを、覚えてゐる  間に認めてゐる  文筆生活を続けてゐる  ことだけを余程案じてゐる  云つたつて区役所から何から何まで焼けたり死んだりしてゐる  ッ先に死んでゐる  上から日本海を見下してゐる  島影を見て泳いでゐる  三十二哩といはれてゐる  二十二三分で泳いでゐる  新潟にゐる  つて五六分ジッとしてゐる  女の子でも働いてゐる  歴々と覚えてゐる  五分間ぐらゐ我慢してゐる  スコップで掘つてゐる  人一倍死を怖れてゐる  ことがバカげてゐる  思つて呆気にとられてゐる  水風呂にもぐりこんでゐる  どこに寝てゐる  海に燃えてゐる  通達してゐる  福音を説いてゐる  破壊を待つてゐる  鍵が秘められてゐる  今日想像せられてゐる  みんな気違ひにならうとしてゐる  何事もできると考へてゐる  一人前になるだらうと考へられてゐる  感動を忍ばせてゐる  使役に馴らされてゐる  わけが分つてゐる  この世をどう考へてゐる  つて禁制せられてゐる  お前は考へてゐる  人々が待つてゐる  少年を見てゐる  マリヤに似てゐる  迷ひゐる  情熱を抑へつけてゐる  うにはしてゐる  搖曳し出してゐる  長篇小説の持つてゐる  主題をなしてゐる  らが一寸出てゐる  お前が尋ねてゐる  泡を吹いてゐる  砂地に建つてゐる  つた生活をしてはゐる  孤独性をもつてゐる  ところはよく似てゐる  懸命に信じまいとしてゐる  風は吹いてゐる  独り歩きをしてゐる  合唱をかし処にしてゐる  恋人叢にゐる  古代が遺つてゐる  語が含まれてゐる  沖縄本島にも充ち満ちてゐる  其でも懲りずに、まだ書いてゐる  はけ口を探し出してゐる  あはれに匂うてゐる  作つたやまと歌が載つてゐる  神聖視せられてゐる  其から年数がたつてゐる  考へが這入つて来てゐる  やつぱり先から言うてゐる  言ひまはしと考へられてゐる  混乱から出てゐる  休息を伴うてゐる  観察が行き届いてゐる  同様に見てゐる  使女としてゐる  蝶だと思うてゐる  瓠から出たと解せられてゐる  死を免れてゐる  ちはやぶるとも言うてゐる  具体的なのに、対してゐる  神と解せられてゐる  対照してゐる  水を使うてゐる  姑のゐる  のかと思うてゐる  ひいきを受け合うてゐる  隷してゐる  奇麗に咲いてゐる  ハンモツクから寝てゐる  日ばかりを送つてゐる  風にばかりしてゐる  内容は忘れてゐる  ブツブツものをいひながら、立ちつくしてゐる  寒子の描きかけてゐる  ホテルをしてゐる  女達の食べてゐる  女が住んでゐる  小道を降りてゐる  醗酵して来るのに、歩いてゐる  笑ひこけてゐる  カクテルを呑んでゐる  パリにゐる  財産家に生れてゐる  楽しみに描いてゐる  展覧会場にゐる  ミツシヱルも困つてゐる  青年がたふれてゐる  花が並んでゐる  裸体をでも描いてゐる  神として考へてゐる  解釈しなほさうと考へてゐる  示唆されてゐる  切つて腰を掛けてゐる  状態を眺めてゐる  其様子を見守つてゐる  輪廓を描いてゐる  ポーズを執つてゐる  絶叫されてゐる  サンダルでも穿いてゐる  窓から糸をたぐり寄せられてゐる  遊びを繰り返してゐる  仇名してゐる  顔を歪めてゐる  僕に惚れてゐる  仇名を持つてゐる  馬に似てゐる  調子で繰り返されてゐる  目白おしにつまつてゐる  濛々と渦巻いてゐる  手入れをしてゐる  道を塞がうとしてゐる  穴を塞いでゐる  グラスを傾けてゐる  どぎまぎとしてゐる  椅子に腰かけてゐる  頭にのこつてゐる  一方ばかりを凝つと眺めてゐる  蒲団に寝てゐる  頭もろとも潜り込んでゐる  意味も解らずに続いてゐる  兵古帯などを締め直してゐる  あたりが尖つてゐる  電話してゐる  様子を睨めてゐる  托して息詰つてゐる  町裏を流れてゐる  鴉が降りてゐる  つて時を費してゐる  凭つて凝つとしてゐる  自分で眺めてゐる  誇りを持つてゐる  前から痛感してゐる  止惑ふてゐる  彼方に連なつてゐる  思つて、休んでゐる  鳥籠をかけてねらつてゐる  視線を輝かせてゐる  濛つとしてゐる  武張つた顔を並べてゐる  暮しを続けてゐる  様子を視詰めてゐる  ぱりと待つて呉れてゐる  後ろに靡いたりしてゐる  なかで、はらはらと散り滾れたりしてゐる  妙境に耽らうとしてゐる  気分に遊ばうとしてゐる  上に包まれてゐる  点々としてゐる  仇名がつけられてゐる  いつまでもぼんやりとしてゐる  失敗ばかりを繰り返してゐる  正面を向いてゐる  傍らにひかつてゐる  うちに萌してゐる  水を呑まうとしてゐる  ら子さんの借りてゐる  コクコクと鳴つてゐる  金を急いでゐる  充分に持つてゐる  大概片づいてゐる  売口を探し歩いてゐる  云つて眼をまるくしてゐる  横肥りにまるまるとしてゐる  彫刻を持つてゐる  タクシーに乗らうとしてゐる  ミヽヅクがゐる  ことばかりを繰り返して訊ねてゐる  どぎまぎしてゐる  間違ひが起つてゐる  錯覚を起してゐる  ミヽヅクをおさへてゐる  広場に溢れてゐる  涙に掻き暮れてさめざめとしてゐる  抽出に這入つてゐる  全身が映つてゐる  セリフを吐いてゐる  さつきからこつちは待ちくたびれてゐる  鏡を眺めてゐる  姿が映つてゐる  科白をとり交してゐる  閑吉はにやりとしてゐる  閉ぢたり開いたりしてゐる  煙草などを喫してゐる  配けられてゐる  いつまでも突つ立つてゐる  つて太郎さんを眺めてゐる  狂つた気持でも持つてゐる  ぼんやり見てゐる  さまへ、まゐる  つて生えてゐる  一間に据わつてゐる  台所とから成り立つてゐる  今据わつてゐる  波だけが見えてゐる  灌いでゐる  疎らに立つてゐる  やうに聞えてゐる  基線にして見てゐる  心が澄み切つてゐる  性命にしてゐる  何物かに策うたれ駆られてゐる  齷齪してゐる  策うたれ駆られてばかりゐる  役から役を勤め続けてゐる  行つて浮いてゐる  舞台でしてゐる  先づ故郷で待つてゐる  言つてよこされてゐる  湊合してゐる  三期を立ててゐる  錯迷を破つてゐる  翼成してゐる  丈善く造られてゐる  世界は依然としてゐる  自白してゐる  自我を残してゐる  丈悪く造られてゐる  Taifunなんぞに現れてゐる  萌芽をも持つてゐる  方が好いとしてゐる  事を書かせようとしてゐる  改良しようとしてゐる  なつて行くのに、逐うてゐる  中に尋ねてゐる  震慄しながら歩いてゐる  世にもてはやされてゐる  根拠にして論じてゐる  無意識哲学から出てゐる  のを説いてゐる  皆書物にしてゐる  交通を絶つてゐる  彼が生きてゐる  保菅してゐる  翫んでゐる  動揺を見てゐる  見当は附いてゐる  病原菌だけは知られてゐる  未来に属してゐる  翁は送つてゐる  誰でも知りぬいてゐる  廿八号で語られてゐる  使ひ続けてゐる  どれだけゐる  活されてゐる  未来が待つてゐる  熟知されてゐる  背後まで濃く動いてゐる  考証家に堕してゐる  気持が溢れてゐる  もの静かに漉いてゐる  和紙を讃えてゐる  さから来てゐる  さを見つめてゐる  叡智が含まれてゐる  村が立つてゐる  湖に注いでゐる  岩角にかけてゐる  きたへてゐる  河口へ注いでゐる  下で立つて見てゐる  恵みが滲み出てゐる  いや美しくしてゐる  傍にゐて見知つてゐる  鬘を脱いでゐる  口を動かせてゐる  末席に腰掛けてゐる  顔を拭いてゐる  詰め寄せて掛けてゐる  独り腰掛けてゐる  から、さうしてゐる  聞へてゐる  講義を続けてゐる  其処にうろついてゐる  つて雑談に耽つたりしてゐる  天井を視詰めてゐる  つて君がジリジリしてゐる  フツトボールを蹴つてゐる  なつて駆けてゐる  何か怒鳴つてゐる  立見場で待つてゐる  嘘ばかしついてゐる  心が離れてゐる  山村に話してゐる  此方はもうすつかり参つてゐる  生活ばかりしてゐる  つて私達は歩いてゐる  加減が悪いとかで寝てゐる  やうに思はせてゐる  ことでもしてゐる  つて此方へ来てゐる  照子と話してゐる  正面から動いてゐる  滅茶苦茶にしてゐる  小説に現れてゐる如くさんざんに弄れてゐる  気持がひねくれてゐる  つて息を吹きかけてゐる  ちやんが考へてゐる  真似事でもしてゐる  ねばねばしてゐる  叔父はケロリとしてゐる  処方を書いたりしてゐる  叔父は持つてゐる  チビチビ甜めてゐる  厭にソワソワしてゐる  前から焦ら立つてゐる  つて手当をしてゐる  ちやんとうまく出来てゐる  者にでもしてゐる  思つて入院してゐる  ことばかし繰り反してゐる  軽蔑しようとしてゐる  ぼんやりと蒼白く瞬いてゐる  私がおとなしく聞いてゐる  赤に変りながら瞬いてゐる  下にぽつと滲んでゐる  やうにしよつちゆう飲んでゐる  ヅキヅキと痛んでゐる  やうに見へても、慣れてゐる  心はしつかりしてゐる  空へ挙げてゐる  月のかがみはあのよるをうつしてゐる  うたがひびいてゐる  憩んでゐる  溝がひかれて過ぎてゐる  収穫ははじまつてゐる  眺めを楽しんでゐる  孟宗がしだれてゐる  こまかな光りを反してゐる  盃をさしつけてゐる  心配をして歩いてゐる  朧げに覚えてゐる  紳士はどうしてゐる  単行本も出てゐる  私はどんなに苦しんでゐる  特徴附けてゐる  智慧を示してゐる  誇張して語られてゐる  私はいはうとしてゐる  ところをもつてゐる  問題につながつてゐる  法則であると考へられてゐる  それは生きてゐる  さへもが共にしてゐる  現在に生きてゐる  半ば死んでゐる  表象されてゐる  過去は、生きてゐる  種々に論じられてゐる  胃をもつてゐる  不幸に充ちてゐる  幸福を求めてゐる  剩に苦しむともいはれてゐる  抹殺されようとしてゐる  流用されてゐる  點に懸つてゐる  倫理學から抹殺されようとしてゐる  歴史は示してゐる  容赦なく不道徳として貶せられてゐる  懷疑が生きてゐる  パスカルは書いてゐる  情念に基いてゐる  なほ生きてゐる  懷疑に負うてゐる  神にあるといつてゐる  どこにあるかを示してゐる  ために待つてゐる  自然が流れ込んでゐる  形をもつてゐる  空間的に止まつてゐる  つて生ずると考へられてゐる  來しばしば語られてゐる  教育的價値をもつてゐる  環境から規定されてゐる  ことに基いてゐる  力に基いてゐる  權威をもつてゐる  超越的傾向を示してゐる  處世法が示されてゐる  結び附いてゐる  ために許されてゐる  敵である傲慢に堕してゐる  譽心をもつてゐる  獨自性を失はないでゐる  譽心にとどまつてゐる  情熱をもつてゐる  やうにいはれてゐる  永遠を考へてゐる  永遠に關係附けられてゐる  人間的にされてゐる  ものにされてゐる  倫理的意味ほど多く忘れられてゐる  混同されてゐる  單純性を示してゐる  永續性をもつてゐる  表はさないで憎んでゐる  ものに結び附いてゐる  ままにまかされようとしてゐる  體操を心得てゐる  神經質にしてゐる  性質を失はうとしてゐる  所にしてゐる  關係附けられてゐる  數のものに繋がれてゐる  虚無を抱いてゐる  眞理が含まれてゐる  誘惑にしばしば負けてゐる  體として超えてゐる  愛に根差してゐる  ものを目差してゐる  のに似てゐる  成功として考へてゐる  成功と同じに見てゐる  關心でゐる  權力を持つてゐる  對談してゐる  つて話してゐる  事實によつて示されてゐる  嗜好をもつてゐる  ものにもとづいてゐる  處に繋がれてゐる  處にゐる  對質させられてゐる  責任を引受けてゐる  歴史と呼んでゐる  世間も信じてゐる  困難であるかを示してゐる  期待されてゐる  上になり立つてゐる  誇りにさへもしてゐる  理論が作られてゐる  所有されてゐる  健康が失はれてゐる  形而上學的原理を含んでゐる  秩序であるといつてゐる  今日最も忘れられてゐる  換へなければならぬといはれてゐる  やうに記されてゐる  智慧が含まれてゐる  ことができないでゐる  心理的性質そのものを示してゐる  結局自分自身に止まつてゐる  ことができ、またしばしばさうなつてゐる  思想としてもつてゐる  模範的に示されてゐる  力をさへもつてゐる  ことは、ただ生きてゐる  混合されてゐる  常識のもつてゐる  却つて忘れられてゐる  效用をもつてゐる  かばふためにことさら述べられてゐる  熱情をもつてゐる  それ自身においてもつてゐる  道徳的にまさつてゐる  徳をもつてゐる  單に、働いてゐる  對する遊んでゐる  對立させられてゐる  結局娯樂であると思はれてゐる  間違つた觀念が生じてゐる  ものの持つてゐる  我々は生きてゐる  限り希望を持つてゐる  確かさは持つてゐる  保證されてゐる  乘つて動いてゐる  ことが全くよく知られてゐる  前提されてゐる  從つて人生を生きてゐる  日常交際してゐる  私もまたさう信じてゐる  獨自性をもつてゐる  規則的關係に立つてゐる  中で課せられてゐる  やうに続けてゐる  注目を惹かず、長く埋れてゐる  なかにすわつてゐる  脊をもたせてゐる  明りがさしてゐる  窓からわづかにもれてゐる  今すわつてゐる  世界だけが持つてゐる  内部に坐つてゐる  さつきから待つてゐる  立場におかれてゐる  眼鏡のかげにかくされてゐる  うつろに見ひらかれてゐる  口元などを見てゐる  生活を強ひられてゐる  ものを孕んでゐる  やうに強ひられてゐる  世界にのみ生きてゐる  安全をばかり考へてゐる  假面のかげにかくされてゐる  つて仕事をしてゐる  やうに眠られないでゐる  ものも沈んでゐる  タンクから引いてゐる  勞を強ひられてゐる  今でもおぼえてゐる  ちよつとのま、考へてゐる  しげにきこえてゐる  しまつたことをおぼえてゐる  戸まどひをしてゐる  一歩手前で生きてゐる  今日どこにでもゐる  一日ぢゆう鳴いてゐる  なかへ入れてゐる  から隔離されてゐる  日がさうしてゐる  内部にうごめいてゐる  むつと怒つてゐる  三十分も坐つてゐる  意味をもつて語られてゐる  居間にあてられてゐる  翌日から古賀は、遊んでゐる  空想し、たのしんでゐる  畠に出てゐる  いま古賀がゐる  呼び出しを待つてゐる  彼女に感じてゐる  つてなかにゐる  うすい蓙一枚をしいてすわつてゐる  囘想に浸つてゐる  人間によつてまはされてゐる  なつてのこされてゐる  街路をあるいてゐる  番号がついてゐる  ホームで待つてゐる  富士を見てゐる  何のにほひかと考へてゐる  火を見ないでゐる  クツシヨンだけが燃えてゐる  二遍は讀み返してゐる  うちに立つてゐる  驚きかたをしてゐる  日本海と続いてゐる  上機嫌だつたのでおぼえてゐる  語氣を含んでゐる  歌風を見てゐる  理會してゐる  迷執してゐる  歌人などの漠然と考へてゐる  なつて働きかけてゐる  観察眼をもつてゐる  評価されてゐる  何一つ成功してゐる  成功しようとは心掛けてゐる  評言を待つてゐる  演劇論をもつてゐる  意味に解してゐる  文学ははじまつてゐる  屹度影響してゐる  机にむかつてゐる  大人とが住んでゐる  権利を与へられてゐる  子供達がゐる  半ば餓えてゐる  自分の子供達に就いて持つてゐる  隔離されてゐる  センテイメンタリストと看做されてゐる  下役達がしてゐる  タガンカ監獄にゐる  附属物が沢山ゐる  疎略にされてゐる  事を許されてゐる  閉ぢ込まれてゐる  邪魔されてゐる  子供等の飢えてゐる  中に巻きこまれてゐる  後戻りさせてゐる  鰭を休めてゐる  上田秋成が書いてゐる  それを引き離して書いてゐる  手法が澄んでゐる  背後に響いてゐる  ユーモアに包まれて寫されてゐる  整つた感じを持つてゐる  作用をしてゐる  氣持を書いてゐる  前書に書いてゐる  物されてゐる  八木氏等の出してゐる  合つて原因してゐる  作品を貫いてゐる  筆觸で書かれてゐる  秀れてゐる  蜜蜂を生かしてはゐる  決意を示してゐる  機会にぶつつかつてゐる  最善を尽してゐる  活動を眺めてゐる  感傷に終始してゐる  上に、立つてゐる  基調を置いてゐる  中から生れて来てゐる  其神道説を割り出してゐる  神道だ、と心得てゐる  敵だとしてゐる  特異に定められてゐる  研究に止まつてゐる  昔から使はれてゐる  人々も試みられてゐる  天井でつかへてゐる  何処から来てゐる  影の、こびりついてゐる  宿命的につき纏うてゐる  研究は積まれてゐる  底から感得したと思うてゐる  漂流してゐる  無条件に従うてゐる  もの、と信じてゐる  予断されてゐる  高所から垂下してゐる  意味に転じてゐる  垂下してゐる  統一を極めてゐる  信仰を伝へてゐる  語義に叶うてゐる  展開させて来てゐる  字を以て表されてゐる  合理説が這入つてゐる  言を宣り伝へてゐる  藤原から来てゐる  其処から出発してゐる  奉答されてゐる  風に解せられてゐる  出立して来てゐる  宣べたものとみられてゐる  上から、来てゐる  発想語が見えてゐる  天と地と直通してゐる  思想から、出てゐる  一部では見られてゐる  昔を残してゐる  無視せられてゐる  頭脳に根深く這入つてゐる  繋けられてゐる  皆長生してゐる、とせられてゐる  熊野から来てゐる  観音信仰から出てゐる  信仰的に認められてゐる  其蔭に隠れてゐる  称呼を生んで来てゐる  神とは離して考へてゐる  其処から生れて来てゐる  祖神と考へられてゐる  此事実から出てゐる  連続して表されてゐる  且直接にしてゐる  解説せられてゐる  意味が、常に伴うてゐる  若者がゐる  道徳的に優れてゐる  礼儀が失はれてゐる  礼が欠けてゐる  苦痛にしてゐる  みんな宗教的情熱を欠いてゐる  義人のゐる  情熱を持つてゐる  点において欠けてゐる  神を信じてゐる  神を得ようとしてゐる  そこに示されてゐる  漂蕩し、棚引いてゐる  性質の、混じてゐる  それを容れてゐる  神話に現れてゐる  祖先として考へてゐる  風にも考へてゐる  神皇産霊神たちを申してゐる  組織するに努めてゐる  事件は突如として起つてゐる  仮寓してゐる  毬がまだ青く揺れてゐる  遊びほれてゐる  ヒクヒク動いてゐる  バタバタさしてゐる  男根をビクビクと息づいてゐる  神秘的直感力を有してゐる  血書してゐる  衰へきつてゐる  くつきりと白く咲いてゐる  やうに漂うてゐる  腰から泌み出てゐる  物がたつてゐる  侮蔑とに輝いてゐる  声で謡うてゐる  身毒は、黙つてゐる  師匠のゐる  復、聞かされてゐる  顔もえあげないでゐる  林が塞いでゐる  両側に聳えてゐる  耳もと迄来てゐる  けが、依然として囲んでゐる  これかと考へてゐる  うつされたと考へてゐる  要素を失はないでゐる  訓育に負うてゐる  女とが並んで坐つてゐる  老人が立つてゐる  そこに寝てゐる  兎に角通じてゐる  争をしてゐる  将に尽きんとしてゐる  つて唱へられてゐる  ブウルヴァアル俳優を求めてゐる  ピエエル・マニエを求めてゐる  ブリュレを求めてゐる  プランタンを求めてゐる  空気に満ちわたつてゐる  休息を求めてゐる  音してゐる  まま倒れかかつてゐる  消毒されてゐる  照り耀いてゐる  冒頭に出てゐる  巻物一巻をひろげてすつくと立つてゐる  珍らしく生えてゐる  ありありおぼえてゐる  かさにつるされてゐる  度びに汽車から見てゐる  あなた方の描いてゐる  半分そこから受継いでゐる  童貞でゐる  同業でゐる  研究所にゐる  原稿が書けないでゐる  浅野造船に出てゐる  専念されてゐる  非難にはなつてゐる  知らないで見てゐる  さが欠けてゐる  或る女に申込んで、疲れてゐる  踊りに来てゐる  一晩中卓子に坐つてゐる  普通第一線と呼ばれてゐる  占領地区を脅かしてゐる  使命をもつてゐる  役割を負ふてゐる  数万と称せられてゐる  前方に出てゐる  東奔西走してゐる  一般に知られてゐる  遂行を期してゐる  感服せしめてゐる  十分廻りかねてゐる  国民一般が知らずにゐる  講習をしてゐる  ちやんとできてゐる  それを妨げてゐる  つて占められてゐる  雰囲気に適してゐる  彼等が少しばかり拗ねてゐる  私はにらんでゐる  八十人もゐる  大食は否応なしに封じられてゐる  情痴作家とよばれてゐる  女坂口安吾とよばれてゐる  女流情痴作家がゐる  情痴作家ときめこんで来てくれてゐる  情痴を書いてゐる  わがままと履きちがへてゐる  慟哭に立たされてゐる  魂に充たされてゐる  あべこべに縛りあげられて、助けてくれ、と泣いてばかりゐる  評価だらうと考へてゐる  見事に化けてゐる  怪にぶつかつてゐる  三室から出来てゐる  人達の住んでゐる  拙宅が建つてゐる  書物が雑然と置かれてゐる  中に埋まつてゐる  つて買ふことにしてゐる  遺漏なく集めようとしてゐる  本も集め出してゐる  文献を集めてゐる  府県で出してゐる  美術関係のものをも集めてゐる  買ふことにしてゐる  貰つてもゐる  一生懸命で集めてゐる  一揃ひだけ持つてゐる  ルパシュカだけ着てゐる  ルパシュカを着てゐる  十分慣れてゐる  題目が掲げられてゐる  センスが働いてゐる  教訓を含んでゐる  展かれてゐる  悪魔と住んでゐる  ぶん甘つたれてゐる  頬にふれると、泣いてゐる  肉体をだきしめてゐる  水をだきしめてゐる  腰も、痩せてゐる  私の愛してゐる  つて静かに許されてゐる  本能的に叫んでゐる  影を抱いてゐる  嘘をつきすぎてゐる  壁にもたれてゐる  果物を食べつづけてゐる  潜つて貝殻をひろつてゐる  征服してゐる  買つて隠しに入れてゐる  迫つて来てゐる  浴槽に多少似てゐる  鰐がゐる  やうに動かずにゐる  持主が息張つてゐる  鰐を持つてゐる  なつて喜んでゐる  誰に似てゐる  彼に似てゐる  忍笑をしてゐる  人とがひどく似てゐる  真面目でゐる  我を忘れて叫んでゐる  やうに吠えてゐる  要求を繰り返してゐる  動物を置いてゐる  様子を売つてゐる  気に掛けてゐる  七ルウベル借りてゐる  顔を写して見てゐる  肘を貸してゐる  ぼんやりして坐つてゐる  彼此話してゐる  主人は坐つてゐる  なつてゐるかに極まつてゐる  詞を聞いてゐる  詞を待つてゐる  涙を浮べて待つてゐる  機嫌好くしてゐる  通暁してゐる  留守宅にゐる  輻湊してゐる  派遣せられてゐる  僕は立つてゐる  機嫌好く暮してゐる  たしかに健康でゐる  何を食べてゐる  自由に就いてはどう考へてゐる  焼餅焼がゐる  虚無主義者がゐる  皆窮境にゐる  あいつ等が持ち上げてくれるに極まつてゐる  腹の中にゐる  料簡でゐる  事は心得てゐる  物案じをしてゐる  気の散つてゐる  名を付けてゐる  エレナに頗る気に入つてゐる  三人一しよに這入つてゐる  手から手へ渡されてゐる  右左にゐる  換て見ようとしてゐる  只寂しく暮してゐる  田圃道を歩いてゐる  半分埋めてゐる  磊磊してゐる  火のうへにゐる  頼りにして生きてゐる  肉胞などを取つてゐる  青年のゐる  芝居を見たりして遊んでゐる  遠くから興行先きへついて来てゐる  日の出新聞にゐる  塾にゐる  旅をつづけてゐる  鑑賞してゐる  葉がそよいでゐる  家内のまだ生きてゐる  ひとり坐ってゐる  やうに侘びてゐる  畑が見えてゐる  緑いろに萌えてゐる  いつまでもこんなでゐる  永遠に美しく輝いてゐる  始まり掛かつてゐる  己は感じてゐる  位を占めてゐる  苦をも受けてゐる  のがうようよ動いてゐる  声を持つてゐる  患者のゐる  日が差し込んでゐる  鼻目金を懸けてゐる  やつぱり外にゐる  教育を受けてゐる  何事をか知らうとしてゐる  黄いろをしてゐる  手の平で丸めて黙つてゐる  皆生きてゐる  妨害せずにゐる  行儀好くしてゐる  冷淡でゐる  食つ附いてゐる  思つて饒舌つてゐるか分からないでゐる  慰みものにしてゐる  程勉強してゐる  床板にへばり附いてゐる  斑点に囲まれてゐる  学士は黙つてゐる  判断し兼ねて、黙つてゐる  やうに閃いてゐる  花もある、しよんぼりと絶え入つてゐる  憂鬱のながれを視てゐる  いま倒れてゐる  扉をあけて廊下に出て、倒れてゐる  証拠を見せてゐる  晩に見てゐる  疾うに時効にかかつてゐる  ところにゆかせられたと覚えてゐる  幾人かがまだ生きてゐる  要点が外れてゐる  意見を求めてゐる  時代に向けられてゐる  発達を妨げてゐる  何が欠けてゐる  権力階級にも見はなされてゐる  言葉の表してゐる  濟ましてゐる  ことなしに眺めてゐる  締切までゐる  何處でも敗けてゐる  欣々としてゐる  無遠慮に眺めてゐる  背廣ばかり着てゐる  社にゐる  糞味噌に貶してゐる  長所ばかりを見ようと努めてゐる  共有してゐる  意志を求めてゐる  樣式を取込んでゐる  新陳代謝してゐる  眼を大きくして呆れてゐる  證據立ててゐる  反抗してゐる  餘程いらいらしてゐる  會話に多少疲れてゐる  高橋の見てゐる  頬を赤くしてゐる  何處までもさう信じてゐる  自分一人で引受けてゐる  病院を開いてゐる  肺病患者の話してゐる  調子で話してゐる  言つて臥轉んでゐる  車夫を呼んでゐる  がれに出歩いてゐる  邊に働かしてゐる  活動寫眞を見てゐる  濟まあしてゐる  てる人間ばかりゐる  一日先と駈けてゐる  方に腰掛けてゐる  批評的考察を含んでゐる  猛火が漲つてゐる  余光を仰いでゐる  それを活かしてゐる  演劇を脅かしてゐる  香りとを含んではゐる  頭をもたげてゐる  精神に合してゐる  対策としてゐる  開拓しようと努めてはゐる  根本条件としてゐる  上では、その生きてゐる  一部を成してゐる  完成されずにゐる  つて生れようとしてゐる  注意線をを引いてゐる  理論は、出来るだけ生かしてはゐる  示唆を受けてゐる  論者の考へてゐる  形式を与へられてゐる  一地点を見出さうとしてゐる  傾向が含まれてゐる  道を示されてゐる  ことは、わかりきつてゐる  羅馬以来現在使はれてゐる  ノスタルジイを感じてゐる  場所がわかつてゐる  影絵に発してゐる  普通に用ひられてゐる  演劇を指してゐる  語から出てゐる  多くの疑ひをもつてゐる  つて高められてゐる  平凡にされてゐる  篇を貫き流れてゐる  魅力が潜んでゐる  人物を描いてゐる  つの生命から成り立つてゐる  露出されてゐる  芸術的魅力に富んでゐる  問題で、いろいろ考へてゐる  一端を示してゐる  消長を示してゐる  濫觴と思はれてゐる  今日存在してゐる  理想としてゐる  根柢を置いてゐる  力点を置いてゐる  意義が潜んでゐる  定義が与へられてゐる  病根の憂ふべきを気づいてゐる  ことに役立つてゐる  所謂傑作と称せられてゐる  先づ見出さうとしてゐる  舞台化しようとしてゐる  戯曲とされてゐる  表現を目ざしてゐる  如く活きてゐる  地位とを与へられてゐる  そこから出発してゐる  時代に生れてゐる  上に築かれようとしてゐる  ぢかに触れてゐる  三周年記念号を出してゐる  一文をのせてゐる  僕の志してゐる  道を励んでゐる  身に感じてゐる  処理されてゐる  楽観的にみてゐる  プログラムも一応できあがつてゐる  一項目が掲げられてゐる  一部門とされてゐる  から背中を向けてゐる  痛切に感じだしてゐる  革命を目指してゐる  なほいはれてゐる  新劇的なりと思ひ込んでゐる  支へとしてゐる  人々を遠ざけてゐる  動機がひそんでゐる  一貫されてゐる  これを見落してゐる  目標を示されてゐる  変へなくてはなるまいと信じてゐる  半減させてゐる  戯曲を書き、また、書かうとしてゐる  創造を目指してゐる  本質を含んでゐる  享け入れに止まつてゐる  幕が切れてゐる  手応へを待ち望んでゐる  本分とされてゐる  特権を獲ようとしてゐる  於て占めてゐる  有閑性をのぞかせてゐる  気分としてのぞかせてゐる  起源だとされてゐる  現象が目立つてゐる  劇場が建てられてゐる  意義が含まれてゐる  演劇的訓練を受けてゐる  社会教育的価値は認めてゐる  計上されてゐる  効力を生んでゐる  主張したりしてゐる  一歩踏み出さうとしてゐる  歴史とならうとしてゐる  機運をのぞかせてゐる  功罪とをもつてゐる  演劇精神を生かさうとしてゐる  つて作られてゐる  力を捧げてゐる  云ひ切つてゐる  自家撞着が含まれてゐる  歩みを続けてゐる  一半を占めてゐる  人は気づいてゐる  理由を、種々挙げてゐる  スペクタクル的要素が欠けてゐる  誰でも考へてゐる  概念を生じてゐる  前途を暗くしてゐる  早合点をしてゐる  それぞれに心得てゐる  芝居らしく見せかけてゐる  必要とをさへもつてゐる  明らかに示されてゐる  水準を示してゐる  合理化されてゐる  政治を含んでゐる  面目を保つてゐる  時代離れがしてゐる  疎通を欠いてゐる  誤訳指摘をしてゐる  昏迷を来たしてゐる  一般に知れわたつてゐる  名も挙げてゐる  解釈がひそんでゐる  困難であるとされてゐる  蹂躙してゐる  厚意的に書かれてゐる  全然等閑に附せられてゐる  懸念をもつてゐる  修練を積んでゐる  文学的であつたと信じてゐる  味はされてゐる  常識的根本技術に関してゐる  一派に属してゐる  提唱を試みてゐる  動作に在りと考へられてゐる  気もしてゐる  苦痛に感じてゐる  つて企てられてゐる  意図を示してゐる  日本も当然もつてゐる  浸潤してゐる  萎縮させてゐる  羈絆を脱してゐる  低調ならしめてゐる  出現を待ち望んでゐる  作者の観てゐる  自分の観てゐる  習慣を失はずにゐる  着物を裏返しに着てゐる  かすかに現されてゐる  やうに書けてゐる  イメーヂとして描いてゐる  仲介なしに描いてゐる  如何に観てゐる  戯曲が演ぜられてゐる  本道から除外されてゐる  調査を掲げてゐる  上演させてゐる  物してゐる  草稿が遺つてゐる  記録に遺つてゐる  脚色してゐる  世人は大方忘れてゐる  仏頂面を向けてゐる  態度と考へられてゐる  創造が許されてゐる  おろか、その行詰りが既に叫ばれてゐる  定形詩について述べてゐる  分析から生じてゐる  ものに疑ひをもつてゐる  本質に触れてゐる  どこへか消え失せてゐる  弊害をもつてゐる  本質が含まれてゐる  従属的地位におかれてゐる  見物に呼びかけてゐる  劇場にゐる  方法によつてゐる  ことが如何に誤つてゐる  ところから生れてゐる  顫へ、ぴんと張り切つてゐる  転つて聞いてゐる  幾ら貧乏してゐる  ワアワア言はれてゐる  其処に出てゐる  皆這入つてゐる  用事を足し、さうしてゐる  俥屋の持つてゐる  一高座から見てゐる  毎月並べ立ててはゐる  鑑賞されてゐる  目を光らしてゐる  連人と呼んでゐる  情景を伝へてゐる  跼蹐してゐる  演出法であるが如く思ひ込んでゐる  祈願をこめてゐる  仕事を見てゐる  識らず役に立つてゐる  皮を剥いでゐる  高麗剣を佩いてゐる  戸口に垂れてゐる  鎌首をさしのべてゐる  さしこんでゐる  根に蠢いてゐる  鈴のついてゐる  うららかにさしてゐる  きれいな水もながれてゐる  踊つてかけ歩いてゐる  しづきゐる  近所へまゐる  安めてゐる  翻訳においてもまた目だつてあらはれてゐる  喧伝してゐる  無造作に著けてはゐる  眼前に置いてゐる  脳裏に焼きついてゐる  模糊としてゐる  自立してゐる  現在性に富んでゐる  浮彫りされてゐる  立が描かれてゐる  一面が織りまぜられてゐる  デエモンがゐる  いま無意識にもとめてゐる  なかで探してゐる  準備はもうできてゐる  文学にもとめてゐる  感謝をもつて見まもつてゐる  何だか大声に喚いてゐる  枝を伸ばしてゐる  息が絶えてゐる  蓮華が開いてゐる  繼續してゐる  群書類從に出てゐる  贊成をしてゐる  樵談治要に出てゐる  いふ所から來てゐる  院が持てゐる  影響を持つてゐる  其間でいつも困つてゐる  坊さんが握つてゐる  形造つて來てゐる  無限にふくまれてゐる  詩人シヤナアンが寝てゐる  ため死ぬのも馬鹿げてゐる  笑つてゐる、泣いてゐる、燃えてゐる  詩人に掴まれてゐる  暫らく見てゐる  小皿も汚れてゐる  酒も汚れてゐる  味がしてゐる  声をあげさせようとしてゐる  心配なれども探してゐる  藪に熟れてゐる  これは暫く消えずにゐる  心もち突き出てゐる  一人ぐらしをしてゐる  合はせずにゐる  顔には多かれ少なかれ見いだしてゐる  歌人として聞こえてゐる  当り半ばは外れてゐる  王も儲けられてゐる  我もまた許してゐる  しかかつてきてゐる  太子の知りぬいてゐる  胎動がつづいてゐる  前にうかんでゐる  うして見つめてゐる  雨気をふくんでゐる  前から、吹きつづけてゐる  戯むれ走らせてゐる  髪の毛までが、さながら息づいてでもゐる  合はせたり離したりしてゐる  まつたりしてゐる  さつきからじつと見つめてゐる  無心に寝こけてゐる  出し入れしてゐる  蔽ひかくされてゐる  異常をきたしてゐる  三分の一ほどのぞいてゐる  ため一そう事はこんぐらかつて来てゐる  のか、さめてゐる  目が覚めてゐる  前を見つめてゐる  正体もなく寝こけてゐる  お前は死んでゐる  坂を越してゐる  大海人自身がまだ気づかずにゐる  血は濃くながれてゐる  それを幾重にも堅く包みこんでゐる  女に求めてゐる  もの、そして曲がりなりにも得てゐる  本心から求めてゐる  歎賞とによつて、ほとんど占めつくされてゐる  苦痛を堪へてゐる  ろぎもせずにこちらを見あげてゐる  一せいに揺らいでゐる  花が揺れてゐる  薄ずみ色をしてゐる  くつきり浮きたたせてゐる  茎のうへにきりりと咲いてゐる  舞ひくだりしてゐる  両手にかかへてゐる  糸をひいてゐる  毛に戯れてゐる  わたくしに懐いてゐる  つて、唯生きてゐる  発想を持つてゐる  一番宛てはまつてゐる  形を、含んでゐる  要素をも持つてゐる  そば立つてゐる  英語で話されてゐる  七つの窓を持つてゐる  恋人が閉されてゐる  ぼんやり止り木にとまつてゐる  ようと試みてゐる  微笑を洩らしたりしてゐる  極致があると信じてゐる  頃からレビューを見せて仕込んでゐる  口論ばかりして暮してゐる  合の手を入れてはゐる  ミーチャンはゐる  秘策をめぐらしてゐる  文学に生きてゐる  碁に結びつけて考へてゐる  ことに属してゐる  所だと信じてゐる  根幹にして生えてゐる  ケシかけたりしてゐる  芸術的使命を果してゐる  一新形式を組立ててゐる  努力を絶えず続けてゐる  意義が見えてゐる  名義を含んでゐる  此歌によく現れてゐる  義から出てゐる  及してゐる  形式をとり込んでゐる  考へに依つてゐる  役にきまつてゐる  おとなひを新しいと見てゐる  言ひ表されてゐる  現今も考へてゐる  混同がはじまつてゐる  閇から胚胎せられてゐる  屋内が掘り凹められてゐる  間違ひをしてゐる  成女式だと考へてゐる  肯定説を持つてゐる  色彩が出てゐる  素地を持つてゐる  時代を含んでゐる  樂土を考へてゐる  姿で表してゐる  賓客たちに呼びかけてゐる  方に説いてゐる  もの、とばかり考へられてゐる  根としてゐる  点まで留めてゐる  義が含まれてゐる  充分に残してゐる  一括せられてゐる  常套語が出来てゐる  ものよしの原義を見せてゐる  文献を留めてゐる  室町頃から見えてゐる  伝統を称してゐる  大分変つて来てゐる  次第書きしてゐる  出発点を見せてゐる  平民以下に見られてゐる  伝承を将来してゐる  欠点を見てゐる  祖先以来代宣して、今に到つてゐる  神とも伝へてゐる  儘と信じられてゐる  待遇で示されてゐる  此神に絡んでゐる  名が見えてゐる  変化してもゐる  相殺してゐる  信仰に近づいてゐる  規定にまで現れてゐる  部分が、抜きとられてゐる  義を含んでゐる  逆行してゐる  発想せられてゐる  名の畳みかけて述べられてゐる  口頭伝承に根ざしてゐる  柱などを詠んでゐる  交つて来てゐる  名を伝へてゐる  如くにさへ思はれてゐる  名目上適当してゐる  方面を見せてゐる  挿入句などからも出てゐる  時代を極めてゐる  支族だとせられてゐる  基礎中に組み込まれてゐる  表面に出てゐる  事も見えてゐる  つて離れてゐる  本態としてゐる  語部としてゐる  叙事詩よりも遅れてゐる  偽り枉げてゐる  殊に糺されてゐる  扱ひが違うてゐる  影響が沁みこんでゐる  様式を多くとり込んでゐる  不思議に合うてゐる  大家庭小説までも生んでゐる  事実を主としてゐる  尊重して記してゐる  弊ばかり述べてゐる  合体してゐる  資格から違うてゐる  懺悔文から影響せられてゐる  姿だと思うてゐる  融通してゐる  婆を見たと書いてゐる  人を持つてゐる  琵琶法師だと考へてゐる  唱導意識がある、と考へてゐる  交迭期を見せてゐる  つて、隠れてはゐる  から始つたのだと考へてゐる  変改を重ねて来てゐる  方を兼ねてゐる  平民態度に立つてゐる  俤とを残してゐる  日本はそれほど恵まれてゐる  日本のおかれてゐる  日本が目指してゐる  一本ついてゐる  水の上へ出してゐる  なかに刻みつけられてゐる  特質をもつてゐる  眼を放つてゐる  帆船が動いてゐる  から突き出てゐる  僧房生活をしてゐる  浮御堂の立つてゐるので知られてゐる  汀づたひに二里弱離れてゐる  窓から燈火の見えてゐる  大津にゐて詠んでゐる  湖畔に曝してゐる  京にゐる  幾度か行きそびれてゐる  のが見えてゐる  海門山滿月寺といつてゐる  晴としてゐる  霞に包まれてゐる  蔽ふて聳えてゐる  注意してよく見てゐる  峰に分れてゐる  威嚴を示してゐる  つて二つに分れてゐる  斷續してゐる  小波が寄せてゐる  飛瀑が懸つてゐる  のが白く見えてゐる  瀑といはれてゐる  なり大きく見えてゐる  此方に向けてゐる  沈滯してゐる  幽かに見えてゐる  乘り込んでゐる  そへて附いてゐる  ボーイその他の見送つてゐる  一部として映つてゐる  上つて見てゐる  後方にまだ夢みてゐる  影だけ見せてゐる  佐和山の城址も見えてゐる  洪次郎が寝てゐる  蔭から話を聴いてゐる  曝け出してゐる  価値を失うてゐる  芸術を解してゐる  人々の、懐いてゐる  死語復活に努めてゐる  分解叙述してゐる  退化してゐる  拡つて来てゐる  擁いてゐる  捉へてゐると考へてゐる  渾沌とを残してゐる  内にも活きてゐる  日常其内に生きてゐる  復活に努めてゐる  ことが出来なくて、よすがなくさまようてゐる  まつすぐに流れてゐる  月をめでてゐる  中に溺れてゐる  長短を比べてゐる  情熱を漲らせてゐる  辱うしてゐる  等閑に附せられてゐる  批評家を世に出してゐる  湖州を逸してゐる  名をも心得てゐる  論文から成り立つてゐる  さを説いてゐる  さの欠けてゐる  生を営んでゐる  ことに及んでゐる  知つてゐると信じてゐる  都にゐる  晩などはうとうとしてゐる  自炊生活をしてゐる  つて飯を炊いてゐる  鎧戸を下してゐる  吐露してゐる  し笑を含んでゐる  舊觀を保つてゐる  緩和してゐる  頓智をきかせてゐる  聯絡してゐる  實現してゐる  斷行はれてゐる  全市に蒔き散らしてゐる  過大評価は見なれてゐる  翹望が動きだしてゐる  就て述べてゐる  合理性が欠けてゐる  方がバカげてゐる  いふ効果を考へてゐる  あこがれが欠けてゐる  謙虚さが欠けてゐる  自ら潜思してゐる  許容せられてゐる  説教をしてゐる  解説をしてゐる  魂を指してゐる  表裏一体をなしてゐる  自覚が欠けてゐる  戯作性が欠けてゐる  加へられ歪められてゐる  作者が悩んでゐる  真実をのべてゐる  建前としてゐる  具としてゐる  オルソドックスを信じてゐる  見出し主張してゐる  魂胆を愛してゐる  自立自覚せられてゐる  ものが残されてゐる  人なりに生きてゐる  戯作者がゐる  たしかに彼はさう書いてゐる  構はないにきまつてゐる  煙草を売つてゐる  おばあさんが口ずさんでゐる  着物くらゐはきてゐる  門へきて立つてゐる  門外に来てゐる  寒げに立つてゐる  総会所等を含んでゐる  期待せられてゐる  持病が起つて寝てゐる  首領に嫉まれてゐる  英太郎は黙つてゐる  師と仰いでゐる  疎遠にしてゐる  人一倍念入にしてゐる  疑懼に悩まされてゐる  籍にゐる  此頃次第に度重なつて来てゐる  生計を助けてゐる  賄方をしてゐる  けさ奥にゐる  上にすわつてゐる  今毀してゐる  それから宇津木先生はどうしてゐる  挿むやうにして寝てゐる  学を攻めてゐる  枝葉を病んでゐる  窮まつてゐる  彦根にゐる  ぢつとして考へてゐる  棒立に立つてゐる  其儘立つてゐる  其儘端坐してゐる  左券を握つてゐる  沈思してゐる  与党がゐる  此中にゐる  佶が附いてゐる  東町奉行所とに接してゐる  病気引をしてゐる  月番同心支配をしてゐる  東裏にゐる  工事をしてゐる  人家の立て込んでゐる  天神橋はこはされてゐる  橋板を剥がさうとしてゐる  大商人がゐる  角に立つて見てゐる  橋向まで開いてゐる  人家が焼けてゐる  逢つて混乱してゐる  西へ退かうとしてゐる  一人倒れてゐる  大小を帯びてゐる  所々に固まつてゐる  側を離れ兼ねてゐる  顔にうろついてゐる  鑓を持つてゐる  器械的に働いてゐる  京橋口をも兼ね預かつてゐる  同心百人がゐる  同心二十人がゐる  つて加番に取つてゐる  士卒がゐる  到着してゐる  坤に開いてゐる  北向に陣取つてゐる  京橋口が開いてゐる  詰所が並んでゐる  馬印を立ててゐる  巽に開いてゐる  神主をしてゐる  止めようとしてゐる  一同疲れてゐる  さを凌いでゐる  社を見付けて駈け込んでゐる  二皮目が血走つてゐる  どこを踏んでゐる  隙から明かりのさしてゐる  枝を出してゐる  台所とに寝させてゐる  取引をしてゐる  其上親子が放さずに持つてゐる  路次に附いてゐる  陣屋に詰めてゐる  会所に待つてゐる  戸口にゐる  払ひ除けてゐる  脇差は落ちてゐる  人声がしてゐる  水を打ち掛けてゐる  其歯を剥き出してゐる  俯伏してゐる  公にせられてゐる  主人が建ててゐる  時刻の知れてゐる  中間とに、伝へられてゐる  過去を持つてゐる  記憶を持つてゐる  隣してゐる  波煙を見てゐる  煙の噴いてゐる  遠くを歩いてゐる  雲だけが流れてゐる  煙が出てゐる  噛りながら話してゐる  暮れかけてゐる  自殺者が、ウロウロしてゐる  灯を入れてゐる  五目並べなぞしてゐる  徒爾で困つてゐる  下宿させてゐる  雨がしぶいてゐる  ハッカ水が沁みてゐる  電氣もついてゐる  つて遊んでゐる  兩袖でかこまれてゐる  月樣が落ちてゐる  波止場へ並んでゐる  ガツチリしてゐる  ナポリに似てゐる  何かを追ひ求めてゐる  體を沈めてゐると、生きてゐる  靜かで落ちついてゐる  姉妹篇から組み立てられてゐる  意味がわからずにゐる  窺ひゐる  母アさんの生きてゐる  はつきりとさせてゐる  創めてゐる  演劇部と記されてゐる  氣持で見てゐる  口に出してゐる  ナイーヴにいつてゐる  何十年も住んでゐる  遺骨が埋められてゐる  中につつまれてゐる  川風にそよいでゐる  勢ひで橋の下を流れてゐる  連起してゐる  二つにわかれてゐる  世間ずれはしてゐる  歌ひながら歩いてゐる  耶馬渓と称されてゐる  水煙を吹いて流れてゐる  川底からわき出してゐる  おゆるしが出てゐる  中につかつてゐる  のを見つめてゐる  とこへ入れといて下さるにきまつてゐる  きみ、じつとしてゐる  パンを食べてゐる  おなかをすかしてゐる  微笑を続けてゐる  皆んな其処に腰掛けてゐる  ぢつと見つめながら、焦れてゐる  のか、落ちついてゐる  気持で考へてゐる  二十分も立つてゐる  不断主張してゐる  事等の生きてゐる  意久地なしに焦れてゐる  つて、よく忍んでゐる  何時でも考へてゐる  芽をのばさうと心がけてゐる  何時までもしてゐる  子供を離れてゐる  書物を開いてゐる  まねでもしてゐる  彼が遊んでゐる  男が踏みつけられてゐる  ものと極めてゐる  つてゐればゐる  不断忍んでゐる  ふだん抑へてゐる  それは分り切つてゐる  尊敬も持つてゐる  反目が待つてゐる  木が生えてゐる  孤独寂寞を感じてゐる  づさう書いてゐる  為めに戦ひ続けてゐる  社会的生活にふれてゐる  力をあやぶんでゐる  中に深くひそんでゐる  自分の握つてゐる  伝道してゐる  ドラゴンを踏まへてゐる  懐中に入れてゐる  差支へないと心得てゐる  軍刀を下げてゐる  大小を差してゐる  頃草刈先生から教へられてゐる  割れ目がついてゐる  太閤記かなんぞ読みふけつてゐる  門燈一つついてゐる  かんかんしてゐる  覺悟のうへで申してゐる  違つた意味にとられてゐる  注意を向けてゐる  政治を望んでゐる  政治に欠けてゐる  払底に苦しんでゐる  状態におかれてゐる  代りに、相しりぞけてゐる  文化感覚をもつてゐる  ことだと空嘯いてゐる  国民生活を眺めてゐる  いふ層を含んでゐる  ことで気がついてゐる  自分の書いてゐる  物臭と来てゐる  豪語してゐる  読み方をしてゐる  それを果さずにゐる  計算づくで書いてゐる  海老茶に枯れてゐる  魂をもつてゐる  魂を打ち込んでゐる  賞讃も受けてゐる  鐘がふらりとぶらさがつてゐる  しづかに咲いてゐる  どこかで死んでゐる  馬鹿話をでもあらう、してゐる  矗立してゐる  足もとで揺れてゐる  肩にまで飛び附いてきて鳴いてゐる  直接をもつてゐる  心境を持つてゐる  彼は持つてゐる  子に恋してゐる  己れに映じてゐる  子の済してゐる  証明されてゐる  遠縁にあたつてゐる  輸入商を営んでゐる  さを、辛えてうとうととしてゐる  芸事に励んでゐる  から鏡をのぞいてゐる  酒宴などが始まつてゐる  本気にしてゐる  なりなんかして歩いてゐる  鼻にかけてゐる  ひたかくしにしてゐる  気勢を怖れてゐる  性質に生れながらに持つてゐる  うちに含めてゐる  破婚を嘆いてゐる  風に真面目くさつてゐる  此処に寝てゐる  うちに約してゐる  眼を怒らせてゐる  頃電灯会社に務めてゐる  争ひなどをしてゐる  ことを思ひ込んでゐる  魅力を感じ始めてゐる  購ふてゐる  お金を持つてゐる  目眩しく浮きつ沈みつしてゐる  恋を捧げてゐる  恋人がゐる  羽根を伸してゐる  つて清々してゐる  野望が潜んでゐる  知つてゐればゐる  風呂が涌いてゐる  着物が出来てゐる  カーツとしてゐる  から安心してゐる  上につけられてゐる  斉明天皇紀に見えてゐる  原形を伝へてゐる  最古式を保つてゐる  部分を重く見てゐる  此と通じてゐる  神が来るとしてゐる  古代から近代に続いてゐる  群行を信じてゐる  血から離れてゐる  形のついてゐる  歌とを記してゐる  年高く生きてゐる  時代を見せてゐる  聯絡を見せてゐる  信仰を残してゐる  村全体に及ぶと考へてゐる  辛苦物語から出てゐる  幾分をなしてゐる  態度と心得てゐる  神を説いてゐる  気にやんでゐる  鬼にさへなりきらずにゐる  方面から仰がれてゐる  原形を正しく伝へてゐる  田楽法師と見られてゐる  脇方を重んじてゐる  さいほうを重ねてゐる  完全に近く、伝へてゐる  片端に小さく入れられてゐる  地圖を見せられてゐる  南島的氣分に浸つてゐる  樹の少し生えてゐる  モダン建築として立つてゐる  物を賣つてゐる  蹲つて拜んでゐる  辨當を食べてゐる  行手に青々と聳えてゐる  活溌に遊んでゐる  あちこちに生えてゐる  眼近に白く波打つてゐる  株が生えてゐる  兩側に開いてゐる  碑が立つてゐる  考證が出てゐる  名文を出してゐる  束縛から解放せられてゐる  代りにしてゐる  據つて造られてゐる  厦の忽然として聳えてゐる  巨人の如く立つてゐる  特徴を示してゐる  設備を有してゐる  賞嘆せられてゐる  伊東博士が記されてゐる  舞踊に打興じてゐる  蹲つて切りに御祈をしてゐる  同衾してゐる  商賣してゐる  個人主義的財産制度を持つてゐる  祠が立つてゐる  エンフワサイズしてゐる  世寄橋と名づけてゐる  勒してゐる  經驗が記されてゐる  崖に接してゐる  ことが詳しく記されてゐる  城に似てゐる  薄紫に浮び出てゐる  兵を修めてゐる  志を抱いてゐる  如く繁茂してゐる  樣についてゐる  やうに祷つてゐる  代理をしてゐる  髑髏がはみ出してゐる  豆腐を並べて賣つてゐる  著書中に載せてゐる  中城などを凌いでゐる  二日前から練習をしてゐる  髮から垂れてゐる  女が立ち現はれてゐる  隱見してゐる  廻はされてゐる  ころから絞りつくしてゐる  火をあててゐる  グスグスいはせてゐる  あたしを困らせてゐる  笑顔に包んでゐる  会社へでも勤めてゐる  僕が、かうして立つてゐる  自分が立つてゐる  夏からせがまれてゐる  雨を待つてゐる  一点を見つめてゐる  ぢようぢよしてゐる  飾窓に出てゐる  卑下をしてゐる  何処かで弄んでゐる  俺はしつかりと握つてゐる  炎樹になかよく抱きあつて死んでゐる  踊つてなげいてゐる  首がのびたり、ちぢんだりしてゐる  くりかへしてゐる  むちうでむしつてゐた十二人のならんでゐる  巧に歩いてゐる  不気味にふられてゐるふられてゐる  変つた色がひかつてゐる  渦をまいてゐる  福寿草が生きてゐる  断面をもつてゐる  廻転さしてゐる  手ぢかな所に立つてゐる  単純に潜まれてゐる  涼しい帆前船が浮んでゐる沈んでゐる  左右にならんでゐる  平気で立つてゐる  病気を憬れてゐる  労役に疲れてゐる  精気はつらつとしてゐる  いつのまにか歩いてきてゐる  合ひながらともに暮してゐる  合ひ坐つてゐる  華麗に、坐りこんでゐる  帆をあげてゐる  磁力をもつてゐる  橋に通じてゐる  地面を掻いてゐる  人々が等しく感じてゐる  苦悶してゐる  ボンヤリと立つてゐる  許り考へてゐる  物識りがゐる  不良少年といつた格好をしてゐる  沈思を続けてゐる  感情をもつてゐる  燐光を放つてゐる  男性味をもつてゐる  片足で歩いてゐる  がたを、じつと見てゐる  細君以上に可愛がられてゐる  図に乗つてゐる  ことを待ち望んでゐる  戦場に注がれてゐる  何を聴かうとしてゐる  明察とを欠いでゐる  国民の当然抱いてゐる  心靈に取憑かれてゐる  心靈研究者は、さう説いてゐる  つてゐるといつてゐる  排斥してゐる  浮き沈みしてゐる  叫びつづけてゐる  傍についてゐる  あなたはもう死んでゐる  空間に置かれてゐる  あなたがたの住んでゐる  行ふから、待つてゐる  窓が開いてゐる  うつとりと見てゐる  中に浮いてゐる  頭をかしげてゐる  水は見てゐる  たくさんさいてゐる  何千となくならんでゐる  中からふき出てゐる  くらにかくしてゐる  こはれおちてゐる  斷えず見えてゐる  二つの名札の出てゐる  けが私たちの休んでゐる  葉の大きく生き生きしてゐる  窓に立つてゐる  位に離れてゐる  ホテルの立つてゐる  一昨日から來てゐる  ことだけはきまつてゐる  幾つもの意見を持つてゐる  毎日荷物を運んでゐる  徃來に立つてゐる  菖蒲の咲いてゐる  爪を傷めてゐる  彼が勤めてゐる  店に勤めてゐる  編纂をしてゐる  訓練を持つてゐる  面白さを持つてゐる  小杉さんまで漢籍をよくこなして読み込んでゐる  内に流れてゐる  人はそれだけしつかりしてゐる  僕はさう覚えてゐる  始末してゐる  絵を出してゐる  初期を見ると、現れてゐる  濃厚に占めてゐる  現実にもつてゐる  環境裡には、手堅く成り立つてゐる  心に切々と、深々と、思ひ溢れてゐる  場所を踏んできてゐる  鍛錬から来てゐる  数回往復してゐる  つて絵を出してゐる  分を持つてゐる  運命を持つてゐる  賭であらうといつてゐる  感想を抱いてゐる  見だしで報ぜられてゐる  日本に苛められてゐる  吾れを忘れてゐる  十九区劃宛に割られてゐる  元来東洋哲学から生れてゐる  策略は持つてゐる  年増女がゐる  念願してゐる  いま北京に住んでゐる  専門棋士仲間でも驚いてゐる  一ついま蒋介石がゐる  Odeのもつてゐる  日々を送つてゐる  どんでゐる  健在してゐる  おかげを、深く蒙つてゐる  今におき、悩んでゐる  豹変を重ねてゐる  五稿を書きさしてゐる  虔しい羨みを、常に抱いてゐる  老いを覚え初めてゐる  私はまだ、思うてゐる  結論を誤らしめてゐる  蓋然の許されてゐる  結論に達してゐる  飛躍が含まれてゐる  弱点を見てゐる  確さを持つてゐる  一つ茫漠としてゐる  主とせられてゐる  絵を見ても、違うてゐる  要素を、既に、落してゐる  此本に収められてゐる  時代を、極めて古く考へてゐる  努力に基いてゐる  時期を待つてゐる  活してゐる  料理し尽してゐる  定論として信じられてゐる  用心はしてゐる  一端として生きてゐる  国中をうろついてゐる  朝鮮半島までも来てゐる  出発点としてゐる  用語例をも生じてゐる  訣つて来てゐる  研究を積んで行かうと思うてゐる  発生に傾いてゐる  保持せられてゐる  筋を曳いてゐる  連環をなしてゐる  此方が勝れてゐる  しん底から愛を持つてくれてゐる  言ひふれてゐる  同情者のあるを感じてゐる  神道と称してゐる  勢力を得て来てゐる  固定して来てはゐる  用ゐて、示されてゐる  歌人の出てゐる  宣伝してゐる  家々にゐる  まじめに書いてゐる  記録では、軽く見られてゐる  宴会とくつついてゐる  神授と信じてゐる  祝詞にも、読んでゐる  神官は嫌うてゐる  のだらう、と説いてゐる  世間で解してゐる  大臣と言うてゐる  民間のものと思うてゐる  外来魂と言うてゐる  のか、死んでゐる  裳と思はれてゐる  ひと言うてゐる  やうに解いてゐる  近世神道で考へてゐる  随神とも書いてゐる  ものだ、と考へてゐる  万葉集に出てゐる  時代を、あまりに短く、新しく見過ぎてゐる  合理化してゐる  譬喩だ、と思うてゐる  道徳化してゐる  今日考へられてゐる  行為してゐる  誤りに陥つてゐる  ものだ、と考へられてゐる  改作せられてゐる  うつしてゐる  ものを記してゐる  やうに、予め考へてゐる  たまとを書き分けてゐる  其魂が、出たり這入つたりしてゐる  斥されてゐる  神の国と考へられてゐる  神がゐる  経営法を考へてゐる  説明ばかりをしてゐる  邪神とせられてゐる  ものも、多く含まれてゐる  完成に伴うてゐる  社と称せられてゐる  後世説明してゐる  位置を高めてゐる  風に釈かれてゐる  神殿が出来てゐる  造つたとしてゐる  仮定してゐる  斎柱の立つてゐる  御殿を見立てたと考へてゐる  理窟が立つてゐる  とり戻しなどに似てゐる  半分笑うてゐる  正月をしてゐる  おめでたうを交してゐる  正月を重ねてゐる  小正月と言うてゐる  日で、重く見られてゐる  正月を早くしてゐる  正月としてゐる  四五回繰り返してゐる  事を伝へてゐる  のだ、と考へてゐる  根本をなしてゐる  伊予とに落ちて来た、と考へてゐる  祭りをなさつてゐる  現神と言うてゐる  続きと見てゐる  内在してゐる  瞬間が続いてゐる  蔭にかくれてゐる  植物と解してゐる  訣つてゐる、と思うてゐる  言葉で調べてゐる  現在正しいと信ぜられてゐる  渡り場と考へられてゐる  御津と書いてゐる  御津と書かれてゐる  方が違うてゐる  船どまり場だ、と言うてゐる  日本紀講筵と呼ばれてゐる  違つた要素が、這入つて来てゐる  補助学科としてゐる  閃めきを見せてゐる  知識が這入つてゐる  神道だと考へてゐる  知識が、這入つてゐる  神道だとしてゐる  変へ過ぎてゐる  とあるところから出てゐる  精霊であるとか、言うてゐる  此考へを示してゐる  意味も忘れられてゐる  影響を受け過ぎてゐる  自分等の考へてゐる  閃めかしてゐる  精神を遺してゐる  形を遺してゐる  ものを遺してゐる  ものだ、と思はれてゐる  糜爛し切つてゐる  時代に這入つてゐる  処ばかりを並べてゐる  私共が考へてゐる  叙事詩なりに残されてゐる  美的に傾いてゐる  古風にしてゐる  神道と称せられてゐる  もの伝統を襲いで来てゐる  纔かに遺つてゐる  暗示を受けようと考へてゐる  為事として、受け継がれてゐる  事実を見てゐる  言ふとしてゐる  七福神を書きこんでゐる  意味も含まれてゐる  つて去ると伝へてゐる  遺老説伝には記してゐる  浄土化されてゐる  仮装してゐる  要素を多く認めてゐる  二体と考へてゐる  霊の生きてゐる  日琉同系論を論じてゐる  方に属してゐる  理想国を考へてゐる  幽冥界に属してゐる  種を残してゐる  話を書きとめてゐる  此史実と思はれてゐる  基準が違うてゐる  世界的類型を含んでゐる  古代人の憧れがほのめいてゐる  経験から出てゐる  明らかに見せてゐる  歴史とを持つてゐる  方も含まれてゐる  義としてゐる  畑で立働いてゐる  斯うして眺めてゐる  眺めだけに代へてゐる  挨拶を取り交してゐる  一切遠慮してゐる  暢気さうに凧上げをしてゐる  身を持て余してゐる  不思議としてゐる  病ひを繰り返してゐる  興味を懐いてゐる  儘投げ出してゐる  経験をしてゐる  妄想に走つてゐる  苦心を弄んでゐる  勝手に点頭いてゐる  蜜柑畑にゐる  非難もしてゐる  交渉が絶えてゐる  攪乱されてゐる  顔に見入られてゐる  凧上げをしてゐる  後おしをしてゐる  窓から顔を出してゐる  何かの思ひに耽つてゐる  其処で止めたか、見てゐる  水を瞑つてゐる  何を吐いてゐる  空だけを眺めてゐる  創作慾には燃えてゐる  失くしてゐる  生活を眺めてゐる  から一纏めにして記してゐる  宛斯うして書いてゐる  挿入はしてゐる  病気が出始めて、起きてゐる  会話を書き記してゐる  勝手に近づけしめてゐる  余等をつないでゐる  野に坐つてゐる  其処を見てゐる  習慣をつけさせられてゐる  寝室に兼ねてゐる  終日陽が射してゐる  暢気さうに煙草を喫してゐる  夜ばかりが続いてゐる  部屋で接してゐる  愛嬌などを振りまいてゐる  意見をされてゐる  闇を圧しのけてゐる  月日を繰り返してゐる  調合してゐる  先きを働かせてはゐる  液体を弄んでゐる  苦悶をしてゐる  行動を眺めてゐる  会話を取り交してゐる  懸念が涌いてゐる  共鳴を感じてゐる  原稿用紙に移し直してゐる  事更に秘してゐる  眼鏡で覗いてゐる  云ひそびれてゐる  朝陽の射し込んでゐる  部屋を凝つと覗いてゐる  掟にしてゐる  其内容を成してゐる  伝承して来てゐる  ら抜き書してゐる  もので書いてゐる  漢文で書いてゐる  訓みになり過ぎてゐる  詞章が入れられてゐる  交らずにゐる  変化は続けてゐる  指定してゐる  符号をつけてゐる  訓ませようとしてゐる  訓まうとしてゐる  前代から伝つて来てゐる  両立してゐる  訓めば、浮いてゐる  正直に書き込んでゐる  瘤状を為してゐる  様にしようと考へ、又、実際にさうして来てもゐる  程度に、改められて来てゐる  つて表現してゐる  間に生きてゐる  生活をされてゐる  から伝承してゐる  讃めてゐる  終使はれてゐる  重要性を持つてゐる  表面の似てゐる  南からも来てゐる  すべて下へ附いてゐる  接頭語だ、などと考へてゐる  災ひしてゐる  上に生きてゐる  ものと諦めてゐる  用ゐ慣れて来てゐる  初めから句をうけてゐる  動詞を受けてゐる  単語を承けてゐる  昔からつけてゐる  比喩歌としてゐる  訣らなくしてゐる  忖度してゐる  亘つて生きてゐる  他方では生きてゐる  端倪すべからざるものを残してゐる  語に似せてゐる  型を取つてゐる  音とが似てゐる  文学語を多く入れてゐる  中には、どうかすると忘れられてゐる  様式が少しゆがんで来てゐる  昔でも、既に、出来てゐる  言へば、その持つてゐる  其伝承してゐる  恋ひ焦れないでゐる  意義を以てしてゐる  終、繰返してゐる  言葉を省いてゐる  説明が出来てゐる  其時代に出来てゐる  於いて、話したり読んだりしてゐたので、話してゐる  言葉に感じてゐる  あさましのついてゐる  形容詞と称してゐる  便宜上さう呼んでゐる  門に到りぬに続いてゐる  ものは、切れてゐる  型の出て来てゐる  関係を結んでゐる  現在女性に対して感じてゐる  合つた側面をもつてゐる  ことを語りあつてゐる  あなたの目指してゐる  仏法僧を聴いてゐる  トラクターが騒いでゐる  評論を書いてゐる  幾つにも別れてゐる  彼女を、醒めてゐる  震動してゐる  面に咲いてゐる  きりぢやないかいつもぶらぶらしてゐる  一緒に暮してゐる  批判精神は、はたらいてゐる  茶碗にかけてゐる  ものをねたんでゐる  把手を掴まへてゐる  青年少女達にのこされてゐる  王様達には欠けてはゐる  葉をうごかしてゐる  きよとんと立つてゐる  ゼンマイでできてゐる  緻密にできてゐる  日本人が歩いてゐる  眼あきに読ませようとしてゐる  鶏卵を転がして眺めてゐる  やうにほどけてゐる  それを巻いてゐる  糸も動いてゐる  誰が巻いてゐる  父親をもつてゐる  日本主義を騒いでゐる  茶碗を論じてゐる  生活と抱きあつてゐる  芸術と抱きあつてゐる  組みあつてゐる  夜通し吸つたメタン瓦斯を吐いてゐる  沢山だ、生きてゐる  中に撒きちらされてゐる  自由を書いてゐる  ために書いてゐる  ことを仕組んでゐる  夜は暗いうへに、汚れてゐる  枕をして寝てゐる  父親がゐる  やうにおどおどしてゐる  鍵を握つてゐる  演技をもつてゐる  やうにくはしく書いてしまふ、調べてばかりゐる  結ひ通してゐる  歯はもつてゐる  ひつそりと走つてゐる  際涯をもつてゐる  雨が振り頻つてゐる  用捨なく吹き込んで来て、折角帰り懸けてゐる  芸者をしてゐる  唯嘆息を吐いてばかりゐる  文句が書き列ねられてゐる  悦びに躍つてゐる  制作してゐる  双手を挙げてゐる  後れ毛をなぶらせてゐる  何だか頬も火照つてゐる  息も喘いでゐる  私は、まるで生きてゐる  もの狂はしく叫んでゐる  立聞されしもつゆしらず、はなれにきてゐる  げにうつむきゐる  螢を追駈廻してゐる  窺ツてゐる  吸ツてゐる  ぴかり體を光らしてゐる  逢ツてゐる  闇を透して見てゐる  吸ツて生きてゐる  事なんか考へてゐる  揃へて啼いてゐる  私語いてゐる  ツかれてゐる  血迷ツてゐる  處を歩いてゐる  自分の履いてゐる  終夜歩いてゐる  思ツて見てゐる  ツて見てゐる  飛違ツてゐる  魅されてゐる  螢に見惚れてゐる  亂れて映つてゐる  村を流れてゐる  何が棲むでゐる  者が棲むでゐる  仙人が棲むでゐる  自分は疲れてはゐる  責任を感じてゐる  部分とが含まれてゐる  ものだ、と信ぜられてゐる  言葉を作り出してゐる  言葉を継いでゐる  模倣したと言うてゐる  昔から唱へ伝へてゐる  陳列してゐる  意味に考へてゐる  古事記なども読んでゐる  訣つてゐると思うてゐる  事に基づいてゐる  やすみどのと読ませてゐる  小安殿と分れてゐる  数で表れてゐる  水で取り囲まれてゐる  国、治めてゐる  半分独立してゐる  且宮廷に属してゐる  雨づゝみとも云うてゐる  訣つた事にして来てゐる  変へてかねと言うてゐる  文句を省いてゐる  印象強く言うてゐる  力点をおいて見てゐる  草の生ふべく見えてゐる  一世紀は遅れてゐる  細やかにしてゐる  時を思はせてゐる  癖の引き続いてゐる  だめにならうとしてゐる  波をうつて進んでゐる  転換して結んでゐる  理会から来てゐる  喜びに充ちてゐる  火がつけられてゐる  聯想のつき纏うてゐる  其外色々ゐる  すべて経験から出てゐる  行事に触れてゐる  物で隠してゐる  田遊びで尽きてゐる  多く語られてゐる  為に出られずに、こもつてゐる  日本紀にも見えてゐる  意義合理化せられてゐる  用語例としてゐる  略形を使うてゐる  起原としてゐる  変つたものと信じてゐる  それで潤してゐる  彼の立つてゐる  光が見えてゐる  四つ手網を仕掛てゐる  二階を借りて棲んでゐる  金貸しをしてゐる  つて新聞を読んでゐる  云つて首をあげて待つてゐる  女の棲んでゐる  俥屋は待つてゐる  自分の着てゐる  面を撫でてゐる  敵意を挟んで来てゐる  朱筆を入れてゐる  先づ細君がゐる  川風に動いてゐる  女はどうかしてゐる  所を見てゐる  自分の出してゐる  其處此處で鳴いてゐる  水邊に立つてゐる  雨に煙りながら聳えてゐる  景色をなしてゐる  雨が閉してゐる  哀感を繋いでゐる  外に見せて、ついついと鳴いてゐる  宵暗に閉ざされてゐる  風を引きかけてゐる  マントにしてゐる  ぢろいでばかりゐる  二階を罵つてゐる  口をあけて叫んでゐる  月の光りが射し込んでゐる  ほとりに住んでゐる  グウグウ高鼾で寝込んでゐる  きり突き立つてゐる  年中焚火ばかりしてゐる  画を眺めてゐる  運が向いてゐる  いまではかなり伸びてゐる  顔ばかり、じろじろながめてゐる  魚のゐる  城をもつてゐる  中にすんでゐる  魚のもつてゐる  の子は、まだねむつてゐる  姉娘はまだねむつてゐる  上にねむつてゐる  世界の王様が困りはててゐる  上手にかかれて、生きてゐる  上衣をきて、坐つてゐる  茂作がけむりに包まれてゐる  自分のなまけてゐる  漁にでかけてゐる  上に忍んでゐる  さまにしてゐる  握飯がころげてゐる  一生懸命その後を追ひかけてゐる  きらきらとてらされてゐる  月見をしてゐる  若い騎士達はじつとしてゐる  凝視てゐる  見物人が呆れてぽかんとしてゐる  体が肥えてゐる  新らしく建てられてゐる  庖丁を磨いでゐる  わしを苦しめようとしてゐる  ところときまつてゐる  叮嚀に噛んでゐる  水は相変らず濁つてゐる  処に来てゐる  棘の生えてゐる  やうに咲いてゐる  一本咲いてゐる  ことをかたく禁じられてゐる  ときとされてゐる  助けをよんでゐる  へん怖れてゐる  山奥に暮してゐる  ケヅメそつくりにとがつてゐる  何かをといでゐる  娘さんのゐる  んがへてゐる  上着のしたに着込んでゐる  沢山衣装を着こんでゐる  二つ、ひよつこり出てゐる  まんなかを流れてゐる  鴉が飛んでゐる  容子で寝てゐる  合つてはしやいでゐる  頸をまげてゐる  らにたつてゐる  方へ急いでゐる  火を、あたらしくお焚きなされてゐる  風にけされて泣いてゐる  子供の埋まつてゐる  五つ六つ花をつけてゐる  葉とを持ち上げてゐる  しなやかに躍つてゐる  溜つては消えしてゐる  水仙は低く息づいてゐる  むづかしい名前がつけられてゐる  たくさん空いてゐる  上を見下してゐる  ぢつと佇んでゐる  いま彼のゐる  使つてはゐる  商店にはさまれてゐる  秦はなんだか泣いてゐる  體もなく泣かせてゐる  彼の考へてゐる  影に充たされてゐる  影が佇んでゐる  大股に歩いてゐる  一體どこへ行かうとしてゐる  パツとついてゐる  ごろ寢をしてゐる  さをこらへてゐる  嫌ひ出してゐる  彼女のいつも呼び棄てにしてゐる  同情を持つてゐる  變になりかかつてゐる  どこへ達してゐる  全部割れてゐる  伸び放題に伸びてゐる  土手を進んで行かうとしでゐる  それからそれを聞いてゐる  建物が聳えてゐる  殘らず割れてゐる  圍んで、わあわあと叫んでゐる  聲で叫んでゐる  死と向きあつてゐる  ピストルを振りまはしてゐる  一たい何を待つてゐる  人々の叫んでゐる  手を空しくして眺めてゐる  體ではないと始終考へてゐる  發表を、次々に見てゐる  いつでもできてゐる  押あつてゐる  理解をもつてゐる  芸術を愛してゐる  縁日に売り出されてゐる  手をもつてゐる  立止つて思索にふけつてゐる  口に流れ込んでゐる  潜入してゐる  自信ありげに直線的にすすんでゐる  学名マクロシスケス・ピリフヱラといはれてゐる  さうに押してゐる  茎に押してゐる  三つもはずれてゐる  肥へてゐる  百姓だけがゐる  足をもつてゐる  谷に懸つてゐる  事をさう呼んでゐる  手で捧げてゐる  ふだんは茫としてゐる  牝鶏に追れてゐる  剣を吊してゐる  道路に映つてゐる  光つて続いてゐる  自分が泊らせられてゐる  窓を開き、垂れてゐる  俺がねらつてゐる  自分の隠れてゐる  場所から見えてゐる  のを待ちくたびれてゐる  塀は長くつづいてゐる  ところにかかつてゐる  顔とを見較べてゐる  そはと聞いてゐる  ちやんと聞いてゐる  大振りをしてゐる  自他共にゆるされてゐる  方でみてゐる  貼紙を貼つてゐる  折が崩れてゐる  毎朝新聞を読んでゐる  プーリがゐる  文字を解してゐる  時局を論じてゐる  お喋りさせてゐる  頃から生きてゐる  老人の住んでゐる  沢山ついてゐる  感心をして見てゐる  それぞれ腰にさしてゐる  役者がゐる  腰にさしてゐる  機会をいつもねらつてばかりゐる  常食してゐる  静かに祈つてゐる  態度をみせてゐる  いまどうしてゐる  小刻みにふるへてゐる  社会学的立場に立つてゐる  こと位はわかつてゐる  食を求めてゐる  ために、立つてゐる  生々として、まだ生きてゐる  ものを設けてゐる  実費にしてゐる  加筆されてゐる  づおづと感心してゐる  殆んど観てゐる  普遍性を良く心得てゐる  彼のもつてゐる  下になされてゐる  仕事を為し遂げてゐる  複雑さを見逃してゐる  重ね出をしてゐる  開拓をしてゐる  上に働いてゐる  世界でじつと堪へ忍んでゐる  於いて表現してゐる  言はしてゐる  そこに載つかつてゐる  皮膚の下にうごめいてゐる  苦心がとられてゐる  興味をひかれてゐる  平素抱懐してゐる  抱含してゐる  巧みに出してゐる  以外に、動いてゐる  結合を果してゐる  硬化状態で描いてゐる  動揺的に描いてゐる  動的に描いてゐる  魚を描いてゐる  デカルコマニーと名づけて楽しんでゐる  約束に触れすぎてゐる  静かにうごかして泳いでゐる  かすかに描いてゐる  分類されて現れてゐる  可能性をもつてゐる  淡彩で果してゐる  墨許りで描いてゐる  顕微鏡的に細かく見てゐる  写真的描写に堕してゐる  現在活動してゐる  固守してゐる  さを認めてゐる  六十周もしてゐる  新らしさと解してゐる  大御所的地位を保つてゐる  地位は保たれてゐる  本質を語られないで、保たれてゐる  見方に属してゐる  中にポツリと立つてゐる  方法としてゐる  特長をもつてゐる  自然を描いてゐる  極度に避けてゐる  作品と呼んでゐる  いふ場所を描いてゐる  気の済むほどに捲きついてゐる  敗北してゐる  克服してゐる  中に、隠されてゐる  画面に溢れてゐる  竹にからみついてゐる  先端をふるはしてゐる  竹にもたれてゐる  態度にすすめてゐる  題材そのものがもつてゐる  日本画家がゐる  平素もつてゐる  自然に出来てゐる、描けてゐる  作家に属してゐる  点では良く似てゐる  絵を書いてゐる  先頭を飛んでゐる  真先にとんでゐる  鴨は後れてゐる  焦燥してゐる  そこに描かれてゐる  丹念に描かれてゐる  締りをつけてゐる  ことを良く心得てゐる  問題をもつてゐる  寒々と描かれてゐる  却つて成功をさせてゐる  方法が生かされてゐる  数へあげてゐる  彼の描いてゐる  ものをよく心得てゐる  名手ともいはれてゐる  普通とされてゐる  混乱させてはゐる  混乱させてゐる  鋭敏性を示してゐる  多くはたらいてゐる  区別して論じてゐる  創作技巧をみいだしたといつてゐる  画を描いてきてゐる  状態で描かれてゐる  目に描かれてゐる  抵抗力をもつてゐる  両側から攻めてきてゐる  跳躍させてゐる  支持的態度を見せてゐる  漸次去つてゐる  写実的に描きあげられてゐる  世間では認めてゐる  如何に懸つてゐる  象徴的方法ができてゐる  それを描いてゐる  判然としてゐる  機縁に恵まれてゐる  配列を心得てゐる  髪を掻きあげながら坐つてゐる  女の敷いてゐる  裾さばきにちらりと見せてゐる  効果を生んでゐる  生活環境を生々しく描きだしてゐる  切断されてゐる  用意に欠けてゐる  他に求めてゐる  十本描かれてゐる  一致させてゐる  ものが拡げられてかけられてゐる  テクニックが隠されてゐる  伊東氏がかういつてゐる  目的足れりとしてゐる  つて開放してゐる  作者が認めてゐる  右手を思ひきりあげて描いてゐる  鬼気にひかれまいとしてゐる  言ひ、更にかう続けてゐる  接触さして描いてゐる  冷酷なほどに、描きこましてゐる  効果づけてゐる  七不思議などと呼んでゐる  タダ書かしてゐる  考へ出さうとして苦しんでゐる  現在第一人者的人気を呼んでゐる  敵ももつてゐる  胴上げをされてゐる  作家だと評してゐる  於いて隠されてゐる  厳父的いかめしさを示してゐる  自分で名づけて呼んでゐる  方法の優れてゐる  土牛の欠けてゐる  極限されてゐる  上にも現はれてゐる  ものが隠されてゐる  批評もされてゐる  ものに堕してゐる  美人画ばかり描いてゐる  特殊的位置を占めてゐる  美人を描いてゐる  ものとか着てゐる  路筋を来てゐる  覗きこんでゐる  羞恥を示してゐる  出を待つてゐる  両分してゐる  線が結びつけられてゐる  完璧さをもつて結びつけられてゐる  解脱者であると評されてゐる  物質性が出てゐる  事実彩色もしてゐる  名附けられてゐる  可変性をもつてゐる  殊に小品ものでは接してゐる  境地をもつてゐる  年毎に示してゐる  作品も描いてゐる  完璧に近づいてゐる  六通りに描いてゐる  やうに見させてゐる  ちの鶏よりいくぶん強くは描かれてゐる  迫力だと考へてゐる  下降線を示してゐる  事実編み出してゐる  究極点に進んでゐる  投げやりにみてゐる  出題してゐる  寿命のつづいてゐる  特点をもつといはれてゐる  ものに決して恵まれてゐる  際会してゐる  批評も見えてゐる  から人物画を主として描いてゐる  ことではなく描いてもゐる  問題が隠れてゐる  技術をもつてゐる  状態をみせてゐる  効果を挙げてゐるといつてゐる  いま端然と坐つてゐる  西洋草花類をも、美しく描ききつてゐる  絵をみてゐる  取扱つてきてゐる  つた作画態度をみせてゐる  冷静さで描いてゐる  仕事ぶりを評してゐる  私は呼んでゐる  顔はいつも同じでそして着てゐる  農婦に化けてゐる  世間で認められてゐる  顔によく似てゐる  自画像を描いてゐる  さを当てはめてゐる  磨滅させてゐる  武者を描いてゐる  武人も描いてゐる  手法といはれてゐる  武人同志、握らせてゐる  職業としてゐる  殺し合ひをしてゐる  方が、より多く占めてゐる  はつきりみえてゐる  穏やかにしてゐる  力量を示してゐる  決定権をもつてゐる  作品ができてゐる  作品をかきつづけてきてゐる  下に隠されてゐる  価格的に高めてゐる  寡作であるからだともいはれてゐる  間に合せてゐる  緩急よろしきを得てゐる  力はもつてゐる  実力をもつてゐる  産出してゐる  問題点も隠れてゐる  仕事を楽しんでゐる  智慧に恵まれてゐる  さを認められてゐる  画面に現はれてゐる  意図してゐる  二人の辿つてゐる  斯うして論じてゐる  つた方法で悩んでゐる  さを盛らうとしてゐる  保有されてゐる  親切に描けてゐる  補足してゐる  そりとしてゐる  躍進を求めてゐる  ランランと輝いてゐる  欲望をもつてゐる  温和に隠してゐる  手段をもつてゐる  開拓してゐる  ために描いてゐる  上描いてゐる  脳的位置に立つてゐる  高が知れてゐる  大器晩成主義とみてゐる  転機に立つてゐる  人徳をもつてゐる  藍だと騒いでゐる  意表に出ようとしてゐる  問題作を描いてゐる  題材にしてゐる  探求を好んでゐる  探求をしてゐる  水から上に出てゐる  つたものをもつてゐる  圧迫感をもつてゐる  もの程成功してゐる  加へられてきてゐる  作風を認めてゐる  巧みに描き出されてゐる  上に、押しあげられてゐる  雉が飛んでゐる  雉を描いてゐる  極点的に拡げてゐる  拡がりに描ききつてゐる  対象物にうちこまれてゐる  解消してゐる  画面にもたらしてゐる  理想境が語られてゐる  作家がもつてゐる  理由に基づいてゐる  時期がきてゐる  さを進められてゐる  両端をもつてゐる  仕事に属してゐる  猿が描かれてゐる  レッテルが附けられてゐる  点があるといつてゐる  才気煥発だと述べてゐる  派手で、そして優れてゐる  現実主義としてうけてゐる  呼吸ぬきといつてゐる  足を休めてゐる  惜しみをしてゐる  人間味があらはれてゐる  日本画家放庵は、生きつづけてきてゐる  連続的にしてきてゐる  境地においてゐる  的確さをもつて描いてゐる  人間が立つてゐる  人間的慾望は果たされてゐる  石崎光瑤と似てゐる  画風、を示してゐる  傾注してゐる  つて現在に到つてゐる  公衆術を描いてゐる  社会的意義をもつてゐる  拠つて決定されてゐる  態度をもつてゐる  雰囲気に描き得てゐる  誰かしてゐる  科学的根拠に特に立つて描いてゐる  ことはよくあたつてゐる  波は描かれてゐる  写真を掲げてゐる  波に立つてゐる  線の現れてゐる  線の現はれてゐる  とり方をしてゐる  意義づけてゐる  野望が潜まれてゐる  顧慮してゐる  嫌悪してゐる  風景許りを描いてゐる  単純に考へすぎてゐる  樹をいかに描いてゐる  改変されてゐる  風景を描いてゐる  漫画を描いてゐる  状態にをかれてゐる  表皮に浮びあがり生かされてゐる  自由に描かれてはゐる  支柱を打ちこんでゐる  問題を解いてゐる  いふ態度をもつてゐる  絵がまとまつてゐる  自分で抱いてゐる  ものであるといつてゐる  芸術表現なりとしてゐる  区々としてゐる  どこから出てゐる  渦中にゐる  つて画格をつくりださうとしてゐる  みな賞讃されてゐる  奇現象を生じてゐる  歩ゆんでゐる  智略群を抜いてゐる  結末をもたらしてゐる  形成されてゐる  神経をもつてゐる  現象が現はれてゐる  精を出してゐる  探究してゐる  技術的段階を示してゐる  豊かに描かれてゐる  傑出してゐる  復帰を見てゐる  揃へてきてゐる  同様嬉しがられてゐる  山一紙店楼上で催されてゐる  流動をしてゐる  満足をしてゐる  何物かを握つてゐる  画風に似てゐる  ものである私の望んでゐる  彼の好んでゐる  惚てゐる  野性をもつてゐる  鳥とがゐる  燈火が燃えてゐる  侵入されてゐる  美術批評をしてゐる  はつきりジャンルが別れてゐる  傾向を辿つてゐる  招来してゐる  矛盾を現してゐる  期待を続けてゐる  慾求してゐる  つて技術をもちあつかひ兼ねてゐる  油絵具のもつてゐる  絵に出してゐる  作家は少しあせつてゐる  水を泳いでゐる  推進してゐる  つても良いと考へてゐる  人の抱いてゐる  才能を殺してゐる  ものからきてゐる  効果を出してゐる  画面を締めてゐる  哲学的質を生かしてゐる  画家がもつてゐる  日本画にはずいぶんゐる  意見を抱いてゐる  結果に陥つてゐる  作者の抱いてゐる  それが欠けてゐる  戦から熱意が欠けてゐる  絵全体に流れてゐる  短躯前方を見つめてゐる  ものは描けてゐる  努力がなされてゐる  世間では考へてゐる  性慾を見てゐる  画家は生きてゐる  から、生きてゐるなら生きてゐる  びまんしてゐる  それがおそろしく大きく描かれてゐる  良心が働いてゐる  適はしく出来てゐる  充実されてゐる  写実主義者であるだけ一層描いてゐる  矛盾が現はれてゐる  描出をしてゐる  画面全体に流れてゐる  究極点にきてゐる  宿命がきてゐる  絵は優れてゐる  気が済んでゐる  喰ひ殺さしてゐる  魚をならべて描いてゐる  矛盾とが現れてゐる  彼が描き残してゐる  環境をつくりあげてゐる  彼は憎んでゐる  幻想性が流れてゐる  硬直させてゐる  余地を示してゐる  手際は水際立つてゐる  有機的関係が結ばれてゐる  固定を来してゐる  必然性を看落してゐる  絵を収めてゐる  作品がチラホラと列んでゐる  半減してゐる  遺作を列べてゐる  絵を描かせてゐる  制約してゐる  肉体は全く光りをもつて形づくられてゐる  画風を進めてゐる  勝手にふるまつてゐる  カラーリストらしくふるまつてゐる  効果を心得てゐる  遺作が列んでゐる  花を踏みにじつてゐる  作品を落してゐる  依存されてゐる  知識をもつてゐる  事はハッキリしてゐる  部分へ繰り込まれてゐる  作用を生じさせてゐる  ことも心得てゐる  例としてみてもハッキリしてゐる  威圧を感じてゐる  感動させられてゐる  商品的価値を高めさしてゐる  仕組に描かれてゐる  力量が隠されてゐる  沢山画を書いてゐる  参考画家と呼んでゐる  超現実派作家がゐる  自分達の求めてゐる  於いて言はれてゐる  いふ風に観てゐる  図を描いてゐる  無神経に描いてゐる  観念的唯物主義者とみてゐる  弱点を生んでゐる  ダリ的傾向を追ひ廻してゐる  眩惑されずにゐる  間だけ灯してゐる  忠告してゐる  絵を描いてゐるにきまつてゐる  卑俗性が流れてゐる  勉強家だといはれてゐる  ものが芽生えてゐる  テーマを描いてゐる  石井氏に求めてゐる  抱含させてゐる  現実が描かれてゐる  作品に現れてゐる  ジャアナリズムだと考へてゐる  画風で押し通してゐる  態度を決めてゐる  飛躍してゐる  上手に描ききつてゐる  大間違ひだと考へてゐる  自分の描いてゐる  つて射してゐる  街路へ向けて射してゐる  方に射してゐる  から上へ射してゐる  モデルをかいてゐる  彼がもつてゐる  世の中が組織だつてきてゐる  製作してゐる  青木とつきあつてゐる  混乱に苦しんでゐる  状態に陥ち込んでゐる  ものを描いてゐる  現実的根拠をもつてゐる  大衆から懇願してゐる  減殺してゐる  充実をしてゐる  人とを描いてゐる  うつされてゐる  者結托してゐる  理解を示さうとしてゐる  理屈はもつてゐる  罪に陥ちこみ始めてゐる  はつきり出てゐる  方が描き切れてゐる  出品してゐる  限界内で止めてゐる  報酬を求めてゐる  ちがいをしてゐる  クラシックといはれてゐる  腰が抜けてゐる  理解がおそろしく欠けてゐる  硬直化させてゐる  鉄材切断を描いてゐる  手芸をしてゐる  画風を描いてゐる  自信で描いてゐる  却つて面白い効果をあげてゐる  最後まで描きぬかずも投げ出してゐる  度胸なくて負けてゐる  リアリティをとどめようとしてゐる  成巧を見せてゐる  素人だといはれてゐる  玄人を凌いでゐる  本質が露はれてゐる  海は優れてゐる  沈滞させてゐる  つた型で騒がれてゐる  自由性で描いてゐる  物質性を出してゐる  作画方法は見え透いてゐる  マッスを作りあげようとしてゐる  逸脱してゐる  やり方を脱してゐる  作つて仕事をしてゐる  思索生活が出てゐる  遠方を逸してゐる  氷を描いてゐる  ひつぱりながら遊泳してゐる  生活させてゐる  立体感の欠けてゐる  眼は生きてゐる  中で営んでゐる  仕事をしようとしてゐる  ブルジョア革命を起さうとしてゐる  とげようとしてゐる  一歩前進してゐる  帯てゐる  作品を描かせてゐる  成功させてゐる  単純化をねらつてゐる  画面をよく生かしてゐる  調和を破つてゐる  やうにみえる、降つてゐる  さで塗りつぶしてゐる  混沌もなく描き得てゐる  南紀地方色がよく出てゐる  取材に陥つてゐる  日蓮が立つてゐる  何処を見てゐる  気分がよく出てゐる  酔ひすぎてゐる  朱をさしてゐる  生活をよく出してゐる  指を組んでゐる  底が知れてゐる  女性を描き得てゐる  どこから来てゐる  才を心掛けてゐる  心理主義者にしてゐる  やうにみてゐる  ところですといつてゐる  気品とを盛りあげてゐる  言つた方が、あるひはあたつてゐる  本人がちやんと心得てゐる  描写力をもつてゐる  一見童顔稚気充満してゐる  ザラにゐる  仕事ぶりをみてゐる  運命をともにしようとしてゐる  何を語り得てゐる  状態で描いてゐる  破壊しようとしてゐる  世界を生みだしてゐる  無視して描いてゐる  現在内包してゐる  拭つて、空とぼけてゐる  画家を何と呼んでゐる  風物人情を描いてゐる  扱ひかねてゐる  問題が隠されてゐる  公開状を書いてゐる  出発させようとしてゐる  づ人間的義務を果さうとしてゐる  義務を果してゐる  画壇的位置を占めてゐる  裸婦をみつけてゐる  ワイセツ感を強めてゐる  子供を差し上げて立つてゐる  手をふれてゐる坐つてゐる  横に寝そべつてゐる  のです、しかしこの寝てゐる  害ねてゐる  加筆してゐる  内一人の寝てゐる  開催してゐる  いま開いてゐる  格別として、開いてゐる  蔑視感をもつてゐる  何枚見てゐる  方法化してゐる  二人ともよく似てゐる  許り見馴れてゐる  根気よく重ねてゐる  乱作してゐる  上海で死んでゐる  人までゐる  第一線慰問をしてゐる  購買者がゐる  誠実とされてゐる  絵を観てゐる  貫禄を産み出してゐる  画家がゐる  オカッパにしてゐる  画風をつくりあげてゐる  暗中模索をしてゐる  抒情をもつてゐる  秘密がひそんでゐる  神様化をやり始めてゐる  注目されてゐる  人気がさうさせてゐる  光淋派から出発してゐる  塩が利いてゐる  ニガリが利いてゐる  画壇につくしてゐる  悪評野に満ちてゐる  執着を、多かれ少なかれもつてゐる  彼女よりずつと沢山見つけてゐる  絵画を目指してゐる  フレッシュに見せてゐる  低下してゐる  ジレンマに陥つてゐる  クライマックスに達してゐる  子供たちに、広く手渡されてゐる  桶の隣りにならんで売られてゐる  母親はさうしてゐる  本質から少しく離れてゐる  小僧と呼ばれてゐる  感謝さへしてゐる  中和させてゐる  現在市場に現はれてゐる  赤本から得てゐる  戸まどひしてゐる  準備に追はれてゐる  生活に甘んじてゐる  何だか物を考へてゐる  何遍殺されてゐる  研究をなさつてゐる  小使さんがゐる  喧嘩を、してゐる  信号してゐる  鼠もゐる  学者がゐる  いまニャン君がもつてゐる  遠くを見てゐる  距離六千二百万哩の向ふを見てゐる  何千哩も続いてゐる  みんなよく寝てゐる  たくさん火星人がとんでゐる  アイサツをしてゐる  ものを考へてばかりゐる  ぶん列んでゐる  病人がさわいでゐる  ものいま火を消してゐる  上にのせて寝てゐる  辺を走つてゐる  運河づたひに走つてゐる  革帯がついてゐる  看護婦さんが見送つてゐる  ボタンを踏みつけてゐる  出来ごとをみてゐる  地球にゐる  地図がちやんとできてゐる  やつぱり地球に住んでゐる  お父さんがこつちを見てゐる  から放つておいたよホレ鳴いてゐる  国産なるを示してゐる  変形してゐる  一続きにしてゐる  添へられてゐる  其儘採用してゐる  ものと考へて来てゐる  殻と考へられてゐる  母と呼んでゐる  影響を残してゐる  島人の信じてゐる  盲目としてゐる  影響を見せてゐる  具へて来てゐる  其俤を見せてゐる  話が、伴うてゐる  神の来てゐる  関聯して考へられてゐる  我に焦れてゐる  藤沢がついてゐる  ノルウェイ協會から出してゐる  座席を設けてゐる  大神にもつてゐる  うたつてばかりゐる  うち、最も古いとせられてゐる  關係をもつてゐる  面影をとめてゐる  文學をもつてゐる  容赦なくあばいてゐる  稱として認められてゐる  お前何をしてゐる  水が甚だ好く澄んでゐる  處にも生えてゐる  一部分が黒く焦げてゐる  評價も既に定まつてゐる  味を有してゐる  餘裕を持つてゐる  京都へ立たうとしてゐる  加盟してゐる  後裔がゐる  道理が存じてゐる  心附かずにゐる  奥勤をしてゐる  紀伊の連れてゐる  偶然伝へられてゐる  此椙原常之助から出てゐる  謹慎を勧めてゐる  性を有してゐる  名を挙げてゐる  傍看してゐる  山谷堀でも描いてゐる  髪をかき上げてゐる  ぱつて振りながら合せてゐる  ゴチヤゴチヤしてゐる  黒塀などが立つてゐる  芝居などが作られてゐる  いふものに似てゐる  内訌してゐる  こと、沈んでゐる  滅してゐる  灰色にかわつてゐる  波に冷たくゆらいでゐる  ももやが降りてゐる  ぼんやりとにじんでゐる  キユキユしてゐる  樣にしてゐる  批判を恐れてゐる  幸福にしてやりたいとのみ考へてゐる  手本を示してゐる  おまえを待つてゐる  お空は青くはれてゐる  お歌を待つてゐる  空気は澄んでゐる  お花畑は呼んでゐる  遊びにおいでと呼んでゐる  神様までが待つてゐる  ものぢやないといつてゐる  毎日、ぶらぶら遊んでばかりゐる  賞品をもらつて喜んでゐる  飜譯しかけてゐる  能力が勝れてゐる  人物だけを書いてゐる  中におかれてゐる  紙上に浮きでてゐる  貞操を疑つてゐる  戀をしてゐる  ものだけは忘れられずにゐる  形はよく憶えてゐる  姿をおぼえてゐる  ことをよくおぼえてゐる  日なんか忘れてゐる  過去をおぼえてゐたら生きてゐる  あれを着てゐる  着古しをきてゐる  潮時を待つてゐる  戲談を投げかけてゐる  營業してゐる  葉をつけてゐる  長襦袢をきてゐる  ものをはいて歩いてゐる  襟を合せてゐる  來ない程害せられてゐる  街を愛してゐる  芝居にあらはれてゐる  天野飛行中尉と相許してゐる  お稽古してゐる  近く明滅してゐる  私にはわかつてゐる  折がなくてまだ履かないでゐる  シヨウヰンドをのぞいてゐる  御旅所に置かれてゐる  蠻力とを持つてゐる  血をも流れてゐる  味ひを持つてゐる  色調を持つてゐる  對比をなしてゐる  心やりをしてゐる  思ひ出すまいとしてゐる  昔から言はれてゐる  さりと結んでゐる  消化されないでゐる  意味に取つてゐる  市價を持つてゐる  豫言してゐる  改造しようとしてゐる  明確に分つてゐる  自分に適してもゐる  朝鮮へいつてゐる  水車を見てゐる  君の持つてゐる  尊敬もしてもゐる  畫をかいてゐる  うのエライ人がゐる  約束を果さないでゐる  此頃何處にゐる  何處に住んでゐる  シヤルムを持つてゐる  眉山と呼んでゐる  展げて見てゐる  湯涌へ流れ落ちてゐる  川の向ふについてゐる  喝采してゐる  實習してゐる  心は、息苦しいほど働いてゐる  つくりあてはまつてゐる  このごろ煙草をやめようと志ざしてゐる  彼女にまゐつてゐる  お前が求めてゐる  何月何日何時何分とまでおぼえてゐる  自分をなだめようとしてゐる  葉を投げてゐる  女がしてゐる  調子がとれてゐる  ぼんやり樂隊を眺めてゐる  正月を待つてゐる  どさくさと逃げ後れたり、どちをふんできつと死んでゐる  筍を出してゐる  描寫をしようとあせつてゐる  銀色をしてゐる  底を探してゐる  洋服をきてゐる  髪が搖れてゐる  人間が動いてゐる  白晝大通を歩いてゐる  先方だけに知られてゐる  由來してゐる  助勢してくれてゐる  私はさう思ふと、ふと、かうして凝としてゐる  意識はかうしてゐる  答へられないでゐる  のを見せられてゐる  道子と別れてゐる  追求しようとしてゐる  何かに乗つてゐる  馬鹿気てだぶついてゐる  それを着てゐる  抱括してゐる  身なりについてもたくらんでゐる  ツつけてゐる  自分のやられてゐる  小説が誉められてゐる  為に来てゐる  吹聴をしてゐる  ことを、くどく聞かされてゐる  酔つてゐるかどうかを考へてゐる  棒杭が立つてゐる  まり碧く澄み渡つてゐる  懇願してゐる  失策をしてゐる  前で慎ましくしてゐる  振りを示してゐる  風に立つてゐる  星が閃いてゐる  癪に触つてゐる  総督のゐる  毛をながくのばしてゐる  力もまさつてゐる  お前がだいじにしてゐる  あとをまつてゐる  薬草をしらべたりしてゐる  いきをつめてこらへてゐる  つて房はもう延び切つてゐる  放送はきいてゐる  つてゐるに極まつてゐる  ウォームアップをしてゐる  処で蠢いてゐる  多くは呼んでゐる  世間にゐる  光彩に富んでゐる  周囲に見てゐる  点で、既に大きな疑ひをもつてゐる  それをおぼえてゐる  調子がよく出てゐる  特に興味をもつてゐる  色に深く染まつてゐる  ところが多くなつてきてゐる  推想して見てゐる  地歩を占めてゐる  狐がゐる  改札口に立つてゐる  仕立物をお預かりしてゐる  上にかくれてゐる  耳をかたむけて聴いてゐる  探偵が生み出されてゐる  空気が乾いてゐる  殊に私の住んでゐる  臀を暖めてゐる  湖氷に落ちてゐる  ら暖みが保たれると信ぜられてゐる  做らしてゐる  いふよりも凍つてゐる  うからからに凍つてゐる  青藻と共に揺れ動いてゐる  山へ傾いてゐる  昼夜となく働いてゐる  澤山着てゐる  激勵を待つてゐる  政治的關係をもつてゐる  願望をもつてゐる  穢れに浸みてゐる  柿食うてゐる  さうに書いてゐる  ことには案外馴れてゐる  金を借りてみようと考へてゐる  通りを歩いてゐる  白なまずができてゐる  願ひを持つてゐる  ひがしてゐる  づつ話をしてゐる  単純にさう信じてゐる  世界に落ちついてゐる  んだから、あゝして生きてゐる  何時までもくすぶり返つてゐる  何を入れてゐる  のか、一杯ふくれあがつてゐる  中に取りかこまれ、歩き悩んでゐる  事あない、見てゐる  ボロボロ泣いてゐる  顏を視てゐる  戲れ遊んでゐる  四散してゐる  書斎にゐる  海の底を走つてゐる  ラツパを吹いてゐる  息をこめてゐる  午寝なんてしてゐる  ドギマギしてゐる  カバンを掛けてゐる  みんな心配してゐる  隙をもつてゐる  人を欺いてゐる  相伴してゐる  車は動いてゐる  腕にほとんど靠れかかつてゐる  九鬼に似てゐる  自分を憎んでゐる  向日葵の咲いてゐる  何處がこんなに似てゐる  實によく散らかつてゐる  何かが浮んでゐる  船暈を感じてゐる  不安にさせてゐる  少女はあんまり離れ過ぎてゐる  夫人たちがひどく驚いてゐる  筆に似てはゐる  天使たちを見ようとしてゐる  續きを見てゐる  ひでも嗅いでゐる  母が見てゐる  顏を赤らめてゐる  それには慣れてゐる  いま自分の待つてゐる  苦痛から囘避しようとしてゐる  氣持や、かうして歩いてゐる  人の愛してゐる  私から遠ざからうとしてゐる  一しよに暮らしてゐる  扁理を待つてゐる  ほんとうに愛してゐる  うに愛してゐる  到着しようとしてゐる  氣味わるく持ち上げてゐる  さつきから自分をかうして苦しめてゐる  町にこびりついてゐる  目的もなしに歩いてゐる  足もとに散らばつてゐる  自分にひどく肖てゐる  誰かを愛してゐる  やうに愛してゐる  扁理を愛してゐる  そつくりそのまま肯定してゐる  青年にさせてゐる  聖母を見あげてゐる  点を挙げてゐる  これをどう見てゐる  つて、もうとうに散つてゐる  今ごろ咲いてゐる  窓をあけようとしてゐる  陽気はまつたくどうかしてゐる  三角に圧しつぶされてゐる  苦悶を表してゐる  脚踏みをしてゐる  片方だけを曲げてゐる  背中に載つてゐる  うちにもうなくなりかけてゐる  餅を搗いてゐる  愚なるに似てゐる  宇治拾遺物語から発してゐる  記載せられてゐる  ものが伝へられてゐる  絵本がひろげられてゐる  家事にいそしんでゐる  つてごはんを食べてゐる  息子も、黙つてゐる  一ぱいこぼれ落ちてゐる  許容してゐる  直覚してゐる  性質を有してゐる  人と書かれてゐる  宴に打興じてゐる  情を抱いてゐる  山奥に住んでゐる  お爺さんは、ただまごついてゐる  ごはんを食べてゐる  言つて、澄ましてゐる  笑つてはしやいでゐる  頬ぺたに吊してゐる  うろたへてゐる  流儀を持つてゐる  つて甲羅を干してゐる  はるか竜宮を眺めてゐる  目出度がられてゐる  やうで、すつぽん、たいまいなどのゐる  人ときまつてゐる  絵空事ときまつてゐる  鰭状を為してゐる  案内しようとしてゐる  いま冒険をしてゐる  事を信じ切つてゐる  冒険と呼んでゐる  誇りにして生きてゐる  何でもよくわかつてゐる  引下さうとしてゐる  附合ひをしようとたくらんでゐる  私には何もかもよくわかつてゐる  かなはぬなどと考へてゐる  堕落させようなんて、たくらんでゐる  みんな、のんびり暮してゐる  さが続いてゐる  耳朶をくすぐつてゐる  三百匹はゐる  場所が燃えてゐる  黒一点をとどめてゐる  下へと泳いでゐる  捨場には困つてゐる  ちよこんと立つてゐる  身辺に動いてゐる  身動きもせず凝つとしてゐる  音に聞き惚れてゐる  嘲弄を受けてゐる  みんな少し浮いて動いてゐる  上下左右にゆられてゐる  物の動いてゐる  つて後退してゐる  天蓋をなしてゐる  音によく似てゐる  何をへどもどしてゐる  模糊と霞んでゐる  身辺に降り注いでゐる  裸足で歩いてゐる  隙いてゐる  気品を有してゐる  あとについて歩いてゐる  何万年も経つてゐる  音に聞き惚れ、生きてゐる  舞ひを眺めて暮してゐる  やうにして遊んでゐる  ぷりは佳し、と来てゐる  乙姫の考へてゐる  事なんか忘れてゐる  許可は与へられてゐる  客あしらひをしてゐる  美酒、含んでゐる  ものは、生きてゐる  醗酵させてゐる  工夫がほどこされてゐる  しかし、また、黙つてゐる  無限に許されてゐる  ケチにこそこそ暮してゐる  お前は、怒つてゐる  妙にしよんぼりしてゐる  竜宮にゐる  ものがこもつてゐる  客を忘れてゐる  心理が取りあつかはれてゐる  疑念にとらはれてゐる  無限に許してゐる  悪ふざけに似てゐる  人間三百歳にもなりや、いい加減、諦めてゐる  お伽噺に較べて、いくぶん荒つぽく出来てゐる  現今発行せられてゐる  賢明にごまかしてゐる  露骨に見え透いてゐる  教育せられてゐる  女神とせられてゐる  恥辱を受けるにきまつてゐる  結果は、たいていきまつてゐる  おなかも空いてゐる  苦心惨憺してゐる  一心不乱に食べてゐる  年をかくしてゐる  臭いものを食べつけてゐる  何だか火が燃えてゐる  みんな富士山と続いてゐる  悪魔に似てゐる  虫の息で、生きてゐる  のだか死んでゐる  かなたこなた食ひ捜して歩いてゐる  顔にありありと見えてゐる  しんから喜んでゐる  箒など立てられてゐる  錯誤を犯してゐる  神さまがついてゐる  幸福感にぬくぬくとあたたまつてゐる  鮒がうようよゐる  舟を作つてくれてゐる  計が蔵せられてゐる  調子がいいぞ、とにやにやしてゐる  観賞してゐる  言つて垂涎してゐる  倫理を覆つてゐる  お前の持つてゐる  賞し、または服してゐる  ここにかかつてゐる  一匹住んでゐる  つてあがいてゐる  敢闘してゐる  微熱を発してゐる  趣きさへ呈してゐる  やうにゆがんでゐる  つて降参したりしてゐる  心理にはいささか通じてゐる  旗を持つてゐる  庵を結んでゐる  仕送りしてゐる  やうであるが、しかし、寝てゐる  たくさん読んでゐる  庭を歩いてゐる  十数年経過してゐる  油光りしてゐる  炉傍に坐つてゐる  言つて、すましてゐる  二羽図案化されてゐる  挿入せられてゐる  音を立てて走つてゐる  向にあがいてゐる  つて雀を見てゐる  嘘ばつかりついてゐる  おれの生きてゐる  自身を慰めてゐる  慾を捨ててゐる  朝夕どんなに淋しい思ひをしてゐる  局面転換を計らうとしてゐる  どこに隠れてゐる  机上で遊んでゐる  行方を眺めてゐる  万もゐる  やきもちを焼いてゐる  照さんを捜してゐる  上つてあたりを見廻してゐる  清水が素早く流れてゐる  清水を見てゐる  眼をそそいでゐる  どこに住んでゐる  體得してゐる  宇治拾遺物語から發してゐる  繪本がひろげられてゐる  默つてごはんを食べてゐる  奧に住んでゐる  山奧に住んでゐる  はるか龍宮を眺めてゐる  繪空事ときまつてゐる  缺如してゐる  いま冐險をしてゐる  冐險と呼んでゐる  引下げようとしてゐる  墮落させようなんて、たくらんでゐる  黒一點をとどめてゐる  身邊に動いてゐる  身邊に降り注いでゐる  氣品を有してゐる  默つて歩いてゐる  龍宮にゐる  惡ふざけに似てゐる  現今發行せられてゐる  亂に食べてゐる  惡魔に似てゐる  息で、生きてゐる  搜して歩いてゐる  顏にありありと見えてゐる  帚など立てられてゐる  藏せられてゐる  觀賞してゐる  敢鬪してゐる  參したりしてゐる  ぶんたくさん讀んでゐる  十數年經過してゐる  爐傍に坐つてゐる  二羽圖案化されてゐる  插入せられてゐる  樣子を示してゐる  默つて雀を見てゐる  局面轉換を計らうとしてゐる  萬もゐる  姿が画かれてゐる  姿で現れてゐる  文字に書き現されてゐる  物語をしてゐる  のだと称せられてゐる  心持ちを表してゐる  絵解きから来てゐる  歌から出てゐる  近くに立つてゐる  日にはその住んでゐる  唯一人歩いてゐる  やうに立込んでゐる  つて知らぬ顔をしてゐる  人達が並んで立つてゐる  笑つたりしてゐる  腰掛のすいてゐる  向側へ越し、並んでゐる  半はどうかと危ぶみながら待つてゐる  男は持つてゐる  病氣でもしてゐる  雲をきれてくまなくさしてゐる  空席に、ぽつねんと坐つてゐる  茫然立ちつくしてゐる  烈風にはためいてゐる  小僧にたのみいる、ところがあつたと覚えてゐる  つた様に覚えてゐる  倚つて夕刊を読んでゐる  夢の中で抱いてゐる  何処かに生きてゐる  今頃みんな何してゐる  冷然と坐つてゐる  通しに泣いてゐる  ぴつたり肌についてゐる  かすかに汗ばんでゐる  標章に埋まつてゐる  烏天狗が立つてゐる  から祈つてゐる  歌をきかせてゐる  歌をきかしてくれてゐる  鬼カゲと呼ばれてゐる  まつ先にたつてゐる  根が少し高く出てゐる  つて江戸へ来たとばかりおぼえてゐる  外来語ではないと思うてゐる  山の上から来ると考へてゐる  鬼に近づいて来てゐる  御霊を持つてゐる  非常に恐れられてゐる  結合して、遺つてゐる  源をなしてゐる  舞踊に這入つてゐる  もどきが現れてゐる  天狗とを扱うてゐる  結合させてゐる  なごりが、沢山遺つてゐる  省略されてゐる  窓から見渡してゐる  濛ツと煙りが巻いてゐる  私をさしまねいてゐる  半面を照らされてゐる  から登記までも済ませてゐる  構へて立ちあがらうとしてゐる  上から此方を見あげてゐる  勘定をしてゐる  陽りの満ち溢れてゐる  灯火の光りを浴びてゐる  人をさしまねいてゐる  穂先は潰れてゐる  差別を忘れてゐる  上に開かれてゐる  颯々と吹きまくつてゐる  恐怖性神経衰弱に駆られてゐる  さうして潰れてゐる  ふちに立つてゐる  夢遊病と進んでゐる  斜めに映つてゐる  上大金を持つてゐる  村人一帯に流れてゐる  嵐がまたも新しく巻き起らうとしてゐる  扉から灯火が洩れてゐる  つけねらつてゐる  迷信を信じてゐる  賭金を持つてゐる  窓から見送つてゐる  噛りついてゐる  肉体を打ちつけてゐる  森に囲まれてゐる  群が休んでゐる  音無を促してゐる  演説してゐる  拳を振つてゐる  反抗を示してゐる  底にかくれて、鈍い光りを投げてゐる  頂点に達してゐる  お家が建つてゐる  学校を休んでゐる  お客様が見てゐる  つて毛がはえてゐる  のだと思ひ込んでゐる  二匹を見て、あんまりよくはえてゐる  骨がグラグラしてゐる  足がぐらついてゐる  來るときめてゐる  何かを讀んでゐる  温泉が出てゐる  女中がついてゐる  スポンヂ野球が始まつてゐる  靴を見てゐる  ぶらんこをしてゐる  書きながら待ちかねてゐる  二階住居をしてゐる  表札のかかつてゐる  やうにしてもらつてゐる  やつきりしてゐる  次兄の生きてゐる  義理から本家とよそよそしくしてゐる  追放令下にしよんぼりとしてゐる  方に送つてゐる  稍汗ばんでゐる  涼しい顏をしてゐる  中をよちよちしてゐる  熱海では待つてゐる  鼎坐してゐる  口を目立たぬほどに動かしてゐる  何かを賭してゐる  生物と信じ込まれてゐる  窓に低く現はれてゐる  白じろしてゐる  域に入りかけてゐる  耳をしてゐる  ほどテキパキしてゐる  往つては立ち止まり立ち止まりしながら、それでもやうやう讀みすすんでゐる  殆ど宿命的にもつてゐる  詮め切れずにゐる  更級日記は書き出されてゐる  前後を描いてゐる  いふ自白をしてゐる  半ば自嘲しながら打ち明けてゐる  非常に歪めてゐる  ことで、書いてゐる  氣もちにさせられてゐる  和歌に托してゐる  山頂だけ見せてゐる  考證せられてゐる  何か持つてゐる  配合その宜しきを得てゐる  ぐらゐな意でゐる  おこつてばかりゐる  小説家がゐる  覯てゐる  微かに憶えてゐる  今でも憶えてゐる  夕暮時銀座を歩いてゐる  霧に閉されてゐる  ド論を読み進めてゐる  共感をぶちまけてゐる  骨子を立ててゐる  潤澤ならしめてゐる  私を見抜いてゐる  やうにむれてゐる  蛤の並んでゐる  愛をかくしてゐる  復讐なんかしてゐる  母親と、ねそべりながら話してゐる  ぢに憎みつづけてゐる  短刀を逃げてゐる  類ひを逃げてゐる  侘住居を営んでゐる  感情を懐いてゐる  誰に対しても打ち解けてゐる  私の睡つてゐる  二六時中考へてなぞゐる  心持で見てゐる  批評を求めてゐる  顔をして見てゐる  私はいくらかの憧れを持つてゐる  失恋耽溺に沈んでゐる  通信を怠つてゐる  雑誌がならんでゐる  表紙がならんでゐる  文藝春秋社から出してゐる  人影がちらほらと動いてゐる  ぬれそぼけてゐる  勢ひでもえてゐる  きりにもんでゐる  縮図をしてゐる  うちは、うまく行かない、写してゐる  縮図してゐる  管絃をしてゐる  記憶を辿つてゐる  かげを残してゐる  おんぶしてゐる  私は忘れずにゐる  咲きそろつてゐる  脊から受けてゐる  私の泣いてゐる  膳のまへに坐つてゐる  狂言を見てゐる  祖母だけが起きてゐる  それを聞いて、ああ、まだ起きてゐる  ことだけは忘れずにゐる  方だと信じてゐる  應用問題などに困らされてゐる  毆られてばかりゐる  私は散りかけてゐる  潔癖から來てゐる  答案用紙を汚してゐる  昆蟲を集めてゐる  客たちにこぼしてゐる  いまでも忘れずにゐる  いつぱい生えてゐる  蛆蟲とあそんでゐる  のきを見つめてゐる  のんでゐる  書物が出てゐる  發賣されてゐる  私とに似てゐる  思案をめぐらしてゐる  ペエジがいつもぱらぱらとそよいでゐる  誰でもさう考へてゐる  弟も居合せてゐる  あかり窓から雪の降つてゐる  水に散つてゐる  私は、似てゐる  さまよふてゐる  辻に古くから立つてゐる  手を待つてゐる  間から凝と睨んでゐる  放尿してゐる  パツチパツチと鳴いてゐる  今日も鳴いてゐる  一人で泣いてゐる  BANKOにゐる  素肌何を見てゐる  五册出てゐる  弘から聞いてゐる  ものに取りまかれてゐる  心をいまだに占めてゐる  腕にもたれてゐる  鍵なんぞまでかかつてゐる  何か恐れようとしてゐる  息ぶきももう薄れてきてゐる  つて竝んでゐる  ヴィヴィドに出てゐる  言ひかけてゐる  ことは何もかも呑み込んでゐる  感じを深めてゐる  いま咲いてゐる  花が吹いてゐる  庭なんぞを眺めてゐる  さかりに咲いてゐる  いらいらばかりしてゐる  いつまでも手をかけてゐる  和服を通してゐる  目つきまで浮べてゐる  道ばたに棄てられてゐる  氣はひを見せてゐる  一生を委ねようとしてゐる  一部だけをのぞかせてゐる  向うに見え出してゐる  きよとんと坐つてゐる  ぼんやりとして見てゐる  おばあさんの泣いてゐる  才能に恵まれてゐる  昼間ねてゐる  力量に属してゐる  物だと心得てゐる  詩を書いたりしてゐる  執念を恵まれてゐる  ソッポを向いたりしてゐる  たいがいシルシ半纏をきてゐる  酒宴に及んでゐる  酔へず吐き下してゐる  陰鬱にふさぎこんでゐる  先方ではもう忘れてゐる  帰宅を待ちわびてゐる  判定してゐる  遊びたわむれてゐる  主力が置かれてゐる  精をだしてゐる  アコガレをよせてゐる  信用を博してゐる  自分一人感動してゐる  女房はプンプン怒つてゐる  笑ひころげてゐる  嘲笑されてゐる  これ考へてゐる  お茶をなめてゐる  口紅がついてゐる  昔から当事者以外は引込んでゐる  失踪してゐる  庄吉と話してゐる  旅行にくたびれてゐる  按吉に慰められてゐる  昼から酒をのんでゐる  家で呼んでゐる  ジッと抑へてゐる  何を抑へてゐる  爪先で立つてゐる  やうにギラギラしてゐる  女房はさうなつてゐる  標題を含んでゐる  裏表から語られてゐる  屹度どんなに悦んでゐる  あらはして説いてゐる  個人的存在を認めてゐる  苦しみをしてまで寝てゐる  觀じてゐる  殆ど語りつくされてゐる  四十七士といはれてゐる  磯貝十郎左衞門にささやいてゐる  母親貞柳が住んでゐる  かな酒宴などひらいてゐる  くも立ち働いてゐる  臺所で立働いてゐる  實體化してゐる  うちに書いてゐる  國難に立ち向はうとしてゐる  草鞋をつけてゐる  人となりを見てゐる  要を憂へてゐる  瀬戸際に、迷うたり怯んだりしてゐる  拜してゐる  がやがやしてゐる  いま座右の銘としてゐる  樂しみをもつてゐる  例にしてゐる  人にもすすめてゐる  史上に多く見てゐる  迷ひが絡んでゐる  身をさへ滅ぼしてゐる  自署してゐる  いふ心境をもらしてゐる  本能にも似てゐる  變化をしてゐる  身をかはして逃げてゐる  一人になりきつてゐる  戯むれたりしてゐる  情景を見てゐる  今日ばかりはかうしてゐる  頭も下げて働いてゐる  働きばかりしてゐる  社會人に接してゐる  社交上で接してゐる  外に働いてゐる  人間といはれたりしてゐる  要務を裁いてゐる  圓光の輝いてゐる  背中を見てゐる  ツこく肥えてゐる  家庭記事なども避けてゐる  春の雪が降つてゐる  さや豆が浮いてゐる  中などに多く生れてゐる  笑つた顏をしてゐる  以つて自負してゐる  人後に落ちないとしてゐる  ことでは負けないとしてゐる  場合でなし、ともいつてゐる  顏があらはれてゐる  寢顏をしてゐる  飮んで歩いてゐる  光明にあふれてゐる  日々立證されてゐる  笑ひながしてゐる  自分が住んでゐる  仕事が住んでゐる  うちに住んでゐる  二萬刀を超えてゐる  榮光に輝き出してゐる  親しみをも忘れてゐる  行使してゐる  慾望してゐる  不細工にできてゐる  誰でも持つてゐる  あらはされてゐる  交つて亂れ咲いてゐる  樂しみがめぐまれてゐる  驚異されてゐる  女性に似過ぎてゐる  どこを多く見てゐる  男性が見てゐる  代表されてゐる  美を描いてゐる  自然生と限られてゐる  かいひかへてゐる  のが正しからうともいつてゐる  所に起つてゐる  わが子を見てゐる  眼があいてゐる  靜かに描いてゐる  默語をなしてゐる  謀議してゐる  機關は錆びてゐる  現代日本を辛くも結んでゐる  角度から働らきかけてもゐる  いま痛切に抱いてゐる  痛切に案じてゐる  時に迫られてゐる  一つとしてゐる  復古的再生を示してゐる  誇りとを抱いてゐる  宿命してゐる  職域に奉じてゐる  舊藩主たちはもつてゐる  名門を擁してゐる  國家組織美をなしてゐる  今はすでに失はれてゐる  寂寥を極めてはゐる  みな抱いてゐる  なほ寄せてゐる  地元に抱いてゐる  解決を急がれてゐる  地方文化問題はさし迫つてゐる  舊藩主諸氏はどう考へてゐる  眼に見てゐる  二荒伯などもさうだとは聞いてゐる  全土に示してゐる  應援されてゐる  獨り尊んでゐる  實行されてゐる  指導者が住んでゐる  皮膜を持つてゐる  歎じてゐる  痛切に考へられてゐる  賛意を示してゐる  必要されてゐる  銅像が立つてゐる  依存主義國策に過られてゐる  眼にのこつてゐる  文人も示してゐる  小説欄にとられてゐる  民心の燃えてゐる  必然と働いてゐる  過去を書いてゐる  傳説をもつて住んでゐる  徳川化されてゐる  衰乏ではないかと考へてゐる  何氣なく讀んでゐる  山野に生えてゐる  血液にひそんでゐる  私たちの書かうとしてゐる  あとはケロリとしてゐる  今日自分が掴んでゐる  中に脈々と動いてゐる  つてやめてゐる  血管に戴いてゐる  門閥だけを誇つてゐる  血液を誇つてゐる  發揮してゐる  望してゐる  日本人だけのもつてゐる  純潔さだといはれてゐる  苦鬪してゐる  毎日書いてゐる  讀者のもつてゐる  歴史は繰返されてゐる  合戰を書いてゐる  自分たちの住んでゐる  日課としてゐる  眞直に歩いてゐる  非常に役に立つてゐる  計算されてゐる  上で絶えず書いてゐる  職域でいはれてゐる  滿鐵にゐる  死骸がゴロゴロしてゐる  武藏を書いてゐる  書も書いてゐる  關心を持つてゐる  明日を考へようとしてゐる  ゴシツプ的に見てゐる  第一線に立つてゐる  勤勞をしてゐる  慘苦をしてゐる  冷淡視してゐる  行ひだと考へてゐる  から行はれてゐる  陋屋にゐる  借家から借家へ移してゐる  號してゐる  多く使はれてゐる  感化してゐる  歌はできないといつてゐる  意義を見出してゐる  獨りゐる  知識を持つてゐる  作家が知らずにとばしてゐる  のみこんで書いてゐる  そのままできてゐる  勉強だと考へてゐる  諸君たちが考へてゐる  筆者もさう信じてゐる  目的に結ばれて進んでゐる  意識して書いてゐる  しんに置いて書いてゐる  いふ私見を持つてゐる  途中でしてゐる  人自身の信じてゐる  總決算されてゐる  歴史を辿つてゐる  なり細かく分つてゐる  食ひものまで分つてゐる  ものが見てゐる  皆書き上を出さしてゐる  僕は持つてゐる  短銃を撃つてゐる  違つた名前を擧げてゐる  ものは、讀んでゐる  人でないと考へてゐる  ものに書かれたり、もて囃されてゐる  今日忘れてゐる  つた注意を持つてゐる  時代感が鋭いといはれてゐる  郷土に持つてゐる  檢討してゐる  僕は望んでゐる  現在してゐる  今それを役立ててゐる  素通りして出てゐる  自分に生れながら持つてゐる  朝夕隅田川を眺めてゐる  各々のもつてゐる  現代小説のもつてゐる  圈内にゐる  讀者をつないでゐる  驚嘆のみしてゐる  影響を強くもつてゐる  覺をもつてゐる  環境を叩いてゐる  聲援されてゐる  常識的になりすぎてゐる  傳記を見てゐる  一同が眺めてゐる  認識されようとしてゐる  同感させてゐる  答へたといはれてゐる  うちに吐きつくしてゐる  正直さをよほど見込まれてゐる  それに打込んでゐる  國策にのぼつてゐる  大物ばかりにぶつつかつてゐる  征服慾としてゐる  家光をかう叱つてゐる  書齋にのみ引つ込んでゐる  和やかにこぼれてゐる  類型をもつてゐる  いふまでもないと考へてゐる  朝暮對してゐる  破れ笠でも抛つてゐる  夏も凍つてゐる  光をもつてゐる  爲さしめてゐる  情熱を示してゐる  神として祀られてゐる  荒れ地を擁してゐる  理性に富んでゐる  政策が絡んでゐる  間に書いてゐる  私はしてゐる  今に遺してゐる  所へ置かれてゐる  考へはもつてゐる  時から持つてゐる  畫を描いてゐる  不器用者はないとしてゐる  のは少し大それてゐる  畫が描けないと決めこんでゐる  通念は、ほんとに結ばれてゐる  心が行き亙つてゐる  茶のてまへを見てゐる  記録にも見えてゐる  檢討されてゐる  加味してゐる  やうにと頼んでゐる  書館にゐる  せつせと調べてゐる  顯揚されてゐる  若い生命を息づいてゐる  つたといはれてゐる  試合をしてゐる  時二十一歳だといはれてゐる  實戰もしてゐる  不明瞭にぼかされてゐる  今日、遺されてゐる  つねとしてゐる  惡夢などは忘れすましてゐる  樣な思ひに閉ざされてゐる  クシヤクシヤに揉みつぶしてゐる  世界も見てゐる  なほ持つてゐる  國會はしてゐる  超然、おどけてゐる  芥と見てゐる  一手で通してゐる  他愛もなく渦まいてゐる  都會の子はもう、甘きに飽いてゐる  根を傷められてゐる  前途に約してゐる  記事が載つてゐる  唇に沁みついてゐる  叫びぬいてゐる  往診してゐる  樂しみとしてゐる  本能をあまやかしてゐる  中には、そこはかとなく生きてゐる  前から疑ひをもつてゐる  畫かれてゐる  いふ話も遺つてゐる  徳島人が結びついてゐる  事が、長く知れずにゐる  平和がいつも保たれてゐる  骨董談に耽けつてゐる  生理に適してゐる  判斷されてゐる  支持が分れてゐる  茶席には招かれてゐる  辭退はしてゐる  何十家にも及んでゐる  考へが潜んでゐる  茶も分つてゐる  やうに思ひ誤まつてゐる  孫と聞いてゐる  美妓もゐる  域を脱してゐる  作者名をあげてゐる  子孫を播いてゐる  秘密もかくれてゐる  舌に忘れてゐる  やうに、じつとしてゐる  云ひ聞かせてゐる  恥とでも考へてゐる  墨痕りんりと書いてゐる  官衣を脱いで書いてゐる  世間から消滅してくれればよいと祈つてゐる  庖丁など包ませてゐる  つけ合ひをしてゐる  顏してゐる  參考書をさがしてゐる  ぼくには分つてゐる  實質から引かれてゐる  競爭して投じてゐる  ニス繪がこびりついてゐる  女史たちに捲かれてゐる  村の家にゐる  ひとりでよろこんでゐる  小人でも住んでゐる  つけツ放しにしてゐる  のか、ついてゐる  やつと生きてゐる  負債としてゐる  エプロンをかけてゐる  アマさんがよく掛けてゐる  あんたが掛けてゐる  體がまだ持つてゐる  詳論されてゐる  ひとり留守番をしてゐる  家人のゐる  都心にゐる  茫然と仰向けてゐる  身を托してゐる  現代に合せてゐる  ぼくの見てゐる  占をしてゐる  占で暮してゐる  天を信じてゐる  苦樂を托してゐる  廣さだが、生えてゐる  うだつたとか、聞いてゐる  仕事は、生きてゐる  チラシを撒いてゐる  お盆に生きてゐる  庶民がよく出てゐる  例外なくあきれてゐる  風さへもつてゐる  美音も持つてゐる  作用が潜んでゐる  奈良を愛してゐる  佛天を信じてゐる  ものと、してゐる  親切氣とをもちあつてゐる  身にもつてゐる  惠まれてゐる  年々人出をましてゐる  徹夜仕事でもしてゐる  看板にあげてゐる  だれも知りぬいてゐる  餘白としてゐる  歴史を歩み去つてゐる  梅忠より洒落れてゐる  獨りじれながら待つてゐる  三十二三歳で死んでゐる  んだから、どう優れてゐる  詩でいつてゐる  子供も生ませてゐる  つて修行してゐる  肖像畫を見てゐる  人間臭い顏つきをしてゐる  下から芽ばえてゐる  都へ出てゐる  討死してゐる  膾炙されてゐる  末から出てゐる  朝から晩まで茶化してゐる  めんどりみたいに温めてゐる  畫家がゐる  美僧に描かれてゐる  上で死んでゐる  風にばかり書かれてゐる  商賣にしてゐる  上に持てはやされてゐる  ふかくれ埋れてゐる  虚名を博してゐる  人氣に弄ばれてゐる  乘せられてゐる  流動變遷してゐる  いくらでも立つてゐる  日本人はうぬぼれてゐる  言はれるが、うぬぼれてゐる  人間がうぬぼれてゐる  萬能と信じてゐる  いつまでもまもつてゐる  ものをかついで歩いてゐる  ことをはなれてゐる  自分を書いてゐる  ぐらに動いてゐる  一世紀にわたつて動いてゐる  登場人物がゐる  時代を動かしてゐる  立場から答へをだしてゐる  答をだしてゐる  ものについても書かれてゐる  ものが讀まれてゐる  支持をうけてゐる  盜賊化してゐる  形で、現はれてゐる  火事にはこりてゐる  演出をさせてゐる  刑事部屋に待たせられてゐる  恩とすら感じてゐる  これと似てゐる  逍遙してゐる  炭俵に腰かけたりしてゐる  闇屋をしてゐる  ものを賣つてゐる  夫を死なしてゐる  操はもつてゐる  つて夫を死なしてゐる  年寄りがゐる  問題をふくんでゐる  それを堪へて歩いてゐる  氣持で歩いてゐる  ものをもつて始終をみてゐる  實は動いてゐる  姿へ刻々と動いてゐる  だれにいつてゐる  まさか自分がいはれてゐる  部屋を見てさわいでゐる  業にとりつかれてゐる  紙クズカゴを埋めてばかりゐる  責任をもつてゐる  方が生じてゐる  承諾してゐる  使命を果させようとしてゐる  拂はれてゐる  考えをもつてゐる  ものをかならず持つてゐる  呼び水をさしてゐる  んでもみてゐる  見方に慣れてゐる  つて構成されてゐる  組み合はされてゐる  單純に白いと見てゐる  シンボルされてゐる  一つにもつてゐる  語をもつてゐる  中に明け暮れしてゐる  ぼくらの住んでゐる  篆刻に耽つてゐる  なかにも訪れてゐる  爲に啼いてゐる  主張を叫んでゐる  生存權生存權と、啼いてゐる  輪廻に生かされてゐる  坊つちやんが遊んでゐる  ぢくり廻さないでゐる  嬉々と暮してゐる  人と話してゐる  青年でも萎んでゐる  新緑をしたたらせてゐる  そつと暮してゐる  今日を守りあつて暮してゐる  惱み始めてゐる  程度にとどめてゐる  自分でしてゐる  人を驚かせてゐる  山積してゐる  道を探してゐる  當人が、好まないでゐる  誰でも、分つてはゐる  不幸だといつてゐる  味得してゐる  支度にきまつてゐる  迷ひを深くしてゐる  姿をなくしかけてゐる  時代を出してゐる  諷刺してゐる  紅にしてゐる  指を示してゐる  爪を染めてゐる  怪訝な思ひをさせてゐる  大勢の子供を集めてゐる  傳播してゐる  合點して、持つてゐる  二サクといつてゐる  文部省の努めてゐる  いま文部省がつかつてゐる  のだとか聞いてゐる  鞠をついてゐる  胸にのこしてゐる  郊外にゐる  顏が交じつてゐる  廣場に立つてゐる  椋の木がのこつてゐる  宙にとどまつてゐる  お握りを食べてゐる  一目千本を眺めてゐる  ちよこねんと、坐つてゐる  のかと、疑つてゐる  箸口へ運び、飽かずに、さうしてゐる  いま位置してゐる  みんな體驗してゐる  色は持つてゐる  原色は限られてゐる  云ひ分けられてゐる  非常にかぎられてゐる  旅行中、遊んでゐる  御飯をたべてゐる  良識をもつてゐる  錯誤をもつてゐる  自分で持つてゐる  色盲症をながめてゐる  惡夢してゐる  遊戯してゐる  難波村と続いてゐる  村人の考へてゐる  つた、と言うてゐる  寺一宇建つてゐる  ことが出来ると誇つてゐる  種姓を、暗に、示してゐる  本家と考へてゐる  屋敷を持つてゐる  今も、さう呼んでゐる  賤業と見なしてゐる  花を商うてゐる  其音勢が亡くなつてゐる  心が、かう書いてゐる  間にも、強く動いてゐる  情を持ちあつてゐる  出し箱に並んでゐる  貸座敷をしてゐる  家を出されてゐる  何処かに住んでゐる  寺子屋を開いてゐる  フランソアを愛してゐる  マオが苦しんでゐる  お前がどうかしてゐる  近く來てゐる  道化役者にならうとしてゐる  位置に立たうとしてゐる  趣味を持つて働いてゐる  一人起きてゐる  塵埃濛々然としてゐる  頃に出来てゐる  以て出来てゐる  コボしてゐる  さうに立つて見てゐる  奴が隠れてゐる  やうに白い煙りが蟠つてゐる  始めから肯定してゐる  何だか自分が呟いてゐる  学校を怠けてゐる  子供扱ひにしてゐる  手腕をメキメキと挙げてゐる  誰かをほんとに愛してゐる  のかしら、こんなに烈しく燃えてゐる  中から消え失せてゐる  フレムを見廻つてゐる  貢のゐる  写真を長く見てゐる  臭い硫黄泉が出てゐる  胸像の並んでゐる  風に乱れてゆれてゐる  現金を持つてゐる  綽名をしてゐる  裝はうと努めてゐる  身をよせてゐる  映画製作者がゐる  二人が坐つてゐる  心身をさらしてゐる  私は認めてゐる  重心があつめられてゐる  仕業がなければ死なずにゐる  つて他出してゐる  病床を訪れたりしてゐる  知らぬ顔をきめこんでゐる  死体の醜をさらしてゐる  姿も書いてゐる  やつぱり敗北してゐる  眼力を一層深めさせてもゐる  パツとしてゐる  手前まで進んでゐる  ケテイが訪れてゐる  綽名してゐる  罪でも犯してゐる  合つてなどゐる  顔を見ては黙つてゐる  重石を載せられてゐる  一番好意を寄せてゐる  秘密としてゐる  二十枚もためてゐる  村瀬は、話してゐる  そばから忘れてゐる  封筒が滾れ落ちてゐる  家事に親しんでゐる  歩き振りに耽つてゐる  中に凝つとしてゐる  文字が掲げられてゐる  白黒してゐる  大変愛嬌があるとか、苦みばしつてゐる  点も欠けてゐる  表情を殺してゐる  黒板塀が限られてゐる  やうに乏しく踞まつてゐる  劃されてゐる  いくつも附いてゐる  ぱつと目に立つてゐる  いふ人が住んでゐる  話もしないでゐる  結つた人がゐる  水馬かなぞでもゐる  續いて書いてゐる  鳥を見て立つてゐる  西洋人がゐる  別に西洋人のゐる  兩方に開いてゐる  ひつそりと住んでゐる  默つて遊んでゐる  どこかに現はれてゐる  一種の僻みをもつてゐる  低下を招いてゐる  例を少しはみてゐる  表面的に真似てゐる  履行されてゐる  作曲家を志してゐる  穿鑿してゐる  音樂化してゐる  カッフェに休んでゐる  囘想しながら、かう書いてゐる  稱せられてゐる  ヴェネチアだけを指してゐる  者が見てゐる  それを知らぬ振をしてゐる  髪の毛にかぶりついて泣いてゐる  テーブルにゐる  傍を飛んでゐる  若衆のゐる  平生敷いてゐる  蛾がゐる  仮寝をしてゐる  小雨の降つてゐる  羽が黒く焼けただれてゐる  自慢に感じてゐる  海岸へ出てゐる  女の住んでゐる  裏門が見えてゐる  方へ通じてゐる  何時も寝てゐる  男は睡つてゐる  そりと痩せてゐる  田舎に住んでゐる  温泉にゐる  あいつが生きてゐる  坂を登らうとしてゐる  時宜をしてゐる  料理屋を出してゐる  對象が無くては生きてゐる  教授のゐる  意外に練れてゐる  問題を自論じてゐる  櫛で分けてゐる  返答をしてゐる  青年文士は述べてゐる  自分を見つめてゐる  窓近く日光に輝いてゐる  手持無沙汰でゐる  今朝の新聞に出てゐる  誤り記してゐる  ケムブリッヂにゐる  捏造記事が出てゐる  筆つきで書いてゐる  身に起らんとしてゐる  獨身生活を喜んでゐる  配偶を探し求めてゐる  恐怖をいだいてゐる  強もてにもててゐる  奬勵してゐる  揃つて文筆に親しんでゐる  自分自身持つてゐる  小犬の啼いてゐる  おはじきをしてゐる  藝術品として勝れてゐる  死なう死なうと思ひながら生きながらへてゐる  技倆には勝れてゐる  作者の持つてゐる  畫工が、とりすましてゐる  風をして歩いてゐる  作者は描いてゐる  壓迫に苦しんでゐる  主人公ネフリュドフに比べてゐる  あばずれが現れてゐる  明確に描かれてゐる  是認してゐる  はる事さへ歴然と示されてゐる  趣味と、かなり力強く働いてゐる  遙に勝つてゐる  公言してはゐる  議論を吹掛けてゐる  程愛嬌に富んでゐる  次郎生が考へてゐる  如く述べてゐる  喜劇を見てゐる  語調で繰返してゐる  のを恥ぢてゐる  價値を定めようとしてゐる  ほこりかに詰問者は書立ててゐる  文筆を弄んでゐる  人違ひをしてゐる  買馴れてゐる  煙を吹いてゐる  思つて幾度も探してゐる  作品の出てゐる  ものに限られてゐる  寄食してゐる  來ないので聞えてゐる  福島屋ときめてはゐる  川にかかつてゐる  間に積まれてゐる  はり見てゐる  連載されてゐる  から續いてゐる  靈魂を持つてゐる  事を暗に示してゐる  筆を進めてゐる  そこから來てゐる  二階で叫んでゐる  熾烈に現れてゐる  歐米人に勝つてゐる  一人だとさへ考へてゐる  姿で腰かけてゐる  前でだだをこねてゐる  了解されてゐる  自慢さうに演じてゐる  人だと信じてゐる  若い藝者を引連れてゐる  感服して見てゐる  歴々として現れてゐる  跋扈してゐる  石つぶてを浴びてゐる  湯氣を見てゐる  形成して、噛みしめてゐる  何かと考へてゐる  現在營んでゐる  人も、必ずしもぬらくら遊んでゐる  絶間なく奏されてゐる  濫作家がゐる  勉勵してゐる  猥談に極まつてゐる  盡かしてゐる  識にあらはれてゐる  平素自分の考へてゐる  汗を流して暮してゐる  身をもてあましてゐる  費消してゐる  壓服してゐる  鈴むらさんについてかう書いてゐる  胸に浮べてゐる  知らない人間だといはれてゐる  學者だと思はれてゐる  さうに物語られてゐる  ものだと固く思ひきめてゐる  このごろ扇朝が始終這入りこんでゐる  靜に坐つてゐる  つてどうにもならないと、寂しく思ひきめてゐる  底迄徹してゐる  同情を寄せてゐる  愁にみたされてゐる  冬景色を選んでゐる  曇日に限られてゐる  靜寂を増してゐる  眞心から幸福を感じてゐる  飮ませてゐる  香の沁みてゐる  面をしてつきあつてゐる  顏附をしてゐる  最後の審判を免れてゐる  自ら示してゐる  問題について論じようとしてゐる  技巧が生きてゐるか、死んでゐる  確く信じてゐる  先生は信じてゐる  立證してゐる  女神によつて見透されてゐる  爽かに動いてゐる  鮮かに浮び出してゐる  興味が躍然として現れてゐる  觸覺が描かれてゐる  娘も生きてゐる  少年が話してゐる  前後二門づつ載せてゐる  客船に見えてゐる  一発でもが、積んでゐる  敵弾にいたんでゐる  一等運転士がつかさどつてゐる  嘲笑つてでもゐる  敵艦を睨んで立つてゐる  空中へ散つてゐる  ものを覗かせてゐる  病苦に悩んでゐる  悪罵に満ちてゐる  毎日つけてゐる  おれを褒めてゐる  上等兵位にこづかれてゐる  つて並立してゐる  鰹が浮いてゐる  野芹などを眺めてゐる  買食ひをしてゐる  命日だけにきまつてゐる  菓子を売つてゐる  みんなそれぞれ買食ひをしてゐる  充分すぎるほど食べてゐる  ハツキリもしてゐる  充分についてゐる  会話であると考へてゐる  非常によく心得てゐる  なかに示されてゐる  わたくしは聞いてゐる  以前から研究されてゐる  公けに決められてゐる  研究をしてはゐる  非常に誤らせてゐる  障碍をなしてゐる  日本語ができてゐる  現象を起してゐる  教養がしみ込んでゐる  対立をみせたりしてゐる  判断してかかつてゐる  居留してゐる  素直に保つてゐる  さかんに売り出されてゐる  家が建ちかけてゐる  それをすすめてゐる  居眠りをしながら走つてゐる  独りで歩いてゐる  うつとりと聞いてゐる  のぞき出てゐる  好意に充ちてゐる  ハンドルを回さうとしてゐる  首を傾げてゐる  眼も眩むでゐる  何処か見覚えてゐる  貴様に惚れてゐる  叙事詩を語るに最も適してゐる  買出電車と呼ばれてゐる  大抵二三輛つながれてゐる  やうもないほど壊れたり汚れたりしてゐる  見分けのつかないほど暗淡としてゐる  やうにひかつてゐる  石の立つてゐる  一歩二歩おくれながら歩いてゐる  辻堂の立つてゐる  鶏が鳴いてゐる  のを見ながら黙つてゐる  つぶつて口から泡を吹いてゐる  かぎり続いてゐる  隣に住んでゐる  間に没してゐる  ものを縛りつけてゐる  何升持つてゐる  虫が鳴いてゐる  



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ヰラレタルナリ  ヰリアム  ヰリアム・シェイクスピヤ  ヰリアム・バアド  ヰリアム・ピット  ヰル  ヰルギル  ヰルソン  ヰルヘルム・アレント  ヰルヘルム・テル


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漂わそ際立つつとめりゃ剃っ寝入り寝つき忍び泣き絡みつか買い入れ読み切らでっち上げ見すえるまみえるたちあがり締め切っなせ謳う受け取揺るごまたげ
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くだらな水っぽ怪き仰々しい久しきあらっぽくちかき耳遠いあたたかう腹だたし細かかっ残り多い手っとり早く古めかし繁しありがたから済まなかっうすきみわるい紅く